Gabo ( ジ アーボ ) を着てみたっ!
こんにちは!
本日は、新ブランドのご紹介です。
と申しましても、ご紹介致しますのは、今月の初めに「Gabo ( ジ アーボ ) !?」という記事において1度触れております、2015年AWより日本の展開が始まった、ナポリ発の新ブランドであるGabo ( ジ アーボ ) です。
実はシルバーウィークに嫁さんが子供を連れて実家に帰省した日がございまして、この隙を見逃さず!?、シャロンさんに訪問しておりました。その日は、それこそ休日でお忙しいにも関わらず、開店から閉店まで居続けると言う、最長滞在時間を更新してしまいまして、オーナーのK氏はじめ、マネージャのD氏、スタッフの皆さまにはご迷惑おかけいたしました。
が、私にとっては夢のような時間でしたので、この日のことは次回のテーマとさせて頂きたいと思います。
■Gabo ( ジ アーボ ) の特徴
さて、そんなわけで、シャロンさんにてゆっくりと時間を過ごさせて頂いたわけですが、秋の新作が続々と入荷しており、色々と試着もさせて頂きました。それはもう目移りしてしまうほど、魅力的なアイテムが多かったのですが、個人的に気になっていたブランドの一つが、本日ご紹介致します、Gabo ( ジ アーボ ) です。
ブランドの歴史や、その特徴などは上記記事をご参考にして頂きたいのですが、私が一言でその”大きな特徴”を皆さまにご紹介するのであれば、それは「価格に対してハンド率が異常に高いこと」です。
決してハンド率の高さが、そのままジャケットやアイテムの良しあしに比例するわけではないことは、本Blogでも何度も申し上げてまいりました。しかし、ハンドの工程が増えれば増えるほど、その生産性はマシン(ミシン)を使うよりも低下するわけですから、必然的に価格も高くなる、という”事実”がございます。
従いまして、だいたい15万円くらいまでのスーツやジャケットは基本的に全てマシン仕上げ。15万円~25万円くらいになりますと、着心地に影響を与える箇所がハンド仕上げ、それ以降は価格に応じて(あとはブランドの考え方により)ハンド率が高くなる、といった感覚を、個人的には持っております。
もちろんデ・ペトリロ(旧ガイオラ)は15万円までの価格帯に入るのですが、襟付けなどはハンド仕上げを行っていると聞きますので、一部例外も当然ながらありますね。
このような中で、シャロンさんにて取り扱うGabo ( ジ アーボ ) は上記でいうところの15万円~25万円というプライスゾーンに入るのですが、なんとハンド率が8割近くにも上るという、価格を考慮すると脅威のハンド率。もちろん入荷の情報は聞きつけておりましたので、今回訪問して最初に拝見させて頂いたブランドなんです。
ちなみに、ジャケットやシャツ、パンツといったメインのアイテムがある中で、ジャケットほどハンド工程の恩恵を受けるアイテムはないのではないか、と言うのが個人的に持っている感覚です。やはりマシンとハンドの着心地の違いは明確にでると思っております。
■シャロンさんに入荷したGabo ( ジ アーボ ) っ!
さて、そんなことを念頭に置きながら、まずはシャロンさんに入荷したアイテムをご紹介したいと思います。ただ、残念ながらスタッフの皆さまが連休中ということでお忙しいこともあり、着用画像は撮影できませんでした。その代り、アイテムの撮影はマネージャのD氏に許可を頂いて行いましたので、ご紹介させて頂きます。
最初にご紹介致しますのは、永遠の定番であるネイビーカラーのスーツです。ちょっと光が入り込んでしまっておりますが、ゴージラインの高さやラペル幅、バルカポケットに袖つけの雰囲気など、ナポリの風を感じますよね!?
生地感としては若干の起毛感もあり、ネイビーがテーマカラー!?である私には気になる1着です。
釦ホールはハンド仕上げ。
イタリアはナポリらしい、人の手をもって仕立てられた、ということを感じる風合いですね。
そして、私がたいていジャケットを見る際に最初に目がいく、フラワーホールとラペルの表情。フラワーホールも当然ハンド仕上げですが、幅広のラペル幅とラペルに施されたステッチが、いかにもナポリらしい風合いを醸し出します。
同じく、使い勝手のよいチャコールグレイも入荷。
シンプルでベーシックなスタイルですが、それでもつくりが本格的な”ナポリ仕立て”と言うのが、オトナです!?
チャコールグレイも起毛感がある生地感。
ネイビーやチャコールグレイはビジネスにおける使いやすさも満点なので、お客さんの支持も高そうです。
個人的に遊びが効いていて面白いと思ったのが、ブラウンベースのハウンドトゥース柄のスーツ。オフホワイトのローゲージのタートルネックに、トリッカーズのカントリーブーツをあわせて、休日を散歩したい感じです。もちろん裾はダブル仕上げ。(笑・妄想中)
こちらも起毛感があり、オン仕様であれば、サックスのシャツにブラウンのタイを合わせてワントーンでもいけますし、ブルーやネイビーのタイを合わせて、アズーロ・エ・マローネも行けちゃいます。
ラペルの表情もご覧の通り。
ビジネスでも使える方であれば、個人的には一押しのスーツです。
そして最後は、キャメルカラーのジャケット。こちらは、ウールのスラックスを合わせてにも、チノパンをあわせても、さらにデニムを合わせても行けると言う、汎用性の高さが魅力です。しかも8割がハンドにも拘わらず、10万円代・・・。
こちらも起毛感のある生地感で、色もウォーム感があって良いですね。
ゴージラインも高めで、バルカポケットのカーブも良いバランスです。
以上が、私がシャロンさんに訪問した際に、入荷していたジアーボの2015年AWの新作です。
ちなみにお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。実は、ジアーボのブランドカラーと言うのが、オリジナルハンガーに使われている色である”蛍光のイエロー”なんです。ちょっと派手ですよねっ。
他のShopで展開しているスーツやジャケットは、この蛍光のイエローがライニングにも使われている(それが標準だそうです。)のですが、そこはベーシック&エレガンスを標榜するシャロンさん。しっかりとスーツ地と同じカラーに変更しております。着てしまえば見えない箇所ではありますが、こういったちょっとした点への配慮が嬉しかったりするのです。
それでは、次に着用感をお伝えしたいと思います。
■Gabo ( ジ アーボ )を着てみたっ!
さて、注目の着心地ですが、さすがハンド工程が8割と言うだけあって、軽いです!
カマは、ダルクォーレやアルフォンソ・シリカに比べると若干浅目な印象ですが、それでも首から肩、腕への一体感はさすがです。
その感覚は、長らくデ・ペトリロ(旧ガイオラ)を着なれた友人BlogerさんであるDateotokoさんをもってしても、「今までに着たジャケットから一歩抜きん出た、着た瞬間に「感動」を覚えたジャケット」と評されてしまうほどの完成度の高さを誇ります。
そのような意味では、いわゆる”ナポリ仕立て”がどういうものであるのか、を知るには最適なブランドであるのかもしれません。それくらい、マシンで仕上げられたジャケットとの着用感は違います。
特に、襟まわりに使われている芯材は柔らか目という印象でしたので、合う人にはピタッと首筋から肩にかけてフィットしてくれる、極上の着心地が得られるのではないかと思っております。
正直、この着心地、そして雰囲気のジャケットやスーツが10万円代後半から20万円前半で購入できてしまう、と言うことに驚きを隠せません。
連休初日に入荷したそうですから、まだサイズなどは豊富にありました。
どれもシンプル&ベーシックなスタイルですから、長く着用することのできるものですね。気になる方は是非、店頭にてご試着されてみてください。きっと私のお伝えしたいことが、お分かり頂けるかと思います!?
・Sharon Shop info
107-0062
東京都港区南青山6-6-21 グロービル青山1、2F
⇒Online Shop(ジアーボは未掲載です。)
Tell:03-6418-5131(受付時間:12:00〜20:00)
Mail:info@sharon-shop.jp
ちなみに私も、少し時間をあけて、再度試着したいと思っておりますっ!