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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

PATEKPHILIPPE(パテックフィリップ) ノーチラス(5711/1A-010)の2年次点検を受ける!

こんにちは!
本日は久しぶりの「時計」カテゴリの記事となります。

と言っても、残念ながら!?購入記事ではございません。(笑)ちょうど昨年末に2014年に購入(※)しておりました、PATEKPHILIPPE(パテックフィリップ)のノーチラス(5711/1A-010)が購入から2年を迎えたため、定期点検に出しておりました。
※購入記事:「PATEKPHILIPPE(パテックフィリップ) ノーチラス(5711/1A-010)を購入!!

先日(と言っても去年ですが)、機構等に大きな問題がなかったので本国(スイス)に送られることなく、無事に定期メンテナンスを終えて、私の手元に返ってきましたので、その時のことに触れながら記事をお送りしたいと思います。
PATEKPHILIPPE(パテックフィリップ) ノーチラス(5711/1A-010)の2年次点検_①

それでは、まいりましょう。

■初めての時計購入
さて、年末年始の定番的な過ごし方!?と言えば、皆さんの中でもご実家に帰省される方が多いと思います。私も例にもれず自分の実家に帰省していたのですが、親とゆっくりと話をする機会と言いますのも、この年齢になってくると普段はなかなかとれなかったり致しますよね。

もちろん年末年始以外にも帰れるタイミングがあれば家族で帰るようにはしておりますが、ゆっくりと時間をとって両親と話す時間があるのかと言いますと、なかなか難しかったり致します。

よって、年末年始に実家に帰省した際の親との時間と言うのはとても貴重な時間だと思っています。そのような中で、今回は父親と時計の話になったのです。ちなみに、私の父はカメラや自動車等が好きなので、お気に入りのウィスキーを片手に夜な夜なメカの話で盛り上がりました。(笑)

これ、なかなか良い時間です^^

何をきっかけにこの話になったのかは失念してしまったのですが、私が高校生位の時に、”初めて自分のお金で買った”と言う時計の話になりました。購入した時計のことは自分のことですから当然覚えていたのですが、”初めて自分のお金で買った”と言うこと自体は、父親から言われるまで全く記憶にありませんでした。

親と言うのは、子供が最初にやったこと、出来たことなどをしっかりと覚えていたりするのですね。

今の私であれば、父親が私が初めて自分のお金で買った時計のことをしっかりと記憶に”残せた理由”がよく分かりますが、独身であったり、子供がいなければ、よくそんなこと覚えているね!と相当驚いたことと思います。

で、肝心の時計ですが、私が初めて購入しましたのは、CASIOのタッチパネル式デジタル時計である「hotbiz」。有名なDATABANK(データバンク)シリーズの1つで、型番で言うと“VDB-2000”と言うモデルでした。
20140802_hotbiz_02[1]
コチラのサイトより画像は拝借致しました。

「タッチパネル」と言う機構が当時とても斬新で、「めっちゃカッコいい!」と若かりし頃の私は強く思ったのでした。当時の価格で確か2万円前後くらいだったように思うのですが、貯めていたお年玉を使って購入したのでしょうね。

画面をタッチしますとメニューがスライドするように入れ替わり、当時はこれが見たくて意味もなくタッチしていたように思いますが(笑)、そんな話で父親と盛り上がるとは思っていませんでしたので、とても懐かしく感じました。

翌日朝起きて、まだ実家にあるだろうと自分の部屋を探したのですが、見あたらず・・・。売却はしていないので絶対どこかにはあるのだと思いますが、この時は残念ながら見つかりませんでした。

「初めて自分のお金で買った時計だ」なんて言われてしまうと、一気に愛着が湧いてきてしまい、電池交換や修理をしてでもまた使いたい!と言う強い想いにかられるから不思議なものですね。モノそれ自体に魅力がある、と言うだけではなく、そのモノの魅力は、それを評価する人が与えると言う要素も多分にあるのかもしれません。

そう言う意味では、パテックフィリップのノーチラスは、私にとって初めての時計でもありませんし、初めての機械式時計でもありませんが、”初めて数年間の貯金を経て”購入した、大切な時計であります。

しっかりとメンテナンスをされた機械式時計は、数十年はもちろん、1世紀を超えても稼働し続けることが歴史的にも、技術的に証明されておりますので、これからもしっかりと定期メンテナンスを行い、自分の人生とともに歩む所存です。

■ノーチラス(5711/1A-010)が2年次点検から帰ってきた!
と、なぜか初めて私が自分のお金で買った時計の話から入ってしまいましたが、この度2年次点検を無事に終えて、私のノーチラス(5711/1A-010)が手元に帰ってまいりました。点検では若干の時刻の遅れが確認出来たと言うことでしたが、磁器を帯びていたわけでもなく、時刻の精度を修正のうえ、納品をして頂きました。
PATEKPHILIPPE(パテックフィリップ) ノーチラス(5711/1A-010)の2年次点検_②

私は他にもブレゲ TYPE XXIIWC ポートフィノ ハンドワインド 8デイズと言う機械式時計を所有しておりますが、時刻の精度と言う観点ではパテックフィリップが頭1つ、いや2つ位抜きんでているように思います。もちろん機械式時計に秒単位での時刻の正確性を求めるのはナンセンスですが、正確な時刻を常に指示していると言うのは、それはそれで気持ちの良いものですね。
PATEKPHILIPPE(パテックフィリップ) ノーチラス(5711/1A-010)の2年次点検_③

なお、今回は1年次点検に続いて2回目と言うことで、ノベルティ!?としてこんなウォッチケースを頂きました。
PATEKPHILIPPE(パテックフィリップ) ノーチラス(5711/1A-010)の2年次点検_④

スタッフの方曰く、旅行などに行く際に便利ですので使ってくださいとのことですが、旅行には怖くてまだパテックは持って行けない小心者です。(汗)
PATEKPHILIPPE(パテックフィリップ) ノーチラス(5711/1A-010)の2年次点検_⑤

ただ、国内旅行であれば、そろそろパテックをつけて行くのもありかなぁなどと思っておりますので、近いうちに行きたいと考えている家族での温泉旅行に、ノーチラスをお伴させても良いかもしれませんね。もちろんその際には頂いたウォッチケースを活用させて頂きますよ。
PATEKPHILIPPE(パテックフィリップ) ノーチラス(5711/1A-010)の2年次点検_⑥

ちなみに、憧れのパテックフィリップのノーチラスを手に入れてもなお、他にも欲しい時計があるのですから、自分の物欲にはちょっと怖くなることがございます。(汗)去年は仕事で頑張った成果が実を結んだので!?、今年はチャンスがあれば、パテックフィリップは無理だったとしても、新しい時計を買うと言うのはアリかもしれません。

もちろん嫁さんの許可、と言う大きな壁を乗り越えることが出来たら、ですけれども・・・。(笑)






ところで、カシオ データバンク(hotbiz)は今では日本未発売だそうで、海外モデルのデータバンクが4000円程度で販売されておりました。これは、実家で絶対に探さねばなりませぬ・・・。




時の洗礼を経ると言うこと:PATEK PHILIPPE GONDOLO(パテック・フィリップ ゴンドーロ)5200

こんにちは!
本日は、今月2度目となる「時計」がテーマです。

■出会いはいつも突然に
先日、数年間の貯金を経て(予約)購入したパテック・フィリップのノーチラスに関する年次点検のお知らせを、購入店であるスフィア パテック フィリップ ブティック TOKYOから頂きました。
※購入記事「PATEKPHILIPPE(パテックフィリップ) ノーチラス(5711/1A-010)を購入!!

長く愛用するためにはメンテナンスは欠かせません!と言うことで、時間を見つけて訪問致しました。その際、非常に貴重な!?出会いを経験したのですが、それが本日のテーマです。
スフィアパテックフィリップTOKYO

まずは、愛機であるノーチラス(5711/1A-010)の状態の確認や、メンテナンスを依頼するにあたっての事務処理的な内容を、マネージャであるN氏とやりとりしたわけです。購入以来、週に2、3度程度の使用頻度で身につけておりますが、シンプルなデザインのために服装を選ばないのが嬉しいところ。もちろん快調に動作してくれております。
パテック・フィリップ・ノーチラス年次点検

その後、入荷のご案内を頂いていた、パテック・フィリップのスタイルを象徴する最も美しいモデル として世界中に知られており、「THE PATEK PHILIPPE」とも言われる!?、Calatrava(カラトラバ)のRef.5196 White Goldを拝見させて頂くなど、束の間の夢見心地に浸っていたわけですが、ふとマネージャのN氏が言ったのです。

「実はrm55さんに、是非お見せしたい時計があるのです。」

そう言って、ブティックの奥からN氏が持ってきたもの。それが、バーゼルワールド2013年に発表された、パテック・フィリップのスクエア型の時計であるGONDOLO(ゴンドーロ)5200モデルだったのです!

時計や服と言ったモノに限りませんが、いつも素敵な出会いは突然だったりするのですよね・・・。(笑)

■PATEK PHILIPPE GONDOLO(パテック・フィリップ ゴンドーロ)5200モデル
ところで、なんとこの GONDOLO(ゴンドーロ)5200モデル、発表されたのは上述の通り2013年だそうですが、発表後に2年も経過した今回が初入荷だそう!!しかも、私が訪問させて頂く少し前に入荷したと言う、なんとも言えないタイミング。(笑)

大量生産されるモノの中でも、魅力的なプロダクトであるアップルの新型iphoneが、発表から数週間後に発売されること考えますと、発表から2年を経過してデリバリーが始まるというのは、今の時代ある意味では大きな驚きです。

パテック・フィリップは、生産本数が限られていることは有名です。ファクトリーのような生産ラインを有しているわけではなく、熟練された職人による組み上げ(手作業)のために致し方ないことではありますが、人がつくる以上、生産できる本数に限界がある、ということですね。

しかも、熟練工は早々に増えるものではないですから、新しいモデルが発表されると、必然的に既存のモデルが廃番になるという、サイクルがございます。決して売れないから廃番にする、のではなく、新しいモデルを生産するためには、生産本数に限りがある以上、既存のモデルを廃番にせざるを得ない、という事情があるようです。

さて、そんな GONDOLO(ゴンドーロ)5200モデルですが、実は発表をした際にはかなりメディアに露出していたこともあり、私も当然見ておりました。それまでスクエアな時計と言うのはジャガー・ルクルトのレベルソ以外、特に興味を持ったことはありませんでした。が、この5200を見た瞬間「美しくて、カッコいい!」という、熱い想いが芽生えたことを今でもはっきりと覚えています。

そして、まさかそんな想いをもった時計の実物を目の前で見ることが出来るとは、まったくもって思っておりませんでしたので、私はかなりの大興奮。(笑)そして、目の前に姿を現したのが、White Goldのこちらのモデルです。
PATEK PHILIPPE GONDOLO(パテック・フィリップ ゴンドーロ)5200④

レクタングラー型の非常に美しいフォルムは、アール・デコ様式からインスピレーションを得ていると言いますが、パテック・フィリップにおける時計デザインのほとんどが、大分昔に出そろっていると言います。

マネージャのN氏が、歴代のパテック・フィリップのモデルが掲載されている書籍を見せてくれたのですが、過去の膨大なコレクションの中に、確かにゴンドーロ(5200)のベースとなるようなデザインを見つけることが出来ました。

つまり、デザインの基本形というのは、既に存在しており、そこにいかに現代的なエッセンスを加えるのか、と言うことがパテック・フィリップ社のデザインの考え方なのかもしれません。
PATEK PHILIPPE GONDOLO(パテック・フィリップ ゴンドーロ)5200②

しかもこちら、中に搭載されているマシンは最新鋭だそうで、曜日、日付表示だけではなく、8日間のパワーリザーブ機能がございます。私が所有するIWCのポートフィノ8DAYSも8日間のパワーリザーブ付きですが、これまた非常に便利です。ゼンマイを手で巻き上げる、というのは時計愛好家にとって幸せな時間の一つですが、やっぱりパワーリザーブ機能は便利ですからね。(笑)
PATEK PHILIPPE GONDOLO(パテック・フィリップ ゴンドーロ)5200③

更に、ブレゲがその精度と安定性を高めるために初めてガンギ車とアンクルパーツをシリコン化したキャリバーを開発したのですが、5200にはパテック・フィリップが開発、特許を取得したというシリコンをベースとした髭ぜんまいと脱進機(アンクルとガンギ車)が搭載されていると言います。

これらを用いることで潤滑油を必要とせず、エネルギー消費を抑えた上で、安定的な稼働を実現すると言う、超ハイテクマシンを搭載していたりするのです。

パワーリザーブ機能は非常に便利ではあるのですが、使い続けると若干精度に問題がでることが多い、と言うのが私がIWCの8Daysを使ってみて感じる印象です。機械式腕時計に厳格な精度を求めることはナンセンスではありますが、時計は、そもそも時刻を知るためのモノである、という本質は重要だと思います。

もちろんIWCのポートフィノ8Daysも使用上大きな問題があるわけではありませんが、恐らくパテック・フィリップのゴンドーロ(5200)は、そのあたりの精度も非常に高いのだろうなと想像致します。
※PATEK PHILIPPE GONDOLO(パテック・フィリップ ゴンドーロ)5200モデルの仕様詳細は、報道資料を参照

ちなみに、当然ながら、価格もスーパー!でして、BMWの5シリーズが新車で購入できてしまう位のお値段です。(汗)マネージャのN氏にはおススメ頂きましたし、個人的も本気で一瞬考えましたが、本気で考えるにはちょっと無理がありました。。なお、念のため!?、帰宅後に嫁さんに話してみましたが、”無言”という名の最大級の否定を頂きましたょ。(笑)

■時の洗礼を経ると言うこと
さて、今年はモノに限らず、人も含めてやたらと感動的な出会いや、素敵な出会いが多いことに感謝しているわけですが、今回もまた、実物を見ることがなかなかできないと言われるPATEK PHILIPPE GONDOLO(パテック・フィリップ ゴンドーロ)5200モデルを拝見できたことを大変嬉しく思っております。(マネージャのN氏、ありがとうございます!)

上述したことではありますが、パテック・フィリップのデザインソースと言うのは、基本的にとうの昔に既に全て揃っている、と考えることができるのだと思います。それこそカラトラバなんかは1932年の登場以来、そのフォルムを大きく変えることなく存在しているわけですが、”時の洗礼を経て”残るものというのはシンプルでいて、ベーシックである。そしてそれらが高次元にバランスされていること、と言うのが非常に重要なのかもしれません。

しかし、同時に”時の洗礼を経る”ためには、たゆまない努力が必要だと思ったりするのです。本日ご紹介したゴンドーロ(5200モデル)も、デザインこそ”時の洗礼を経ている”初期のころのデザインをソースとして持っていながらも、中に搭載されているマシンは、より安定的に、より精度が高くなるようなハイテクマシンであったりするわけです。

「変えてはいけないことと、変えるべきこと」

このあたりのさじ加減が、非常に難しかったりするのかもしれませんね。
私のワードローブも少しずつ”時の洗礼”を経て変わってきております。今後も、”何を変えて、何を残すのか”。そんなことを多少意識しながら、アイテム選びを楽しんでいきたいと思います。




その時計は受け継がれる。父から子へ、世代から世代へ:BOVET(ボヴェ) 威播

こんにちは!
今日から10月ですね。今年もあと3か月!楽しみながら頑張っていきましょう!

さて、本日は久しぶりのカテゴリである、「時計」がテーマです。

■思いもかけぬ出会い
さて、私が機械式時計が好きなことは本Blogを長らくお読み頂いている方であれば周知の事実かと思うのですが、少し前から”懐中時計”が欲しい、と言うことを申し上げておりました。

特に何かの影響があったわけでは全くなかったのですが、ジレのポケットに入れて、必要な時に取り出してみる、という”仕草”がなんともいえずクラシックで良いなと。(笑)

懐中時計と申しましても、新品ではなくヴィンテージを希望しており、それこそ一時期はしょっちゅう良いモノがないか、探しておりました。もちろん最初に検討したのはパテック・フィリップ。アンティークで状態の良いものになると100万円オーバーは当たり前ですが、探せば比較的状態の良さそうなものが、100万円以下でも結構あったり致します。


※ヴィンテージとアンティークの違いは、「アンティーク・ウォッチの魅力」をご覧ください。

それでも、そこまでの懐中時計を購入する資力はさすがにございませんので、オールド・インターこと、昔のIWCの懐中時計も色々とあたってみたりしました。すると、今度は50万円を切る価格であったり、状態によっては比較的手の出しやすい価格のものもございました。


ただ、ヴィンテージ(アンティーク)時計は、メンテナンスが重要ですから、出来ればアフターケアの体制がしっかりしており、何かあったらすぐに相談できる、自宅から訪問出来る範囲のShopで探すのがベストだな、などと考えているうちに数か月が経過しておりました。

そんな時に、たまたま実家に帰省した際、夜中にお酒を飲みながら懐中時計の話を父親にしていると、何やらごそごそと取り出してきてくれた懐中時計があったのです。

なんと、父親の父、つまり私にとりましては祖父が、その昔知り合いから購入し、父親が受け継いだものだそうですが、今は使っていないので、「良かったら持っていくか?」と言うではありませんかっ!

まさに、本日のタイトルにあります、パテック・フィリップのコピーではないですが、「父から子へ、世代から世代へ」時計が受け継がれた瞬間でしたっ!私がまさに夢を見ている!?カタチでの時計の受け継ぎに大変感激し、喜んで引き取ってまいりましたよっ!

■BOVET(ボヴェ) 威播
父親からは、「有名ブランドではないと思うけど。」と言う言葉がありましたが、私にとっては祖父から父へという世代を越えて受け継がれた時計は、どんなブランドにも勝るストーリーがあり、当然ながら「全く構わない。」と答えたのです。

その、世代を超えて受け継いだ懐中時計がこちら。
時計本体のほかに、鍵がついているという珍しいものです。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計①

フェイスには、「威播」(威は口へんの付いた文字)というロゴのようなモノがあったので、中国のものなのか!?と思い、色々と調べてみますと、結構面白いものであることが分かりました。

実はこちらの時計、1822年にエドワール・ボヴェ氏によってスイス時計の聖地!?であり、故郷であるジュラ山脈のフルリエで7番目に古い時計のブランドとして設立された、スイスの「BOVET(ボヴェ)」というブランドの時計だったのです。

スイスのブランドなのに、なぜ漢字!?と思われると思いますが、実は当時、清朝皇帝や貴族向けに時計を輸出し、大成功を収めていたようで、「威播」(威は口へんの付いた文字)と言うのは、「ボヴェ」を漢字にあてこんだ(右から左に読みます)ものだったのです。

清の皇帝が愛しただけあって!?「ボヴェ」 の懐中時計は、ムーブメントを熟練の職人が手作りをし、最高級のエナメルを使い、真珠などをちりばめた 「工芸品」 として名声を得ていたようです。そして、1855年のパリ万博においては、ゴールドメダルを受賞し、世界中にその名声が知れ渡るなど、非常に評価の高かったものなのだとか。

特に清国(1616年-1912年)では権力者が好んで所有していたそうですが、それは清国(中国)において「ボヴェ」と言えば、「時計」を意味していた時代があったということからも、その影響力の強さを伺い知ることができますね。

ちなみに、「BOVET(ボヴェ)」は、今でも現存する時計ブランドなんですよ。昔、清国で人気を博したという歴史的事実を反映してか、江戸時代にはステイタス・シンボルであったという大名時計にも使われていた「漢字十二干支」を採用した、オリジナリティのあるモデルが今現在存在するあたりに、ブランドの歴史を感じますね。


■その時計は受け継がれる。父から子へ、世代から世代へ
さて、それでは、もう少し私が祖父、そして父から受け継いだ時計を見てみたいと思います。
フェイスは恐らくエナメル加工、そして古さは感じるものの、ブルースチールの美しい針を見てとることができますね。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計②

本体は真鍮に銀メッキでしょうか。
父親からは、磨けば綺麗になるとは言われましたが、この時代を感じる風合いも悪くはないな、と思っております。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計③

ヒンジは少し欠けておりますが、こちらをプッシュしますと、裏蓋が開きます。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計④

すると、非常に美しいムーブメントが顔をだします。
表面はプラスチップの内蓋に覆われておりますが、穴が確認できますね。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計⑤

右下に2つある、穴のことですね。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計⑥

実はここに、最初の画像にあった鍵を差し込み、巻きあげます。
一つは、時刻合わせ、もう一つはゼンマイを巻くための穴ですね。竜頭(リュウズ)がないので、鍵を使う、と言うわけです。このあたりの一手間は、好きな人にはたまらない時間です。(笑)
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計⑧

巻きあげますと、しっかりと動作も致します。
「チチチチチ・・・」というノスタルジックな音を奏でながら、針が進む姿には、何とも言えない想いが込み上げます。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計⑨

蓋の内側にもしっかりと刻まれた、「威播」(威は口へんの付いた文字)の文字。ネットで探していたら、全く同じデザインのモデルがアンティーク・ウォッチ店舗で販売されたのを確認できたのです。が、なんと100万円近いお値段で「Sold Out」になっておりました・・・。もちろん状態も良かったのですが、これにはさすがにびっくり。父親はもっと驚いておりましたよ。(笑)
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計⑦

もちろん受け継いだ時計を売ることは全く考えておらず、私も次の世代に引き継がせるべく、しっかりとメンテナンスを行い、良い状態のまま、バトンを渡したいと思います。

「その時計は受け継がれる。父から子へ、世代から世代へ」









アンティーク・ウォッチの魅力:OMEGA(オメガ)アンティーク機械式腕時計

こんにちは!
本日は、全く”詳しくはない”ですが、”大好き”な時計ネタです。

ちなみに、また時計買ったの!?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください!?本日は、所有物のご紹介です。しかも、私の時計ではなく、嫁さんの時計です。

■アンティークとヴィンテージ
さて、「アンティーク・ウォッチ」と言うと、なんだか素敵な響きのように聞こえますね。一般的には1970年代頃までに生産されたものを、「アンティーク・ウォッチ」と呼ぶのだと言います。

ところで、タイトルに「アンティーク」とつけるのか、「ヴィンテージ」とつけるのかで悩んだので、ちょっと調べてみると、一般的には下記のような使わけをしているようです。

・アンティーク
①100年以上の年数を経たもの
かつ
②収集的価値のある、美術品や骨董品

・ヴィンテージ
①20~30年程度の年数を経たもの

ちなみに、アメリカでは1934年に定めた通称関税法にて、アンティークの定義を「100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品」と厳格に定めたと言い、これが「アンティーク=100年以上の年数を経たもの」という理解になったのだそうです。

上記の定義に照らし合わせますと、1970年代というのは、100年以上経過しているわけではない、のですが、現在の「腕時計」と呼ばれるものが初めて地球上に登場したのは1900年に入ってから、と言います。そうなると100年を経過した腕時計、と言うモノが、そもそもほとんど世の中に存在しないことになってしまいますね。

つまり、他の工芸品や美術品と比較すると、歴史が浅いこともあって、1970年代頃まで製造された腕時計を、”アンティーク”ウォッチと言うのかもしれません。

■OMEGA(オメガ)
さて、時計好きの方ではなくとも、名前はご存知の方が多いであろうブランドである、OMEGA(オメガ)。NASAによる過酷な模擬宇宙環境下によるテストに唯一合格し、人類による月面歩行した際の宇宙飛行士の腕には、オメガ社のスピードマスターががはめられていたことは、今や伝説の一つとして語り継がれておりますよね。

オメガは、1848年に設立された時計メーカーですが、それまで手作業に依存していた時計作りの現場に機械を持ちこみ、部品に互換性を持たせるなどして、時計製造の機械化に、いち早く成功したメーカーとしても知られているそうです。

更に、今では腕時計だけではなく、多くの分野にて取り入れられている代理店方式による販売。つまり、特定の販売業者に総代理店権を与えて、販路を拡大していく方式ですが、この方式をもいち早く展開したのも、オメガ社だったと言います。生産方式しかり、販売方式しかり、時計の世界に、「ビジネス」という要素を持ちこんだパイオニアである、とも言うことができそうです。

ただ、当然「ビジネス」的な才覚のみならず、その高い技術力は皆さまご存知の通りです。

「オメガ」という名前はギリシャ文字の「Ω」に由来しており、「最高・究極」といった意味合いを込められてつけられた名前であるそうです。この名前に恥じず、1885年には当時としては驚異的な日差30秒以内という、とてつもないキャリバーを開発したり、冒頭にご紹介した同社を代表するモデルであるスピードマスターは、NASAの過酷な環境下におけるテストにおける耐久性や精度の高さは、折り紙つき。

今では高級機械式時計のカテゴリに分類されるオメガですが、あまりギラギラ感がない、といいますか、いやらしくないイメージ、知的なイメージも手伝って!?私の記憶が正しければ安部首相もオメガのスピードマスターを愛用しているなど、政治家やVIPの方にも愛用者が多いブランドです。

■アンティーク・ウォッチの門をたたく
さて、そんなオメガですが、実は本日ご紹介するオメガのアンティーク・ウォッチは、2年ほど前の嫁さんの誕生日に、私がプレゼント致しました。(自分のものばかり買ってないよ、アピールです。2年も前ですが・・・笑。)

当時は子供が生まれて1年が経ち、いよいよ職場復帰、というタイミングでもありましたので、「ありがとう。これから頑張っていこう!」という気持ちを込めて、以前から欲しがっていたオメガ(かロレックス)の時計をプレゼントした、と言うわけですね。

実は、お気に入りで通っていたインテリア雑貨店がアンティーク・ウォッチを扱っており、そちらで可愛いなと思って目をつけていたものが、プレゼントした時計でした。スタッフの方に聞くと、仕入れ元が信頼できる企業であったために、購入を決意した次第です。

やはりアンティーク・ウォッチは新品に比べると個体差が激しいので、保証はもちろんですが、その後もしっかりとメンテナンス頂けるShopで購入するのが一番かな、と個人的には考えております。

アンティーク・ウォッチの魅力は、やはり独特のデザインと存在感かなと思っています。特に、現代のように合理性が先立つ時代ではなく、しっかりと1点1点にコストをかけ、職人が仕上げてきた時代の工芸品ですから、時を経てまとう佇まいが、現代の時計とはちょっと異なります。

以前も記載しましたが、時を経て価値を見出すことができるものは、決して機械によって生産されたものではなく、人の手によって生み出され、作りだされたものだと思っております。

私も自分の子供が大人になった際、また孫が生まれた際に、そういった価値あるものを少しでも遺したいと思っておりますし、モノだけではなく、子供や孫が、生きていく上で1つでも参考になる経験、そこから生まれる言葉を伝えられれば嬉しいですね。

ということで、本記事の最後には、嫁さんにプレゼントしたアンティーク・ウォッチの実物をご紹介して、締めたいと思います。

■オメガのアンティーク・レディースウォッチ
プレゼントしたのは、こんなスクウェア型のアンティーク・ウォッチです。
革ベルトは当然オリジナルではなく、新品のものになっており、このベルトとのコンビネーションにも惹かれました。
OMEGA(オメガ)アンティーク機械式腕時計①

嫁さんも気に入ってくれているようで、手巻きの機械式ながら、頑張って巻いて使っております。たまに、見てみると、動きが止まっておりますが・・・。(笑)
OMEGA(オメガ)アンティーク機械式腕時計②

この、時代を感じさせる、スクウェアなフォルムも個人的にはお気に入りです。
OMEGA(オメガ)アンティーク機械式腕時計③

裏はスケルトンではありませんが、機械好きな女性、と言うのも珍しいと思いますし、このサイズではなかなか魅せる機構をつくるのは難しいですね。製造当時を考えれば、なおさらです。
OMEGA(オメガ)アンティーク機械式腕時計⑤

娘が大きくなって欲しがれば、プレゼントしてあげてもかまいません。
「あなたが生まれた間もないころに、パパがプレゼントしてくれたのよ。(妄想)」とか、なんだか最高です!(笑)
OMEGA(オメガ)アンティーク機械式腕時計④

ちなみに、アンティーク・ウォッチは初めてでしたが、なんら問題なく、日々、刻々と時間を刻んでくれておりますよ。私も以前から懐中時計を欲しがっておりましたが、実はちょっと前に仕入れて!?おりました。

こちらは、また機会をみてご紹介できればと思います。








Breguet(ブレゲ )タイプXXIを無料でオーバーホール!?

こんにちは!
本日は、時計ネタということで、オーバーホールについて記述したいと思います。

■ミステリーショッピング(覆面調査)を初体験!?
さて、タイトルにございます、”無料で”という言葉が気になった方、いらっしゃいませんか!?(笑)高級機械式時計のオーバーホールと言いますと、5万円前後から10万円程度が相場となっており、時計の機構によっては、それ以上という費用がかかるのが一般的です。

私が所有するBreguet(ブレゲ )のタイプXXIも、購入から今年で5年。若干進みが感じられるようになっていたため、近いうちにオーバーホールをしたいな、と思っておりました。

そんな折に、以前記事として執筆致しました、「機械式時計のオーバーホールをちょっとお得に!行う方法!?」にてご紹介させて頂いた、ミステリーショッピング(覆面調査)のお話を頂戴したわけです。

やはり記事として皆さまにご紹介するからには!?、自分でも試してみようということで、記事化したのちに自ら申し込みを行い、ミステリーショッピングを体験してまいりましたので、その時の経験を本日はご紹介致します。

ちなみに、既にお分かり頂いているかと思いますが、”無料”とはいえ、お仕事の対価としてオーバーホール代を頂く、ということになりますので、何もしないで無料でオーバーホールができるわけではございませんよ。(笑)

■時計のオーバーホールで、ミステリーショッピングをやってみる!
さて、私自身時計のメンテナンスはしたことはあっても、オーバーホールというのは初体験。しかも、ミステリーショッピングは、以前仕事で発注する側になったことはありますが、自身が調査員として調査することはもちろん初体験のため、ちょっとドキドキしながら、申し込みを行いました。

ちなみに、今回の調査会社はパリに本社を置くコンサルティング会社 (DMS APAC Limited)の日本支社である、DMS JAPAN様。主に、高級ブランド店や免税店、自動車ディーラーなどのクライアントを抱える調査会社です。

なお、ミステリーショッピングに関する内容は、上述した記事をご覧頂きたいのですが、大きな流れと致しましては、下記の通りです。

①申込(審査)
②調査マニュアルと調査票の受領、及び電話での調査内容の説明
③覆面調査の実施(マニュアルに基づき実施)
④調査票に調査結果を入力し、報告(納品)
⑤調査票の確認、及び報酬支払い

①の申込では、簡単な質問票に回答をし、調査を続けるかどうかの審査をされます。なお、応募資格はクリアしていたけれど、残念ながら調査不可となってしまった場合の報酬は2000円です。私は今回無事に!?調査続行となりましたので、②の調査マニュアルを受領し、電話での説明を受けて調査を開始致しました。

今回訪問した調査対象先は、なんとスウォッチ グループの総本山!?である、銀座のニコラス・G・ハイエック センター。前回足を踏み入れたのは5年ほど前。それこそ、どの機械式時計にするか選んでいる最中だったので、かなり久しぶりの訪問となりました。
ニコラス・G・ハイエック センター①

ブレゲのブティックに直行する、この透明のエレベーターはハイテクな雰囲気が満載です。
ニコラス・G・ハイエック センター②

エレベーター内部には、高級時計やジュエリーが並びます・・・。
ニコラス・G・ハイエック センター③

ハイテクすぎるのか、セレブな雰囲気すぎるのか、少し落ち着かないのです。(笑)
ニコラス・G・ハイエック センター④


そして、今回通されたのが、カスタマーサービス専門の部屋。ホワイトを基調として、クール&エレガンスな雰囲気です。画面右に見えるガラスの向こうに、時計師が作業をする部屋があります。ガラスだったので撮影は行ったのですが、撮影して良いものか不明だったので、掲載は見合わせておきますね。
ニコラス・G・ハイエック センター⑤

③の覆面調査は、電話やブティックに訪問したあとに、都度、調査票に記述されたチェックポイントについての調査結果を入力して、メールで報告する形です。

オーバーホールは通常作業に1か月程度かかりますので、調査開始から、引き取り、最終的な報告、報酬の支払いまでは1か月半~2か月前後と言ったところでしょうか。なお、私はG.Wをはさんでの調査となったため、最初のやりとりから、報酬のお支払まで2か月ちょっとかかりました。

調査の内容は残念ながら、その詳細を記述することは難しいのですが、もともとミステリーショッピングをなぜクライアントが発注するのか、と言うと、より良いサービスの提供のためですよね。それを考えると、どんなことを調査するのか、といったことがなんとなくお分かり頂けるかもしれません。

なお、④で調査結果を入力した調査票は、調査のフェーズ毎に提出する必要があります。従って、何回か提出することになりますが、時計に関しての素人である私rm55ができる位の調査ですから、決して専門的知識が必要なわけではありません。もし、応募資格を満たされているのであれば、心配なさらずにDMSさんまでお問い合わせ頂くことをおススメ致します。

◆連絡先
・ご担当:
笹野さま

・連絡先:
a.sasano☆dmsapac.com
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■オーバーホールを終えて、戻ってきたBreguet(ブレゲ )タイプXXI
では、最後に、初のミステリーショッピング、そして初のオーバーホールを無事に終えて、戻ってきたブレゲのタイプXXIをご紹介して、本記事を締めたいと思います。戻ってきた際には、こんな簡易型の時計ポーチに入って戻ってきました。
Breguet(ブレゲ )タイプXXIのオーバーホール⑤

ポーチはもちろん費用の中に込なので、購入したわけではございませんよ。
ただ、こういった携帯用のポーチは旅行などの際に便利かなと思っており、ちょっと嬉しかったです。笑。
Breguet(ブレゲ )タイプXXIのオーバーホール⑥

今回は、分解・洗浄、消耗品交換、そして潤滑油交換の他にも、ポリッシング(研磨)まで行って頂いたので、新品のような輝きになって戻って来た自分のタイプXXIには、一瞬驚きました!もちろん精度のチェックも行って頂いたので、進みも解消されておりましたよ。
Breguet(ブレゲ )タイプXXIのオーバーホール①

もともと、私が所有する中では、一番登場回数が多い時計ではありましたが、なんだか更に愛着が湧いた感じです。(笑)
Breguet(ブレゲ )タイプXXIのオーバーホール②

裏面もこの通りの輝きです!
今回はアリゲーターベルトの交換はしておりませんが、ベルト交換をしたら、まさに新品そのものだったかもしれません。
Breguet(ブレゲ )タイプXXIのオーバーホール③

汚れがたまりやすいバックルもこの通り、ピカピカです。
Breguet(ブレゲ )タイプXXIのオーバーホール④

ということで、初のミステリーショッピング、そして初のオーバーホールを無事に終え、現在では私の腕でしっかりと時を刻んでくれている、ブレゲ・タイプXXIのオーバーホールのご紹介でした。
Breguet(ブレゲ )タイプXXIのオーバーホール⑦

ちなみに今回かかったオーバーホールの費用は約10万円。
この”全額”を、調査の報酬として頂きましたので、かなり大きい報酬を頂いたことになりますね。

ミステリーショッピングというのは初めてでしたが、普段何気なく見過ごしていることにも、新たな視点でもって捉えることができたりと、経済的報酬だけではく、自分にとっても大変良い経験となりました。

最後になりましたが、そんな経験の機会を与えて頂いたDMS JAPANさん、ありがとうございました!