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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

無意識の意識化と意識の無意識化

こんにちは!
本日は、「無意識の意識化と意識の無意識化」と言う、ちょっと舌を噛みそうなテーマでコラム的にお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■無意識の意識化
さて、皆様はご友人や仕事の同僚等でファッションについて語ることの出来る方(仲間)をお持ちでしょうか!?
無意識の意識化と意識の無意識化②

「YES!」の方は大変恵まれていらっしゃると思いますので、そういう繋がりは是非大切にされるのが良いと思うのですが、私の場合は、残念ながら「NO!」なのです。

もちろん普段お世話になっているSharonさんに訪問した際には、ファッションネタを心行くまで!?お話させて頂く機会はございますし、中にはコミュニケーションを取らせて頂ける顧客様も存在するのですが、友人や同僚のように気軽に話が出来るかと言うと、そう言うことではございません。

従いまして、少なくともリアルワールドにおきましては服や自身の着こなし等について話をする機会と言うのは無いのですが、幸いなことに私は稚拙ながらもこうしてファッションBlogを持っておりますし、またインスタグラムのアカウントを開設してからは、ヴァーチャルな繋がりではありますがファッションについてお話しすることの出来る方々と繋がることが出来ました。
インスタグラム_TOP画像
※ID:NFLD_rm55

「服が好き」と言う共通の価値観を持っている方々とコミュニケーションが取れる、と言うのは大変に幸せなことですし、色々なことを学ばせて頂けるチャンスでもあると感じております。

そのような中で最近、個人的に学びとなった体験をさせて頂く機会に恵まれました。それは私の記事に対するメッセージを定期的に頂ける方からのご指摘の中にありました。具体的には、最近の記事を踏まえた上で「それは、●●と言うことですよね。」と、私の文章から私の思考や趣向の変化を見事に分析頂き、的確に言語化した上でお伝え頂いた経験だったのです。

かなり的確に私の内面を言語化されていらっしゃっいましたので、読んだ瞬間に正直ドキッとしたほどでした。

考えていることを言語化する、つまり記事を書くと言うことは、私としては意識下の元に行っているはずなのですが、それでも自分の「無意識であった自身の変化」についてその方よりご指摘を頂き、自分で「意識化」出来たことは私自身にとりましては大きな学びと言いますか、気付きになった出来事でした。

他にも、インスタグラムで交流させて頂く中でも、日々「無意識であったことが意識化」されると言う経験は起きております。

私は日々代わり映えしないコーディネートを自身のインスタグラムにポストさせて頂いているのですが、大変ありがたいことに様々なコメントを頂戴することがございます。

コーディネートと言いましても、よほど服装に気を付けるべきイベントがある日であったり、新しくワードローブに仲間入りしたアイテムを使う機会でもない限りは、たいていその日の天気や気分でささっと”無意識”に選んでしまうことが多かったりするものです。

そんな”無意識化”に選び出したコーディネートについて、「●●が良いですね。」と言ったお言葉や、「■■が綺麗です。」と言うご指摘を頂きますと、自分自身として無意識に選んだコーディネートが言語化によって”意識される”こととなり、自分でも気づいていなかった自身のコーディネートの良い点について学ぶことが出来るわけです。

こう言う経験は、とっても素敵なことだと思いませんか!?1人では「無意識」のままになっていることが、「服が好き」と言う共通の価値観を持つ方との交流を通して「意識化」されることになるのです。

■意識の無意識化
そんな「無意識の意識化」が出来ますと、今度は自身のコーディネートの良かった点、素敵だと言って頂けた点の本質と言いますか、エッセンスを取り出す作業に入るわけです。

素材の組み合わせが良かったのか、色の組み合わせが良かったのか。それとも、写真を取る際にたまたま差し込んだ光の加減が良かったのか。

インスタグラムのコメントで良い点は、あまり深く考え過ぎずに瞬発的に感じたことをコメント頂ける点にあるように思います。もちろん中には思慮深くコメントを頂ける方もいらっしゃるのかもしれませんが、直感的に感じたことだからこそ、その装いの中で最も魅力的に感じて頂いた点が取り上げられるのかなと。

無意識に出来たことを一旦言語化し、その本質を取り出して公式化しますと、応用が出来るようになると言いますか、横展開が出来るようになるわけですね。

例えば、スーパー160s'の細い糸を使ったスーツとシルクの光沢感の強いネクタイとの組み合わせがドレッシーで良い!とお褒め頂いたのであれば、同じ素材の組み合わせの「色違い」を試してみることも出来ますし、逆に、ホップサックのように生地の組織の荒い生地のジャケットには、リネン混のネクタイを合わせると、「同じバランス」になって良いのではないか!?などの応用が効くようになると。
無意識の意識化と意識の無意識化

そんな「意識的」なコーディネートを日々こなしていきますと、いつしかそれが「無意識」に出来るようになるわけです。つまり、今度は「意識の無意識化」ですよね。

そうなると、ちょこっとだけ装いのレベルが上がったり、インスタグラムで頂く「いいね」が10個くらい増えるかもしれません。(笑)

自分一人では出来ないことも、共通の価値観を持つ方々との交流を通して出来るようになる。個人的には、Blogやインスタグラムを始めて良かったなぁと感じる大きな点の1つです。

なお、この「無意識の意識化」と「意識の無意識化」ですが、何もファッションのコーディネートに限ったことではなく、自分の生活であったり、仕事であったり、色々な分野で機会さえあれば使えるのではないか、と思っております。もし、「!」と思われ方は、是非色々と試されてみてはいかがでしょうか!?新しい世界が開けたりしちゃうかもしれませんよ!?(笑)






色を考える

こんにちは!
本日は「色を考える」と言うことで、若干メンズファッションの範疇を超えてしまいますが、コラム的にお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■色の起源
さて、普段コーディネートを考える際に欠かすことの出来ない要素の1つが「色」だと思います。

色は反射した光が私たちの目、より具体的には角膜や水晶体、網膜を通じて脳に届くことで認識が出来るわけですが、現代の私たちの生活には色が当たり前のように存在致しますので、普段ファッションを楽しむ中で「色」や「色の起源」等について考える事などは無いと思います。
E.G. CAPPELLI(イージー カペッリ)のネクタイ祭り(2016AW)_①

例えば皆さんも過去に勉強したことがあるであろう、冠位十二階。今から1400年以上前の604年に聖徳太子によって定められたとされている、日本初の冠位制度、つまり能力によって身分が定められた身分制度が冠位十二階です。

名前は記憶にあると言う方も多いと思うのですが、冠位十二階の特徴の1つに、身分によって色分けをしたと言う点があります。中でも最も位の高い色として設定されていたのが、「紫」でした。

勉強をした当時はなぜ「紫」が最高位に設定されたのかを全く理解出来ませんでしたが、「紫」が最高位に設定された理由が試験に出ることはないので調べることもなく、冠位十二階と言う身分制度の名称と最高位は「紫」と言う事だけを機械的に記憶していたように思います。

ところで、皆さんはなぜ「紫」が最高位に設定されたのか、お分かりになりますでしょうか!?

その答えをまず申し上げますと、「当時は紫の希少性が高かったから」と言うのがその理由となります。希少故、なかなか手に入らないからこそ、身分が最高位の人間しか使う事が出来なかったのが、「紫」だったわけです。

では何故希少だったのか、と言いますと、「紫」と言う色が当時は簡単には出せなかったのです。

その昔、地中海東岸に位置する場所で採取された貝の分泌物が、紫色を出すための染料に用いられていたそうです。ただ、当然貝は1つ1つが非常に小さいですから、1つの貝の分泌物から染料に使える十分な量が取れるはずもなく、「紫」と言う色は作り出すのに非常に手間暇がかかる色だったわけです。

貝紫は、『ローマ帝国などでは非常に高価な染物として特権階級にふさわしいものともてはやされた』とウィキペディアには記載がありましたが、貝の採取が行われていた現地でさえそのような扱いですから、そこからシルクロードを経由して中国に入り、ようやく日本に到達したインポートカラーである「紫」が、いかに高価で希少性が高い色であったのかは、ご想像頂けるかと思います。

別に本記事では「紫」の希少性をお伝えしたいわけでないのですが、今では人工的に容易につくりだすことが出来る色も、その昔は生産方法が限られれるために貴重な色が存在したり、また、それぞれの色に起源があり、意味があった時代が存在したと言うことなんです。

■制服に紺色が多い理由
いやいや、そんな昔の話をされてもリアリティが無いし、と仰る方、まさに仰る通り!なのですが、中には昔ながらの色の起源が現代まで繋がっている例もあったりするのです。

例えば日の丸と同じくらい日本を代表する色として使われることの多い、紺色。
E.G. CAPPELLI(イージー カペッリ)のシルク 小紋柄ネクタイ(2016AW)_⑤

野球の世界大会などでは日本のユニフォームには紺色がメインカラーとして使われておりますし、サッカーではサムライブルーとして藍色が使われていますよね。また、ファッションで言えば、日本は今や世界でも最高峰のデニムの産地として名を馳せているわけですが、デニムといえばインディゴ。つまり、藍染だったり致します。

紺、藍色は、日本人には古くから愛された色の一つです。もちろんその起源は日本が多くの事を学んだ中国から奈良時代に入ってきたようですが、日本では原料となるアイ(植物)が比較的容易に入手出来たことから、庶民や武士、大名など身分を問わずに広く愛された色だったと言います。

ところで日本の制服、例えば学生や駅員、バスの運転手の制服などに使われている色に紺が多いと感じたことはありませんか!?

実はこの背景には面白いエピソードがあるのです。

それは、確か明治時代に入った位だったと記憶しているのですが、時の日本政府が国の運営に”組織”を取り入れる為に欧米に学びに行ったことがあったそうです。その組織を学びに海外に渡った際に目にしたのが、ユニフォーム、つまり制服だったのだとか。

組織を使って人を管理、動かすには”制服が必要”だと。

ただ、当時の日本政府は財政的にとても厳しい状態にあったようで、欧米のような多色を用いた制服を作ることは難しい。さて困った、どうしようとなったわけですね。

そんな時に染料として注目されたのが、日本人に古くから親しみがあって染色のノウハウがあり、かつ安価に染料の原材料が手に入る藍染だったそうです。

よって、ここで制服=紺と言う、公式が作られることになったわけです。この話は生きて行く上で全く必要では無い知識ですし、知っていても決してお洒落になれるわけでは無いのですが、こんな事を頭の片隅に入れておきますと色との向き合い方が少し変わる気がしませんか?(笑)

■色を考える
と言う事で、色には起源や歴史があるということを、かなり乱暴な文章ではありますが、ザッと見てきたわけです。

私達が普段着ている服は、「”洋”服」と言いますように日本古来のものではありません。

よって、本ブログでも過去に少し触れた事がありますが、特にドレスウェア(タキシードやスーツ等)には、イギリスを中心として、イタリアやアメリカなどの海外の国によって作りあげられたルールが存在致しますね。

よって、私は洋服を着る際、その歴史やルールを尊重した着こなしを可能な限り意識をするわけですが、どこかで日本人としてのアイデンティティも表現出来たらな、と思うことがあったり致します。

ドレスの装いに自分の個性を出したい!とは全く思わないのですが、インスタグラムを通じて世界の服好きの方々と繋がる事が出来る世の中だからこそ、洋の服のルールの上で、日本人らしい色合いを使ってスタイルを発信出来たら面白いかなぁなどと思っています。

皆さまも是非、色について、または日本的な色遣いについてちょっと考えてみると、色との新しい関係性が構築出来たり、普段の装いの楽しみをより豊かな物に出来るかもしれませんよ!?






サファリジャケットが気になる!?

こんにちは!
本日は、ちょっと前から私が気になっているアイテムをテーマに取り上げて、お送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■サファリジャケットが気になる!
最初に申し上げますと、私が気になっているアイテムとは「サファリジャケット」ですっ!

そもそも、「サファリジャケット」とは、その名の通り『元々アフリカの草原地帯でサファリに出かける目的のために考案された衣服』のことですね。

『19世紀の末に、サファリスタイルのジャケットとして、快適さと機能性を求めて考案されアングロアフリカンの冒険家によって普及した』そうですが、コットンや軽量のポプリン、またリネン素材などで仕立てられる事が多く、イメージ的には下記のような雰囲気を持ったジャケットのことです。
TITO ALLEGRETTO_サファリジャケット
※SharonさんのオンラインShopより拝借したTITO ALLEGRETTOのサファリジャケットのイメージ
※『』内は、wikipediaより引用

もう少し原型に近づけるのであれば、上記のジャケットに肩章(エポレット)やウエストベルトなどをつけますと、「あれね!」とお分かり頂けるかもしれません。

ところで、読者の皆様の多くが普段お世話になっている行きつけのショップをお持ちだと思うのですが、そう言った存在のショップを持っている事の良い点の1つには、”試着がし易い”と言う事を挙げることが出来るのではないでしょうか。

もちろん真剣に購入を検討しているアイテムは当然に!?試着をさせて頂くと思うのですが、あまり馴染みのないショップですと、ちょっと気になるから着てみよう!と言う想いになりにくいと言いますか、遠慮をしてしまう小心者の自分がいたりします。

しかし、日々通い慣れており、スタッフの方とも打ち解けておりますと、「ちょっと気になるので試着しても良いですか!?」と言う言葉がすんなり出てきます。(笑)実は、そんな経緯で購入することとなったのが、以前「Maison Margiela (メゾンマルジェラ)のライダースジャケットを購入!」と言う記事でご紹介させて頂いた、ライダースジャケットでした。

それまでは気になっても試着することのなかったレザーのアウターをSharonさんで試着させて頂いたところ、カッコ良い!となり、巡り巡って結局マルジェラのライダースジャケットを購入したと言うお話でしたね。

実は今回も構造としましては全く同じでありまして、それまでは気にはなっても試着をしたことが無かったサファリジャケットを初めて試着させて頂いたのが、Sharonさんでした。もちろん試着をしたのは上記に掲載させて頂いた、TITO ALLEGRETTOのサファリジャケット 。

エポレットやウエストベルトが付いていないことから、カジュアルジャケット感覚で使えると言う使い勝手の良さもありましたが、思っていたよりも敷居が高くなく、かつ新鮮で、魅力的だったのですよね。

ただ、ご存知のように私は頻度高く使うドレス系アイテムから購入をしていきますので、シーズン後半に予算的に余裕があったら購入しようと思っていた矢先に、マイサイズが完売。(泣)価格も比較的手ごろだったこともあり、初めてのサファリジャケットとしては最適で!?、非常に残念に思った記憶がございます。。

その後色々と探しはしたものの、形や雰囲気、価格と言った点で総合的に惹かれるものを見つける事が出来ずに、今に至っている次第です。

とは言え、最近のオフの日にする格好と言えば、かなりカジュアル化しておりますし、スタイルとしてもクラシコイタリア系と言うよりも、アメカジに近い雰囲気。

と言うことで、最初に気になっていたジャケット感覚で使えるものよりも、よりサファリジャケットの原形に近い雰囲気を持ったものを今は欲しております。ここ最近はサファリジャケットのことを少し忘れていたのですが、インスタグラムで交流させて頂いている方がマッキントッシュの素敵なリネン素材のサファリジャケットを着用されていらっしゃるのを拝見し、やっぱりカッコ良いので自分も欲しいなと。(笑)

■カッコ良いサファリジャケットを求む!
と言うことで、本日は読者の皆さまにカッコ良いサファリジャケットの情報がないか、是非お伺いしたい!と言うのが最大のメインテーマであったりします。(笑)

ちなみに、今は古着のリーバリス501やカーゴパンツ(共に裾幅18.5~19cm)などに合わせて着るようなイメージを持っておりますので、特段ブランドにもこだわっておりませんし、新品、古着、どちらでも良いと思っています。しいて言えば、休日に子供と一緒の際に使いますので、インポートもののジャケットのように高額では無いもの、と言った感じでしょうか。。

少し調べただけでも、色々な雰囲気のサファリジャケットがありますね。例えば、本ブログで長らく扱っておりますクラシコイタリア的な着こなしをするのであれば、やっぱり同じようなイタリア系のブランドで揃えるのが良いと思います。もちろん合わせるパンツもテーパードが効いていて、裾幅18cm以下が目安。イメージにあるのは、数シーズン前に展開していたラルディーニでしょうか。



また、ラルディーニはベルト付きのサファリジャケットと言う、原形により近いモデルを今季展開しておりますが、10万円オーバーと言うプライシングです。カッコ良いですが、私の持っているプライスゾーンのイメージよりもだいぶ高い感じです。



私のイメージするサファリジャケットの雰囲気に近いものをあげるのであれば、王道中の王道!?であるラルフローレン。ラルフは特にこう言ったテイストの作り込みが上手いので、良いなぁと思うカタチや、雰囲気、価格のモノが多かったです。が、気になるものは、どれもマイサイズが完売中・・・。



やっぱりアメリカ物に惹かれているのでしょうか。正確に言うとサファリジャケットではなく、ハンティングジャケットですが、FILSONのヴィンテージなんかもちょこっと視野に入れていたりします。



ちょっと面白いところで惹かれたのが、メゾンキツネのM65的なミリタリー色の強いサファリジャケット。サイズ的にもいけそうなので、アリかななんて思っていたりもします。しかも古着なのでお財布にも優しいですし・・・。



下記はウール素材なので今回は対象外なのですが、持っている雰囲気としては今のイメージに近いでしょうか。ちょっと男くさい感じが良いですね。ちなみに、エンジニアードガーメンツのものです。



なお、私の持っているイメージとはテイストが異なるのですが、クラシコイタリア系で合わせてみたい!と言うご希望をお持ちの方におススメなのは、オスカーマランゴンのサファリジャケット。使っている素材は一流なので、破格かと思いますょ。



実際、可能な範囲で様々なショップ(古着屋を含む)を見て回っておりますが、いまだにコレだ!と言うサファリジャケットとは出会えておりません。ま、焦っているわけではございませんので気長に探そうかなと思っておりますが、もしこのメーカーがおススメ!と言う情報やこんなショップを見てはどうか!?と言うアドバイスがございましたら、是非ご教示頂けば幸いです。






ジャケットとシャツのちょうど良い関係を、考える。

こんにちは!
本日は、「ジャケットとシャツのちょうど良い関係を、考える。」と言うテーマで、コラム的にお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■ジャケットとシャツのちょうど良い関係を、考える
さて、仕事で毎日のように着ることの多いジャケットとシャツ。コーディネートの際に、色や柄、素材について考えることはあっても、シャツのカラー(襟)とゴージラインとのバランスまで考えてコーディネートをされている方は、実際のところそう多くはないのではないでしょうか。

ゴージラインとは、ジャケットの上衿と下衿とを縫い合わせている境目のラインのことですが、3年前に「スーツの正しい着こなし方、ご存知ですか!?」と言う記事中でご紹介差し上げた「男の服装術」と言う書籍の中で、著者である落合正勝氏は、”シャツのカラーの中央あたりからゴージラインが出るのが最もバランスが良い”と言った趣旨のことを述べておられます。

具体的には以下のような状態ですね。ちょうどシャツの襟の中央付近から、ジャケットの上衿と下衿の縫い合わせている境目のゴージラインが伸びていることがお分かり頂けるかと思います。落合氏はその他にも美しく装うための細かな着こなし方法を述べておられますが、ジャケットのゴージラインとシャツについて言えば、このような着こなしがバランスが最も良いとされております。
カラー中央_①3

私は書籍を読んだ3年前こそ、「そんなものなのか」程度の理解しかなく、また自身としてそこまで「ジャケットとシャツの関係」について追求する美的意識を持ち合せておりませんでしたので、自分が毎日コーディネートする際に、上記についてはあまり考えてこなかったと言うのが正直なところです。

ただ、最近はスーツやシャツについてス・ミズーラをする機会も少しずつですが増えてまいりました。やはり高いお金と長い時間をかけ、また職人さんにも相応の手間をかけて頂くわけですから、購入する側としてもそれなりにしっかりとした美意識、コダワリを持っていないと職人さんにも失礼ですし、自分としても勿体ないと思うようになってきたわけです。

そのような中で、”頭の片隅”にあったジャケットのゴージラインと手持ちのシャツとのちょうど良い関係について、この度考えてみることにしたのです。

■これまでの着こなしを振り返る
そこでまず、直近にインスタグラムにポストさせて頂いた画像からゴージラインとシャツとのバランスをざっと確認してみたのですが、カラーの中央付近からゴージラインが出ているもの、中央より上、または下から出ているものがありました。実際にいくつかピックアップしましたので、着こなしのバランスなどを確認してみたいと思います。

最初はバランスが最も良いと(落合氏が)提唱されている、カラーの中央あたりからゴージラインが出ている着こなしです。ソリートのジャケットにアヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノのワイドカラーのシャツを合わせておりますが、ほぼ中央付近からゴージラインが伸びておりますね。
カラー中央_①

こちらは少し引いた画像です。この角度ですと、中央から少し上に位置しているようにも見えますが、ほぼ中央です。
カラー中央_②

続きましてはこちら。アルフォンソ・シリカのジャケットに、BEAMSFのオリジナルシャツ。襟はワイドカラーで、こちらもほぼ中央からゴージラインが伸びてきます。
カラー中央_②2

同じく、少し引いた画像です。確かに中央付近からゴージラインが伸びていると、不思議と”安定感”があってバランスが良いように感じます。もしかしたら事前に知識が頭に入ってしまっているので、そのあたりも感覚に大きく影響を与えているかもしれませんが・・・。
カラー中央_①2

どんどん行きましょう。お次は、中央から下気味の着こなし。最初にご紹介したアヴィーノのシャツと同じですが、ジャケットがシャマットになりますと、上衿と下衿とを縫い合わせる場所のスタート地点が若干変わりますので、カラーの中央よりやや下気味からゴージラインが伸びることになります。
カラー中央より下気味_①

私はハイゴージのジャケット・スタイルを好んでおり、シャツのカラーはワイドスプレッドとカッタウェイを好んでおります。よって、全体的なバランスは上に来るように思います。だから、と言うわけではないのかもしれませんが、この程度のバランスであれば、個人的には全く気になることなく、着用出来てしまう気がします。
カラー中央より下気味_②

では、更に下がるとどうなるのかを見てみましょう。それが、こちらです。私が自分の着こなしをざっと見た範囲では、シャマットにジ・イングレーゼのカッタウェイカラーを合わせると、カラーの中央より大分下からゴージラインが伸びることになるようです。落合氏に言わせれば、シャツのカラーの延長線上にゴージラインが来るような着こなしはダメだと。(笑)
カラー中央より下_①

個人的にはシャマットとジ・イングレーゼの組み合わせは好きなのですが、確かに少し引いた画像で改めてみてみますと、若干全体的なシマリと言いますか、メリハリが弱くなってしまうようにも思います。。
カラー中央より下_②

ちなみに、シャマットのアイコン的存在であるニコラ・リッチ氏は、シャツにレギュラーカラーと同じスプレッド(襟の角度)で、ややロングポイント気味のものをよく合わせておりましたね。そうすると、シャツのカラーのほぼ中央付近からゴージラインが伸びることになりますので、バランス感も良いと。さすが、自身のブランドを最もカッコよく着こなす術を知っていると言った感じでしょうか。

最後は、中央からやや上気味の着こなし。スミズーラのスーツにモンテサーロのシャツ(ス・ミズーラ)を合わせています。カラーはワイドスプレッドですが、私のこれまでの着こなしの中では、こちらはが唯一、シャツのカラーの中央やや上あたりからゴージラインが伸びる着こなしでした。
カラー中央より上気味_①

ただ、シャツのカラー中央付近よりも下からゴージラインが伸び、カラーの延長線上にゴージラインが着てしまうような着こなしに比べると、まだ中央付近から上であった方が違和感はないようにも感じますが、皆さまはいかがでしょうか!?
カラー中央より上気味_②

■シャツのカラー(襟)中央からゴージラインが伸びるのが絶対なのか!?
実際に自分自身のこれまでの着こなし、合わせ方を改めて見てみても、やっぱり最初に目がいくのは色や柄、そして素材と言った点で、ジャケットのゴージラインがシャツのカラーのどのあたりから出ているのか、と言う点については、意識していないとなかなか目に止まらないと言う印象であるのが率直な感想です。

その上で、あえて意識をして両者の関係を見てみますと、落合氏の提唱が未だに残っているだけあって、確かにシャツの中央付近から伸びるゴージラインの着こなしはバランスがとても良く、整っている感じがします。結果としてそれが安定感、安心感につながりますので、理想の着こなしとしては落合氏の仰る通りだと感じました。

しかし、私自身の今時点で持ち合わせている美意識、感覚ですと、厳密にシャツのカラーの中央付近からゴージラインが出ていなかったとしても、大きな違和感はないように感じたのもまた正直なところです。

特に私の場合は、上述しましたようにゴージラインが高めのハイゴージのスタイルを持つスーツやジャケットを好んでおりますので、ゴージラインがショルダーラインとほぼ並行に走ることで、線の強さと言う意味ではショルダーラインに吸収されてしまうようにも思います。

従いまして、私の着こなしの中であまり強調されることのないラインになるためか、さほどそのラインがシャツのカラーのどのあたりからでようとも視線がそこに集まる事がないのかもしれません。

恐らくこんなこと(ゴージラインとシャツの関係性)に気付く人は社内外でも99.9%、いや100%誰もいないと思いますので(笑)、このように着こなさなければいけないと言うよりも、自分自身のコダワリ、美意識に従って着こなすのが良いように思いますし、気にならないのであれば、気にしないのが良いのだと思います。

私自身は今回改めて振り返ってみて、シャマットとジ・イングレーゼのカッタウェイカラーの合わせ方は再考する余地があるな、と思いましたが、それ以外につきましては大きな違和感もなかったですし、確かにカラーの中央付近から出るゴージラインは綺麗でバランスが良いですが、それ以外の場合との差異はさほど大きくないとも感じました。

今回考えてみたところで、こう着こなすべきだ!と言う物が思ったほど見えなかったので、まだまだコダワリを持つ程自分の感覚が成長していないのだろうとも思いました。

ただ、これから本日の記事をきっかけとして意識をしていくことで、感覚が成長したり、更に研ぎ澄まされることがあるかもしれませんので、自分なりの「ジャケットとシャツのちょうど良い関係性」を見出した暁には、改めて記事化させて頂ければと思います。






カジュアルスタイルは難しい!?

こんにちは!
本日は、「カジュアルスタイルは難しい!?」と言うことで、コラム的にお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■自由と言う名の悩み
さて、昨晩より始まりました、リタリオリブロさんの年度末感謝セール。皆さんはチェックされましたでしょうか!?私はもっぱらカジュアルアイテムを中心にチェックを致しましたが、実は最近、カジュアルアイテムにもちょっと力を入れ始めております。いや、正確には力を入れようと考えているところです。(笑)
カジュアル①

と申しますのも、本Blogでも何回か記述させて頂いておりますように、現在の私のライフスタイルですとオフのスタイルを上質なアイテムで揃える!と言うのは難しい上、ドレスアイテムに投資の大部分をさいておりますので、純粋に手が回らない(資金不足)と言う事情もございます。

特に、小さい子供と遊ぶ際に服を気にしてしまう”小さな”自分が大嫌いですので(泣)、子供との時間に集中することが出来る、つまるところ、細かいことを気にしなくても良いようなアイテムを中心に、オフは過ごすことになるわけです。
春のスプリングブルゾン_ニットブルゾン

とは言え、服は好きですし、カジュアルであっても服を楽しみたいと言う欲求はあるわけですね。更に、インスタグラムで交流をさせて頂いている方からカジュアルコーデももっと見たい!と言うご要望なんかも頂いたりしますので、苦手意識はありつつも、”数をこなさないとセンスは磨かれない”と言う想いで、細々とカジュアルコーデもポストさせて頂いております。
春のスプリングブルゾン_ライダースジャケット

しかし、カジュアルスタイルをちょっと真剣に!?考えるようになって強く思うのは、

「カジュアルスタイルの難しさ」

なんですよね。普段の生活でもそうだと思うのですが、「一定の制約下において自由にやれ」と言われるのと、「制約が全くない中で自由にやれ」と言われるのとでは、対応のし易さが大違いなわけです。
カジュアル②

例えば着こなしにおいて一定のルールがあるドレススタイル(仕事着)であれば、ジャケットやパンツ、そしてシャツとネクタイ。更に、靴に時計に、ポケットスクエアと言った使うべきアイテムは基本決められている(限られている)、つまり制約があるわけです。
サルトリアソリートのトランクショー201702_①

後は、その最低限の制約に従った上で、考える人はアイテムや素材、柄の持っている歴史的な性格や意味合いとTPOを踏まえて、セレクトをしていくわけですね。

もちろん素材も季節によって一定の制約はありますから、選択出来る幅と言いますのは、そんなに広くは無いように思うのです。そうなりますと、基本のスタイルは皆ほぼ同じですから、悩むことも少なくなるように思います。
ソリートの2016awトランクショー参加スタイル①

他方、何の制約もない、誰からも何も言われない(嫁さんやパートナーから突っ込みがある御方もいらっしゃるかもしれませんが・・・)ようなカジュアルスタイルともなりますと、さて、何を、どう着て良いのやら、と途端に悩むことが多くなってまいります。
カジュアル③

その上、スタイルもアメカジやストリート、モードやら、種類も増えますし、更に細分化されて細かく分かれているともなりますと、もう訳が分からなくなってきてしまいます。

つまり、自由故の大きな悩みが頭をもたげることになるわけですね。自由って、意外に恐ろしいですね。

■ドレススタイルの考え方を転用する
と言うことで、カジュアルスタイルでは特に迷える子羊のようになってしまっている今日この頃ですが、そんな時に暗闇から抜け出すための希望の光!とは言いませんが、1つの指針となりますのが、自身がドレススタイルにおいて経験してきた、いや、正確には経験させて頂いたことです。

本Blogを書きはじめた当初から比較しますと私のドレススタイルは大きく変わりました。今では自分でも自信を持って「このスタイルが好き!」と言えるようなスタイルを見つける事が出来、少しでも抱いている理想に近づくべく、日々努力をしております。

もちろんそれには、迷える私に対しまして灯台の灯りのように目指すべき方向をご提案頂いた、普段お世話になっております南青山に店舗を構えていらっしゃいますSharonさんの存在が大きいと言いますか、むしろSharonさんの御蔭であると、深く感謝しております。

現時点で、カジュアルなオフのスタイルにおきましては、これまでの人生を通して(ファッションで)経験してきたことや、手持ちの服などを使いながら、分類するとしたら”アメカジちっく”なスタイルを楽しんでおります。

ただ、ドレススタイルにおけるSharonさんのような存在になりうるShopやこう言う方のようになりたいなと言う目標になる人が見つかかりますと、より自身のカジュアルスタイルにおける方向性もはっきりするのだろうなぁと想像しています。よって、今は日々空いている時間を見つけては、インスタグラムにて参考になるような方々のスタイルなどで勉強をさせて頂いております。(笑)

「守・破・離」ではないですが、理想とするカジュアルなスタイルをまずは見つけ、それを再現することから始めてみて、そのうちその型を破ってみて、最後にこれが好きだ!と言う自分のスタイルに行きつけば良いなぁと思いながら、過ごしております。

もしこんなカジュアルスタイルどうですか!?と言うご提案やアドバイスがございましたら、是非ご教授くださいませ。参考にさせて頂ければと思いますっ!