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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でパンツを仕立ててみた!:採寸編

こんにちは!
本日は、「Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でパンツを仕立ててみた!」と言うことで、前回ご紹介差し上げましたSharonさんの手縫いのパターン・オーダーこと、サルトリア・シャロンでパンツを仕立てて頂くことにしましたので、その採寸編と言うことでお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■サルトリア・シャロンのパンツはいかがですか!?
さて、実はサルトリア・シャロンでパンツを仕立てて頂くのは今回が初めてです。以前、Sharon専属の職人であり、サルトリア・シャロンの監修を行っている直井氏のブログにてサルトリア・シャロンでパンツを仕立てている方が取り上げられており、少し気になっておりました。

その後、前回ご紹介差し上げましたように、サルトリア・シャロンにてブラック・スーツ(略礼服)を仕立てて頂き、私自身としてサルトリア・シャロンのパンツの穿き心地、作りの良さを実感することが出来たわけです。

このような中で、現在吊るし(既成品)のパンツメーカーとして個人的に最も気に入っているのが、ナポリで1世紀以上にわたってパンツを作り続けてきたと言う職人家であるモーラ家のパスクワーレ・モーラ氏が手縫いにて仕立てているレ・スパーデ。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ 千鳥格子柄のウールパンツ(2017SS)_③

毎シーズン恒例のように買い続けてきましたので、現在では私のワードローブ内のパンツ部門では最も”幅を利かせている”ブランドでもあります。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ (チャコールグレー)ウールパンツ(2017SS)_⑥

このレ・スパーデですが、Sharonさんが毎期セレクトされるものの多くはシンプルでベーシックなソリッドのものが多く、色もドレスパンツですとグレーやネイビー、ベージュと言ったカラーリングである傾向がございます。

そんな時に、昨年購入したサルトリア・ソリートのベージュのジャケットやアルフォンソ・シリカのキャメルカラーのジャケットに合わせるパンツを欲しており、出来ればチェック柄が良いなぁと考えておりました。そこで、レ・スパーデだとシンプルな物が多いので、自身で仕立ての良さを実感することが出来たサルトリア・シャロンでジャケットに合う色、柄のパンツを仕立ててみようかなと思い始めたのが、今回お願いするに至ったきっかけでした。
サルトリアソリートのトランクショー201702_①
※サルトリア・ソリートのジャケット

Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のカシミア 3Bシングルジャケット_着用イメージ③
※アルフォンソ・シリカのジャケット

■世界のカノニコは足が早い!
そこでこの2017年AWには、サルトリア・シャロンでパンツを仕立ててみたいので、秋冬の生地バンチが入荷したら連絡が欲しい旨を直井氏にお伝えしていたわけです。

今回想定した生地は、世界のカノニコ!世界で最もその生地の輸入量が多い国の1つであると言う日本は、その調達コストも低いがために、生地のクオリティに対して比較的リーズナブルな価格で購入できるのがカノニコである、とは以前も記載しておりました。
サルトリア・シャロン_パンツ生地①

サルトリア・シャロンのパンツの価格は55000円(税別)~です。よって、税込みでも1ケタ台に抑えることが出来れば手縫いのパンツとしてはリーズナブルかなと言う想いもあり、今回はカノニコを選びました。

現在ではナポリの手縫い仕立ての吊るし(既製品)のパンツも増え、Sharonさんで扱うレ・スパーデ以外にもちらほら見かけるようになりましたが、だいたい8万円前後から中には二ケタ近いものまでございます。正直そこまで出せばス・ミズーラ(ビスポーク)が出来てしまうと感じておりましたので、自分の中での現在の価値観に基づいての判断と言うことですね。

ただこのカノニコ。比較的リーズナブルながら品質が良いと言うことは服好きの方であれば知れ渡っていることですので、生地バンチが入荷する8月中であっても売り切れる生地が出るなど、人気の生地ブランドなわけです。

そこで一番選択肢が多いうちに選んでおこう!と言うことで、先日2017年AWのカノニコの生地バンチが入荷したと言うご連絡を頂いてから早々に伺ってまいりました。

今回直井氏と相談の上で私が選んだのは、グレーベージュのような色合いが特徴的な、ハウンドトゥース柄のこの生地です。合わせたいジャケットであるソリートとシリカはともにカシミア。よってあまり起毛感の強い生地ですと全体的にモコモコしてしまうと言うこともあって、程良い起毛具合のものをセレクト。
サルトリア・シャロン_パンツ生地②

他にも、チャコールグレーカラーやブラウンよりの同じ柄、生地感のものがあったのですが、ドレス過ぎず、かと言ってカジュアル過ぎない絶妙なラインとしてこのグレーがかったベージュにすることにしました。
サルトリア・シャロン_パンツ生地③

生地はSuper 120'sのウールフランネル。目付は270gmsと、秋冬生地としては使い勝手の良い生地ではないかと思っています。
サルトリア・シャロン_パンツ生地④

ちなみに私が伺った時点(8月前半)でも既に売り切れの生地がありましたので、この秋冬にカノニコで仕立てたい!とお考えの方は、お早めに行動される方がいかもしれませんね。

■サルトリア・シャロンの採寸
今回は手縫いのパターン・オーダーになりますので、サンプルのゲージがあります。よって、ウエストサイズの採寸をもとに、ベースとなるサンプルゲージのサイズを選びます。私の場合はウエスト75㎝で、サイズ「44」でした。
※ウエストサイズだけではなく、体型によっては同じウエストでもゲージのサイズは変わる場合があります。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でパンツを仕立ててみた!:採寸編①

実際に履いてみますと、全体的なサイズ感と言う意味でもぴったりでしたし、大きな補正は必要ないと直感で感じるほどでした。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でパンツを仕立ててみた!:採寸編②

歩いてみたり、座ってみたりすることで、その穿き心地や気になる箇所などを確認し、直井氏に伝えます。また、直井氏は独自の経験値と職人としての視点から私のフィッティング状態をチェックして、補正個所を提案してくださいましたよ。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でパンツを仕立ててみた!:採寸編③

サルトリア・シャロンは私が初めてジャケットを仕立てて頂いた際やブラック・スーツを仕立てて頂いた去年と比べますと、パターンなど様々な点においてアップデートが施されております。

パンツもブラックスーツを仕立てて頂いた際に比べて股上が気持ち深くなったように感じたり、多少改良が加えられているようでした。それでも大幅な変更があるわけではないので、私の場合はワタリの太さを若干削ったり、サイドポケットまわりのシワをとったりと言った微補正程度で済みそうです。

と言う事で、自身初となる、サルトリア・シャロンによるパンツのス・ミズーラ。この秋冬には柄物も積極的に取り入れたいと考えておりますので、ハウンドトゥース柄のパンツの仕上がりを楽しみに待ちたいと思います!






Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)を着てみた!

こんにちは!

本日は以前ご紹介差し上げました(※)、私が普段お世話になっているセレクトShopであるSharonさんによる手縫いのパターン・オーダーのレーベル、Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)の着用イメージをご紹介出来ればと思います。
※ご紹介記事
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)を仕立てる!:前編
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)を仕立てる!:後編

それでは、まいりましょう。

■サルトリア・シャロンのブラックスーツを着てみた!
さて、実はこの着用写真、まだ”暑い夏”であった今年の7月に撮影しておりました。ご紹介しようと思いつつ、結局このタイミングになってしまったわけですが、冷房を効かせていても暑い日の撮影であったことから(早く終わらせるために)焦って撮影した為か、改めて撮影した写真を見返してみるに着用イメージが鮮明に分かる写真が少ないことに気づきました・・・。(汗)

といきなり”言い訳”から入っておりますが、それでもサルトリア・シャロンの持っているスタイルはお伝えできるレベルにはあると個人的には判断しましたので、ご覧頂こうと思います。

まずはこちらの全身写真から。ブラック・スーツであると言うこともありますし、光の調整がイマイチなのでちょっと分かりにくい点もあるかと思いますが、太過ぎず、細すぎず、全体としてはベーシックなシルエット。私の体型ですとパターン・オーダーとは言え大きな補正は加えておりませんので、サルトリア・シャロンの持つベーススタイルが見て取れるかと思います。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ①

以下はフロントのボタンを外した際の全身写真。全体としてはベーシックですが、例えばラペルの美しいロール具合は”手縫い仕立て”であることを想起させますし、フロントカットのカーブはやや角度のある、軽快感のあるナポリのスタイルを感じさせます。ブラックスーツの使われる場を考えますと、特徴的なディティールが強く前面に出すぎていない、これ位の方がちょうど良いと感じています。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ②

少し上半身を拡大してみます。こちらも光の調整が上手くいかずに白飛びしちゃっておりますが、その中でも一番マシな写真が下記の画像。パターンはSharon専属の職人である直井氏が引いておりますので、ナポリのディティールを有していることが分かりますね。ハイゴージにやや幅広なラペル。高いのぼりからナチュラルに落ちていくショルダーライン。胸もバルカポケットです。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ③

今度は逆にちょっと暗すぎるのですが(汗)、フロントボタンを外した場合の上半身のアップ画像です。今回は略礼服のために3つボタンの段返りではなく、フロントは2つボタン仕上げ。それでもボタンの位置などがバランス良く配置されておりますので、3つボタンのスーツの場合とVゾーンの大きさはほとんど変わらず、普段の感覚で着ることが出来ますね。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ④

着心地はとても快適ですが、ス・ミズーラ(ビスポークの意)とは異なり、あくまでベースのパターンからの補正を加えて仕上げておりますので、ス・ミズーラのように完璧に体にフィットさせるまでは至りません。よって若干のシワはどうしても出てしまいます(生地の影響もあります)が、ツキじわのように出てはいけないシワではないので、この程度であれば許容範囲かなと。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ⑤

ベースパターンの秀逸さに加えて背中(後ろ身頃)にもしっかりとイセを入れつつ、袖も前に振って付けてありますので、静止している状態でも、動きを入れた状態でも心地良いフィット感を得ることが出来ます。また、袖(肩)も略礼服と言うことでイセ込の跡を散らしていますので、マニカカミーチャのように雨が降るような”特徴的なビジュアル”も最小限に抑えられてあります。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ⑥

腕を組んでも、背中や袖が必要以上に引っ張られるような不快な感覚はありません。このように、体の動きに気持ち良くジャケットがついてくる感覚は一度体験するとやめられない心地良さだと思います。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ⑨

なお、ラペルのステッチはもちろんシングル。ダブルステッチはカジュアルなディティールですので、より本格的な!?略礼服を求めるのであれば、シングルステッチにする方が正解だと思います。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ⑦

パンツは股上が深めのクラシックなスタイル。お腹からお尻周りにかけてをしっかりとホールドしてくれている、包まれているような安心感に加えて、歩く際にも違和感なくスムーズに足が出る感覚は、直井氏のス・ミズーラ(ビスポーク)を思わせるパターンの出来栄えの良さだと感じました。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ⑧

基本はサスペンダーで吊って着用することを考えておりますのでサスペンダー用の釦を内側につけて頂いておりますが、ベルトでの着用も出来るようにベルトループもつけてもらいました。アウトプリーツを1本入れておりますが、プリーツの開き加減も良いですし、腰回りのフィット感も上々です。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ⑩

■マシーンメイドのパターン・オーダー(IL mare(イルマーレ))との雰囲気の違い
そんなサルトリア・シャロンのスーツですが、同じSharonさんによるパターン・オーダーでもマシンメイドのIL mare(イルマーレ)とは、どんな差異があるのか、ビジュアル面を中心に少しだけご紹介しておきたいと思います。

以下は私が初めてSharonさんで仕立てて頂いた、イルマーレのスーツです。パターンは違いますが、監修は同じく直井茂明氏が行っておりますので、スタイル上での大きな違いと言うのはありません。しかし、やはりマシンメイドだけあってショルダー周りを中心に、サルトリア・シャロンと比べると硬めの雰囲気が漂います。
イルマーレのスーツ_着用イメージ①

こちらはウールに加えてモヘアが入っている生地のために、生地の見え方にハリ感があります。よって、生地による雰囲気の違いと言うのも間違いなくあるのですが、より柔らかな雰囲気が出ているのはやっぱり手縫いのサルトリア・シャロンの方かなと個人的には思っています。
イルマーレのスーツ_着用イメージ②

イルマーレもマシンメイドで出来る限界のイセ込量を確保していると言いますが、それでも手縫い仕立てのパターンを用いて縫製が手縫いで施されるサルトリア・シャロンと比べてしまいますと、どうしても着心地面における差異は明確に出てしまうように感じます。
イルマーレのスーツ_着用イメージ③

ただ、個人的にはイルマーレで仕立てて頂いたスーツの持つスタイル、雰囲気も気に入っていることから、今でもバリバリの現役として活用させて頂いております。

どちらを選ぶのかはスタイルや雰囲気の好みの問題、予算の都合などを踏まえて総合的に判断すべきかと思いますので、今後サルトリア・シャロン、イルマーレをご検討の方は、是非ご参考にされてくださいませ。

次回はもう1度サルトリア・シャロンを取り上げたいと思います。その理由は・・・・、次回までお待ちくださいませ!(笑)






Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編(後編)

こんにちは!
本日は前回に引き続き、先日参加させて頂きましたShibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーにおけるジャケットとシャツのファーストフィッティング編(後編)と言うことでお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■ス・ミズーラ(ビスポーク)のシャツのファーストフィッティング
今回は前編にてご紹介させて頂きましたジャケットのフィッティングをまず行い、その後シャツのフィッティングを行いました。

シャツのフィッティング時には久しぶりの再会から時間が経過していたこともありますし、ジャケットのフィッティングが無事に終わったと言うこともあり、すっかり場の雰囲気も温まっておりました。よって会話も弾んでいたことから、シャツのフィッティング時の写真を撮って頂くのをすっかり忘れてしまいました・・・。

よって、自撮をした2枚だけしかご紹介出来ないのですが、シャツは全体的に少し大き目のサイジングで上がってきておりました。生地には仮縫い用のものを用いて、また袖は予め片方だけしか付けられていない、まさに下記の写真のような状態で、フィッティングを確認したわけですね。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編⑧

ネックサイズや肩幅はちょうど良かったのですが、身幅や着丈、袖丈も少し長めでした。もちろんこのあたりはベネディクト氏にチェックを頂いておりますので、セカンドフィッティングでは修正頂けると思っています。また、ジャケットと同じくアームホールをよりコンパクトにして頂くのと、前肩仕様に修正頂くことも合わせてお願いしております。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編⑨
※襟はネックサイズの確認が前提のためバンドカラーのようになっておりますが、選んだ襟型は異なります。

ちなみに、基本的な仕様はジャケットと同じくハウススタイルを採用しておりますが、唯一要望を出したのが、カフのデザイン。個人的にはジ・イングレーゼやモンテサーロのような台形カフが好みですので、前回のトランクショーの際に着ていた実物の写真を撮って頂き、同じデザインで上げて頂いております。
MONTESARO(モンテサーロ)のトランクショーでオーダーしたドレスシャツ2_⑩
※写真はモンテサーロのMTMのシャツのカフ。先端に行くほどすぼまっているデザイン。

このカフのデザインにはベネディクト氏も惹かれたようで、数回の試作を重ねたのちに、シブミのシャツにおけるスタンダードな仕様に是非取り入れたいと言うことで、「良いアイデアを貰ったよ」と今回お声掛け頂きました。

シブミはまだまだ新しいブランドですので、スタイルも固まったものがあると言うよりは、ベネディクト氏の審美眼を踏まえて、独自のスタルを構築している最中のようにも感じます。それでも、氏のモノづくりにおけるこだわりや探究心には敬意を表すほどのものがありますので、今後どう言った形でオリジナルのスタイルを確立していくのか、個人的には楽しみでもあります。

と言うことで、ジャケット、シャツともに無事にファーストフィッティングを終えたわけですが、ファーストフィッティングとしては想像以上の出来栄えで上がってきたこともありますし、唯一心配していた私の感じたフィードバックが適切に出来るか否か、と言う点も及第点を与えることが出来たように自己評価しておりますので、ホッとしております。

ところで、今回のトランクショーでは2017年AWの新作や、前回にはなかったアイテムなどが見受けられましたので、最後に少しご紹介しておきたいと思います。

■Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショー概要
今回もスーツやジャケット、シャツのスミズーラ(ビスポーク)のための生地バンチが豊富に揃っておりましたが、前回よりも生地の種類は若干豊富であったように思います。私のインスタグラム等にもシブミでのスミズーラに興味があると言う方からメッセージを頂いておりましたが、注目度が上がっているようで実際に注文をされた方も増えているそうです。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編⑨

ネクタイの2017年AWの新作コレクションの一部。シルクはもちろんウール系などもありましたが、今回はトランクショーの前に仕上がったストライプ系が中心でした。個人的には柄ものでは小紋柄のネクタイが一番好きなのですが、こちらは次回になりそうとのこと。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編⑩

実はトランクショーの少し前にシブミのオンラインショップをチェックさせて頂き、気になるネクタイがありましたので実物を見て気に入れば購入したい旨をお伝えしておりました。が、残念ながら完売してしまい、現在再生産中とのこと。

サンプルモニターとして私が頂いた2種類のネクタイも事前にチェックした際には既に完売しておりましたが、インスタグラムなどの効果もあって世界中にファンが増えているのかもしれませんね。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編⑪
※上記画像は今回撮影したシャツのサンプルとシャツ用の生地、及びポケットスクエア(チーフ)

珍しいところでは、今回は傘のスミズーラ(ビスポーク)も受け付けておりました。折りたたみは€200~、通常の傘は€400~と言う価格設定で、カバー(生地の部分)や柄などを好みのものにカスタマイズ出来るそうですが、早速興味を持った方がいらっしゃったそうです。確かにスミズーラのスーツ/ジャケットや良い靴に合わせるのであれば、傘にもこだわりたいところですね。(笑)
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編⑫

もちろんブランドとしての原点であるネクタイのスミズーラも受け付けております。こちらも小紋柄の生地見本は今回は間に合わなかったみたいで無かったのですが、カシミア系は良さそうなものが多かった印象です。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編⑬

更に珍しいところでは、カシミアのマフラーのスミズーラも受け付けておりました。カシミアのネクタイのみ生産国はドイツになるそうですが、こちらもベネディクト氏が色々と探し回った上で、「これは!」と言うモノづくりをしているファクトリーが生産を担当することになるそうです。ちなみに価格は€180~と言うことでしたので、カシミアのマフラーであることを考えるとリーズナブルですね。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編⑭

今回も本当にあっという間のトランクショーで、ジャケットとシャツのフィッティング後にはベネディクト氏や通訳を頂いたTさんとの服飾談議を、限られた時間ながら楽しませて頂きました。

例えば日本におけるイタリアのサルトによるスミズーラの話や日伊で異なる人気ブランドの話、スーツやジャケットのメンテナンス方法についてなど、どのメディアも通さずに伺うイタリア現地の生の話はとても新鮮で、「へぇ!」と思うことや「やっぱり!」と思うことなど、本当に楽しい時間を過ごさせて頂きました。

なお、その際、本Blogを読み頂いた方で、フィレンツェにあるシブミのショップまで足を運んで頂いた方がいらっしゃったと言うことを伺い、個人的にはとても感激致しました。こんな素人である個人のブログであったとしても、新しい出会いのきっかけや繋がりに少しでも貢献出来たと言うのは本当にうれしい限りです。

シブミはまだまだ新しいブランドであり、規模も決して大きいわけではありませんが、オーナーであるベネディクト氏のクラシックなメンズウェアアイテムにかける情熱には大きな魅力と可能性を感じております。

今の規模だからこそ出来ることや、我々消費者も一体となってシブミのモノづくりに参加させて頂いているような気さえしてしまう、ファミリー的な温かさは他にはないような感覚かもしれません。

次回のトランクショーは11月を予定しているとのことですので、今回の修正点がとんな形であがってくるのか、今回よりもリアリティを持って感じることが出来ると思いますので、愉しみに待ちたいと思います。

最後になりましたが、シブミのオーナーであるベネディクト氏、そして調整及び当日の通訳をご担当頂きましたTさん、素敵な時間を本当にありがとうございました!また11月にお会い出来ることを心待ちにしております!






Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編(前編)

こんにちは!
先日、「Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーが開催!」と言う記事でも取り上げさせて頂きましたシブミ フィレンツェのトランクショーに参加させて頂き、スミズーラをお願いしているジャケットとシャツのファーストフィッティングを行なって頂きました。本日は、その際の事をテーマに取り上げてお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

◼︎自身の成長を実感!?
さて、どんな分野でもそうだと思うのですが、人間は反復しないと何事も上達しない動物であると思っています。

これまでの人生を振り返ってみても、自身にとって新しい事が出来るようになる裏側には、必ずと言って良いほど反復と言う名の経験の積み重ねがありました。

それはスーツやジャケットのス・ミズーラ(ビスポーク)の場合も同様だと感じています。

ス・ミズーラとは決して多くの経験値と高い技術を有する職人”のみ”によって全ての工程が完結するものではありません。英語表記で言う「be spoke」の通り、注文をする側と作り手との双方向のコミュニケーションにより成立する、一種の共同作業のようなものだと思っております。

もちろん知識、経験が無くとも、私のようにスーツやジャケットをス・ミズーラする事は可能ですが、自身の感性、感覚をより的確にフィードバック出来た方が、その完成度は高まり、結果的に満足度も高くなるはずであると個人的には考えています。

私はこれまで、普段お世話になっているSharonさんにおきまして直井茂明氏によるスーツのス・ミズーラや、サルトリア・ソリートのスーツ、ジャケットのスミズーラを数少ないながらも経験して来ております。その際はSharonのスタッフさんによるサポートを頂いておりましたので、自分では気づかない部分についても指摘や助言を頂きながら、勉強をさせて頂いたと言う経緯がございます。

そのような経験値を元に挑んだシブミのトランクショーにおけるジャケットとシャツのファーストフィッティング。結論から言いますと、これまでの経験による自身の成長を実感する事が出来た、つまり、自分の感性、感覚による気づきとそのフィードバックをある程度行うことが出来たのではないかと考えております。

それでは、そんな自分の成長を少し実感する事の出来た、シブミのトランクショーの内容をご紹介させて頂きます。

◼︎ジャケットのファーストフィッティング
今回私がジャケット生地として選んだのは、ベネディクト氏おススメのSMITH WOOLLENS(スミス・ウーレンズ)から4PLY(ウエイト:350gms)と言う、かなりしっかりとしたホップサック。ただ、仕立てているのはナポリにある提携ファクトリーと言うことだけあって、想像通りの軽く、柔らかい着心地でした。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編①

個人的にはあまりファーストフィッティングの精度は気にしておりませんが、なかなかの精度で上がって来ておりました。首筋や背中のフィッティングは上々で、肩幅や袖丈、着丈、また生地として余っている個所などは、ベネディクト氏にて適宜修正箇所をリストアップして頂いております。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編③

私が今回フィードバックしたのは、主に肩周り、袖の付け方について。イセの量などは十分とってありますので肩、腕の可動性は良かったのですが、よりスムーズに動かすためのカマの位置や、日本人に多い前肩に降った袖付けへの修正などを依頼させて頂きました。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編②

ビジュアル的なサイズの大小、長短は比較的容易に気づくことが出来ますが、実際に体を動かした際の動かしやすさや首回り、肩周りを中心としたカラダと生地とのアタリ方なんかは、これまでの自身の経験があったからこそフィードバック出来た点であると感じています。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編⑥

下記の画像からも肩幅やカマの位置などの修正を行った方が、より良くなることをお分かり頂ける方もいらっしゃるかもしれませんね。もちろんフィッターとしての機能をご提供頂いているベネディクト氏によってチェック頂ける個所もありますが、着ている本人の着心地に関する好みもありますので、より的確にフィードバック出来る方が望ましいと思います。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編⑦

着心地以外のビジュアル面に関する仕様は、シブミのハウススタイルに従っています。パッチポケットは、シャマット程ではないものの、ひょうたん型のスタイルを採用しているとのこと。チェンジポケットのご提案も頂きましたが、今回はベーシックなウエストポケットのみでお願いすることと致しました。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編④

全体的な雰囲気や生地の色合い、着た感じの着心地など、事前に私がイメージしていたものにかなり近かったので、そう言う意味でも安心してフィッティングの確認を行うことが出来ましたし、ベネディクト氏との会話を愉しむ余裕を持ちながら、トランクショーに参加させて頂くことが出来たかなと思っています。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編⑤

ちなみに、当日はこんな装いでお伺いさせて頂きました。この日は本来ネクタイをする必要は無かったのですが、せっかくシブミのトランクショーに参加させて頂くので、シブミのネクタイを締めていきました。また、ジャケットのフィッティングがありましたので、イメージが湧きやすいように、と言う意図もございました。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編⑮

また、当初はネイビーのウールスラックスを合わせていたでのすが、ネイビーのホップサックジャケットを仕立てて頂いておりましたので、実際の着用イメージの確認もしやすいようにとのことでミディアムグレーに変更。個人的にはスーツやジャケットのフィッティング時には極力着用時のスタイルのイメージがしやすい装いで行く方が、より的確なフィードバックがしやすいと思っています。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:ファーストフィッティング編⑯

と言うことで、ちょっと文章が長くなってまいりましたので続きは後編に譲りたいと思います。なお、後編ではシャツのフィッティングや2017年AWの新作ネクタイやその他アイテムなど、トランクショーの様子を少しばかりですが、ご紹介出来ればと思います。






Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)を仕立てる!:後編

こんにちは!
本日は、「Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)を仕立てる!」の後編と言うことで、細かなディティールなどを取り上げながら、サルトリアシャロンで仕立てて頂いたブラックスーツを見ていきたいと思います。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑪

それでは、まいりましょう。

■サルトリア・シャロンのブラックスーツのディティール
まず今回使用した生地ですが、1936年に創業した老舗のミルであり、世界40カ国以上に生地を卸していると言うカノニコ社のウール(100%)から選びました。

オーダーしたのが昨年だったので詳細は失念してしまったのですが、目付はだいたい230g前後で、 Super 110's前後位と言ったところでしょうか。今回は慶事だけではなく、弔事での利用も考えておりましたので、あまりキラキラした光沢感のある生地ではない、一般的なものから選びました。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑫

日本はカノニコの生地を世界で1番輸入している国の1つだそうで、その為仕入れ価格もかなり抑えられていると言います。つまり、クオリティに対して価格がリーズナブル。特段のこだわりがないのであれば、ブラックスーツ(略礼服)を仕立てる際の生地として最適な生地メーカーの1つが、カノニコなのかもしれません。

今回仕立てる際には「冠婚葬祭で利用する略礼服」であることを職人である直井氏(※)に伝えておりましたので、フロントのデザインは段返りの3つボタンではなく、2つボタン仕様に設定頂いております。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_②
※サルトリア・シャロンの場合はパターンメイキングなどを担当し、縫製は別の工房にて実施

フロントは2つボタンですが、ボタン位置などをバランスよく配置頂いておりますのでVゾーンの大きさも普段着用している段返りの3つボタンと比較してさほど変化はなく、クラシック過ぎず、かと言ってモダンすぎない絶妙な塩梅です。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_③

ラペルの幅はややワイドな10.5cmほど。もちろん手縫いですのでフラワーホールをはじめとしたホール関係は手かがりです。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_④

また、ステッチはカジュアルなダブルではなくシングル。しかも略礼服と言うことで、悪目立ちしない感じで入っています。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑤

袖のつき方には手縫いならではの十分なイセコミが感じられますが、いかにも手縫いと言ったゴリゴリのマニカカミーチャな感じはなく、サラっとしています。実際に人体が中に入りますとよりナチュラルな袖付けに見えますので、この辺りは利用シーンを想定しての仕様かなと思います。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑥

ウエストのポケットももちろん切ポケ(両玉縁)。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑦

そして、フォーマルの場で使うスーツのディティールとして一番!?意識するのがベントの処理。ビジネス等で使う際は動きやすさを重視したサイドベントを好んでおりますが、今回はその歴史が最も古く、由緒正しいクラシックなディティールとしてフォーマルシーンに用いられる「ノーベント」です。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑧

ベントが切ってありますと、その生地のゆらぎに軽快感やスタイリッシュな印象を持ったり致しますが、ノーベントですとキュッとしまったヒップまわりになりますので、クラシックで美しいフォルムを表現してくれそうです。その分動きやすさは半減してしまうと思いますが、フォーマルな場で激しく動き回ることは通常ないので問題ないと思います。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑬

ちなみに、裏地は総裏仕様。普段は耐久性よりも軽い着心地を好んで背抜き仕様にすることが多いのですが、今回はフォーマル仕様と言うことで総裏にしております。生地の目付的にも、夏場を除けは通年で使うことが出来そうだと思っています。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑭

お次はパンツです。ご覧の通り、スタイリッシュさよりも、ややゆとりあるクラシックな風合いを意識したシルエットで仕上げて頂いております。その為、股上もやや深め。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑮

私がスーツを仕立てて頂く際には、スミズーラ(ビスポーク)にせよ、パターンオーダーにせよ、必ず1プリーツで仕上げて頂きます。インプリーツも1本持っておりますが、雰囲気はアウトプリーツの方が好みですので今回もアウトプリーツ仕様。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑯

個人的な好みであるボタンフライに、サスペンダーボタンも装着。ベルトループは付けて頂きましたが、基本はサスペンダーで吊って穿くことを想定しておりますので、ウエストもややゆとりあるサイジングで仕立てて頂きました。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑰

パンツもジャケットど同様に手縫いですので、ボタンホールもこの美しさ。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑱

こちらはバックサイド。直井氏がご自分で縫われる(サルトリア・ナオイ)際にはダーツは1本ですが、サルトリア・シャロンはナポリのパンツなどで見かけることが多い2本のダーツ。もちろんパターンオーダーとは言え、ヒップに綺麗に吸いつくシルエットは健在でしたょ。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑲

最後にパンツの裾処理。普段ならダブル幅4.5cmで仕上げて頂きますが、今回は礼服ですのでモーニングカット仕様です。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑳

と言うことで、略礼服ならではの仕様を多く取り入れたサルトリア・シャロンで仕立てて頂いたブラックスーツ。今のところ登場の予定はないのですが、実際に納品を頂きますと、結婚式やパーティなどに参加したくなるから不思議ですね。(笑)

いずれにせよ、非常に満足度の高いブラックスーツ(略礼服)を無事にワードローブに向かいいれることが出来ましたので、いざという際にはしっかりと礼を尽くして、大切な方の大切なイベントに参加させて頂こうと思います!

ちなみに、サルトリア・シャロンのトランクショーではスーツやジャケット、パンツのみならず、普段は受け付けていないコート類のオーダーも可能とのことですから、気になる方はご予約の上、訪問されてみてはいかがでしょうか!?

以下、Sharonさんの公式HPより抜粋。

■<Sartoria Sharon>TRUNK SHOW
・開催日程:6月23日(金)~6月25日(日)12:00~20:00(最終受付19:00まで)
・開催場所:Sharon 2F
・所要時間:約1時間
・価格
 SUIT:¥250,000(税別)〜
 JACKET:¥195,000(税別)〜
 PANTS:¥55,000(税別)〜
 COAT:¥270,000(税別)〜

・納期:約2ヶ月
・仮縫い:コートのみ
・直井茂明本人による直接採寸
・事前予約制

お問い合わせ:Sharon(シャロン)
Tell:03-6418-5131(受付時間:12:00~20:00)