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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

物の価格を、考える

こんにちは!
本日は、「物の価格を、考える」と言うテーマで、コラム的にお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■現地価格
さて、最近特に多い、と言うわけではないのですが、以前から「ラルディーニ 現地価格」や「タリアトーレ 現地価格」、「フィナモレ 現地価格」と言うキーワードで当Blogにアクセスを頂く方がいらっしゃいます。

確かに数年前に比べますと仕様が上がったわけでもない、むしろモノによっては仕様が下がっているにもかかわらず値段は大分高くなった印象がございますし、現地であるイタリアでは一体いくらで販売しているのだろう!?と思われる方がいらっしゃっても不思議ではないですよね。

イタリアでの価格と日本での価格の差異は、いわゆる”輸入コスト”だと捉える事が出来ると思います。私は素人ですので、その”輸入コスト”の中身を正確には把握しておりませんが、例えば以下のようなものでしょうか。

・代理店の取り分
・送料(海外から国内と国内から国内)
・保険料
・関税や通関手数料、消費税などの税金
・銀行手数料

これに為替も価格に影響(大手代理店は為替予約でリスクヘッジ!?)してきますよね。服に限ったことではありませんが、やっぱり海外で生産されたものを日本に輸入して販売する、と言うのは大変お金がかかることなのですね。

では、実際現地ではいくらなのよ!?と言うことなのですが、私も最近イタリアに行っているわけではないので正直分かりません。ただ、日本に居ながらにして現地の価格を知る方法はないものかとちょろっと検索してみると、参考になるものがございました!

例えば、皆さんご存知のフィナモレ。現在の代理店は、青山に小売店舗も展開しているアマンさんですね。そんなフィナモレのイタリアのサイトを覗いてみますと、Online Shopがありました。

ちょっと見てみますと、新作で凡そ€180前後位です。現在のレートで行きますと、1€がだいたい112円前後位ですので、単純計算しますと「180×112 = 20160円」です。つまり、イタリアでのフィナモレの現地価格はだいたい2万円位と言うことでしょうか。日本では新作が3万円位ですから、フィナモレはイタリアの1.5倍程度の価格で販売されていると言うことになりますね。

他にもタリアトーレの価格につきましても、海外のブロガーの方が「イタリアではタリアトーレのジャケットは€500位だ」と言及(数年前の記事)しておりました。つまり、「500×112 =56000円」位と言うことですね。56000円を1.5倍してみますと、84000円。凡そ日本でのタリアトーレのジャケット価格に近い感じでしょうか。

ちなみに、人気ブランドのヤコブコーエンのデニムは、とあるOnlineShopで€260前後位でした。つまり、「260×112 =29120円」。同じように1.5倍しますと、4万3千円位ですから、これまた日本の価格と近いようにも思います。

このように見て参りますと、およそ代理店経由で日本に入ってくるクラシコ系インポートファッションの現地価格を約1.5倍程度した価格が、日本における小売価格と言うことが言えそうです。ただ、現在は英国によるユーロ離脱(決定)の影響もあって、ユーロが弱くなっておりますので、実際には現地価格に1.3~1.4倍位の価格が日本の小売価格と言ったイメージなのかもしれませんね。

いかがでしょうか!?かなりざっくり見ておりますので正確性には欠けると思われますが、当たらずも遠からず的な感じかなと思っておりますょ。

■物の価格を、考える
価格は物の価値を推し量る上で、消費者には最も分かりやすい指標の一つであると思います。

しかし、価値を考える上では販売価格だけではなく、原価と言う値にも注目した方が良いのかもしれません。なぜなら、使われている素材や縫製作業などの技術料金(人件費)が原価に含まれるからです。例えば、同じ5000円の小売価格のモノがあったとしても、原価率が30%のものと50%のものでは、使える素材に明らかな差が出てくることは明確ですよね。

知人でアパレル関係の仕事をしている人がいるのですが、以前話を聞いた際には、『自社製品のアイテムの原価率は30%以下で、20%台がほとんどだ』と言っておりました。

実際、上場しているユナイテッドアローズの2017年3月期の決算短信(第1四半期)を見てみますと、原価率は45%程度です。ただ、アローズは自社製品も多く展開しておりますが、この原価率にはセレクト品(輸入物)の数値も含まれております(※)ので、自社製品の原価率だけで見れば、やっぱり3割前後になるのだと想像します。
※自社製品とセレクト品の比率は50:50程度だそうです。

「想像します」と言うのは、なんの根拠もなく、知人の話をそのままスライドさせただけなのでそのように記載しました。が、実際Webで検索をしてみますと、2012年の記事ながら、百貨店や大手セレクトShopの製造原価率は15%~18%と言う驚くべき内容を発見しました。。つまり10000円のものであれば、1500~1800円程度で作られていることになりますね・・・。

ただ、この原価率は日本の経済状況や独特の商習慣による影響もあると考えられますので、今回はとりあえず知人からの話をベースに、良心的な原価率!?である30%を使って、この先は考えてみたいと思います。

まず、フィナモレの現地価格である20000円に30%の原価率を”仮”に設定しますと、生地代と人件費をあわせて製造原価は6000円と言うことになりますね。これを日本の販売価格である30000円をベースに考えますと、製造原価率が20%となります。

やはり一般的には価格が高い方が良いものだ、と言う印象があると思うのですが、輸入物ですと、実際の商品にかけられている原価以外にも必要経費として様々なコストがかかっており、それが製造価格にオンされるわけです。

物の価値、とりわけインポートファッションのクオリティを考える際には、そのあたり諸事情を頭の片隅に入れながら見て行きますと、今までとはまた”違った見え方”がしてきて面白いかもしれないな、などと思ったりしております。

もちろん原価率が高い方が良いアイテムである、と言う主張ではございませんょ。いわゆる追加コストを支払っても、日本で作られたものとはまた違う魅力がインポートのアイテムにはあったり致します。

例えばラグジュアリーブランドの雄でもあるルイ・ヴィトンの場合、素材の原価率としては15%程度であると、以前何かで見た記憶がございます。それでもしっかりと世界観を作り上げ、これまでの歴史や伝説に上手くストーリーを組み合わせながらブランドとしての地位を築いているわけで、そこに共感することもまたアリだと思うわけです。

更に言えば、私が物を見る際に価格と原価率から入ると言うことは”一切なく”、感性の観点から入っていたりします。つまり、カッコ良いと思うかどうかだと。その後、冷静な頭で価格と素材、仕立てなんかを吟味の上、最後はまた感性でもって決済をする(笑)と言うプロセスを踏んでいるようにも思います。

つまり、物の価格と言いますのは、その”物を評価する上での一つの評価軸でしかない”のですが、原価を含めたコスト構造なんかにも目を向けてみることで、自分なりの物の見方の幅が広がったりするかもしれません。もし気になる方は、是非更なる深堀をされてみてください!そして、もし何か気付くことがあれば、私にもご教示頂ければ嬉しいです!








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