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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

モノを見る目を鍛える・・・

こんにちは!
本日は、「モノを見る目を鍛える」と言うテーマで、コラム的にお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■プロだから分かること
さて、少し前ですが、私rm55はとても興味深い体験を致しました。

皆さんも普段使っていらっしゃると思いますし!?、自分では使わないまでも、ご家庭に必ず1本は有るであろうものが、包丁です。実は、この包丁。日本はその技術力において、世界でもトップクラスであることをご存知の方はどれ位いらっしゃるでしょうか!?

そもそも、欧米と日本では、刃物を作るアプローチが全く異なると言います。欧米では”鋼(はがね)”と言われる、鉄が持っている性能(強度、磁性、耐熱性など)を高めた鉄合金を主に用いて包丁を作ります。

ただ、鋼は強度を高めれば高めるほど切れ味は増すのですが、その一方、硬度が増すことによってチカラを入れた際の”たわみ”が無くなりますので、逆に全体としての強度がもろくなってしまうそうです。従って、強度を必然的に抑える必要がある。つまり、欧米の包丁は切れ味を最高の状態に持っていくことが出来ないわけです。

他方、日本の包丁はどうかと言いますと、モノを切る”刃の部分”には鋼を用いて、それ以外の部分には鉄を用います。つまり、刃の部分には最高の強度まで高めた鋼を用いることで、最高の切れ味を引き出せると同時に、全体としては、ある程度のしなやかさを持った鉄が”たわむ”ことで強度を上げることが出来るのだと。

実際、私は世界でもトップレベルのシェアを誇る日本の包丁メーカーのファクトリーに訪問致しました。そこで、地鉄と言われる長方形の鉄の塊に接合剤を使って刃の部分にあたる鋼をとりつけ、スプリングハンマーと言われる機械を使い、熟練の職人さんが包丁のカタチに鍛造していく過程と言うのを生で見てまいりました。

一説には、欧米人は体格が大きいので、切れ味をさほど高めなくても力技で切ることが出来るのだが、日本人は小さく、欧米人に比べると力がないので、切れ味の高い鍛造技術を用いるようになった、と言われているそうです。

ま、私は本分野につきましても素人ですので細かい正確性については保証出来ませんが、大よそ上記の理解で大きく間違うことはないと思っております。

そのような大人の社会科見学のような貴重な体験をさせて頂く中で、当日現場をアテンド頂いた方からとても興味深いお話を伺うことが出来ました。

それは、

「一流の料理人であればあるほど、包丁にはこだわるそうです。なぜなら、切れ味の悪い包丁で魚などをさばくと、不必要な繊維まで切ってしまい、臭みが出たり、舌触りが悪くなると。よって一流の料理人は、提供する料理のクオリティを左右するほどの影響力を持つ包丁にはこだわるのだと。

そういう状況の中で、興味深い話があります。ある有名な鍛冶職人のブランドがあり、有名な料理人はこぞってその鍛冶職人のブランドの包丁を指名して使っていたのだそうです。

ただ、少し前にメインの職人が息子に代替わりしたのだそうですが、それから間もなくして、プロの料理人が一斉にそこに包丁を発注するのを辞めたそうです。つまり、一流ともなると包丁の切れ味の変化を認識出来る程の”確かな目”を持っており、また刃物のクオリティを維持することは大変に難しい世界なのだと。」

そのようなお話でした。この話を聞いた際の私なりの学びはこうです。

「素人であれば、名声を得たブランドに安心し、職人が変わろうがブランドを信用することで買い続けてしまうだろう。ただ、一流たるプロの目は、そんな些細な変化をも見逃さず、ブランドではなく、クオリティで持って良いモノを選び、使う。良いモノに触れ続けるためには、自身の”モノを見る目を鍛える”ことが必須である。」と。

やっぱり、プロだからこそ見抜けること、分かることと言うのが当然ですが、あるわけですね。

■モノを見る目を鍛える・・・
そのような貴重な経験をさせて頂く中で、ふと思ったのは、これは服も一緒だなと。

私もそれなりにお気に入りのブランド、と言うのは存在するわけですが、残念ながらそのブランドのクオリティの変化に気付くことが出来る場合と言うのは稀です。やっぱり、一度良いと思ったものは、どうしてもブランドと言う名の色眼鏡で見てしまう自分がいるように思います。

ただ、その道のプロの方や、経験値を積まれた服好きの方のお話を伺っていると、やっぱりそう言ったの”クオリティの変化”には、しっかりと気付いていらっしゃるのですよね。

例えば・・・

・仕上がって来たス・ミズーラのスーツを見て、これは大金を払って買うレベルでは無い!と、しっかりとクレームを伝えたり。
※素人ですと分からない可能性が高いようですが、プロや経験豊富な方から見るとNGだったようです。

・雑誌などでも取り上げられる有名ブランドながら、実は経験豊富な職人が離れ、今は若い職人が仕立てていたり。
※良い時のクオリティを知るものが見ると、その差は特に顕著に分かるようです。

・ハンドメイド主体だと言われていたスーツを見てみると、実はマシン(ミシン)が多用されていたり。

・超有名ブランドながら、クオリティの変化に気付いた顧客が調べると、縫製工場自体が変わっていたり。

などなど、あげたら色々とあるようです・・・。

私も本Blogを始める前に比べれば、自分としては知識、経験ともに多少なりとも備わって来たように思っておりますが、それでも、まだまだそう言った「モノのクオリティを見極める目」と言うものを持ち合せているか、と言いますと「否」ですね。

そういう意味では、日々良いものと誠意を持って向き合う中で経験を積み、また知識や情報で経験を補完しながら、自らの「モノを見る目」と言うものを鍛えて行かなければっ!と、改めて強く思ったのでした。

もし、そう言った「モノのクオリティを見極める方法」と言うものを、私自身が習得できた暁には、自分なりの方法ではあると思いますが、本Blogの記事としてシェアさせて頂ければと思います。その際には、私以上にもっと経験豊富で、知識のある方からのご指導を期待しちゃいたいと思います。(笑)








Comment

hinaken231 says... ""
いつも勉強させていただいております。
hinaken231です。

サルトリア系の特に手仕事の多いブランドを購入する際は、そのブランドタグが付いているから購入するわけではなくて、そのタグの付いた商品のクオリティの高さに惚れ込んで(価値を見出して)購入する、という人気ブランドになればなるほど忘れがちになってしまう事項に改めて気付かせていただきました。
ブランドタグが付いていればクオリティは問わない、という状況に陥ってしまえば、それは本末転倒ですものね。
私も様々な経験を積んでそのような目を養っていきたいと思っております。
今後ともrm55様の記事を楽しみにさせていただきますね!
2016.11.10 19:39 | URL | #4hyoHUfA [edit]
rm55 says... "Re: タイトルなし"
>hinaken231さん
こんにちは!コメントありがとうございます^^
正直私も勉強の身で、まだまだ分からない事だらけです。よって、皆さまに何かをお教えするような立場でもなければ、知識、経験も不十分なのですが、それでも服が好きな方々とともに、少しでもより良いファッション・ライフを送るべく、情報交換や知識、経験の共有をさせて頂ければ嬉しいです。

ちなみに、サルトリア物もそうですが、マシンメイド等のブランドであっても全く同じことが言えますね。知らないうちにボタンの仕様が落ちていたり、副資材が減っていたり、生地のグレードが落ちていたりと言ったことは普通にあります。もちろんそれは、販売価格を上げないための企業努力だったりするのですが、良いモノの質を落として価格を抑えるとなってしまいますと、服好きとしては寂しい気も致します。

とは言え、仕様を落とさない結果としても高くなれば、高い!高い!と私のようなものが騒ぐので、代理店、小売店さんともに大変なのは十重理解出来るのですが、消費者は我がままですからね。(笑)

と言うことで、今後もご感想を頂いたり、私も色々と学ばせて頂ければと思っておりますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致しますっ!
2016.11.11 00:40 | URL | #- [edit]

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