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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

SARTORIA SOLITO(サルトリア ソリート)のトランクショーに参加!:仮縫い編

こんにちは!
本日は、南青山にあるセレクトShopであるSharonさんにて先日開催されました、サルトリア・ソリートのトランクショーに参加してまいりましたので、その時のことをテーマにお送りしたいと思います。もちろん、今回は昨年2016年の10月に開催された初のトランクショーにてオーダーしたスーツの仮縫いのための参加です。
sorito-n[1]
Sharonさんの公式HPから拝借致しました。
※昨年開催されたサルトリア・ソリートのトランクショーの記事:
SARTORIA SOLITO(サルトリア ソリート)のトランクショーに参加!(前編)
SARTORIA SOLITO(サルトリア ソリート)のトランクショーに参加!(後編)

それでは、まいりましょう。

■感動の対面
さて、服が好きな方であればサルトリアソリートにかかわらず、スーツや靴等のトランクショーに参加する際には自然とテンションが上がってしまうものだと思うのですが、今回はいつもとはちょっと異なる気分の高揚がありました。

それは、ナポリ、いや世界のサルトリア業界の中で知らない人はいないであろう伝説のマエストロである、ジェンナーロ・ソリート氏が来日され、ご本人に仮縫いを行って頂ける!と言う状況であったからです。

以前執筆致しました、「ナポリ仕立ての最高峰!Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)がSharonさんに降臨!」と言う記事でもご紹介しておりましたが、ジェンナーロ・ソリート氏は6歳の頃から”ヴィンツェンツォ・アットリーニ”のサルトに務めていた仕立て職人の父に師事してこの業界に入り、既に60年以上もこの道にいらっしゃる、サルトの中でも最高位に位置するサルト・フィニートです。

しかも、70歳を過ぎた今もなお現役でナポリのサルト業界でご活躍されていらっしゃることから、いつかはナポリの工房を訪ねて、サルトリアソリートでス・ミズーラ(ビスポーク)をしてみたい!と言う熱い想いをずっと持っていたわけです。

そのような中で、上記記事にも記載しましたように、偶然にも懇意にさせて頂いていたセレクトShopであるSharonさんにてソリートの取扱が昨年2016年のSSよりスタートし、更に昨年末にはSharonさんの3周年に合わせてトランクショーが開催されると言う運びになったわけですね。

正直ス・ミズーラの経験が不足している私にとりましては、サルトリアソリートのトランクショーに参加すること自体若干の不安もあったわけですが、どんなにその道のプロの方であったとしても、初めの1歩はあるわけです。

そうであれば、目の前にある最初の1歩を踏み出せる機会を逃さずにチャレンジすべき!との精神で参加したのが昨年10月。生地選びと採寸時にはジェンナーロ氏は残念ながら来日出来ず、ご子息であるルイージ・ソリート氏に対応を頂いたのですが、今回は上述しましたようにジェンナーロ氏ご自身に仮縫いを行って頂けるとのことで、非常に楽しみにしていたのです。

私は初日の最終時間に予約を入れて訪問したのですが、初めてSharonさんに訪問し、店内に入る時のような緊張感を感じながら店内に足を踏み入れました。そして、既に前のご予約のお客様はいらっしゃらないとスタッフM氏に伺いましたので、不安と期待感を胸に、トランクショーの会場である2階へゆっくりと上がったのです。

するとそこには、包み込むような優しい笑顔のジェンナーロ・ソリート氏がおり、暖かく私を迎えてくれたのでした。なかなかこの年齢になりますと、”感動する”と言う感情が込み上げる機会も少なくなってまいりますので、本当に幸せな瞬間だったように思います。

ただ、夢にまで見たジェンナーロ・ソリート氏とのご対面には私もさすがに緊張してしまい、最初の数分はどこに身を置いて良いのか分からないほど、ソワソワ、アタフタしてしまいました。(笑)

それでも嬉しいことにジェンナーロ氏からその日の私の装いをお褒め頂けたことで笑顔になり、それと同時に肩の力がスッと抜けてスムーズに仮縫いに入ることが出来たのでした。
サルトリアソリートのトランクショー201702_①

それでも後から考えますと、私の緊張感を和ませるために、あえてお声掛け頂いたのかなぁなどと振り返っております。それでは簡単に仮縫いの様子をご紹介したいと思います。

■サルトリア・ソリートの仮縫い
昨年の10月に選んだ生地は、ロロピアーナのグレンチェック。グレンチェックながらイタリアらしい柔らかい風合いを感じる事が出来、更にグレーベースと言うことで極めてベーシックな生地だと思います。
ロロピアーナ_グレンチェック②

まずはパンツから。仮縫いなので厳密な着心地等についてはコメントしませんが、それでも腰回り、ヒップ周りはピッタリでほとんど修正いらず。それでもジェンナーロ氏は前から、後ろからシルエットなどを確認しながら、チョークで所々に手なれた感じで印をつけていたのが印象的でした。
サルトリアソリートのトランクショー201702_②

今回はダブルブレストで仕立てて頂いておりますが、こちらも仮縫いながら絶妙な軽さと美しいシルエットは健在です。日本人の職人さんは仮縫いの時点で、かなり精度の高い仕上げを行ってくることが多いようですが、サルトリアソリートの場合は精度と言うよりも全体のバランスを入念に確認するような感じだったように思います。
サルトリアソリートのトランクショー201702_③

ジェンナーロ氏は体とのフィッティングを触りながら確認し、絞る所、削るところを確認しながらピン打ちとチョークを走らせます。その確認のスピードはかなりのもので、さすが60年以上のご経験をお持ちであることが強く感じられました。
サルトリアソリートのトランクショー201702_④

鏡を見ながらシルエットや生地のあまり具合を確認。時々、もっと絞った方が良いのか!?丈を削るのはこの程度で良いのか!?と言った意見を求められます。ただ、それはお客さんの好みを確認する、と言う感じの聞き方でした。
サルトリアソリートのトランクショー201702_⑤

仮縫い自体は本当にあっという間で、私が現在1着仕立てて頂いている日本人の職人である直井茂明氏の仮縫い時と比べますと、かける時間や確認箇所や方法など、だいぶ違う感じだったことが印象的でした。

個人的にはこれらのアプローチの違いが、どのような形で最終的な仕上がりに影響してくるのか、こないのか、とても興味がございますのでそのあたりも楽しみにしたいと思っています。

なお、今回のサルトリアソリートのトランクショーは平日含めて3日間開催されたのですが、昨年オーダーした既存のお客様の仮縫いの他にも、新規のお客さまが多く、かなり慌ただしい3日間だったと後日スタッフの方からお伺い致しました。

これからは3日間じゃ足りなさそうとのことで、それだけ多くのお客様が集まり、オーダー数が入ること自体凄いことですよね。また数ヵ月後には中縫いがございますので、それまで楽しみに待ちたいと思います。

■おわりに
さて、本当にあっという間で夢のような時間でしたが、とても良い思い出になるであろう素敵な時間を過ごさせて頂きました。

オーナーであるK氏やY氏からもお話は伺っておりましたが、ジェンナーロ・ソリート氏は紳士的かつ、丁寧で誠実に仕事をこなされるお姿がとても印象的で、サルト・フィニートと言う職人としてはもちろんですが、人として、人生の先輩としても心から尊敬出来るお人柄であると強く感じました。

自らの工房を持った当初こそ、顧客がつくまではとても苦労したそうですが、その後は現在に至るまで安定的にサルトの経営を行ってこられたと伺いました。それはもちろん仕立て職人としてのセンスや技術が多分にあることは間違いないのですが、それに加えて良い仕事をお客様に届けたいと言う真摯な姿勢と高貴な人間性こそ、長きに渡って多くのお客様から支持される所以ではないか、と個人的には思ったのでした。

どんな仕事であっても一番重要なことは、「信頼関係」。

お話を伺いながら改めてそんなことを強く感じましたし、人ととして、また一ビジネスマンとして、ジェンナーロ・ソリート氏、ルイージ・ソリート氏の姿勢に見習うべきことが多いように思いました。

最後になりましたが、素晴らしい時間を頂きましたジェンナーロ・ソリート氏とルイージ・ソリート氏、コーディネートをしてくださいましたMさん、そして今回の機会を提供して下さったSharonのスタッフの皆さまには心良い御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。そして、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
サルトリアソリートのトランクショー201702_⑦








Comment

サカ says... ""
素晴らしい時間を過ごされていますね!とても羨ましいです!!まだ中縫いがあるとのことでしたが、納品が楽しみですね!
ナポリの仕立ては日本の精巧な縫製とは異なり、良い意味で手仕事の匂いが漂うとききますが、如何でしょうか?
2017.02.11 08:21 | URL | #- [edit]
rm55 says... "Re: タイトルなし"
>サカ さん
こんにちは!コメントありがとうございます^^
お陰様で、本当に素敵な時間を過ごすことが出来ました!サルトリアソリートの仕立てる服のファンではありましたが、ジェンナーロ氏、ルイージ氏のお人柄にも惹かれてしまい、末永くお付き合い出来れば良いなぁと改めて感じた次第です。

さて、縫製の精緻さ、と言う意味では一般的にはご指摘のような違いがあるように感じます。ただ、実際にはナポリのサルトの中でもかなり精緻に仕上げるサルトもありますので、個別に見て行きますと国籍と言うよりは職人次第なのかぁという印象を個人的には持っております^^


2017.02.12 10:37 | URL | #- [edit]

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