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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!(前編):仮縫い編

こんにちは!
今年の3月にお送りした記事である「il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!:採寸編」。先月末にSharonさんにおいてil Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーが開催され、私も”仮縫い”のために参加してまいりましたので、本日はその時のことをテーマにお送りしたいと思います。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!(前編):仮縫い編_①

それでは、早速まいりましょう。

■オーダーしたのは、色気溢れるホールカット!
さて、「採寸編」ではどんなモデルをオーダーしたのか明らかにしていなかったのですが、この度私が選んだモデルは、自身初となります、ホールカットです!ホールカットとは、ヒール部分にしか縫い合わせが存在せず、一枚の革で構成されている”シンプルの極み”とも言うことが出来るモデルです。


※上記はホールカットを日本に広めた立役者であるBerlutiのALESSANDRO 

以前シンプルな靴が欲しくて、ジョン・ロブのプレーントゥのモデルであるガルニエを検討したことがあったのですが、他に欲しいモデルがあったので諦めたことがありました。



ただプレーントゥも良いですが、せっかくスミズーラをするのであれば、よりシンプルでミニマムなホールカットの方が良いかなと。

なお、このホールカットですが個人的にはなかなか難しいモデルだと感じております。と言いますのも、シンプルな造形ゆえにアンバランスであるとすぐにその違和感が表に出てきてしまいますし、1枚革で構成されている為、履きジワと言うのも気になってきます。つまり、既成であれば自分の足とラストが合っていないと、”良いシワ”にならずに不格好になってしまうわけです。

あまり技術的なことは分からないのですが、実際シンプルゆえに革質が雰囲気に如実に出てくるとも言われているそうですし、木型の良し悪しも分かりやすく出てくると言う、革のセレクトを含めて職人に一定以上の技術力が求められるモデルだそうです。

ちなみに個人的にはそういった技術力云々と言った難しい!?アプローチではなく、il Quadrifoglio(イルクアドリフォーリオ)の職人である久内淳史(きゅうないあつし)氏の手掛けたホールカットの美しさと艶感に惚れてしまったと言うのが正直なところです。

「採寸編」の記事にも記載しておりましたが、たまたまSharonさんに訪問した日がil Quadrifoglioのトランクショーの初日であり、その日に、久内氏が手掛けたホールカットのシューズをSharonオーナーであるK氏が履いていらっしゃったのです。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)_ホールカット②
※K氏の承諾を得て、撮影、掲載しております。

そのため息のでるような美しさと、イタリアはフィレンツェの巨匠たるロベルト・ウゴリーニ氏に師事していたことを彷彿とさせるような色気あるスタイルにたちまち魅了されてしまいまして、ス・ミズーラの予定など全くなかったにもかかわらず、思わず1足オーダーをしてしまったと言う経緯がございました。

日本人の靴職人は今や世界的にも高い評価を得ていると言われており、海外で活躍されていらっしゃる著名な職人さんも多数いらっしゃいますよね。

私もスーツ/ジャケットやシャツのス・ミズーラ(ビスポーク)の次は靴だ!と考えていた時期がございまして、名だたる日本の靴職人さんの画像を夜な夜なチェックしていたことがござました。

そのような中で、久内氏は珍しく!?イタリアらしい色気と艶感あるスタイルを持った職人さんであると感じたわけです。日本人の職人さんは英国で修行を積まれた方はもちろんですが、イタリアで修行を積まれた方も、どちらかと言うと英国靴のスタイルを持っていらっしゃる方がほとんどのような気が致します。

私もどちらかと言えば、「質素過ぎるわけではなく、かと言って華美なデザインでも無い」英国靴のスタイルが好きなので、初めはこの方でお願いしようかな!?と頭に描いていた方がおり、実際にアトリエまで足を運んでおりました。

が、実際に久内氏の靴を拝見するや、その溢れだす色気に惹かれてしまい、そのままオーダーとあいなりました。(笑)それでは、そんな私がオーダーしたホールカットの仮縫いの様子をご紹介致します。

ちなみに、革はシンプルなカーフレザー。色はダークブラウンです。私のスタイルを考えた際には、まずは最も使い勝手の良い仕様でお願いすることと致しました。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!(前編):仮縫い編_②

■価値観・世界観が変わるほどの、衝撃の出来事
まず結論から申し上げますと、ちょっと自分の革靴に対する価値観、世界観が変わってしまうほどの衝撃を受けました。靴のス・ミズーラって凄いなと。。

まず当日は前回採寸した際のデータに基づき、仮縫い用の革で仕上げて頂いたサンプルシューズに足入れをしたのですが、当然のことながら!?足を入れた際にどの部位の革も自らの足を妨げることなく、気持ちよくフィットします。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!(前編):仮縫い編_③

それでも、履いた状態で立ち上がり、久内氏がそのフィッティング具合を手で触りながらチェックしていくと、ここはもう少し削った方が良いとか、ここはちょっと当たっているので少し出しましょうとか、細かなチェックを入れておりました。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!(前編):仮縫い編_④

日本人の職人さんの中には靴内の足の状態が見える素材を使って仮縫い用の靴を作ったり、仮縫い用の靴をカットして状態を確認される方もいらっしゃるようですが、久内氏は仮縫い用の靴の上から自分の手で細かくフィッティングの状態を確認しつつ、チェックをされるというオーソドックス!?なスタイル。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!(前編):仮縫い編_⑤

一通り手で触って確認をしますと、今度はペンを持ちながら再度修正箇所を手で触りながら修正ペンを入れていきます。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!(前編):仮縫い編_⑥

すると、あっという間に仮縫い用の靴の修正箇所が”見える化”されましたょ。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!(前編):仮縫い編_⑦

それでも私の場合は、最初の仮縫いとしてはかなり精度高く仕上がったようで、大幅な修正と言うのはなかったようです。やはり足の形状によっては大幅な修正を施す必要がある例もあるようですが、そういった修正箇所をしっかりと炙り出すための工程がこの「仮縫い」と言われる工程ですので、この時点での精度の有無はあまり関係ないのかもしれません。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!(前編):仮縫い編_⑧

私の場合は仮縫いの靴が上手く仕上がっておりましたので、足入れをした時点で「いつもと違う」と言うことを素人ながらに感じておりました。ただ、それでも実際に立って歩いてみた瞬間、私が靴に持っていた価値観・世界観が”はっきりと変わった”ことを身をもって実感したのです。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!(前編):仮縫い編_⑨

具体的には、Sharon専属の職人である直井茂明氏でス・ミズーラをしたスーツを着用した際に持った感覚と全く同じだったのですが、それを”身にまとっていることを感じさせない”ような感覚があったのです。

つまり、おかしなお話ですが、”靴を履いているのに、まるで裸足で歩いているかのような錯覚”を覚えたわけですね。

どんな人であっても、その人の足が既成靴のラストに100%フィットすることは稀と言いますか、ほぼ無いですよね。トゥまわりに若干の圧迫感があったり、甲に圧迫感があったり、あるいはヒールがちょっと抜けてしまったりと、どこかしらに不具合はあるものです。

それでも、履きこむことで革が自らの足に馴染んだり、底のコルクが沈み込みことで自分の足に近い形状となり、その不具合の大きさが軽減されるのだと思うのですが、ス・ミズーラの靴と言いますのはフィッティングが合いますと、まるで自分の足のかのような感覚が、最初から実現されるわけです。

既成靴を履いていた際には自然とどこかで”靴に合わせた歩き方”をしていた、具体的に言えば、例えばヒールが抜けないように足に力が入っていたりしたわけです。

ところが、今回の仮縫い用の靴ではそう言ったことが一切なく、ヒールはしっかりと自然に足についてくるし、ボールジョイントや甲を靴が圧迫することは一切ない。その心地良さと言うのは、感動モノで、その現実を受け入れられずに仮縫い用の靴を履いたまま店内を行ったり来たり、何度も往復してしまいました。。

「柔らかい仮縫い用の革だから」と久内氏はおっしゃいましたが、それにしてもこの衝撃たるや、忘れられない経験となりました。

服、特にジャケットは重力によってその服の重みが身体にかかってくるわけですが、靴には服の重みとは比べ物にならないほど重い、自分の体重がかかってくるわけです。だからこそ、足と靴とが合っているか否かと言うことが服以上に明確に出るのだろうと感じた次第です。

それにしても、今回は生まれて初めて「自分の足に合った靴とはどう言うものなのか」と言うことを、仮縫いながら教えて頂いた気が致します。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!(前編):仮縫い編_⑩

私は既成靴での経験も十分でないままにスミズーラ(ビスポーク)に飛び込んでしまったがゆえに、その衝撃具合も大きかったのかもしれませんが、2回目のフィッティングが楽しみでなりません。。

また数か月後にもイル クアドリフォーリオのトランクショーはSharonさんにて開催されると思いますので、気になる方は是非訪問されてみてはいかがでしょうか!?もしスミズーラが初めてであれば、きっと私と同じような衝撃!?を受けることになるのではないでしょうかっ。(笑)






Comment

Yasuyuki says... ""
こんにちは。ビスポークの一足目にホールカットを選ばれるとはさすがです。仮縫い靴をそのまま履いて帰れそうな出来栄えですね。これは、踵の縫い目はないんですか?出来上がりが楽しみですね。
2017.06.03 16:37 | URL | #- [edit]
rm55 says... "Re: タイトルなし"
> Yasuyuki さん
こんにちは!コメントを頂き、ありがとうございます^^
本来ベーシックなクォーターブローグあたりから入ろうと考えていたのですが、久内氏の色気溢れるスタイルをより堪能できるモデルであれば、ホールカットの方が最適かなと言う考えで選びました。ローファーやUチップなんかもカッコ良いので、職人さんの強みがより感じられるモデルで作りたいと思っています^^

踵の縫い目ですが、内側にありますよ。後ろから見ると見えにくいので、そのあたりのデザインも気に入っています。(笑)
2017.06.04 00:05 | URL | #- [edit]
Yasuyuki says... ""
おぉ〜縫い目ありましたか。失礼しました。しかし、後ろから見て、それが目立たないというのは、やはりエレガントですね。写真でもクオリティの高さはバッチリ伝わってきてます。やっぱり2足目考えちゃいますよね〜。分かります。
2017.06.04 11:53 | URL | #- [edit]
rm55 says... "Re: タイトルなし"
>Yasuyuki さん
こんにちは!コメントを頂き、ありがとうございます^^
一応縫い目は内側に1本入っているのですが仰るように後ろからは見えないので、そう言ったデザイン的な処理も本当に気に入っております。縫い目を効果的にデザインとして活用するのも良いですが、ヒール部分はシームレスで繋がっていると、やっぱり「美人」に見えますよね!?(笑)

個人的には質素すぎず、かと言って艶感が出すぎないロブパリのエレガントな雰囲気や、主張することなく、真面目な印象のグリーンも大好きですが、相当ともに日本では値段もだいぶ上がっておりますし、靴好きの方に評価が高い他の既成靴も同様にかなり高い印象です。

恐らくイルクアドリフォリオよりもロブパリの既成の方が高いモデルさえあると思いますので、そう考えるとイルクアドリフォリオのクオリティと価格とのバランスに対する満足度は恐ろしく高そうです。

靴はそれこそしっかりとメンテナンスをすれば10年単位で使えると思いますので、少しずつで良いのでお気に入りの靴を増やしていければと思っておりますょ^^
2017.06.04 23:20 | URL | #- [edit]
Yasuyuki says... ""
縫い目が見えない。これは靴に限らずですが、ドレス感がアップして、より美しく見えますね。
男は美人に弱いですから(笑)
 
ここ最近、日本は革靴の値段が上がりすぎですね。4月に日本に帰国した際に、某メンズ館でACの値段見たら、ぶっ飛びました・・・(もちろん良い物だとは思いますが)

一度、ビスポークのフィット感や、自分だけの世界に唯一の靴等々、に満足してしまうと、物見る基準ラインが高くなり、その分、期待値が上がってしまいますよね。
後は、満足度と値段との妥協点を探る感じになるかと。

出来上がりを楽しみにしています。
2017.06.05 10:15 | URL | #- [edit]
rm55 says... "Re: タイトルなし"
>Yasuyuki さん
男は美人好き、確かに間違いないですね。(笑)

しかし、確かに日本はインポート物はなんでも高いです。。特に革は関税が高いこともあって、本国と比べると恐ろしく高いですね。。ACはブランディングもあるのだと思いますが、製造元ブランドよりもかなりお高い印象です。

個人的にはあの雰囲気はかなり好きで、一度某百貨店よりも安く出していた某セレクトショップで試着しました。その際はトゥまわりの雰囲気が特に良いなぁとかなり惹かれましたが、結局それでもその際は高すぎて諦めましたけれど。。
※Yasuyuki さんのポストを拝見し、うらやましく思う日々です。(笑)

でも、本当にYasuyukiさんの仰る通りかと思います。ビスポークは着心地、履き心地は当然既成よりも満足度は高くなりますが、着心地だけが購入における判断基準の全てではないと思いますので、諸々をテーブルの上に載せて判断することになりそうです。

毎度稚拙な内容で恐縮ですが、引き続きどうぞ宜しくお願い致します^^
2017.06.06 01:18 | URL | #- [edit]

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