<?php include_once("analyticstracking.php") ?>

30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)を仕立てる!:後編

こんにちは!
本日は、「Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)を仕立てる!」の後編と言うことで、細かなディティールなどを取り上げながら、サルトリアシャロンで仕立てて頂いたブラックスーツを見ていきたいと思います。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑪

それでは、まいりましょう。

■サルトリア・シャロンのブラックスーツのディティール
まず今回使用した生地ですが、1936年に創業した老舗のミルであり、世界40カ国以上に生地を卸していると言うカノニコ社のウール(100%)から選びました。

オーダーしたのが昨年だったので詳細は失念してしまったのですが、目付はだいたい230g前後で、 Super 110's前後位と言ったところでしょうか。今回は慶事だけではなく、弔事での利用も考えておりましたので、あまりキラキラした光沢感のある生地ではない、一般的なものから選びました。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑫

日本はカノニコの生地を世界で1番輸入している国の1つだそうで、その為仕入れ価格もかなり抑えられていると言います。つまり、クオリティに対して価格がリーズナブル。特段のこだわりがないのであれば、ブラックスーツ(略礼服)を仕立てる際の生地として最適な生地メーカーの1つが、カノニコなのかもしれません。

今回仕立てる際には「冠婚葬祭で利用する略礼服」であることを職人である直井氏(※)に伝えておりましたので、フロントのデザインは段返りの3つボタンではなく、2つボタン仕様に設定頂いております。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_②
※サルトリア・シャロンの場合はパターンメイキングなどを担当し、縫製は別の工房にて実施

フロントは2つボタンですが、ボタン位置などをバランスよく配置頂いておりますのでVゾーンの大きさも普段着用している段返りの3つボタンと比較してさほど変化はなく、クラシック過ぎず、かと言ってモダンすぎない絶妙な塩梅です。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_③

ラペルの幅はややワイドな10.5cmほど。もちろん手縫いですのでフラワーホールをはじめとしたホール関係は手かがりです。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_④

また、ステッチはカジュアルなダブルではなくシングル。しかも略礼服と言うことで、悪目立ちしない感じで入っています。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑤

袖のつき方には手縫いならではの十分なイセコミが感じられますが、いかにも手縫いと言ったゴリゴリのマニカカミーチャな感じはなく、サラっとしています。実際に人体が中に入りますとよりナチュラルな袖付けに見えますので、この辺りは利用シーンを想定しての仕様かなと思います。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑥

ウエストのポケットももちろん切ポケ(両玉縁)。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑦

そして、フォーマルの場で使うスーツのディティールとして一番!?意識するのがベントの処理。ビジネス等で使う際は動きやすさを重視したサイドベントを好んでおりますが、今回はその歴史が最も古く、由緒正しいクラシックなディティールとしてフォーマルシーンに用いられる「ノーベント」です。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑧

ベントが切ってありますと、その生地のゆらぎに軽快感やスタイリッシュな印象を持ったり致しますが、ノーベントですとキュッとしまったヒップまわりになりますので、クラシックで美しいフォルムを表現してくれそうです。その分動きやすさは半減してしまうと思いますが、フォーマルな場で激しく動き回ることは通常ないので問題ないと思います。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑬

ちなみに、裏地は総裏仕様。普段は耐久性よりも軽い着心地を好んで背抜き仕様にすることが多いのですが、今回はフォーマル仕様と言うことで総裏にしております。生地の目付的にも、夏場を除けは通年で使うことが出来そうだと思っています。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑭

お次はパンツです。ご覧の通り、スタイリッシュさよりも、ややゆとりあるクラシックな風合いを意識したシルエットで仕上げて頂いております。その為、股上もやや深め。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑮

私がスーツを仕立てて頂く際には、スミズーラ(ビスポーク)にせよ、パターンオーダーにせよ、必ず1プリーツで仕上げて頂きます。インプリーツも1本持っておりますが、雰囲気はアウトプリーツの方が好みですので今回もアウトプリーツ仕様。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑯

個人的な好みであるボタンフライに、サスペンダーボタンも装着。ベルトループは付けて頂きましたが、基本はサスペンダーで吊って穿くことを想定しておりますので、ウエストもややゆとりあるサイジングで仕立てて頂きました。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑰

パンツもジャケットど同様に手縫いですので、ボタンホールもこの美しさ。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑱

こちらはバックサイド。直井氏がご自分で縫われる(サルトリア・ナオイ)際にはダーツは1本ですが、サルトリア・シャロンはナポリのパンツなどで見かけることが多い2本のダーツ。もちろんパターンオーダーとは言え、ヒップに綺麗に吸いつくシルエットは健在でしたょ。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑲

最後にパンツの裾処理。普段ならダブル幅4.5cmで仕上げて頂きますが、今回は礼服ですのでモーニングカット仕様です。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)_⑳

と言うことで、略礼服ならではの仕様を多く取り入れたサルトリア・シャロンで仕立てて頂いたブラックスーツ。今のところ登場の予定はないのですが、実際に納品を頂きますと、結婚式やパーティなどに参加したくなるから不思議ですね。(笑)

いずれにせよ、非常に満足度の高いブラックスーツ(略礼服)を無事にワードローブに向かいいれることが出来ましたので、いざという際にはしっかりと礼を尽くして、大切な方の大切なイベントに参加させて頂こうと思います!

ちなみに、サルトリア・シャロンのトランクショーではスーツやジャケット、パンツのみならず、普段は受け付けていないコート類のオーダーも可能とのことですから、気になる方はご予約の上、訪問されてみてはいかがでしょうか!?

以下、Sharonさんの公式HPより抜粋。

■<Sartoria Sharon>TRUNK SHOW
・開催日程:6月23日(金)~6月25日(日)12:00~20:00(最終受付19:00まで)
・開催場所:Sharon 2F
・所要時間:約1時間
・価格
 SUIT:¥250,000(税別)〜
 JACKET:¥195,000(税別)〜
 PANTS:¥55,000(税別)〜
 COAT:¥270,000(税別)〜

・納期:約2ヶ月
・仮縫い:コートのみ
・直井茂明本人による直接採寸
・事前予約制

お問い合わせ:Sharon(シャロン)
Tell:03-6418-5131(受付時間:12:00~20:00)






Comment

TY says... "着用の画像求みます"
トルソーくんではなく、実際の着用画像(全身)が見たいです!
インスタでも良いので

ところで、パンツの裾幅は何センチにされているのでしょうか??
2017.06.24 08:55 | URL | #n1XecPQI [edit]
rm55 says... "Re: 着用の画像求みます"
> TY さん
こんにちは!コメントを頂き、ありがとうございます。
また、ご返信が遅くなり失礼致しました。

裾幅は18cmですね。スーツは18.5cm前後、ジャケットの組下ですと17.5cm前後が多いです。

サルトリアシャロンのブラックスーツの着画も時間を見つけて撮影しておきますね。
ちょっとお時間頂くかも知れませんが、どうぞ宜しくお願い致します!
2017.06.26 00:05 | URL | #- [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する