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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

セールと原価率の意外な関係。

こんにちは!
本日は「セールと原価率の意外な関係。」と言うことで、コラム的にお送り出来ればと思います。

それでは、まいりましょう。

■セールありきの価格&原価設定!?
さて、先日「ルミネのセール開始が他より1カ月遅い事情」と言うコラムが東洋経済オンラインにて配信されておりましたが、ご覧になられた方はいらっしゃいますでしょうか!?
東洋経済オンライン
※画像は東洋経済オンラインより拝借致しました。

このコラムの中で、定価から値引きをして販売をするセールと言うのは”消化仕入れ”と言う形態でビジネスを行っている百貨店ならではの商慣習によって生み出されたものであることや、値引き販売と言うセール文化が浸透してくるにつれて、商品の原価率が下がって行ったという背景が記述されております。

元のコラムの内容を引用しながら、もう少し具体的にご説明申し上げますと、

『消化仕入れとは、百貨店にテナントを借りている卸業者やメーカーが、商品を販売(消化)したと同時に、百貨店が商品を仕入れるという仕組み。商品を買い取って販売する“買取仕入れ”と比べて在庫を抱えずに済む一方、利益率は“消化仕入れ”のほうが低く』なると言います。

”利益率が低い”と言うことは、1商品あたりから得ることの出来る”「利益額」が小さい”ことを意味しますので、「利益額を多く取る」ためには、数をさばく必要に迫られますね。

そうなりますと、『数で勝負するしかない百貨店は、テナントとして場所を借りているアパレル各社に店頭の在庫を増やすように要求。それによって多くの商品が余ってしまうという現象が起き、在庫をダブつかせないためにセールを行う』ようになったと言うのが、百貨店の商慣習によって定価から値引き販売をするセールが生み出された背景です。

また、テナントとしては売れるかどうかわからない商品の店頭在庫を大量に増やすと言うことは経営上のリスクになるわけです。そこで、『売れ残りを危惧したアパレル各社がリスクヘッジとして行ったのが、原価率を下げること』だったと言います。

更に、『セールという文化が浸透してからは、商品を開発する段階から、「どれくらいの数が定価で売れて、どれくらいの数がセールで売れるか」という予測を行ったうえで品数や販売価格が決めら』れているそうです。

つまり、アパレル各社は発売開始時点で既に、”セールで定価より値引き販売をしても損をしない定価設定を行い、原価設定を行っている”、セールありきの価格&原価設定を行っていると言うことになります。

個人的には決して”原価率の高低”がそのまま”商品の魅力度の高低”と完全に一致するわけではないと思っておりますが、原価率を下げるには、

①素材のクオリティを下げる
②仕様を簡素化(クオリティを下げる)する
③人件費の安い外国に生産拠点を移す=誰でも、どこでも作ることが出来る商品になる
④大量生産により単位当たりのコストを下げる

と言った方法が主たる方法であることを考えますと、かなりの確度で「原価率が低い商品=魅力度に欠ける商品」であると言うことが言えるのかもしれません。

■魅力的な商品を増やす方法
資本主義社会において企業が利益を追求することは当然たる活動である、と言う主張が成り立つ一方、その当然の活動の結果として世の中に魅力度の低い商品がどんどん増えて行ったと言うのはなんだか寂しい気も致しますが、全てではないにしても、これも私たちが愛するアパレル業界の1つの側面であると言うことは言えるのかもしれません。

このような中で、今回引用させて頂いたコラムの執筆者であるファクトリエ代表の山田 敏夫氏は、『セールを行うことは、安く売ることを見据えて原価率を下げることであり、それはものづくりの品質を下げることに直結』すると言い、『価格以外の部分で堂々と「うちはここが違います」と胸を張って勝負できるものがあれば、極論を言えばセールを行う必要はない』と主張します。

つまり、品質のしっかりしたものを適正価格で販売をすれば、消費者はセールではなく、定価で商品を買ってくれるはずであると言う主張だと思うのですが、この考え方には(現実的か否かは別として)個人的にも賛同しております。

私はこれまでのたび重なる散在と言う経験のお陰で!?自分の中におきまして、なんとなく価値と価格と基準と言うのが出来てきているように思います。

よって、例えセールであっても自分の中で買いだ!と思える価格にならないと買わないですし、プロパーであったとしても価値がある!と思えば定価で買っている自分がおります。(もちろん中には定価で買いだ!と思っても予算上買えないものもございますが・・・。)

結局最後は、財布の紐を握っている私たち”消費者自身が世の中に魅力的な商品が溢れる状況にするのか否かを決めている”、つまり、(だいぶ大げさですが)ファッション業界の未来は服を心から愛する私たちのような消費者が自ら選ぶことが出来るはず!と思っています。

魅力的な商品であれば定価でも消費者は買いますし、そうでなければ適正だと各々が考える価格になるまで待つ、つまりセールまで買わないと言うことですね。

魅力的な商品が世の中に溢れるためには、私たち自身が商品の良し悪しを(ある程度)判別出来る審美眼や選定眼を持ち、また各々が自分なりの価値基準をしっかりと育てていくことが、結果として魅力的な商品を世の中に残していことに繋がるのではないか、と素人ながら思っているわけです。

自分でも書きながら”理想論”だなぁとか、”キレイ事”だなぁなどと思う瞬間もないわけで無いのですが、

「誰がアパレルを生かすのか」

と言うことを、ファッション好き、アパレルの大ファンの1人として真剣に!?考えながら、自らの”買う”と言う行為を通して自らの考えを主張して行きたいと考えております。

さて、皆さんはどうお考えになられますか!?

なお、本記事の内容は私rm55独自の見解であり、記事に引用させて頂いたファクトリエの山田氏に主張を要約したものではございません。引用箇所は山田氏の主張の一部でしかなく、主張の本質は別のところにありますので、気になる方は元記事をご覧くださいませ。
※『』内が元記事の引用部分






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