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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

合物の魅力!?:SARTORIA SOLITO(サルトリア ソリート)シングル3Bジャケット(2017AW)

こんにちは!
本日は、「SARTORIA SOLITO(サルトリア ソリート)のシングル3Bネイビージャケット(2017AW)が納品!」と言う記事でご紹介しておりましたサルトリアソリートのジャケット着用イメージをご紹介差し上げながら、この時期ですがっ!?改めて気付いた「合物」の生地の魅力を考えてみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■ナポリ仕立ては、もともと端正な美男子!?
さて、納品をご報告させて頂いた記事でも記載しておりましたが、このサルトリアソリートのジャケット、個人的にはかなりの美男子ではないか!?と思っていたりします。(笑)自分で言うのもアレですが、着用した人間の体を本当に美しく魅せてくれる気がしておりまして、個人的には大変に気に入っているのです。

で、その実際の着用画像がこちらです。

持っているスタイルやビジュアル的な雰囲気は、Sharonさんで扱うサルトリアソリートの世界で唯一のプレタポルテライン(既製品:「Solito house exclusive per Sharon 」)との差異を大きく感じることはありません。それでも、やはりプレタに比べますと肩まわりを中心としてピッタリと体型にフィットしているからでしょうか。プレタとは異なる美しさを感じます。
サルトリアソリートのシングル3Bジャケット(2017AW)_着用イメージ①

私が今現在魅了されている「ナポリ仕立て」について学びはじめた当初は、それこそ手縫い感の溢れるヴィジュアルを持つ仕立てこそが「ナポリ仕立て」である、と思い込んでおりました。が、今現在では、そう言った視覚的な要素は「ナポリ仕立て」の本質を言い表す物ではないと考えています。
サルトリアソリートのシングル3Bジャケット(2017AW)_着用イメージ②

それでもあえて視覚的な要素に触れるのであれば、スーツ発祥の地である英国の威厳ある、構築的な雰囲気を持ちながらも、ショルダーラインやラペル、ボディのシルエット(ドレープ)にはイタリアならではの柔らかさ、艶やかさ、ナチュラルさを有するのが、いわゆる英国を源流とするアットリーニが生み出したナポリ仕立ての正統なヴィジュアル的スタイルであるように思っています。
サルトリアソリートのシングル3Bジャケット(2017AW)_着用イメージ④

それは「ナポリ仕立て」が生み出された背景を考えれば分かることですが、英国の貴族階級がひと夏のバカンスをナポリで過ごすための、バカンス用のスーツやジャケットをナポリの職人につくらせたのが「ナポリ仕立て」の始まりだと言われております。従いまして、英国の貴族階級の方々が着用するためのスーツやジャケットがオリジナルであると。すると当然ですが、ヴィジュアル的なスタイルとしては”英国っぽい”スタイルになりますよね。
サルトリアソリートのシングル3Bジャケット(2017AW)_着用イメージ③

それでも温暖であり、かつバカンスでリラックスするためのスーツやジャケットなわけですから、極力快適であることが求められます。そこで、分厚いパッドや副資材、裏地などが取り払われて行き、そしてその過程においてイタリアならではの美的価値観が取り入れられ、ひと夏を愉しむためだけに生み出されたのが「ナポリ仕立て」なわけですね。
サルトリアソリートのシングル3Bジャケット(2017AW)_着用イメージ⑤

このような流れを経て、一見、英国仕立てのような端正な顔だちを持ちながらも、実際に着てみるとパッドや副資材が取り払われていることから大変に軽くて柔らかい、艶感ある仕立てとなるナポリ仕立てが生まれることとなったわけです。
サルトリアソリートのシングル3Bジャケット(2017AW)_着用イメージ⑥

従いまして、今では手縫い感溢れるステッチや土臭さと言ったイメージを持たれることも多い「ナポリ仕立て」ですが、あまりゴテゴテしていない、端正な美男子であることが「ナポリ仕立て」本来のビジュアル的なスタイルだったのではないかと、そのように私は思っております。

■仕立ててみて分かった、合物の魅力!
そんな美男子たる「ナポリ仕立て」を感じるのに最適であったのが、今回ジェンナーロ・ソリート氏とともにセレクト致しました、、HOLLAND & SHERRYの目付280/310g/mと言う、いわゆる合物のウーステッド。
サルトリアソリートへのスミズーラ_ジャケット生地③

だいたい250g~300g/m前半くらいの目付が日本の春や秋に着用することの多い合物生地として扱われているように思うのですが、私を含めて服好きの方々がスミズーラ(ビスポーク)をされる際に選ばれる生地の多くは、季節感のあるものが多いように感じております。

例えば、春夏であればモヘヤやリネン、コットン、またはそれらとウールが混紡された生地であったり、秋冬であればカシミアやウールの中でも起毛感のあるフランネルやサキソニーなども人気かもしれません。

このような中で合物の最たる魅力と言えば、やはりその着用期間の長さを挙げることが出来ますね。例えば春先はコットンのニットを挟んで防寒性を担保し、盛夏前はジャケット単体で使う。秋から冬にかけてはそれこそジレやコットンニット、そして寒くなったらウールやカシミアニットなんかを着用すれば盛夏を除いては1年中着用出来るのではないか、と思っていたりします。

もちろん四季に合わせて装いや生地を変化させるのもファッションの大きな愉しみの1つだと思うのですが、お気に入りのスーツやジャケットを、合わせるアイテムを変えながら長い時間をかけて愉しむのもまた、ファッションの愉しみ方の1つとしてはアリかなと思うわけです。

この時期であってもアウターを着れば合物生地でも寒いと言うことはないですし、逆にオフィスなどでは暖房も効いておりますので、あまり目付のある生地ですと逆に冬場でも暑さを感じたりしてしまいます。

その点、合物の生地ですとオフィス内でも快適に過ごすことが出来ますので、着用期間の長さに加えてオフィス空間(室内)での快適さ、と言う観点からも改めて合物生地の魅力を感じた次第です。

プレタポルテで展開されるスーツやジャケットなんかも一般的にはより季節感のある生地をセレクトし、仕立てられていることの方が多いように思います。従いまして、シーンを選ばずに使えるベーシックな生地で、かつそれが合物であるプレタポルテと出会えることは少ないのではないでしょうか。

そんなことを考えますと、ネイビーの合物の生地(ウーステッド)でジャケットを仕立てて頂くと言うのは、大好きな服を極力長い期間着用出来ると言う言う観点では大変におススメです。

春夏はトロピカルウールのグレーカラーのパンツにシルクやニットタイ、秋冬はフランネルのグレーカラーのパンツにウールやカシミアのタイを合わせ、あとは気温に合わせてニットやジレを入れ、アウターで調整すれば、スタイルと言う観点ではもちろん、季節感のある装いと言う観点でも大変に汎用性の高いスタイリングが出来るように思います。

初めてのスミズーラ(ビスポーク)となりますと、どうしてもオーダーを入れる時期における”旬な生地”がセレクトされたバンチブックから選ばれると思うのですが、今回合物のウーステッドでネイビーカラーのジャケットを仕立てて頂いた経験を持ってしますと、合物はかなり使える!と言う強い実感を覚えておりますっ!

と言うことで、ファースト・スミズーラは合物の生地でネイビーカラーのジャケット!と言うのは大変におススメですので、今後初めてのスミズーラを考えていらっしゃる方は、是非候補の1つに入れてご検討頂ければ幸いです。

好きな服を1年を通して着用出来る喜びを、一緒に噛みしめましょう!(笑)






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