<?php include_once("analyticstracking.php") ?>

30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

ホームページがあるストリート!?ジャーミンストリート(Jermyn Street)を歩く 後半

こんにちは。
前回に引き続き、ロンドンの英国紳士の通り、ジャーミンストリートに関する記事をお届けします。

■稀代の洒落者 ボウ・ブランメルと会う
ジャーミンストリートを歩き進んでいくと、一つの銅像と出くわします。
上半身にはダブルのジャケット。スラリと伸びた長い足には、フィットしたトラウザーズに、ブーツ。そして首には特徴的なネッククロス(ネクタイよりも長い絹織物)をオシャレに巻き上げて佇んでいる彼こそ、ジョージ・ブライアン・ブランメル、その人なんです。洒落者ブランメルを意味するボウ・ブランメルの愛称で親しまれています。
ロンドンのジャーミンストリート_ブランメル像①

なにがそんなに凄いのか、というと彼の活躍した1700年代後半という、今から200年以上も前に現在の紳士のスタイルの原型を確立したからなんです。

当時の洒落者達は、女性の衣装よりも派手な色と飾り、大胆なカッティングなどで奇抜さを競いあっていたのですが、そういったデコラティブなスタイルから、よりシンプルで、体にナチュラルにフィットするカッティングのものをまとい、色も黒と白を中心に、ネイビーを加えるくらいだったとか。それは今日のブリティッシュスタイルに通じるものがあります。

そんなブランメルのスタイルは、当時の洒落者達に衝撃を持って受け入れられ、「ナポレオンよりも、ボウ・ブランメルになりたい。」と言われるほど崇拝されたようです。
ロンドンのジャーミンストリート_ブランメル像②

また、ブランメルはネッククロスを特に重要視し、結び方は数知れないとも言われているそうです。さらに、舞踊会やディナーパーティーではブランメルの首元が注目される事になり、翌日には結び方を真似る紳士が現れるほどのカリスマ性を誇ってたというエピソードもあるのだとか。

そんな彼の残した言葉の一つにこんなものがあります。
「街を歩いていて、人からあまりじろじろと見られているときは、君の服装は凝りすぎているのだ。」

なんだか今のイタリアンファッションに対するアンチテーゼのようにも聞こえますが(笑)、その言葉がどういった背景から出た言葉なのかが気になる方は、webで「ボウ・ブランメル」で調べてみて下さい。

■ジャーミンストリートも終盤に
さて、気を取り直して進めましょう。
ちょうどボウ・ブランメル像の背後にあるのが、エドワード・グリーンです。
ロンドンのジャーミンストリート⑨

帰国前の最終日に覗いて見たらセールを始めてました。聞くと、本来は翌日かららしいのですが、前倒しで始めたのだとか。30%offくらいの割引率でしたよ。ちなみに元値で£660〜680位。日本円で11万円ちょっとという感じでしょうか。
ロンドンのジャーミンストリート⑭

また、その隣にあるのがTaylor of Old Bond Street(テーラー オブ オールド ボンドストリート)。グルーミング用品や各種ブラシを取り扱う老舗の高級専門店です。洋服ブラシは豚毛らしいので、英国のツイードジャケットやフランネル素材であれば適していると思いますが、より繊細な素材を使っているイタリアのジャケットにはちょっと強すぎるかもしれませんね。
ロンドンのジャーミンストリート⑪

さて、ジャーミンストリートにはいくつかアーケードがありますが、有名なのはピカデリーアーケードでしょうか。ロンドンにはこういったアーケードがいくつかあり、中には紳士の靴、服、服飾雑貨、ジュエリーなどを扱うShopが商店街のように連なっています。私はあまり時間も取れなかったのでサラッとしか見ていませんが、今後訪英される方で時間に余裕がある方はチェックしておいて損はないと思いますよ。
ロンドンのジャーミンストリート⑩

そして、角地においてオーラを放っているのが「007 」シリーズの歴代ボンドが愛用したシャツの老舗 Turnbull & Asser(ターンブル&アッサー)です。ターンブル&アッサーは、それまでの無地で地味なシャツが多かった頃に、ヴィヴィッドな色と柄を用いたシャツを世に送り出したことで有名になりました。手前が既製品、奥にはビスポークの専門Shopがあるようでした。
ロンドンのジャーミンストリート⑫

Shopスタッフのスタイルも、私がジャーミンストリートで見たどのShopスタッフよりもクラシカルなイングリッシュテーラードスタイルで、これにはしびれました。結局買いはしませんでしたが、十分入るだけでも価値のある老舗シャツメーカーだと思います。

そして最後は、英国ではないのですが、フランス紳士靴の雄、J.M.Westonです。2012年の9月にバーリントンから、このジャーミンストリートに移転してきたのだとか。確かエドワード・グリーンもバーリントンアーケードから移転してきたと聞いたので、世界の名だたるブランドが出店を望むジャーミンストリートの魅力が理解できますね。
ロンドンのジャーミンストリート⑬

そんなファッション好きの男性にはたまらなく魅力的なジャーミンストリートですが、ホームページまで開設されているんです。もうストリートそのものがブランドと化していますね。

イメージでいうと日本でいう合羽橋の道具街目黒のインテリアストリートに近いのかもしれませんが、その歴史、文化、クラフトマンシップといった風格はちょっと別次元でした。

■商売、そして歴史と文化
さて、いかがでしたでしょうか。
2回に渡ってお伝えしてきた英国紳士の通り、ジャーミンストリート。日本のように駅ビルに人気のブランドが出店したり、大型商業施設に出店したりといった経済的合理性とはまた異なる軸で自分達のモノづくり、商売をしている姿がそこにはあり、歴史と共に歩んでいる姿勢を明確に感じ取ることができました。なんといいますか、商売と歴史と文化が密接につながっている感じがするんですよね。

どちらが良い、悪いという話ではありませんが、個人的にはジャーミンストリートのもつ雰囲気、佇まいには大きな魅力を感じましたし、1世紀を超えて残るものの本質に触れた気がしました。

今回ジャーミンストリートには2回訪問しました。1度目は日曜日に家族と。この時はサーっと通り過ぎるだけでしたが、帰国前日に時間が出来たので、ゆっくりとはいきませんが、一人で改めてジャーミンストリートの空気を感じながら散策出来たことは、自分の人生の宝ものになりそうです。
※日曜日は閉まっているShopがほとんどなので、訪れる方は注意して下さいね。(2014年6月時点)

いつになるか分かりませんが、またきっとこの地に足を運び、その時にはビスポークシューズをはじめ、今回トライ出来なかったことが実現出来ると良いなと思っています。

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://rmlifestyle.blog.fc2.com/tb.php/243-fee19e64