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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

第2の皮膚であるというシャツを、考える:RING JACKETオリジナル ナポリ製ドレスシャツ

こんにちは!
本日は、神や細部に宿るシリーズ!?、ではないのですが、以前コチラでご紹介したRING JACKETのオリジナル ナポリ製ドレスシャツを取り上げます。今回は改めてディティール(特にハンドソーンの個所)を見ながら、その着心地などのレポートを踏まえ、シャツについて考えてみたいと思います。

■クラシックなシャツの購入ステップ!?
さて、突然ですが、シャツを購入する際、どんな点に着目し、購入していけば良いのでしょうか。

もともとシャツは、”アンダーウェア(下着)であった”ということを考えると、まず考慮するべきは「素材」であると言います。もちろん今はシャツの下に肌着を着用する方もいらっしゃると思いますが、本来は素肌に着用するもの。肌に近い衣類、つまりは肌に触れる面積が多いのもほど、上質なファブリックのものを選ぶべきであるということですね。

第一に着目すべきは、「素材」ということですが、素材といっても天然素材、特にジャケットの着用を前提とするのであれば、コットン100%に限るというわけです。

コットンの特徴は、産地や種類、そのグレードなどで差があるとはいえ、一般的には吸湿性、保温性、耐熱性が高く、通気性もある。しかも丈夫なので、耐洗濯性という観点からも好ましいという、ある意味最強!?の天然繊維なわけです。それは長い歴史を見てみても、コットンがいかにシャツに使われ続けてきており、それにとって代わるものがなかったかを見れば分かるかもしれませんね。

さて、「素材」でコットン100%を選んだのであれば、次に考えるべきは「サイズ」であると。既製であれば、やっぱりブランドによってパターンが異なるので、自分の体にぴったりあうブランドを選ぶ、つまり自分の体にフィットする「サイズ」のものを選ぶのが好ましいのだそうです。

ここはどうなんでしょうか。理屈は分かるのですが、やっぱりデザイン(スタイル)ありきで選ばれる方も相当数いらっしゃるのではないかと思います。実際私はテキスタイルなどが好みかどうかというのは重要なので、厳密に自分のサイズにフィットしているブランドかどうか、よりもデザイン(スタイル)が優先している気がします。

ちなみに、シャツはネックサイズで選ぶことが多いと思うのですが、これがなかなか難しいなと思う今日このごろ。私はオン、オフともにネクタイを締めることが少ないライフスタイルを送っていたため、ネックサイズよりボディサイズありきで選んでいました。

従って、ボディサイズはピッタリだけど、ネックサイズは若干タイト(第1釦まで締めると)ということもあり、タイドアップする機会が増えてくると、なかなか悩ましい状態であったりもします・・・。

さて、「素材」、「サイズ」ときたら、次は「デザイン(スタイル)」、最後は「ディティール」と続いていきます。ちなみにこのステップは、以前コチラでご紹介したファッション・ジャーナリストの落合氏の著書によるものですので、個人的には必ずしも100%手放しで同意!というわけではないですが、ご参考までにご紹介しておきます。

■RING JACKETのオリジナル ナポリ製ドレスシャツのディティールと着用感
さて、購入ステップでは着目すべき最後のポイントであった「ディティール」。今回は私の所有するシャツの中でも最もハンド率が高いシャツなので、主にハンドソーンの個所を中心に、そのディティールに着目しながら、着心地などをご紹介していきたいと思います。

以前「手縫い(ハンドメイド)か、マシン(ミシン)メイドか!?」と題して、ジャケットがメインではありましたが、ハンドソーンとマシンメイドについて若干触れました。

ジャケットよりもより皮膚に近いところで着用するシャツは、ハンドかマシンかによって、大きく着心地が異なります。ちなみに、どちらが着心地が良いか、と書かなかったのには理由があり、それは着心地というのはハンドか、マシンかだけで決まるものではないと思っていますし、さらに着心地にも好みがあるからです。

では、RING JACKETのオリジナル ナポリ製ドレスシャツのディティールを素人の視点で見ていきたいと思います。なお、最初に言ってしまいますと、このシャツ、私の所有するシャツの中で”もっとも着心地が良い”のです。初めてフィナモレを着た時にも感動がありましたが、それと同等以上の感激でした。

もちろん個人の体型、感覚に大きく依存するものですから、フィナモレよりも良いプロダクトである、と言っているわけではございませんので、悪しからず・・・。

さて、RING JACKETのオリジナルシャツですが、首、肩を中心として、結構ハンドソーンで仕上げられている箇所が多いのです。では、ディティールをみてみましょう。

まずは、シャツがその重力により、最も体に重さをかけるであろう台衿巾。ちょうど首の後ろの付け根あたりにあたる場所ですが、こちらはハンドソーンで仕上げられています。
RING JACKETオリジナル ナポリ製ドレスシャツ_ディティール①

また襟と身頃の取り部分が、カーブしているのが分かりますでしょうか。人体で直線な箇所はないわけで、人体により沿うようにしようとすると、こういったカーブを描くのだそう。これは良いシャツの条件だと言います。ちなみに、このシャツはスプリットヨークではないですが、背中に気持ち良くフィットします。
RING JACKETオリジナル ナポリ製ドレスシャツ_ディティール⑤

そして、前身ごろと肩ヨークを縫い合わせる部分もハンド。また、こういった生地と生地が重なる箇所が限りなく薄く、フラットになっているほど人体に沿いやすいといいますので、衿と身頃のカーブと同様に、購入時にチェックしてみると良いかもしれません。もちろんリングヂャケットのナポリ製シャツも薄く、フラットにできています。
RING JACKETオリジナル ナポリ製ドレスシャツ_ディティール②
※Tシャツの縫い合わせ箇所なんかを見ると盛り上がっていますので、比較するには良いと思います。

そして、当然ながらアームの取り付けもハンド。ちなみにフィナモレだと、アームの取り付けはハンドですが、その他はボタン付け位がハンドで、それ以外はマシンだと思います。
RING JACKETオリジナル ナポリ製ドレスシャツ_ディティール⑨

脇下の内側の処理はこんな感じ。
RING JACKETオリジナル ナポリ製ドレスシャツ_ディティール③

外側の肩周りはこんな雰囲気に仕上がっています。
RING JACKETオリジナル ナポリ製ドレスシャツ_ディティール⑥

前立てとボタンホールもハンドソーン。とても柔らかい風合いです。
RING JACKETオリジナル ナポリ製ドレスシャツ_ディティール④

釦は恐らく白蝶貝釦で、ザンパテグリアート(鳥足)ということで、ハンド仕上げですね。ちなみに今では技術進歩により、マシンでもザンパテグリアートができるとどこかで見ましたが、本当でしょうか!?
RING JACKETオリジナル ナポリ製ドレスシャツ_ディティール⑧

ちなみにザンパテグリアートは、デザイン的な意味合いの他に、重心を片方に寄せることで、釦を斜めにし、とめたり、外すのが容易になるという効果があります。ちなみにこちらは根巻仕様になっており、釦が更に浮いているので止めやすさ、外しやすさは抜群ですね。
RING JACKETオリジナル ナポリ製ドレスシャツ_ディティール⑦

■本当に良いシャツは、人体と一体化する!?
ということで、ハンドソーンの個所を中心に、今回はディティールを見てみました。RING JACKETオリジナル ナポリ製ドレスシャツは、ハンドとマシンを巧みに組み合わせ、特に着心地に直結する首、肩周りにハンド処理を施しているのですが、これは本当にイイ!(笑)まさに体と一体になるかのような錯覚です。これぞ第2の皮膚と言っても良いかもしれません。

病みつきになる方が多い、というスタッフさんのお言葉が思い浮かびますが、それもそうだろうと強く納得します。私も来春にはもう1着買い足したいなと思っております。というのも、この着心地でお値段3万円ちょっと。今ではフィナモレやバルバでもそのくらいしますから、決して安くはないですが、それを考えればお買い得、という感覚です。

このように書いていくと、やっぱりハンド率が高い方が良いシャツなんだ、という感覚を読者の方に与えてしまいそうですが、いやはや世界最高峰!?のシャツの1つとされるフライはマシンメイドです。1着4~5万円位でしょうか。もうジャケットのセール価格と一緒です。(笑)
※正確にいうと、フライのシャツは最初はハンドで縫い、のちにマシンで仕上げているそうです。

ちなみにこれまたシャツ生地の最高峰であるカルロ・リーバ社の生地を使い、ハンド、そしてマシンという2段階縫製に加えて、秀逸なパターンと、縫製技術。1cmに10ピッチの精緻なステッチはマシンを使ってでもそう簡単ではないそうですよ。

ということで、素人だけに非常に浅はかなコラムになってしまった感も否めませんが、ハンド、マシンに関わらず、良いシャツというのは本当に第2の皮膚になりうるのではないか、と感じております。

まだまだ駆け出しではございますが、シャツの世界も奥が深い。探究心を持って、更に広がるシャツの世界の冒険に出かけたいと思っています。





リングヂャケット ナポリ、分かりやすい名称ですね。是非、この着心地をご体験下さいっ!



Comment

tk0618 says... ""
リングいいシャツですね。写真からでも良さが伝わってきます。ジャケットやパンツに比べ手を抜きがちなシャツ。ましてや無地シャツとなると、カジュアルシャツに比べ色柄が制限されるため妥協しがちですがイタリア人はそこにこそ価値を見出しでいるようで、シャツがパンツより高くても当たり前という価値観を持っています。日本ではまだまだそのような状況ではないのが残念です。私は20代前半にボレリに出会い、シャツというアイテムの深さに魅せらたひとりです。襟羽根はフラシ芯が高級とされていますが、実はフライは接着芯だったり、ボレリの台襟は片面接着だったりと、よく見るとメーカーごとにまったく違う作りになっていて、それがシャツの雰囲気を大きく左右する要因になっています。個人的にはジャケットの次に、靴と並んで深みのある面白アイテムだと感じています。ちなみにお気に入りのシャツブランドはピッコロです。年間50枚はバンドシャツを買いますが、ピッコロは生地やパターンが独特で、ボレリ以来の衝撃を受けました。マスに受けるシャツではありませんが、一度試してください。
2014.11.05 23:54 | URL | #- [edit]
rm55 says... "Re: タイトルなし"
>tk0618さま
おはようございます。いつもコメントありがとうございます!日本人も物つくりに対する感度というのは比較的高かったように思うのですが、最近は合理性という基準が強くなっている気が致します。イタリア人のような白シャツ1枚に対しても、しっかり価値を見出せる感覚、感度は私も見習って養っていきたいところです。
しかし、フライの襟が接着芯とは驚きました。フライと言えば、着心地はもちろんですが、襟の美しい佇まいがよく評されるメーカーだと思っておりますのでてっきりフラシ芯かと思い込んでおりました。やはりディティールだけではものの良し悪しは語れないものですね。勉強になります。
ピッコロというシャツメーカーは、お恥ずかしながらまたもや初耳でした。かの有名な落合正勝氏は、色々なシャツを着比べて、お年を召してようやくフライが自分にとってはベストだとみいだしたと言いますから、私もこのメーカーと決めすぎずに、様々なメーカーを着てみて、シャツを少しは語れる大人になりたいです。
ちなみに、サルヴァトーレ・ピッコロでよろしかったでしょうか!?ぜひ、今度試してみたいと思います!
2014.11.06 08:57 | URL | #- [edit]

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