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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

アイビー(IVY)ファッションを考える:IVY ILLUSTRATED 絵本アイビーボーイ図鑑

こんにちは!
今週は深夜2時、4時と帰宅が遅くなっており、流石に疲れを隠せません。。頼りたくないけれどエナジードリンクを注入して、自分をごまかさないと、と思う朝です。。

さて、本日は、私ども30代にはあまりパッとイメージできないアイビーファッションを、勉強も兼ねて少しとりあげてみたいと思います。やはりアメトラの重要な要素であるとも思いますし、着こなしとしては極めてベーシック、かつクラシカルな着こなしなので、今後ファッショニスタを目指す!?上でも知っておいて損はないかと思っております。

■アイビーファッションとはなんぞや
では、まずそもそもアイビーファッションとはなんぞや、というところから入っていきたいと思います。まぁ、乱暴な言い方をしてしまうと、『1950年代半ばに米国の名門私立大学グループの学生が好んでしていた着こなし』ということです。

もう少し詳しく説明すると、「アイビーリーグ」と呼ばれたアメリカンフットボール連盟が1954年に結成され、そこにはハーバード大学やイェール大学、コロンビア大学など、米国を代表する名門8校が集まったわけです。その際、それぞれの大学はレンガ造りの校舎に生い茂る蔦(アイビー)がシンボルとなっており、ここからアイビーリーグとネーミングされたのだとか。
※諸説あるようです。

そして、その米国の将来を担う!?名門校のエリートたちが好んでしていた着こなしを、アイビースタイルやアイビールックと呼んだことがその由来なんだとか。ちなみに日本では米国に10年ほど遅れた1964年に銀座のみゆき通りに集まったトレンドに敏感な若者(通称:みゆき族)の間ではやった着こなしだそうです。
※みゆき族の着こなしは着崩していたため、正確なアイビースタイルではないとの解説もあり

つまるところ、特定の着こなしを言うのではなく、あくまでスタイルとしてのアイビーファッションということですね。なお、米国は日本とは違って!?階級社会ですから、アイビーファッションは、それこそ一定の地位を体現するものであったようですよ。

ちなみに、アメトラとどう違うの!?ということですが、イメージ論として私が理解しているところですと、アメトラはいわゆるブルックス・ブラザーズやラルフ・ローレンに代表される正当な!?アメリカン・トラディショナルスタイル。アイビーは、そのアメトラに、若干学生ならではのカジュアル感、ユニフォーム感なんかを取り入れたスタイルで、今はないですがラルフ・ローレンのラグビー・ラルフ・ローレンなんかはアイビーのイメージでしょうか。
※伝わりますでしょうか!?

なお、アイビーファッションの王道スタイルのイメージとしたら、こんな感じでしょうか。金のメタルボタンのブレザー(ナチュラルショルダー)に、(ちょっと見えないですが)ボタンダウンのシャツ、下記イメージではボウタイですが、やっぱりレジメンタルタイが王道でしょうか。

そして、ベージュのチノパンにタッセルローファーで、正統派!?アイビースタイルのできあがり!?
アイビースタイル_ラルフローレンPOLO

※ラルフローレンの公式HP(POLO)より拝借

■アイビーファッションにはルールがある!?
さて、そんなスタイルとしてのアイビーファッションですが、自分が生まれる前の話ですし、ファッションに興味を持ち始めた思春期(当時は(も今も!?)女の子にモテたいとう動機。笑。)以降、言葉は聞いても実体験としてアイビーファッションを感じたことがない私としては、どうやって学ぶのが良いか、考えたわけです。

結局WEBと書籍を使うことになったのですが、そんな時に出会った1冊の本がイラストレーターである穂積和夫氏による「IVY ILLUSTRATED 絵本アイビーボーイ図鑑」だったのです。
IVY ILLUSTRATED 絵本アイビーボーイ図鑑①

ちなみに本書ですが、1980年4月に講談社より発行された同名の書籍を一部加筆修正して2003年に復刊されたものを購入しました。1980年に登場した際には、当時の若者のファッションバイブル!?となり、ベストセラーになったといいますから、結構なもの。ちなみにAmazonでは、中古で6000円近い値段(復刊版の定価1600円(税別))で販売されておりますから、入手が困難になりつつある書籍なのかもしれません。

私は、WEBをリサーチしまくり(笑)、良質な状態の復刊版を2600円程度で入手できました。結構リサーチするのは得意なんです。(得意げ・笑)

さて、そんな「IVY ILLUSTRATED 絵本アイビーボーイ図鑑」ですが、構成としては季節ごとにコーディネートが掲載されており、ところどころにアイビーボーイならではのこだわりやうんちくがコラムとして入っているという感じです。
IVY ILLUSTRATED 絵本アイビーボーイ図鑑②

まずは春。
こういったイラストを使い、分かりやすくコーディネートを紹介。もちろん絵は著者によるもの。全てがカラーではないのがちょっと残念ですが、それでも満足度はかなり高いと思います。
IVY ILLUSTRATED 絵本アイビーボーイ図鑑③

そして夏。
著者はイラストレーターとしてはメンズ・ファッション、カー・イラストのパイオニアだそうで、アイビーファッションについての造詣がかなり深いように感じます。
IVY ILLUSTRATED 絵本アイビーボーイ図鑑④

私は秋から読み始めました。(笑)
アイビーファッションには、かなり厳密なルールがあるようで、例えばブレザーの仕様(ナチュラルショルダー、ストレート・ハンギングに、センター・フックド・ベント、そして釦の数や色など)まで細かく設定されておりました。正直ここまでかぁという驚きは否めなかったのですが、これが単純なスタイルとしてのファッションというわけではく、上述しましたように、社会的地位を表すユニフォームみたいなものであったと理解すれば、納得もいきますね。
IVY ILLUSTRATED 絵本アイビーボーイ図鑑⑤

元は1980年という、今から30年以上前に書かれた書籍ですが、コーディネートや色遣いは今見ても新鮮かつ、センスいいなぁ、カッコいいなぁと思うスタイルサンプルが多く、まさにファッションの基本書としての活用方法もあるのかもしれません。下記は冬ですね。
IVY ILLUSTRATED 絵本アイビーボーイ図鑑⑥

ちなみに、先日エンメティのスエードダウンPコートの着用イメージをご紹介したのですが、読者さまからこのスタイルがイイよ、とお褒め頂き、私自身も気に入っているコーディネートが、下記のドルモアのローゲージケーブル編みニットを取り入れたコーディネートでした。
EMMETI(エンメティ)スエードダウン ピーコート CRISTIANO_Bコーデ⑨

本書にもトラディショナルなアウターであるPコートは当然載っていたのですが、そこに記載のあったコーディネートには、下記のようなコメントがありました。

「ピー・コートとのコーディネートは、生成りカラーのオイルド・タートル・ネック・セーターときまっております。」

思わず目がとまってしまいましたが、Pコート(当然当時はネイビーのメルトン地)とタートルネックの合わせは王道のようです。なるほど、確かに合うはずですね。

ということで、最後は少し話が脱線してしまいましたが、アイビーファッションには、その背景から厳密なルールがありますよと。しかも、セレクトするものは元来上流階級のエリートが好んだスタイルですから、本質的なアイテムがセレクトされておりますので、ファッションとしての永続性も高い。

だからこそ、何十年という時を経ても、なお今色あせることなく、私のような人間が知ることにもなったのでしょう。

何度も繰り返しますが、アイビーファッションはスタイルですから、カジュアルだけにとどまらず、フォーマル、ドレスとかなり幅が広いスタイルです。このスタイルだけでもしっかり頭の中にいれておけば、そこからシルエットなどが変わったとしても、それなりのまとまり感をもったスタイルがつくれるのではないかと想像します。

私も本書と出会い、目から鱗といった側面もございましたので、気になる方は少々お高いですが、手に入れて熟読されることをおススメ致します。


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