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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

ジレの一番下の釦は外すのか!?

こんにちは!
本日は、ちょっとした着こなし系!?のコラムです。

■ジレの一番下の釦は外すのか!?
さて、先日こんなスタイルで、出勤致しました。
金曜日だし、社内作業なのでカジュアルに!?ということで、ボリオリのツイードJKT(42:ドーバー)、ジャンネットのオックスフォードシャツ(37:サックス)、ベヴィラクアのツイードジレ(XS)、ラルフローレンのレジメンタルタイ(先日の中折れハットと一緒に頂いたもの)、シヴィリアの2タックコットンパンツ(30)、エドワードグリーンのピカデリーというスタイル。
ジレの一番下の釦は開けるのか!?①
※172cm 59kg ウエスト76cm

こちらがアップ画像です。
ご注目頂きたいのは、ジレの釦。特に一番下の釦です。
ジレの一番下の釦は開けるのか!?②

皆さん、ジレの一番下の釦は留めない(開ける)のが正しい着こなしです、という話を聞いたことがありませんか!?実はこれ、下記のようなエピソードがあるのです。

スリーピースのスーツ(本来スーツはスリーピースが基本です。)を着る際は、ジレの一番下の釦は外すことになっていると言います。この習慣の起源は19世紀の初めまで遡ります。当時、ジョージ四世が摂政殿下であったときに、釦を掛け忘れてパーティーに出席してしまったのだとか。食べるのが好きで、お腹がちょっと出ている殿下のことだけに、ボタンのはずれが余計に目立ったと言います。

その時、以前もご紹介した、ロンドン社交界の花形であったボウ・ブランメルは、殿下に恥をかかさないために、自分のジレのボタンをさり気なく外したのだとか。パーティーに出席した人は服装のマナーには特に厳しく、当時からウェルドレッサーとして知られていたブランメルと摂政殿下が、揃ってジレのボタンを外していたので、これが最新のマナーであり、着こなしなんだ!と勘違いして、一斉に真似をし始めたのだそうです。

なるほど、ボウ・ブランメルは気のきく良い人ですね~、ということが言いたいのではなく!(笑)、そのような起源でジレの一番下の釦を外す、というルールが確立していったということなんです。
※このルールには諸説あり、元々装飾としての位置づけが強かったのが釦であり、シワを寄らせないためにジレの一番下の釦は留めない、という別起源の話もあります。

さて、物事の起源を遡り、出来るだけ歴史は大切にしたいと思う私はどうしているか、と申しますと、過去の画像をご覧頂くとお分かり頂けるのですが、まちまちです。(汗)今回は一番下まで留めておりますが、外している時もある。気分です、と言ってしまえばそれまでですが、若干自分のスタイルを決めあぐねている、というのが実情です。
※カーディガンの場合は、シルエットが美しくないので、一番下の釦は留めておりません。

色々調べてみても、より正統な着こなし、と言うことであればやっぱりジレの一番下の釦は留めないのが正しい着こなしなのかなと思っておりますが、ちょっと思うこともあったりします。

■伝統を受け継ぐこと、あえて破ること
実は先日、新進気鋭の芸術家と言いますか、アーティストの方とお話をする機会がございました。この方は、日本の伝統や文化といったことを現代風に解釈し直して表現することで、近年注目を浴びており、恐らく本Blogをご覧の方であれば、誰しもがご存知であろうラグジュアリーブランドとコラボレーションを実現するなど、海外での評価も非常に高いお方なんです。

その方は非常に勉強家でして、西洋のみならず、日本の伝統工芸、美術などの歴史などに対しても非常に造詣が深いのですが、お話をしている際に、私は下記のような質問をさせて頂いたのです。

「脈々と受け継がれてきた日本古来の伝統文化の中で、どの点を守り、どこを捨てる(破る)のか、その基準はどのようにご自分の中で持たれているのですか?」と。

質問の背景としては、その方の作品を見たり、説明を受けている中で、古来の伝統をしっかりと守っている点がある一方で、あえて古来からの伝統を破り、新たな境地を切り開いていると感じたことがあったからです。

そして、その質問へのご回答としては、下記のような趣旨でした。

「そのものの起源を知り、それが本質的か、意味があるのか、ということを基準としている。」

思わず、「やられたー!」と思うと同時に、とても個人的には納得がいくご回答でした。どんな業界においても時代は流れ、様々に物事が変化する中で、オリジン(起源)をしっかりと自分の”型”として持ったうえで、そこから”型破りをし”、新たなスタイルを創生していく。

そして、その”型破り”の基準は、物事の起源を遡り、それが本質的か、意味があるのかを問うことであり、なければ古来からの”型を破る”こともいとわないと。

ここまで書いてまいりますと、何が言いたいのか、ということもお分かり頂けるのではないかと思います。そうです、ジレの一番下の釦は留めるべきか、それとも、歴史的背景を知った上で、その伝統を破るべきなのかと。

個人的には、非常に無難な回答ですが、やはりTPOに合わせて、と言うことになるのかなと思っています。フォーマルな場や、仕事でも外部の方とのMTGなどがある際には、ジレの一番下の釦は留めない。しかし、仕事でも外部との接触がない場合や、オフの日に自由にファッションを楽しむ際には、着こなしのバランスを見て、あえて一番下の釦を留める、という選択肢もアリなのかなと。

やはり上述したような、人々の勘違いや偶然が起源であった、というエピソードであったとしても、その後長きにわたって紳士たちによって育まれてきたルールを、自らの”型”もないような私ごときが”破る”というのもいかがなものかと。(笑)やはり、その伝統的な着こなしには敬意を払うべく、しかるべき時にはジレの一番下の釦は外す、というマナーとしての正統な着こなしをすると。

一方、カジュアルにオフの日を楽しむのであれば、全体のバランスを見ながら、あえて”型を破り”、ジレの一番下のボタンを留める、ということも自分の中では許容の範囲なのではないかと思うのです。従って、今後は上述したような着こなしを、自分なりのルールとしていきたいなと思うのでした。

いかがでしたでしょうか!?何気なく普段着ているジレも、こんな歴史的背景を知ってみると、意外に奥が深かったりするものですね。たかが、釦、されど釦。(笑)

さて、皆さんは、ジレの一番下の釦を留めない派ですか!?それとも留める派ですか!?







Comment

kenta says... ""
ジレのボタンどうすべきか分からずGoogleに「ジレ ボタン 一番下」と入れて検索し、本記事拝見しました。
かけるor外すの答えを見つけて終了するはずが、思いがけず素晴らしい考えに触れさせていただき感謝しております。
スマホを手にしてから特に、あまりにも簡単に表面的な答えを見つけて安心してしまうことが増えました。
他の記事も気になりつつ、とりあえずコメントさせていただきます。ありがとうございました。
2017.10.21 06:59 | URL | #- [edit]
rm55 says... "Re: タイトルなし"
>kenta さま
こんにちは!わざわざご丁寧にコメントを頂きまして、ありがとうございました。
稚拙な内容のBlogながら、少しでも何かのきっかけにして頂いたのでれば記事を執筆する人間としてこんなに嬉しい事はありません。こちらこそ、ありがとうございます!

正直私もスマホ、インターネットを使うことで答えを得ることが目的化してしまうことが多々ございますが、なぜそうなったのか、と言う裏側にあるモノやコトに着目しながら、記事をお送り出来ればと思っています。

今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
2017.10.21 23:16 | URL | #- [edit]

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