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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

ナポリを着て死ね!?:前編

こんにちは!
本日は、今や世界で最も注目されている!?と言っても過言ではない、ナポリのスーツをテーマに、コラム的な内容でお送りしたいと思います。

なお、本記事は前編と後編に分けて記載させて頂き、前編では、「ファッション(スーツ)の位置づけの変化」を時代背景などを踏まえて読み解いていき、後編では、「ナポリスーツの魅力」に焦点あてて記述していきたいと思います。

■「ナポリを着て死ね」とは
さて、ちょっと刺激的な!?タイトルですが、御存知「ナポリを見て死ね」をもじったタイトルです。

「ナポリを見て死ね」とは、ナポリ湾一帯に広がる風光明媚な光景を見ずに死んでしまっては、生きている甲斐がない、とまで言われるほど、絶景であるナポリの美しい自然の眺めを強調したイタリアのことわざですね。
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※allaboutさんの記事より拝借しました。

ナポリ湾は、世界三大美港の一つに数えられておりますし、ナポリにあるポジリポ丘は、香港のビクトリアピーク、そして我らが日本の北海道は函館山と並んで、世界三大夜景に数えられております。

そんな素晴らしい自然が広がるナポリですが、地図でインポートファッションを楽しんでみよう!?というテーマをもとに記載した、「地図で愉しむ!?インポートファッション:前半」「地図で愉しむ!?インポートファッション:後半」の記事でも触れておりますとおり、ファッションにおいては、世界に誇る、仕立て(手縫い)文化が息づく街でもあります。

従って、そんな仕立て(手縫い)文化が残り、世界でも神の領域にいるとさえいわれる職人が仕立てたスーツやジャケットを着ないで死ぬのはもったいない!?という意味合いをタイトルで表現してみました。(笑)

さて、それでは本日のメインテーマに入っていこうと思います。

■ファッション(スーツ)の位置づけの変化
・『スーツは権威、階級の象徴!?』
今、スーツやジャケットにおいて、世界をリードするブランドと言えば、キートンやチェ・ザレアットリーニ、スティレ・ラティーノやサルトリオ、イザイアといったブランドが思い浮かんでくるのではないでしょうか?

実は、これらのブランドは、“全て”ナポリ発のブランドだったりするのです。

期せずして、私が昨年購入したジャケットも、イザイア、スティレ・ラティーノ、サルトリオといったナポリ発のブランドだったのですが、ではなぜ今ナポリなのでしょうか!?私が理解しているところですと、やはりファッションのトレンドの変化、価値観の変化ということが大きいように思います。

スーツの原点と言えば、発祥の地である英国に戻ることになるわけですが、そもそも元をたどっていくと、王族や貴族、そして軍隊といった権威や階級の象徴こそ、ファッションであり、それらの系譜をくんでいるのが、スーツやジャケットであったりするわけです。

つまり、権威や階級の象徴でありますから、偉そう(笑)であったり、威圧的であったり、強そうなものが求められるわけですね。

従って、ブリティッシュ・スーツというのは、パッドが入っていて肩幅を広く見せたり、ウエストを絞って逆三角形の男らしい体型を作り出し、威厳のあるカチっとした雰囲気になっているのだ、と理解すると、案外すんなり腹おちしたり致します。
※最近はブリティッシュ・スーツも変化しておりますので、一概には言えません。

ちなみに、英国では未だに!?階級社会を踏襲しており、「貴族」も存在しますし、英国議会の一方をなす上院は「貴族院」と言い、全議員がなんらかの形で爵位をもっているといいます。

「貴族」というと、身分や家柄が高く、社会的には特権階級のような超富裕層をイメージしてしまいますが、さすがに現代においてはそこまでの圧倒的な権威、権力はないようです。それでも、階級社会が国民の意識の根底にはありますから、日本のように多くの社会人がスーツを着用する、ということはなく、ホワイトカラーを中心に、ミドルクラス以上の人が着用するものだそうですよ。

と、話が少しそれてしまいました。元に戻しますと、スーツとは権威、階級を表す一つのステータスであり、そのスーツの位置づけから、ブリティッシュ・スーツは威厳、権威を表現できるようなシルエットや雰囲気になっているのだということでした。

また、未だに階級社会が残っており、貴族も存在する英国においては、スーツを着用するのもミドルクラス以上のホワイトカラーと言うように、スーツは未だに身分を現わすツールとしての意味合いもあるわけです。

・『資本主義が破壊する、権威、階級の象徴としてのスーツ!?』
しかし、世界を見てみれば、階級社会が色濃く残る国、と言うのもあまり聞いたことがありませんね。この背景には色々な要因があるのだと思いますが、一つには資本主義の台頭、と言うのがあるのだと思います。

昔は王族や貴族といった、「家柄や身分」と「冨」とが一致しておりました。しかし、資本主義が台頭してくると、「家柄や身分」だけでは、その「冨」を維持することが難しくなるわけです。つまり、「知恵」「知識」といった、「家柄や身分」とは全くことなる要素が、「冨」の創出、維持には必要になってくる。

そうなると、アメリカはシリコンバレーで誕生したIT系企業のように、「知恵」や「知識」、そしてそれらをビジネスの仕組みとして落とし込む「技術」を持つ人間が台頭してくるわけですが、彼らが権威を象徴するスーツをまとっていたか、というと否。(笑)

ジーンズにTシャツという、カジュアル(言い方によってはラフ)なスタイルで仕事をしましたし、その姿で表舞台にも立ったわけですね。そうなると、「冨」と「家柄や身分」そして、「権威や階級の象徴としてのファッション(スーツ)」は、完全に一致をしなくなることになります。

つまり、資本主義によって、「家柄や身分」をベースとはせずに「富」、「権力」を得た人間の中には、スーツが権威、階級の象徴であり、ステータスだ、と言った価値観をもたない人が少なからず存在し、それらが社会に影響を及ぼしていったのではないか、ということです。

・『人間は元来なまけもの!?』
さらに、人間は元来「楽をしたい」と思う動物のようで、昔は昼用や夜用、パーティ用などといったドレスコードが厳格に決められており、現在のビジネススーツは、あくまでも略礼服という位置づけでした。

しかし、現代においては、余程のフォーマルな場でもない限りは、厳しいドレスコードもなく、大抵ダークスーツで通ってしまうのではないでしょうか!?

つまり、どんどん楽な方、楽な方に流されてきたのがファッションの歴史でもあるようです、と言ったら、ちょっと乱暴すぎるでしょうかっ!?

・『スーツは権威、階級の象徴から、自己表現の象徴へ!?』
まとめると、資本主義の台頭により、「家柄や身分」と「富」そして、「権威や階級の象徴としてのファッション(スーツ)」が一致を見なくなったこと。

さらに、楽な方楽な方に流される人間は、ファッションにおいてもより楽を求めて来た結果、権威や階級としての象徴であり、ステータスであったスーツ、という価値観が崩壊し、窮屈な!?威厳のあるスーツよりも、見た目がお洒落であったり、自分にとって着心地の良い、“楽な”スーツに流れていったのではないでしょうか。

そして、昨今の世界的なファッションのカジュアル化は、それらを後押ししているようにも思います。


正直語弊を恐れずに、かなり簡略化し、私の理解している範囲でこれまで記述してまいりましたので、正確性については保証出来かねますが、大よそ上記のようなことも“要因の一つ”としてはあったのかな、位に捉えて頂くと良いのかもしれません。

ということで、ちょっと強引かつ、荒削りではありますが、ファッション(スーツ)の位置づけの変化を、その時代背景とともに読み解いてまいりました。

後半では、いよいよ世界が注目する、ナポリスーツの魅力についてせまっていきたいと思います。








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