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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

最高級素材、ビキューナを知っていますかっ!?

こんにちは!
本日は、本Blog初!?となります「素材」ネタです。(笑)

「素材」と申しましても、本Blogはご存知の通り、料理系のBlogではなく、ファッションBlogを名乗っておりますから、もちろん取り扱う「素材」とは、英語で言うところのファブリック(テキスタイル)、つまり、布、織物のことです。

■聖なる動物 ビキューナ
さて、非常にそそられる!?サブタイトルです。
聖なる動物、ビキューナとはなんぞや!?と言うことですが、これからご説明申し上げます。

実は、少し前に南青山のセレクトShopであるシャロンさんに訪問した際、ス・ミズーラを担当する直井氏より、興味深い言葉を頂いておりました。

直井氏
「rm55さん、ビキューナって知ってます!?」

rm55
「いや、存じ上げないですね。」

直井氏
「カシミヤを上回る、極上の素材なんです。」

rm55
「ほ、ほほう・・・。」

というやりとりがあったかは定かではないですが、何やらとんでもない”素材”があり、近日中に直井氏のもとにサンプルが入荷するというお話でした。

素材。それは男のロマンです。(笑)
気になった私は、ちょっと調べてみたのです。

すると・・・。

『世界で最も稀少で最も細い繊維は、アンデスで野性に生きるラクダ科の小さな動物の毛から生まれます。それが ビキューナです。太陽の色に輝く非常に柔らかい毛をしたビキューナは、インカの人々にとって聖なる動物でした。~(略)~』

とは、世界のロロ・ピアーナのサイトから拝借したビキューナに関する説明の導入部分。

以前ご紹介した「メンズ・ウエア素材の基礎知識 毛織物編」によりますと、ビキューナとはラクダ類ラマ属の動物で、エクアドルからアルゼンチンにかけての高地3700m~5000mという、日本が世界に誇る富士山よりも高い場所に生息しているそうです。

なんでも、その希少性から密猟者によって乱獲され、絶滅の危機に瀕していたところを、ロロ・ピアーナ率いるコンソーシアムが、生息地域を管理するペルーの政府の支援の取り付け、保護活動を開始したのだとか。それが1994年。そして、ロロ・ピアーナが独占的な買い付けと加工、そしてテキスタイルと最終製品の形での輸出の権利を獲得したのだと言います。

そして、ロロ・ピアーナの積極的な保護活動の結果、1995年には10万頭を切り、絶滅の危機に瀕していたビキューナは順調に頭数を増やし、今では倍の約20万頭近くまで増加することになったのだとか。

とは言え、相変わらずの頭数の少なさに加え、成獣のビキューナから採取できるのは、なんと2年に1度。更に、1頭の成獣から採取できる量は、わずか250グラムだそう。実際に、整毛工程を経て残る繊維は150グラム以下になると言いますから、いかに希少なテキスタイルかを伺い知ることができますね。

そして、ロロ・ピアーナのビキューナに関する説明は、下記の言葉で結びを迎えるのです。

『ビキューナはその昔、「神々の繊維」と言われ、その繊維はインカ皇帝だけが使用していました。
~(略)~
「アンデスの女王」はこれからも世界を彩り続けます。古代インカの伝説のように、ビキューナはそれを尊重する人に捧げられた自然が育む高価な贈り物なのです。』

ビキューナは臆病な性格ゆえに家畜化が難しく、自然の中で育てられていると言います。その産毛の太さは10~14ミクロンと非常に細く、その希少性は最も高く、最高級織物として位置付けられているのだとか。

つまり、これらの理由が、”聖なる動物”たる所以なわけですね。

■カシミヤを超える素材を、触ってみた!
そんな”聖なる動物”であるビキューナですが、先日その実物のサンプルを幸運にも触るチャンスがございました。ちなみにビキューナとは、こんな可愛らしい動物です。確かにラクダの顔つきをしているようにも見えますね。
最高級素材ビキューナ④

直井氏の所に届いたサンプルは、こんなカタログ仕立てのサンプルでした。
最高級素材ビキューナ①

VICUNA・・・、ドキドキしながら開けてみると・・・
最高級素材ビキューナ②

キャメルカラーの美しいサンプルがっ。ちなみに上の2つはコート地、一番下がジャケット地ということでした。
最高級素材ビキューナ③

お隣にはネイビーとブラックもありましたが、やっぱりキャメルが魅力的。
最高級素材ビキューナ⑥

実際にサンプルを触らせて頂くと、「!」という感じです。(笑)まさにカシミヤの上をいくという”神の繊維”だけあって、滑らでいて、トロトロ、フワフワ、といった言葉にならない感覚が指先を通じて伝わってまいりました!これは素人であっても極上だと瞬時に判断がつくほどの心地良さ。
最高級素材ビキューナ⑤

心地良さにも大変驚いたのですが、同じくらい驚いたのがその価格。
例えばスーツを仕立てる際には、およそ1.5m×3m程度の大きさが必要になりますね。

生地はだいたいmあたりいくらか、と言った価格付けがされるわけですが、日本で数多くのメーカーが採用しているカノニコの生地であれば、数千円/m(※)という、1万円以下の価格で購入できると言います。しかも、世界でも日本が最もカノニコの生地を仕入れているようで、単価も日本が一番安く手に入れられるのだそうです。
※もちろんカノニコの生地の種類によっては価格も変動しますので参考値です。

そう言う意味では、日本で購入することができるカノニコの生地は、質と価格のバランスが良い、と単純に考えることができるのかもしれませんね。ちなみに、例えば、1万円/mであれば、およそ3万円くらいが素材の原価、ということになりますから、ここに工賃やらなんやらか加算されて小売価格となるわけです。

一方のビキューナですが、なんと、今回の生地はおよそ40万円~50万円/m!!ほどだそうです・・・。

つまり、ジャケットを作ろうとするのであれば、素材の原価だけで100万円を超えてくるという、驚きの価格!それでも詳しい方はその希少性を十分ご理解されているようなんです。実は、某セレクトShopの店頭に以前ビキューナのストールが並んだことがあったそうですが、その当時の価格は30万円!

そんな高価な価格にも拘らず、知っているお客様は、お手頃だね~という反応で、瞬く間に完売したのだとか・・・。恐るべし・・・。

ちなみに、シャロンさんのお客様でもビキューナのキャメルカラーの生地を使ってス・ミズーラを検討されている方がいらっしゃると伺いました。素材原価だけで100万円を超えてくるわけですから、最終的なお値段は・・・。いやはや、凄い方が顧客様にいらっしゃるのですね、ひっくり返りそうになりましたよ。

と言うことで、本日は世界でも最も高級とされる素材、ビキューナをご紹介致しました。
ちなみに、ビキューナですが年々取引価格も高くなっているようで、上述した40万円~50万円/mという価格も年内一杯の価格だそうで、来年以降は改定が行われるのだとか。

もし、我こそは!という方がいらっしゃいましたら、年内中の発注をおススメ致しますっ!







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