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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

Incotex(インコテックス)の解剖学:前編

こんにちは!
本日は、コラム的な内容でお届け致します。

テーマはタイトルの通り、パンツ界の王様ことIncotex(インコテックス)です。ちょうど、ジャケットリクワイヤードさんの特集記事にてスローウェアジャパンの鈴木社長のインタビューが掲載されており、最近では六本木のミッドタウンに続いて、松屋銀座にもインストアShopを設けるなど、勢いを感じるインコテックス。自身の備忘録も兼ねて、執筆してみたいと思います。

なお、書いてみたら思いのほか長くなってしまいましたので、今回も前編と後編に分けて記載させて頂きます。前編ではインコテックスを扱うスローウェアグループのルーツに注目しながら、フィロソフィーを理解し、その流れでインコテックスのこだわりを見てみます。後編では、”今”のインコテックスのアイテムを取り上げたいと思います。

■スローウェア
さて、先日「こだわりはルーツにあり!?」というタイトルで、BEAMSさんの”2015-2016AWカタログ”をテーマに沿えながら、BEAMS創業のルーツから、そのこだわりに触れてみるという記事をお送り致しました。

今回のテーマであるインコテックスを扱うのは、日本にインコテックスを広めた立役者であるSDIさんに代わり、日本の代理店となったスローウェアジャパン。「スローウェア」という企業名にそのルーツが隠されていそうです。企業名に込められたフィロソフィー。代表である鈴木氏は、下記のように語っておられます。
松屋銀座HP
※松屋銀座HPより拝借致しました。

『イタリアにはスローフードという考え方があります。地元で取れたものを地元で消費するという地産地消の考え方など、食を中心に地域の伝統的な文化を尊重しながら、生活の質を高めていこうというもので、ザ スローウエア ストアは、こうした考え方を服というフィールドからとらえようというようなものです』

これを服に例えると、

『誰が作った生地を使っているか、誰が作ったパーツを使っているか、という素材の生産背景が分かるものを用いて質の高いものを長く使い続けていくことをコンセプトに服作りをしていこうということです』
※インタビューの抜粋は、松屋銀座のHPより拝借致しました。

なるほど、なるほどと。非常に分かりやすい解説です。
つまり、素材と製法にこだわり、顔の見える関係性を大切にしながら、ベーシックで、質の高い、それこそ時は流れど”ワードローブの主役を常に張っていられる”ような、長く使えるアイテムを送り出しますよと。私はそのように解釈致しました。

確かにスローウェアはインコテックスにとどまらず、ZANONE(ザノーネ)やMONTEDORO(モンテドーロ)、GLANSHIRT(グランシャツ)など、少し土臭い香りもするような、ベーシックでいて、トレンドに左右されにくいアイテムを提案するブランドを抱えておりますね。

まさに今回は企業名そのものに、ブランドのルーツ、そして”こだわり”が隠されておりました。

■Incotex(インコテックス)のこだわり
さて、そんなフィロソフィーをもつスローウェアグループの中核的な存在と言えば、1951年に創業し、60年以上に渡って“Solo Pantaloni”(=イタリア語で“パンツ一筋”の意)の社是をもとに、パンツ(トラウザーズ)を作り続けてきたIncotex(インコテックス)。

先日図らずも、「Incotex(インコテックス)とPT01(ピーティゼロウーノ)はどちらが良いパンツ!?」と言うことで、僭越ながら私rm55が素人感まるだしでインコとPT01の比較記事を執筆しておりました。

その記事の中で私が感じて記載したことを、まさにスローウェアの代表である鈴木氏は語っておられました。
ジャケットリクワイヤード×インコテックス2
ジャケットリクワイヤードさんのHPより拝借致しました。

『時代に合わせてシルエットをミリ単位で調整したり素材に変化をつけたり、様々な点で進化を続けていますが、表側から見たのではわからない細部(内側)に強くこだわりを持っています。』

『マーベルト・袋布といった内側のパーツは巻縫いで処理し、ほつれもなく丁寧に仕上げています。内側の処理が甘いと表面にアタリが出たりして、はいたときにストレスを生んでしまうからです。また、希望のディテールを実現するためにミシンのアタッチメントを別注するなど、細部へのこだわりは機材の改良にまで至ります。そのこだわりこそが快適なはき心地を実現しているのです。』

見えないところにこだわるのは、良い仕事をする、という”純粋なこだわり”だけではなく、結局それが、穿き心地や表面の生地の表情に影響を与えるから、ということを60年以上にもわたる歴史の中でしっかりと証明されてきているわけですね。

そして、鈴木氏のインコテックスに関する下記の発言こそ、パンツ界の王様たる所以ではないか、そのように私は感じたわけです。

『~(略)~モノ作りにおいては、一過性のトレンドに左右されて毎シーズン変化してしまうのではなく、時代に合わせて進化していく中でも“安心感のある進化”を意識しています。

~(略)~
“モード(一過性のトレンド)を超えることが自分たちの使命”だと本国のCEOも話していますが、絶対的な定番でありながらも、常に新鮮で飽きがこない。そんなモノ作りを目指しています。』
※インタビューの抜粋は、ジャケットリクワイヤードさんのHPより抜粋致しました。

以前も「スーツの正しい着こなし方、ご存知ですか!?」という記事で記載しましたが、故落合氏の言葉をお借りするのであればクラシックとは、

『クラシックスタイルとは、昔からの伝統を受け継ぐ正統なスタイルという意味だ。昔ながらのスタイルということではない。スーツスタイルの正しいルールを継承した、時代時代を代表するスタイルである』

ということなんですよね。まさに基本となるクラシックなスタイルを持ちながらも、”時代に合わせてシルエットをミリ単位で調整”するインコテックスは、昔ながらの伝統を受け継ぎ、時代のトレンドを絶妙に取り込んだクラシックなパンツの代表格なのかもしれません。

インコテックス、やっぱり良いブランドですね。それでは前編はこのあたりで締めさせて頂き、続きは次回の後編で。なお、後編では最新のインコテックスのアイテムにフォーカスをあててみたいと思います。








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