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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

その時計は受け継がれる。父から子へ、世代から世代へ:BOVET(ボヴェ) 威播

こんにちは!
今日から10月ですね。今年もあと3か月!楽しみながら頑張っていきましょう!

さて、本日は久しぶりのカテゴリである、「時計」がテーマです。

■思いもかけぬ出会い
さて、私が機械式時計が好きなことは本Blogを長らくお読み頂いている方であれば周知の事実かと思うのですが、少し前から”懐中時計”が欲しい、と言うことを申し上げておりました。

特に何かの影響があったわけでは全くなかったのですが、ジレのポケットに入れて、必要な時に取り出してみる、という”仕草”がなんともいえずクラシックで良いなと。(笑)

懐中時計と申しましても、新品ではなくヴィンテージを希望しており、それこそ一時期はしょっちゅう良いモノがないか、探しておりました。もちろん最初に検討したのはパテック・フィリップ。アンティークで状態の良いものになると100万円オーバーは当たり前ですが、探せば比較的状態の良さそうなものが、100万円以下でも結構あったり致します。


※ヴィンテージとアンティークの違いは、「アンティーク・ウォッチの魅力」をご覧ください。

それでも、そこまでの懐中時計を購入する資力はさすがにございませんので、オールド・インターこと、昔のIWCの懐中時計も色々とあたってみたりしました。すると、今度は50万円を切る価格であったり、状態によっては比較的手の出しやすい価格のものもございました。


ただ、ヴィンテージ(アンティーク)時計は、メンテナンスが重要ですから、出来ればアフターケアの体制がしっかりしており、何かあったらすぐに相談できる、自宅から訪問出来る範囲のShopで探すのがベストだな、などと考えているうちに数か月が経過しておりました。

そんな時に、たまたま実家に帰省した際、夜中にお酒を飲みながら懐中時計の話を父親にしていると、何やらごそごそと取り出してきてくれた懐中時計があったのです。

なんと、父親の父、つまり私にとりましては祖父が、その昔知り合いから購入し、父親が受け継いだものだそうですが、今は使っていないので、「良かったら持っていくか?」と言うではありませんかっ!

まさに、本日のタイトルにあります、パテック・フィリップのコピーではないですが、「父から子へ、世代から世代へ」時計が受け継がれた瞬間でしたっ!私がまさに夢を見ている!?カタチでの時計の受け継ぎに大変感激し、喜んで引き取ってまいりましたよっ!

■BOVET(ボヴェ) 威播
父親からは、「有名ブランドではないと思うけど。」と言う言葉がありましたが、私にとっては祖父から父へという世代を越えて受け継がれた時計は、どんなブランドにも勝るストーリーがあり、当然ながら「全く構わない。」と答えたのです。

その、世代を超えて受け継いだ懐中時計がこちら。
時計本体のほかに、鍵がついているという珍しいものです。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計①

フェイスには、「威播」(威は口へんの付いた文字)というロゴのようなモノがあったので、中国のものなのか!?と思い、色々と調べてみますと、結構面白いものであることが分かりました。

実はこちらの時計、1822年にエドワール・ボヴェ氏によってスイス時計の聖地!?であり、故郷であるジュラ山脈のフルリエで7番目に古い時計のブランドとして設立された、スイスの「BOVET(ボヴェ)」というブランドの時計だったのです。

スイスのブランドなのに、なぜ漢字!?と思われると思いますが、実は当時、清朝皇帝や貴族向けに時計を輸出し、大成功を収めていたようで、「威播」(威は口へんの付いた文字)と言うのは、「ボヴェ」を漢字にあてこんだ(右から左に読みます)ものだったのです。

清の皇帝が愛しただけあって!?「ボヴェ」 の懐中時計は、ムーブメントを熟練の職人が手作りをし、最高級のエナメルを使い、真珠などをちりばめた 「工芸品」 として名声を得ていたようです。そして、1855年のパリ万博においては、ゴールドメダルを受賞し、世界中にその名声が知れ渡るなど、非常に評価の高かったものなのだとか。

特に清国(1616年-1912年)では権力者が好んで所有していたそうですが、それは清国(中国)において「ボヴェ」と言えば、「時計」を意味していた時代があったということからも、その影響力の強さを伺い知ることができますね。

ちなみに、「BOVET(ボヴェ)」は、今でも現存する時計ブランドなんですよ。昔、清国で人気を博したという歴史的事実を反映してか、江戸時代にはステイタス・シンボルであったという大名時計にも使われていた「漢字十二干支」を採用した、オリジナリティのあるモデルが今現在存在するあたりに、ブランドの歴史を感じますね。


■その時計は受け継がれる。父から子へ、世代から世代へ
さて、それでは、もう少し私が祖父、そして父から受け継いだ時計を見てみたいと思います。
フェイスは恐らくエナメル加工、そして古さは感じるものの、ブルースチールの美しい針を見てとることができますね。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計②

本体は真鍮に銀メッキでしょうか。
父親からは、磨けば綺麗になるとは言われましたが、この時代を感じる風合いも悪くはないな、と思っております。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計③

ヒンジは少し欠けておりますが、こちらをプッシュしますと、裏蓋が開きます。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計④

すると、非常に美しいムーブメントが顔をだします。
表面はプラスチップの内蓋に覆われておりますが、穴が確認できますね。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計⑤

右下に2つある、穴のことですね。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計⑥

実はここに、最初の画像にあった鍵を差し込み、巻きあげます。
一つは、時刻合わせ、もう一つはゼンマイを巻くための穴ですね。竜頭(リュウズ)がないので、鍵を使う、と言うわけです。このあたりの一手間は、好きな人にはたまらない時間です。(笑)
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計⑧

巻きあげますと、しっかりと動作も致します。
「チチチチチ・・・」というノスタルジックな音を奏でながら、針が進む姿には、何とも言えない想いが込み上げます。
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計⑨

蓋の内側にもしっかりと刻まれた、「威播」(威は口へんの付いた文字)の文字。ネットで探していたら、全く同じデザインのモデルがアンティーク・ウォッチ店舗で販売されたのを確認できたのです。が、なんと100万円近いお値段で「Sold Out」になっておりました・・・。もちろん状態も良かったのですが、これにはさすがにびっくり。父親はもっと驚いておりましたよ。(笑)
BOVET(ボヴェ) 威播の懐中時計⑦

もちろん受け継いだ時計を売ることは全く考えておらず、私も次の世代に引き継がせるべく、しっかりとメンテナンスを行い、良い状態のまま、バトンを渡したいと思います。

「その時計は受け継がれる。父から子へ、世代から世代へ」









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