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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

ス・ミズーラか、吊るしか!?

こんにちは!
本日は、「ス・ミズーラか、吊るしか!?」と言うテーマで、コラム的にお送りしたいと思います。

まず用語の確認ですが、本記事で言う「ス・ミズーラ」とは、ビスポーク的に、ゼロから自分のためだけに仕立て上げるものだけではなく、パターン・オーダー(P.O)のように、体型補正によるオーダーも含めた意味合いとして使いたいと思います。
ス・ミズーラ
※Sharonさんに許可を頂き、過去に撮影したものです。

また、「吊るし」ですが、業界用語!?で言うところの「既成品」のことです。ハンガーで”吊るし”てあるから、「吊るし」と言うことですね。それでは、まいりたいと思います。
吊るし
※Sharonさんに許可を頂き、過去に撮影したものです。

■ス・ミズーラと吊るしの位置づけ
さて、以前もどこかの記事では記載したのですが、私の中では、服が好きな方が最後に辿りつくのが「ス・ミズーラ」であり、「吊るし」のアイテムは、その過程にあるもの、と言うイメージがございました。

しかし、現在私がお世話になっているSharonさんに通わせて頂く中で、オーナーのK氏や、それこそ自身初の「ス・ミズーラ」(ここではビスポークの意)のスーツを仕立て頂いている職人さんである、直井茂明氏とお話をする中で教えて頂いたのは、「ス・ミズーラ」と「吊るし」は同じ線上にあるものではなく、別のものだと言うこと。

つまり、重要なことは「ス・ミズーラ」が必ずしも「吊るし」よりも優れているのではなく、それぞれ良い点があり、それぞれに選ぶ理由がある、と言うことなわけです。

もちろん「着心地」と言う1点だけに絞れば、当然ながら自分の体に合わせて仕立てる「ス・ミズーラ」に軍配があがりますよね。ただ、例えば「製品洗い」や「製品染め」と言った手法を活用した、独特のこなれた雰囲気を「ズ・ミズーラ」で表現するのは一般的に難しいですし、ブランドやデザイナーによる「独自の世界観」は、「吊るし(一部、P.Oはありますが・・・)」でないと表現できないものだったり致します。

このように考えると、議論の範囲を設定せずに、どちらが「優れているのか」や「素晴らしいのか」について語ることは、”ナンセンス”である、とも言えるのかもしれません。それは、上述しましたように、どちらも素敵な側面があるからです。

その上で、どちらを選ぶのかはあなた次第。つまるところ、好みだったり、TPOだと言うわけです。

私も上述してきましたような事を、頭では理解していたつもりだったのですが、お恥かしながら、「ス・ミズーラ」と「吊るし」の差異が腹落ちしていたか、と言いますと、最近まですっきりしていない自分がおりました。

が、「最近まで」と記載しましたように、とあることをきっかけに、こう言うことか!と腹落ちした自分がいたのです。

■靴に置き換えて考える
その”きっかけ”と言いますのは、サブタイトルにもございますように、上述した内容を靴に置き換えますと、その違いをはっきりと理解し、腹に落とすことができたのです。(あくまで私の場合ですが・・・。)

先日「フルブローグが気になる!:前編」「フルブローグが気になる!:後編」と言う記事を執筆致しました。要は、新しい靴の候補として、靴では初めてのス・ミズーラ(パターン・オーダーの意)を試してみようと思っています、と言う内容でした。

メンズファッション、とりわけクラシックよりのアイテムや着こなしについて言えば、その変化と言うのは何年たっても、比較的緩やかであり、多少のシルエットやディティールの変化はあれど、180度変わるようなことはございません。

更に、そのような中でもクラシックな「紳士靴」に話題を限定してみますと、これほど(良い意味で)変化の少ないものもないのかなと思っております。

それぞれのブランド(メーカー)の顔とも言える靴や、オールデンのタッセルローファーのように、その起源に迫るような靴は、何年たっても、何十年たっても色褪せることなく、靴好きな紳士達を魅了して止みません。

例えば、ローファー。

私がローファー好きなことは、以前も「やっぱりローファーが好き!?」と言う2部制の記事にてご紹介しましたが、ドレス靴で最も欲しいモデルがフルブローグであるとするならば、オフでも活用できるような靴として今現在最も欲しいのが、ブラックカラーのローファー。しかも、J.M.Westonの名作であり、代名詞的な存在でもある「180 SIGNATURE LOAFER」と言う指名で欲しております。

その昔、フランスにおける若者が、既存の社会的規範に反抗する意思を「デニムに素足でローファーを履く」事で表現した、と言われております。そして、その際若者が履いていたローファーこそ、ウェストンのローファーであった、と言う伝説!?まで語り継がれているほどの名品であり、同社のアイコン的な存在なわけです。
※そんなエピソードの詳細は、OPENERSさんのコチラの記事をご覧ください。

もちろんそんなエピソードがあるから欲しい(実は後から知りました・・・。)、と思っているわけではなく、単にその「普遍的なデザイン」に大きな魅力を感じているのです。

デザイン的には、昨年ハワイで幸運にも出会うことができたオールデンのコードヴァン・ローファーも近いのですが、やっぱりオールデンは、どこかアメリカンな空気感があるのです。その一方でウエストンのローファーは、気品があり、時代に影響を受けないタイムレスな雰囲気を感じるのです。

本来であれば、シューレース・タイプの靴と比較して、足へのフィット感が難しいローファーこそス・ミズーラに適しているモデルなのかもしれません。ただ、あのカタチ、あのデザイン、あの雰囲気をもった靴が欲しい!と思うこともやっぱりあるのですよね。(笑)

靴をビスポークしますと、当然のことながら、自らの足にあわせて革が切られたり、曲げられたりするわけで、それはそのまま靴の持つ表情に繋がっていくわけです。

靴もトゥの厚みや表情、アッパーの長さやウエストの絞り込み具合などによって、見た目のデザインがかなり変わりますよね。従って、どんなに特定のブランド/メーカーの靴に似せてス・ミズーラをしたとしても、それは自らの足にフィットするように調整するわけですから、当然微妙に雰囲気が変わることは想像に難くありません。

そんなことを考えてみますと、やっぱりファッションアイテムを「ス・ミズーラ」する魅力もありながら、一方で「吊るし(既成品)」の魅力もあるのだなぁと言うことを身を持って実感したわけです。(笑)

と言うことで、どちらが良い、悪いといった話でもございませんし、自分はス・ミズーラにしか魅力を感じない、もしくは吊るしの方が良い!と決めつける必要も全くないのだな、と言うことが分かりました。従いまして、今後も安心して!?自らの感性の赴くままに、装うことを楽しんでまいりたいと思います。

ちょっと長文になりましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございました。
ちなみに、実はこの記事、何かの前フリだったり致します!?(笑)何のフリかは、近日お知らせ致しますっ!








Comment

シロ says... "FOかRTWか"
こんばんは!
今回の記事、ここのところずっと頭の中で考え続けていた事柄だったので
改めて認識の整理になり助かりました!有難う御座います。
実は僕もFull Orderは既製品の先にあり、絶対的優劣があるものと思って
いたのですが、既製品には掛け替えのない良さがあり、比べる事も出来ない
という事を何となく分かりかけてきたところでした。とあるショップの
店長さんは、Bespoke Shoseも手に入る程の大金を投じてEdward Greenの
Top DrawerをPOし続けていらっしゃるのですが、最初僕はそれが不思議で
なりませんでした。(その人は服や鞄についてはOrder三昧の御仁なのです)
ところが話を伺ってみると「EGの木型には完成された美があり、自分の足に
合わせたスタイルでなく、EGのこの木型をスタイルとして履きたい」との事。
正直、両手放しで賛成はできないのですが、「なるほど」と納得できました。
どんな凄腕のBespoke Makerにトリッカーズやオールデンを作ってくれと
言ってもそっくりそのままにはなりませんからね。rm55さんの仰る通り、
靴に置き換えて考えると、腹に落ちやすい気がします。

服に関してはまだハッキリした答えに辿り着けていません。。
というのも、FOでジャケットを誂えて以来、気に入った既製服があっても
試着してバックスタイルやフィッティングを相方に見てもらうとOKが…
出ないのです(泣)僕の体型が既製服に向かないのかも知れませんが、
身体に沿った美しさと言う点で、やはりFOは別格だと思うんです。
20-30万を超えてしまう既製服がFOを上回るには、
シャマットのような唯一無二性が必要かなぁ、と。
あれこれ悩んでおります。長々と失礼致しました(汗)
2016.02.25 23:48 | URL | #TojGNFVY [edit]
rm55 says... "Re: FOかRTWか"
>シロさん
こんばんは!コメントありがとうございます^^
シロさんのような方にこのようなコメントを頂き、大変嬉しく思います。改めてシロさんに今回頂きましたコメントを拝見するに、私自身も改めて「なるほど!」と2度目の腹落ちを致しました。(笑)

>服に関してはまだハッキリした答えに辿り着けていません。。
と言うのは、私も分かる気が致します。(笑)やっぱり靴ですと、ご紹介頂きましたエピソードのようなことを自分自身でも経験しておりますので腹落ちしているのですが、服につきましては「まだ頭で理解している」と言う感じもしなくもないなと。

特に、私はシロさんのようにビスポークしたジャケットやスーツを所有しているわけでもないですし、それは靴もしかりです。よって、今後自分自身での経験を積む中で、自分の世界観が変化し、今回執筆した記事の内容とはまた異なる意見を持つこともあるのかな、と思っていたりします。

今年は自分自身のメインテーマとして「ス・ミズーラ」を挙げておりますが、今年1年を過ごしたあとに、自分自身がどんな考えや世界観、物の見方をしているのか、それも結構楽しみだったり致します。(笑)
2016.02.26 01:03 | URL | #- [edit]

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