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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

アイテム価格の変化に見る、需要と供給

こんにちは!
本日は、「アイテム価格の変化に見る、需要と供給」と言うテーマでコラム的にお送り致します。

■需要曲線と供給曲線
さて、「需要と供給によってモノの値段が決まる」と言うことは学生時代に受講した経済学の講義などで聞いたことがある、と言う方は多いのではないでしょうか。

まず、縦軸に”価格”をとり、横軸に”数量”をとる。
需要曲線と供給曲線

需要曲線ですが、”価格”が高いと出る(売れる)”数量”は少ないですが、”価格”が下がれば、その値段なら欲しいと言う人は増えるわけですね。まさに現在真っ最中のセールなどがそれにあたるかもしれません。つまり、グラフで言うと、右から左に弧を描くように、下がっていくわけです。

一方の供給曲線ですが、”価格”が低いと売る側としては儲からないので、”数量”をつくりません。しかし、欲しいと言う需要が増えてきますと、高い”価格”でも買う人が出てきますね。そうなると、”価格”が高くなればなるほど、儲かるのでそれをつくる人が増えてくると。つまり、供給曲線は、右から左に向かって弧を描くように、上がっていきますね。

そして、一般的にはこの需要曲線と供給曲線が交わった場所が、マーケットが適正な”価格”と”数量”だと判断した場所になるわけです。

需要曲線は”買う側”から、供給曲線は”売る側”から見たものになるわけですが、何かと話題の!?スティレ・ラティーノを例に挙げて考えてみたいと思います。

その昔、スーツが15万円程で販売されていたスティレ・ラティーノ。アットリーニのノウハウを取り込みながらも、時代時代のトレンドを絶妙に取り入れながら、そしてBEAMSさんのプッシュとメディアへの露出強化などによって人気に火がつきます。

欲しい人が増えると、”価格”は上がります。売れれば売れるほど儲かりますから、取扱”数量が増える”わけですね。人気があるから高くしても買う人がいるわけです。

もちろん原材料や人件費の高騰、為替の変化など、需要以外の要因で価格が上がることもありますが、需要が無い中で価格だけを上げれば、”より”売れなくなるわけですから、簡単に原価の上昇を価格に転嫁できません。人気(需要)があるから、価格を上げることができるわけですね。

ただ、あまりに価格を上げ過ぎると、今度は「それはちょっと高すぎる」と言う人が増え、結果として需要が落ちます。つまり、定価で購入する人が減るわけですね。するとどうなるのか、と言うと価格が下がるわけです。

今季の2016年SSのセールではBEAMSさんが”これまでやってこなかった”、ラティーノの今季物がセール対象になると言う現象がおきましたね。これは、要は価格が上がり過ぎて、需要が減った結果、思うように仕入れたものが売れなかった、と言うことを如実にあらわしているように感じます。売れていれば、わざわざ利益を追求する企業が値段を下げて売る理由がない、と合理的に推測されるからです。

しかし、セールになれば、換言すると価格が下がれば、この価格なら買っても良い!と思える人(需要)が増えますから、それがマーケットが判断するラティーノに求める”適正な価格”と言うことも言えるように思います。

今後、ラティーノの仕様、価格がどのように変化するのか、そこには売る側(生産者・代理店・小売店)の思想や意思などが”はっきりと”あらわれてくると思いますので、是非とも注目してチェックしたいポイントですね。

■2016年AWアイテムは価格が低下傾向!?
さて、上記に挙げた例が現実に即しているのか否か、につきましては内部の方しか分かりませんので、本当に正しいかどうかは分かりませんが、事実をもとにある程度の合理性を持って外部から推測するに、当たらずも遠からず、的な感じかと思っております。

そのような需要と供給と言う視点で昨今のインポートファッションのマーケットを見てみますと、なんとなく需要曲線と供給曲線が交差するポイントよりも、供給する側の設定する価格がラティーノのみならず、高くなり過ぎた感がありますよね。

例えば数年前までは2万円代前半で購入出来たフィナモレのシャツ。当時は店頭に並べれば軒並み完売する、と言うような需要の高さだったように思います。そうなると、フィナモレを扱えば売れる!つまり、儲かる!と考えた売る側としては取り扱いを増やしますよね。さらに、それと同時に価格も上昇し始めます。

すると、マーケットには溢れるほどのフィナモレが”供給”され、更に価格も高くなってきたので、”需要”が落ちるわけです。今では、セールまで待ってもフィナモレのシャツは容易に購入することが出来る状態になっておりますので、まさしく上述したようなラティーノ現象と同じ状況になっておりますねと。そんなことが分かるわけです。

そのような中で、夏前ではございますが、既に2016年AWのアイテムを販売されているShopが多数ございます。これまでは早くても秋冬アイテムは8月位からと言う印象がありましたが、今年はなんと6月から秋冬アイテムを販売すると言う、何とも「?」な状況になってきております・・・。

そういう需要と供給の視点で2016年AWのアイテムを見てみますと、これまでのような価格の上昇がひと段落し、現状維持か、”若干価格が下がっている!?”と言うような印象を私個人と致しましては受けました。

例えばイタリア本国ではラルディーニを抜き、今では最も売れるブランドとなったと言うタリアトーレ。日本における人気も今やNo.1と言っても過言ではないブランドだと思っております。

そんなタリアトーレもデビュー時には税込でギリギリ6万円代だったジャケットのモンテカルロが、人気の上昇(需要の増加)に伴って、あっという間に10万円にも迫るプライスとなったわけですが、今期2016年AWのジャケットは9万円代前半のものがあったり、




中には、同じモデルであるモンテカルロでも税込で8万円代に突入しているアイテムもあったり致します。ちなみにこの価格差は生地代によるものだと思われますが、春夏生地ではない、秋冬生地でこのプライスである、と言うことには若干ながら驚かされました。



また、仕様を簡素化したり、化繊の生地を用いることで販売価格を下げたEASYモデルを投入したラルディーニも、ジャケット単体価格で10万円を切るものもあるようです。ちなみにラルディーニはニットジャケットなど、比較的単価の低いニットアイテムのモデルを数多く展開し、もう1つの柱として育てたいと言う思惑も見え隠れ致します。



更に、ISAIAからは、ベーシックな生地ながら永遠の定番でもあるネイビーホップサックが税込16万円と言う魅力的なプライスで販売されていたりも致します。なお、モデルはセイラーですね。



先日の英国のユーロ離脱ショックの影響もあって、ユーロが円に対して大分下げておりますね。恐らくタリアトーレやラルディーニを扱う代理店さんなどは為替予約を使って経営の安定化を図っておられるでしょうから、その円高の恩恵を2016年AWに我々がすぐに享受する、と言うのは難しいかもしれません。

しかし、需要と供給と言う経済における大原則の観点から推測するに、今年の2016年AWにつきましてはびっくりするような価格の高騰は、よほど絶大なる人気を誇り、代わりの効かないような唯一無二のブランドでないと無いかと思われます。

と言うことで、そんな経済の大原則を大好きなファッションに当てはめて捉えてみますと、現在のマーケットの状況がなんとなく把握できたり、今後の動向を推測することが出来るかもしれません。好きな分野だからこそ、多面的に捉えることを意識すると、今まで見えなかったことが見えてくるかもしれませんょ!?

※「2016年SSインポートファッション・セール情報まとめ!」 本日更新済み!








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