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30代の悩めるファッション・ライフスタイル日記

30代のパパが、インポートファッション、インテリア、雑貨などのこだわりのライフスタイルについて綴るブログです。

残るものが優れている、とは限らない!?(前編):進化論×ファッション論

こんにちは!
本日は、「残るものが優れている、とは限らない!?」と言うテーマでコラム的にお送りしたいと思います。

それでは、参りましょう。

■置き換えて、考えてみる
さて、私が仕事でもプライベートの趣味であるファッションにおいてもよくやるのが、物事を置き換えて考える、と言うことです。例えば、仕事では他業界で起きた事象を自らが属する業界に置き換えて考えてみたり、趣味では経営の理論をあえてファッションに置き換えて考えてみたりと、本Blogを長らくお読み頂いている方であれば、なんとなくお分かり頂けるかと思います。

以前、生物学者の方とふれあう機会があり、また生物の進化論に関する本を読んだことをきっかけとして、「進化論×ファッション論」と言う切り口でいくつか記事をお送りしておりました。もちろん、私は生物学者でもなければ、ファッション業界に従事する者でもございませんので、表面上のうすーぃ議論ではあるのですが、好奇心にかられて執筆してみたわけです。

・「身も心も紅葉狩り!?:国営昭和記念公園
・「進化するサヴィル・ロウ!?
・「THE RAKE JAPANは進化したか!?:THE RAKE JAPAN EDITION 創刊5号(前編)

上記記事に共通するのは、進化論の中でも「環境に最もよく適応した種が生き残る」と言う、「適者生存」の考え方。これを、未だ完全には解明されていない紅葉のメカニズムに適用して考えてみたり、紳士服の聖地とも言われるサヴィル・ロウの現在に適用して捉えてみたり、ビジネスである雑誌メディアの変化に適用して分析してみたり致しました。

なぜ置き換えて考えるのか!?と問われれば、物事を多面的に捉えることによって新たな気付きが得られたり、今後の展開のヒントが得られたり、また純粋に興味深いから、と言うのが回答になるように思います。

そこで今回は、「進化論」の中でも”適者生存”と言う切り口ではない、新しい切り口をファッション業界に”適用し”、考えてみたいと思います。

ちなみに、本記事のきっかけとなりましたのは、前回お送りした「別注アイテムについて、考える」と言う記事です。この記事を執筆している最中に、ふと思い立ちましたので書いてみることと致しました。

■「残る」と言うこと
前回の記事では、昨今セレクトShopの商品構成において重要な柱!?となり、急増している”別注アイテム”の裏側について取り上げました。

簡単に言えば、元は自らが着たい服、お客さんに着て貰いたい服を作ってもらう(※)と言う、その本来の存在意義を離れ、販売戦略のツールとして”別注アイテム”が位置付けられた結果、ブランドの持つ本来の魅力(クリエイティビティ)が失われ、中には消えていくブランドが存在するのだと言うことでした。
※読者様から本来の意味のShop別注をご教授頂きましたので、ご教授頂いた意味で記述させて頂きます。

日本における商流を考えた場合、メーカーにとっての直接的なお客さんは殆どの場合、販売代理店だったりするわけです。韓国のようにマーケットサイズが限られている場合は、代理店などを通さずに直接一般消費者に届ける方が効率的だと思うのですが、日本のようにマーケットサイズがそれなりに大きい場合、代理店を入れずに直接消費者に販売しようとするとメーカー側が負担する販売コストが大きくなりますね。

よって、間に代理店が入ることで色々なことを調整するわけですが、代理店はメーカーと販売代理店契約を締結するにあたり、様々な条件を飲むことになるわけです。特に人気ブランドともなれば尚更で、年間における販売数(販売額)のコミットをさせられることも多いのだと想像します。

結果にコミットする。

某企業のコピーではありませんが、高い販売数(販売額)をコミットした代理店は様々な手をうって、出来るだけ多くの商材を、出来るだけ多くの小売企業に卸すことを目指します。そして、その際どうしたらもっと売れる(買ってもらえる)のかを小売企業と相談するわけです。

その中で、小売企業が売りやすいからという理由によって、上述したような販売戦略の一環として”別注アイテム”の要望を受け、メーカー側にこうすれば受注が増えるから、と言うことで別注アイテムが増えて行くことになるわけです。

また、「代理店がブランドを潰す」と言うことを聞いたことがある方もいらっしゃると思いますし、インターネットなどでもそう言った記述がされていることがございますね。

分かりやすい例としては、セカンドラインを作ると言うことです。高品質なブランドであっても、より多くの小売店に少しでも多くの商品を卸すためには「販売価格を下げる」必要がでるわけです。そこで、素材の質や仕様を下げることで価格の低下を実現させ、セカンドラインをつくって売りだすと。もちろん出来上がったものは、ブランド本来の魅力であった高品質なアイテムではなく、凡庸なアイテムになってしまう。

ただ、セカンドラインを作ればまだ良い方で、中にはブランドタグやラインは同じまま、販売価格を買えずにコストのアップ分を吸収するために、仕様を低下させたり、より低コストで生産出来るファクトリーに(顧客が)知らないうちに変えているブランドも存在します。

こうなると、まず物の質が分かる顧客がそのブランドから離れますね。そして今や私のような素人であっても情報が気軽に発信できる時代です。そんな時代であれば、そう言った質の低下したブランドの情報はあっという間に顧客間に知れ渡ることとなり、マーケットからの退場を求められることとなるわけです。

もちろん、詳細は分かりかねますが、当たらずも遠からずと言ったところだと思います。

ただここで重要なことは!?決して小売店舗も代理店も、顧客を騙そうと思ってやっているわけではない(と信じたい。)ことです。それぞれの立場での事情を踏まえて、生き残りをかけて、より販売しやすいものをと考えた結果「残ったもの」が、”別注アイテム”であり、”セカンドライン”であり、価格の安くなったインポートアイテムであったりするわけですね。

当然、全ての”別注アイテム”や”セカンドライン”などが上述したような結果生まれたものではない、ことはお分かり頂いているかと思いますが、今一度誤解のないように記載しておきます。

ここまで書けば、本テーマにおける記事のオチはご想像頂けるかな、と思いますが、続きは後編に譲りたいと思います。









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