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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

【2023年夏版】ネクタイに関する意識調査をしてみた!

こんにちは。
本日は「【2023年夏版】ネクタイに関する意識調査をしてみた!」と言うタイトルで、先日自身のインスタグラムにおけるストーリーズ上で行ってみたアンケート結果(※)を踏まえて、アンケート実施時点である2023年夏頃の、ネクタイに関する意識について考察してみたいと思います。
※アンケート開始から24時間後の結果

それでは、まいりましょう。

■仮説:ネクタイのスタイルは好きだけれど、実際にはスーツやネクタイは着用はしていないのではないか?
さて、まずアンケートを行う前の私の持っていた仮説は、タイトルにもありますように、以下のようなものでした。

「ネクタイのスタイルは好きだけれど、実際にはスーツやネクタイは着用はしていないのではないか?」

これは、私自身のオン、オフでの普段の生活の中で感じている感覚や、インスタグラムでフォローさせて頂いている方を中心としたポストを拝見している中で立てた仮説でした。

私自身、やはり男性が最もカッコ良く、美しく見えるスタイリングはクラシックスタイルであると考えています。具体的にはスーツにドレスシャツ、ネクタイ、ドレスシューズを履いたスタイルです。そこには「これまでの長い歴史の中で培われてきた普遍的な美の要素が多分に含まれており、このルールに準じている限りにおいては、美を構築する上での中心的な要素であると考えているバランスが大きく崩れることがないから」と言うのが、その理由です。

しかしながら、私が子供の頃は夏場でも30度を超えると話題になっていた日本の夏場の気温は、今では40度を超える場所もみられるようになったり、世界的なビジネスウェアのカジュアル化の波や、東日本大震災、そしてコロナ禍を経て、日本におけるビジネスファッションを取り巻く環境、社会的な感覚が大きく変わったことは皆さまご存知の通りです。

実際、かなりのネクタイフリークであったと自認している私でさえも、今年の夏は仕事においてもネクタイをほとんどしない生活を送っておりましたし、周囲を見渡してもファッション業界関係者を除くと、盛夏にスーツにネクタイを締めて仕事をしている方はいません。いや、実際にいらっしゃるのですが、ごくごく少数派と言うのが私が感じていた肌感覚でした。

従って、インスタグラムのストーリーズにおいてアンケートをとる前の仮説としては、上述しましたように”ネクタイスタイルは好きだけど、実際にはスーツやネクタイは着ていない、締めていない”と言う結果を予想していました。

■アンケート結果やいかに!?
まず行った最初の質問は、「ネクタイとノータイスタイルのどちらが好きか!?」と言うもの。こちらは回答結果に女性も含まれている点は注意が必要ですが、「ネクタイ好きが62%」で、「ノータイ好きが38%」と言う結果でした。
どちらが好きか?

実数を控え忘れてしまいましたが、ご回答頂いた方の総数は400名未満だったので、数値的な誤差は多分にあることを明記しておきたいと思います。

そして、この結果をどうみるのか!?と言うことですが、クラシック好きな私のインスタグラムアカウントにおける結果である点を踏まえても、思ったよりも「ノータイ好き」が多いと言う印象でした。事前の予想では、ネクタイ好きが7割、ノータイが3割くらいを想定していたのですが、コロナ禍による感覚の変化も影響しているのか、6対4と言う結果に。

恐らく数年前であれば私の事前予想位の値にはなったと思うのですが、コロナ禍を経た2023年時点においては、「ノータイ好き」または、「ノータイ許容派」が増えているのかなと思っています。

もともとネクタイを締めたスタイルは良く言えば「誠実さ」を表現し、悪く言えば「堅苦しさ」を感じるスタイルと言う認識は従前からあったと思いますが、服好きの方とお話ししている中でも感じるのは、”ネクタイが相手に威圧感や、恐縮さを感じさせてしまうアイテムになってしまった”と言う現実です。

本ブログでも記載してきましたが、今ではスーツにネクタイを締めて仕事をされている方は、特定の業界、業種、職位の方に限られてきているのが実態です。朝の通勤電車も、昔はスーツにネクタイ一色だったものが、今ではかなりカジュアルな装いの男性が増えていることからも、それは明らか。

よってスーツを着たり、ネクタイを締めたいけれども、クライアントであったり、パートナーの服装に合わせてカジュアルな装いでビジネスを行っていると言う方は、私を含めて少なくはないように思います。もちろん、それに加えて日本の夏の異常な暑さも関係しているのは間違いありません。。

では、肝心の実態はどうなのか!?と言うことで、次に行ったのが「最近スーツを着たり、ネクタイを締めているか?」と言う質問でした。こちらは基本的には男性による回答になりますが、その結果がこちらです。
ネクタイを締めているか?_

なんと、事前の私の予想を裏切り、最初の質問と全く同じ値となりました。つまり、「2023年の夏時点でもスーツを着たり、ネクタイを締めている方が62%」で、「今は着ていないと言う方が38%」と言う結果です。

これには正直驚きました。事前の予想では結果は逆転、つまり着ている方が3~4割、着ていない方が6~7割になるだろうと思っていたので、良い意味で!?裏切られた感じです。

インスタグラムはファッション好きのユーザーが多いと感じており、また特に私のアカウントは中でもクラシックファッションファンが多いと自覚はしておりましたが、それでもこの結果は想像できませんでした。思った以上にフォロー頂いている方々は、普段のビジネスにおいてスーツやネクタイを着用されていらっしゃるのだと実感した次第です。

私自身、これからも自分自身はもちろんのこと、周りの方々も心地よく感じることの出来る装いをしていきたいと考えており、その中においてはカジュアルな装いも増えることが予想されますが、クラシックファッションに対する愛情は変わることはありません。

引きつづき様々なスタイルを楽しみながら、また時を改めて今回同様の調査!?を行ってみるのも興味深いな感じていますので、その際には是非、ご協力頂ければ幸いです。




il Quadrifoglio(イル クアドリフォリオ)のスエードタッセルローファーが納品!

こんにちは!
本日は「il Quadrifoglio(イル クアドリフォリオ)のスエードタッセルローファーが納品!」と言うテーマで、昨年4月に参加していたイルクアドリフォリオの10周年記念トランクショーにてオーダーした靴が納品されましたので、これを取り上げてみたいと思います。
イルクアドリフォリオ_タッセルローファー1
※「il Quadrifoglio(イル クアドリフォリオ)の創業10周年記念トランクショーに参加してみた!

それでは、まいりましょう。

■唯一無二の曲線美
近年はだいぶ落ち着いてきましたが、一時のビスポーク業界!?の盛り上がりは本ブログをお読みいただいている方であれば、ご存知の通りかと思います。

海外のみならず、日本人の様々職人さんがメディア等でフューチャーされ、今では多くのスーツや靴の職人さんが活躍されていらっしゃいます。

私個人は特に海外志向、ブランド志向と言うわけではなく、自分自身の感性や美意識に従って、自分が一番美しく、かつ実用性の観点からも着心地、履き心地が良いと思う物を厳選してオーダーしています。

その結果、特に好んで現在身に着けているものが、スーツであればサルトリア・ソリート、シャツであればジ・イングレーゼやルカ・アヴィタービレ、靴であればイルクアドリフォリオになります。そのどれもが私の考える美しさを内包しており、それでいながら着心地、履き心地と言う実用性をしっかりと伴っています。

服はどこまでいっても実用品としての域を出ないと、私は考えています。中には趣向性の高い服、アイテムも存在しますが、着心地が悪かったり、履き心地が悪いものは自分の経験上身に着ける機会が減ってしまい、結果として手放すことに繋がってきたことを学んでいるからです。

だからこそ、美しいだけではダメで、しっかりと実用性が伴っている服や靴であることが大切だと思っています。

そのような中で今回納品頂いたのが、トランクショーの記事にも記載していた、ダークブラウンカラーのスエードタッセルローファーになります。実はもう少し早く納品頂ける予定だったのですが、私が仕事等の関係でトランクショーに参加できなかったり、微修正を施して頂いたこともあって、このタイミングでのご紹介となっております。
イルクアドリフォリオ_タッセルローファー2

今回納品頂いた靴の実物が、こちらです。
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イルクアドリフォリオの魅力って何!?と聞かれれば、真っ先に答えるのが、日本人の職人さんらしからぬ、この色気を伴った”曲線美”だと私は考えています。
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恐らく世界で最も手先が器用な民族が日本人であり、それ故世界で活躍している靴職人の中でも、日本人はかなり多いのではないかと感じています。実際にインスタグラム等で仲良くなった服好きの集まり等に参加した際には、著名な日本人の職人さんが手掛けた靴を拝見させて頂く機会も多く、その緻密な仕事にはため息が出るほど。

綺麗さ、仕事の丁寧さと言う観点で言えば、魅力的な仕事をされる日本人の職人さんが沢山いらっしゃることは私も知っているのですが、やはり私が求めたいのは色気を伴った美しさ。
イルクアドリフォリオ_タッセルローファー4

その点、女性靴の製作からスタートし、車やバイクのフォルムにインスピレーションを得ていると言うイルクアドリフォリオの久内氏の靴は、どの日本人の職人さんにも見出すことの出来ない、色気ある曲線美が伴っているように私には見えるのです。
イルクアドリフォリオ_タッセルローファー8

■職人のタイプ
私が自分自身の経験、そして様々な職人さんの作品や実際にビスポークをされた方の話を伺うと、職人さんは大きく2つのタイプに分かれるように感じています。

1つは、アーティストタイプ。このタイプの方は美的感性に優れており、作り上げる作品はまさに芸術作品。インスタ映えのするフォルムを伴っていることが特徴です。

そんな芸術的な美しさを有する一方で、デメリットとしては着心地や履き心地が犠牲になっていることが多い点。顧客の体型、脚に合わせると言うよりも、自分が美しいフォルムを追求しますので、実用性に欠けることが多いと言います。

よって見る分には良いのだけど、着たり、履くのはちょっと。。。と言った感想が多く、コレクタータイプの服好きの方に向いているように思います。

これに対してもう一方のタイプが、職人タイプ。こちらのタイプの方はフォルムこそ普通ですが、顧客との対話をしっかりとこなし、愚直に、モノづくりを丁寧にこなすことが特徴です。

私個人の印象としては、日本人の職人さんはこちらのタイプの方が多いように感じます。モノづくりをとても丁寧にされるので、実用性もしっかりと伴っており、顧客の満足度も高いです。

デザインやフォルムについては、私が表現するのであれば、美しいと言うよりも、綺麗と言う言葉合うように感じます。よって私のような独自のこだわりりや、色気などの要素を求めないのであれば、ビスポークをするにあたっては良い選択肢になり得るように思います。

ではイルクアドリフォリオの久内氏はどちらのタイプなのか!?と言われると、その間にポジショニングされると言うのが、私個人の見解です。
イルクアドリフォリオ_タッセルローファー5

イタリアらしい色気、曲線美を追求しながらも、高いレベルでの履き心地の良さを実現する。ご本人曰く、『追求し過ぎる、攻めすぎることで失敗することもある』と言うような趣旨のことを仰っていましたが、それでも独自のスタイルを高いレベルで追い求める姿勢は、やはり日本人の職人さんなんだなと感じています。
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■秋からデビュー予定
さて、そんなイルクアドリフォリオのスエードタッセルローファーですが、今年の秋からデビューをさせようと考えています。

実は7月に納品された際に、若干ヒールが緩いかなと感じましたので、その点を相談して微修正を行って頂きました。微修正なので吊り込みをし直して頂いたわけではなく、ヒールに少し革を足してフィット感を高めると言うアプローチで対応頂いた模様。
イルクアドリフォリオ_タッセルローファー12

実際に履いてみると、ビタっとかかとに張り付くようになっていので、その変化の具合には驚いた次第です。
イルクアドリフォリオ_タッセルローファー13

気になることがあればしっかりと対応してくださいますので、その辺りも安心感をもってオーダーすることが出来るポイントかもしれません。

なお、今回は10周年記念のトランクショーでオーダーしたので、特別に靴と同じ革を用いたビスポークベルトが付いてきました!
イルクアドリフォリオ_タッセルローファー10

私はゴールドのクラシックな猫足!?のようなデザインのバックルを選んでいましたので、色気あるローファーに合わせるにはぴったりの雰囲気と、ドレッシー過ぎない、ほど良いカジュアル感があって良いかなと思っています。
イルクアドリフォリオ_タッセルローファー9

もちろんビスポークなので、穴は1つ。「体型維持」を自分自身にかす、良いアイテムの1つです。(笑)
イルクアドリフォリオ_タッセルローファー11

と言うことで、自身8足目となったイルクアドリフォリオのビスポークローファーのご紹介でした。服も靴も溢れてしまっているので次の一足は今回はオーダーしていないのですが、納品頂いたローファーを履き込みつつ、フィードバックが溜まったタイミングでもう1足ローファーを仕立てて頂いても良いかなと思っていますので、その時を楽しみに待ちたいと思います♪




筋トレとファッションについて、考える。

こんにちは!
本日は「筋トレとファッションについて、考える。」と言うテーマで、たまにご質問を頂く内容への回答を含めて記述してみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■筋トレをしているか?どんなトレーニング内容なのか?
さて、長らくインスタグラムを続けておりますと「筋トレをしてるか?」「どんな内容のトレーニングをしているか?」と言った類のご質問を頂くことがございます。



この類のご質問を頂くのは決まってサマーシーズン。(笑)そうです、薄着になるタイミングで頂くことが、今のところ100%です。


私の体型はこれまでも記述していますが、172cm 60kgです。ただし、秋冬など肌の露出が少ない装いですと”着痩せ”して見えるのか、夏になって薄着になると「思っていたよりもごっつい」と言う内容のコメントやメッセージを頂くのです。


そして冒頭に記述をした『「筋トレをしてるか?」「どんな内容のトレーニングをしているか?」と言った類のご質問』に繋がっていくのですが、結論から言うと「筋トレはしています」。また内容としてはジムなどに通ってトレーニングをするのではなく、「自宅で空いた時間に本当に軽い自重トレーニングをするのみ」です。

このように回答すると、軽い自重トレーニングによる体型ではないなど、疑われる!?こともあるのですが、実際ウソではく、本当にそれだけなんです。なお筋トレではないですが、たまに30分程度の朝ランは行っていますが、それ以外は何もしていません。

と言いますのも、もともと私は線の細いタイプでして、小学生のころはガリガリ体型、中高生の際にも細目の体型として友人には認識さていました。実際、高校、大学生の時の体重も55~56㎏前後くらいであったと記憶しています。

ただ、社会人になってすぐにサーフィンにハマり、数年間、毎週末のように海に通っていた関係で上半身ががっちりしたと言う経緯があります。よって、筋トレで作った体型ではなく、サーフィンと言うマリンスポーツにハマった結果として出来上がった体型が、今の体型なのです。


もちろん現役!?の頃に比べればだいぶ筋肉も落ちていますが、今は”マッスル化”ではなく、”現状維持”を目的にしているため、上述したように本来はトレーニングとは呼べない程度の軽い自重トレーニングしかしていないのが実際のところです。

■目的は、服を美しく着ること
では、何のために”現状維持”を目的にトレーニングをしているのか!?と言われれば、その答えは1つのみ。

服を美しく着ること。

これ以外にありません。この目的のためだけに、現状の体型を維持するトレーニングを続けています。

最近はマッスル系YouTuberなる方も沢山いらっしゃいますし、インスタでも筋肉隆々の方を見かけます。その体を作り上げるための努力はすさまじいものがあるのだと想像し、リスペクトをしていますし、カッコ良いと思うのですが、個人的価値観で言えば、服を美しく着るにあたっては、時に筋肉は邪魔になることがあると言うのが、私が思っていることだったりします。

筋肉隆々の方は、裸かタンクトップ、Tシャツの際が最もカッコ良いのであって、その上に服を着ると、服の持つ独自のラインを筋肉が邪魔をして、崩してしまうのです。

これに対して、私はその服を最も美しく着ることが出来る体型さえあれば良いので、薄着になったときに美しく、カッコ良さを感じてもらえる体型であり、かつ秋冬時にスーツやジャケットを着た際にも自分の体型ではなく、服の持つ美しいラインが最大限発揮できる程度の筋肉、体型を維持していると言うのが実際のところです。

よって胸の筋肉が発達していたり、逆三角形の背中であったり、バッキバキの腹筋が備わっているわけでは全くないのです、脱ぐと、意外に普通です。(笑)

なお、朝ランはもちろん体重を維持するため。この年になりますと、食べ過ぎたと感じる日が続くとあっという間に体重が増えてしまいます。ただ、例えばサルトリア・ソリートでビスポークをしたスーツやジャケットは体重が2kg違うだけで体型の変化を感じざるを得ない精度で仕上げてきますので、それらの服を着続けるためにも、現状維持は必須なわけですね。

筋トレの目的や、美の価値観、考え方は人それぞれですから、唯一無二の正しい答えはありません。自分なりの目的や美意識に合うよう、必要に応じて筋トレは取り入れれば良いのかなと思ったりしています。

ちなみに、先日浴衣の男性とお会いする機会がありました。ぽっっこりとお腹がでていたのですが、これが浴衣のライン、男性としての貫禄と合わさって、なんとも言えないカッコ良さ、味わい深さを醸し出していました。

決して締まっている体型だけがカッコ良さ、美しさの基準なのではないなと感じた次第です。

皆さまも是非、自分なりの美の価値観に沿った体型を目指されてみてはいかがでしょうか?





Sharonの10周年アニバーサリーセールで、Mauro Ottaviani(マウロ・オッタヴィアーニ)のアイスコットンTシャツをおかわり購入してみた!

こんにちは!
本日は「Sharonの10周年アニバーサリーセールで、Mauro Ottaviani(マウロ・オッタヴィアーニ)のアイスコットンTシャツをおかわり購入してみた!」と言うテーマで、少し前に購入していたアイテムを取り上げてみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■Sharonの10周年アニバーサリーセール
2014年末に出会い、今では私が定期的に訪問している唯一のリアルショップが北参道に店舗を構えるSharonさんです。
※今から約8年ほど前にお送りしたSharonさんのご紹介記事「My Sartoria(マイ サルト):Sharon(シャロン) at南青山

思えばSharonさんと出会うことで本格的なクラシックスタイルにおけるドレスファッションの道を歩むことになりましたし、自分のセンス、スタイル、お気に入りのブランドを含め、大きく変わるきっかけを頂いたのがSharonさんであったと考えています。

また、そのSharonさんご自身も当初出会ったころの取り扱いブランドとは大きく変わり、店舗も青山から北参道へと移転するなど大きく変化しておりますが、店名の由来でもある「理想(Sharon)」を求める姿勢と言うのは唯一変わらず、ずっと貫いていらしゃるのかなと感じています。

そんなSharonさんですが、今年、2023年に10周年を迎えられると言うことで、現在「10周年のアニバーサリーセール」を開催中です。
Sharon10周年

春夏、秋冬問わず、またブランドもほぼ制限なく、新作を含めて全ての商品がセール対象となっているので、大変お買い得。

もともとオーナーさんご自身が"本当に良いと思えるものだけを"と言うコンセプトでセレクトしており、最高峰の素材や仕立て技術を持つブランドからセレクトしているため、元値が結構お高いのでセールでもそこそこの値段はしますが、モノの質を考えれば相当にお値打ち価格。

実際、ラグジュアリーブランドをメインに着ていた方がSharonさんを知り、素材等の品質がラグジュアリーブランドに劣るどころか、一部については凌駕するものがある上、それがラグジュアリーブランドに比べて圧倒的に安いことに驚き、3桁の爆買いをされる方が最近ちらほらいらっしゃるとか。

世界展開しているブランドは各国での価格を揃える必要性がありますし、莫大な宣伝広告費やブランド料が乗っているので、原価率が圧倒的に低いことは言わずもがな。品質と価格と言う軸だけで見ると、当然バランスがあっているはずがありません。ラグジュアリーブランドは、あくまでその世界観への共感であったり、自尊心を補うツールとして活用するのが望ましいのかなと思ったりもしています。

このような中で私も先日、10周年記念セールに参戦してきました!

■Mauro Ottaviani(マウロ・オッタヴィアーニ)のアイスコットンTシャツをおかわり購入
と言っても、服はワードローブの中にほとんと揃っている上、収納場所から溢れ出している状態のために、基本的には本当に欲しい服、良いと感じたものしか最近は購入していないことは、既に本ブログでも記述した通りです。

もちろん元来が服好きのために、見ていれば欲しいなと思うことは多々ありますが、そんな時は自分のワードローブから溢れ出る服を想像し、「本当に必要か?」「着るのか?」を自問自答することで欲求を抑えていたりします。(笑)

よってアニバーサリーセールセールでも厳選志向でアイテムを見て回り、この度買い足したのが、先日ご紹介したマウロ・オッタヴィアーニのアイスコットンTシャツの色違いでした。

それが、こちら。
オッタビアーニのアイスコットンTシャツ_ベージュ1

スイスのスポエリー社が開発したアイスコットンを用いたニットTシャツ。少しあせたような絶妙な色合いと、オッタビアーニらしいモダンなデザインとサイジングが気に入っています。
オッタビアーニのアイスコットンTシャツ_ベージュ2

ニットは見た目でその品質の高低が分かりやすいアイテムの1つかなと感じており、素材や網目、色合いなどに品質が出やすい。私はこの時期、よく冷房対策も兼ねてニットを肩掛けするスタイルを楽しみますが、その日のスタイルによって、どのブランドのニットを使うのか、しっかりと考えています。
オッタビアーニのアイスコットンTシャツ_ベージュ3

カジュアルなものであればアメリカンカジュアルのニット、ドレッシーに着たいのであれば、イタリアンなニットと言った具合です。
オッタビアーニのアイスコットンTシャツ_ベージュ4

夏はどうしてもシンプルな装いになりがちですが、オッタビアーニのニットであればドレス感のある大人なスタイリングをするのにぴったりなクオリティを持っていると思っていますので、そう言ったスタイルが好きな方にはおススメのブランドです。
オッタビアーニのアイスコットンTシャツ_ベージュ5

実際に着用し、その良さを実感したからこそ、この度アニバーサリーセールでも色違いでおかわり購入をすることに致しました。(収納に困らない点もポイント高し・笑)

■マウロ・オッタヴィアーニのアイスコットンTシャツを着てみた
と言うことで、早速着用しております。

アイボリーカラーのジャケット、そして白パンと合わせてトーンをつけない、爽やかなスタイリングにしてみました。
オッタビアーニのアイスコットンTシャツ_ベージュ6

本格的なテーラードジャケットにTシャツを合わせるのはバランスが良くないなと感じているので、ニットTシャツを合わせても違和感が少ないジャケットをセレクトしています。なお、一応アクセントとして用いたネッカチーフで肌との接地面をカバーすると言う配慮も。
オッタビアーニのアイスコットンTシャツ_ベージュ7

足元は軽快感を出すために素足にローファーと言うスタイリングです。
オッタビアーニのアイスコットンTシャツ_ベージュ9

よりリラックス感を出すのであればワンサイズ上が望ましいのですが、皆さん考えることは同じなようで!?172㎝ 60kgの私ににとってのワンサイズ上の「46」は完売で、この色は「44」が最後の1着でした。
オッタビアーニのアイスコットンTシャツ_ベージュ8

それでもビックシルエットなリラックス感を楽しむのであれば、エレガントさやドレッシーさを感じるオッタビアーニではない選択肢が沢山ありますので、結果的にはマイサイズの購入で良かったかなと感じています。

夏物や、冬物でも最近は値上がりが激しいカシミアアイテムは特に人気のようなので、気になる方は是非、Sharonさんの10周年アニバーサリーセールをチェックされてみてはいかがでしょうか?
Sharon 10周年アニバーサリーセール会場





Mauro Ottaviani(マウロ・オッタヴィアーニ)のアイスコットンTシャツを購入してみた!

こんにちは!
本日は「Mauro Ottaviani(マウロ・オッタヴィアーニ)のアイスコットンTシャツを購入してみた!」と言うテーマで、少し前に購入していたアイテムを取り上げてみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■今年はビジネスでもTシャツデビュー!?
さて、先日関東地方でも梅雨入りしたことを気象庁が発表していましたが、雨模様の日はもちろん、晴れ間がのぞく日であったとしても、湿度の高さを感じるようになりました。

子供の頃は気温や湿度を強く意識することはあまりなかったように記憶しているのですが、年を重ねるごとに、天気や気温、湿度の変化に対して過敏に!?反応してしまう気がするのは気のせいでしょうか・・・。

中でも湿度の変化、もっと言うと湿度の高まりは体調への影響も大きいような感じがしており、やる気が低迷したり、体の重さ、だるさを感じてしまう気がしております。

このような中で、それこそコロナ禍前までは盛夏であってもスーツやジャケット、ネクタイを着用することが多かった私も、コロナ過を経ることによって大きく変わった世の中の価値観を素直に受け入れ(笑)、暑い夏場は夏らしい恰好をすることが増えてまいりました。

自分に甘くなると言えばそうなのかもしれませんが、無理をして体調を壊してしまっては元も子もありませんし、スーツやネクタイが周囲を圧迫してしまう雰囲気を醸し出す世の中になってきた今、自分だけ”特別な装い”をするのではなく、周りに合わせつつも、その中で自分の好きな格好をしたほうが、なんだか自分自身も、また周囲の方も心地良く過ごせるような気がしています。

よって今年の夏は、これまではどんなに暑くてもポロシャツが一番カジュアルなスタイリングだった私も、いよいよ襟を取り払い、リラックスしたTシャツスタイルで仕事に臨むのもアリだなと感じていたりします。

ただしTシャツとは言え、装いを楽しむと言う観点からも、オフの日のTシャツとオンの日とでは”自分なりの違い”を意識しておきたいと考えていたりします。よって、Tシャツの中でもよりドレッシーで上品な雰囲気のある、ニットTシャツのバリエーションを増やすことに致しました。

■マウロ・オッタヴィアーニのアイスコットンTシャツを購入してみた!
今回購入をしたのは、素材、色、デザイン、パターンの全てがお気に入りのニットメーカーである、マウロ・オッタヴィアーニのアイスコットンTシャツです。
オッタビアーニ_ニットTシャツ_1

数年前に「1枚は欲しい!大人Tシャツ♪」と言う記事において、 オッタビアーニのGIZA45 コットン ニットTシャツを購入したことを取り上げておりましたが、
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今回購入したのはスイスのスポエリー社が開発したと言う、アイスコットン素材を用いたニットTシャツです。色はブラウンですが、春夏らしい色の浅いブラウン。
オッタビアーニ_ニットTシャツ_2

首元、袖のリブのデザインもエレガントで、(厳しい)服装規定がない私の職場であれば、まったく問題はなさそう。
オッタビアーニ_ニットTシャツ_3

超強撚糸のため表面の毛羽が抑えられており、触ったときにヒンヤリ感のある、ドライなタッチが特徴的です。
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今回は購入したのはサイズが「44」。172cm、60kgの私が着用すると、こんな感じの着用感。
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今流行りの!?リラックス感のあるサイジングではなく、大人っぽい、ドレッシーなシルエット。
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リブの感じもよく、ウールパンツにも合わせられる雰囲気があります。
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ドレッシーな雰囲気は艶感のあるGIZA45のほうが強いですが、ドライでマットな雰囲気のアイスコットンでも十分エレガントさを感じることが出来る上、夏場には最適な触感は唯一無二。

と言うことで、ビジネスではないですが、先日オフの日にジャケットの下に着て、デビューをさせてみました。

■オッタビアーニのアイスコットンTシャツを着てみた!
この日はジャケットを羽織ることが出来る程度の気温と湿度でしたので、ジャケットの下にニットTシャツを着るという、近年よく見かけるリラックスな大人スタイルを楽しみました。

クラシックなジャケットの下にTシャツを合わせるのはスタイルとして違和感を感じてしまうのですが、COL神戸さんに仕立てて頂いたジャケットは軽さがある上、カチョッポリのウール×シルク×リネンの素材感、色の出方も含めていけるだろうと思って合わせてみました。
オッタビアーニ_ニットTシャツ_9

とは言え手縫い仕立てのクラシックンジャケットは気軽に洗濯することが出来ないので、ネッカチーフを首もとに入れて、首と襟が接することがないような配慮はしっかりと。(笑)
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ボトムスにはホワイトパンツを合わせ、軽快感のあるローファーをくるぶしを出して着用することで、クラシックジャケットを用いながらも、ニットTシャツのリラックス感が損なわれることのないような雰囲気を意識したつもりです。
オッタビアーニ_ニットTシャツ_10

”型”は同じであっても、GIZA45とアイスコットンと言う素材の違いが着心地はもちろんのこと、スタイリングの雰囲気にまで影響してくると言うのは、理論上は理解できますが、実感としても興味深い経験だったなと思っています。

引き続き、そんなファッションの表側からは見えにくい、深さのある!?楽しみ方についても追及していきたいと改めて思うのでした。