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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

【旅行の服装】大人が旅行に持っていくと便利な3つのアイテム。

こんにちは!
本日は「【旅行の服装】大人が旅行に持っていくと便利な3つのアイテム。」と言うテーマで、コラム的にお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■旅行の服装もTPOを考える
先日、家族旅行に行ってきました。

子供が大きくなり、習い事などが増えてくると泊りで出かけることが結構難しくなってくるのですが、もっと成長すると家族ではなく、友達同士で出かけた方が楽しくなるでしょうし、少し無理をしてでも”今行くか”と言う話になりました。

初日は子供の終業式が終わってからの出発となったため、旅行の工程は結構バタバタだったのですが、それでも楽しい思い出をたくさん作ることが出来る家族旅行となりました。

ところで皆さんは旅行の際に着る服を、どのように選んでいますでしょうか!?「旅行 服装 メンズ」などで検索をかける方も多くいらっしゃるようで、悩まれる方も多いのだろうなと想像しています。

私は旅行であっても普段と変わらず、TPOを踏まえて服選びをしています。

すなわち、

・Time:時(季節)
・Place:場所
・Occasion:場面

を意識すると言うことになります。

旅行時の服装としてまず気にすべきことは、Timeである「時/季節」です。具体的には、”季節、気温に適したアイテムを選ぶ”と言うことです。

旅行が決まったら、まずは目的地の旅行日程中の気温、直前には天候を把握します。

例えば今回は国内旅行かつ、目的地が神戸、広島と言うことで、私が普段過ごしている東京と緯度が変わらないために気温もさほど変わらず、最低10度前後、最高気温で17度前後と言った感じでした。よって基本的には東京で過ごしている服装から大きく変更する必要はありません。(※)
※仮に旅先が北海道であれば東京に比べれば厚着の必要があり、沖縄であれば薄着でも問題ないことになります。

ちなみに直前に天候を確認した際には、最終日は雨がぱらつく可能性があったので、雨を意識したアイテムも視野に入れることにしました。

どれだけ寒くなるのか、暑くなるのかが分かれば、持っていく服の絞り込みが可能となりますね。

そして気温、天候を確認した後にチェックすべきことが「場所」と「場面」になります。具体的には、”どこで、どんなことをするのか!?”と言うことですね。

例えば、旅先でホテルのレストランなどで食事をすると言った、一定以上の格式が求められる場所に行く予定があるのであれば、相応の服装、例えばジャケットなどがあった方が良いですし、逆に市内観光やトレッキングなどの予定があれば、動きやすい服装や、スニーカーなどがあると便利になります。

このように旅行時であったとしても、「季節/気温」と、「どこで」、「何をするのか?」と言うことを考えて服装を選ぶと言うのが、旅行時の服装を考えるにあたっての王道アプローチになると思います。

■大人が旅行に持っていくと便利な3つのアイテム
このような中で、個人的に考えている「大人が旅行に持っていくと便利な3つのアイテム」がありますので、今日はこれをご紹介してみたいと思います。

まず1つ目のアイテムは、「ネイビーカラーのホップサックジャケット」になります。
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もちろん旅先での予定がアウトドアレジャーのみであったり、カジュアルな場所での食事のみと言うことであれば不要だと思うのですが、やはり大人であればジャケットがあると便利です。その中でもネイビーを選んだのは”合わせるパンツの汎用性の高さ”、そしてホップサックを選んだのはスーツケースなどに収納したとしても”皺になりにくい素材”だからです。

私は午前中に仕事をしてから向かいましたので、ネイビーカラーのホップサックジャケットにカジュアルなニットタイを合わせたスタイルで仕事をし、
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旅行に出る時にはネクタイを外し、"仕事っぽさ”をあまり感じないカジュアルなスタイリングを意識して向かいました。
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なお、足元には柔らくて動きやすく、移動の新幹線の中での靴の脱ぎ履きが楽なスエードのローファーをセレクトしています。
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ちなみに職場の服装規定が緩い中でもあえてジャケットを着用したのは、初日の夜にホテルのレストランを予約していたから、と言う理由がありました。
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最近はホテル等であってもドレスコードは全体的に緩くなっていますので、ジャケットを着用していないと入店出来ないと言うことは滅多にないと思いますが、大人であればジャケットくらいは羽織っておきたいところです。
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なお、今回私は仕事からの旅行と言う流れだったのでシャツを着用していますが、仮にニットやカットソーなどを合わせていても、ネイビーのホップサックジャケットを羽織るだけで相応の場所への対応が可能になりますので、やはり1着はあると便利だと思います。

そして2つ目におススメしたいアイテムは「デニム」です。デニムの中でもリジッドデニムや、グレー、ブラックデニムなど、色落ちが激しい、ビンテージ感のあるデニムではなく、ほど良いドレッシーさを有するデニムがおススメ。

その理由は耐久性が高く、動きやすい。そしてスタイリングを行う上での汎用性が高いと言う理由からです。
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例えばデニムであれば余程激しく体を動かすアクティビティでなければアウトドアを含め、大抵の計画を難なくこなすことが出来ますし、持ち運び、収納時の皺なども全く気にならない。その上、デニムの上にジャケットなどを着用すれば欧米の一部ホテルやレストランのような厳しいドレスコードを有する店を除いて入店を断られることもなく、大人っぽい着こなしができますし、逆にトップスにスウェットやニットなどを合わせれば、爽やかなカジュアルスタイリングが可能となります。
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私は仕事のあった初日にネイビーカラーのホップサックジャケットにグレーのスラックスを合わせるイメージでグレーデニムを着用し、ネクタイだけとってそのまま新幹線で移動。夜はホテルのレストランにも行きましたが、まったく問題なく過ごすことが出来ました。
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ブルーデニムであっても同じように過ごすことが出来ますので、旅先に1本は持っていきたいアイテムが「デニム」だと思います。

そして3つ目は、「チノパン」になります。理由はデニムと同じく、耐久性が高く、動きやすい。そしてスタイリングを行う上での汎用性が高いからです。
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私は2日目と3日目にチノパンを使ったスタリングをしました。2日目は白Tの上にボタンダウンのシャツとブルゾン、
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足元にはコンバースのオールスターを合わせました。
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そして3日目はインナーを白のロンTとグレーのスウェットに変えただけ。
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どちらもアメカジを意識したスタイリングです。
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シャツを合わせても、スウェットを合わせても装い全体がまとまる汎用性の高さはチノパンの持つ魅力ですし、アイテムの持つスタイルをある程度合わせれば、上にネイビーカラーのホップサックジャケットを合わせることも可能。2日目、3日目は外での工程がほとんどであったことから私は歩きやすいスニーカーを合わせましたが、ローファーを合わせることで、より大人っぽいスタイリングをすることも出来ますね。

デニム、チノともに耐久性が高いので、観光などで外を歩くことが多いシーンにはピッタリだと思っています。
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ちなみにジャケットを着用しない日のディナーは、カジュアルな食事をとることにしていましたょ。
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と言うことで、「ネイビーカラーのホップサックジャケット」・「デニム」・「チノ」、この3つのアイテムがあれば、普通の旅行時の予定にはほぼ対応できると思っています。ちなみに汎用性の高さを意識したのは、”着回しのし易さ”を考慮したからです。旅行の荷物量をいとわない場合には汎用性の高さは気にしなくても良いと思いますが、荷物を少なくしつつ、様々な場面に対応させるのであれば、汎用性は意識したいポイントかなと。是非参考にされてみてください。

■春、秋の旅行におススメな「+1アイテム」
最後に、春、秋の旅行時に「+1アイテム」としておススメしたいのが、バラクータのG9スイングトップジャケットです。気温が15度前後ですと肌寒さを感じることもありますので、防寒アイテムにもなりますし、防風性も有していることから風による体温低下の抑止効果もある。更に撥水性があるため、旅先の急な天候の変化にも対応してくれると言う、万能のライトアウターです。
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スタイル上もクラシックかつ普遍性のあるデザインなので、デニムにもチノにも合わせることが出来、インナーもシャツやスウェットなどにも幅広く対応します。

しかも暑ければ腰に巻いたり、バックパックに畳んで収納することが出来、皺も気にならないと言う意味では大変おススメ。持っている方は旅先のお供に連れていかれることをおススメします。

と言うことで、「rm55的 大人が旅行に持っていくと便利な3つのアイテム+1」のご紹介でした。









DORSO(ドルソ) 齋藤力氏の魅力に迫ってみた!:後編

こんにちは!
本日は前回お送りした【前編】を受ける形で、「DORSO(ドルソ) 齋藤力氏の魅力に迫ってみた!:後編」と言うテーマでお届けしたいと思います。

なお、「後編」ではDORSOの思想やスタイル、クオリティ、そしてラインナップや価格、今後の展開等について取り上げてみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■DORSOの思想
DORSOはMTMのオーダースーツ/ジャケットを主としたオーダーサロンです。現時点でオリジナルのアクセサリーや、セレクトしたオーダーニット、ネクタイ、ホーズ等も一部扱っていらっしゃいますが、メインはMTMのオーダースーツやジャケット。

なぜ、ビスポークではなくMTMなのか。なぜ、ビスポークを扱う老舗テーラーから独立し、あえてMTMを主軸としたDORSOを立ち上げたのか。そこには、齋藤氏なりのビジョンがありました。

それは「メンズファッションの素晴らしさや良さを多くの人に知って貰い、カッコ良い人を1人でも多く増やしたい」と言うもの。

齋藤氏は物心ついた頃から”ファッションに魅了”され、早い段階からファッション業界で働くことを意識していたと言います。そして、ご自身が行った様々なチャレンジの中で挫折を経験した際にも、自身に寄り添ってくれた”ファッションの持つ力”を信じている。

だからこそ、上記のようなビジョンを持つに至ったのだと思いますし、また「前編」に記載をした時間をかけて行う、質の高い、丁寧なコンサルテーションの裏側には”カッコ良い人を1人でも多く増やしたい”と言うビジョンが深く関係していると思うのです。

もちろん、ビスポークスーツを仕立てられるスキルを持つ齋藤氏ご自身も、ビスポークの持つ魅力は重々に理解されていらっしゃいます。しかし、1人で出来ることには限りがある。

ビスポークであれば、自分で仕立てられる数は月に数着と天井が自ずと決まってしまいますし、服を仕立てる以外にもトランクショーの開催や経営者としてのマネジメント業務などがありますから、顧客との接点を持ってファッションの素晴らしさを伝えたり、カッコ良い人を増やせる数も必然的に限られてしまう。

そこで、これらのビジョンを実現するための”手段”として、自身のフィッティングとカッティング能力を持って、高次元のDORSOのMTMスーツ/ジャケットを作り上げ、提案していると言うわけです。

MTMであればビスポークに比べて遥かに多くの顧客と接点を持つことが出来ますから、ビジョンを達成する上では理に適っていることは明らかですね。

■DORSOのスタイル
では、そんな思想を持つDORSOは、どういったスタイルを持つのでしょうか?

DORSOのMTMは齋藤氏がご自身の経験を元に、自分なりの工夫と美意識を反映させた独自のパターンがベースとなっているのですが、これまで所属してきたテーラーと、DORSOのスタイルは何が違うのか!?きっと、興味を持たれる方も多いのではないでしょうか。

齋藤氏の言葉を借りるのであれば、「(ご自身が感銘を受けた)イタリアのナチュラルな空気感」を多くに取り入れていると言います。

実際はどうなのか?店内にあったサンプルゲージを着用させて頂きましたので、普段からイタリアはナポリのサルトを好んで着ている私rm55の感性で評価をしてみたいと思います。

まず着せて頂いたのは、DORSOにおける最もベーシックなスタイルであると言う、こちらのスーツ(試着したのはジャケットのみ)。
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ゴージラインはフィレンツェスタイルに見られるような角度がつけられ、ラペルの形状はミラノスタイルの雰囲気も感じられる、クラシックかつドレッシーな雰囲気を醸し出している一方で、肩周りはやや丸みを帯びたソフトな表情であることが特徴的。
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ダーツは裾までは抜けておらず、ナポリスタイルのようなクセがないクリーンさは日本における多くのビジネスマンにとって受け入れられやすいスタイルのように思います。ナポリのど真ん中に居る私からすると端正さを強く感じますが、日本のどんな場所、シーンにおいても受け入れられやすいベーシックなスタイルとして設計されたのだと理解しました。
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続いて着用したのはイタリア色をより強めたモデルだと言いますが、こちらはゲージではなく、齋藤氏の私物です。私と背丈が大きくは変わらないので着用させて頂いたのですが、ベーシックなモデルに比べるとゴージの角度、表情が異なりますし、袖の落ち方なども、よりソフトでイタリア的。スタイルで言うとナポリに近い印象です。
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またダーツは裾まで抜けていますが、こちらはナポリを意識したと言うよりも、齋藤氏がイタリアで修業をした際の師匠の作り方がそうだったからと言うことでした。個人的には、こちらのモデルのスタイルが好みです。
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そして最後には、同じく齋藤氏の私物であるビスポークジャケットも着用させて頂きました。こちらは斎藤氏がカッティングを行い、縫製は別の職人さんに依頼しているのだと言います。
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スタイルは上記のイタリア色を強めた方のMTMモデルに近い印象ですが、こちらは手縫いで仕立てられている分、生地の違いを差し引いたとしても、MTMに比べると明らかに全体的に丸く、ソフト感が強く出ています。柄の合わせ方もかなり上手いですね。
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これまで齋藤氏が培ってきたスタイルをベースにしながらも、自身が影響を受けたイタリアの美意識を反映させることで、日常生活の中で心地良く着るためのリラックス感と、スーツ/ジャケットと言うクラシックな服が持つ凛とした表情を表現されたのだと想像します。

クセのあるナポリのスタイルが日常になっている私、rm55の感性からすると、直球ストレートのイタリアではなく、日本人としての感性を通して表現した、”端正な顔立ちのイタリア服”と言う印象です。日本の職場環境を考慮したスーツに合うモデルと、よりイタリア色を強めてジャケットモデルとして使いやすい2つのスタイルを用意していることも顧客にとっては魅力的な点でしょうか。


■DORSOのMTMクオリティ
そんなスタイルを持つDORSOのMTMクオリティはどうでしょうか。サンプルのゲージや、齋藤氏の私物を着用させて頂いた範囲ではありますが、忖度することなく私の感性で表現してみたいと思います。

まず率直な感想として、”想像していたMTMの着心地を良い意味で超えてきた”と言うのが正直なところでした。やはりマシンメイドのMTMの場合、イセを入れるにしてもミシンとハンドでは入れられる分量に違いがありますし、手縫いだからこそできる可動域を持たせる縫い方などには対応できません。

よって、ビスポークや手縫いに慣れた私の感覚からすると、マシンメイドのMTMだと肩回りや腕の可動域が限られ、腕を動かすと”つっかかり”を感じると言うイメージがありました。ところがDORSOのゲージでは腕組はもちろん、腕を前に出しても背中が全くつっぱらないのには驚きました。マシンメイドのMTMでもカッティング(パターン)でここまでのレベルが実現できるのかと。(※)
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※実際、サンプルを何回も制作し、パターンの改良を繰り返すと言う作りこみを行ったそうです。

ベーシックモデル、そしてイタリア色が強めのモデルともに、腕の可動域の問題はほぼないと言っても過言ではありません。生活の中で一番動かす肩、腕周りの稼働が良いと言うことは、それは”着心地が良い”と評価することが出来るわけです。首へのジャケットの乗り方や肩周りもソフトなので、一般的なMTMモデルの中でもかなり着心地レベルが高く、私がこれまで着用したマシンメイドのMTM用のゲージ等の中では一番動きやすかったです。
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ご自身のオーダーされたスーツやジャケットの着心地が堅苦しいと感じている方は、まずはサンプルゲージに袖を通してみられることをおススメします。

ではDORSOのビスポークモデルと比べるとどうなのか?と言いますと、試着したのは私自身の体型に合わせて仕立てられたジャケットではないと言う前置きを置きながらも、首回りや肩の入り方は、やはり異なります。ビスポークの方がしっかりと体が入る印象、体にフィットして納まってくる感覚があります。ビスポークとMTMは構造や生産工程、価格などが全く異なるので本来は比較してもしょうがないのですが、違いがあって然るべきなのかなと。

ただ、数十万円と言うお金と、時間をかけてわざわざビスポークをすると言うのは、ある意味では完全に趣味趣向の世界なので、実用品としてのスーツやジャケットと言う観点で言えば、MTMで十分に良いスーツが仕立てられると言うのが個人的にずっと思っていることです。
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と言うことで、気になる方は是非DORSOのMTM用ゲージを試着し、ご自身の感覚で味わってみてください。所有する既製品やご自分のMTMスーツと比べてみれば、違いは明らかかと思います。

■DORSOのラインナップと今後の展開
MTMスーツとして高次元の着心地を持ち、ソフトかつ端正なイタリアンスタイルを持つDORSOのラインナップと価格はどうなっているのでしょうか?齋藤氏に聞いてきました。
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まずDORSOのMTM 価格(税別)は下記の通りです。

・スーツ:   14.5万円~ 中心価格:20万円
・ジャケット: 10.5万円~  中心価格:17万円
※2023年3月時点

製作期間としてはオーダーから1ヵ月程度で仮縫い、そこから2ヵ月前後で納品と言うことでしたので、合計3か月程度の製作期間と理解しておけば問題なさそうです。

そして大きな特徴としては、"1着目限定で仮縫いサービス"を行っていると言う点です。採寸をし、一旦”仮の状態”で仕上がってきたスーツやジャケットを着用し、フィッティングの微修正を行うのが”仮縫い”です。

高価なビスポークでは当然の工程ですが、MTMのスーツやジャケットにおいて有償オプションではなく、オーダー料金の中に”仮縫いサービスがついている(1着目限定)”店舗をあまり見たことがないので、そういう意味ではより良いスーツ/ジャケットをご提案したいと言うDORSOとしての姿勢を感じることが出来る点かなと思います。

ちなみに仮縫いオプションがあったとしても、前編に記述しましたように、担当者が相応のフィッティングスキルを有していないと仮縫いの意味が全くないので、注意が必要。大切なのは仮縫いの有無ではなく、フィッティング担当者のスキルです。

なお、ビスポークはMTMでの経験を重ねる中で、”趣味趣向の世界に入りたい”と言う方に対してのみ現在は対応しているそうですから、その辺りに興味がある方はMTMスーツやジャケットでの経験を積みながら、ご自身の感性と相談されてみてください。
※ビスポークはMTMの中心価格のそれぞれ2倍程度(納期は4カ月~半年)と言う理解で良さそうです。

主力のMTMスーツ/ジャケット以外には、様々なニットを試された中で齋藤氏が気に入ったニットであると言う、イタリアのミラノのニットメーカー idascratch(イダスクラッチ)のオーダーニットの取り扱いもありました。
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現在はカシミア70%×シルク30%のハイゲージのクルーネック、タートルネック、モックネックを提案されており、バスト、袖丈、着丈の調整が出来て、
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準備のある色の中から好きなカラーでオーダーが可能だそう。価格は9.5万円(税別)とのこと。
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質感はかなり良く、色の出方も美しいです。私が愛用するマウロ・オッタヴィアーニも採用する、イタリアを代表する老舗紡績メーカーであるカリアッジの糸を使っていることもあって絶対的な価格は高いですが、高品質なカシミアシルクと言う素材と、イタリアのニットメーカーにオーダーが出来ると言うことを考えると、面白い試みかなと思います。
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私のような標準体型の方ですとなかなかニットをオーダーすると言う感覚にはならない方が多いのかもしれませんが、スポーツ体型で既製品が合わない方や、自分だけのオリジナルニットが欲しいと言うコダワリ派は是非ご相談されてみてください。

また服飾アイテムだと齋藤氏が気に入っていると言うアットヴァンヌッチのネクタイや
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イギリスのメーカーのホーズだと言う、PANTHERELLA(パンセレラ)の取り扱いがあります。
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更に齋藤氏がデザインをし、アクセサリーの職人さんが作り上げたと言うオリジナルのオーダーアクセサリーの展開(税別4.2万円~)もありました。DORSOの世界観を感じる、端正な中にイタリアの香りがするシンプルなデザインが特徴的。シルバー以外にも、ゴールドもあるようです。
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現在はベルトのバックルなども準備されているようなので、近いうちにDORSOのスーツやジャケットに合わせるオーダーベルトも注文出来るようになると言うことです。
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今回個人的に気になったのが、こちらのブルゾン。172cm 60kgで着用しているゲージは「46」。もともとゆとりあるサイジングのパターンだそうで、リラックス感ある表情が気に入りました。こちらは齋藤氏がパターンを作ったわけではないそうですが、DORSOの提案する生地であるドラッパーズの生地をのせた秋冬用が14.5万円(税別)、
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スペンス・ブライソンのリネン地をのせた春夏用が11.5万円(税別)だそう。こういったブルゾンにもネクタイを合わせたり、夏場はノーネクタイでブルゾンを羽織って仕事をすると言うスタイルも良いかなと思っています。
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今後は岡山産の生地を用いたデニムなど、DORSOの考える世界観を体現するドレス、カジュアルのオリジナルオーダーアイテムを充実させていきたいと仰っていましたし、体制が整えばビスポークの門戸を広げることも検討されているそうなので、齋藤氏の作り上げるDORSOの展開には要注目です。
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今回は久しぶりの再会となりましたが、日本各地のみならず、海外でのトランクショーなどでお忙しい中、長時間に渡ってお時間を頂いた齋藤氏には、この場を借りて御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました!

また、そう遠くはない間にお会いできることを楽しみにしています。
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と言うことで、「前編」「後編」の2部構成でお送りした「DORSO(ドルソ) 齋藤力氏の魅力に迫ってみた!」はいかがでしたでしょうか?価格や納期等の情報はしっかりと齋藤氏に確認(2023年3月時点)して掲載していますが、その他の記事内容については私の感性に基づき、独断で書いています。よって、あくまで参考程度として頂き、是非、ご自身の感性でDORSOの世界観を味わって頂ければ幸いです。





DORSO(ドルソ) 齋藤力氏の魅力に迫ってみた!:前編

こんにちは!
先日、神戸の老舗テーラーから独立をされた齋藤力氏が昨年立ち上げたDORSO(ドルソ)へようやく訪問をし、”じっくりと”お話を伺ってきました!

よって本日は「DORSO(ドルソ) 齋藤力氏の魅力に迫ってみた!:前編」と言うテーマでお届けしたいと思います。

なお、本テーマは「前編」・「後編」の2部構成とし、「前編」では店舗へのアクセス紹介と、結論としてのDORSOの魅力、どんな人におススメしたいか?について記述させて頂き、「後編」ではDORSOの思想やスタイル、クオリティ、そしてラインナップや価格、今後の展開等について取り上げてみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■DORSO(ドルソ) へのアクセス
まずは、DORSOへのアクセスからご紹介します。



DORSO

HP:
https://www.dorso.jp/

住所:
〒104-0042
東京都中央区入船2-9-10 五條ビル3B

電話:
03-4446-6141

営業時間:
9:00 ~ 19:00 (完全予約制)

定休日:
月曜日

電車で行かれる場合、東京メトロ有楽町線 新富町駅もしくは、東京メトロ日比谷線 八丁堀駅がDORSOへの最寄駅になるのですが、私は今回”日比谷線の八丁堀駅”から歩いて伺うことにしました。

一番近い出口は「A2」。
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「A2」の階段を登りきると桜川公園がありますので、その公園を左手に見ながら直進します。
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そして4本目の道を左手に入ります。
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すると程なくして「P」と言うマークの付いた機械式駐車場の建物が見えますので、
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その奥、向かいの建物がDORSOの入るビルになります。
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白いタイルの「五條ビル」がそれです。
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エレベーターで3階に上があると、「3-B」がDORSO。オリーブの木が目印です。八丁堀駅の「A2」出口から歩いて6分前後と行った距離感なので、駅からのアクセスは良いですね。ちなみに近くにコインパーキングが沢山あったので、車で来られる方はそれらを利用されるのが良いと思います。
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■DORSO最大の魅力と唯一無二の存在価値とは!?
事前に予約をした時間に訪問し、インターホンを鳴らすと、久しぶりに再会することとなった齋藤氏が笑顔で出迎えてくださいました。
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入店するとDORSOの服を着たトルソー、そして昨年10月1日に店舗を構え、本格的にOPENされたばかりにもかかわらず、顧客からオーダーの入った沢山のスーツやジャケットが並んでいるのが目に飛び込んで来ました。本当はもう少し早く訪問したかったのですが、齋藤氏もトランクショーで各地を飛び回っており、また私も少しバタついてしまったこともあって、このタイミングとなりました。
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店内は”大人のサロン”のような落ち着いた空間で、大きなカウンター越しに顧客との対話を楽しむことが出来る空間デザインをとっています。
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今回私はかなり長い時間を取って頂き、齋藤氏とお話をさせて頂いたのですが、個人的には、この”DORSOの店内の空間の作り”が、そのままDORSO最大の魅力であり、唯一無二の存在価値を体現しているのではないかと、実は感じました。
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つまり、それは

「齋藤力氏との対話である」

と。

既に独立される前から感じていたことではあるのですが、下記に記載する「3高」こそ、齋藤氏の最大の魅力であり、DORSOに服を仕立てて貰う本質的な価値だと思っています。

1:”高い”コミュニケーションスキル
2:”高い”コンサルティングスキル
3:”高い”フィッティングスキル

以下、詳述します。

1:”高い”コミュニケーションスキル
齋藤氏と話をされたことがある方であれば誰しもご納得頂けるかと思うのですが、とても高い「コミュニケーションスキル」をお持ちです。

一言で言うと、話が”非常に”分かりやすい。

その理由は2つだと思っています。

①論理的であること
②相手の言葉で話をされること

まず、服と言うのは感性が大いに発揮される領域であると思うのですが、齋藤氏はこれまで培ってこられた知識とご経験を踏まえて、感性に頼ったふわっとした内容ではなく、話がとても論理的です。

感覚的な内容をしっかりと”言語化”し、”理解のしやすい論理構造”で話をされるので、聞いている方は理解が促されるわけです。

また、相手の反応を見ながら、相手の”理解できる言葉”を選んで話をされます。

例えば私は素人の中でもオーダースーツやクラシックファッションの分野についてはある程度のマニアックな知識を有し、経験も豊富とは言えずとも、そこそこの数をこなしているほうだと自認しておりますので、専門的な用語を含めて大抵のことは理解可能です。

これに対して、相手がスーツやオーダースーツに関する知識、経験がない方であった場合には、その方が分かるような表現に置き換えて、理解が促される話し方をされます。これによって不安が解消され、オーダーする際には”納得感を持って注文をすること”が出来るわけです。

これは齋藤氏の知識、経験の豊富さはもちろんこと、顧客が「理解する」こと、「納得する」ことに重きを置き、相手の(理解できる)言葉を意識して、話をされているからだと思っています。

スーツに関する知識、経験がない方であったとしても、また多少の知識と経験を有する私のような人間であったとしても、齋藤氏とコミュニケーションをとることで、スーツ/ジャケットに対する理解が深まっていきますし、理解が深まることでより高度なオーダースーツの楽しみ方が出来るようにもなりますので、”顧客自身にとっての勉強、成長”と言う意味でも、齋藤氏とのコミュニケーションには価値があると感じています。

2:”高い”コンサルティングスキル
また、コンサルティングスキルも非常に高いと感じます。具体的には、顧客の”嗜好”や”悩み”をしっかりと把握しながら、現在のワードローブ状況を鑑みて、悩みを解決したり、これからの装いを見据えた一歩先の提案をしたりしてくれます。

私自身の経験談として、私の好みやスタイルを理解し、更には日々着ている服(=ワードローブ)を把握したうえで、私自身ではなかなか選ばないような新たなご提案を齋藤氏はしてくださいました。結果として、これが”自分の装いの進化”に繋がったことを実感しています。

もちろん、DORSO(=齋藤氏)として持つ美のフィルターを通しての提案になりますが、それらを強いることはないので、顧客の持つ嗜好を軸に、それを進化させたり、幅を広げるような丁寧なコンサルティングが期待できます。

この能力はかなり稀有なものと感じていますが、恐らくこれは後述する、齋藤氏自身が独立に至ったことと深い関係性があるように思います。

3:”高い”フィッティングスキル
そして、テーラーとして大きな安心感を持つことが出来る理由が、高いフィッティングスキルを有している点です。

ビスポークであれ、MTM(メイドトゥメジャー)であれ、良いスーツを仕立てる際の最も重要な工程の1つが、フィッティングと言う、採寸や、仮縫い時の確認作業です。

これは本ブログでも何回か記述してきましたが、どんなに良質なパターンが描けても、どんなに縫製技術が高い職人が仕立てたとしても、フィッターとしての能力が低い方がフィッティングをしたら、良いスーツは絶対に出来上がりません。これだけは、断言できます。

それは、ミスをしない計算機であったとしてもインプットを間違えれば、誤ったアウトプットがなされることと同じだからです。

その点、齋藤氏は顧客の採寸(フィッティング)からカッティング(パターン作成)、そして縫製まで、一気通貫で自らこなせる能力を持っており、その上採寸や、仮縫いなどのフィッティング経験がかなり豊富。

経験値と言うのは非常に重要で、機械ではなく、人間が行う作業は”量が質に転化”します。質を求めるには、必然的に量をこなす必要があるわけです。

もちろんオーダースーツを販売されている方の多くは齋藤氏のような仕立て技術を持っていませんので、仕立て技術の有無は高いフィッティングスキルを持つ上での必須条件ではありませんが、服の構造を理解しているからこそ提供できる高度なフィッティングスキルは存在すると思っています。

実際、私が好んで着ているサルトリア・ソリートのルイージ・ソリート氏も仕立て技術を持つフィッター(カッティングも担当している)ですし、サルトリア・ナオイ、サルトリア・シャロンを展開するSharonのクリエイティブ・ディレクターである直井茂明氏も、仕立て技術を持つフィッター(実際にはカッティング、縫製も自身で行っています)です。

まとめると、スーツやジャケットに詳しくても、詳しくなくても、”安心、納得感を持ってオーダー”することが出来、”顧客の装いを進化”させる「コンサルティング能力」があって、サイズ、着心地において高レベルなスーツやジャケットが提供可能な「フィッティング能力」を持つと言う、この3つの要素(3高)こそ、「DORSO最大の魅力であり、唯一無二の存在価値」であると私は理解しました。

事実、開業して間もないにもかかわらず、多くの注文や、既にリピートオーダーを獲得していると言う状況が、オーダーサロンであるDORSOの唯一無二の魅力が多くの顧客に伝わり、評価を獲得している証拠ではないでしょうか。

■どんな人におススメしたいか?
では、どんな人にDORSOをおススメしたいのか?と言いますと、逆説的ではありますが、上述した3つのポイントに不安や、不満を抱いたことがある方には、特に強くお勧めしたいと思っています。

例えば・・・

・オーダー時のコミュニケーションにおいて専門的な用語が多く、理解が出来ずに不安を感じた経験
・自分が依頼した内容と異なるディティールで仕立てあがってきたような、コミュニケーションミスがあった経験
・流れ作業のような感じで、オーダースーツにおける対話を楽しめていない経験
・生地選びやディティールについて相談をしても、納得感のある提案がなかった経験
※例:「今人気の生地、仕様です。」「これがカッコ良いですよ。」程度の返答しかない
・自分の好みが固定化しており、同じようなスーツやジャケットばかりのワードローブに不満を感じた経験
・せっかくのオーダースーツなのに、サイズが小さい、大きい、着心地がイマイチなどの経験
・仕立てあがってきたスーツに対して、”なんか違う・・・”と言う違和感を持った経験

などなど、これまで経験したオーダースーツに関しての不安や不満はもちろん、気になる点があるような方は、オーダーの有無は置いておいて、まずは一度、DORSOに相談をしてみてはいかがでしょうか。
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もちろん、上記には当てはまらない方であったとしても、装いの方向性やコーディネートなどのスタイリングを含めてご相談してみたい方や、後編にて記述するDORSOの思想やスタイル、世界観に共感される方々は、是非訪問されることをおススメします。
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と言うことで、「前編」は以上となります。
近日中に公開予定の「後編」も是非、ご覧頂ければ幸いです。





ダブルディンプル一般化の実態を、定性的、定量的に分析してみる!

こんにちは!
本日は「ダブルディンプル一般化の実態を、定性的、定量的に分析してみる!」と言うテーマで、コラム的にお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■有名人の衣装に見る、ダブルディンプルの一般化
私が普段から好んで結んでいるネクタイの締め方と言えば、プレーンノット(フォアインハンドノット)にダブルディンプルと言う組み合わせ。
ダブルディンプル_1

私が初めてダブルディンプルを知ったのは、今から9年ほど前の2014年末。現在もお世話になっている北参道にあるセレクトショップであるSharonオーナーのK氏が締めていたスタイルが、まさに「プレーンノットにダブルディンプル」だったのです。
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これまで見たことのない、その華やかな表情に魅了され、”結び方”をK氏に習ったのは今では良い思い出ですが、本ブログの他に運営をしていた、自分の装いを紹介するブログを閉鎖し、その代わりとしてインスタグラムをスタートしたのが2015年。当時は世界中のクラシックファッションファンのポストを探しても、ダブルディンプルをしている方は誰1人としていない状況でした。

よってインスタグラムで自分自身の装いをポストし始めた際の最も多かったご質問と言えば、ネクタイの締め方について。(笑)

「その締め方はなんていう名前なんだ?」「どんな風に結ぶんだ?」「その締め方を教えて欲しい!」と言ったご質問が毎日のように届いていました。

その後、結び方をブログでご紹介したり、インスタグラムアカウントのリール動画などを用いたりして解説してきましたが、先日、滅多に見ないテレビをW杯期間中と言うことで見ていた際に、驚いたことがありました。それが、試合を解説していたサッカー界の天才レフティこと、中村俊輔氏がダブルディンプルをしていたこと。
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実は前にも元野球選手の長嶋一茂氏が同じくダブルディンプルをしており、時代が変わったことを実感しましたが、とうとうダブルディンプルもここまで来たか~と言う、感慨深さに一人浸っていました。(笑)

数年前であれば、ネクタイと言えばプレーンノットにシングルのディンプルと言う組み合わせが一般的。服好きの中でも「ダブルノット」や「ウィンザーノット」と言う、結び方で個性やスタイルを表現している方はいても、2つのディンプルを作っている方は皆無だったからです。
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テレビに出るような有名人の場合にはスタイリストがついてることが一般的で、そんなスタイリストの方はインスタグラムなどのアカウントを開設し、世界中の様々なスタイルをウォッチしていますから、トレンドなどの流れを踏まえてダブルディンプルを提案されたのかもしれません。

クラシックなシングルディンプルに対して、ダブルディンプルは華やかな印象になりますから、テレビに出るような方の装いにはピッタリではないかと個人的には感じましたし、テレビに出る有名人がダブルディンプルをするほど、一般化してきたのかもしれないなとも思いました。

■ダブルディンプルの一般化を数字で確認してみる
インスタグラムの世界では、今ではかなり目にすることになったダブルディンプル。インスタグラムは服好きの方が多いので、世間一般的な感覚を正確には反映していないとは思いつつ、上記のような定性的な感覚に加えて、定量的にもダブルディンプルの一般化を実証できないかと考え、先日自身のアカウントのストーリーズでちょっとしたアンケートをしてみました。

それが”「シングルディンプル」と「ダブルディンプル」のどちらが好きか?”と言う内容。
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※右が「シングルディンプル」で、左が「ダブルディンプル」

アンケートを取る前は、一般化してきたとはいえ、クラシックの王道はプレーンノット(またはダブルノット)とシングルディンプルなので、3対7くらいの割合でシングルの方が多いかなと言う仮説を立てていたのですが、結果は下記の通り。
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なんと、回答者の44%、約半数にものぼる方がダブルディンプルを好んでいらっしゃいました。

上記は質問を始めてから23時間ちょっと経過した際の数値で、N数は信頼水準95%以上となる384人以上から回答を得ていますので、かなり信ぴょう性の高いデータであると感じています。

つまり、私自身の予想の上をいく、全体の4割をも超える方がダブルディンプルに対する抵抗どころか、好感を感じていらっしゃることが統計データ上も確認することが出来ました。よって定量的な数字の面でも「ダブルディンプルが一般化してきた」と言ってしまっても問題はないのかなと考えています。

以前に比べるとクラシックな装いにおけるルールもだいぶ緩くなった!?ように個人的には感じていますが、それでもモードやアメカジと言った他のスタイルに比べれば守るべきルールが存在するのがクラシックファッション。

特にネクタイを締めるようなスタイルになるとより一層自由度は少なくなりますが、だからこそちょっとした着こなしにコダワリ、自分を表現する楽しみが生まれるようにも感じていますので、これからも自分なりのクラシックスタイルを楽しんでいきたと思います。





「The Classic Style with Modern Elegance」を更新しました。

こんにちは!

2023年に入って初めて、「The Classic Style with Modern Elegance」を更新致しました。

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タイトルは「マフラー/スカーフの巻き方(メンズ):How to tie a scarf.【Ver.01】」と言うことで、インスタグラムアカウントで私のアカウントをフォローまたはチェック頂いている方であれば既にご覧頂いているであろう、リール動画のご紹介となります。

私のインスタグラムアカウントはスタイリング1本で勝負!?しているのですが、さすがに長らく運営をしていると、私自身も飽きがくると言いますか、変化が欲しくなってきますし、ご覧頂いている方も同じ気持ちではないかなとと言うことで、昨年よりリール動画にチャレンジしています。

本格的な動画作成経験のない、素人の動画なのでクオリティは低いのですが、思った以上に需要があったようで、多いものですと100万再生を超える状況となっています。

【Ver.01】とありますように、これから何本かご紹介する予定ですので、インスタグラムアカウントをお持ちでない方は、是非ご覧頂ければと幸いです。