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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

Sartoria Solito(サルトリアソリート)のテラコッタカラーのウールジャケットを着こなす。(Solito house exclusive per Sharon)

こんにちは!
本日は「Sartoria Solito(サルトリアソリート)のテラコッタカラーのウールジャケットを着こなす。(Solito house exclusive per Sharon)」と言うテーマで、この度SSの新しいジャケットを購入しましたので、ご紹介したいと思います。

それでは、まいりましょう。

■吊るし(既製品)がオーダーに勝っているポイントとは!?
この春、私にとって若干チャレンジングなジャケットを購入致しました。そのジャケットは、サルトリア・ソリートによる世界で唯一の既製品ラインである、Solito house exclusive per Sharonのウールジャケット。何がチャレンジングなのかと言いますと、色がテラコッタと言う、ややクセのある色合いになっているのです。

実は以前店舗に訪問した際に何気なく試着させて頂いたのですが、ジャケット単体で見るよりも、実際に着てみると意外にもすんなりと着ることが出来ると言いますか、思ったほどのクセの強さを感じず、着こなすことが出来そうだと感じたのです。
サルトリアソリート_テラコッタジャケット_試着.JPG

オーダーに比べて吊るし(既製品)が勝っている点の1つは、試着をしたうえで、着こなせるか否か、似合うか否かをしっかりと確認した上で購入できる点にありますね。もしオーダーでこの生地を選ぶか、選べるかと言ったら、正直私には難しかったなと言う印象です。

もちろん生地を肩にかけて確認するなどの方法はありますが、実際のジャケットの形になって着てみるのと、生地を肩にかけて確認するのとでは確認できる範囲に差がありますし、スワッチのような生地の切れ端のみであれば違いはより明らかです。

今回はSharonさんにてサルトリアソリートの吊るしとしてテラコッタカラーのジャケットが展開されていたために出会い、チャレンジすることが出来ましたが、一般的に既製品で展開されるのは、定番的な生地が圧倒的に多いです。やはり定番から外れてしまうと店舗にとっての在庫リスクが高くなりますので、売れやすい生地、トレンドであって店舗が売りやすい生地で展開されることの方が多いですね。

そのような意味では、SharonオーナーであるK氏の感性によってテラコッタカラーの生地がセレクトされたことに感謝をしなければならないかもしれません。

■ナポリのトップサルト×Fox Brothersのウール生地
そんなテラコッタカラーのジャケットですが、こちらはFox Brothersのバンチからセレクトされたウール地だと聞いています。現在はバンチから消えてしまったそうなのでオーダーでも作ることが出来ないようですが、英国生地ならではの適度なハリ感に加えて、モチっとして、しっとりとした風合いが魅力的です。
サルトリアソリート_テラコッタジャケット_02

よく英国生地は仕立て映えすると言う言葉を聞きますが、ラペルのボリューム感、
サルトリアソリート_テラコッタジャケット_04

美しく、立体的な弧を描くラペルのシルエットなどを見ると、その言葉の意味をよく理解することが出来ます。
サルトリアソリート_テラコッタジャケット_05

もちろん生地の良さだけではなく、サルト、職人としての技術あっての造形。イタリア生地に比べてハリ、コシのあるイギリス生地を、世界で最も柔らかく、ソフトな仕手て技術を有するナポリのサルトならではの袖付け、ショルダーラインは好きな方にはたまらない表情。
サルトリアソリート_テラコッタジャケット_06

それでいて吸い付くべきところは吸い付き、余裕を持たせるべきところは余裕を持たせているので、動きやすさはもちろんのこと、
サルトリアソリート_テラコッタジャケット_07

常識的な範囲で体を動かしても、ラインが大きく崩れることが無い。このあたりは簡単なようで、実は難しい。世界的なトップサルトならではの技術だと感じています。
サルトリアソリート_テラコッタジャケット_08

■テラコッタカラーのジャケットをどう着こなすか
さて、そんなテラコッタカラーのジャケットですが、どうやって着こなすべきか。まずは同じジャケットを所有していると言う、SharonオーナーK氏の着こなしを参考に、デビューをさせてみました。

テラコッタカラー×グレーを基調とするスタイリング。グレーはやはり中間色ならではの協調性がありますので、どんなカラーにも合わせやすいことを改めて実感。
サルトリアソリート_テラコッタジャケット_01

Vゾーンは安定のグラデーションアプローチで、白地のシャツにブラウンのネクタイを合わせました。
サルトリアソリート_テラコッタジャケット_02

ブラウン系、カジュアル系の色合いでVゾーンを構築したら、足元もこれに合わせるのがrm55的な公式。よってブラウンカラーのイルクアドリフォリオによるサドルローファーをセレクトしています。
サルトリアソリート_テラコッタジャケット_03

個人的にはしっくりと来ている着こなしで、テラコッタカラーのジャケットの1つの定番的コーディネートになりそう。

そしてカジュアルスタイルもこれをベースとしながらも、今度はブラックカラーのデニムパンツで全体を締めてみました。レンガ(=テラコッタ)が雨風にさらされて、黒ずんでいる自然界にも存在する色合いですね。(笑)
サルトリアソリート_テラコッタジャケット_09

ウィークエンドスタイルなのでネクタイはしていませんが、インナーに入れたコットンジレはブラウン系でグラデーションを意識。
サルトリアソリート_テラコッタジャケット_10

同じく足元はビットローファーを履いていますが、色・素材はブラウンのスエードで、基本的な着こなしの考え方は、上述したドレススタイルと同じです。
サルトリアソリート_テラコッタジャケット_11

服好き故、少し特徴ある色合わせも楽しんでみたいと言う気持ちもありますが、年齢等を考えると、落ち着いた、奇をてらうことのない着こなしが良いのかなとも思ったりしています。

盛夏前に色々と楽しんでおきたいなと思っていますので、引き続きテラコッタカラーのジャケットの着こなしにご注目頂ければ幸いです。(笑)





Sartoria Solito(サルトリアソリート)のチェック柄 ヴィンテージ ツイード ジャケットを購入してた!(Solito house exclusive per Sharon)

こんにちは!
本日は「Sartoria Solito(サルトリアソリート)のチェック柄 ヴィンテージ ツイード ジャケットを"購入してた"!」と言うことで、季節的には少しずれてしまいましたが、ご紹介が漏れていた2022-2023AWに購入していたジャケットを取り上げたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■ツイードづいていた2022-2023AW
さて、改めて昨年から今年にかけての2022-2023AWシーズンを振り返ってみますと、ツイードづいていたシーズンだとまとめることが出来るように思います。

その理由は明らかに、ビジネスにおけるスタイル上の変化。

私自身と言うよりも、周囲のビジネスパートナーの装いが思った以上にカジュアル化してきており、これまで相手に対するリスペクトを表現する手段であったスーツやジャケパンを用いたタイドアップスタイルは、かなりの場面においてトゥーマッチな装いへと変化してきてしまいました。

もちろん従来のクラシックなスタイルが求められる場面もありますが、感覚値で言うと、以前の20~30%前後程度と言う感じでしょうか。

今ではお堅いイメージのあった金融機関も積極的にビジネスカジュアルの推進を進めていますし、特定の業界、特定のポジションなど一部を除いては、今まで以上にビジネスウェアのカジュアル化が進んだ印象です。

これに合わせるかのように、私自身のビジネスウェアもカジュアル化を進めています。

と言うのも、これまでブログに記載してきましたように、従来のビジネスウェアの定番であったクラシックなスタイルが、今では相手を威圧し兼ねないような感覚を覚えることが増えてきたことによります。

商談相手から「カジュアルなスタイルですいません。」「カジュアルウェアで失礼します。」と言った言葉を言われるたびに、寂しさと、威圧感を与えてしまっているのかなと言う、なんとも言えない感情を感じながら過ごしてきました。

もちろん今でもスーツやネクタイを着用する職場はあると思いますし、初めてお会いする方であったり、そのような装いが求められるシーンには従来通りのクラシックなスタイルを選びますが、そうではない場合には、ネクタイを締めてもカジュアルさ、ソフトさが感じられたり、ネクタイを外しても問題の無いスタイルで仕事をすることが増えています。

そのような流れの中に私自身はおりますので、ワードローブの幅を広げる目的でオーダーしていたツイードのビスポークジャケットに加えて、新しく購入をしたRTWもツイードジャケットを選んだのでした。

■Solito house exclusive per Sharonによるヴィンテージ ツイードジャケット
今回購入したのは、サルトリア・ソリートにおける世界で唯一の既製品ラインである「Solito house exclusive per Sharon」のヴィンテージウールのツイードジャケットになります。

既製品とは言え、カッティングはルイージがしておりますし、縫製もビスポークを担当する熟練の職人さんがしておりますので、構造、生産工程はビスポークと同じです。型紙のみ、Sharonさんによる感性と、日本人の体型を加味したものがベースとなっていると理解しておくのが良いと思います。

事実、値段もビスポークジャケットとさほど変わりません。もちろん、ジャケットをビスポークすることに比べれば多少安価になりますが、ビックリするほどは変わりません。

これまでも何回かビスポークをしているのに、なぜ既製品を買うのか?と言った趣旨のご質問を頂いたことが実はあります。なんとなく、価値観としてビスポークが上で、既製品は下と言ったイメージがある方が多いのかもしれませんが、個人的にはビスポーク、MTM、RTW(既製品)と言うのは手段であって、目的ではありません。

私自身は”自分が美しいと感じる、自分好みの装いが出来ること”を一番大切にしていますので、その目的が実現できるのであれば、ビスポークかMTMか、それともRTWかはさほど気にしていないと言うのが実際のところです。

もちろん人によってはビスポークをすることが目的の方もいらっしゃると思うので、その場合にはRTWではなく、ビスポークを選ばれるのが良いと思うので、ご自身の価値観、何を大切にしているのか?によってビスポークかMTMか、RTWかを選ばれるのが幸せを感じる秘訣だと思っています。

このような中で今回購入をしていたのは、サルトリア・ソリートの持ち生地であったと言う、ヴィンテージウールのツイード生地を用いたチェック柄のジャケットです。ベースはライトブラウンに、それぞれ色の異なる二重のウィンドウペン(格子柄)が入っていることが特徴です。
ドレススタイル1_1

格子柄はオレンジと、ややイエローがかった色で構成され、ベース地はライトブラウンカラーに見えるのですが、太陽光に照らすと渋いグリーンカラーにも見えると言う、独特の色あいが”いかにもヴィンテージ生地”っぽい雰囲気。今では生産効率を上げるためにあまり複雑な生地を織ることはありませんので、このあたりは服好きがハマるポイントでしょうか。
ドレススタイル1_2

ラペルのロールや立体感もビスポークジャケットとなんら変わりません。
ドレススタイル1_3

ツイード生地なので適度なハリ、コシ、硬さがあるのですが、そんなことを微塵も感じさせないサルトリア・ソリートのショルダーラインは唯一無二かなと思っています。ラインが描き出すナチュラルなソフトさは、色、柄、素材に加えて、シルエットでもカジュアルさを出すにあたって有益に機能しているように感じています。
ドレススタイル1_4

この日はサルトリア・シャロンで仕立てて頂いたベージュのMTMパンツを合わせ、靴はイルクアドリフォリオにて初めてビスポークをしたホールカットを合わせました。ジャケットにツイード生地を用いていますので、パンツにはクリアな表情を持つキャバルリーツイルを合わせ、”くどく”ならないように配慮しました。
ドレススタイル1_5

■カジュアル使いにもビッタリ。
そんなSolito house exclusive per Sharonによるヴィンテージ ツイードジャケットですが、スポーツジャケットなので、ドレスよりもカジュアルが得意であることは言わずもがな。

例えばカーゴパンツとデニムシャツと合わせた際のスタイリングがこちら。
カジュアルスタイル1_1

シャツのボタンは下まで開けてTシャツを見せると言うクラシックスタイルとは異なるスタイリングですが、あまり違和感なくまとまっている気がします。
カジュアルスタイル1_2

ちなみに足元はダークブラウンカラーのスエードビットローファーを合わせています。
カジュアルスタイル1_3

そしてカジュアルスタイルの王様であるデニムの中でもよりカジュアル感の強いライトブルーのデニムにも合わせましたが、バランスが崩れることなく、しっかりと納まってくれる懐の深さはツイードジャケットならでは。
カジュアルスタイル2_1

合わせていたのはフランネルシャツと、こちらもボタンを初めてTシャツを見せるスタイリングで、この22-23AWではお気に入りのスタイリングでした。
カジュアルスタイル2_2

この装いの靴には、コードヴァンのローファーを合わせていました。
カジュアルスタイル2_3

ツイードはもともとがスポーティな生地なのでネクタイをしてもソフトにまとまりますし、ネクタイを外したジャケパンスタイルでも様になる。またカーゴパンツやデニムを合わせても本来生地が持つ良さがしっかりと表現されるので、私が現在置かれた環境下においては大変フィットする生地なのかなと感じています。

次の2023-2024AWでも、引き続きツイードづいたスタイルが続きそうな予感。私と同じようにビジネスを取り巻く環境がカジュアル化してきている方は是非、次の秋冬にはツイードジャケット、ツイード生地にトライされてみてはいかがでしょうか!?
※本日ご紹介したジャケットは、コチラ





Sartoria Solito(サルトリアソリート)のウィンドウペーン柄フランネルスーツを購入!(Solito house exclusive per Sharon)

こんにちは!
本日は、Sharonさんが開催していたSPECIAL OFFER セール(※)において、特別に!?割引がされていたSartoria Solito(サルトリアソリート)のスーツを新たに迎い入れましたので、ご紹介したいと思います。
※現在は店舗移転セールをリアル店舗のみで展開

それでは、まいりましょう。

■奇跡のRTW:Solito house exclusive per Sharon
この度私が購入をしましたのは、イタリアはナポリのトップサルトの内の1つであるサルトリア・ソリートによる、世界で唯一の既製品(RTW):「Solito house exclusive per Sharon」のスーツです。

現在日本においてはSharonさんがサルトリアソリートを扱う唯一の店舗となっておりますが、このSharonの美意識と、ナポリのサルトであるサルトリアソリートが出会うことで生まれたのが、上述した「Solito house exclusive per Sharon」になります。

パターンはソリートのカッティングをベースにSharonが独自の美意識を反映したオリジナルを用いており、その生産はビスポークと全く同じ工程にて行われ(※)、縫製は熟練の職人が担っています。よって年間の生産量が必然的に決まってしまう、ある意味では非常に貴重なラインとなっています。
※カッティングはジェンナーロ・ソリート氏/ルイージ・ソリート氏による

ところで、スーツの良し悪しを語る際に「やっぱり最後はオーダースーツだよね。」と言ったような趣旨の言葉がよく語られることがあります。

例えば、バブル期に登場したトヨタの高級車である「クラウン」にいつかは乗りたいと言う憧れを表現する言葉として、「いつかはクラウン」と言う言葉が今でも使われることがありますよね。もちろん今では高級車の代名詞であった「クラウン」にとってかわった「アルファード」であったり、インポートカーなどに憧れの対象が変化しているのかもしれませんが、いわゆる商品ピラミッドの頂点に対する欲求を表しているわけです。

そう言う意味では、日本ではオーダースーツを表す言葉が乱立してしまっている節がありますが、「オーダースーツ」と「既製品のスーツ」との大きく2つに分けるのであれば、オーダースーツの方が序列的には上と言う認識が広まっています。

それもそのはず、元々スーツは1人1人の体型に合わせて誂える服装だったものが、ブルックスブラザーズによって初めて既製品のスーツが販売されたことにより、世界が変わるわけです。ゴールドラッシュに沸く当時のアメリカ。先を急ぐ採掘者はスーツが仕立てあがるのを待ってはいられず、すぐに着用することが出来る既製品のスーツを選んだと。より安価に、よりスピーディに購入することが出来るスーツがビジネスマンに支持されるのは自然の流れ。
※「アメリカの開拓者精神が宿る、アメリカントラッド・カジュアルの原点:ブルックス ブラザーズ展 - アメリカンスタイルの200年、革新の2世紀 -

当時は既製品とは言え、品質の高さをアピールするために仕事の跡が分かるようにスーツを裏返して展示していたと言うエピソードもありますが、少なくとも現代においてはオーダースーツに比べれば、用いる生地のグレードや様々な工程を簡略化、合理化することで買いやすい価格帯のものが増えています。

そのようなスーツの歴史や、大量生産されたスーツと個人に合わせて仕立てられるオーダースーツと言うイメージもあって、スーツ(ジャケット/パンツ)と言う商品においては、オーダースーツの下に既製品のスーツが存在すると一般的には理解されています。

私も基本的にはその理解に対して異論はないのですが、少なくとも私が長らく愛用しているSolito house exclusive per Sharonに限っていえば、その概念に当てはまることのない、つまりはオーダースーツにも勝るとも劣ることのない、”奇跡のRTW”と称しても良いのではないか、と個人的には考えています。

■職人や服好きが驚く、その出来栄え
「良いスーツ」と一言で言っても、その定義はあいまいです。また誰が、どんなシーンで言うのかによって、意味合いが異なる場合がほとんどです。

これについてはどこかでしっかり自分の考え方を示してみたいなと考えていますが、端的に言えば、「良いスーツ」とは自分の体に合っていて、動きやすく、カッコ良いスーツだと思っています。既成品なのか、オーダーなのかや、素材、ディティール、仕立て等は、それらを実現する上でのアプローチの違いだと、今は考えています。

よって既製品が(自分にとって)良いスーツであるためには、当然ながらサイズ、パターンが自分にあっている必要があるわけですが、このSolito house exclusive per Sharonは、ドンピシャで私のサイズ、体型にあってくる。それも驚くくらいに・・・。

例えば、先日神戸にアトリエを構えるCOL神戸さんにおいて自身初めてのビスポークジャケットを仕立てて頂き、これを納品頂いた記事をあげておりました。
※「COL(コルウ)神戸のトランクショーに行ってみた!:納品編 【前編】

この中で、「仮縫い」から「中縫い」にかけて私の体型が若干変わってしまった結果、背中側にシワが出てきてしまっていたことを記載していたのですが、ここで驚くべき1つのエピソードがあるのです。

実は私はCOLさんのトランクショー参加時には、納品時以外は全てソリートのRTWラインであるSolito house exclusive per Sharonを着用してお邪魔していたのですが、中縫い時に仕立て中のジャケットにシワが出てしまっていたその時も、ソリートのSolito house exclusive per Sharonのジャケットには一切シワが出ることなく、驚くほど綺麗に背中にフィットしたままだったのです。

これにはCOL神戸の職人さん(兼セールス)である齋藤さんもビックリ。「シワが、ありませんね・・・。」と驚かれていました。また、COL神戸のトランクショーをご一緒させて頂いており、ご自身も様々なテーラーや職人さんでビスポークをされ、服をこよなく愛する1人であるシロさんも、既製品のフィット感とは思えないほどの出来栄えに大変驚かれていらっしゃったのです。

もちろんCOLの齋藤さんも上記記事に記載しましたように、納品時には綺麗に背中のシワをとり、美しいフィット感で素晴らしいジャケットを仕上げて頂きましたので、ここでは、どちらがどうと言うことが言いたいわけではありません。ただ、Solito house exclusive per Sharonのジャケットには、(私rm55にとっては)RTWとは思えないほどのフィット感と、多少の体型変化をも包み込んでしまう、懐の深さがあると言う事実だけ、ここではお伝えできればと思っています。

と言うことで、私の中ではもはや、オーダー(ビスポーク)で仕立てるサルトリアソリートとRTWラインであるSolito house exclusive per Sharonの間には上下の序列はなく、気分やスタイル等で着分けるべき、並列にある関係性であり、選択肢だと理解しています。

ちなみにサルトリアソリートでもRTWではなくビスポークだと、体重の増加が2kg未満程度であれば動きにくさやシワが表に出ることはないですが、袖を通すと、自分が体型変化(ボリュームアップ)したことを実感させてくれるだけの反応は返ってきます。(笑)

■Sartoria Solito(サルトリアソリート)のウィンドウペーン柄フランネルスーツ
着用してみて、「やっっぱり良いわ~」と言う感覚ゆえに前置きが長くなりましたが、この度お得に私のワードローブに迎い入れることになりました、サルトリアソリートのRTWラインであるSolito house exclusive per Sharonのウィンドウペーン柄フランネルスーツをご紹介したいと思います。

今回は引き取ってきて、早速着用してみました。それが、こちらです。ネイビーベースに掠れたような風合いのホワイトのウィンドウペーン柄がブリテュッシュ(英国)調であることを感じさせます。
サルトリアソリート_ウィンドウペーン柄フランネルスーツ2022_1

実は私、数年前にも同じくSolito house exclusive per Sharonのウィンドウペーン柄スーツを購入しておりました。その際はライトグレーベースにホワイトのウィンドウペーン柄があしらわれているフランネルスーツだったのですが、この時の生地は、英国の老舗ミルであり、フランネルと言えばココ!と言われるフォックス・ブラザーズの生地でした。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)による大人の為のウィンドウペーン柄スーツ_①
大人の為のウィンドウペーン柄スーツを着てみたっ!

しかし今回のフランネルは英国ではなく、イタリアのミル(詳細失念・・・。)のフランネル生地が用いられています。SharonオーナーのK氏はこの辺りの生地の選定にはかなり気を使われており、Sharonらしいモダンさを出すのであれば、英国の生地ではなく、イタリア生地を用いた方が良いと言う結論に至ったと伺いました。
サルトリアソリート_ウィンドウペーン柄フランネルスーツ2022_2

フランネルと言えばフォックス・ブラザーズと盲目的に選ぶのではなく、どこまでも自分たちのスタイルを大切にする姿勢、その点には配慮をする感性が凄いなと。実際、私が着てみても、土臭くなりすぎず、モダンさのある柄と柔らかい質感のフランネル生地がしっくりとくる。

ちなみに足元にはイルクアドリフォリオのセミブローグでコーディネートしていました。
サルトリアソリート_ウィンドウペーン柄フランネルスーツ2022_3

せっかくですので、今日はもう少しディティールや仕立て具合まで目を向けてみたいと思います。まずは私にとってビジュアル上重要な首から肩にかけてのラインと、ナチュラルな袖付け。観る人がみれば、英国風のスタイルをナポリ仕立てて仕立てていることが一目でわかる柔らかさがありますね。
サルトリアソリート_ウィンドウペーン柄フランネルスーツ2022_4

ショルダー付近をアップで見てみます。ナポリ仕立てと言ってもスタイルや表情はサルトによって異なります。スタイルはラペル、ゴージライン、ショルダーラインに顕著に表れることが多いのですが、この袖付けのナチュラルさは私の知る限り、ソリートらしいと言っても過言ではないような”らしさ”ある表情かなと思っています。
サルトリアソリート_ウィンドウペーン柄フランネルスーツ2022_5

首筋にしっかりと乗ってくる感覚は、ビスポークと変わらず。首筋から肩にかけて綺麗にのってくるので、持つと重量を感じる生地のジャケットであったとしても、着ると不思議と重さを感じない心地良さがあります。
サルトリアソリート_ウィンドウペーン柄フランネルスーツ2022_6

サイズとパターンが自分にあっており、仕立ての良さを端的に確認できる方法の1つが、本ブログではお馴染みの、電車のつり革を握るポージング。(笑)肩幅が適正範囲に収まっていることや、アームホールのサイズが適正であること。更には、肩や腕が動いた時の運動量が確保されているパターンであり、無理なく稼働する仕立てであることが一目瞭然。ここで注意したいことは、これはビスポークジャケットではなく、あくまで既製品(RTW)であると言う点です。
サルトリアソリート_ウィンドウペーン柄フランネルスーツ2022_7

肩のラインが崩れておらず、脇下の身ごろも引っ張られていない。オーダースーツでもマシンメイドだとこのレベルでの着心地の実現は難しいですし、ビスポークであったとしても結構レベルが高い。つまり、このレベルの”既製品”に出会えたのあれば、それは本当に、”相当に幸せなこと”ではないかと感じています。
サルトリアソリート_ウィンドウペーン柄フランネルスーツ2022_8

腕を上げてもご覧の通り、肩のラインが大きく崩れることなく、身頃(脇下)も大きく引っ張られることが無い状態です。スーツを着て運動をするわけではないので、腕などを動かした際にこのくらいの範囲に収まっていると、1日を通して心地良く仕事をこなすことも出来ます。また、仕事が終われば飲みに行ったり、カラオケに行って多少弾けても!?(※)心地良さを失うことはないように思います。(笑)
サルトリアソリート_ウィンドウペーン柄フランネルスーツ2022_9
※思いっきり友人と呑んだり、カラオケを楽しみたい方は、コロナが落ち着いてからにしょましょう。

と言うことで、世界で唯一のサルトリアソリートの既製品である、Solito house exclusive per Sharonのウィンドウペーン柄フランネルスーツのご紹介でした。ちなみに、お得に購入出来る機会がレア!?と言うことで、セールになってからはサイズが残っていたものも結構無くなっている模様。

現在開催されている移転セールでも恐らくセール対象になっていると思いますので、気になっている方は是非、店頭にてご試着されてみてはいかがでしょうか?サイズやパターンが合えば、もしかしたら一生着続けることの出来る、奇跡のRTWとなってくれるかもしれませんよ!?





時代性にあったロロピアーナのPecora Nera®(ペコラ・ネラ®)! :Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のグレンチェック柄ジャケット(Solito house exclusive per Sharon)

こんにちは!
本日は「時代性にあったロロピアーナのPecora Nera®(ペコラ・ネラ®)!」と言うテーマを掲げながら、このSSに購入をしておりました、サルトリアソリートの既成ラインである「Solito house exclusive per Sharon」のロロピアーナのペコラネラ グレンチェック柄ジャケットを取り上げてお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■時代性にあったロロピアーナのペコラ・ネラ®
最近よく耳にする、SDGs(エス・ディー・ジーズ)。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すということで、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された国際目標です。

項目は17項目に及んでおり、貧困や飢餓をなくそうと言った内容から、環境問題を念頭に、エネルギーのクリーン化や、気候変動に対する対策を促しています。

ファッション好きとして、この環境問題を無視することは出来ません。

毎シーズンのように開発、販売される新商品の数々ですが、その一部は売れ残りとして大量廃棄(償却)する必要性が発生していますし、もっと言ってしまえば、原毛から糸を作る工程では断糸や綿ぼこりが大量発生し、糸を染める染色の工程では水を大量に使い、染料で水を汚染することで環境に負荷をかけています。

また環境問題ではありませんが、ユニクロや無印良品が自社製品に用いている中国のウイグル地区で生産されている“新疆綿”は、中国政府から弾圧を受けているウイグル人を強制労働さながら生産しているという疑惑を持たれ、世界的な人権問題として扱われていますし、革製品で有名なフランスの某メゾンは、製品に用いるために美しいワニ革を”つくって”おり、その動物虐待とも捉えかねない問題が、一時非難の対象となっていたのはご存知の方も多いように思います。

私自身、そのようなファッション産業の抱える負の側面を知るにつけ、自分が好きな服を着ることに対して少なからず負い目を感じることがあります。よって本当に好きなものを厳選することで無駄に購入することを控えたり、買ったものは丁寧に、長く愛用したり、カジュアル服は古着を活用するなど、自分が出来る範囲のことをしながら(自分に対する言い訳をしながら)服を楽しんでいるのが実際のところです。

このような中でこの度私が購入したのが、サルトリアソリートの既成ラインである「Solito house exclusive per Sharon」のグレンチェック柄ジャケット。そしてこのジャケット最大の特徴と言えるのが、ロロピアーナのペコラ・ネラ®を使って仕立てられたジャケットであるという点です。

ペコラネラとは、羊が持つ本来の毛の色をそのまま利用した無染色のロロピアーナの生地のコレクションのこと。羊と言うと「白」と言うイメージがありますが、中には黒やブラウンなどの有色の色を持つ羊が生まれることがあるのだとか。これまではそういった有色の羊は食用にされていたそうですが、ある時、その自然の色合いの美しさに惹かれたロロピアーナ社が、その本来の毛の色の美しさをいかすべく、染色をしないでそのまま製品化したと言います。

「la Pecora Nera」とは、イタリア語で「黒羊」。転じて「仲間はずれ(羊は白が一般的だから)」と言う使われ方をするようですが、そんな仲間はずれであるはずの黒羊の毛の美しさを引き出したロロピアーナ社は、さすがの審美眼の持ち主と言ったところでしょうか。

そんなペコラネラですが染色をしていないので、当然糸の染色工程において環境に負荷を与えることがありません。つまり、ロロピアーナ社のペコラ・ネラ®は美しいだけではなく、環境にも負荷を与えない(もしくは負荷を軽減している)という意味では時代性にあった生地であるとも言えるのではないでしょうか。


今後はファッションを楽しむにあたっても、「環境に優しい」「環境負荷が小さい」と言うキーワードの存在感が大きくなってくるように想像していますので、そういう意味では商品を買う側、選ぶ側の意識の転換も必要になりそうです。

■ロロピアーナのペコラネラ グレンチェック柄ジャケットを着てみた!
これまで数回ほど購入したジャケットを着ております。よってペコラネラの色合いや雰囲気をご紹介するために、スタイリングを含めてご覧頂こうと思います。

こちらはタイドアップスタイル。自然本来の色を生かしたベージュ、ライトブラウンのジャケットカラーがとても優しい印象だと感じましたので、あまり色を用いず、グラデーションカラーでまとめました。
ロロピアーナ_ペコラネラ1

ペコラネラは春夏、秋冬素材ともに存在しますが、こちらは当然春夏素材。ウールの通気性に加えて、サラりとした表情が暑さを感じさせません。無染色ならではの、さっぱりとした表情が魅力的です。
ロロピアーナ_ペコラネラ2

そんなジャケパンスタイルにはくるぶしをだしてフルサドルのローファーを合わせています。
ロロピアーナ_ペコラネラ3

ちなみにスポーティかつナポリメイドのジャケットなので、袖口ボタンは1つで仕上げています。
ロロピアーナ_ペコラネラ4

もちろんネクタイなしでもさわやかに着こなすことが出来ます。カラースキームは上記と同じで、強い色を入れていません。
ロロピアーナ_ペコラネラ5

イタリアンカラーの美しい胸元の開きと、ペコラネラらしい雰囲気をいかすには、あまり色を入れない方が綺麗かなと言うのが、私個人の美的感覚。
ロロピアーナ_ペコラネラ6

こちらも足元はブラウンカラーのコインローファーを合わせています。
ロロピアーナ_ペコラネラ7


何事もそうだと思うのですが、黒か白かと言う二元論で議論をすることはナンセンスだと思っています。光があるから影があるように、コロナと経済はどちらか一方をとるのではなく、いかに両立させていくのかが人間が生きていくうえでは必要なことだと思いますし、ファッション業界もすそ野が広い産業なので、関連の事業で生計を立てたり、ファッションに人生の楽しみ、豊かさ等を見出している私のような人間がいる限り、環境保全や人権保護とファッション産業とをいかに両立させていくのかが大切だと思っています。

様々な産業や事柄の「負」を知っ際には、これを弾圧、批判するだけではなく、それらをいかに低減、抑止するのかと言った方法を自分なりに考え、可能な範囲で少しずつ取り入れながら、健やかに人生を送っていきたいと考えています。

本日取り上げたロロピアーナのペコラネラ。時代との相性や、その独特の色、風合いにとても惹かれましたので、また機会があれば、秋冬素材のアイテムとの出会いも期待したいと思います。






Luigi Solito (ルイジ ソリート)のコットン サファリブルゾンを着てみた! 【後編】

こんにちは!
本日は「Luigi Solito (ルイジ ソリート)のコットン サファリブルゾンを着てみた! 【後編】」と言うテーマを掲げて、ブランドの背景や私が感じている魅力について考察した前編に続き、ルイジソリートのサファリブルゾン自体について深堀してみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■サルトリア・ソリートではない。でもソリートらしさを感じる、ルイジ・ソリートのサファリブルゾン
この度私が購入をしたのは、ルイジ・ソリートのコットン素材のサファリブルゾンになります。事前に商品の概要については伺っていたものの、ようやくと言いますか、待望のご対面となりました。

ところで、コロナ禍によりロックダウンを繰り返していたイタリアでは、未だにコロナ以前の生産体制には戻ることが出来ていないと言います。

実際、イタリアの多くの州で外出や飲食店の規制が緩和されたのは4月の終わりですし、6月1日現在での感染者数は2500名/1日ほど。日本の半分程度の6000万人ほどの人口で2500名/1日ですから、以前よりも落ち着いてきたとは言え、1日5000名以上の感染者(PCR陽性者)を出している現在の日本とほぼ変わらない状況です。

従って入荷したのは先行で予約を入れていた方のサイズのみだそうで、同時入荷したサルトリア・ソリートの既成ラインとともに、ほぼ完売状態だそうです。もし本記事をお読みになって興味を持たれてもSharonさんの店頭には現在並んでいませんので、次回の入荷状況等を確認してから訪問された方が良さそうです。

今回私が購入した商品ですが、その企画はSharonさんから出されたと言います。デザインやシルエット、素材などをSharonさんが企画、選定し、ルイージ氏に提案したそう。私もお話だけは伺っていたのですが、当然実物は商品入荷のご連絡を頂き、店頭に伺った際に初めて見ました。

それが、こちらになります。4つのパッチポケットが配置されたデザインはサファリブルゾンとしては一般的。ただ全体的なシルエットが細身で、サルトリア・ソリートの持つスタイルとは明らかに異なります。ソリートのシルエットはクラシックよりで、RTWモデルもバストとウエストの差を2で割ったドロップは6程度と、強いシェイプを効かせていません。
ルイジソリート_サファリブルゾン_5

しかし、”ルイジ・ソリート”のサファリブルゾンは明らかにシルエットが細い。前編にも書いたのですが、”ルイジ・ソリート”のアイテムにモダンさを感じるポイントの1つは、サルトリア・ソリートに比べると細身の、このシルエットにあると感じています。

シェイプを抑えたドレスウェアは年を重ねた大人の風格や落ち着きを醸し出しますが、カジュアルウェアの場合はともすると野暮ったく映ってしまいます。この着用シーンや服自体の性格を踏まえたシルエットのコントロールは、流石。ちなみに背面にはバックベルトがあしらわれています。こちらもやや高めに設定することで、モダンさを感じますね。
ルイジソリート_サファリブルゾン_10
※ノーベント仕様です。

そんなサルトリア・ソリートのスタイルとの明確な違いがある一方で、襟の表情やナチュラルなショルダーラインにはサルトリア・ソリートのアイデンティティが明確に現れていて、嬉しくなりました。
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またラペルの雰囲気やロールには、まるでビスポークジャケットのような美しいラインを見ることが出来ます。同じようなデザインのシャツジャケットは様々なブランドでよく見かけるのですが、ベースがシャツなので、こういった美しさを出すことは難しい。それにしても今回改めて感心したのが、ソリート持つバランスに関する審美眼の高さです。

Sharonさんの要望を踏まえながら、独自のアイデンティティを壊すことなく全体をまとめあげる。個人的にビスポークにおける職人の能力においてこのバランス力はかなり重視していますが、改めてソリートの持つ高次元のバランス感覚の凄さを見た気がしました。
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そしてディティール面で興味深かったのが、まずは袖口。可愛らしさ?を感じるデザイン処理です。なお、袖丈の長さは標準体型である私にはピッタリだったので、お直しいらずで買ったその日に連れ帰って来ました。普段は袖の処理を行って頂くので、これは新鮮な感覚でした。
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また、思わず唸ってしまったのが、このポケットの付け方。今回改めてインスタグラム等でもサファリジャケットを検索してみたのですが、私が見た全てのサファリジャケットではポケットが完全に縫い付けられていました。

マチを作って袋状にすると立体感を出すことが出来ますが、コットン素材だと野暮ったさも出かねない。しかし、このようにすることで立体感を表現しつつも、スマートに見せることが出来ますね。ルイージ氏の表現力、恐るべしと言ったところでしょうか。
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ちなみに初めて着用した日に合わせた靴は、納品頂いたばかりのイルクアドリフォリオのフルサドルローファー。サルトリア・ソリートでビスポークして貰ったサファリジャケットも持っていますが、やや着丈が長めの今回のサファリブルゾンとは印象が異なり、クラシックでモダンなフルサドルローファーとの組み合わせも良かったように思います。
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■着用感は?
では、実際の着用感はどうでしょうか?結論から申し上げますと、肩の納まり感や全体的な着心地はサルトリア・ソリートのRTWモデルに非常に近い感覚です。

ただ、今回のモデルに用いている素材はカチョッポリのコットン100%。ウエイトも380gほどありますので、ウール等の伸縮ある素材に比べますと、ややカッチリした印象です。これはおそらく細身のパターンの影響と言うよりも、コットン素材によるものだと言う感覚です。
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私としてはこれまでのソリートと同じような感覚で着ることが出来ますので、満足度はかなり高い状態です。素材とウエイトを考えると気温と湿度が上がる梅雨の後に着るのはちょっと難しそうですが、盛夏を除けば1年中活躍してくれそうなので、ガッツリと着こんで、コットンの風合いにエイジングをかけていければと思っています♪