fc2ブログ
<?php include_once("analyticstracking.php") ?>

Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

モダンさのある、クラシックスタイルなトラウザーズ:Luigi Solito(ルイジ・ソリート) ウールパンツ

こんにちは!
本日は「モダンさのある、クラシックスタイルなトラウザーズ」と言うテーマで、先日購入したアイテムをご紹介出来ればと思います。

それでは、まいりましょう。

■モダンさのある、クラシックスタイルなトラウザーズ
さて、この度購入をしたのは Luigi Solito(ルイジ・ソリート) ののウール トラウザーズ/パンツ。サルトリア・ソリートのフィッター兼カッターとして活躍しているルイジ・ソリート氏の名前を持つ既製服のブランド(※)で、これまでもカジュアルウェアを中心にいくつか購入をしてきました。
※デザイン、パターンメイキングはルイージ氏が担当

初めて購入したのは、サルトが本気で作ったアンコンジャケット。芯材が大幅に省かれているため、ビスポークジャケットのようなしっとりと体に寄り添う、納まり感は薄いのですが、その分軽さ、カジュアルさがあって、オン、オフ問わず、気軽に羽織ることが出来る1着として、衝撃を受けたアイテムです。
LuigiSolito_ルイジ ソリート_アンコンジャケット13
※「名門サルトが本気で仕立てたアンコンジャケット!?

続いて購入をしたのが、コットン素材のサファリジャケット。カジュアルアイテムを伝統的なサルト技術をもって仕立てるという、かなり贅沢なジャケットとなっており、既製品だからこそ!?気軽に楽しむことが出来るアイテムとなっています。
ルイジソリート_サファリブルゾン_5
※ 「Luigi Solito (ルイジ ソリート)のコットン サファリブルゾンを着てみた!

更に、デニムスラックスも追加で購入。カジュアル素材をドレスパンツのアプローチかつ手縫いで仕立てているという、他ではあまり見ることのないパンツに仕上がっていました。
ルイジソリート_デニムスラックス10
※「Luigi Solito ルイジ ソリート のデニムスラックスを買ってみた!

このような中で今回は購入したのは、ホーランド・シェリーのドライタッチウールを使用したドレスパンツになります。正直春夏用(※)のパンツはそろっているのですが、ワンタックは少ないことや、SharonオーナーのK氏のプッシュもあり(笑)、購入をさせて頂きました。
ルイジソリート_ウールパンツ1
※ドライタッチウールでサラリとしてますが、適度な生地厚があるので春、夏、秋の3シーズンは使えそうです。

デニムスラックスと同じく、ベルトレスのサイドアジャスタータイプ。
ルイジソリート_ウールパンツ2

フロントはもちろんパンチェリーナ仕様となっており、腹、腰回りをしっかりとホールドしてくれます。
ルイジソリート_ウールパンツ3

デニムスラックスもそうでしたが、ルイジ・ソリートのパンツのインナーにはサスペンダー用のボタンもついているので、吊って履きたいという方には嬉しい仕様。
ルイジソリート_ウールパンツ4

股の十字からヒップにかけては伸縮性を持たせてありますので、つっっぱることなく、快適に歩き、また座ることが出来ます。
ルイジソリート_ウールパンツ5

そしてルイジ・ソリートのドレスパンツの特徴と言えば、股上の深さと太すぎず、細すぎない、絶妙なパンツ幅。これによって、履いてみるとクラシックなんだけれど、コスプレ感のない、程よいモダンさを感じることが出来るのです。
ルイジソリート_ウールパンツ6

過去に名をはせたサルトの中でも、二代目に技術がしっかりと引き継がれ(※)、かつサルトリア・ソリートのように、イギリスやアメリカ、日本と言った海外でトランクショーを開催できるほど支持の集まるサルトはかなり少ないのが現状です。
※有名だから、または大手が開催しているから安心と言う理由でビスポークをすると、価格不相応なものが出来上がることがあります・・・。

その中でもルイジ・ソリート氏はフィッターとして海外を飛び回っておりますから、様々な国でファッション感度の高い顧客とコミュニケーションする中で養われた感性があり、その感覚が、これらのアイテムにも反映されているのかもしれません。

■ルイジ・ソリートのウールパンツを履いてみた!
せかっくなので、着用イメージもご紹介したいと思います。サルトリア・ソリートのスタンダードなパンツのカッティングよりも、股上は深め。ハイウエストなシルエットになり、またクリースも綺麗に落ちているので脚長効果が期待できます。
ルイジソリート_ウールパンツ7

サイドから見ても、美しいシルエットが出ていますね。
ルイジソリート_ウールパンツ8

私はサイズ44からウエストを3㎝ほど詰め、あとはアジャスターで調整するアプローチで合わせました。ランチやディナーを食べ過ぎだとしても、調整できる点は便利です♪(笑)
ルイジソリート_ウールパンツ10

ヒップ回りの表情。ヒップが上を向いているように見えるのは秀逸なパターンのおかげ。手縫いのヨレは、ナポリらしい表情のように思います。
ルイジソリート_ウールパンツ9

手縫いの既製品パンツと言うだけで選択肢がかなり少なくなり、また履き心地の良さ、シルエットや佇まいの美しさなどを求めるのであれば、数少ない選択の1つが、ルイジ・ソリートのパンツなのかもしれません。
ルイジソリート_ウールパンツ11

実際にコーディネートに合わせると、こんなイメージになります。ハイウエストなのでネクタイの長さがちょっと気になりますが(※)、コスプレ感は出ないので安心してオン、オフともに使えます。
ルイジソリート_ウールパンツ12
※少し前かがみになっているので、実際にはもっとネクタイの位置は上がります。

ちなみに合わせたのは、ロロピアーナのペコラネラを使ったサルトリア・ソリートのグレンチェックジャケット。
ルイジソリート_ウールパンツ13

この日は温かかったこともありますが、足元にはローファーを合わせて軽快感を意識しました。
ルイジソリート_ウールパンツ14

履いてみると納まりも良く、履き心地の良さはもちろんですが、太さがまさに今の気分をしっかりととらえている感じがして、思った以上に気に入りました♪
ルイジソリート_ウールパンツ15

今回入荷があったのはミディアムグレーとチャコールグレー。私が選んだのはミディアムグレーになります。結構サイズ欠けもしていますが、気になる方は是非、Sharonさんでチェックされてみてはいかがでしょうか。
※本日ご紹介した商品は、コチラ





Luigi Solito ルイジ ソリート のデニムスラックスを買ってみた!

こんにちは!
本日は「Luigi Solito ルイジ ソリート のデニムスラックスを買ってみた!」と言うテーマで、少し前に私のワードローブへ仲間入りを果たしましたアイテムを取り上げてみたいと思います。

それでは、まいりましょう!

■サルト好きのためのカジュアルウェア
少し前にご紹介をした、サルトリア・ソリートのフィッター兼カッターであるルイジ・ソリート氏が立ち上げたカジュアルウェア(RTW)のブランドである、「ルイージ・ソリート」。
ルイジソリート_サファリブルゾン_5

コロナ禍による生産の遅れもあり、2021年SSアイテムの本格入荷時期は未定ながら、予約をしていた先行入荷分のサファリブルゾンを購入、先日ブログ記事(※)にてご紹介をさせて頂きました。
※「サルト好きが袖を通すべき(カジュアル)ブランドが登場!
 「Luigi Solito (ルイジ ソリート)のコットン サファリブルゾンを着てみた!

だいぶサボりがちな本Blogですが、有り難いことにご覧頂いている方がまだいらっしゃるようで、記事の公開後は問い合わせ等が複数あったと言います。恐らくサイズ毎に1着前後の入荷と言うこともあるのだと思いますが、気になっていらっしゃる方はお早目の問い合わせが良さそう(※)です。
※既に完売サイズもあり

トップサルトが仕立てた既成(RTW)のカジュアルウェアがこれまで存在しなかったこともあるのだと思いますが、改めてルイジ・ソリートの注目度の高さを伺い知ることが出来たエピソードでした。

そんなルイジソリートですが、今期はパンツ(トラウザーズ)も複数の型で展開予定とのことでした。

実際、先行予約分の入荷連絡を頂いてからSharonさんに訪問した際には、ドレス用のウールスラックスも複数の色が入荷しており、他にもベーシックなチノパンやデニムスラックス(2カラー)の展開もありました。現在は一部サイズを除いて既に完売状態だそうですが、パンツはサファリブルゾンに比べて各サイズともに豊富に入荷予定とのことですので、気になっている方は要チェックです。

このような中で私がサファリブルゾンに合わせて選んだのが、インディゴカラーのデニムスラックスになります。
ルイジソリート_デニムスラックス1

インディゴカラーのデニムスラックスは2種類の色で展開があったのですが、私が選んだのは色のトーンが濃いめの方。ベルトレスタイプで、サイドアジャスターにて調整します。
ルイジソリート_デニムスラックス2

なお、ドレスウールパンツ同じくパンチェリーナ仕様になっていますので、腰回りのフィット感はとても良いです。
ルイジソリート_デニムスラックス3

ウエストのインナーにはサスペンダーボタンもついています。私は少しウエストを詰め、その際に(サスペンダーで吊って穿くことがないため)取り外すことも考えたのですが、とりあえずはそのままの状態で穿くことにしました。パンツを吊って穿きたい方には嬉しい仕様ですね。
ルイジソリート_デニムスラックス4

パンツの裾は、ドレスパンツ同様にダブルの4.5cm仕上げ。裾幅は19.5㎝とやや太め。全体のシルエットに特段の太さを感じることはないのですが、クラシック感は感じます。ルイジソリートのサファリブルゾンはやや細さを感じるシルエットだったので、これに合わせて裾幅の調整も考えました。ただストレッチ混ではないので穿きにくくなることも考慮して一旦はこのまま穿くことを選択。
ルイジソリート_デニムスラックス5

ちなみにファブリックはアリストンのコットン100%だったと思います。
ルイジソリート_デニムスラックス6
※ファブリックのブランドはうろ覚えのため、要確認。

■早速穿いてみた!
コットン100%なので、正直この時期は暑いです。暑い(※)のですが、どうしても穿きたくて、少し気温の納まった週末の早朝からサファリブルゾンに合わせてお出かけ。その際のスタイルが、こちらです。
ルイジソリート_デニムスラックス8
※コットン100%は高温より、高湿度の方が応える気がします・・・。

ルイジソリートのサファリブルゾンにフィナモレのデニムシャツを合わせて、そしてデニムスラックス。
ルイジソリート_デニムスラックス7

足元にはオールデンのタッセルローファー(コードヴァン)をセレクトしました。
ルイジソリート_デニムスラックス9

この時期屋外ではキツい(暑い)のですが、屋内であれば何とか。クリースも綺麗に落ちますし、ルイージ氏ご本人もこのデニムスラックスにはサファリブルゾンを合わせて欲しいと仰っていたそうなので、ルイージ氏の考える世界観が少しは出せたのかなと思います。
ルイジソリート_デニムスラックス11

裾幅19㎝以上のパンツは普段はほとんど穿かないのでどうかな?と思っていましたが、実際に穿いてみると太さが気になることはなく、思った以上にすんなりと受け入れることが出来ました♪むしろ、クラシックなスタイルが新鮮で心地が良いくらい。当分はこのままのスタイルで楽しもうと考えています。
ルイジソリート_デニムスラックス10

ルイジソリートのパンツは複数の素材、色、型で結構な本数を展開予定と伺っています。入荷時期によって仕立てが微妙に異なり、後半入荷の方がややリーズナブル?と言うお話も。気になる方は是非Sharonさんの店頭にて詳細をチェックされてみてはいかがでしょうかっ!?





ENRICO MANDELLI(エンリコ・マンデッリ)の5ポケットウールパンツを買ってみた!

こんにちは!
本日は先日27日まで開催されていた、南青山に店舗を構えるセレクトショップであるSharonさんの7周年イベントで購入した最後のアイテムをご紹介したいと思います。

それでは、まいりましょう。

■ラグジュアリー感漂う、ENRICO MANDELLI(エンリコ・マンデッリ)の5ポケットウールパンツ
この度購入をしたのは、「極上のニットブルゾン。』と言う記事でご紹介をしたブランドであるエンリコ・マンデッリの5ポケットウールパンツになります。
エンリコマンデッリの5ポケットウールパンツ_1

私としてはカナリ珍しい、カジュアルなウールパンツ。購入に至った最大の理由は、エレガントでいてラグジュアリー感の漂うカジュアルパンツだったから。こういった雰囲気はサルトのアイテムでは出しにくいと感じていますし、まさにミラノのメーカーであるエンリコ・マンデッリが得意とするスタイルではないでしょうか。
エンリコマンデッリの5ポケットウールパンツ_2

表記上、色はベージュなのですが、一見ライトグレーにもみえるグレージュカラー。とても柔らかい表情で、ウールながらカシミア混のような雰囲気を醸し出します。
エンリコマンデッリの5ポケットウールパンツ_3

フロントボタンにはライオンでしょうか!?貴族の家紋のような紋章があしらわれており、
エンリコマンデッリの5ポケットウールパンツ_4

それはリベットにも。こういった細かな演出の積み重ねが、カジュアルパンツながらもエレガントでラグジュアリーな雰囲気をまとっている要因の1つだと思っています。
エンリコマンデッリの5ポケットウールパンツ_5

内部の処理も非常に丁寧かつ美しく仕上げられており、イタリアのラグジュアリーブランドの世界観をしっかりと感じることが出来ました。
エンリコマンデッリの5ポケットウールパンツ_6

■エンリコ・マンデッリの5ポケットウールパンツを穿いてみた!
と言うことで、”買ったら早速使い隊”に所属している私としましては、昨日の金曜日にカジュアルフライデーのスタイリングとして取り入れてみました。

まず着用感ですが、ソフトな素材のウールパンツなので、とても柔らかい。ビジュアルのみならず、着用感にまでラグジュアリーさを感じてしまいます。
エンリコマンデッリの5ポケットウールパンツ_7

サイジングはやや余裕のあるシルエット。今回私が試したようなビジネスのカジュアルスタイリングはもちろんですが、休日のリラックススタイルや、綺麗目スタイルなど、結構幅広く使うことの出来そうな印象を持ちました。
エンリコマンデッリの5ポケットウールパンツ_8

ジャケット代わりに着たレザーのトップスに合わせてみましたが、ソフトな表情なので全体の雰囲気も柔らかく、どこかリラックスしたような雰囲気になります。
エンリコマンデッリの5ポケットウールパンツ_9

それでもホテルのラウンジでも過ごすことの出来る、ラグジュアリー感をも備えているのはまさに大人のためのカジュアルウェアと言った感じ。
エンリコマンデッリの5ポケットウールパンツ_11

同じタイミングで購入をしたマンデッリのニットブルゾンに合わせるつもりで購入しましたが、今回のようなカジュアルなタイドアップスタイルにも使えますし、良い買い物だったなと思っています。
エンリコマンデッリの5ポケットウールパンツ_10

大盛況だったと言う7周年イベントでほぼサイズがなくなってしまったようですが、上品なブラウンカラーなど、一部サイズが残っていました。気になる方は是非チェックされてみてはいかがでしょうか?
※今回ご紹介したパンツは、コチラ





ブラックパンツ:PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05

こんにちは!
本日は、トレンドを意識してワードローブに加えたアイテムを取り上げてみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■ブラックは素材で和らげる
さて、少し前のrm55的スタイリングにおきまして「墨色が気になる。」と言うテーマを添えてお送りした記事(※)がございました。
※「rm55的スタイリング:2019年AW_51:墨色が気になる。

この中で、下記のような記述をしておりました。

『今期は、引き続きヴィンテージ調であったり、シックな雰囲気が気になっている私ですが、色で言えば「墨色」が気になります。普段はあまり黒(ブラック)と言う色をオン・オフともに用いることはないのですが、モードやモノトーン系のトレンドが来ていることもあるのでしょう、いつも以上に黒が気になります。』

ファッションには様々な色が存在しますが、白や黒と言うのは、中でも特別な色。やはりフォーマルシーンに使われると言うこともあるのだと思いますが、白や黒を用いるアイテムの面積を多くしますと、色々な意味で”パンチが効いてくる”ように思います。

だからこそ、『黒に微妙に白が混ざったようにも見える、グレーがかった黒である墨色』であれば扱いやすいと言うことで気になっていたわけですが、狙って墨色のアイテムを世の中に送り出すメーカー(ブランド)はなかなかありません。

と言うことで、分かりやすくブラック(黒)カラーのアイテムを取り入れることになるのですが、上述しましたようにフォーマルシーンで用いられる黒は、『どうしても硬さやパキッとした雰囲気が出てきます』。もちろんそう言った硬さ、ビシッとした雰囲気でしめる必要があるシーンであれば良いのですが、少なくとも私の日常生活において、そういったシーンは稀です。

よって、黒色であっても、素材によって黒の持つ硬さを緩和しよう!と言うのが本日のテーマなわけです。(笑)

もちろんエナメルであったり、牛革のような素材であれば黒の持つ本来のチカラ!?を増幅させることも出来ますが、今回は日常におけるドレスカジュアルシーンで用いると言うテーマがありますので、硬さやハードさを緩和することが目的です。

そんなことを踏まえますと、この時期であれば起毛したフランネルやスエードのような素材であれば、素材の持つビジュアル的な柔らかさと黒の持つ硬さ、ハードさがぶつかり合い、日常使いをすることが出来る「黒」になると個人的には考えています。

と言うことで、トレンドを意識した装いをすることを目的に、フランネル調のブラックカラーのパンツをNew Inさせてみました。

■PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05
今回私が選んだのは、トレンドを反映させたアイテムづくりをしたらトップレベルだと勝手に思っている説明不要のブランド、PT01のFORWARDラインのワンプリーツパンツです。
ブラックパンツ:PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05_①

私は細かいことには疎いのですが、これは「Style:05」と言うモデルだそうで、『股上を深く、わたりを太めに設定する事で、さらにボリューム感のあるカジュアルな雰囲気』のモデルだそう。ブラックカラーのパンツは細いとモード感が強くなりますので、気持ち太目の方が、私には使いやすい。
ブラックパンツ:PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05_③

素材はウールにポリウレタンが混紡された、お得意の!?ストレッチウール。フランネル調なので表面が起毛しており、これが黒と言う色が持つ特有の硬さ、ハードさを和らげてくれます。
ブラックパンツ:PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05_②

スタイル重視ではなく、ファッション重視のアイテムの場合は、基本的に価格重視です。出来るだけ安くワードローブに迎い入れ、短い!?トレンドの期間にファッションを楽しむ!ことを大切にしておりますので、雰囲気やフィット感などは正直二の次・・・。
ブラックパンツ:PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05_④

このような中でブラックカラーのフランネル素材、かつワンプリーツ仕様と言う点を意識しながら見つけたのが、このPT01のFORWARDラインのパンツでした。
ブラックパンツ:PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05_⑤

ちなみに既にデビューをさせ、トレンドのど真ん中を楽しんでいたりします。同じジャケットとの組み合わせなのですが、オン、オフともに試してみましたので、最後にご紹介をしておきたいと思います。

■ブラックパンツを着る!
まずはオンのスタイルからご紹介します。ウール×シルク×カシミア素材のグレンチェック柄ジャケットはサリトリオなのですが、ポイントはチェック柄にブラックカラーが織り込まれている点。大分前に購入した際も、ちょっとモードな感じが気に入っていたのですが、トレンドは繰り返す!?と言うことで、またそんな気分を楽しめる日がやってきました。

シャツはシンプルにホワイトカラーの無地シャツ(ヴィンツェンツォ・ディ・ルジェッロ)をセレクトし、ネクタイはフランチェスコマリーノの小紋柄ウールタイ(ベージュ:化繊混)、ウールのブラウンカラーのカーディガンはジョンスメドレー。
ブラックパンツ:PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05_➉

これにPT01のパンツを合わせ、足元には雨用のタッセルローファー(ブラウン/スエード)であるフェランテを。
ブラックパンツ:PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05_⑨

また、先日の冷え込んだ週末に休日出勤をしたオフのスタイルがこちら。インナーはジョンスメドレーのタートルネックニット(ホワイト)。
ブラックパンツ:PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05_⑥
※ストールはフランコバッシ

靴は同じスエード素材でも、シンプルなローファー(エンツォ・ボナフェ)を合わせていました。
ブラックパンツ:PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05_⑦

どちらもブラック×ホワイトと言うモノトーンコーデをベースにしながら、ブラウンを足すと言うカラーアプローチですが、やっぱりブラックが入るだけで、トレンドファッションを楽しんでいるな!と言う気分にもなれますので、個人的には買って正解だったかなと思っています。
ブラックパンツ:PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05_⑧

使い込んでもクリーニングに気にせず出せますし、スタイル重視のクラシックな装いの谷間に、こんなトレンドファッションを楽しむ時間があっても良いのではないか!?と思っていたりします。

気になる方は是非、ブラックパンツをチェックされてみてはいかがでしょうか!?





フランネルウールクロス仕立てですと、起毛感が抑えられて、より扱いやすい!?



夏場の代用パンツに揃えておきたい1本!?:PT01(ピーティーゼロウーノ) BUSINESS SUPER SLIM FIT

こんにちは!
本日は「夏場の代用パンツに揃えておきたい1本!?」と言うテーマを添えながら、最近NewInしたアイテムを取り上げてみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■手縫い(スミズーラ)の弱点
さて、私が普段好んで着ている手縫い(スミズーラ)のアイテム。その魅力を挙げよ!と言われれば、それは本Blogでも様々な形でご紹介をさせて頂いて来たわけですが、では弱点は何か!?と問われれば、価格以外でまっさきに挙げたいのが”メンテナンス”です。

手縫いとマシンによる縫製強度を比較した場合、手縫いの方が解けやすい!と明確に答えられるだけの経験もなく、根拠も少ないのですが、少なくとも自宅でシャツを洗濯している限りにおきましては、手縫いによる釦付けの釦はマシンに比べて解けやすいように感じています。つまり、手縫いのアイテムをクリーニングに出した時の”縫製のホツレ”と言うリスクがまずは気になると。

また、これは手縫いか否か、と言う観点ではないのですが、スミズーラをしたパンツや、レスパーデなどのサルトリア仕立てのパンツの場合は、アイロンを使って”クセ取り”と言う作業を行っており、これが穿いた際の心地良さ、足さばきの良さに効いています。すると、クリーニング後のプレスによっては、履き心地そのものが変わってしまうリスクもありますね。

更に、気に入った生地でスミズーラをした場合、その素材感や色などに魅力を感じて仕立てて頂くことになると思うのですが、ウール等の素材の場合は、その多くがドライクリーニングになりますよね!?ただ、これによって素材や色の風合いが変化してしまうと言うリスクもゼロではないわけです。

つまり、クリーニング等による縫製のホツレやプレスによる穿き心地、着心地の変化、素材や色の変化と言うリスクを考えた場合には、手縫い(スミズーラ)によるアイテムは、できるだけクリーニング等によるメンテナンスの回数を減らしたい!と考えるのが、一般的な思考回路なのかなと。

だからこそ、毎度着た後には丁寧にブラッシングを行い、必要に応じてスチームアイロンを用いることで消臭や殺菌処理を行い、陰干しをすると言う手間暇をかけるわけです。

ところが、そう言う日々の努力が通じない!?いや努力をしても追いつかないのが、夏場のパンツではないでしょうか!?

■夏場の代用パンツはマシンメイドがおススメ!?
私は車での通勤、移動を主としておりますが、会食やその他都合によって、電車移動になることがございます。

すると、この時期に外に出る場合は、ここ最近の暑さを考えれば分かることですが、汗をかかないで過ごすことはもはや不可能です。

日中、外を数歩でも歩こうものなら、汗がじわっとにじみ出てくる感覚を皆さんも感じていらっしゃると思います。ジャケットであれば手持ちも出来ますし、シャツは自宅で洗える。ただパンツとなると、さすがに手で持って移動するわけにもいかず、自宅で洗濯機で洗おうものなら、ウールパンツなどであれば縮みなどの変化を覚悟しなくてはなりません。

そうなりますと、夏場のパンツと言うのはクリーニングによるメンテナンスが大前提。

そう言う意味では、普段はスミズーラによる手縫いのパンツを穿きつつも、TPOに応じてその代用となる、マシンメイドのパンツもあったらとても便利ですし、精神衛生上も良いですねと。(笑)

私が普段お世話になっているSharonのマネージャM氏からは、手縫いのパターン・オーダーであるサルトリア・シャロンで仕立てて頂いているパンツは、手縫いをベースにしながらも日本人の職人さんがしっかりと縫製をしているので、クリーニングに出しても問題はない旨のお話は伺っております。

とは言え、チキンな私は・・・、夏場の代用パンツとしてマシンメイド(ファクトリーメイド)のパンツをワードローブに迎い入れてみました!

■安定の!?PT01 BUSINESS SUPER SLIM FIT
この度私が選んだのは、クラシコイタリア好きであれば知らない人はいないであろうパンツの専業ブランド、PT01(ピーティーゼロウーノ)です。

ロータは価格が高いので置いておくと、Incotex(インコテックス)とともにツートップをなすブランドが、PT01ではないでしょうか。

縫製強度と言う観点ではインコテックスの方がしっかりとしている印象がありますが、今回は自分が好んでいるスタイルに合わせて、ドレス感の強い雰囲気を持つPT01を選んでみました。購入したのは、この時期のジャケパンスタイルには欠かすことの出来ない、ライトグレーのウールパンツです。
夏場の代用パンツに揃えておきたい1本!?:PT01(ピーティーゼロウーノ) BUSINESS SUPER SLIM FIT_①

ヴァージンウールにエラステインが2%ほど混紡されておりますので、ストレッチ性は期待できますが、その分耐久性と言う観点では制限がありそう。それでも、夏場専用と言うことで割り切れば、数年間は安定して使えそうです。
夏場の代用パンツに揃えておきたい1本!?:PT01(ピーティーゼロウーノ) BUSINESS SUPER SLIM FIT_②

モデルは仕事においてもっとも使いやすい!?「BUSINESS」で、ワンプリーツ仕様。
夏場の代用パンツに揃えておきたい1本!?:PT01(ピーティーゼロウーノ) BUSINESS SUPER SLIM FIT_③

ちなみにエラステインが混紡されていることからもお分かりかもしれませんが、「SUPER SLIM FIT」とほっそり目。
夏場の代用パンツに揃えておきたい1本!?:PT01(ピーティーゼロウーノ) BUSINESS SUPER SLIM FIT_⑪

パンチェリーナの釦フライ仕様になれた私からすると新鮮な3点留めのジップフライ。
夏場の代用パンツに揃えておきたい1本!?:PT01(ピーティーゼロウーノ) BUSINESS SUPER SLIM FIT_④

ヒップのポケットは左右に1つずつついています。
夏場の代用パンツに揃えておきたい1本!?:PT01(ピーティーゼロウーノ) BUSINESS SUPER SLIM FIT_⑤

実際に穿いてみると、スミズーラをしたパンツに比べると腰回りのフィット感や安定感に欠ける点は否めません。パンチェリーナではなく3点留めですし、既製品なので、サイジングも踏まえて、そのあたりは比較してはいけない部分かもしれません。
夏場の代用パンツに揃えておきたい1本!?:PT01(ピーティーゼロウーノ) BUSINESS SUPER SLIM FIT_⑥

ヒップからワタリにかけてのたわみも、まぁ細かいことは・・・と言う感じでしょうか。
夏場の代用パンツに揃えておきたい1本!?:PT01(ピーティーゼロウーノ) BUSINESS SUPER SLIM FIT_⑦

それでも、ガンガン!?クリーニングに出せる!と言う安心感はありますし、ひと夏の代用パンツとしては(セールで購入したと言うこともありますが)、コストパフォーマンスの高い、納得のゆくお買い物になりました。

最近では温暖化の影響もあって、ちょっと前にはフランスで42度!?と言う異常気象に見舞われたことがニュースになっていましたが、スーツ発祥の地であるイギリスは北海道よりも北にあり、(本来)ロンドンでは夏場でも25度に満たず、湿度も日本のよりは低い気候のエリアです。

また、欧州の皇族貴族がひと夏を過ごしていたイタリアのナポリはロンドンに比べて温暖ですが、ナポリ仕立ての発祥は、そう言った上流階級の紳士が”ひと夏を過ごすためだけに仕立てた軽いジャケット”が、そのオリジンにあります。つまり、イギリスでもナポリでも、スミズーラ(ビスポーク)をした手縫いのアイテムに大量の汗が染みこみ、クリーニングが必要となるような環境条件はなかった、もしくは日本ほどは想定されていなかったように思います。

とは言え、気候に文句を言ってもしょうがないので、与えられた環境の中で楽しく、快適に、自分なりに服を愉しむことが出来るように、色々なものをうまく使い分けていければと思っています。