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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

CROWN(クラウン)DANCE JAZZ バレエシューズを購入!

こんにちは!
本日は、久しぶりの靴カテゴリ。ご紹介するのは、今までとはちょっと!?毛色の違ったアイテムです。

購入したのは、バレエシューズのCROWN(クラウン)DANCE JAZZ。あれ!?rm55はバレエをやっていたっけ!?と思われた方、いらっしゃらないですよね。(笑)もちろん、ファッションアイテムとしての購入です。

■CROWN(クラウン) MADE IN ENGLAND
日本のいくつかのセレクトShopの中でも取り扱いがございますので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。今回購入したのは、ダンス用のシューズ類の製造を得意とする、英国発のファクトリーブランドであるCROWN(クラウン)。ちなみに、創業は、あのノーサンプトン。

ノーサンプトントいえば、本Blogの中でもかなりの人気記事となっている、「紳士靴の聖地 Northampton(ノーサンプトン)を訪れる」でご紹介させて頂いた、紳士靴の聖地ですよね。

私も昨年イギリスに訪問した際に、ファクトリーに訪れており、ジョン・ロブのウィリアム2ブーツやエドワード・グリーンのチェルシー、ピカデリーといった靴を購入しておりました。

上記の記事中でも触れておりましたが、革靴の生産に恵まれた自然環境であるため、紳士靴に限らず、革靴、革小物のファクトリーが集まっているのかもしれませんね。

さて、話をクラウンに戻しましょう。
元は、上述した通り、ダンス競技者向けのシューズを生産していたようですが、そのクオリティと価格とのバランス、つまるところ、コストパフォーマンスの高さがファッション関係のバイヤーさんの目にとまり、近年は、カジュアル向けのシューズ生産も行うようになったと言います。

日本に上陸したのは今から3年前の2012年だそうです。スタイルが異なるからか、まったくのノーマークでしたが、オフの時に活用しているワイドパンツに合わせて、フレンチテイストを楽しむべく、手頃な値段のものを探しておりました。
無印良品リネン ワイドパンツ⑥
※無印良品のワイドパンツ

下記は、エムズブラックのリネン・ストライプ柄のワイドパンツ。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ_着用イメージ⑤

有名なのはレペットですが、そこまでちょっしゅうするスタイルでもございませんので、もう少し安価に、ということで思いだしたのが、昨年某セレクトShopで実物を見ていたクラウンだったわけですね。

ということで、実物をご覧頂きましょう。

■CROWN(クラウン)DANCE JAZZ バレエシューズの実物をご紹介
購入したのは、ホワイトカラーのバレエシューズ。非常にシンプルな表情と”つくり”です。私の中では、リラックスシューズ、という位置づけでしょうか。
CROWN(クラウン)DANCE JAZZ バレエシューズ①

女性には結構人気の模様です。
CROWN(クラウン)DANCE JAZZ バレエシューズ②

このペラペラ感がなんとも言えず、絶妙なのですが、しっかりした”つくり”の紳士靴に慣れてしまいますと、最初は、あまりの保護されていない感に、不安を覚えるような感覚です。(笑)
CROWN(クラウン)DANCE JAZZ バレエシューズ③

ブランド名の通り、王冠をモチーフにしたロゴ。MADE IN ENGLANDです。
CROWN(クラウン)DANCE JAZZ バレエシューズ④

ソールは、ゴムソール。
CROWN(クラウン)DANCE JAZZ バレエシューズ⑤

もちろんセメント製法ですが、素足の裏にこのゴムソールを貼りつけて、歩いているような感覚です。革も柔らかいですし、履き心地はリラックスそのもの。ただ、このソールなので、長距離を歩くには向いていないと思います。
CROWN(クラウン)DANCE JAZZ バレエシューズ⑥

ちなみにアッパーのシボ革は肉厚で、決して安っぽくはない印象です。
本Blogの読者様で、どの程度こういったシューズに興味のある方がいらしゃるかは不明ですが、個人的にはなかなか良いアイテムだと感じましたので、おススメです。
CROWN(クラウン)DANCE JAZZ バレエシューズ⑦

いわゆるクラシコイタリア的なファッションだけではなく、他のテイストも楽しんでみたい!という方がいらっしゃいましたら、ボーダー柄のカットソーに、リネンのリラックスパンツ、そしてクラウンのバレエシューズというだけでもフレンチな気分が手頃に味わえると思いますよ!?









Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツを購入!

こんにちは!
先日「Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケットを購入!」の記事でご紹介したアルフォンソ・シリカが、「ナポリ仕立て」のプレタポルテにおけるジャケット(スーツ)の最高峰!?であるとするならば、本日ご紹介するのは、「ナポリ仕立て」のトラウザーズ(パンツ)の最高峰(だと思っている・笑)である、Le Spade(レ・スパーデ)です。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ①

やはり職人による丸縫いのジャケットを購入すると、パンツもマシンではなく、同じように職人による丸縫いのパンツが欲しくなってしまうのが、人間の欲・・・。ということで、早速ご紹介したいと思います!

■1世紀を越えて受け継がれるもの
さて、本日ご紹介するLe Spade(レ・スパーデ)というブランド。聞き慣れない方も多いかもしれませんが、実はナポリで1世紀(100年)以上にわたって、パンツを作り続けてきたという伝説の!?職人家であるモーラ家のパスクワーレ・モーラ氏が1着1着、手縫いにて仕上げる、パンタローネのコレクション・ブランドなんです。

既に亡くなられたアントニオ・モーラ氏の後を継いだのが、パスクワーレ・モーラ氏なのですが、アントニオ・モーラ氏は、ナポリの名店ロンドンハウス(現在・ルビナッチ)において、あのヴィンチェンツォ・アットリーニ氏とともにスーツを仕立ててきた、伝説の職人です。

裁断した生地の地の目を、アイロンワークによって複雑に曲げて縫い合わせていくという作業は、恐ろしく生産性が悪い上に、非常に高度な技術を要するそう。この、何世代も続くモーラ家の試行錯誤の結晶が、まさに現在のモーラ家の当主!?である、パスクワーレ・モーラ氏が縫い上げるパンツへと受け継がれているわけです。

つまり、もともとビスポークしか生産していなかったモーラ家のパンツを、プレタポルテ(既製服)化したのが、本日ご紹介する、Le Spade(レ・スパーデ) というブランドなんですね。

私も書籍で読んで、モーラ家の存在は知ってはいたのですが、まさかプレタポルテのラインを手掛けているのはいざ知らず、ましてや、それがシャロンさんで購入できると知った時には、あまりの奇跡的!?な出会いに倒れそうになりました。(笑)

以前、あるアーティストの方とお話をする機会があったのですが、その方は、全ての作業を自分1人でこなすのではなく、日本の伝統工芸を扱う職人さんとチームを組んで、作品を作り上げることが多いと話しておりました。その時お話されていたことが、何とも印象的だったのです。

「私の作品には、それこそ、百年、二百年、千年という時を越えて培ってきた伝統や技術、英知が脈々と流れているのです。」

確か、そんな趣旨のお話だったと思います。
つまり、それぞれの職人が代々受けついできたものを一つの作品として結実させるとき、それは、職人が受け継いできたものを全て足しこんだだけの価値と言いますか、深さと言いますか、そんなものがあるのだと。

モーラ家のパンツもまさにそうですね。1人の人間が、その寿命(人生)の中で出来ることには、限りがある。しかし、そこで生み出されたものを、数世代に渡って受け継ぎ、ブラッシュアップし続けることで、一朝一夕には手にすることのできない価値が生まれるわけです。

■Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツの実物をご紹介
それでは、そんな伝説の職人家、モーラ家の手掛けたLe Spade(レ・スパーデ)のパンツをご紹介したいと思います。

購入したのは、春夏シーズンに使いやすい、ライトグレーのノープリーツ トロピカル・ウールパンツ。このように平置きしてみると、作りが立体的になっているので、随所にシワが寄ってしまうのです。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ②
※裾幅のみ1cmほど詰めて、17cmとしました。ダブル幅は4.5cm。

前見頃と後身頃の接合箇所は、見事なまでのハンドステッチ。とても柔らかい印象になりますね。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ③

スラントポケットのまわりもハンド仕上げ。ちなみにスラントポケットとは、斜めに切ってあるポケットのことで、手が入りやすいように、という実用的観点から考案されたものです。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ④

バックポケットの釦ホールもご覧の通り。
不均衡の美とはいったものですが、日本人の美意識にはかなりフィットするのではないか、と思っております。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ⑤

以前シャロンさんでス・ミズーラ(パターン・オーダー)した際のパンツと同じ、パンチェリーナ仕様。これでもかっ!と言う位に、ハンドで仕上げられていることが、こんな表情からもお分かり頂けるかと思います。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ⑥

サイズは44で、かなりフィットする感覚です。ただ、レ・スパーデもアルフォンソ・シリカと同じく、そのほとんどが職人の丸縫いによって仕上げられておりますので、サイズ感は入荷時期によって異なります。しっかりと、店舗で試着されることをおススメ致します。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ⑦
※172cm 59kg ウエスト76cm

極上の穿き心地は、今まで体験したことのないレベル。
極限まで副資材を省いており、非常に軽い感覚にしあがっております。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ⑧

パンツの中でも最も負荷のかかると言われている、股の縫い合わせ箇所は、力を逃がす、特殊な方法で縫われていると言います。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ⑨

こちらは後身頃ですが、こんなところに弧を描くようなダーツが。これも穿き心地に影響を与える、一つのディティールなのでしょうか。こういった代々受け継がれてきた技術を堪能できるというのは、大変に幸せなことだと思います。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ⑩

これも股の縫い合わせ箇所を表面からみたカットですが、後身頃が大分前にきているのがお分かりになりますでしょうか。きっと皆さんお手持ちのインコテックスなどのパンツと比較されてみると、その違いが分かりやすいと思います。実は、これ、穿き心地に大きく影響するディティールの一つなのです。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ⑪

ちなみにインコテックスのJ35の股の縫い合わせ箇所が、こちら。
この距離の短さ、つまるところ、後身頃の大きさが、インコテックスと比較して大きいのです。これが意味するところの秘密は!?追って、ご紹介したいと思います。
インコテックスJ35_股の縫い合わせ箇所

穿くときに気が付きましたが、手持ちの部分の釦ホールもハンド仕上げでした。本当にマシンを使っている箇所が見当たらない、職人パスクワーレ・モーラ氏による丸縫いされた”作品”なのだ、と感じました。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ⑫

ということで、1世紀以上も続くパンツ職人家であるモーラ家。100年以上に渡って思考錯誤を繰り返し、その代々受け継がれてきたパターン、縫製技術、アイロンワークなどの技術の結晶でもある、まさに芸術作品とも言って良い!?レベルのウールパンツのご紹介でした。

ちなみに気になるお値段は、なんと39000円(税別)!
マシンメイドのインコテックスやPT01も、ものによっては4万円オーバーが当たり前のご時勢ですから、個人的にはかなりお買い得な価格設定ではないかと思っております。

シャロンさんの顧客の方にも大人気のようで、大分サイズ欠けが発生しているようですが、そんな芸術作品とも呼べるパンツをチェックされたい!と言う方はお早めに・・・。
sharon_HP_le spade
※シャロンさんのオンラインShopは、コチラ





私も、ホワイトやコットンのベージュを所有する、PT01のNUSINESS。税込でも25000円ちょっとなら、ぜんぜんありですね。耐久性もありますし、パンツもうまく使いわけて楽しみたいところです。



チャコールグレーは、ジャスト税込25000円でした。



2015プレセール情報まとめ&セールで何を狙いますか!?

こんにちは!
本日は、2015年SSのプレセール情報のまとめと、今季のセールで狙いたいものなどをテーマに記載します。

まずは、既にサイドバー(PCでご覧の方のみ)のセール情報でも随時アップデートしていたので、チェックされている方も多いかもしれませんが、改めて2015年SSアイテムのプレセール情報を整理しておきます。ちなみに、本日や、明日まで、というSopも多いので、気になる方は、お早めにチェックされてください。

■2015年SSアイテムのプレセール情報まとめ【2015年6月21日更新!】
grandpere【NEW!】
ジェルマーノが豊富で30%Off!

Import select Piedi【NEW!】
6月20日よりプレ・セール開始!20~30%Off!+ポイント3倍

BOUNCE-UP
私の知る限り、最早で2015SSアイテムのプレセールを開始されました。しかも、昨晩から、なんと30%OFF!という本セールの値引き率へ。タリアトーレ、チルコロ、ボリオリ、グランサッソなど、日本で最も早い!?かもしれないセールは要チェックです!
【メルマガ会員セール開始!イザイアなどが、驚異の値引率!】

agio
プレセールというわけではないのですが、並行輸入品を扱うため、随時お買い得。特に、L.B.M.1911は、充実しており、ジャケットが47500円(税込)、ジレは20000円(税込)とお買い得。更に、フィナモレやバルバのシャツも2万円前半という価格は、本セールよりもお買い得な場合がありますから、チェックされてみてください!

モダンブルー
同じく、並行輸入を扱うShopですが、スーパープレセールとの名に恥じない価格のものが多いです。ただ、特に値引き幅が大きいアイテムは2015年SSの新作ではなく、全てキャリー品かと思います。しかし、定番的なアイテムは、正直パッと見ではまったく分かりませんので、サイズがあるうちに購入するのはアリですね!

ラグラグマーケット【プレ・セール第二弾開始!】
今回ダークホース的にプレセールを開始されていたのが、ラグラグマーケットさん。プロパー価格でも完売することの多いムーレーのSSアイテムなどが20%に!他にも人気ブランドの値下げ率拡大中!キャリー品の再値下げも6/19より実施しているので、是非チェックしたいShopです。

リタリオリブロ
新品や中古も扱うShopですが、今回値下げしているアイテムが多いうえに、更にポイント10倍(10%Off相当)というWで嬉しい企画を行っております。私が購入したRODAのチーフも値下げ、そしてポイントアップということで、非常に悔しい(笑)限りです。気になっていた方は、この機会に是非!

Import select Piedi
全てのアイテムではないですが、タリアトーレやL.N.M.1911、ガイオラ、チルコロなど、ジャケットなどを中心にプレセール価格になっております。人気のチルコロが早々にセール対象なのはすごいですね。

粋な着こなし
5/29 19時よりプレセールスタート!

AMALFI【NEW!】
新作がMax30%Off!

グローリーガイ【NEW!】
キャリー品中心に、30~50%Off!のセールを開始!

ジャケットリクワイヤード【NEW!】
会員対象シークレットセールスタート!
ジャケット・リクワイヤード_セールエントランス
※新規会員登録で、SALE参加可能!

GLOBER【NEW!】
サマーセールスタート!新作30%Off。キャリー品はMax70%Off!

HIGH FASHION FACTORY【NEW!】
Globerさんの、楽天市場Shop。新作30%Off。キャリー品はMax70%Offですが、ポイント10%還元はありません。

モダンブルー【NEW!】
MAX80%Off!6月19日、プレセールスタート!

■セールで何を狙いますか!?
さて、今季のセールですが、皆さんはどんなアイテムを狙っておりますか!?私は、年初の方針!?の通り、このSSは、ドレス系アイテムを中心に買い揃えてまいりました。

従って!?、このSSのセールではオフに使える(ドレス)カジュアルなアイテムをいくつか考えたいな、と思っている次第です。それでは、最初にrm55が気になっているアイテムを中心にご紹介し、後半では”お得な価格”のアイテムをメインにご紹介致します!

まずは、欲しかったけれど、プロパーでは購入できなかったリラックス系!?ジャケット。

パイル地ジャケットは、1枚あると週末に便利そうなので、チャンスがあれば捕獲したいアイテムです。COSI FAN TUTTE(コシファントゥッテ)のストライプなパイル地ジャケットは、恐らく!?ボリオリのドーバーがパターンのベース(私の勝手な予想)になっていると思われる、粋な着こなしさんのプライベート・レーベル!?プロパーでも4万円を着るので、セールならっ!?プレセールで既に3万円!(税別)



ドリュー アンド コー のパイル地ジャケットも、プロパーで3万円代とお買い得。ストライプはトレンドであるため、長く着れない、と考える方には、単色がおススメ。ホワイトは完売のようですが、ネイビーはありますね。ちなみに、ストライプでも、ブルー系であれば、マリンテイストということで比較的長く着れるのでは!?と思ったりしておりますよ。


さて、ラルディーニもニットジャケットなどを出しておりますが、個人的にはシャツジャケが気になります。プロパーで4万円後半なので、セールなら3万円前半くらいでしょうか。ただ、人気商品のようで、サイズが残ってないかな~・・・。


こちらもシャツジャケットですが、マリオムスカリエッロのものです。プロパーで58000円(税別)。やっぱりプロパーでもこのくらいの価格ですと、手は出しやすいのでサイズ欠けが大分発生中。素敵な発色のブルーですね。


そしてジレ。昨年ダブルブレストのエンメティのジレを購入しましたが、今年はショールカラーのダブルが気になります。正直、正統派ではないですが、1着あると色々と変化を出せるのかなと。タリアトーレの下記ジレは、既にプレセール価格ですね。


そして、気になるのがカプリシャツ。
かなり前からチェックしていたものの、気温の上昇とともに!?サイズ欠けが大量発生・・・。気になっていたブラウンカラーのマイサイズはほぼ完売。実店舗で在庫があれば捕獲したいですね~。


パンツではネイビーのチノパンが気になってます。下記は、カジュアルなシヴィリアの5Pパンツですが、なんと17800円(税別)というお買い得な価格。残りワンサイズなので、我こそは!?と言う方にはおススメです。


なお、ドレスパンツのネイビーも秋冬ものしか持っていないので、予算があれば買い足したいところです。GTAは、2万円前半と魅力的なプライス。しかもワンタックが入っているので、気分的にもぴったり!?


懲りないですが!?、パンツもドレス顔なんだけれど、リラックスなパンツが気になります。特に、本Blogでも散々ご紹介してきたヴィガーノは第一候補。下記も既にプレセールプライスで2万円代ですが、もうひと声!?欲しいところです。(笑)


さて、私がセールで狙っているのは以上のアイテムなのですが、以下は、これはお得!?と感じたアイテムを抜粋して、いくつかご紹介しておきますね。

まずは、スプリングアウター。
アスペジのMINI FIELD VENTOがなんと2万円代!夏などにキャンプなどに行かれる方は、1枚あると便利ですね。


先日アルフォンソ・シリカのネイビー・リネンジャケットを購入しましたが、ヘリンボーン柄でした。タリアトーレの一見デニムっぽく見えるこのヘリンボーン柄のジャケットはとても魅力的。しかもセール価格で、税別ですが、なんと5万円代!早い者勝ち!?


ジャンネットのシャツジャケ。カモフラといった遊び心のあるアイテムは、なんと2万円代。(税別)マイサイズは既に完売でした。。。


ちょっとドレスなドルモアのコットンカーディガン。15000円(税別)!という、お買い得なプライスです。残りわずかですので、お探しの方はお早めに!


そして、チルコロのスウェットパーカーは、なんと税込でも15000円を着る価格!サイズがあれば欲しかった1着です。


シャツも高くなりましたね~。マシンメイドの最高峰!?と言われるギローバーは、個人的にもお気に入りのブランドです。このリネンシャツは、ブラウンチェックの柄が気に入りましたが、2万円を切っておりますょ。


また、オフスタイルの代名詞!?的存在のデニム。PT05のデニムも税込2万円を切る価格!サイズがあえば、お買い得かと思います。


そして、今季欲しかったけれど、予算が不足して購入できなかったジャコメッティ のグルカサンダル。カラー限定ですが、なんと税込で5万円を切るという奇跡!?のお値段。明日から販売開始のようですので、気になる方はPCの前で待機する準備をお願い致します!笑。


最後は、お洒落ブロガーさん御用達のフィリップモデル。通常4万円以上もする、オトナのスニーカーですが、プロパーよりも1万円程度安く購入できそうです。他にもモデルがありましたので、狙っていた方はチェックされてみてください!


ということで、rm55の今年のSSで狙いたいセールアイテムと、お得なアイテムのご紹介でした。
素敵な価格の、素敵なアイテムと出会えますように!?

お金の持つチカラを、考える:iittala(イッタラ )のグラス AINO AALTO(アイノアールト)を購入

こんにちは!
本日は、「雑貨」カテゴリにも関わらず、「~を、考える」シリーズという、ちょっと珍しい記事となります。

■グラスを、割る
先日、本日購入をご紹介するイッタラのグラスであるアイノアールトを、嫁さんがおぼんから落として、割ってしまう、という”事件”が起きました。

もともと嫁さんは服にはそこまでの興味はないものの、食器やアクセサリー、花なんかには興味がある、ということは、以前もどこかで記載したと思います。

1881年にフィンランドで生まれたガラス製品メーカーであるiittala(イッタラ)も、嫁さんがお気に入りのブランドの一つです。シンプルでいてモダン、決して職人が手作業でつくりあげるものではなく、工業製品であるにもかかわらず、どこか温かみを感じるその表情は、私個人としても好きなブランドです。

イッタラには、そのデザインによっていくつかラインがあります。
例えば、私たちも使っているTeema(ティーマ)は、なんと1948年に発表された名作であるキルタ・シリーズに、そのデザインのルーツに持っていると言う、時の洗礼を受けた普遍的なデザインで、とても使いやすいです。



一方で、マルチストライプが特徴的なOrigo(オリゴ)シリーズは、ポップな印象ながら、絶妙なカラーリングで、意外にも様々な食器とあわせても違和感なく溶け込む、不思議な存在だったります。


そんな数あるイッタラの食器の中でも、もっとも最近仲間に加わったのが独特の波模様のようなリブが特徴のAino Aalto(アイノアールト)シリーズのグラスでした。


毎朝水を飲むのに使っていたり、おやつの時間にジュースを飲むのに使っていたりと、気軽に使えるデザインが気にいっていたようで、利用頻度が高いグラスだったのです。

ところが、冒頭に記述したように、おぼんから滑って落ちて、”ガッシャーン”という事態に。

嫁さんは、淡々と片づけておりましたが、やっぱりどこか寂しそうな目をしていたのが”忘れられず”、仕事や子育て頑張る嫁さんを応援しよう!?と、密かに買っておいたのです。

■お金のチカラを、考える
そんな密かに買っておいた、イッタラのアイノアールトのグラス。
ちょうど先週末に、ギフト用の包装もせず、そのまま嫁さんにプレゼントしました。
iittala(イッタラ )のグラス AINO AALTO(アイノアールト)①

すると、そこには想像以上の”はじける笑顔の嫁さん”が現れたのでした!

今回のイッタラのアイノアールトのグラスですが、2個セットで899円(税別)。1000円もしないわけです。それでも、こんなに嫁さんが喜ぶ姿を見たのは久しぶり(←いかんですね。笑)。
iittala(イッタラ )のグラス AINO AALTO(アイノアールト)②

それこそ誕生日や記念日には、今までもそれなりの金額のものをプレゼントしておりましたが、そういったものをプレゼントした時と同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上の笑顔を見ることができたのかもしれません。
iittala(イッタラ )のグラス AINO AALTO(アイノアールト)③

金額の問題ではなく、気持ちの問題だ、とはよく言ったものですが、それ以上に今回感じたのは、「お金って、うまく使えれば、ここまで人を喜ばせることができるんだな。」ということでした。

どうせお金を使うなら、人が喜ぶ度合いが大きい方が、使う側にとっても気持ちが良いですよね。そんな、「お金の持つチカラ」を、いかにして最大限引き出すのか。そんなことを考えてみるのも、たまには良いかもしれませんよ!?

ちなみに、今回購入したセットをいれるとグラスは3つに。1つは、娘用に使ってみようかなと思っています。もちろんまだ2歳ですから、手を滑らせて、割ってしまう可能性も多分にございます。
iittala(イッタラ )のグラス AINO AALTO(アイノアールト)④

でも、そんな時はきっと、ガラスは落としたら”割れて、壊れる”。そんなことを、このグラスは娘に教えてくれるでしょうし、そこで娘に生まれた感情が、この先人として生きる中で役に立ってくれれば良いと思っております。

さて、次回は気を取り直して!?、お得な情報ネタをテーマに更新したいと思います。


トレンドのストライプ柄パンツを穿いてみる!:m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ

こんにちは!
本日は、先日「m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツを購入!」の記事にてご紹介した、m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツの着用イメージをテーマにしたいと思います。

では、早速いきましょう。

■トレンドのストライプ柄パンツを穿いてみる
まずは、先日の週末に、家族で動物園に訪問した際のスタイルです。

その週は、相変わらず仕事が忙しく、その日の内に帰れない日々。ところが、土曜日の朝10時過ぎに起きるやいなや、嫁さんから「今日、動物園行くから。」という強烈な一言が(事前告知なしですょ)。正直もっとゆっくり寝ていたかったのですが、家族サービスもパパさんの勤め、ということで、眠たい体に鞭打って!?こんなスタイルで行ってまいりました。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ_着用イメージ①

かなり天気も良かったですし、動物園にジャケットや革靴はないでしょう、ということで、先日ご紹介した、エムズ ブラックのリネン素材を使ったストライプパンツを早速着用して出かけました。ちなみに訪問先は、横浜にある「よこはま動物園ズーラシア」です。

無印良品のガーゼ素材のシャツ(M)に、バナリパのWashTシャツ(S:ネイビー)、そしてトレンドでもあるエムズブラックのストライプ柄ワイドパンツ(40)に、足元はガイモです。天気は良かったのですが、無印良品のガーゼシャツは、気温調整に便利。暑ければ脱いで腰巻というスタイルを想定し、着用していきました。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ_着用イメージ②
※172cm 59kg ウエスト76cm

この日は、何を思ったのかベビーカーを忘れてしまったうえ、いつも以上に、娘の抱っこ攻撃にあいまして、早々に熱くなってしまい、腰巻をしておりました。しかし、ズーラシアに訪問したのは初めてでしたが、思った以上に広い!しかも最近新エリアがオープンしたようで、その広い園内を抱っこして歩くのは、相当に応えました・・・。笑。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ_着用イメージ③

それ以外のスタイル案としては、トップスにグランサッソのヘンリーネック(44)を持ってきて、無印良品のリネンカーディガンを肩がけ。ちょっとしたリゾート気分が味わえます。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ_着用イメージ④

無印のリネンカーディガンのかわりに、ブリッラのリネンジレ(S)なんかもいいですね。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ_着用イメージ⑦

そして、個人的にお気に入りのスタイルは、これまた数年前に購入した無印のバンドカラーのプルオーバーシャツ(M)。これもガーゼ素材で、かなりリラックスした雰囲気ですね。プルオーバーシャツは、滅多に着ないのですが、こんなリネン素材のワイドなパンツにはぴったりかなと。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ_着用イメージ⑤

一応アップ画像も掲載しておきますが、こんな雰囲気のシャツですね。ちなみに、今年はセールで良いものがあれば、カプリシャツなんかも欲しいなと思っておりますよ。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ_着用イメージ⑥

ということで、ジャパニーズブランドであるエムズ ブラックの、トレンドのストライプ柄を使ったワイドなリネンパンツを取り入れたコーディネートのご紹介でした。

正直、リラックスパンツと言えば、やっぱりタイトの方がお好みの方が多いのか、ワイドなパンツはあまり皆さまの反応がないように感じますが、リラックス感はかなりでますし、リネン素材は更に今の時期に最適ですのでおススメですよっ。






個人的には、幅広なストライプが旬な感じで気分です。ただ、ワイドパンツはちょっと、と言う方にはノティファイのコットンストレッチはオススメです。なかなか良い雰囲気かなと思います。



また、リングジャケットのシアサッカー素材のストライプパンツは、適度な幅で、長く着用出来そうですね。どちらも、踝丈くらいで穿くことをおススメ致します!


アイテムの”パワーバランス”を、考える

こんにちは!
本日は、コーディネート(スタイリング)に関する考察記事です。

ちなみに、先日「コーディネート」と「スタイリング」という単語が混ざってますが、使い方に意図はありますか!?という趣旨の、珍しい!?ご質問を頂きました。

ご回答としましては、「すいません、まったく意識しておりませんでした。」という内容だったのですが、スタイリストさんやShopのBlogなど、プロの方ですと、「スタイリング」と呼ぶことが多いようです。

ただ、私は素人ですし、Blogを仕事にしているわけではございませんので、意識せずに「コーディネート」と記載することもあれば、「スタイリング」と記載するときもあります。

とりあえず、私としましては、同じ意味で使っているつもりでしたし、意識して使い分けているのではなく、まったくの”気分”ですので、特にお気になさらずにお読み頂けば幸いです。

さて、では本題へ。

■コーディネートの3+1
以前、私がコーディネートをする際に気を付けているポイントについて記述致しました。下記3点ですね。

①シルエット(トータルバランス)
②カラーリング
③素材感

①のシルエットにつきましては、I型シルエット、A型シルエット、V型シルエットなど色々ありますが、トータルのバランスとして違和感がないか、という観点でチェックしているポイントです。

②のカラーリングは、たいてい3色以内で抑え、安定感を出すようにしていると。ただ、ホワイトは色のカウントからはずしたり、ブラウンカラーとベージュなど、グラデーションに出来る場合は、まとめて1色とカウントすることもあるので、あくまで目安程度だと記述しました。

そして、③の素材感については、季節の素材に注目したり、アイテムどうしの素材が”ケンカ”しないようにチェックする、ということがポイントです。

以上の3点を気をつけていれば、ファッショニスタ!にはなれないかもしれませんが、未熟ながらも私の経験上は、まぁそれなりに見えるのではないか、と考えているわけです。

しかし、最近この3つのポイントに加えて、「+1」のチェックポイントが加わろうとしております。

それは何か、と申しますと「アイテムの持つパワー」を意識する、ということです。正直、ファッションに興味のない方はもちろんですが、ある方におかれましても、rm55は何を言っているのだ!?と思われる方も多数いらっしゃると思うのですが、アイテムにはそれぞれ「パワー」がある、と思うのです。

このアイテムの持つ「パワー」の源泉はなんのか、自分でもよく分かっておりませんが、手縫いか、マシンかといった生産方法にもあるように思いますし、素材が持っている、とも思います。また一方で、カラー(色)がその源泉なのかもしれませんが、何しろ、あるアイテムと、あるアイテムを合わせた時に、パワーバランスが悪いと、”違和感”を感じることがあるのです。

なんだか、頭のおかしい人みたいに思われるかもしれませんが(笑)、一応自分では正常のつもりです。実際、そんな違和感を最近感じたコーディネートが、これからご紹介するコーディネートです。失敗事例を公開するファッションBlogもどうなのか、とも思いますが(汗)、恥は散々かいてまいりましたので、慣れっこです。(笑)

■アイテムのパワーバランスを、考える
以前、「スーツを単品使い!?」と称して、カルロ・バルベラのファブリックを使った、RING JACKET製スーツを単品使いした記事を公開致しました。

この時は、①バランス、②カラーリング、③素材感のチェックポイントを無事に通過し!?アイテムどうしの④パラーバランス、に対しても違和感がなかったのです。実際は下記のようなコーディネートですね。ただ、今回違和感を感じたのは、次にご紹介するコーディネートでした。
RING JACKET(リングヂャケット)CARLO BARBERA (カルロ バルベラ )フランネル ウィンドペンスーツ_ジャケット単品使い①

シャロンさんでス・ミズーラ(パターン・オーダー)したウール×モヘア混のジャケットに、オリアンのストライプ柄コットンシャツ(37)、フランチェスコ・マリーノのスクエアドット・シルクタイ、フランコ・バッシのペイズリーチーフ、インコテックスのウールパンツ(44:J35からお直し済み)、フェランテのエレガンテ(カーフ)。
アイテムのパワーバランスを、考える③
※172cm 59kg ウエスト76cm

写真ではお伝えするのが難しいのかもしれませんが、シャロンさんで仕立てて頂いたジャケットのパワーが強すぎて、オリアンのコットンシャツと、インコテックスのパンツのパワーが負けているように感じてしまったわけです。

上記でご紹介したリングヂャケットのスーツは、ジャケットの着丈が若干短めであるのに対して、シャロンさんで仕立てて頂いたスーツのジャケットの着丈は、クラシックな着丈。当初は、その数センチの差が与えるバランス感に違和感を感じているのかな、と思ったのですが、それだけではないようなのです。

シャツに感じる違和感は、襟周り。シャロンさんのジャケットのハウス・スタイルは、ラペル幅10cmという、男らしくてインパクトの強いラペルですが、オリアンのシャツは素材感、襟の形状が若干貧弱に見えてしまう。更に、インコのパンツは、シルエットなのでしょうか!?なんだかジャケットのパワーを支えるには、貧相に感じてしまうのです。
アイテムのパワーバランスを、考える②

こちらVゾーンのアップ。ジャケットのラペルに、シャツの襟がしっかりと入り込んでない、というだけではなく、だんかだシャツのパワーが不足しているような・・・。
アイテムのパワーバランスを、考える①

”考えすぎ”と言うご指摘がありましたら、まさにその通りなのかもしれません。
ただ、やっぱりファッションを楽しみたいと願うrm55にとりましては、そんなアイテムのもつ「パワー」にも耳を傾けながら、と表現するのがよいのか分かりませんが、気をつけながら、日々のコーディネートを考えていきたいと思うのでした。

なお、以前ダブルディンプルの画像が見えにくいとご指摘頂きましたので、本文とは関係ございませんが、アップをご紹介しておきます。ディンプル(えくぼ)を二つ作って、小剣をちょっとずらす、というのが気分です。
アイテムのパワーバランスを、考える_ダブルディンプル

決して私だけがアイテムの持つ、パワーの声を聞き取れる(笑)わけではない、(と言いますか、そもそも大きな勘違いかもしれませんが(汗))と思っております。もし、自分もこういったこと注意しているよ、とか、それってこういうことじゃない!?みたいのがございましたら、コメントやメッセージを頂けたら幸いです。是非、勉強させてくださいませ。




m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツを購入!

こんにちは。
先日、「ワイドなパンツが新しい!:無印良品リネン ワイドパンツ」と題しまして、新しい!?リラックスパンツとしてのご提案として、スウェットやリブパンツではない、ワイドなパンツをご紹介致しました。
無印良品リネン ワイドパンツ①

週末のリラックスタイムを、トレンドであるタイトフィッティングなパンツとは正反対である、ワイドなパンツで過ごすのはいかがですか!?という趣旨でございましたが、ご紹介したコーディネートはなかなかワンマイルウェアの域を出られていない。そのような中で、せめて隣駅位までいけるスタイルはないものか!?(弱気・笑)と思う中で、イメージに近いパンツがあったので今回購入した次第です。

■m's braque(エムズ ブラック) !?
さて、聞き慣れないブランドですが、実は日本発のブランドです。今年は日本発のブランドを応援する1人企画である、「一人・クール・ジャパン・プロジェクト」を推進しておりますが、下記に続く、第8弾のアイテムとなりますね。

①ペッレモルビダのボストンバック
②シャロンさんのス・ミズーラ(パターンオーダー)スーツ(生地は英国製)
③ココンのディエチピエゲ(10回折り)シルクソリッドタイ
④BEAMS Fのシャツ
⑤ヴィンツェンツォ・ディ・ルジェッロ製のリングジャケットのシャツ「企画」
⑥サルトレカミエのシューツリー「企画」
⑦HALISON(ハリソン)スーピマ ハイゲージ 平編 ロングホーズ
※「企画」と書いてあるものは、日本製ではなく、企画のみ日本という意味です。

エムズ ブラックですが、前身は2001A/Wシーズンに、松下貴宏氏がスタートした「BRAQUE」。その後、いくつかレーベルを発表されたようですが、2007S/Sシーズンにレーベルを統一し、「m's braque(エムズ ブラック)」とし、今にいたります。

「モードとクラシックの間のリアルクロージング」というコンセプトでスタートし、「表層的なデザインだけでなく、カッティングや流れる曲線を大切にし、着心地とデザインを両立。ヨーロッパ各地を回り、ヴィンテージやデッドストックなど現代では再現できない貴重なもの、意匠的な素材や付属を独自のパターンメイキングで表現する。」と言います。

実は先日「セレクトショップのオリジナル商品について、考える」という記事のネタを頂いたTOKYOlifeさんでは、取り扱いがあり、正直調べるまでは日本発だとは思っていなかったブランドなんです。

最初に気になったのは、このm's braque(エムズブラック) 2Bショールカラージャケット


なんだかショールカラーのアイテムが気になっており、そのような中で、見つけたのが上記のジャケットでした。結局購入には至りませんでしたが、なんだか新鮮な表情です。

それもそのはず!?デザイナーである松下貴宏氏は、パリにアトリエを構えていらっしゃるそうで、言わればフレンチなエスプリが効いている、と捉えられなくもないなと。

そのような出会いがございましたので、頭の中には「エムズ ブラック」というブランドは入っていたのですが、今回はたまたまトレンドであるストライプのリネンファブリックを使ったワイドパンツ探していたら、偶然にも新古品に近い「エムズ ブラック」のパンツがあったので、購入してみたのです。

■m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツの実物をご紹介
それでは、実物をご覧頂きましょう。
結構太めのストライプ。リネンならではの、”クタっ”という表情が気に入っております。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ①

裾幅は22cmと、無印良品のワイドパンツよりも少し細め。
しかし、17cmが主流のクラシコイタリアなブランドのパンツに比べると、ワイドですよね。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ②

カラーはブラウン×生成りという、なんとも絶妙な”ゆるさ”が感じられます。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ③

ストライプ幅の2cmと、結構インパクトがありますね。
ただ、カラーリングの影響もあって、そこまで”ド派手”な印象ではないのです。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ④

実はワンタック(インタック)もはいっていたり。と、こまかなディティールのつくりこみもあったりします。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ⑤

以前も書きましたが、普段見えないと箇所をみるとブランドの思想がわかります。
プロパー価格が違うので比較論は意味がないですが、無印良品の作りこみとは明らかに差がありますね。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ⑥

こちらもウエスト80cmと若干大き目のサイジング。リラックスパンツなので、ウエストに多少シワができるくらい絞って穿くようなイメージをもっており、今回はこれで良しとしました。ちなみにバックポケットは1つで、フラップがつきます。フラップの形状には、なんだかフレンチを感じてしまう自分がいたり、いなかったり・・・。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ⑦

麻(リネン)100%。これからの季節のオフタイムには活躍しそうです。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ⑧

ちなみに釦の雰囲気にもこだわりを感じます。
m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツ⑨

ということで、m's braque(エムズ ブラック) リネン ストライプ柄ワイドパンツのご紹介でした。タイトなパンツになれてしまいますと、裾幅22cmというスタイルには、”違和感”しか感じないかもしれませんね。

近日中に着用イメージもご紹介したいと思っておりますので、そちらをご覧頂き、「いいね!」もしくは、「アリかもな」と思って頂けたら、これ幸いでございます。ちなみに、4000円(税込)という破格のプライスでした。





ユーズドですと税込でも5000円程度ですが・・・



コードレーンのイージーパンツ。プロパーですと、結構値が張ります。


ジャケットは、衿の表情に独特の雰囲気がありますね。



RODA(ロダ)のウールシルクチーフをおかわり購入!

こんにちは!
先日、「RODA(ロダ)のウールシルクチーフ(ペイズリー柄)を購入!」という記事でご紹介したロダのウール×シルクのポケットチーフの質感が相当に良かったため、別カラーと模様のチーフを”おかわり”で購入してしまいました。よって、本日はそんな”おかわり”したチーフをご紹介したいと思います。

■青(ブルー)の魅力
さて、今季は何かと購入することが多いのが、ネイビー/ブルーのアイテム。特に、今季購入したスーツ、ジャケットは、図らずも全てネイビー系でした。

下記は1月に購入したガイオラのホップサックスーツ。
GAiOLA(ガイオラ)のホップサック織りスーツの着用イメージ①

そして、シャロンさんにてス・ミズーラ(パターン・オーダー)した、ウール×モヘアのスーツ。
Su Mizura(ス・ミズーラ)at Sharon_201505⑨

最後に、前回ご紹介致しましたアルフォンソ・シリカのリネンジャケット。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット①

ブルー(ネイビー)はもともと大好きなカラーでして、記憶を遡れば、小さい頃に戦隊もののヒーローで一番最初に好きになったのも、ブルーのヒーローだったように思います。(笑)幼い男の子であった私は、なんだか、ブルーが”カッコいい色”に思えてしかたかなったのです。

小さい頃に刷り込まれた感覚の影響、というのは恐らく大きいのだと思います。幼児から、少年、青年、成人へと成長し、よい大人になった私は、今でもブルーは好きなカラーの一つです。

ブルーの魅力の一つは、そのトーンの変化によって、様々な表情をみせてくれるところでしょうか。

ネイビーに近い色合いは、”凛”とした雰囲気を醸し出しますし、シルクのような艶感のあるブルーは、”知的さ”を、新婚旅行で訪れたイタリアはカプリ島の「青の洞窟」で見たような、鮮やかなながらも奥の深いブルーは”神秘的さ”さえ感じます。

そんな様々な表情を見せるブルーですが、上述した通り、今年は特に気になります。最近個人的に気に入っているブルー(ネイビー)と言えば、私がおススメのネクタイであるジュスト・ビスポークのシルクタイ。深い海のような色合いです。
ジュスト_ダブルディンプル①

しかし、そんなお気に入りのブルーのネクタイにあうようなチーフを持ち合わせていないのは、小物熱が高い私にとっては、気になっている問題でした。そこで、ブルー/ネイビー系のチーフをずっと探している中で、ロダのウールシルクの質感が気に入り、更にイメージに近いロダのチーフを見つけてしまいましたので、この度購入した次第です。

■RODA(ロダ)のウールシルクチーフ(ブルーカラー)の実物をご紹介
では、実物をご覧頂きましょう。
今回購入したのは、なんてい表現したら良いのか分かりませんが、こんな柄模様でした。当初は小紋柄を探しておりましたが、柄のホワイトの入り方が胸にさした時に良い感じに出るのではないか、と考えて購入を決意しました。
RODA(ロダ)のウールシルクチーフ_ブルー①

なんだか”手書きっぽい”雰囲気で、とても柔らかい印象です。
RODA(ロダ)のウールシルクチーフ_ブルー③

メローラのブラウンカラーのチーフ、先日ご紹介した同じロダのグリーンのペイズリーチーフ、そして今回のブルーのチーフとだいぶネクタイのカラーにあわせてチーフも揃ってまいりました。まだ素材までの合わせはパーフェクトまでは程遠い?ですが、それなりにネクタイの色を拾うことはできそうです。
RODA(ロダ)のウールシルクチーフ_ブルー②

チーフはそれこそ様々な”魅せ方”がございますが、私の場合、大抵適当につまんで、丸めて、突っ込むだけ!(笑)というラフな使い方をしております。従って、チーフの裏面まで見えることは多々ございますので、ハンド処理がしてあると、たとえ裏側でも、ふんわりした印象がでますので良いですね。
RODA(ロダ)のウールシルクチーフ_ブルー④

ロダのウール×シルクのチーフの風合いは、空気を含んだような表情がでるので、個人的にはかなりおススメです。
RODA(ロダ)のウールシルクチーフ_ブルー⑤

メローラのハリのあるシルクチーフとはまた異なる雰囲気ですので、合わせるネクタイによって、うまく使い分けたら良いのではないか、と考えております。
RODA(ロダ)のウールシルクチーフ_ブルー⑥

ちなみに、お気に入りのジュスト・ビスポークの花小紋柄に合わせると、こんな感じです。シャロンさんでス・ミズーラ(パターン・オーダー)したスーツに、ルジェッロ製のリングヂャケットのシャツ、ジュスト・ビスポークの花小紋柄のシルクタイです。
RODA(ロダ)のウールシルクチーフ_ブルー_利用イメージ①

ブルー/ネイビーのワントーンですが、ほど良くグラデーションカラーとなって良い雰囲気かなと。ナポリのシャツに、同じくナポリの香りのするスーツ、タイはフィレンツェとイタリア全土のコラボレーションといった感じでしょうか。
RODA(ロダ)のウールシルクチーフ_ブルー_利用イメージ②

ということで、おかわりしてしまったロダのウール×シルクのポケットチーフ。これで4320円(税込)というのは、かなりお買い得な印象です。チーフを探されている方や、これからデビューしようと言う方には、是非トライして頂きたいブランドですね。






こんな、淵の色が異なるチーフは、1枚で4つのカラーを表現できますので、便利ですね。



そんなに何枚も買ってられないよ!と言う方には、心強い見方です。(笑)



Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケットを購入!

こんにちは!
本日は、今季SSにおける”最大の大物”の一つを購入してしまいましたので、ご紹介したいと思います。

購入したのは、ナポリスタイルのスーツをハンドメイドを作りあげる最高級スーツブランドである、Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケットです。

■Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)とは
私が所有する数あるスーツ、ジャケットの中でも、プレタポルテ(既製服)として「ナポリ仕立て」を堪能することのできる、最上級のブランドの一つではないか、と思っておりますが、少しブランドをご紹介したいと思います。

Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)は、イタリアのテーラー学校を主席で卒業し、ナポリ・スタイルの薄い芯地使いと軽い着心地が特徴である、ナポリ・スタイルのスーツをハンドメイドを作りあげる最高級スーツブランドです。

今なお3名の職人によって、ビスポークと同じ工程を経て製作されたスーツは、「ハンドメイドならではの縫い目の強弱が、肌の一部になったかの様にまとわりつく感覚を生み出す」と言います。

3名の職人がフル稼働しても、1か月に生産できるスーツの数は、20着ちょっとだそうです。つまり、計算すると1人あたり1週間で1.5着程度縫い上げることになりますが、これも超絶的な技術力とスピードがなせる技であり、驚異的。ただ、その生産数の少なさから、取扱Shopもかなり限定的となっております。

私も試着をしたのは、Sharon(シャロン)さんが初めてでした。

マニカ・カミ-チャをはじめ、超絶技巧を駆使してでき上げるスーツ(ジャケット)は、シャロンさんに吊るしてある状態でさえ、まるで空気を含んだかのような軽さと風合いを醸し出しており、”明らかに”ただものではない、雰囲気を放っておりました。

■オーナーK氏による”ささやき”と、マネージャD氏の”入荷のご案内”に惑う!
実は、アルフォンソ・シリカのジャケットを初めて試着させて頂いたのは、今年の1月。今まで体験したことのないような、その異次元の着心地は、私がインポートファッションに出会って以来、もっとも衝撃的な出会いでした。

とは言え、セットアップでは30万円(税込)を越えるような価格帯ですから、おいそれと購入することはできない。そこで、私がパテック・フィリップのノーチラスを購入した時と同じように、秋冬に向けての貯金を始める決意をしたわけです。(笑)

そんな「アルフォンソ・シリカ貯金」を開始しだした直後のこと。少し前に開催したOff会にてシャロンさんに訪れた際に、オーナーのK氏から、「アルフォンソ・シリカの初夏もののジャケットが、もう少ししたら入荷しますよ。」という”甘いささやき”を耳にします。

そして、”見てはいけない”はずの発注した生地サンプルをPCで見せて頂いた私は、もう頭の中がシリカのジャケットで一杯になってしまうのです。(笑)

そんな折に、マネージャのD氏から「アルフォンソ・シリカ 入荷のご案内」連絡をご丁寧に頂戴致しまして、気付いた時には、入荷する週末の営業開始5分前に、シャロンさんの店頭に立っている自分がおりました。(笑)まさに、シャロンのオーナーK氏、そしてマネージャのD氏による連携プレー!?に、やられてしまったわけですね。

シャロンさんに入店したその後は、皆さまご想像の通りです。(笑)
では、実物をご覧頂こうと思います。

■アルフォンソ・シリカのリネン ヘリンボーン3BシングルJKTをご紹介
購入後、1回着用してしまったあとに、撮影し忘れていたことを思い出して、撮影致しました。従って、リネン特有のシワが既に入ってしまっておりますが、見た瞬間にナポリのジャケットだと分かるディティールと雰囲気かと思います。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット①

先日ご紹介させて頂きました、シャロンさんにてス・ミズーラ(パターン・オーダー)させて頂いたスーツのジャケットの衿まわりと同じような雰囲気を感じませんか?ワイドなラペル(幅9cm)、衿のダブルステッチ、そして美しくカーブするバルカポケットなど、これぞナポリスタイルではないでしょうかっ!?
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット②

素材はリネン100%ですが、ヘリンボーンという私の大好物!?な、柄であることも、購入を決断したポイント。最近は、こういったさりげない柄ものが気分なんですよね。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット③

ビスポークと同じ工程でつくりあげられるというアルフォンソ・シリカのプレタポルテ(既製服)のジャケットですが、そのほとんどが職人さんによる丸縫いだそうで、私が知っているブランドの中では、もっともその割合が多いのではないでしょうか。もちろんフラワーホールもハンドソーン。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット④

ジャケットの釦もなんとも言えない光沢感がありますが、”高級感”と言うよりは、”高品質感!?”と言った方が適切な雰囲気です。しかし、この釦のとめ方も初めて目にしました。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット⑤

こちらの袖付けですが、職人さんが縫製した雰囲気がビシビシ伝わるやわらかさ。この縫製をみながら、JAZZをBGMに、お酒を飲むことができそうです。(笑)
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット⑥

シンプルすぎるくらいのロゴ。完璧です。
しかもお気づきでしょうか、このロゴのタグさえも、ハンドで付けられております。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット⑦

今回私が購入したサイズは44。しかし、このサイズ表記にはある意味、度肝を抜かれました。工業製品ではなく、人の手が縫い上げたのですよ、と言わんばかりの風合いです。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット⑧
※私は172cm 59kgで今回は「44」でしたが、職人による丸縫いのため、シーズン毎に若干サイズ感が変化するようです。

そして今回は、袖の処理にもこだわってみました。本切羽であることはもちろんですが、あえて3つ釦の平置き、そして釦ホールはハンド仕上げと致しました。ナポリでジャケットを着ている方は3つ釦や、1つ釦で袖処理をしている方が多いそうですよ。ということで、せっかくなので、袖もナポリの風を感じるべく、ナポリ仕様に致しました!
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット⑨

上衿の付け方にもくぎ付けです。まさに、今となりで職人が縫い上げたばかり、かのような雰囲気です。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット⑩

かなり小ぶりなバルカポケット。シャロンさんのハウス・スタイルともまた異なる、独特の形状です。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット⑪

ポケットはパッチポケット。リネンの素材感とのほどよいカジュアル感のある組み合わせはいい感じかなと思います。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット⑫

そして、超絶的な袖付けであるマニカカミーチャ。パッドもなにも入っていないにも関わらず、ハンガーに掛けただけで、この立体的な丸みを帯びた形状になるのは驚き以外の何物でもございません。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット⑬

サルトリアならではの、”完璧すぎない完璧さ!?”が伝わる背中です。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット⑭

アルフォンソ・シリカ恐るべし。とんでもないブランドと出会ってしまったかもしれません。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケット⑮

ということで、プレタポルテながら、これぞ「ナポリ仕立て!」と評することができるジャケットには大満足。こちらも近日中にその着用イメージをお届できたらと思います。




ラティーノ好きの方にも是非お試し頂きたい、アルフォンソ・シリカ。きっと、度肝を抜かれることでしょう・・・!?



しかし、ラティーノは生地感も魅力的。こちらはフェルラっぽい生地ですね。



ナポリ仕立てに魅せられて:ナポリ仕立て ~奇跡のスーツ~

こんにちは!
本日は、「ナポリ仕立てに魅せられて」というタイトルで、最後に書籍紹介も兼ねたテーマでお送りしたいと思います。

ところで、この時期になるとセールが近くなるのでソワソワしますね。笑。先日、BOUNCE-UPさんが最早で!?2015アイテムのプレセールを開始したことはお伝えしましたが、これに続いてモダンブルーさんもプレセールを開始。AMALFIさんに至っては、本日18時より新作が10〜30%という値引率でプレセールを開始するそうです。

追って情報はまとめて行きたいと思いますが、そろそろ目ぼしいアイテムの整理をはじめた方がよさそうですね。ということで、本日の本題です。

■手縫いが気になる
さて、服が好きなインポートファッションファンの方が、必ずや通る道!?と言ったら過言かもしれませんが、行きつくと思われるのが、いわゆる”手縫い”のプロダクト。

ちょうど1年位前に「手縫い(ハンドメイド)か、マシン(ミシン)メイドか!?」と題しまして、チリエッロ製のリングヂャケットのオリジナルシャツをご紹介がてら、素人なりに、手縫いとミシンの違いに関する考察を加えておりました。



その記事の中で記載しました通り、極上の高級生地を使い、肩まわりや首周りなど、肌に触れる箇所を手縫いで縫製しているリングヂャケットの上級ライン、マイスターモデルのジャケットを試着させて頂いたのが、私がいわゆる”手縫い”処理を施したジャケットを初めて着用した最初の体験でした。

記事にも記載しておりますが、初めて”手縫い”を体験した時の感動と言いますか、衝撃は驚くべきものがございました。これが”手縫い”の凄さなのか、と素人ながらに感嘆した記憶は今でも覚えております。

この時の体験が、私の興味を、より”手縫い”といいますか、”職人による手仕事”に向かせるようになったように思っております。

■ナポリとの出会い
本Blogをご愛読頂いている方ならご理解頂けると思うのですが、2013年の12月にBlogを開始して以来、自分の興味の赴くままに、メンズファッションの歴史、ブランドの歴史、ジャケットやシャツの構造など、素人なりに少しずつではございますが、勉強してまいりました。

そして、そこで学んだことをベースとして、これは皆さんにも共有させて頂いたら、きっとご興味をもってお読みいただけるのではないか、と感じたことは記事として執筆してきたつもりです。

従いまして、”手縫い”に興味をもち、それを追っていくと、必然的に”手縫いの聖地”と言いますか、仕立て文化が今なお息づく街である、イタリアはナポリに行きつくことになります。

このことは、下記の記事でもご理解頂けるかと思いますし、
地図で愉しむ!?インポートファッション:前半
地図で愉しむ!?インポートファッション:後半

ナポリのスーツ(ジャケット)の素晴らしさを、皆さまにご紹介すべく執筆した記事として、先日下記の記事を公開させて頂きました。
ナポリを着て死ね!?:前編
ナポリを着て死ね!?:後編

もちろん”勉強”だけではなく、自らそのナポリのスーツ(ジャケット)を堪能し、日々使ってみるべく最初に購入したのは、ナポリ発のブランドであるISAIA(イザイア)。「ISAIA(イザイア)SAILOR ウール シルク ドネガルツイード ウィンドペーン 3Bシングルジャケットを購入!」という記事では、一目ぼれしたイザイアのドネガルツイードのウィンドペンジャケットを購入するまでの過程を赤裸々!?(笑)に記述致しました。
ISAIA(イザイア) SAILOR_ビジネススタイル①

その後も、同じくナポリ発のブランドであり、ここ数年爆発的な!?人気を誇るスティレ・ラティーノのジャケット。
Stile Latino(スティレ・ラティーノ )のブークレ調ウィンドペンジャケット_デニムスタイル⑤
※購入記事は、コチラ

名門であるKiton(キートン)グループに属するサルトリオ)のジャケットと、立て続けに”ナポリ”発のジャケットを購入。
JACOB COHEN(ヤコブコーエン) プレミアム エディション BUDDY(バディ)⑤
※購入記事は、コチラ

ナポリの手仕事の魅力と言いますか、魔力!?にとりつかれていくわけです。

もちろん、イザイア、ラティーノ、サルトリオといったブランドは、純粋なフルハンドのジャケットではなく、マシンメイドを随所に取り入れたプロダクトではございますが、ナポリの手仕事を感じることのできる素晴らしいジャケットだと思いますし、世界に「ナポリ仕立て」を知らしめたのは、手仕事とマシンを巧みにブレンドしたブランド達であったと思っております。

■理論ではなく、感覚の世界
私が服が好きな理由はいくつもあるのですが、その中の一つとしましては、”感動”や”驚き”、”ワクワクする”という気持ちと出会えることかな、と思っています。

「ナポリ仕立て」の特徴でもある”着心地”や”穿き心地”の良さだけではなく、他にも、うっとりしてしまう!?ような、”ドレープライン”や"シルエット"の素晴らしさ、そして、思わず目を見張ってしまうような柄や色、そして手触りといったファブリックの素晴らしさ。

そんなことに、日々感動できるものも、なかなかないなと。

まさに、理論、というよりは感覚の世界です。
日々ビジネスで”理論づくし!?”の生活を送っておりますと、そういった”感覚の世界”の魅力と言うのが、思いのほか自分の中で大きくなっていることに気付きます。

しかし、”感覚”というと、”理論”に対して、打ち勝つことのできない、なんとなく”フワっ”としたもののようなイメージがござます。そのような中で、「人間の”感覚”は”マシン”にも勝る!」ということを確信した本が、ようやく登場します!?「ナポリ仕立て Sartoria Napoletana -奇跡のスーツ」という1冊の本でした。
ナポリ仕立て ~奇跡のスーツ~①

「ナポリ仕立て」を追う中で見つけた本ですが、「ナポリ仕立て」の原型でもあるナポリを代表するサルトリア「ロンドンハウス(現・ルビナッチ)」から始まり、
ナポリ仕立て ~奇跡のスーツ~②

「ナポリ仕立て」を世界レベルに押し上げた「キトン」「イザイア」の最大の功績者の1人でもあるチェザレ・アットリーニ氏、
ナポリ仕立て ~奇跡のスーツ~③

ナポリの注文服(ビスポーク)界の大物が、その技術を学んだと言われる、「忘れられた天才・・・」、
ナポリ仕立て ~奇跡のスーツ~④

など、ブランドではなく、世界に躍進する「ナポリ仕立て」を創り上げてきた偉人という”人”にフォーカスをして、その歴史を遡って行きます。

さらに、ナポリの文化や手縫い仕事を取り巻く社会的環境の変化など、かなり網羅的に、「ナポリ仕立て」の光と影を、リアルに描き出しており、正直服好きと言いますか、「ナポリ仕立て」に魅せられた者の一人としては、驚きと感嘆とをもって、一気に読み進めてしまいました。

実際に購入したのは昨年ですが、今でも本を手にとって気になるページを読むこともありますし、私が執筆する記事の参考資料としても活躍してくれております。

この本は、2006年に第一刷が販売されておりますが、実際はBRIOという雑誌において、2001年3月号〜2003年9月号に寄稿された記事をまとめたものだそうです。従って、短編が集まったような構成なので、とても読みやすいです。

一方で、発刊された時期が時期ですので、いくつか情報は古いこともあるようですが、「ナポリ仕立て」の外観をとらえていく上では、十分すぎる情報量ではないか、と感じております。

今は残念ながら中古でしか購入できないようですが、クラシコイタリア好き、ナポリ好きにとっては非常に興味深い1冊だと思いますので、気になる方は是非チェックされてみてください!
→「ナポリ仕立て Sartoria Napoletana -奇跡のスーツ

■人間の欲は尽きない・・・
さて、ではなぜ昨年購入していた本を今頃になって”わざわざ”紹介するのだろう!?と不思議に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

イザイア、ラティーノ、サルトリオといったナポリの職人技を感じることのできるジャケットを着て参りますと、どうしてもナポリ職人の”フルハンド”のジャケットが着たくなる、と言いますか、試してみたくなる、という尽きない”欲”が人間という動物なのかもしれません。(汗)

ということで、明日は、そんなナポリの職人による”ほぼフルハンド”という、大物アイテムをご紹介したいと思いますっ!?