BEAMSの影響力はやっぱり凄い!?
こんにちは!
もう8月も終わりですね~。社会人になると夏が終わるのはあっという間。小さい頃の長かった夏休みがとても懐かしく感じます。とは言え、今年は家族や親せき総勢20人で大磯ロングビーチに遊びに行ったり、家族で花火を見に行ったりと、昨年よりも夏らしい遊びが出来たので、個人的は満足しておりますよ。
※大磯ロングビーチに行った際に、インスタグラムにポストした画像
ちなみに夏休みはまだ取れておりませんが、9月後半の連休に絡めてゆっくりする予定です。さて、そんな夏の終わりを感じる今日この頃ですが、本日はコラム的な内容でお届け致します、テーマは「BEAMS」!
■思えば隣にBEAMSがいた
さて、BEAMSと言えば、セレクトShopの老舗というか”元祖”であり、生まれたのは1976年と、私よりも年上の存在です。オープンした当時は、アメリカン・ライフショップというアメリカのインポートアイテムを販売するという位置づけだったようですが、これは創業者である設楽さんのアメリカ文化への憧れや、当時、海外といえば「アメリカ!」と言った時代背景が色濃く反映されているのだと思います。
そんなBEAMSですが、今ではアメリカン・カジュアルにとどまらず、様々なレーベルをもって、幅広いスタイルを展開されていらっしゃるのは、皆さんご存知の通りです。私が初めてBEAMSに訪問したのは高校生の時だったように思いますが、Shopのみならず、スタッフさんやお客さんも皆おしゃれだなぁと強く感じた思い出があります。
当時は「原宿に行く」=「BEAMSに行く」と言ったような感覚がございましたが、自分のファッション人生(と言えるほど大したものではございませんが・・・汗)を振り返ってみると、そこまでセレクトShopに通い続けた(買い続けた)記憶と言うのはございません。
以前も記載したかもしれませんが、高校生の時は古着がメインでしたし、大学生の時はコム・デ・ギャルソンやラルフローレンといったいわゆるブランドモノにハマっておりました。また、社会人になってからもBEAMSはじめ、セレクトShopで一通りの服を揃える、といったことをした記憶はないのです。
それでも、やっぱりBEAMSはいつの時代も自分の隣にいましたし、気になる存在ではありました。特にBEAMSは「ファッションの提案」というよりも、むしろ「ファッションを軸としたライフ・スタイルの提案」をしている印象が強く、雑貨やインテリアなども含めて、いつも”勉強をしに”行っているような感覚のShopでした。
そのようなことを思いだしてみると、インポートファッションを着るようになった、ここ数年間がもっとも”お付き合い”をさせて頂いてるのかもしれません。(笑)
■BEAMSの影響力はやっぱり凄い!
BEAMSのクロージング部門のカリスマ的リーダー!と言えば、中村達也さんですよね。ファッションの動向に関する洞察力と考察力、そしてそれらを分かりやすく解説されるコミュニケーション力には感服しております。
※通称「中村ノート」から拝借致しました。
以前も中村さんが監修された書籍はご紹介致しましたが、注目すべき!?は、中村さんのBlogです。そのカリスマぶりは大勢のファンがいるほどで、中村さんのBlogに紹介されると、瞬殺で売り切れるという伝説がございます。伝説というと、誇張しているように聞こえてしまいますが、これ事実です!
私は以前ボルゾネッラというブランドのデニムシャツの購入を検討したのですが、はじめて試着した際はいったん持ち帰り、購入しようと決めて次に訪問した際は、サイズがほとんど残っておりませんでした・・・。そんなに期間を開けずに訪問したのに、あまりの欠品の早さに驚くと、スタッフさんから「中村さんのBlogに紹介されまして。」というご説明が。
つまり、伝説を身を持って体験したわけです。
他にも、ここ最近中村さんが押していらっしゃるイタリアのミルであるフェルラ社の生地。ベビーアルパカの生地は有名ですが、サマーツイードなどの、他社ではあまり見ることのない、特徴ある生地が得意!?のミルですね。今ではエルネストやラティーノのみならず、リングヂャケットなど多くのメーカーがこぞって採用している生地ブランドです。
先日もBEAMSのオリジナルレーベルである、Brilla Per IL Gustoブランドで販売をしたフェルラの生地を使ったチェックジャケットが中村さんのBlogで紹介されたのですが、もともと人気だった上に、キャンセル待ちが二桁に達するなど、その凄まじいほどの影響力は相変わらず。
※中村さんのBlogより拝借致しました。
他社でも最近フェルラの生地を採用しているところをお見るけするに、目の付けどころがやっぱり良いのだなぁと感心致します、と私が言うとおこがましいですが、さすがイタリア本国のファッション関係者からも一目置かれているという存在であることを伺いしることができます。
また、BEAMSは中村さんだけではないんです。若きイケメン・ディレクターとして、ピッティのSnapなんかでも有名な西口さん。西口さんもBEAMS FのBlogを書かれておりますが、7月10日に今年のピッティで見られたシューズトレンドということで、「コンビネーションシューズ」を取り上げていらっしゃいました。
※BEAMS FのBlogより拝借致しました。
さらに、1週間後の7月17日には、数年前に人気を博したCHURCH'S(チャーチ)のキルト付きシューズであるSHANGHAI(シャンガイ)が改めて注目されているという記事が。
つまり、今年の2月に行われたピッティ88において、コンビシューズやキルト付きのシューズなどの装飾性の強い靴が注目されていますよ、という記事だったのですが、その後ほどなくすると、コンビシューズを取り上げたトレンドに敏感なBlogの記事やキルト付きのシューズの画像がインスタグラムなどでも流れてくるようになったのです。
偶然じゃない!?と思われる方がいらっしゃると思うのですが、この現象は今回だけではなく、何回も起きているんです!この事実を目の当たりに致しますと、もちろん今回がBEAMSのBlogによる影響だ!とは断言できないものの、やっぱりBEAMSさんの発信する情報が与える影響力ってすごいななぁと思うのですよね。
■ファッションの楽しみ方は人それぞれ
ファッションの楽しみ方というのは、本当に人それぞれだと思います。
自らのスタイルを構築し、それを楽しむ方もいらっしゃいますし、毎期のトレンドを中心にスタイルを組み立てて楽しまれる方もいらっしゃいます。また、中村さんと同じものを着たい!という、自分好みのスタイルの方を見つけて、その方をフォローアップするというファッションの楽しみ方もあるわけです。
どれが正解で、どれが不正解というのはありませんから、自分なりのファッションの楽しみ方を見つけられれば、豊かなファッション人生を送ることができるのではないか、と思っております。
ちなみに私は自分なりのスタイルを構築したい!と願いながらも、ほど良くトレンド感を取り入れ、今季のこれいいよね、かっこいいよね!?などと、服好きの方とその価値観を共有して楽しみたいと願う欲張りな人間ですので(笑)、今後もBEAMSさんの発信する情報の影響をほど良く取り入れながら、ファッションを楽しんでいきたいと思います!