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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

あえて挿し色を取り入れる!?:Drumohr(ドルモア)のウールハイゲージVネックニット

こんにちは!
本日は、「Drumohr(ドルモア)のウールハイゲージVネックニットを購入!」という記事にて、格安にゲットしたことをお伝え致しました、ドルモアのハイゲージニットを取り入れた着用イメージをご紹介致します。

■あえて挿し色を取り入れる
さて、今季のカラートレンドと言えば、「シック」という言葉に代表されるように、落ち着いたトーンのカラーリングが人気です。カラーコーディネートにおきましても、挿し色をあえて取り入れない、ワントーン系のコーディネートが大手セレクトShopを中心に、提案されておりますね。

私も、シックな色を中心に、あまり色を多く取り入れないカタチでトレンドを表現したりなどはしておりますが、これまでも、毎期毎期、常にトレンドを意識してきたわけではございません。
Sciamat(シャマット) ホップサック3Bシングルジャケット_着用イメージ④

好きなスタイル、カッコいいと思うスタイルをすることもモチロンありますので、今回も、あえてそんなシック全盛なカラートレンド、そしてワントーンコーディネートが大勢を占める中で、明るめのトーンを挿し色に使ったスタイルもしてみました。それでは、ご紹介したいと思います。

■グリーンの挿し色を取り入れる
まずは、サイズ感などをお伝えするために、シンプルな1枚のスタイルを。
今回のドルモアのニットはサイズ「42」です。下にカットソーを1枚着た上に羽織りますと、こんな着用感。パンツはソリードのカーゴパンツ(1)に、足元はNewBalanceの574です。
Drumohr(ドルモア)のウールハイゲージVネックニット_コーデ①
※172cm 59kg ウエスト76cm

元は、娘と一緒に過ごす日のカジュアル・スタイル用に活用する予定でした。と言うことで、現在はカジュアル仕様になっているボリオリのツイードJKT(42)、ヤコブのBUDDY(29)、足元はフェランテのタッセルローファーに合わせました。寒くなりますと、どうしてもダークトーンなカラーリングになりがちですので、トップスは淡い明るめのトーンにしてみました。
Drumohr(ドルモア)のウールハイゲージVネックニット_コーデ②

続いては、カジュアル目のビジネス・ルック。
イザイアのドネガルツイードのJKT(42)に、ヴィンツェンツォ・ディ・ルジェッロのウォッシュドコットンシャツ(37)、ジュスト・ビスポークのウール・ペイズリー柄タイに、RODAのチーフ、レ・スパーデのコットン・ストレッチチノに、ボナフェのローファーです。
Drumohr(ドルモア)のウールハイゲージVネックニット_コーデ③

普段ここまで色を取り入れることはないのですが、チャレンジ・コーデということでやってみました。ドルモアのニットだけが、やっぱりトーンが少し明るめなので、挿し色っぽく入っておりますね。
Drumohr(ドルモア)のウールハイゲージVネックニット_コーデ④

今度はジャケットをアルテアのグレンチェックJKT(42)に変更し、パンツも同じくレ・スパーデのネイビーカラーのチノに変えてみました。こちらのカラーコーディネートも自身初だと思います。どうしてもいつも同じようなカラーリングになってしまいますので、色々と試してみて!?、良さそうなものをリアル・ライフに取り入れております。(笑)
Drumohr(ドルモア)のウールハイゲージVネックニット_コーデ⑤

パンツをウールパンツにすれば、よりビジネスらしいスタイルとして使えるかもしれませんね!
Drumohr(ドルモア)のウールハイゲージVネックニット_コーデ⑥

と言うことで、トレンドはトレンドとして頭に入れながらも、自らのスタイル探しの旅も、続けていきたいと思っております。

皆さんは今期のAW、どんなカラートーンやカラーコーディネートに注目しておりますかっ!?是非、こんなカラーリングが注目ですよ!などのおススメあれば、是非参考にさせて頂きたいのでご教示くださいませっ。








ニット・ジレがいいんですっ!:Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ

こんにちはっ!
本日は、先日BEAMSさんのダブル・ポイントデイにあわせて購入致しました、Gran Sasso(グランサッソ)ハイゲージウール・ニットジレの着用イメージをお届けしたいと思います。

自身”初”のニット・ジレとなりましたが、結論から申し上げますと、これおススメですっ!

■ニット・ジレにチャレンジ!
さて、本日は早速着用イメージをご紹介したいと思います。
お決まりのコーディネートですが、ヴィンツェンツォ・ディ・ルジェッロのウォッシュド・コットンシャツ(37:サックス)に、ジュスト・ビスポークのウール・ペイズリー柄タイ、レ・スパーデのウールパンツ(44)、そしてエンツォ・ボナフェのローファーです。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ_着用イメージ①
※172cm 59kg ウエスト76cm

今回のグランサッソのニット・ジレですが、サイズは42から展開されており、最小サイズでも着用は可能でした。ただ、着丈のバランスがこちらの方が好みでしたので、今回は44をセレクトしております。バックスタイルの丈の長さも良いですね。ちなみに、一般的なジレの丈の最適な長さとしては、ベルトが隠れるくらいだと言われております。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ_着用イメージ②

購入した記事にも記載しましたが、形を維持する個所は2重になっておりますので、綺麗に体にフィットしつつも、ジレとしての形状を維持しております。非常に良いバランスだと感じておりますが、いかがでしょうかっ!?
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ_着用イメージ③

こちらにシャマットのホップサックJKT(42)を羽織ります。
実際は微妙に色のトーンが違うのですが、この画像だとその違いが分かりにくいですね・・・。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ_着用イメージ④

ハイゲージのため、ドレッシーなアイテムとの相性も良いですし、ビジネス・スタイルを中心に、活躍してくれそうです。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ_着用イメージ⑤

■ニット・ジレの魅力
さて、個人的には初挑戦となったニット・ジレですが、非常に使いやすい、という印象です。通常スーツでもスリーピース(ジャケット・ジレ・パンツ)が基本であるとは、以前も記載しましたが、ジレをいれるとフォーマル度、ドレッシー度が一般的には上がるため、取り入れることに躊躇される方も多いと聞きます。

しかし、ニット・ジレですと、カジュアルな印象が強くなりますし、カーディガンの延長線上!?という感覚で、取り入れやすいのではにないか、と感じております。

また、ジレ使いに慣れていらっしゃる方につきましても、ニット素材独特の柔らかさを出すことができますし、1枚あると非常の重宝するのではないか、と言うのが個人的な感覚です。

今回ご紹介したグランサッソのニット・ジレであれば、前見頃のボトムラインがフラットではなく、ジレっぽく処理されておりますので(名称をご存知の方、教えてください!)、ほど良くダンディな雰囲気をプラスできるのではないか、と考えております。

気になる方は是非、BEAMSさんの店頭に訪問し、チェックされてみてはいかがでしょうか!?
試着してみると、思いのほか取り入れやすいことを実感頂けるかと思いますよっ。






フラットなボトムラインがお好きな方は、フラットなモデルもありました!




E. MARINELLA (エウジェニオ マリネッラ)の小紋柄トレ・ピエゲのネクタイを購入!

こんにちは!
前回ネクタイについて熱く!?語ったところで、本日はもう1本ネクタイをご紹介しておきます。

購入しましたのは、自身3本目となるE. MARINELLA (エウジェニオ マリネッラ)。ただ、もともと所有していた2本はセッテ・ピエゲ(7つ折り)なのですが、今回購入したのは今や最もスタンダードな仕様であるトレ・ピエゲ(3つ折り)です。

なお、本日ご紹介致しますのは、2015年AWの新作ではございません。もともと探していた色と柄(雰囲気)のネクタイを、運よく新品がYahoo!オークションにて格安に販売されているのを見つけ、購入致しました。ちなみに少し前に購入しておりますが、9000円しませんでしたよ。

■ナポリの遺産
さて、何やら気になるサブタイトルですが、マリネッラのネクタイを「ナポリの遺産」と評し、絶賛していたのは故・落合正勝氏。以前「スーツの正しい着こなし方、ご存知ですか!?」という記事でご紹介した書籍「男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで」の著者であり、”クラシコ・イタリア”という言葉を日本に初めて紹介した方として著名なお方です。

ちなみに落合氏のネクタイのコレクションは、なんと1000本にも及び、マリネッラについても日本に正規代理店がなかった頃から、イタリアで買い求めていらっしゃったと言いますから、相当の目利きだったのですね。

なお、MEN’S EX Onlineには、氏の功績をたたえるとともに、落合氏が愛したものたちの資料的価値を残すべく「落合正勝ミュージアム」を開設しております。ネクタイは、マリネッラの他にはタイユアタイを選ばれておりますが、どちらも素晴らしいネクタイだと思います。

上記にご紹介した落合氏の書籍ですが、その語り口に好き嫌いはあれど、私が感心致しましたのは、自らの経験をもとに、信念を持って語っておられる点でした。

なんとなく評論家やジャーナリストと言いますと、私の勝手なイメージで申し訳ないですが、ブランドやメーカーから接待を受け、自分の信念を発信する、と言うよりは、ブランドやメーカーの一広告機関、というような存在のように思っておりました。(もし、そういったご職業の方がいらっしゃったらもうしわけありません!無知に乗じてお許しください。)

しかし、落合氏の上記著書は、自らの身銭をきって購入をし、本当に良いものがどういうものか、クラシックはなんたるかを、肌身をもって身につけていらした方だとお見受けしたのです。従って、主張される内容も、実体験をもって語っておられるので、良い悪い、好みなどは置いておいて、説得力があるのです。

そんな落合氏が愛したネクタイであるマリネッラ。
私は今期のファミリーセールで初めて購入し、着用してみましたが、確かに素晴らしいネクタイです。特にインターナショナルなスーツであるダルクォーレや、シャロンさんにてス・ミズーラ(パターン・オーダー)させて頂いたスーツに合わせるとしっくりきます。

正統なクラシックなネクタイと落合氏が評していたサイズと合致し、幅広である大剣。
良質な天然素材を使い、シワが入りにくく、ほど良い締め心地である芯材は、氏が良いネクタイの条件にあげるポイントをどれもクリアします。

まさにマリネッラは、正統なクラシックの血筋を引く、「ナポリの遺産」なのかもしれません。

■実物をご紹介
それでは、そんな「ナポリの遺産」である、マリネッラのネクタイをご紹介致します。
E. MARINELLA (エウジェニオ マリネッラ)の小紋柄トレ・ピエゲのネクタイ①

購入しましたのは、こんな渋い抹茶カラーのグリーンの小紋柄のネクタイです。グリーンは好きなのですが、若干チャレンジカラーでもあるためか、どうもセールなどでお得に購入することが多いですね。
E. MARINELLA (エウジェニオ マリネッラ)の小紋柄トレ・ピエゲのネクタイ②

個人的にグッときたのが、この小紋柄。
グリーンのベースカラーに絶妙なサイズとカラーリング。探していたイメージにぴったりでした。
E. MARINELLA (エウジェニオ マリネッラ)の小紋柄トレ・ピエゲのネクタイ③

裏地ありのトレ・ピエゲ(3つ折り)。
やっぱりセッテ・ピエゲ(7つ折り)に比べると、触った感じのボリューム感が違いますし、締める心地良さも劣ります。ただ、ノットの形や、ディンプルの造詣が美しくきまるのは、さすがマリネッラ、という印象でした。
E. MARINELLA (エウジェニオ マリネッラ)の小紋柄トレ・ピエゲのネクタイ④

いつも「悩めるトルソー君」では、なんなので、たまには自撮画像で。
いかがでしょうか!?なかなか良いディンプルの表情だと個人的には思っております。
E. MARINELLA (エウジェニオ マリネッラ)の小紋柄トレ・ピエゲのネクタイ⑤

やはり時の洗礼を経て、多くの人に支持されるものというのは、間違いのないものが多かったりするのかもしれません。マリネッラも、そんなマスターピースの一つかなと思います。

ネクタイに興味がない、と言う方は、是非「ナポリの遺産」と評されるような、マスターピースなブランドのネクタイを締めてみてはいかがでしょうか!?もしかしたら、ネクタイに持っているイメージが、それこそコペルニクス的に転換してしまうことが、あるかもしれませんよ!?





マリネッラではありませんが、タイユアタイのトレ・ピエゲが新品で8000円代というのは驚きです!



ネイビーのソリッドタイも8000円代・・・。


タイユアタイのスフォデラータ(裏地なし)も試してみたいネクタイの一つです。



Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)ウール・ペイズリー柄ネクタイ(ドディチ・ピエゲ仕様)を購入!

こんにちは!

本日は2015年AWの第6弾アイテムのご紹介です。それも、ドレス・アイテムの中では私にとっては本命のブランドであり、アイテムでもあるGiusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)のドディチ・ピエゲ仕様(12折)のネクタイです。

■好きなモノは、細分化して考える
私は以前、と申しましても、2013年ごろまでは、ネクタイは投資の対象外アイテムでした。対象外、と言ってしまうと語弊がありますが、基本的にはセールで買いそろえる程度の脇役中の脇役アイテムという認識だったことを、ここに告白致します。

しかし、仕事においてスーツを着用する機会が増え、必要に応じてネクタイを買いそろえる中で、これほど奥が深いアイテムもないのではないか!?と思うようになりました。そのきっかけの一つは、ルイジ・ボレッリのネクタイとの出会いです。ボレッリのネクタイの締め心地の良さに大変驚き、締め心地の良いネクタイをすることの快適さを知りました。

このことは、これまでも記事にしておりますし、勢い余って!?下記のような記事を執筆していることからも、ご理解頂けるかと思います。ちなみにボレッリは今でも好きなブランドの一つです。
・「LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のネクタイは、なぜ締めやすいのか?:前半
・「LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のネクタイは、なぜ締めやすいのか?:後半

ところで、初めて会う人がどんな人かを判断する際に、その人がどんなことを”分節”しているか、をよく観察すると良い、とはどこかの記事でも書いたことですね。ちなみに、”分節”とは「全体をいくつかの区切りに分けること」という意味ですが、簡単に言うと、どんなことを”細分化して捉えている”か、と言い代えても良いのかもしれません。

人は自分の興味のあることは、細分化して捉えるようです。例えば、車好きの方は、メーカーやモデルだけではなく、エンジンがどうのだとか、外装の造詣がどうのだとか、色々と”細かく”車を捉えていますよね。

一方、車に興味のない方は、車はあくまで移動手段の一つであって、メーカーと車種だけでも分かれば良い方かも知れません。
これと同じことを様々な事象に当てはめて考えることができるのです。

アイドル好きの方は、自分の好きなアイドルグループ、例えばAKB48であれば、AKB48のメンバーに誰がいるというのを恐らく知っているでしょう。もっと凄い方は、メンバーの細かいプロフィールまで細かく把握していらっしゃるかもしれません。しかし、私は残念ながら、興味がないので、主要なメンバー以外、名前さえも知らないわけです。(汗)

これらの例えと、ネクタイも一緒です。
ネクタイに興味がない方にとっては、仕事の時に首に”とりあえず”ぶら下げるもの、程度の認識、かどうかまでは分かりませんが、少なくとも、1万、2万円と言ったお金を投資することの意味を、きっとご理解いただけないと思うのです。

しかし、ネクタイを好きな方であれば、柄や素材、何回折りのものか、スフォデタータ(裏地なし)仕様か、そうでないのか。スリップステッチはあるのか、ないのか。また、芯地がどんな硬さで、締め心地がどうなのか。ディンプルは立体的に決まるのか、などなど、気になる点を、細分化して捉えているわけですよね。

私も”大のネクタイ好き”になってしまいましたので、大物アイテム以外、シーズン毎に最も気になるアイテムは、ネクタイだったり致します。

なお、個人的には、柄や素材、締め心地は当然気にするポイントですが、特にディンプルの造詣や歩いた際のネクタイの奏でる表情と言うのが、とても気になるネクタイ・マニアです。(笑)

同じ結び方であったとしても、ノットのカタチや表情、ディンプルの造詣には人の個性が反映されますので、そこに、その方の人間性と言ったら大げさですが、個性を見出すことができるわけです。いやはや、ここまでいくと、ちょっと病気かもしれません。(笑)が、好きなモノは好きなんですよね。。

と、最後はくだらないお話になってしまいましたが、そんな”大のネクタイ好き”の私が、現在最も気に入っているブランドが、シャロンさんで出会った、Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)。フィレンツェの名店であるLiverano & Liverano ( リベラーノ & リベラーノ )の店主、アントニオ・リベラーノ氏の甥っ子である、ルカ・ ジュスト氏が立ち上げたブランドですね。

何が、どんなにすごいのか!?につきましては、気にる方は是非過去ログを探ってみてください。小物カテゴリに過去の記事は分類しておりますし、PCビューの方は、右上にある検索ウィンドウでも検索が可能です。

■Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)ウール・ペイズリー柄ネクタイの実物をご紹介
さて、そんな無駄話!?はここまでにして、実物をご覧頂こうと思います。

2015年のAWは、とても魅力的な柄や素材のものが、シャロンさんにはたくさん入荷しており、正直全部欲しいくらいでした。(笑)その魅力的な選択肢の中で、悩みに悩んだ末に選んだのが、このペイズリー柄のネクタイです。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)ウール・ペイズリー柄ネクタイ①

ジャケットやシャツ、パンツなどは、素材や製法にこだわったサルトリア系のシンプルなものを買いそろえておりますので、ネクタイにはちょっと遊びを取り入れたい、と言うことで、珍しくペイズリー柄を購入しました。シルクですとちょっと派手になりそうですが、ウール素材なので色のトーンが落ち着いて、シックなのが良いですね。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)ウール・ペイズリー柄ネクタイ②

ジュスト・ビスポークの取扱は、恐らく日本ではシャロンさんだけだと思います。
ドディチ・ピエゲ(12折)仕様ということで、スカーフのように広がってしまうのを抑えるために釦が付いております。そこには、「PER SHARON」と、シャロンさんのエクスクルーシブ・モデルであること物語る刻印がなされております。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)ウール・ペイズリー柄ネクタイ③

裏の釦を撮りますと、ご覧のように柔らかく畳まれ、手作りで仕立てられたことを確認することができます。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)ウール・ペイズリー柄ネクタイ④

ジャケットのラペルの表情が柔らかいものには、どんぴしゃでハマるジュスト・ビスポークのネクタイ。裏地が付いており、マリネッラのような威風堂々としたネクタイも良いですが、こんなふんわりした表情を見せるネクタイも良いですね。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)ウール・ペイズリー柄ネクタイ⑤

最近は私より先に色々なアイテムを身につけることの多い「悩めるトルソー君」。ちょっと嫉妬でございます。(笑)ただ、皆さまにイメージをお伝えするという重大な任務は完璧に!?遂行してくれているので、良しとしましょう。

以下のコーディネートは、シャマット創業者であるニコラ・リッチ氏の着こなしをイメージしてみました。(笑)ジャケットはシャマットのホップサックJKT、シャツはヴィンツェンツォ・ディ・ルジェッロ、グランサッソのニットジレをはさみ、チーフはAD56のリネンチーフです。ヴィンテージ・ライクなシックなペイズリーがポイントです。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)ウール・ペイズリー柄ネクタイ⑥

ネイビーのワントーンに、ペイズリータイで花を添えて。(笑)
個人的には描いていたイメージにピッタリで、大変満足しておりますよ。ウールのウォーム感溢れる表情も良いですね。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)ウール・ペイズリー柄ネクタイ⑦

うーん、エレガントっ。
このコーディネートをした「悩めるトルソー君」を脇に見ながら、JAZZとウィスキーで素敵な時間が過ごせそうです。(笑)
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)ウール・ペイズリー柄ネクタイ⑧

語った割には、こだわりのあるディンプルが上手くつくれませんでした・・・。
人のネクタイを締めるって、なんか慣れないのですよね。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)ウール・ペイズリー柄ネクタイ⑨

ということで、最もお気に入りのネクタイである、ジュスト・ビスポークのウール・ペイズリー柄ネクタイをご紹介致しました。なお、お値段は29500円(税別)と少々お高めですが、使われている素材や生産工程、またドディチ・ピエゲ(12折)という仕様を考えれば、かなりコストパフォーマンスの高いネクタイだと思います。

今回も一つの柄につき、2、3本(生産の関係で)ということですから、気になる方は是非急いでチェックされてみてください!

・Sharon Shop info
107-0062
東京都港区南青山6-6-21 グロービル青山1、2F
Online Shop
Tell:03-6418-5131(受付時間:12:00〜20:00)
Mail:info@sharon-shop.jp







Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレを購入!

こんにちはっ!
本日は、2015年AWの第5弾アイテムをご紹介致します。

購入しましたのは、自身”初”となりますニット・ジレ!
ブランドは、タイトルにもありますようにグランサッソです。SDIさんに代理店が変わってからは、多くのセレクトShopで見かけるニット専業のブランドですね。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ②

■出会い(ご縁)を大切に!?
実は、今回購入しましたのは、かなり久しぶりの購入となりましたBEAMSさんです。

先日、「Ambrosi(アンブロージ)がやってきた!:ビスポークオーダー会 at strasburgo 東京ミッドタウン店」という記事において、久しぶりにミッドタウンに訪問したことを記述致しました。

ISAIAの直営店に訪問した際には、他のShopを見る時間がございませんでしたので、BEAMSさんにも訪問できておりませんでした。そこで今回はストラスブルゴさんやBEAMSさんに足を伸ばしたわけですが、その際、昨年のAWにスティレ・ラティーノのブークレ調ジャケットを購入する際などにお世話になった担当者さんと再会したのです。

ラティーノのジャケット購入後も何回か訪問はしておりましたが、お会いすることが少なく、「お久しぶりですねぇ。最近お見かけしませんが、他のShopで購入されていらっしゃるんじゃないですかっ!?(笑)」などと、突っ込みを頂いてしまいました。(汗)

訪問させて頂いた日は、BEAMSさんでは最も商品が動くタイミングの一つであるという、ダブルポイント・デイが近かったので、2015年AWの新作のご紹介などを色々と頂きました。その中で、最もグッときたアイテムが本日ご紹介するグランサッソのニット・ジレなんです。

ちょうどBEAMSのポイントも貯まっておりましたし、ななかな訪問出来ない上、色々と良くして頂いたこともございましたので、マイサイズを取り寄せて頂き、ダブルポイント・デイに合わせて購入致しましたっ!ネットにおいてクリック一つでモノが簡単に買えてしまう時代ではありますが、リアルにおける人の繋がりといいますか、出会い、ご縁は大切にしてまいりたいと思っております。

それでは、ご縁のあるスタッフさんからおススメ頂き、購入するに至ったグランサッソのニット・ジレをご紹介したいと思います。

■Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレの実物をご紹介
購入しましたのは、こんなベーシックなネイビーカラーのニット・ジレ。他にもダークネイビーやブラウン、ボルドー、そしてグリーンなど、何種類か色があって悩んだのですが、AWもののジレの色で現在所有しておらず、汎用性が高いネイビーカラーのジレをセレクト致しました。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ①

フロントのポケットは、片玉縁仕上げ。
バランス的にも片玉縁の方が良い気がしております。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ⑤

また、釦には光沢感があり、上品な印象です。カジュアルな印象のニットの風合いに、良い塩梅で、エレガンス的なエッセンスを加えてくれている気が致します。やっぱりフロント釦は重要ですからね。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ⑥

また、気に入った3つのポイントのうちの一つが、このボトムライン?の仕上げ方。フラットではなく、しっかりとジレ感を感じるあたりに、グッときました。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ⑦

そして、こちらはバックスタイル。
バックスタイルにも気に入った箇所がございます。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ③

それがこちら。ちょっと幅広のリブに加えて、つまんでギャザーを作っておりますので、このあたりのディティールはかなり刺さりました。なんか、この仕上げにエレガンスを感じたのですよね。(笑)
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ④

ニットジレなので、このように1枚仕立てなっております。
ニットですと柔らかいので、ジレとしてのカタチの維持が難しいように思うのですが、気に入った最後のポイントはここにあります。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ⑧

それはジレとしての形を維持するために重要な箇所が2重になっており、厚みがある点です。これにより、ジレとしての型崩れがしにくいのです。このあたりのディティールが、ニットなんだけれど、ジレと呼ぶことができるポイントなのかなと。こういったディティールは、私にとっては重要だったり致します。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ⑨

そして、「悩めるトルソー君」の着用画像。
いかがでしょうか?肩幅もしっかりあり、ニットベストとしてのバランスは、全体的に良いと個人的には思っております。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ⑩

Vラインをはじめ、重要な箇所を2重にしてありますので、ラインも綺麗ですね。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ⑪

こちらはバックサイド。
幅広のリブもピタと腰回りにはりつきますので、もたつきがなく、ジャケットのバック・シルエットも崩しません。
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ⑫

ジャケットを脱いでも、このギャザーのディティールが男の色気を醸し出してくれることに期待したいです!?(笑)
Gran Sasso(グランサッソ)のハイゲージウール・ニットジレ⑬

ちなみに、ラルディーニのジレが約4万円と高騰する中、こちらのニット・ジレは28000円(税別)と価格の観点でも納得感がありました。私はそこから更にポイントを使っておりますので、割安感さえも感じるアイテムです。

と言うことで、非常に出来の良いアイテムをご紹介頂いたご担当者様には感謝です。これからも、ご縁を大切にしていきたいな、と思うのでした。






素材にこだわりたい方は、シルクがブレンドされた、ラグジュアリーなモデルも良いと思います。




極上時間 ~Sharon(シャロン)で1日を~

こんにちは!
本日は、コラム的な内容でお届け致します。テーマは、前回の記事でも少し触れましたが、シルバーウィークで嫁さんと子供が実家に帰省していた日に過ごした、”極上の時間”です。

と書いてしまいますと誤解を招いてしまいそうですが、当然ながら私にとって最愛の時間は、家族との時間。これは譲れません。(笑)しかし、大昔に家族を養うために狩りに出た男が、その溢れ出たアドレナリンを落ち着かせるために一人で過ごす時間を持ったように!?、また戦士にも休息が必要であったように、男にとっての自分の時間は、重要なのです。(本当かっ!?汗)

ちなみに、最後にはちょっとした!?いや、気になる方にとっては大変貴重な?情報もお届け致しますので、チェックしてみてください。

■訪問時のスタイルをご紹介
さて、私がインスタグラム(ID:NFLD_rm55)を始めたことは、以前にも記載させて頂いた通りなのですが、ポストさせて頂く画像は、本Blogのテーマとしましては”あまり扱ったことのない”、その日のスタイルであることが多いのです。

シャロンさんに伺うその日も、いつものようにポストさせて頂きました。
その時の画像が、こちら。
シャマット_インスタコーデ20150922

この日は天気もよく、雨の心配もない。また、少し気温は高めでしたが、暑くなったら手持ちすれば良いということで、早速今季AWの大物であるシャマットのホップサックJKTを着用していったわけです。

もう少し詳しく見てみますと、こんな感じでした。
シャマットのホップサックJKT(42)に、ヴィンツェンツォ・ディ・ルジェッロのウォッシュド・シャツ(37:サックス)、ウールのペイズリータイは後日ご紹介させて頂くとして!?、チーフはRODA、パンツはレ・スパーデのコットン・ストレッチチノ(42:お直し済み)、靴はエンツォ・ボナフェのローファーです。
シャマット_コーデ20150922①
※172cm 59kg ウエスト76cm

オフの日だったのですが、どうしてもシャマットが着たかったのでタイドアップ。
ただ、さすがにグレーのウールパンツでは硬いかなと思ったので、チノパンを合わせてみました。
シャマット_コーデ20150922②

上記の画像でもお分かり頂けるかと思いますが、チノはアルバート・サーストンのサスペンダーで吊っております。
シャマット_コーデ20150922③
※1日を通してサスペンダーをしていると、若干肩が凝りました・・・。

いちおう、Vゾーンのアップも。
シャマット_コーデ20150922④

靴、サスペンダー、チーフ以外は全てシャロンさんで購入させて頂いたアイテムです。合わせ方が上手くはないので、シャロンさんのスタイルであるシンプル&ベーシック、そしてエレガンスをまだまだ表現出来てはいないのですが、それでも少しずつ、”大人のエレガンス”と言うものが、おぼろげながら見えてきた気がしております。

と、スタイルの評価は置いておいて、このようなスタイルで、お店が開店してから30分程度経過した12時30分に入店させて頂きました。そこから、極上の時間が始まったのです。

■極上の時間
まず、何が”極上”だったのか、と申し上げますと、3つございます。
1つ目は、シャロンさんが誇る、ス・ミズーラの職人さんお二人が、なんとその場にいらっしゃったことです!

1人は、何度か本Blogの記事におきましてもお名前を出させて頂いております、直井茂明氏。この日は、私も今年のSSに作らせて頂き、最も気に入っているスーツの1つであるシャロンさんのパターン・オーダーを注文されるお客様が数組いらっしゃるということで、採寸の為にいらっしゃっておりました。

自ら仕立て上げたというグレーのダブルブレスト(これがまたカッコいい!)に、ベルルッティのホールカット!?の靴を合わせておられ、非常にエレガントでした。思わずパターン・オーダーでもダブルってあるのですか!?と聞いてしまったほど。
※パターン・オーダーでもダブルはあるということでした。

そして、もう1人はシャロンさんのコラボBlogである「Think elegant!」において最近取り上げさせて頂いた、靴の職人さんである丸山貴之氏。まさに、コラボBlogのテーマであったイル・チェーロのパターン・オーダーシューズをおつくりになられるお客様がご来店されるということで、採寸のためにいらっしゃっていたのです。

丸山氏とは以前にも少しお会いしたことはあったのですが、今回はお客様の御予約の時間まで少し時間があり、イル・チェーロのパターン・オーダーのことや靴のことなど、色々とお伺いすることができました。次回お会いする時は、もしかしたら私がパターン・オーダーの靴を仕立てて頂く日になるかもしれません。(笑)

と言うことで、スーツの職人である直井氏と靴の職人である丸山氏、両氏とお話をする時間を偶然にも頂けたこと、これが極上の時間であった理由の一つです。ただでさえ、職人さんとお話する機会というのは、そう多くはない中で、服と靴のプロ中のプロと同時にお話させて頂くなんて、贅沢すぎます!

日本で最もサルトリア系のアイテムを揃えているであろうセレクトShopであるシャロンさんならではの、極上時間ですよね。

そして2つ目の理由は、ご想像の通り!?秋の新作が大量に入荷しており、時間の許す限り、ゆっくりと試着をし、つくりを見たり、オーナーであるK氏より直接解説を頂いたりと、至れり尽くせりの時間を過ごせたことです。

このAWはシャマットの衝撃が大きすぎたのですが、アルフォンソ・シリカ、ダルクォーレは相変わらず素晴らしく、そして昨日ご紹介したジ・アーボをはじめ、他にも新ブランドや気になるアイテムが多数入荷しておりましたので、目移りしてしまい大変でした。。。

本来その全てご紹介したいのですが、そちらは機会をみて改めてご紹介させて頂きたいと思います。

最後の3つ目、それはお客様が少なくなった夕方過ぎから始まりました。ちょうどその頃、オーナーであるK氏の十数年来の顧客様がいらっしゃったのですが、その日はその方を交えて、非常に濃いファッション談義に花を咲かせることができたのです!その方は以前にもお会いしたことがあるのですが、まさに私が憧れる”大人のエレガンス”を持っておられる御方で、非常にカッコ良いのですよっ!

また、ファッションの大先輩でもあり、20代の頃からその当時クラシコ・イタリアの最高峰と言われていたベルヴェストを購入していらっしゃるなど、私が申し上げて良いのか分かりませんが、「着道楽」な御方でもあります。

オーナーのK氏が”ファッション業界のプロ”であるとするならば、その御方は、ファッション業界の”お客さんのプロ”です。それくらい、その時々の一流品を購入されており、またクラシコ・イタリアなファッションの歴史とともに歩んでこられた経緯を考えますと、”一流のお客さん”と言えるのではないか、と感じました。

服好きとして、こんなに贅沢な時間があっても良いのでしょうか!?
この時間を過ごせたことに、心から感謝しなくてはなりませんね。ちなみに気付くと閉店時間を迎えており、シャロンさんへの最長滞在時間をあっさりと更新してしまいました。(汗・笑)

お忙しい中、長らくお相手頂きました関係者の皆さまには、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

と、文字で起こしましても、その”極上時間の素晴らしさ”は伝わりにくいですし、お話の内容を細かく書かないと、読者様にとりましては、面白くないと思いますので、本日のテーマではありますが、ささっと貴重な!?情報のご紹介に移りたいと思います。(笑)

■フランチェスコ・マリーノとジュスト・ビスポークの2015年AWの新作が入荷!
さて、シャロンさんでも最も足の速いアイテムの一つ、と言えば、人気のネクタイです。私も大のネクタイ好きであり、色々なネクタイのブランドを試しておりますが、シャロンさんにて扱う、ネクタイのツートップ!?である、フランチェスコ・マリーノとジュスト・ビスポークの出来の良さには感服しております。

もちろん人によって「良いネクタイの条件」は異なるとは思うのですが、使われている生地や折りの回数といった仕様のみならず、締め心地、大きくなり過ぎないノットのサイズ、ディンプルをつくった際の表情や、剣先の奏でる柔らかな表情は最高レベルだと思っております。

そんなネクタイのツートップ・ブランドであるF・マリーノとG・ビスポークの2015年AWの新作が入荷しておりましたので、さらっとご紹介したいと思います。この後に、もう一つ貴重な情報をご提供致します!?

まずは、フランチェスコ・マリーノから。定番人気のソリッドタイやベーシックなネイビーの控えめなペイズリー柄、そしてウールのネップやレジメンタルなど、安定感のあるセレクトです。
Fマリーノ_sharon_2015aw①

実はこれでまシャロンさんにて扱うマリーノは、トレ・ピエゲ(3つ折り)仕様でしたが、今季よりクワトロ・ピエゲ(4つ折り)に変更しております。もちろんスフォデラータ仕様(裏地なし)のため、より柔らかい表情を見せてくれるのですが、今季はものすごいお得感があるのです!!
Fマリーノ_sharon_2015aw③

それは、クワトロ・ピエゲで発注したにもかかわらず、なぜかセッテ・ピエゲ(7つ折り)で納品されてきてしまうという、なんともイタリアらしい珍事!?が起きたこと。もちろんお値段はクワトロ・ピエゲのままですから、2万円前半でセッテ・ピエゲが購入できます!個人的にはグレーのヴィンテージライクなグレーのネップタイが気になっておりますよ。
Fマリーノ_sharon_2015aw②
※セッテ・ピエゲをご希望の方は、事前に仕様確認をされることをお勧めします。

そして、当Blogにおきましてもご紹介した後に反響の大きかったジュスト・ビスポーク。今季はかつてないほどの入荷本数に、私は目がハートに。(笑)正直選ぶのに大変苦労致しました。こちらも入荷直後からまとめ買いのお客様が続出し、既に完売モデルも発生しているようですが、2015年AWも素晴らしいコレクションです!
Gビスポーク_sharon_2015aw①

魅力的な小紋柄やシックなペイズリー、素材もウールやコットンの起毛素材など、良質な天然素材を使っており、発色もとっても美しいのです。
Gビスポーク_sharon_2015aw②

とりあえず、右から左まで全て1本ずつ下さい!と言いたいほどの出来映えです。もちろん全てドディチ・ピエゲ(12折り)仕様。中にはドラッパーズのトップラインの生地や、カシミア混の極上素材を使ったものも多数あります。
Gビスポーク_sharon_2015aw③

お値段は29500円(税別)~。トルソーが着用しているもので、ラスト1本というネクタイもありましたので、気になる方は店内をくまなくチェックされることをおススメ致します!(笑)
Gビスポーク_sharon_2015aw④

もちろん私もご紹介した中から購入しておりますよ。
既にお気づきの方も多数いらっしゃると思いますが、こちらは後日・・・。

■Sciamat(シャマット)の追加入荷決定!!!
さて、最後の情報です。
サブタイトルにもありますように、なんと、あまりの人気ゆえにSciamat(シャマット)の追加入荷が決定したそうです!

・シャマット関連の記事
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シャロンさんにおきまして、日本では初展開となる”シャマットの最上級ライン”の発売を開始したのが8月中旬。なんと、それから1か月経たずして、入荷分がほぼ完売状態となる驚きの状態になってしまったそうです。その価格を考えますと、開いた口がふさがらないほどの衝撃でした。

しかし、その後もシャマットを目当てに訪問されるお客様が後を絶たず、「なんとしてでも欲しい!」というお客様のお声に後押しされる形で、追加発注を決めたとのこと。入荷は、11月頃を予定されているそうです。

追加されたのは、生地が確保できたジャケット1型、スーツ1型、そしてコートが1型だそうですよ。シャマットをご紹介させて頂いた記事に書きましたが、今季は”想いによる価格”です。ビジネスを考えれば、来期のSS以降は値上げが必至だと思われますので、悩まれている方はこの数か月間に「シャマット貯金」(笑)をされることをおススメ致します!

私も残念ながら購入できなかったスーツに惹かれておりますが、いかんせん首が回らない状態ですので、指をくわえて眺めるだけとなりそうです。ただ、入荷したらもちろん”見るために”訪問はしたいと思います。(笑)

既に購入を決めていらっしゃる方がいるそうですので、気になる方はシャロンさんまでお問い合わせくださいませ!

・Sharon Shop info
107-0062
東京都港区南青山6-6-21 グロービル青山1、2F
Tell:03-6418-5131(受付時間:12:00〜20:00)
Mail:info@sharon-shop.jp









Gabo ( ジ アーボ ) を着てみたっ!

こんにちは!
本日は、新ブランドのご紹介です。

と申しましても、ご紹介致しますのは、今月の初めに「Gabo ( ジ アーボ ) !?」という記事において1度触れております、2015年AWより日本の展開が始まった、ナポリ発の新ブランドであるGabo ( ジ アーボ ) です。

実はシルバーウィークに嫁さんが子供を連れて実家に帰省した日がございまして、この隙を見逃さず!?、シャロンさんに訪問しておりました。その日は、それこそ休日でお忙しいにも関わらず、開店から閉店まで居続けると言う、最長滞在時間を更新してしまいまして、オーナーのK氏はじめ、マネージャのD氏、スタッフの皆さまにはご迷惑おかけいたしました。

が、私にとっては夢のような時間でしたので、この日のことは次回のテーマとさせて頂きたいと思います。

■Gabo ( ジ アーボ ) の特徴
さて、そんなわけで、シャロンさんにてゆっくりと時間を過ごさせて頂いたわけですが、秋の新作が続々と入荷しており、色々と試着もさせて頂きました。それはもう目移りしてしまうほど、魅力的なアイテムが多かったのですが、個人的に気になっていたブランドの一つが、本日ご紹介致します、Gabo ( ジ アーボ ) です。

ブランドの歴史や、その特徴などは上記記事をご参考にして頂きたいのですが、私が一言でその”大きな特徴”を皆さまにご紹介するのであれば、それは「価格に対してハンド率が異常に高いこと」です。

決してハンド率の高さが、そのままジャケットやアイテムの良しあしに比例するわけではないことは、本Blogでも何度も申し上げてまいりました。しかし、ハンドの工程が増えれば増えるほど、その生産性はマシン(ミシン)を使うよりも低下するわけですから、必然的に価格も高くなる、という”事実”がございます。

従いまして、だいたい15万円くらいまでのスーツやジャケットは基本的に全てマシン仕上げ。15万円~25万円くらいになりますと、着心地に影響を与える箇所がハンド仕上げ、それ以降は価格に応じて(あとはブランドの考え方により)ハンド率が高くなる、といった感覚を、個人的には持っております。

もちろんデ・ペトリロ(旧ガイオラ)は15万円までの価格帯に入るのですが、襟付けなどはハンド仕上げを行っていると聞きますので、一部例外も当然ながらありますね。

このような中で、シャロンさんにて取り扱うGabo ( ジ アーボ ) は上記でいうところの15万円~25万円というプライスゾーンに入るのですが、なんとハンド率が8割近くにも上るという、価格を考慮すると脅威のハンド率。もちろん入荷の情報は聞きつけておりましたので、今回訪問して最初に拝見させて頂いたブランドなんです。

ちなみに、ジャケットやシャツ、パンツといったメインのアイテムがある中で、ジャケットほどハンド工程の恩恵を受けるアイテムはないのではないか、と言うのが個人的に持っている感覚です。やはりマシンとハンドの着心地の違いは明確にでると思っております。

■シャロンさんに入荷したGabo ( ジ アーボ ) っ!
さて、そんなことを念頭に置きながら、まずはシャロンさんに入荷したアイテムをご紹介したいと思います。ただ、残念ながらスタッフの皆さまが連休中ということでお忙しいこともあり、着用画像は撮影できませんでした。その代り、アイテムの撮影はマネージャのD氏に許可を頂いて行いましたので、ご紹介させて頂きます。

最初にご紹介致しますのは、永遠の定番であるネイビーカラーのスーツです。ちょっと光が入り込んでしまっておりますが、ゴージラインの高さやラペル幅、バルカポケットに袖つけの雰囲気など、ナポリの風を感じますよね!?
Gabo ( ジ アーボ ) _sharon①

生地感としては若干の起毛感もあり、ネイビーがテーマカラー!?である私には気になる1着です。
Gabo ( ジ アーボ ) _sharon②

釦ホールはハンド仕上げ。
イタリアはナポリらしい、人の手をもって仕立てられた、ということを感じる風合いですね。
Gabo ( ジ アーボ ) _sharon③

そして、私がたいていジャケットを見る際に最初に目がいく、フラワーホールとラペルの表情。フラワーホールも当然ハンド仕上げですが、幅広のラペル幅とラペルに施されたステッチが、いかにもナポリらしい風合いを醸し出します。
Gabo ( ジ アーボ ) _sharon④

同じく、使い勝手のよいチャコールグレイも入荷。
シンプルでベーシックなスタイルですが、それでもつくりが本格的な”ナポリ仕立て”と言うのが、オトナです!?
Gabo ( ジ アーボ ) _sharon⑤

チャコールグレイも起毛感がある生地感。
ネイビーやチャコールグレイはビジネスにおける使いやすさも満点なので、お客さんの支持も高そうです。
Gabo ( ジ アーボ ) _sharon⑥

個人的に遊びが効いていて面白いと思ったのが、ブラウンベースのハウンドトゥース柄のスーツ。オフホワイトのローゲージのタートルネックに、トリッカーズのカントリーブーツをあわせて、休日を散歩したい感じです。もちろん裾はダブル仕上げ。(笑・妄想中)
Gabo ( ジ アーボ ) _sharon⑦

こちらも起毛感があり、オン仕様であれば、サックスのシャツにブラウンのタイを合わせてワントーンでもいけますし、ブルーやネイビーのタイを合わせて、アズーロ・エ・マローネも行けちゃいます。
Gabo ( ジ アーボ ) _sharon⑧

ラペルの表情もご覧の通り。
ビジネスでも使える方であれば、個人的には一押しのスーツです。
Gabo ( ジ アーボ ) _sharon⑨

そして最後は、キャメルカラーのジャケット。こちらは、ウールのスラックスを合わせてにも、チノパンをあわせても、さらにデニムを合わせても行けると言う、汎用性の高さが魅力です。しかも8割がハンドにも拘わらず、10万円代・・・。
Gabo ( ジ アーボ ) _sharon⑩

こちらも起毛感のある生地感で、色もウォーム感があって良いですね。
Gabo ( ジ アーボ ) _sharon⑪

ゴージラインも高めで、バルカポケットのカーブも良いバランスです。
Gabo ( ジ アーボ ) _sharon⑫

以上が、私がシャロンさんに訪問した際に、入荷していたジアーボの2015年AWの新作です。

ちなみにお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。実は、ジアーボのブランドカラーと言うのが、オリジナルハンガーに使われている色である”蛍光のイエロー”なんです。ちょっと派手ですよねっ。

他のShopで展開しているスーツやジャケットは、この蛍光のイエローがライニングにも使われている(それが標準だそうです。)のですが、そこはベーシック&エレガンスを標榜するシャロンさん。しっかりとスーツ地と同じカラーに変更しております。着てしまえば見えない箇所ではありますが、こういったちょっとした点への配慮が嬉しかったりするのです。

それでは、次に着用感をお伝えしたいと思います。

■Gabo ( ジ アーボ )を着てみたっ!
さて、注目の着心地ですが、さすがハンド工程が8割と言うだけあって、軽いです!
カマは、ダルクォーレやアルフォンソ・シリカに比べると若干浅目な印象ですが、それでも首から肩、腕への一体感はさすがです。

その感覚は、長らくデ・ペトリロ(旧ガイオラ)を着なれた友人BlogerさんであるDateotokoさんをもってしても、「今までに着たジャケットから一歩抜きん出た、着た瞬間に「感動」を覚えたジャケット」と評されてしまうほどの完成度の高さを誇ります。

そのような意味では、いわゆる”ナポリ仕立て”がどういうものであるのか、を知るには最適なブランドであるのかもしれません。それくらい、マシンで仕上げられたジャケットとの着用感は違います。

特に、襟まわりに使われている芯材は柔らか目という印象でしたので、合う人にはピタッと首筋から肩にかけてフィットしてくれる、極上の着心地が得られるのではないかと思っております。

正直、この着心地、そして雰囲気のジャケットやスーツが10万円代後半から20万円前半で購入できてしまう、と言うことに驚きを隠せません。

連休初日に入荷したそうですから、まだサイズなどは豊富にありました。
どれもシンプル&ベーシックなスタイルですから、長く着用することのできるものですね。気になる方は是非、店頭にてご試着されてみてください。きっと私のお伝えしたいことが、お分かり頂けるかと思います!?

・Sharon Shop info
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東京都港区南青山6-6-21 グロービル青山1、2F
Online Shop(ジアーボは未掲載です。)
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Mail:info@sharon-shop.jp

ちなみに私も、少し時間をあけて、再度試着したいと思っておりますっ!









EMMETI(エンメティ)の勢いは今年も健在っ!?

こんにちは!
皆さんシルバーウィークは楽しまれましたでしょうかっ!?本日は連休最終日ということもあり、ご自宅でゆっくりされたり、近場で楽しまれる方も多いのかなと思います。

私も自らの実家に帰省したり、嫁さんが子供を連れて帰省している間に、シャロンさんに訪問したり(笑)と、ゆっくり過ごさせて頂きました。来週はシルバーウィークに続いて、遅い遅い夏休みを頂く予定ですので、日頃の疲れを癒す絶好の機会かなと思っております。もし更新が滞ってしまったら、ごめんなさい。(笑)

さて、本日のテーマはタイトルにもありますように、EMMETI(エンメティ)です。

■エレガンテ・スポルティーボ
エンメティと言えば、ここ数年でいっきに日本のマーケットに浸透したブランドの一つではないでしょうか。もとは毛皮工房として、1975年にイタリアはフィレンツェの郊外にて創業したようですが、今ではレザーアイテムを充実させ、レザーウェアブランドとして広く認知し始められていると思います。

そのコンセプトは、以前もご紹介しました通り、「エレガンテ・スポルティーボ」。つまり、「スポーティながらも、エレガントなスタイル」ということで、レザーやファーといったラグジュアリーな素材をスポーツにルーツを持つモデルに採用したり、レザーをナイロンというスポーティ(カジュアル)な素材とをミックスさせることで、これらを表現しておりますね。

まさにファッション業界は空前の!?カジュアル化が進行している最中ですので、そんなコンセプトも、時代にフィットし、マーケットに受け入れられたのかもしれません。

私は、購入時の記事「EMMETI(エンメティ)スエードダウン ピーコート CRISTIANO(BEAMS EXCLUSIVE MODEL )を購入!」にも記載させて頂いた通り、小さい子供がおり、しゃがむ機会がこれまでの人生で最多を更新しております。(笑)

従って、昨年はしゃがんだ際にも「丈」を地面に引きずらないアウターを探しておりました。また、短丈ながらも「大人ラグジュアリー」な雰囲気を欲していた際に見つけたのが、「EMMETI(エンメティ)のスエードダウン ピーコート CRISTIANO(BEAMS EXCLUSIVE MODEL )」でした。

実際、カジュアル・スタイルにはもちろんですが、
EMMETI(エンメティ)スエードダウン ピーコート CRISTIANO_Bコーデ⑨

TPOを踏まえてビジネス・スタイルの活用案も昨年はご紹介しておりました。
EMMETI(エンメティ)スエードダウン ピーコート CRISTIANO_Bコーデ②
※実際ビジネス・シーンでの利用はなかったですが、オフの際のドレス・スタイルには合わせておりました。

さて、そんな時代のトレンドと「エレガンテ・スポルティーボ」というブランド・コンセプトがうまく合致しており、更に、レザーアイテムとしては比較的良心的な価格設定ということもあって、服好きの支持を集めたエンメティですが、今期は更に、その勢いを増しているようにも思います。

以下では、2015年AWモデルを少しみてみたいと思います。

■EMMETI(エンメティ) 2015年AW新作アイテム
最初にご紹介しますのは、私が昨年購入した、スエードダウンPコートである、CRISTIANO(クリスティアーノ)。ミリタリー発のPコートをダウン仕様にして、さらにゴートスエードとムートンファーをあしらうことでラグジュアリー感がグッと高まっております。しかも、ちょっと驚いたのが、今季のモデルは昨年のBEAMSのエクスクルーシブモデルが、標準型になっていたことですっ!



昨年のモデルは、キルトがスクエアではなく、横長だったり、ファーもラビットファーだったのですが、BEAMSのエクスクルーシブモデルが、そのまま標準仕様としてアップデートされ、発売されております。さすがBEAMSさん!きっと評判が良かったのではないかと想像致します。


また、これは売れそうだなぁと感じたのは、今季の新作であるスエードダウンコートであるTHIAGO(ティアゴ)。日本では4店舗だけの展開だそうですが、今や定番となってきたダウンコートも、スエードと言うレザーを使ったダグジュアリーな仕様で、周囲と差をつけたい方には支持されそうなモデルですね。


個人的には今季はチェスターを狙っていただけに丈が長いアウターが気になりますが、ムートンのダッフルはかなり大人なアイテムのように感じました。こちらも今期の新作だそうで、名前はSANTIAGO(サンティアゴ)。イメージのように、ホワイト系のタートルネックに、ヤコブのデニム、足元にはブーツをあわせて犬を散歩させたい気分です。(笑)


ちなみに、短丈ですが、ナイロン素材とムートンをミックスさせたPコートタイプの新作、WALTER(ウォルター)も人気でそうねすね~。昨年似たタイプのモデルを着用している年配の方を見かけましたが、かなり渋かったです。


前回のMooRERよりもカジュアルな印象はありますが、その分男っぽく着こなすことができるのが、エンメティの魅力かもしれません。この時期は、モデル、サイズともに豊富な時期でありますから、この冬アウターの検討されている方は、今がチャンスかもしれませんね!


MooRER(ムーレー)はドレスウェア!?

こんにちは!
本日は、2015年AWのアウターがテーマです。

と、申しましても取り上げますブランドは、タイトルの通り人気のMooRER(ムーレー)。
私も今年のSSにはMooRERのM65型フィールドジャケットを購入しておりましたが、本来MooRERの真価が発揮されるのは、誰が何と言おうと!?やっぱりダウンウェアだと思います。
MOORER(ムーレー)M65型フィールドジャケットPORTO⑨

■最高のダウンウェアは、最高の素材で
実は、昨年MooRERのダウンウェアの購入を検討したことがございました。

が、結局ナイロン系のアウターはヘルノを所有しており、小さい子供がいるとロング丈はしゃがんだ際などに地面に擦ってしまうので、短丈、かつ「大人な仕様」なアウターということで、スエードとファーの絶妙ななコンビネーションであるエンメティを購入しておりました。
EMMETI(エンメティ)スエードダウン ピーコート CRISTIANO_コーデ①
※購入記事は、コチラ

もちろんMooRERも試着はしていたのですが、やはりスポーティながらもラグジュアリーな雰囲気に惹かれ、エンメティを購入したわけなのです。ただ、凄く良かっただけに、その後も惹かれ続けたMooRER。そのような中で、先日Sharonさんに訪問した際に、2015年AWの新作アウターとしてMooRERが入荷しておりました。
sharon_ムーレー2015AW①
※Sharonさんに許可を頂き、撮影しました。

しかも、表地にはロロ・ピアーナのSTROMSYSTEM(ストームシステム)を採用している上級ライン。ヴァージンウールにカシミアをブレンドした表地は、上品な光沢感とラグジュアリー感満載な雰囲気を醸し出しておりました。そして、その出来映えの良さは、MooRERをナイロン系のアウターとしてカテゴライズしていた自分自身を恥かしく思ったほどです。
sharon_ムーレー2015AW②
※Sharonさんに許可を頂き、撮影しました。

ダウンウェアとしての機能性を取り上げるのであれば、それこそ他にも本格的なアウターブランドは存在すると思うのですが、街乗りとしてのラグジュアリーSUVならぬ、アーバン仕様のダウンウェアとしては間違いなく最上級に位置するブランドこそ、MooRERかもしれません。

そんな最上級のダウンウェアブランドであるMooRERの中でも、もっとも注目したいのが、ご紹介したロロ・ピアーナのストームシステムを採用したライン。私はシャロンさんで初めて着用しましたが、これヤバいです・・・。

それこそブランドとして最初にロロ・ピアーナのストームシステムを採用したラインを展開した際には、価格が高いこともあって、あまり売れなかったようですが、シャロンさんでは最初からこのラインを扱っており、完売が続出するなど、シャロンさんの顧客の方々には非常に評判の良かったモデルだそうです。

どうせアウターに数十万円という大金を投資するのであれば、あと数万円をプラスして、より良いものをワードローブに追加する、という考え方は、長く使うという視点で見れば正解なのかもしれません。

個人的にも、MooRERのダウンウェアを買うなら、このライン以外ないっ!!と思っております。(笑)とは言いながら、通常モデルのMooRERのナイロンも今までにない高級感を放っており、極上でしたょ。

■MooRER(ムーレー)はドレスウェアっ!
さて、私が所有するナイロン系アウターと言えば、ヘルノであることは上述した通りです。ヘルノのフーデッドダウンコートは個人的にお気に入りのアウターであることは以前も申し上げましたね。軽量かつ、保温性があり、POLAR-TECHの撥水性能のお陰で全天候型である、という三拍子揃ったアウターです。

しかも、ダウンウェアながら、比較的コンパクトなボリュームのアームやボディのシルエットが上品で、いうなれば、”上品なスポーツ系アウター”と評することができると思います。従って、インポート系のアイテムとの相性も良く、重宝するわけですね。
旅行ファッションを考える①

一方のMooRERですが、”ドレスウェア”と言ってしまっても良いと思えるほどの高級感とラグジュアリー感がございます。いうなれば、”スポーティなドレスウェア”とでも評しておきましょうか。
sharon_ムーレー2015AW③
※シャロンさんのマネージャD氏に着用頂いたSIRO-L。

ネクタイとの相性も抜群ですし、フランネルウールのスーツの上に着用頂きましたが、スーツとの相性も完璧。思わず見とれてしまう美しさがございます。上記の着用画像では2つ目の釦まで留めておりますが、外すとダブルのジャケットを羽織っているかのようなスマートさがありました。

ちなみにこちらのSIRO-Lはブランドを代表するモデルでもあることから、非常に人気の高いモデルです。私が訪問した際には、既にネイビー(ブルー)のマイサイズ44(172cm 59kg)が完売するなど、入荷直後から問い合わせなどが多いと言います。

ジャケットの上に羽織ると、若干ながら丈がはみ出ることがありますが、それでもおかしいほどではありませんね。
sharon_ムーレー2015AW④

続いて、個人的にかなり気になっているMORRIS-L。
こちらは、オーナーのK氏に着用頂きました。それこそロシアなどでは大人気のモデルだそうですが、首元をしっかりと覆うラビットファーと、ダブルブレストが絶妙な大人のラグジュアリー感を引き立てます。
sharon_ムーレー2015AW⑤

着丈もしっかりあるので、私のような寒がりの方にはもちろんですが、スーツの丈もしっかりかくれるという安心感もありますね。SIRO-Lはフレッシュな軽快感が魅力的ですが、MORRIS-Lの威風堂々とした雰囲気にも惹かれます・・・。
sharon_ムーレー2015AW⑥

もちろん私自身も試着させて頂きましたが、インナーの吸いつくようなあの感覚は絶品でした。中綿は最高のフィルパワーを誇るという、プルミュールダウンを使用しておりますが、あくまでアーバン仕様のため、モコモコにはなりすぎず、上記画像の通り、スマートさがあるのも魅力的ですね。

正直、文章を書きながら私の”おでこ”には大きな文字で「欲しい!」と書いてあります。(笑)ただ、今年はチェスターコートと決めておりましたのでっ・・・。いやはや、重衣料は単価が高いので、予算コントロールがかなり難しいですね。

ちなみにシャロンさんのOnlienShopにも早々に今季物がアップされておりましたので、気になる方はチェックされてみてください。個人的には店舗に訪問し、是非ご試着されることをおススメ致します!!本当に、この極上の着心地とカッコよさは、「ヤバい」ですから・・・。(笑)
sharon_moorer_2015aw
※シャロンさんのHPより拝借しました。









Ambrosi(アンブロージ)がやってきた!:ビスポークオーダー会 at strasburgo 東京ミッドタウン店

こんにちは!
本日のテーマは、パンツ(トラウザーズ)です。

なお、シャロンさんとのコラボBlogである「Think elegant!」を更新しました!今回は靴がテーマですので、宜しかったらご覧くださいませっ。

■2015年はパンツ革命の年!?
さて、今年2015年は、私rm55にとりまして”パンツ革命”の年でした。(笑)
それは、下記の記事でもお伝えしました通り、1世紀にも渡ってパンツを作り続けてきた伝説の職人家であるモーラ家のプレタポルテ(既製服)のライン、Le・Spade(レ・スパーデ)と出会ったからです。

・「Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツを購入!
・「アイテムとしてのパンツを再評価する!
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ①

そして、その出会いは、私のパンツに対するこれまでの評価を一変させたわけです。パンツは”わき役”ではなく!”主役”である!と。(笑)1世紀にも渡ってブラッシュアップされ続けてきたパターン(カッティング)、そして世代を超えて受け継がれてきた縫製技術とアイロンワーク。また、そのアイロンワークによって足に沿うようにS字ラインに曲げられたパンツの心地良さには大変驚かされました。

そんな”パンツ革命”を経験した2015年ですが、私にとって気になるイベントが、本日ご紹介するAmbrosi(アンブロージ)のビスポークオーダー会なんです。

■トラウザーズ専業のサルト Ambrosi(アンブロージ)
さて、Ambrosi(アンブロージ)とはなんぞや!?という読者様もいらっしゃるかもしれませんが、私が創刊号よりPushさせて頂いている「THE RAKE JAPAN Edition」でも、取り上げられており、私はそこで初めて知りました。

上記に記述したモーラ家と同じく、Ambrosi(アンブロージ)は、イタリアはナポリに1世紀以上にも渡り、”パンツ(トラウザーズ)の専業サルト”として4世代も継続しているサルトです。

もとは著名なサルトリアの下請けとしてパンツの生産を請け負っていた(世界に名前が知れ渡っているサルトリアでも、パンツは外注する所が多いと言います。)そうですが、現当主である4代目のサルバトーレ・アンブロージ氏が満を持して2010年に独自のパンツブランドを立ち上げた、それが「アンブロージ」なんです。

サルバトーレ・アンブロージ氏は、なんと8歳からパンツ創りを始めた(本格的に仕事に就いたのは17歳の時)と言いますから、イタリアの職人技術の引き継ぎが困難になってきているというこの世の中では、珍しい存在かもしれません。社会が成熟し、色々なシステムが出来上がってきますと、齢一ケタから働くということは、非常に難しいですからね。

実際、これまでは当たり前のように齢一ケタから働き、超絶的な技術を身につけるようになった職人達と言うのは今や希少で、働く人の権利などが保護されるようになった今では、家族経営でないとなかなかそういった幼いころから経験を積んでいくことは難しいようです。

さて、そんなアンブロージ氏ですが、そのパンツの特徴は、長らく続くス・ミズーラのスタイルを前提としていることから、股上は深く、プリーツが入り、ワタリにもゆとりがある、いわゆるクラシックなスタイルであると言います。ただ、もちろん顧客の好みにあわせて調整できますから、ベルトレス仕様をベルトループありにしたり、裾幅を指定した幅にしたりと、調整は自由自在です。

ちなみに、日本においてはあまりパンツのス・ミズーラ(ビスポークの意)と言うのは一般的ではないように思いますが、アンブロージ氏は、ストラスブルゴさんのインタビューにおいて、「あまり目立たないかも知れないがトラウザーズこそビスポーク」と語っております。
ストラスブルゴHP①_2015
ストラスブルゴさんのHPより拝借致しました。

それは、「スタイルとしてカッコいい!」と言うことはもちろんですが、「歩きやすさ」や「心地良さ」といった、”人間工学”的なアプローチを、職人の経験と技術によってなしとげてしまう、と言う点にあるようです。その良さは、

「一度試してみれば分かる」

そうですよっ!

■Ambrosi ビスポークオーダー会 at strasburgo 東京ミッドタウン店
さて、先日久しぶりに六本木のミッドタウンに立ち寄ったのですが、その際訪問したstrasburgo(ストラスブルゴ)にて、ひと際異彩を放っているパンツがかかっているのを見かけました。

股上は深め。プリーツがしっかりと入っており、それが綺麗にクリースのラインに繋がっている。ベルトレスでウエストバンドの長い持ち出し、そしてややクラシックなシルエットに加えて、手縫いならではの柔らかい雰囲気と立体的なフォルム。

一目でただものではないな、と察知したわけですが、足元をみると「Ambrosi ビスポークオーダー会」のPOPがあるではありませんかっ。もしやと思い、スタッフさんに聞いていますと、「ビンゴっ!」。

なんでもストラスブルゴのミッドタウン店の店長さんが、アンブロージにて仕立ててもらったパンツがかけてあったのです。

やっぱり人の手によって仕立てられたもの、と言うのは、あれだけの商品がある中でも、ひと際目立つものですね。もちろんそれが、1世紀以上にも渡ってパンツを作り続けてきたサルトの職人によるものであれば、なおさらかもしれません。

ちなみにアンブロージの工房は、職人が4名、外注が13名、月産が200本程度(THE RAKEJAPAN創刊号より)と言いますから、そのうちの1本が自分のものになる、と考えるとワクワクしますね!(笑)

ちなみに、ビスポークオーダー会の詳細は、ストラスブルゴさんのHPにてご確認頂きたいのですが、下記にも転載しておきます。
ストラスブルゴHP②_2015
※ストラスブルゴさんのHPより拝借致しました。

▼Ambrosi ビスポークオーダー会
・日程: 9月21日(月・祝)・ 22日(火・祝)
・場所: ストラスブルゴ 東京ミッドタウン店
・採寸: サルヴァトーレ・アンブロージが採寸いたします。
・価格: ¥160,000+税〜

16万円・・・。やっぱり良いお値段が致しますね。
日本のパンツ職人さんのビスポークですと、その半分程度。やはり色々な付加価値が載っているのでしょうか。

ミッドタウン店での開催は本日と明日の2日間。
事前に予約をした方が良さそうですが、パンツに16万円という価値を見いだせる価値観を持っておられる方は、是非とも訪問してみてはいかがでしょうか!?

私も1度は1世紀以上も続くというサルトリアで、パンツを誂えてみたいですが、まだちょっとその領域に足を踏み入れるのは、少々早い気も致します。が、昨年もストラスブルゴさんでは開催していたようですので、来年あたり、どうでしょうかっ!?(笑)