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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

Enzo Bonafe(エンツォボナフェ) のセミブローグ・ドレスシューズを購入!

こんにちは!
本日は、タイトルにもありますように、私のお気に入りの靴のブランドでもあるEnzo Bonafe(エンツォボナフェ) のセミブローグ・ドレスシューズを購入致しましたので、ご紹介したいと思います。

■購入したのは・・・
先日、Amazonにおいてエンツォ・ボナフェがお得に購入できますよ!というお得な情報をご紹介致しました。実は、このAmazonのキャンペーンにおいて私もちゃっかりと購入しておりました。

Aldenのコードヴァンローファーに、シャマットのジャケット、そしてチェスターコートとなかなかの散財っぷり!と思われる方が多いと想像致しますが、実はこれ、昨年のAmazonのキャンペーンにおいて購入していたのです・・・。

昨年もAmazonは10月くらいにGQ Japanと組んだファッション・キャンペーンを開催しており、「Amazon meets GQ JAPAN コラボ記念を見逃すな!?」と言う記事にて取り上げておりました。

今年のキャンペーンにおいて値下げ対象となっていたのは恐らくはキャリー品(と言っても、外見上のデザインの違いは分かりません。)で、値下げ率もかなり高めでしたね。私が見た中での最大値引き率は、なんと「46%」から、更にキャンペーンコード入力でもう「10%」も値引かれるという太っ腹具合。実質ボナフェの靴が5万円中盤位で購入できる状態でした。
amazon_bonafe2015AW
Amazonより拝借致しました。

これには大変魅力を感じ、お得意の「カートまでは入れた」のですが、そこから先へが進みません。(汗・笑)さすがにそこは理性が働き、現在の支払状況や、このAWに狙っている最後のアイテムのことなどを踏まえて、今回は諦めた次第です。。

と言うことで、今年のキャンペーンには残念ながら私は参加できなかったのですが、昨年ローファーを購入した際に、合わせてポチっておいたアイテムを本日はご紹介したいと思います。

■Enzo Bonafe(エンツォボナフェ) のセミブローグ・ドレスシューズの実物をご紹介
購入しておりましたのは、スエード素材のこんなセミブローグのシューズでした。ローファーはオン・オフを想定しての購入でしたが、こちらはビジネス用をメインに考えての購入です。落ち着いたダークブランのカラーリングで、幅広いスタイリングに使えそうかなと思っております。
Enzo Bonafe(エンツォボナフェ) のセミブローグ・ドレスシューズ①

サイドも含めて、結構しっかりとパーフォレーション(穴飾り)が入っていることがお分かり頂けるかと思います。個人的な感覚ではありますが、春夏より秋冬の方がどちらかというとメダリオンのついた靴を履きたくなるのです。コートなどの重厚感のあるアイテムを下支えするバランス感もあるような気がしておりますし、今回はスエード素材ということでこれからの季節にぴったりかなと。
Enzo Bonafe(エンツォボナフェ) のセミブローグ・ドレスシューズ②

メダリオンのバランスや、入り方も美しいですね。スエードシューズは外羽根も好きですが、内羽根と言うのがまたドレッシーで、個人的にはとても好きな雰囲気です。
Enzo Bonafe(エンツォボナフェ) のセミブローグ・ドレスシューズ③

トゥまわりの表情。
スエードの質感は、同じタイミングで購入したローファーの方が、毛足が短めで良さそうな雰囲気もありますが、実際の質の差は正直私レベルでは分かりません。が、決して悪いわけではないですよ。
Enzo Bonafe(エンツォボナフェ) のセミブローグ・ドレスシューズ④

コバもハリ過ぎず、ちょうど良い塩梅。コバがしっかりと張っているものも、それはそれで良いのですが、これくらいの出方の方が個人的にはエレガンスを感じますし、好みかもしれません。
Enzo Bonafe(エンツォボナフェ) のセミブローグ・ドレスシューズ⑤

既にヴィンテージ・スチールも装着済み。
もちろん、作業はいつもお願いしているアンパサンドさんです。
Enzo Bonafe(エンツォボナフェ) のセミブローグ・ドレスシューズ⑥

一時期、メダリオン/パーフォレーションが施された靴が好きだったのですが、黒靴のJ.M.Westonのストレートチップや、Edward GreenのDoverを履いてからは、すっかりとシンプルな靴にハマってました。今回のボナフェのセミブローグを機に、またメダリオンやパーフォレーションに対する熱があがりそうです。(笑)
Enzo Bonafe(エンツォボナフェ) のセミブローグ・ドレスシューズ⑦

ちなみに靴のプロに言わせますと、「靴はブランドや革質にこだわらず、自分の足にフィットしているモノを履け!」とは言いますが、善し悪しの判断が付かない分、余計にブランドに頼ってしまう自分がおります。そういう意味では、9分仕立てのボナフェは最初から返りも良く、足への負担もないので(足に合っていると思いこめる)お気に入りなんです。
Enzo Bonafe(エンツォボナフェ) のセミブローグ・ドレスシューズ⑧

購入していたセミブローグも近日中にデビューさせ、現在所有するダブルモンク、
Enzo Bonafe(エンツォボナフェ) のダブルモンクストラップ①

そしてローファーとともに、活躍してもらおうと思います。
Enzo Bonafe(エンツォボナフェ) のローファー④

なお、個人的にはプロパー10万円ちょっとの価格帯で購入できる靴としては、ウェストンに次いで良いブランドではないか、と素人ながらに思っておりますので、気になる方は是非店頭でチェックされてみてください!






表革のダブルモンクも魅力的ですが、



今季のトレンドを踏まえるなら、カーフとスエードのコンビネーションでしょうか。



昨年の秋冬の着こなしを振り返る

こんにちは!
本日は、着こなし系のコラムをお送り致します。

さて、やはり10月も後半になりますと、朝晩は大分冷えるようになりますね。日中はまだ暖かい日もありますが、ジャケットを着ても快適な気候になりつつあります。これからドンドンと気温も下がり、重ね着を楽しめる冬の到来もすぐそこかなと思います。

と言うことで、本日は昨年の秋冬の着こなしを振り返りながら、今年の秋冬に向けて、着こなしを考える、と言うのがテーマです。

■2014年秋冬の着こなしを振り返る
思えば、昨年あたりから仕事上の必要性により、ドレスよりのスタイルが増えておりました。そこで、昨年AWアイテムの第一弾として購入したのが、リングヂャケットのカルロ・バルベラ製のファブリックを使ったウィンドペンスーツ(42)でした。

今思えば、ドレス・スタイルにハマっていく、きっかけのアイテムであったかもしれません。
RING JACKET(リングヂャケット)CARLO BARBERA (カルロ バルベラ )フランネル ウィンドペンスーツ_着用イメージ①
※シャツ:リングジャケット・ナポリ(37:チリエッロ製)、タイ:ルイジボレッリ、靴は:エドワード・グリーンのチェルシー
※172cm 59kg

しかし、まだ当時はシャロンさんとも出会っておらず、自らの進むべき方向性を自分自身でも分かっておらず手探りの状態。従いまして、購入しているアイテムもそうですが、結構カジュアル要素を取り込んだスタイルが多かったかなと思います。

例えば、タリアトーレのホップサックJKT(42)に、グランサッソのヴィンテージ加工Tシャツ(44)、ヤコブの688(30)、エドワード・グリーンピカデリーという着崩し系のカジュアルなスタイル。
Gran Sasso(グラン サッソ)クルーネック ヴィンテージTシャツ_コーデ④

こちらは昨年よく購入したタートルネック。画像はザノーネのミドルゲージ(44:ボルドー)ですが、他にもドルモアのケーブル編みタートルネックや、グランサッソなども購入しておりました。ちなみにパンツはヤコブの688、靴はエドワード・グリーンのピカデリーです。
2014年AW_ZANONE(ザノーネ)ミドルゲージウールタートルニット_コーデ④

また、仕事においてもカジュアル色が強かったです。下記は、ボリオリのツイードJKT(42:ドーバー)、フィナモレのギンガムチェックシャツ(37:セルジオ)、ボレリのニットタイに、ベヴィラクアのツイードジレ(S)、シヴィリアの2タックコットンチノ(30)、ユニオンインペリアルのタッセルローファーというスタイルですが、カジュアルですね~。ちなみに今年もカジュアル・デイには同じようなスタイルで出勤することもありました。
SIVIGLIA(シヴィリア) 2タック ヴィンテージ加工チノパンツ_コーデ⑥

こちらは、ナポリ仕立てへの1歩を踏み出すこととなったISAIAのドネガル・ツイードを使ったウィンドペンJKT(42)。シャツはリングジャケット・ナポリ(37)、タイはタイユアタイ、ジレはベヴィラクア、パンツはインコテックス(44)、靴はエドワード・グリーンのピカデリー。ちなみにチーフはアトリエF&Bです。
ISAIA(イザイア) SAILOR_ビジネススタイル①

ツイード系のアイテムは基本的にスポーティなアイテムですので、カテゴライズするとしたら、こちらも「ドレス・カジュアル」といったスタイルになるのだと思います。

下記は、結構昨年のビジネスにおける着こなしの典型的なスタイルかなと個人的には思います。カジュアルなダンガリーシャツ(フィナモレのシモーネ:37)に、カジュアル要素の強いラルディーニのガンクラブチェックジレ(42)、タイはルイジ・ボレッリのペイズリーウールタイに、パンツは、PT01のプリーツ入りパンツであるサルトゥ・ビットリオ(44)、靴はクロケット&ジョーンズのベイスウォーター。
EMMETI(エンメティ)スエードダウン ピーコート CRISTIANO_Bコーデ①

この時は上にエンメティを着た状態でご紹介しておりましたが、カジュアルよりのアイテムを、”ドレスっぽく”扱っているのが昨年多かったビジネスにおける着こなしの一つだと思っています。
EMMETI(エンメティ)スエードダウン ピーコート CRISTIANO_Bコーデ②

こちらはスティレ・ラティーノのブークレ調のウィンドペンJKT(42)に、リングジャケット・ナポリのシャツ(37)、ルイジボレッリのペイズリータイ、ラルディーニのガンクラブチェックジレ(42)、インコテックスのホームスパン(44)、グリーンピカデリーというスタイル。所有するブークレ調のファブリックは、このラティーノのJKTのみですが、セレクトするアイテムだけではなく、ファブリックもカジュアル目なものが多かったです。
Stile Latino(スティレ・ラティーノ )のブークレ調ウィンドペンジャケット_ドレスコーデ①

上記で既に出ましたが、子供と出かけることを意識して短丈なアウターを購入したにもかかわらず、思いのほか登場回数の少なかったエンメティのスエードダウンPコート(44)。ちなみに、シャツはフィナモレのダンガリー(37:シモーネ)、タートルネック(S)は無印、パンツはシヴィリアのグレーデニム(30)、そして靴はフェランテのARNOです。
EMMETI(エンメティ)スエードダウン ピーコート CRISTIANO_コーデ②

そして、今年に入ってからご紹介していたビジネス・スタイル。既にこの時はシャロンさんに出会っておりましたので、今年のSSにも通じるドレッシーな雰囲気を醸し出しておりますね。ちなみにダブルフェイスのトレンチコートはルカ・ベンチュリーニ(44)、スーツはご紹介済みのリング・ジャケット(42)、シャツもリングジャケット・ナポリ(37)、ネクタイはルイジボレッリのシルクタイ、靴はエドワード・グリーンのチェルシーです。
ルカ・ベンチュリーニ ダブルフェイス・トレンチコート_コーデ①

■2015年AWの着こなしは!?
既にご覧頂きました通り、2014年のAWはカジュアル色(スポーティ)のあるアイテムをドレスっぽく着こなすと言ったスタイルが多かったように思うのですが、今年のAWは、SSからの流れを受けて、エレガントを意識しつつ、シンプル、そしてベーシックな着こなしに移行していきたいと思っております。

それは、AWに新しく購入したものだけではなく、所有するアイテムを使ったコーディネートにおきましても、そんなことを意識しています。

また、ドレスにふる時は、基本的にドレス系のアイテムでまとめ、ドレス・カジュアルに振る時にはドレス・カジュアルなテイストのアイテムを組み合わせると言った、メリハリの利いたスタイルも意識しています。

まだまだ自分のインスタグラム(ID:NFLD_rm55)なんかを見ておりますと、我流の着こなしのクセが強いのですが、徐々に「着こなしの基本」を意識したアイテムであったり、スタイルから、新たな着こなしを始めたいなと思っております。

キーワードは、「シンプル」「ベーシック」そして、「エレガント」。

さて、皆さんは今年のAWはどんな着こなし、スタイルを考えられていらっしゃいますかっ!?個人的には、自分のスタイルが”移行期”にあるような気がしておりまして、今後の自分の着こなしの変化を楽しみにしています。(笑)









Principe d’Eleganza(プリンチペ・ディ・エレガンザ)を着てみたっ!

こんにちは!
本日は、気になる新ブランドをテーマとして取り上げます。

そのブランドとは、「Principe d’Eleganza(プリンチペ・ディ・エレガンザ)」。以前も「Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)ネップ調 シルクタイ(ドディチ・ピエゲ仕様)を購入!」という記事の中で同ブランドのネクタイを取り上げておりましたので、覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。
プリンチペ・ディ・エレガンザ_2015SS入荷分
※プリンチペ・ディ・エレガンザのセッテ・ピエゲ仕様のネクタイ

■Principe d’Eleganza(プリンチペ・ディ・エレガンザ)とは
2009年に、Enrico Manzo氏とAntonella de Rosa氏が立ち上げたのが、Principe d’Eleganza(プリンチペ・ディ・エレガンザ)です。私もインスタグラムでフォローさせて頂いているのですが、Enrico Manzo氏は実業家であって、デザイナーやパタンナー、しいては職人さんではありません。

一方のAntonella de Rosa氏は、15歳から今のKiton(キトン)の工房にパタンナーの見習いとして入り、その後、あのCesare Attolini(チェザレ・アットリーニ)で新たに10年の研磨を積み、そしてLuigi Borrelli(ルイジ・ボレッリ)にて更に10年間もの経験を積んだという経歴の持ち主。従って、”事業家と職人”という珍しいパートナーシップをもとに創業されたのが、プリンチペ・ディ・エレガンザと言うことができるかもしれません。

公式のHPを拝見するに(残念ながら英語表記がなく、中味は把握できませんでしたが、Web翻訳機能でなんとなく理解は出来ます。)、サルトリアの雰囲気、つまり”手縫い”であることを全面に押し出したようなヴィジュアル・ブランディングがなされておりました。

私がプリンチペ・ディ・エレガンザのジャケットを試着させて頂いた、シャロンさんによるブランド紹介ページを拝見すると、

『(工房には)30人の職人がおり、トランクショーを行いながら、自社商品を世界中のお客様に提供しています。』
※()内は、私が記述

との記載がありますので、今はどこかに小売店舗を構えて販売するというスタイルではなく、トランクショーが中心のブランドのようですね。ちなみに、クラシコ・イタリア好きな皆さんであれば間違いなくご存じであろう、あの有名ブランドのOEMも手掛けておりますので、その技術力は折り紙付き。

そんな高いクオリティを有しながらも、今現在は広告販促費や小売店などを維持する経費があまりかかっていないので、クオリティに対しては十分納得のいく価格設定と言いますか、コストパフォーマンスの高さを感じるブランドでもあります。

それは、以前ご紹介したプリンチペ・ディ・エレガンザのセッテ・ピエゲ(7つ折り)仕様のネクタイが、15000円(税別)でシャロンさんのOnileShop上で販売されていることからも伺い知ることができますね。通常セッテ・ピエゲ仕様のネクタイを購入しようと思ったら、一般的には3万円前後は見ておかないと難しいと思います。

と言うことで、クオリティとコストのバランス感が優れているブランド、と言うことが分かった!?ところで、先日シャロンさんに訪問した際に、このAWに入荷したというダブル・ブレストの新作ジャケットを試着してまいりましたので、その時の感想をご紹介したいと思います。まずは、ヴィジュアルから。

■Principe d’Eleganza(プリンチペ・ディ・エレガンザ)を着てみたっ!
さて、今回シャロンさんに入荷したのは、ダブルブレストのウール・フランネルファブリックのスーツが2カラー。ライトグレイとネイビーです。写真はライトグレイですが、ナポリのブランドながら、非常に端正で、ぱっと見、英国的な雰囲気をも感じつつ、モダンなテイストのハンサムなスーツです。
Principe d’Eleganza(プリンチペ・ディ・エレガンザ)ダブルスーツ①

ノボリ、ラペル、ショルダーまわりの雰囲気ですが、非常にカッコいい!ジャケットのみならず、パンツの工程の9割がハンドだと言いますが、いわゆる手縫い感満載のナポリのスーツと言うよりは、ダルクォーレにも感じるインターナショナルなテイストが見られます。このあたりは、キトンやアットリーニ、ルイジ・ボレッリと言ったグローバル規模で展開しているブランドを渡り歩いてきたRosa氏によるところが大きいのかもしれません。
Principe d’Eleganza(プリンチペ・ディ・エレガンザ)ダブルスーツ④

ラペルのロール具合は、シャマットとは異なるベーシックな返り具合。
仕事で使うには、ばっちりの1着かもしれません。
Principe d’Eleganza(プリンチペ・ディ・エレガンザ)ダブルスーツ②

釦の質感も良いですが、ダークブラウンのカラーリングに加えて、ハンド付けならではのザンパテ・グリアート仕様。やはりサルトリアであることを全面的にプッシュしているプリンチペ・ディ・エレガンザならではのこだわりの一つですね。
Principe d’Eleganza(プリンチペ・ディ・エレガンザ)ダブルスーツ③

ショルダー付近を上から撮影した画像です。
後身頃の幅を広くとることで、かなり前肩仕様にふっていることが分かります。二の腕あたりにはたっぷりとイセ込んだ後が確認できますが、マニカカミーチャを前面にプッシュしないあたりに、ブランドとしての美学と言いますか、スタイルを感じました。
Principe d’Eleganza(プリンチペ・ディ・エレガンザ)ダブルスーツ⑤

最後は釦ホール。色々なブランドを見て参りましたが、この釦ホールの出来は素晴らしい。とっても美しく、丁寧につくり上げれておりました。着心地にはもちろん影響しませんし、周りから見れば全部一緒に見える釦ホール。ただ、ブランドのコダワリや美意識、姿勢はこんな小さな箇所に現れたりするものです。
Principe d’Eleganza(プリンチペ・ディ・エレガンザ)ダブルスーツ⑥
※上記の写真は全て、シャロンさんの許可を頂いて撮影致しました。

さて、ディティールを少し見てきたところで、実際に試着(ジャケットのみ)をしてみた感想ですが、同じ価格帯であるアルフォンソ・シリカやダルクォーレともまた異なる着心地でした。
※今回は着用画像はございません。申し訳ありません!

薄いパッドが入っているのか、シリカやダルクォーレのような”驚くような軽さ”、は感じなかったのですが、パターンメイキング(カッティング)の秀逸さでしょうか、独特のフィット感と心地良さを感じることができます。”カラダが心地良くスーツに収まる”と表現するのが、一番感覚に近いのかもしれません。

また、アームホール位置も高く、小さめに設定されており、上述した前肩仕様とあいまって、腕の稼働もノン・ストレス。表現が軽くて恐縮ですが、かなり”ご機嫌なスーツ”であります。(笑)

今年のAWの買い物リストであるコートとジャケットは既に購入済み・・・。その金額が予定より大き過ぎたために、最後のリストにあるスーツを未だ購入出来ていないのですが、候補の一つとして検討中。

近いうちに、再度試着をさせて頂こうと思っております。
スタイルが気に入れば、かなり”買い”なスーツであり、ブランドだと思いますので、気になる方は是非試着されに行ってみてください!
sharon_HP_プリンチペ
※シャロンさんHPより拝借しました。
※シャロンさんのOnlineShopのプリンチペ・ディ・エレガンザのページはコチラ








Camicianista(カミチャニスタ)って何!?

こんにちは!
本日は、ちょっと気になっているブランドをご紹介致します。

タイトルにもございますが、そのブランドとはCamicianista(カミチャニスタ)。既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、イタリア人のテクニカル・ディレクターを招き入れ、イタリアならではのシャツづくりのノウハウとコダワリを取り入れながらも、非常にこなれた価格を実現させた、日本発のシャツブランド(※)です。
※今ではシャツのみならず、ネクタイ、シャツジャケットなど、アイテムの展開を広げております。
CAMICIANISTA_HP001
カミチャニスタさんの公式HPより拝借致しました。

私は少し前に知ったのすが、ちょっと気になったので本日はテーマとして取り上げてみたいと思います。

■200双糸のシャツが6500円(税別)の衝撃
さて、衝撃のサブタイトルですが、私がカミチャニスタを知ることになったきっかけは、サブタイトルにもありますように、200双糸のシャツが脅威の6500円(税別)で販売されていたことからです。

200双糸と言うのは、以前も「Vincenzo di Ruggiero(ヴィンツェンツォ・ディ・ルジエッロ) 200双糸 コットン・クレリックシャツ(LIMITED EDITION)を購入!」の記事にてご紹介させて頂きましたが、ものすごい細い糸を2本撚り合わせた、超高級糸のことを言います。

上記記事でも記載しましたが、200番手ともなりますとシルクのような光沢感に、しなやかでいてトロトロの、極上の触り心地になるため、一度袖を通すと忘れられないほどの心地良さがあるのです。

普通ドレスシャツでは、120番手から60番手が使われており、特に多く流通しているものは60番手と言うのが一般的と言われております。もちろん番手の数字が大きくなるほど糸が細くなり、価格も高価になりますから、日常的に使うビジネスシャツに60番手が多く使われているのは、当然と言えば当然なのかもしれません。

私が購入したヴィンツェンツォ・ディ・ルジェッロの200番手のクレリックシャツは、200双糸を使っている上、ハンド工程が12工程も入っておりますから価格も42000円(税別)と非常に高価。何も気にせず消耗品として日々使うには、若干戸惑いのある価格帯です。従って、私の場合はここぞ!というタイミングでしかまだ登場させていないシャツでもあったり致します。

しかし、そんな高価なはずの200双糸を使ったシャツが、カミチャニスタですと6500円(税別)!!と言うではありませんか。正直、初めて見つけた際には、目を疑ってしまいました・・・。6500円(税別)って安すぎじゃない!?と。

■Camicianista(カミチャニスタ)のコダワリ
しかし、色々調べてみると、カミチャニスタには安いだけではない、だわりがあると言います。HPに掲載されているコダワリを、ほぼ転載の形でお伝えいたしますと・・・
CAMICIANISTA_about
※カミチャニスタさんの公式HPより拝借致しました。

①釦にコダワル
カミチャニスタのシャツで使用している釦は、すべて貝ボタンの最高級である本白蝶貝を使用している。

②袖付けにコダワル
袖と、(Manica Spostataマニカ スポスタータ)で仕上げる。いわゆる、袖の後付けのことです。

③襟のカタチにコダワル
台襟部分に襟の生地を1cm程度差し入れ、美しい襟のロールを表現する。

④ヨークにコダワル
スプリットヨークを採用し、着用感を高める。

⑤シルエットにもコダワル
背中に左右1本ずつのダーツを入れ、シャープなシルエットとフィット感の向上を高める。

と言うことで、上記5つのコダワリを元に、シャツを作っているのだそうです。
なお、調べていて非常に驚いたことがありました。それは、このカミチャニスタというブランドを運営しているのが、あのリデアさんであったことです!

リデアさんと言えば、ラルディーニなどの人気ブランドの代理店でありながら、ストラスブルゴという小売店も展開している、クラシコ・イタリアなインポートファッション好きであれば、知らない人はいないほどの会社ですよね。あのリデアさんが、こういった取り組みをしているとは、全く知りませんでした。

■実際の着心地がキニナル
さて、そんなカミチャニスタですが、一度買ってみようと買い物かごに入れたものの、一旦踏みとどまっております。(笑)と申しますのは、上記のコダワリは特に珍しいものではなく、イタリアのインポートシャツであれば、今や多くのブランドが取り入れているコトだったり致します。

また、正直今までシャツの袖が後付けであることや、ヨークがスプリットヨークになっていること。更には、背中にダーツが入っていることによって、着心地が大きく変わる、という感覚を持ったことがなかったからです。

実際、袖付けがハンドで仕上げられたシャツであれば、目隠しをされて着させられても判断できる可能性はあるのかな、と思うのですが、そうでない限りにおいては判別ができる自信が、私にはございません。

ただ、仮にシャツ(既成)の着心地を「パターン」×「縫製」×「素材」に3分割するとしたら、おそらく最も影響を与えるのは、肌に接する部分の多い、「素材」ではないか、と今は思っております。

従って、200双糸を使ったシャツであれば、チャレンジしてみる価値はあるのではないか!?と言うのが個人的見解なのですが、まだ踏み出せず。。

なお、特に日本製を謳っているわけではございませんので、価格を考えると、恐らく中国製、もしくはフィリピンなどの東南アジアでの生産なのかなと想像しております。


と言うことで、使っている生地や製法を考えると、驚異の低価格を実現しているCamicianista(カミチャニスタ)のご紹介でした。もし読者様の中で、持っているよ!という方がおられましたら、是非とも着心地なんかを含めて教えて頂きたいですっ!









圧倒的な差があるか!?:「メイドインジャパン」ブームに潜む盲点

こんにちは!
本日は、コラム的な内容でお届け致します。

ちなみに、先日書きかけの状態の本記事が公開状態になっておりました・・・。深夜に執筆していたいのですが、ボケボケしていたようです。。最近寝不足気味で、ダメダメです。大変失礼致しました。

さて、それでは本題です。

■「メイドインジャパン」ブームに潜む盲点!?
実は今回元ネタになった記事がございます。
それは、fashionsnap.comさんに掲載されていた『「メイドインジャパン」ブームに潜む盲点』という辛口!?コラム。

私のように、趣味でBlogを書いている素人の書き手ではなく、プロの方執筆されているので、えらく説得力があり、思わず読み込んでしまった記事でした。

記事の内容の詳細につきましては、直接記事をご覧頂きたいのですが、筆者の方は、「メイドインジャパン回帰、日本製礼賛がメディアを中心に先行している状況に疑問と批判的精神を抱き、その裏側にある本質的なアパレル・ビジネスの問題に光を当てている。」のだと理解致しました。

とりあえず「日本製を謳えば売れる!」、という安易な発想で日本のファクトリーでモノづくりをしようと考えてしまうメーカー側もいかがなものかと思いますが、「日本製なら安心!」と言う、これまた安易な判断で購入してしまう消費者の方にも問題はあるのかもしれません。

もちろん、私も日本人の一人として、日本製品が売れ、それを生産している日本の工場、職人さんに富が配分され、結果として経済が循環する、ということは非常に好ましいことだと思いますし、外国の資本(観光客の買い物等)に頼らず、経済が成立するのはあるべき姿なのだと思っております。

従いまして、今年は年始より、「ジャパン・メイド」や「ジャパン・企画」と言ったアイテムを私も積極的に取り上げてきたつもりです。

しかし、私が思い描いている姿は決して「メイドイン・ジャパンの”ブーム”と言う、一過性のものではなく、インポートを含めて色々検討した結果、これがベスト!と判断して選んだものが「ジャパン・メイド」であった、という姿です。つまり、デザインや価格、クオリティなどの面で、十分世界に通用する「ジャパン・メイド」のアイテムをご紹介したい、と言うことですね。

では、そんな私が思い描く”理想の姿”を実現するには、どんな視点が必要なのか。
素人的に思いついたことを書いてみたいと思います。

■産地の本質
これまで継続して本Blogをお読み頂いている方であれば、私が自身にとって初めてのブランドを購入した際には、そのブランドの背景や歴史、生産しているエリアなんかに触れてきているのをご存知のことと思います。

これでも、産地に関する記事ですと、下記の記事なんかを執筆してまいりました。
地図で愉しむ!?インポートファッション:前半
地図で愉しむ!?インポートファッション:後半

誤解を恐れずにいれば、そもそも産業が発達する背景には、大抵そのエリアならではの強みがあったりするものです。

例えば、上記の記事で言えば、イタリアの北部は、豊富できれな水資源に恵まれていることからビエラ地方に繊維・織物産業が発達し、今でも世界的に有名なミルが拠点を構えていたり、地理的条件によってヨーロッパの強国との取引が拡大する中で、いち早く工業化により発展をしていったため、有名なマシンメイドのファクトリーが多いことなどを挙げることができます。

また、イタリアの中部は、革のなめしに必要なタンニンを多く含む栗林が多く、作業に必要な水の水源であるアルノ川があるという自然環境故に、皮革産業が発展。中部に位置するトスカーナは革製品が有名ですが、シセイ(チセイ)も革の買い付けはトスカーナのタンナーから仕入れていると言いますし、同じく中部に位置するマルケ州には、トッズやサントーニと言った革製品を扱う企業の拠点があったり致します。

更に、南イタリア。工業化する北イタリアの影響を、良く言えば受けずに、悪く言えば乗り遅れたのが、ナポリを中心とした南イタリア。イタリアはもともとヨーロッパ圏では人件費が安価であったことから、フランスなどの手縫い工場的な役割を歴史的には担ってきたわけですが、南イタリアは工業化に遅れたことから、結果的に、”手縫いの聖地”としての強みを発揮するに至っております。

つまり、何が申し上げたいか、と言いますと、モノづくりにおける”産地の本質”とは、そこで生産することに、”意味”や”意義”がある。つまるところ、”強みがある”、と言うことが重要なのではないかと思うのです。

”日本製”と言うと、「安心」や「高品質」と言う言葉をイメージさせる、一種のブランドのようになってしまっておりますし、私もそのイメージを持って購買判断をしてしまうこともあるのは事実です。

しかし、産地という意味で重要なのは、日本で作ることが、海外でつくること以上に、大きな”意味”や”意義”があって、良いものを作ることができるか!?という視点こそ、抑えておかなければならないことなのかなと。たかが素人の服好きが大分偉そうなことを申し上げており、大変恐縮ですが、素直にそのように思っております。

■圧倒的な差があるか
そのような意味では、日本製であることにおいて、海外製と比べて”差”がないといけませんね。しかも、生産者だけが分かるような”差”のみではなく、消費者の視点からも分かる、もしくは理解できるような”圧倒的な差”が必要です。

結局、消費者の視点からその”差”を理解出来なければ、価格競争に巻き込まれてしまいます。そして、同じ位の品質であれば、安価に生産することのできる環境を整えた者だけが生き残ることになるからです。

もちろん価格も重要な”差”の一つでありますから、クオリティがほぼ同一であれば、海外で作るよりも、日本で作る方が安価につくることができる、という”差”があるのであれば、”日本製”であることが意味をなします。

逆に言えば、日本で生産することで”差”が出せないのであれば、アピールポイントを”日本製”に持ってくるのは意味がないのかもしれません。

一昔前は、ちょっと”粗悪”なイメージのあった「チャイナ・メイド」も、今では”世界の工場(最近はちょっと事情が異なりますが・・・)”と言われる実力は相当なもので、一般的な消費財であれば、同じクオリティという条件で勝負すれば、日本製より、中国製の方が安価に提供出来たりしますよね。

そんなことを考えますと、最初から最後まで機械で生産することのできる分野において、日本製をアピールポイントとして活用するのは難しいのかもしれません。むしろ人の手がしっかりと介在し、これまで日本の文化の中で受け継いできたノウハウや、細かい作業をしっかりと丁寧に仕上げる国民性と言った点が活かされる分野こそ、日本製が本質的に威力を発揮するフィールドなのではないかと思ったり致します。

と言うことで、これからも”驚き”や”感動”を与えてくれるような、そんな”圧倒的な差”があるジャパン・プロダクトを発掘しては、皆さんにご紹介できたらと思っております!

まとまりのない記事となってしまいましたが、、長々とお読み頂きありがとうございました。








Sciamat(シャマット) のカシミア チェスター/ポロコートを購入っ!!(後編)

こんにちは!
本日は、前編に引き続き「Sciamat(シャマット) のカシミア チェスター/ポロコートを購入っ!!(後編)」をお届け致します。

前編では、「3つの奇跡」によってシャマットのカシミア チェスター/ポロコートの購入を決断したこと。そして、「悩めるトルソー君」に着せた着用画像などをお送り致しました。後編では、そのディティールについてご覧頂こうと思います。

■脅威の心地良さ!CASHMERE From DRAPERS(ドラッパーズ)
さて、まず今回購入したSciamat(シャマット) のチェスター/ポロコートですが、ファブリックが極上なんです。使われているのは、1956年にアルトゥーロ・ローリ氏によってイタリアのボローニャで創業した、トップマーチャントであるDRAPERS(ドラッパーズ)のピュア・カシミア。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑪

イタリアでは、生地は「ヴィンテージの生地、さもなくばドラッパーズのバンチから選べ」と言われるほど、非常に高い評価を受けていることでも有名ですが、近年は日本においても積極的に展開されているようで、ご存知の方も多いかもしれませんね。

上述の通り、マーチャントですから、自ら生地を生産しているわけではありませんが、イギリスやイタリアのミルに生地の織りを依頼(プロデュース)しているそうで、その色合いや柄、風合いのセンスの良さが、特に支持を受けている所以だと言います。

ちなみに、名称である「ドラッパーズ」とは、『英語の「DRAPER=服地屋」という単語と「DRAPPERIE PER SARTI=仕立て屋のための服地商」という言葉を掛け合わせたもの。』だそうですよ。

さて、そんなドラッパーズ社のカシミア100%生地を使っているシャマットのチェスター/ポロコート。シャロンさんのOnlineShop上は、「目付500グラム程の生地」との記載がありますが、記憶が正しければ480グラム程だったかと思います。(間違っていたらすいません!)いずれにせよ、結構しっかりとした生地厚のあるファブリック。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑫

しかし、そこはさすが!?ドラッパーズのカシミア100%ということで、生地厚ながらも重たさを感じさせないフワフワで、トロトロの触り心地の良さを持っております。素人が手にしても、その素材の良さは明確に分かるほど。

そして、シャマットの中における最高級のラインであることを示す「SUPERIOR COLLECTION」のロゴ。ファブリックはシャロンさんのオーナーであるK氏やY氏が直接セレクトしていると言いますが、「SUPERIOR COLLECTION」に恥じることのない最上級のファブリックをセレクトしていらっしゃいます。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑬

ちなみに、ヴァレンティノ氏やニコラ氏からは、「生地セレクトのセンスが良い!」と言われたそうですよ!

生地の質をコントロールすることで、価格もコントロールできるはず。しかし、最上級のモノづくりをしているシャマットのコートだからこそ、その良さをダイレクトに伝えるために!?、ファブリックも最上級のものをセレクトする。このあたりのセレクトの基準と言いますか、考え方は、やっぱりシャロンさんならではかと思います。

さて、それではどんな極上のファブリックを使ったSciamat(シャマット) のチェスター/ポロコートのディティールを見て参りましょう。

■Sciamat(シャマット) のカシミア チェスター/ポロコートのディティール
まず、チェスターコート(ポロコート)の中で、私が最初に目が言ってしまうのは、ジャケット同様にラペル、フラワーホールの表情です。やっぱりラペルというのはコートの”顔”と言いますか、最も重要なパーツであると思うのです。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート③

下記はトルソーには着せず、平置きにして自然光を入れて撮影したラペルですが、非常に柔らかい表情をしていることをご確認頂けるかと思います。目付約500gもあるのに、この柔らかさ。ラペルのダブルステッチがまた味があって良いですね。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑭

こちらは夜間にトルソー君に着せて撮影した、フラワーホール。
かなりの生地厚ながら、非常に美しくしあがっております。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑮

同じく夜間に撮影したバルカポケット。
結構幅のある表情なのですが、全体として見ると非常にバランスが良いことが分かるのです。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑭_3

最初の画像でも、ラペルが非常に柔らかく返っていることはお分かり頂けるかと思うのですが、ラペル裏のハ刺しもこの通り。細か過ぎず、でも大雑把過ぎず処理がなされておりました。職人さんの技量が試される箇所の一つでしょうか。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑮

こちらは襟付け部分。
ジャケットよりも重量がある分、襟付けや袖付けなんかは着心地に与える影響が結構あると思います。襟付け箇所をみるに、ジャケットとは異なる縫い方のように見えるのですが、その理由は分かりませんでした。今度聞いてみようと思います。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑯

そして、注目の袖山部分ですが、ジャケットほどボリューミーではなく、ほど良いマニカカミーチャ仕様といったところです。ちなみに、シャマットの特徴的な肩周りですが、「シャマットスリーブ」という独自の名称が与えられているようですよ。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑨

袖の処理は、ジャケットと同様に、ニコラ・リッチ氏と同じ3つボタン。今回は2mm重ねで処理頂きましたが、もちろんサルトの職人さんによる手縫い仕上げ。出来映えには非常に満足しております。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑰

そして、背面にはポロコートたる所以の太めのバックベルトが付いているのですが、購入時にもK氏よりご説明を頂いた、ベルト裏にもカシミアを使うと言う贅沢な造り。個人的にこのバックベルトに、「プリーツ入り」と言うスタイルに、今回は最も惚れましたっ!
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑱

そしてポケットのフラップも太めでダブルステッチがしっかり入ります。
「シャマットスリーブ」もそうですが、それぞれのパーツを見ていくと特徴的なディティールが見られるものの、全体としてみると、しっかりとバランスがとれ、「シャマット」という唯一無二のスタイルをつくり上げているから不思議です。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑲

最後にご紹介するのは、このドレープ。
ヴァレンチノ・リッチ氏によるカッティングがなせる技でしょうか。バックのプリーツとともに、このドレープ具合にはグッときております。目付500gという重厚感を全く感じさせないのが、すごいですよね。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑲_2

と言うことで、個人的に気になった点を中心に、ドラッパーズのカシミアを使った、Sciamat(シャマット) のチェスター/ポロコートのディティールをお届けいたしました。

昨日インスタグラム(ID:NFLD_rm55)にもシャマットのコートのpicをポストしたのですが、若造が身分をわきまえずに購入したものであるにも関わらず、大人な皆さまから暖かい言葉を頂戴致しましたことに、この場を借りて御礼を申し上げます。着用画像も、時期をみてご紹介できたらと思います。





本日ご紹介したような、バックベルトとプリーツ入りのディティールを持ったチェスター/ポロコートをお探しであれば、個人的にはケイレッドもおススメです。キトンのアウターブランドとして立ち上がりましたが、アウターとしては価格も現実的で、なかなかフォルムも良さそうです。気になる方は是非チェックされてみてください!



Sciamat(シャマット) のカシミア チェスター/ポロコートを購入っ!!(前編)

こんにちは!
本日は、今期の、いや”私のファッション人生最大の大物”をご紹介したいと思います。

購入しましたのは、タイトルにもあります通り、Sciamat(シャマット)のカシミアを使ったチェスター/ポロコートです。「チェスター/ポロコート」と記述しているのは、両者の特徴を有しているからです。
SharonさんのOnline Shop上の表記は「ポロコート」です。

■3つの奇跡
読者様の中には、あれ?シャロンさんに入荷したSciamat(シャマット)って、ほぼ完売したんじゃなかったの!?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、本日時点では”ほぼ完売状態”で、今や数点が残るのみ。追加の入荷分は11月に入る予定であることは、以前も「極上時間 ~Sharon(シャロン)で1日を~」に記載させて頂きました。

完売状態なのになぜ購入できるのか!?

実は、シャロンさんでSciamat(シャマット)の販売を開始した2015年8月14日に、既にご紹介済みのホップサックジャケットとともに購入するという暴挙に出ておりました・・・。

もともとコートにつきましては、春先から狙っていたものがありましたので、Sciamat(シャマット)を購入予定は全くなかったのです。既にご紹介しているホップサックジャケットも、試着をするまでは、まさか自分がSciamat(シャマット)を購入するとは思っておりませんでしたが、コートについては尚更だったわけです。

ところが、サブタイトルにもございます通り、「3つの奇跡」が重なって、今回購入に踏み切った次第です。それでは、その「3つの奇跡」を簡単にご紹介致しましょう。

・1つ目の奇跡
モノを買うに当たっては、先立つものがなければどうにもなりません。実は、今回Sciamat(シャマット)を購入することになった8月の少し前に、プチ・ボーナス的な存在となる資金の確保が出来ておりました。まったく予期せぬことではありましたが、このプチ・ボーナス的な資金の存在がなかったら、さすがにコートは手が出なかったと思います。

と言うことで、一つ目の奇跡は、「資金」に関するものです。

・2つ目の奇跡
Sciamat(シャマット)をご紹介した「Sciamat(シャマット)日本、本格上陸!!:後編」においても詳述しておりますが、8月14日には、オーナーであるK氏が店頭におり、シャマット取扱の経緯などを改めて直接伺っておりました。その”熱い想い”に触れていると、なんだか自分の胸が熱くなってきてしまい、目頭がっ。(笑)嘘のようなホントの話です。

つまり、オーナーであるK氏をはじめ、シャロンの関係者皆様のシャマット取扱における熱い想いに、心を動かされてしまう、と言う「奇跡」が起きたわけです。当然ですが、これまでそういったことに心を動かされて、何かを購入したことはございません。

従って、二つ目の奇跡は、「想い」に関するものです。

・3つ目の奇跡
そして、最後の奇跡ですが、当日は入店するや否やシャマットの試着を行っていたわけですが、ほどなくすると友人Blogerである伊達男さんを通じて知り合い、オフ会などもご一緒させて頂いているスナフキンさんが来店されました。もちろんお目当てはシャマット!(笑)

ご挨拶もほどほどに、スナフキンさんがコートを試着され、その後ろ姿を見た瞬間、「これは無理をしてでも買わねばならないっ!」という強い想いが芽生えたのです。それくらい、コートの後ろ姿にこれまで感じたことのないような”色気”と言う名の”エレガンス”を感じました。

ジャケットもそうですが、コートなどを試着して鏡越しに自分を見て分かるコトと、他の方が着ている姿を見て、見えるモノと言うのは、正直まったく異なると思っています。人が着ているからこそ、見えるコト、見えるモノもある!と言うことですね。

と言うことで、最後の奇跡は「後ろ姿の奇跡」とでもしておきましょうか。

嘘偽りなく、上述した3つの”奇跡”が同時に起こらなければ、正直ジャケットも含めてシャマットを購入していたか、出来ていたかは分かりません。この偶然によって生み出された奇跡が、私の”理性”を越えた、”感性”による、ファッション人生最大の買い物を実現させたことは、間違いありません。

当然ながら、シャマットのコートがあまりにも素晴らし過ぎる、という前提のもとで、上述した3つの奇跡が重なり、起きたことではありますね。。後先考えずに買い物するのは、もうこれくらいにしないと本当にまずそうです・・・

と、身分不相応も甚だしい私のコート購入に関する経緯を聞いていても、全く面白くはないと思いますので、実物をご紹介させて頂こうと思います。

■これが、Sciamat(シャマット)のカシミア チェスター/ポロコートっ!
ちなみに、相変わらず写真が下手くそですが、ご勘弁下さい・・・。
また、ジャケットの時と同様に、私の稚拙な解説は不要かと思いますので、まずはご覧くださいませ。


Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート①


Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート②


Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑥


Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート④


Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑤


Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート③


Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑦


Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑧


Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑨


Sciamat(シャマット) カシミア チェスターポロコート⑩



ちょっと色の出方が明るすぎ(白っぽい)のですが、実際はもっと落ち着いたダークネイビーなカラーです。それでは、「前編」はこのあたりで締めさせて頂き、次回「後編」と称しまして、ディティールなどを中心にご紹介したいと思います。









stefanobigi(ステファノビジ)のレジメンタル・ストライプネクタイ(CUBA)を購入!

こんにちは!
本日は、”良質なネクタイ探しの旅!?”がテーマです。

私がネクタイを好きなことは、本Blogでは何度も取り上げさせて頂いておりますし、お気に入りのネクタイ・ブランドもございます。しかし、色々なネクタイを試してみて、やっぱりこれだっ!と思えるネクタイこそ「真のマイ・ネクタイ!」(笑)だと思っておりますので、これからも気になるブランドは試してみたいと思っております。

それでは、本日のネクタイ探しの旅行記をご覧頂きましょう。(笑)

■stefanobigi(ステファノビジ)とは
さて、最近の良質なネクタイ探しの旅で出会い、本日のご紹介させて頂くのは、自身初となりますstefanobigi(ステファノビジ)のネクタイです。大手セレクトShopなんかでは結構取扱のあるブランドだそうですので、既にお持ちの方も多いかもしれませんね。

このステファノビジですが、実は”イタリアはミラノにおいて三代も続く老舗ネクタイブランド”だそうで、創業は1938年とかなり古いネクタイファクトリーである、WESTPOINT(ウエストポイント社)のオリジナルブランドです。

今回購入させて頂いたのは、ちょうどポイント7倍セールを行っていた粋な着こなしさん。粋な着こなしさんのサイトには、ステファノビジにつきまして、下記のような説明がありました。

『数え切れないほどあるイタリアのネクタイブランドの中で、近年、日本市場でもっとも成功を収めているのがステファノビジです。セレクトショップや百貨店のネクタイ売り場には、必ずと言っていいほどステファノビジのネクタイが並べられており、人気を呼んでいます。』

ここ最近私がネクタイを購入すると言ったら、お世話になっているSharon(シャロン)さんか、楽天のWebShopしかありませんので、セレクトShopや百貨店のネクタイ売り場をじっくりとチェックしたことはありませんでした。しかし、上記の説明をそのまま受け取るのであれば、結構人気のブランドなのかもしれません。

ところで、なぜ今、ステファノビジなのか!?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、単純に柄に惹かれたからです。(笑)

普段は、柄や素材(生地)から始まり、締め心地(芯材)、仕様、産地、なんかが気になる私ですが、初めてのブランドを購入する際は、大抵「柄」から入ることが多いです。

と言うことで、私が気にいった”柄”につきましては、実物をご紹介しながら見て頂きたいと思います。

■stefanobigi(ステファノビジ)のレジメンタル・ストライプネクタイの実物をご紹介
タイトルにも書いてありましたので、もったいぶる必要もないのですが(笑)、私にしては非常に珍しいレジメンタル・ストライプのネクタイを今回購入致しました。

いかにも今季的な!?アズーロ・エ・マローネ(青と茶)なカラーリングのネクタイです。また、今回のポイントはこのカラーリングだけではなく、ちょっと広めのピッチのストライプ。ホワイトのステッチングも温かみがあって良いですね。
stefanobigi(ステファノビジ)のレジメンタル・ストライプネクタイ①

大剣裏にはシルクのライニングがあり、スフォデラータ仕様ではありません。
このあたりは、ミラノという北イタリアに属するエリアならではの、精緻な雰囲気を感じます。
stefanobigi(ステファノビジ)のレジメンタル・ストライプネクタイ②

最近はドディチ・ピエゲ(12折)仕様など、ちょっと豪華なネクタイを購入することも多いですが、今回はスタンダードなトレ・ピエゲ(3つ折り)仕様のネクタイです。
stefanobigi(ステファノビジ)のレジメンタル・ストライプネクタイ③

ただ、手作業ならでの証であるスリップステッチが見られるあたりに、三代も続く老舗ネクタイブランドであることを感じさせますね。
stefanobigi(ステファノビジ)のレジメンタル・ストライプネクタイ④

素材は、ウール100%。「トップクオリティのウール素材を原料にした紡毛糸を引き揃えて上撚りをかけた後、高密度に打ち込んだオックスフォード組織のテキスタイル」と、商品説明にはありましたが、結構打ち込みがしっかりしていることは、生地の表情からも分かりましたよ。
stefanobigi(ステファノビジ)のレジメンタル・ストライプネクタイ⑤

トレ・ピエゲながら、生地の厚みによるふっくらとした質感は、とても好印象!
ほど良いウォーム感と、シャープな感じが絶妙な具合でバランスしているように感じました。
stefanobigi(ステファノビジ)のレジメンタル・ストライプネクタイ⑥

それでは、恒例の「悩めるトルソー君」に登場してもらい、着用イメージをご紹介致します。
ジャケットはラルディーニのホップサックJKT、シャツは、ヴィンツェンツォ・ディ・ルジェッロ、ニットジレはグランサッソで、チーフはRODAです。全体的にネイビーのワントーンを意識しながら、ネクタイとチーフで、シックブラウンを取り入れます。
stefanobigi(ステファノビジ)のレジメンタル・ストライプネクタイ⑦

芯材は少し固めかなという印象です。また、素材のボリュームはあるのですが、思ったよりもしっかりとノットを絞り込むことができました。芯材にハリがありますので、ダブル・ディンプルの造詣も綺麗に決まります。
stefanobigi(ステファノビジ)のレジメンタル・ストライプネクタイ⑧

実はこの後、自分でも締めてみましたが、なかなか良い感覚で、ノットを絞ることができましたよ。ここまで芯材にハリがありますと、ネクタイも解けにくいですし、使用後の皺の回復力も高いのではないかと想像します。
stefanobigi(ステファノビジ)のレジメンタル・ストライプネクタイ⑨

表生地の表情も良いですし、ノットのサイズもほど良く絞り込める。更に、ハリのある芯材によって、ディンプルも綺麗な形を描くことができますし、個人的にはなかなか好印象のネクタイです。スフォデラータ仕様ではないので、ふんわりとした軽さまでは出せないかもしれませんが、本日合わせたようなラルディーニやタリアトーレのジャケットなんかにはぴったりかもしれません。
stefanobigi(ステファノビジ)のレジメンタル・ストライプネクタイ⑩

ちなみにお値段ですが、税込12960円とネクタイの中ではお手頃価格。
このクオリティとこの価格だったら、個人的には自信をもっておススメしたいネクタイブランドの一つだと思います。



PHILIPPE MODEL(フィリップモデル)!?

こんにちは!
本日は、最近取り扱いShopが急激に!?増えているPHILIPPE MODEL(フィリップモデル)を取り上げます。なお、最後にちょこっとお得な情報もとりあげますので、チェックされてみてください。

あ、あと、本日シャロンさんとのコラボBlogである「Think elegant!」を更新しました!週末に向けての前フリ!?だったり致しますので、そんなことを頭の片隅に置きながら、暇つぶしにお読み頂ければ幸いです。

では、本文に戻りましょう。

■PHILIPPE MODEL(フィリップモデル)
さて、既にお持ちの方、またご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、はじめて聞くブランドだ、という方もいらっしゃるかもしれませんので、まずはブランドのご紹介から。

もともと、80年代にアクセサリーのデザイナーとしてフランスを一世風靡し、現在はインテリアの世界でも活躍するというデザイナーのPHILIPPE MODEL(フィリップモデル)氏。帽子をはじめ、他にもバッグやシューズなどファッション小物の製作活動を行うなど、「天は二物を与えず」と言う言葉の”ま逆”をいくような才能をもつ同氏が、2008年にルブタンの元デザイナーであるイタリア人デザイナーのPaolo Gambato氏と出遭ったことで、2009年SSよりスタートしたのが、スニーカーコレクションを中心とした同ブランドです。

特に注目が集まっているのは、その製法。生産はイタリアはヴェニス近郊の街である、Riviera del Brentaにおいて熟練した靴職人の手で行われていると言いますが、レザーのカッティングや靴底の組み立てなど、その生産プロセスは、まるでドレス靴のように、手間暇をかけてつくられているそうです。

以前、「ダブルモンクなスニーカーが面白い!?」と言う記事にて、Pantofola d'Oro(パントフォラ・ドーロ)というブランドをご紹介させて頂きましたが、生産アプローチは近いものがあるかもしれません。

ただ、Pantofola d'Oro(パントフォラ・ドーロ)と異なるのが、そのデザイン。フランス人デザイナーということもあって、エスプリの効いた、独自のエレガンスが現れているように思います。下記は、新作である「TRLUWS12」と言うモデルですが、シンプルで、ベーシックなんだけれど、どこかモダン。そして、スニーカーらしくないエレガンスを感じます。
フィリップモデル_001

最近はアディダスのスタンスミスを代表とした、ローテク・スニーカーが支持を集めておりますが、そんなトレンドの流れにぴったりとそった雰囲気とフォルムながら、なんだかちょっとスタイリッシュ。
フィリップモデル_002

後ろ姿もいいですね。
ホワイトベースに、キャメル、そしてネイビーを持ってくるあたりにセンスを感じます。
フィリップモデル_003
※画像は全て、ジャケットリクワイヤードさんより拝借しました。

私は、独自のスタイルをお持ちで、クラシコイタリアとアメカジ、スポーティなんかのテイストを絶妙にミックスさせていらっしゃるブロガーであるyonyさんが今季購入されているのをみて知りましたが、非常にカッコいいスニーカーだと思っております。

■超絶人気で完売続出!?
ただ、非常にカッコいいのですが、上述したようなコダワリを持って生産されているからか、価格もスニーカーながら5万円前後と非常に高価な設定となっております。

しかし、そんな価格設定ながら、入荷するShopでは完売が続出するという、多く方の支持を集めている模様。私は特にカジュアルスタイル、とりわけスニーカーコーデが下手くそなので、上手く着こなせないだろうと指をくわえてみている始末。。

上述しました通り、フォルムは比較的シャープで、インコやPT01なんかのパンツにもあわせやすそうなので、1つあっても良いかなとかなり悩み中。オールホワイトのローテク系モデルも良いですね。



他にもディアドラのヘリテージのような雰囲気をもったモデルもあったりと、結構多種多様です。


個人的には、色の出方やその組み合わせ方が斬新で、他にはないテイストかなと思ったりしております。


一度、ボリューム感の確認も含めて、今店頭で試着してみたいスニーカーNo.1ですね。


探せばポイント還元率が高いShopもありそうなので、気になっている方は色々探してみると良いかも知れません!


と言うことで、Pantofola d'Oro(パントフォラ・ドーロ)、PHILIPPE MODEL(フィリップモデル)と、大人がクラシコ・イタリアなファッションスタイルに合わせられるような、魅力的なコダワリ系スニーカーが続々と登場しておりますね、というお話でした。

私はスニーカースタイルが下手なので、バンズやNewBalance、ディアドラと言った比較的手の届きやすいプライスゾーンのスニーカーを活用しておりますが、子供と遊んだり、一緒に動く際には圧倒的にスニーカーの方が楽ですよね。従って、大人のスニーカーは、今後も注目していきたい分野の一つです。

■おまけ
さて、本日はお得な情報を2つほど。

PCでご覧の方は、サイドバーにセール情報を掲載しているので、既にチェックされた方もいらっしゃるかもしれませんが、本Blogではお馴染みの、BOUNCE-UPさんが、10月21日から、早くもイザイアとタリアトーレの2015年AW新作を20%Offというプライスで提供しています!更に楽天ポイント10倍!だそうですから、実質30%Off!恐らく日本で最も早い2015年AWアイテムのセールかと思いますっ!

また、Amazonではエンツォ・ボナフェの一部商品がなんと40%以上のOffプライスに加えて、クーポン利用でもう10%Offという驚異のプライス!既にサイズが大分欠けていますが、マイサイズがあれば日本で最もお得にエンツォ・ボナフェが購入できる機会だと思います。

是非、チェックされてみてください!


ALDENはやっぱりデニムに合わせたい!?:ALDEN(オールデン)ペニーローファー♯986

こんにちは!
本日は、「ALDEN(オールデン)ペニーローファー♯986(コードヴァン)を購入! 」の記事でもご紹介しました通り、先日遅い夏休みを頂いて訪問したハワイにて奇跡的に出会うこととなりました、ALDEN(オールデン)のペニーローファー♯986の着用イメージをご紹介したいと思います。

それでは、早速行きましょう。

■ALDENはやっぱりデニムに合わせたい!?
個人的には、ALDENと言ったらまずはデニムに合わせたい!ということで、本日はデニムスタイルのご紹介です。この秋口に活躍するのが、バラクータのブルゾン(G4:36)。ジャケット代わりに使えます。その他のアイテムですが、シャツはジャンネットのオックスフォードシャツ(37)、AD56のニットタイ、ブリッラ・ペル・イル・グストのジレ、ヤコブのデニム(688:30)です。
ALDEN(オールデン)ペニーローファー♯986_コーデ①
※172cm 59kg ウエスト76cm

デニムと言ったらもともと作業着であったことは有名ですが、そんなデニムとワーカー風のブルゾンとの相性は抜群!?と言うことで、季節的にちょうど良い秋口にはここぞとばかりに活用したくなったり致します。(笑)

続いてもブルゾンですが、こちらはヴァルスター(46)。チェックのシャツはイレブンティ(37)、ラペル付きのジレはスリードッツです。やっぱりなんか、アメリカを意識したスタイルになってしまいますね。(笑)
ALDEN(オールデン)ペニーローファー♯986_コーデ②

お次は、カジュアルなジャケットスタイルです。
スティレ・ラティーノのブークレ調ウィンドペン・ジャケット(42)に、アレッサンドロ・ゲラルディのブロックチェックシャツ(37)、ルイジボレッリのニットタイに、ラルディーニのサマーツイードジレ(44)。そしてチーフはRODAです。
ALDEN(オールデン)ペニーローファー♯986_コーデ③

個人的に「ジャケット×デニム」のスタイルは好きなので、これまた、この時期のオフタイムには是非取り入れたいスタイルです。ちなみに、オールデンのローファーを合わせるならヤコブでも細身のBUDDYではなく、若干裾幅のある688が気分です。

最後は、ISAIAのドネガルツイードのウィンドペンジャケット(42)、シャツはジャンネットのシャンブレー(XS)、タイはジュストビスポークの小紋柄タイで、グランサッソのニットジレ(44)を挟んでます。チーフは先日購入をお伝えしたティート・アッレグレット。
ALDEN(オールデン)ペニーローファー♯986_コーデ④

このようにしてみると、ネクタイってやっぱり重要ですね。カジュアルなニットタイはしっくりきますが、ジュスト・ビスポークの小紋柄タイを合わせると、若干バランスが難しい。ラルフ・ローレン氏のようなタキシード×デニムのスタイルを着こなすセンスがあれば、良いのかもしれませんが、私にはちょっとレベルが高すぎでした・・・。(汗)

■ALDENの着こなし
さて、ALDENはもともと医療用の矯正靴から発展していったことは有名ですよね。内振りのカーブがきつめに設定されてるモディファイド・ラストなんかは、オールデンのヒストリーとアイデンティティを象徴するラストである、とは言われますが、独特の履き心地の良さはそんな起源にも伺い知ることができるわけです。

もちろん今ではアメリカン・トラッドを代表する既成靴ですから、ドレス/ビジネス・スタイルにうまく合わせている方もインスタグラムなんかでは沢山拝見致します。

ただ、私もビジネスに用いることはあるのですが、スーツ・スタイルに合わせることはほとんどなく、ほとんどジャケパンと言った、スーツに比べるとフォーマル度の下がるスタイルに合わせることが多いです。

特にALDENの歴史や起源うんぬん、と言うのは全くないのですが、個人的には若干カジュアル色の出ているジャケパンスタイルの方が、自分的に気持ち良く履けるのです。

と言うことで、個人的にオールデンを用いる際には、どちらかというと抜け感のあるスタイルと言いますか、若干カジュアル要素の強いスタイルが多いのですが、皆さんはいかがでしょうかっ!?もちろん私が所有するのは、Uチップ2足にタッセルローファーと、今回購入した#986と言ったカジュアル要素のある靴が多いので、そういう気分になるのかもしれません。

いずれにせよ、2歳の娘にとっての初ハワイで奇跡的に出会えたALDENの#986コードヴァン。これから娘とともに、どんな風に成長して行ってくれるのか、とても楽しみです!
ALDEN(オールデン)ペニーローファー♯986_コーデ⑤