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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

T-fal(ティファール)のスチームアイロン・フリームーブ パワー FV9985を購入!

こんにちは!
本日は、久しぶりの「メンテナンス」カテゴリの記事をお送り致します。しかも、「メンテナンス」カテゴリにしては珍しい、購入記事です。

これからご紹介致しますのは、タイトルにもあります通り、T-fal(ティファール)のスチームアイロン。それも、ただのスチームアイロンではございません。”ティファール史上最高(※1)”の大量ジェットスチームを兼ね備えた、コードレスタイプの「パワー FV9985」というモデルです。
※1:2014年9月現在

■アイロンがけにおける苦難
さて、ちょっと大げさすぎるサブタイトルですが気にせずまいりましょう。

お恥かしいことですが、私が自らのシャツを自分でアイロンがけするようになったのは、昨年(2014年)からです。「アイロンがけは紳士の嗜み!?:アイロン技術講習会に参加する」と言う記事にて記載しましたように、リングヂャケットさんで開催された”アイロン掛け講習”に参加したことがきっかけとなり、自ら本格的にアイロンがけをするようになりました。

それまでは、ドレスシャツは大抵クリーニングに出してしまい、カジュアルシャツは洗いざらしで着用することが多かったのです。ところが、講習においてアイロンがけのテクニックをご教授頂き、更に、後に私の師匠として交流を持たせて頂くこととなる御方(某エリアでクリーニング店を経営)からのご指導を賜りながら、技術の向上に努めてまいりました。

私自身の努力が足りない、もしくは、自身のアイロンがけにおけるテクニックがまだまだ未熟であるという問題もあると思いますがが、最近の悩みはアイロンがけの時間が一向に短くならないのです・・・。

その大きな原因(だと私が考えている)は、使っているアイロンそのもの。実は上述しましたように、これまでドレスシャツはクリーニングに出してしまっていた為に、一人暮らしの時代にはアイロンを所有しておりませんでした。従いまして、我が家にあるのは嫁さんが一人暮らしの時代に使っていた、5年以上も前のアイロンです。

幸いスチーム機能を搭載しているのですが、いかんせん”出”が良くない・・・。スチーム噴射ボタンを押しても忘れた頃に突然スチームを吹き出したりと、かなりマイペースな”奴”なんです。従って、どうしてもシワが取れにくく、何度もかけていると時間がかかってしまうのです。

もちろんシワ伸ばしのスプレーも我が家には完備しております。ただ、特に合理的根拠があるわけではないですが、自然素材のシャツにはあまりシリコン等の化学成分を吹きかけたくないという思いがあり、よほどのコトがないと使っておりません・・・。

従って、基本はアイロンとそのスチーム機能のみでアイロンがけ(シワ伸ばし)をしているわけですが、この時期ならまだしも、夏場ともなりますと、汗だくです・・・。

そんなこともあり、最新型のアイロンを欲しておりました。そんな時に、購入金額が増えれば増えるほどポイント付与率がアップする楽天のキャンペーンが開催されており、先日ご紹介したROTAのウール・カシミアのパンツや娘の誕生日プレゼントとともに、一緒に購入してしまいましたっ!

それでは、実物をご覧頂きましょう。

■T-fal(ティファール)のスチームアイロン・フリームーブ パワー FV9985の実物をご紹介
パッケージの左上に誇らしく入る、「アイロン売上世界No.1」のロゴ。色々とリサーチした中では、ティファールのこのモデルが機能面及び、評判(口コミ)の観点から良さそうだと言うことで、セレクトしました。ちなみにカラーは選択肢がなく、このモデルはレッドのみでした。
T-fal(ティファール)のスチームアイロン・フリームーブ パワー FV9985①

持ち歩きに便利な仕様。このあたりは今まで使っていたアイロンと同じですが、便利ですよね。
T-fal(ティファール)のスチームアイロン・フリームーブ パワー FV9985⑥

蓋をあけると、こんな感じ。なんだがガンダムライクな印象を覚えてしまうのは私だけでしょうか。(笑)アイロンと言えど、メカにドキドキしてしまうのは、男性ならではの感覚かもしれません。。
T-fal(ティファール)のスチームアイロン・フリームーブ パワー FV9985②

温度調節レバー。基本的にはコットンやリネンくらいしか洗濯しませんが、ジレの後ろ身頃など、合成繊維が使われている場合は温度調整を間違えると大変なので、その辺は気を使いますすね。
T-fal(ティファール)のスチームアイロン・フリームーブ パワー FV9985③

スチーム用の水を入れる蓋は前面にあります。
T-fal(ティファール)のスチームアイロン・フリームーブ パワー FV9985④

蓋をあけて、ここから水を入れます。ちなみに前方にある白いボタンのような突起物は、スプレーが噴射されるノズルです。
T-fal(ティファール)のスチームアイロン・フリームーブ パワー FV9985⑤

持ち手のハンドル手前に、スプレーボタン(右)とジェットスチームボタン(左)がついておりますので、アイロンがけをしながら、指で押下すれば、ワンタッチで噴射が可能。
T-fal(ティファール)のスチームアイロン・フリームーブ パワー FV9985⑧

またハンドル下にはスチームの切り替えトリガーがついており、通常はこちらでスチームを噴射します。また、一度にたくさんのスチームを出したい時には、上記のジェットスチームボタンを押下するという仕様のようです。どちらも持ち手でできるので便利ですね。
T-fal(ティファール)のスチームアイロン・フリームーブ パワー FV9985⑨

アイロンのかけ面はこんな感じ。スチームをだすぞっ!と言う意気込みが感じられます。(笑)
T-fal(ティファール)のスチームアイロン・フリームーブ パワー FV9985⑦

なお、スチームアイロンにありがちな、本体内部にたまる水垢ですが、これを防ぐための「水垢防止バルブ」やアイロン内部にたまった汚れを除去する「セルフクリーニング」機能を搭載するなど、最新鋭の機能がたくさん完備されており、大変驚きました。

ちなみに、アイロン本体の重さはそこそこありますが、男性であれば全く気になりませんし、基本はアイロンの重さでプレスするということを考えれば、必要十分な重量のように感じます。

スチームアイロンとしても機能しますので、汗をかいた際のジャケットの脇下など、クリーニングに出しにくいアイテムでも、スチームであれば気にせずメンテナンスが出来ますね。

と言うことで、次回は使用感をお伝えしたいと思います。
なお、シャロンさんとのコラボBlogである「Think elegant!」を更新しました。ご興味を持って頂ける方は、是非ご覧くださいませ!










ROTA(ロータ)のチェック柄 ウール・カシミア パンツを購入!  

こんにちは!
ちょっとパンツネタが続きますが、本日は気になっていたブランドのご紹介です。

それは、タイトルにもありますようにクラシコ・イタリア協会にも加盟しており、人によってはプレタポルテ(既成)パンツの最高峰ブランドとも評されるROTA(ロータ)。私にとりましては、初めてのブランドとなりますので、サラっとブランドに触れるところから始めたいと思います。

■ROTA(ロータ)とは
ROTA(ロータ)は、1962年にアンぺリオ・ロータ氏がイタリアのパルマで創業した、パンツ専業のブランドです。クラシコ・イタリア協会加盟しているパンツ・ファクトリーとしては屈指の技術力を持っていると言われており、そのコダワリはパンツ界の王様たるインコテックスを凌ぐとも言われているようです。

実際、PRADA(プラダ)をはじめとする、有名ブランドのOEMを請け負っていることでも知られていると言いますが、セレクトShopで見かけることが少ないブランドではありますね。それもそのはず、コダワリを持って最高級の生地や釦は全てナットボタン(椰子の実)を使っていることなどから、その価格も5万円から6万円と既成のパンツにしてはかなり高価な部類に入ります。

現在でも大手セレクトShopなんかではオーダー会もやっておりますので、もしかしたら読者様の中でも作られた方がいらっしゃるかもしれませんが、なかなか驚きのお値段ですね。

ちなみに、TIE YOUR TIE(タイユアタイ)と言えば、日本の中でもかなりハイクラスなブランドのアイテムを扱うShopということでも有名ですが、そんなタイユアタイが別注してパンツを作っているのが、ROTAだったり致します。

私の場合、伝説のパンツ職人一家であるモーラ家による手縫いのパンツである、レ・スパーデとシャロンさんで出会ってしまっており、現在私がもっとも気に入っているパンツ・ブランドがレ・スパーデです。

従って、お気に入りのパンツ・ブランドがある以上、あえてROTAを買う必要性はなかったのかもしれません。ただ、やはりまだまだ修業の身!?色々なパンツを履きこんでみて、自分の中の感性や感覚、判断基準などをさらにブラッシュアップすべく、試しに1着購入してみました。

それでは、実物をご覧頂きましょう。

■ROTA(ロータ)のチェック柄 ウール・カシミア パンツの実物をご紹介
今回購入しましたのは、こんなグレイベースに、ベージュとブラウンのチェックが入ったウール・カシミア混紡のパンツ。さすがに、全体のプロポーションは美しさを感じました。かなりキチッと作っている感覚です。

ただ、これまでROTAを買ってこなかった理由の一つに、シルエットが今の自分の気分と少し異なる、と言うものがありました。ご覧頂いても分かるかと思いますが、裾幅21cmとかなり今の気分と比べると太いですね。以前某セレクトShopで試着したこともありましたが、モダンまたはスタイリッシュと言うよりは、クラシックよりな気がして購入までは至りませんでした。
ROTA(ロータ)のチェック柄 ウール・カシミア パンツ①
※現在はモデルによってはテーパードがよりきいたものもあるようです。

こちらは生地の表情です。カシミアが入っているため、触り心地は非常にしっとり、滑らかな触り心地。カシミア混のパンツとは、かなり贅沢な生地を使っておりますよね。通常膝が出てしまうからか、カシミアのパンツはあまり見たことがありません。
ROTA(ロータ)のチェック柄 ウール・カシミア パンツ②

ステッチングはマシンですが、かなりピッチ幅も細かく、とても綺麗です。素人でもそのように思う位ですから、実際プロが見ると、他のパンツブランドとの縫製力の差は良く分かるのかもしれませんね。
ROTA(ロータ)のチェック柄 ウール・カシミア パンツ③

こちらは、こだわっていると言うナットボタン。高級紳士服には、大抵水牛かナットボタンがついていることが多いですよね。このナットボタンは光沢感がないので派手さはありませんが、質感の良さはしっかりと伝わってまいります。
ROTA(ロータ)のチェック柄 ウール・カシミア パンツ④

パンツを裏返してみました。
いかがでしょうか。インコテックスも裏返しにしてみた際には、かなり綺麗に副資材がついており、その良さが理解できましたが、ROTAもそんなインコテックスに引けを取ることなく、美しさを感じるプロポーションです。
ROTA(ロータ)のチェック柄 ウール・カシミア パンツ⑤

ボタンホールは全てマシン(ミシン)ですが、裏側から見ても、とても美しく処理されているのが分かりますでしょうか。こういう見えない所に労力をかけ、美意識を宿しているブランドは信頼できる気が致します。
ROTA(ロータ)のチェック柄 ウール・カシミア パンツ⑥

一応表からもボタンホールは見ておきましょう。
とても綺麗ですよね。
ROTA(ロータ)のチェック柄 ウール・カシミア パンツ⑦

縫い合わせ箇所を確認しましたが、どこも完璧な柄あわせには驚きました。ここまで揃えるにはもちろんマシンによる裁断ではなく、職人さんによる手裁ちによるものだろうと想像致します。
ROTA(ロータ)のチェック柄 ウール・カシミア パンツ⑧

このように見て参りますと、確かに手の込んだ、丁寧な作りを経ているパンツだということが、素人ながらに理解することができました。ただ、タグを外してインコテックスと並べられたら、判別がつくか、と言いますと、私のレベルでは難しい可能性もあります。

また、穿いた感じは、素材の良さも手伝って抜群の心地良さはあるものの、インコテックスと比較をして、穿き心地にそこに大きな差を感じることができるか、と言いますと、それは私には難しいようにも感じました。つまり、確かに素材の良さ、縫製の良さなどは感じるものの、インコテックスと1~2万円のプロパー価格の違いを、穿き心地という観点では私は体感できませんでした。

とは言え、作りこみが丁寧で、しっかりしている良いパンツ、であることは間違いないと思っております。

ちなみに、今回はウエスト及び幅詰め、ダブル幅直しという結構おおがかりな手術(お直し)をしております。つまり、お直し前提で購入したと言うことですね。

もちろんお直し前提ですから、プロパー価格である5万、6万円という価格はちょっと厳しい・・・、と言うことで、新品のような綺麗さのある中古を、1万円(税別)という価格で購入ました。更に、夏くらいに行われた楽天お買い物マラソンで貯めた期間限定ポイントが大量に入りましたので、キャッシュアウトは5千円以下という驚異の価格での購入となりました。

今回お世話になりましたのは、新品、中古ともに扱いのあるリタリオリブロさん。日々様々なお得な商品が入荷しておりますので、是非チェックされてみてください!





最近のモデルは大分テーパードが効き、モダンにアレンジされているようですね。




Le Spade(レ・スパーデ)  ブラウングレーのモールスキン・パンツを購入!

こんにちは!
本日は、先日ご紹介させて頂いたLe Spade(レ・スパーデ) のウィンドペン柄ウール・パンツと同時に購入しておりました、ブラウングレーのモールスキン・パンツをご紹介してまいりたいと思います。

■モールスキンとは
さて、なんとなく聞いたことのある単語のようにも感じますが、モールスキンとは一体なんでしょう!?

Wikipediaによりますと、一言で言うのであれば『厚手のコットン生地』のこと。ウールではなく、コットンですので動物性ではなく、植物性の生地ですね。英語で「モール(mole)」はモグラのことを意味しますが、その名の通り、元は「モグラの毛革」を意味していたようです。ただ、今はその意味合いは廃れてしまい、モグラの毛革に似た質感の『厚手のコットン生地』のことを指すようになったのだとか。

本来持っていた意味が廃れてしまい、借りものだったはずのものが、その意味を持つようになる、とは非常に珍しい!?言語の変遷プロセスのようにも思いますが、試験には出ませんので!?サラッと流しておきましょう。(笑)

さて、モールスキンの生地としての特徴ですが、スエードのような起毛感のある、しっかりとした質感であることが挙げられます。厚手のため耐久性もありますし、ほど良い起毛により触り心地も良いですね。ファッションアイテムとしては、秋冬の定番生地でもありますから、お持ちの方もいらっしゃるかと思います。

私も以前何回かインコテックスのモールスキン素材のパンツを購入しようと考えたことはあったのですが、結局ウールパンツにいってしまったり、コーデュロイを買ってしまったりと、なかなかご縁のなかった素材でもありました。

と言うことで、実は自身初のモールスキンのパンツだったり致します。
今回はシャロンさんでレ・スパーデのモールスキンを使ったパンツの実物を見て、カラーリングと質感が非常に気に入ったので、カジュアルパンツながら、購入することと致しました。

それでは、ご覧頂きましょう。

■Le Spade(レ・スパーデ) のモールスキン・パンツの実物をご紹介
購入しましたのは、こんなブラウンカラーのパンツです。よく見ると、グレーがかっており、かなり渋いのです。手縫いのカジュアルパンツとは、なんとも贅沢が気が致しますね。ちなみにクリースもしっかりと入っており、上品な着こなしができるのも嬉しいポイントです。
Le Spade(レ・スパーデ)  ブラウングレーのモールスキン・パンツ①

生地の表面はこんな感じです。
かなり肉厚な感じが画像からも伝わりますでしょうか。ほど良く起毛しており、肌さわりの良い生地ですね。
Le Spade(レ・スパーデ)  ブラウングレーのモールスキン・パンツ②

カジュアルパンツとは言え、つくりはドレスパンツと変わりません。
パンチェリーナ仕様ももちろん踏襲しており、釦の質感も相当に良いです。
Le Spade(レ・スパーデ)  ブラウングレーのモールスキン・パンツ③

実は画像を通してみるよりも肉厚感がすごいのですが、ハンドステッチもしっかり入っておりました。縫うのにチカラが必要そうで、職人さんも大変だったのではないか、と勝手ながら想像致します。
Le Spade(レ・スパーデ)  ブラウングレーのモールスキン・パンツ⑥

こちらは裾の画像。かなり厚みがあるのがお分かり頂けますか!?ただ生地厚ながら、歩きやすさは抜群ですので、脚にひっかかるようなツッパリ感はありません。しかしこれだけしっかりした生地ですと、丁寧に履けば5年、いや10年近くはいけるでしょうか!?
Le Spade(レ・スパーデ)  ブラウングレーのモールスキン・パンツ⑤

ちなみに今回驚いたのが、裏地がしっかりとつけられていたことです。春夏のパンツは軽い穿き心地を実現するためか、裏地はついていなかったのですが、秋冬はしっかりと縫いりけられておりました。もちろん、少し前にご紹介したウィンドペン柄のウールパンツにもついておりましたよ。
Le Spade(レ・スパーデ)  ブラウングレーのモールスキン・パンツ④

なお、当Blogでは、レ・スパーデのパンツは既に5本目のご紹介となりますので、今回はこのあたりでおしまいにします。(笑)ちなみに、ブラウンカラーと言うのは個人的に大好きなカラーリングですが、クラシックなルールに基づいてあえて分類するとすれば、カジュアルなカラーリングとされますね。

ただ、カジュアルなカラーリングだからこそ、エレガントに着こなしたいと個人的には考えているのですが、その点今回購入したレ・スパーデのモールスキン・パンツは、色が良いのです。重すぎず、軽すぎず、なんとも言えない絶妙なカラーリングは、ジャケットを合わせることはもちろんですが、ニットアイテムなんかを合わせても、カジュアル過ぎない雰囲気を与えてくれそうです。

今年の秋冬はヘビロテしそうな気がしておりますが、しっかりと使いこんで、更に味のあるパンツに育てていきたいと思います。








LARDINI(ラルディーニ) ビターブラウンのウール・ジレを購入!

こんにちは!
本日は、先日ご紹介したモダンブルーさんのポイント20倍キャンペーンで購入したアイテムをご紹介致します。

ちなみに、モダンブルーさんは、昨日20時よりスーパーSALE特別企画と称して、お得なポイント10倍セール中。しかも価格も一部見直されており、対象商品の中にはIncotexの新作が1万円代+ポイント10倍、GTAのパンツは14800円(税込)+ポイント10倍、と大分お得な印象がありましたので、一見の価値ありだと思いますっ!?

それでは、本題に行きましょう。

■ジレによる着こなしの変化を楽しむ
今回購入たブランドは、ジレにおきましては特に絶対的な!?信頼をおいているLARDINI(ラルディーニ)。これまでもガンクラブチェックジレやジャカードジレ、グレンチェックにサマーツイードのジレなど、ジレといえばラルディーニと言った感じで、少しずつ買い足してきております。

昨今はジレにもかかわらず!?4万円にもせまる勢いで高騰しているラルディーニですが、今回はなんと2万円以下という納得の価格で購入することができました。それは、もともと2万4千円(税込)であった価格から、20%相当がポイント還元されるため、実質19200円(税込)という価格になったからです。

もともと私がラルディーニのジレを購入し始めた3、4年前は、価格も2万円代中盤から後半、セールですと1万円後半という価格で販売されておりました。それが、ここ数年で恐ろしいまでに価格が高騰。そこにはもちろん為替や原材料、人件費の高騰という要因もあるのだと思いますが、代理店として取りやすいアイテムから利益をとるという思惑も見え隠れ致します。(笑)

他にも良いジレはないものか、と探しておりますが、今のところやっぱりラルディーニがしっくりくると言いますか、お気に入り。今季はグランサッソのニットジレも相当に活躍しており、お値段も納得価格のために来期以降同じプライスで展開されるのであれば、こちらも買い足したいところです。

と、なぜにそこまでジレにコダワルのか!?と言いますと、以前も記載したと思いますが、防寒性の向上という機能面でのベネフィットのみならず、Vゾーンを中心に、着こなしに奥行きがでますし、ジレを挟むことで印象の変化を楽しむことができる、便利なアイテムだからです。

同じジャケットでもジレを変えるだけで印象もまた変わりますので、一つのジャケットの着こなしバリエーションを増やす、と言う意味でもジレは使えますよね。

それは前回の記事である「2015年秋のコーディネートっ!」におきましてご紹介しました今年の秋にしているコーディネートにおいて、ジレを数多く取り入れていることからも、感じとって頂けることと思います。

と言うことで、今回購入したジレの実物をご紹介致します。

■LARDINI(ラルディーニ)ウール・ジレの実物をご紹介
今回購入しましたのは、こんなブラックに近いトーンのビターブラウンのジレ。
これまで購入したジレは、比較的スポーティ(カジュアル)な物が多かったのですが、今回はスーツにも使いやすいようにドレッシーな印象のものを選びました。
LARDINI(ラルディーニ)ビターブラウンのウール・ジレ①

後身頃は、共地ではなく、キュプラ。グランサッソのニットジレは、スーツにも合わせやすく大変重宝しているのですが、1点不満があるとするとそのボリューム。ニットだけにしょうがないのですが、柔らかい生地のスーツやジャケットですと、表地の肩のラインにジレの凸凹がでてしまうのです。その点こう言ったジレは、肩のシルエットも崩すことはありませんね。
LARDINI(ラルディーニ)ビターブラウンのウール・ジレ③

生地のアップはこんな感じ。平織りの中でも経糸と緯糸を数本ずつ引き揃えて織った、ななこ織りの生地を使っているようですが、ウールと言えど起毛がなく、目が細かい表情はドレッシーな印象です。
LARDINI(ラルディーニ)ビターブラウンのウール・ジレ②

釦は若干プラスチッキーな印象をぬぐえませんが、まぁまぁ合格ラインでしょうか。
LARDINI(ラルディーニ)ビターブラウンのウール・ジレ⑤

ドレッシー(ビジネス)な着こなしの際には取り外してしまうブートニエールはベージュでした。
LARDINI(ラルディーニ)ビターブラウンのウール・ジレ④

「悩めるトルソー君」に着せるとこんな感じです。
色がちょっとビター過ぎて、ブラックに見えるのですが、太陽光の下で見るとビターなブラウンです。
LARDINI(ラルディーニ)ビターブラウンのウール・ジレ⑤

ま、逆に照明が暗いと逆にシルエットが綺麗に分かりますね。と言うポジティブ・マインドでお送りします。(汗)このあたりは、さすがラルディーニと言ったところ。ジレもいくつかのブランドを着てみましたが、私の体の場合、ラルディーニのジレが最もバランスが良く、シルエットが綺麗な気がしております。
LARDINI(ラルディーニ)ビターブラウンのウール・ジレ⑥

と言うことで、同じくモダンブルーさんで購入したラルディーニのグレンチェック・ジレとともに、私のドレス/ビジネス・スタイルにおける着こなしに変化を加えるべく、今後も頻度高く登場してもらいたいと思います!
2015年秋のコーディネート⑮
※上記のジレは、モダンブルーさんで購入した、ラルディーニのグレンチェックジレ






モダンブルーさんは色々なキャンペーンを開催しておりますし、タリアトーレのジレは2万円を切っておりましたので、気になる方は要チェックです。




2015年秋のコーディネートっ!

こんにちは!
本日は、久しぶりのコーディネート紹介です。

最近はインスタグラム(ID:NFLD_rm55)において、日々のコーディネートをご紹介していることもあり、めっきりBlogのテーマとして取り上げる回数が減ってしまいました。が、Blogのみをお読み頂いている方もいらっしゃると思いますし、自分自身の備忘録も兼ねて、2015年秋のコーディネートを少し取り上げたいと思います。

■2015年秋のコーディネート!
トップバッターは、前回の記事において触れておりました、家族で二子玉川に訪問した際のスタイルです。まずはインスタグラムにポストした画像から。スティレ・ラティーノのポロコート(44)に、ジェームズ・シャーロットのケーブル編みタートルネックニット(XS)、中にはジャンネットのシャンブレーシャツ(XS)を挟んでおりました。
2015年秋のコーディネート②
※172cm 59kg ウエスト76cm

ちなみにカフは、ターンアップ・カフ。
実は袖のお直しをしようと思いつつ、結局もうこの時期に・・・。次のオフには必ずお願いしようと思います。
2015年秋のコーディネート④

実際の全体像は、こんな感じでした。
パンツはシヴィリアのホワイトデニム(30)、靴はパラブーツのSERIGNAN(セリニャン)です。
2015年秋のコーディネート①

セリニャンはパラブーツの中でもドレスよりの木型を使っており、さらに美しいシボ革が印象的なブーツです。比較的キレイ目なスタイルにも活用しやすいので、これからの時期は頻度高く登場しそう。
2015年秋のコーディネート③

続きましては、インスタグラムにポスト済みの画像を中心に、2015年秋のコーディネートを振り返ってみます。ちなみに、この2015年秋に個人的に意識しているテーマは「エレガント」。これにトレンドのシックなカラーリングを使いながら、”今”を表現できたらなと。(汗)

以下は、インスタグラムで多くのウェルドレッサーの方からお褒め頂きましたコーディネートです。サルトリオのグレンチェックジャケット(42)に、リングヂャケットナポリのシャツ(37)、ジュストビスポークのペイズリー柄のタイに、ラルディーニのジャカードジレ(44)、パンツはインコテックス(44)です。ベースカラーは、ブラウン×ボルドーというISAIAのプレゼンテーションにインスパイヤーされたコーディネート。
2015年秋のコーディネート⑥
※チーフはRODA

Vゾーンのアップです。
ジュストビスポークのネクタイは、主役をはれるほどインパクトがありますね。ペイズリーながら派手すぎない色合いがお気に入り。これだけで「エレガント」な雰囲気が出るかなと、”勘違い”してしまいます。(笑)
2015年秋のコーディネート⑦

お次はこちら。ISAIAのドネガルツイードを使ったウィンドペンJKT(42)に、リングヂャケットナポリのシャツ(37)、ルイジボレッリの小ぶりなペイズリー柄タイに、ベヴィラクアのツイードジレ、パンツはインコテックスのホームスパン(44:30モデル)です。ブラウン×グリーンはお気に入りのカラーコーディネートの一つです。
2015年秋のコーディネート⑧
※チーフはRODA

ツイードと言いますと、やっぱりカントリーテイストが王道だと思うのですが、ISAIAのジャケットのもつ雰囲気もありますが、ドレッシーにふれているような気がしており、そんなちょっとしたハズシもありかなと。今後目指したい王道スタイルとはちょっと異なりますが、それでもこんな遊びを利かせるスタイルもたまにアリ、でしょうか。
2015年秋のコーディネート⑨

グリーンは最近気になるカラーの一つですが、こちらはそんなグリーンを主体とした着こなしです。スティレ・ラティーノのブークレ調ダブル・ウィンドペンジャケット(42)に、ヴィンツェンツォ・ディ・ルジェッロのシャツ(37)、上記と同じくペイズリー柄のタイはボレリで、ガンクラブチェックのジレはラルディーニ、パンツはインコテックスのホームスパン(44:30モデル)です。
2015年秋のコーディネート⑤
※チーフはRODA

柄on柄on柄という、派手な組み合わせ・・・。最近購入するものは無地が多いのですが、手持ちのものは意外にもチェックとウィンドペン柄が多かったり致します。手持ちのアイテムも上手く組み合わせて、”今の気分”を表現できたら良いなと思っております。
2015年秋のコーディネート⑩

もちろんネイビー系のコーデも楽しんでおります。こちらはリングヂャケットのカルロバルベラのファブリックを使ったウィンドペンスーツ(42)、BEAMSFのシャツ(37)に、タイユアタイのグレンチェックタイ、同じくチェックのジレはラルディーニ(44)、チーフはティート・アッレグレットです。
2015年秋のコーディネート⑫

ちなみに同じジレでも、無地のホップサックにいれるとこんな表情になります。スーツはガイオラのホップサックJKT(42)、シャツはリングジャケットナポリ(37)、タイはジュストビスポークのペイズリー柄タイに、ジレはラルディーニ(44)、チーフはメローラです。
2015年秋のコーディネート⑭

ジュストビスポークのペイズリー柄ネクタイは、個人的にも大変気に入っておりますが、インスタグラムでもお褒め頂くことが多く、とっても嬉しく思っております。ペイズリーながらもシックな柄やディンプルの柔らかい雰囲気は、なかなか他のネクタイ・ブランドにはないものかもしれませんね。
2015年秋のコーディネート⑮

最後は、もちろん!?シャマットのホップサックJKT(42)を使ったコーディネート。シャツは、アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ(38)、タイはジュストビスポークのペイズリー柄ウールタイに、ジレはグランサッソのニットジレ(44)。チーフはティート・アッレグレットで、パンツはレ・スパーデ(44)。柄使いでも、こんな使い方が私の今の気分にはぴったりです。
2015年秋のコーディネート⑯

今後は、シンプルだけれど上質で、自分が良いと感じるものを少しずつワードローブに追加していき、ベーシックなスタイリングを、長く楽しんでいきたいと思っております。
2015年秋のコーディネート⑰

と言うことで、2015年秋のコーディネートをお届け致しました。

こうして見てみますと、ペイズリー柄を多用しておりますね。。「ペイズリー柄=エレガント」と言うのも安易すぎてお恥かしいですが、ネクタイという小さい面積であっても、全体に与える影響は多分にあるように感じました。うまく取り入れると品のあるスタイルをつくれるのかもしれません。

ちなみに、1年前からマインドや好みは大きく変わっているものの、ワードローブがまだ自分の理想にはおいついておりません。これから時間をかけて少しずつ自分の目指すスタイルに移行しつつ、1年後の自らの着こなしの変化を楽しみにしたいと思います。









セレクトShopの本質を、考える

こんにちはっ!
本日は、コラム的な内容でお届け致します。

テーマは、「セレクトShopの本質を、考える」と、なんだか素人が偉そうなことを言いだしそうなタイトルですが、そこはこれまでの通り、大目に見てあげてくださいませっ!(笑)

それでは、行きましょう。

■「引越し」したShopに行ってみる
さて、先日の連休に、家族で二子玉川に遊びに行ってまいりました。
かなり久しぶりの訪問となったわけですが、今回も例のごとく!?”1か所だけ”行きたい場所を決めておりました。

それは、玉川高島屋の南館5Fに店舗を構えていらっしゃる「THE GENERAL STORE」さんです。以前も、「TATRAS(タトラス)の勢いが止まらない!?」と言う記事の中において取り上げておりましたし、所有するスティレ・ラティーノのポロコートを購入したShopでもありましたので、覚えていらっしゃる読者様もおられるかもしれません。

「THE GENERAL STORE」さんですが、以前は青山にひっそりと店舗を構えていらっしゃったのですが、2015年4月21日に、玉川高島屋S・Cの南館5階へと引越しされておりました!いつかは行ってみたいと思っていたのですが、ずるずると機会を逸してしまい、気がつけば移転後半年程度経過してからの訪問となったわけです。

ちなみに最初は子供と二人で訪問したのですが、残念ながら30秒と持ちませんでした・・・。(汗)従って、5Fの連絡通路でつながっている本館のおもちゃ売り場で待機したのちに、嫁さんにバトンを渡し、ちょっとだけお邪魔してまいりましたよ。

新しく生まれ変わった!?「THE GENERAL STORE」がこちらです。
THE GENERAL STORE_二子玉川②

広さは引っ越し前の青山にあったころとさほど変わらないように思いますが、店舗の奥にはHERGOPOCH(エルゴポック)のセミオーダーサロンを構えるなど、単純に場所を移しただけではなく、セレクトShopとしてもアップデートされておりました。
THE GENERAL STORE_二子玉川①
公式HP内のBlogより拝借致しました。

短い時間ながらも店内を拝見させて頂いたのですが、スーツやジャケットはボリオリやソリード、シャツはオリアンやレミ・レリーフ、パンツはインコテックスやソリードなど、以前とは若干ブランドのラインナップが変わっておりました。青山にあったころは、スーツやジャケットなどもスティレ・ラティーノやM.ピオンボ、アウターはシーラップ、そして靴もアンソニー・クレバリーなどを大々的に扱ったおりましたが、二子玉川店は、そういったちょっとコアなブランドは残念ながら減少傾向。

思わずスタッフの方に伺ったのですが、お客さまの反応が鈍かったスティレ・ラティーノは取り扱いをやめ、またアンソニー・クレバリーは、在庫分の価格が19万円と伊勢丹などに比べるとお買い得だったので売れたそうですが、今後は仕入れてもその値段で売ることはできないので(他の取扱Shop同様に20万オーバーになる)、今ある在庫のみで、仕入れの予定はない、とのことでした。

特に訪問したタイミングで両ブランドを購入する予定はなかったのですが、それでもなんだか寂しく思いました。

もちろん青山と二子玉川では客層が大きく異なりますし、高島屋ともなりますと、家賃の設定も大きく異なるでしょう。更に、ビジネスである以上、売れるものを仕入れて販売せざるえない状況は当然一ビジネスマンとして理解はできます。

が、それでも高島屋のテナント誘致担当者が、青山で「THE GENERAL STORE」さんを見て、感じた魅力が今再現できているのだろうかと、個人的には感じてしまったわけですね。

■セレクトShopの本質を、考える
流れ的に意識はせざる得ませんが、今回再訪した「THE GENERAL STORE」さんがどうだ、と言うことでは一切なく、個人的に改めて、セレクトShopの本質ってなんだろうと考える、一つのきっかけでもありました。

私が大好きなセレクトShopは、皆さんご存知の南青山に店舗を構えるSharon(シャロン)さんです。私が好きな理由は、決してシャロンさんが、シャマットを扱っているからでもなく、サルトリア系アイテムを数多く扱っているからでもありません。また、上質なアイテムがたくさん揃っている、からでもないわけです。

むしろ、そう言ったことは好きになったあとに知ったこと、起きたことなんです。

私がシャロンさんを好きな理由は、オーナーK氏が確固たる「思想」を持っており、更にK氏、マネージャのD氏、職人である直井氏など、皆さんが持っている「パッション(情熱)」と「行動力」に大きな魅力を感じているからです。

皆がやっていることではなく、誰もやっていないようなことをやろう!そして、本当に良いと思えるものを、自らのリスクでもって日本に持ってきて、提案する。更に、それらをビジネスとして成立させる。

そんな確固たる「思想」と「パッション」、「行動力」を伴った結果、取り扱いが始まったのがシャマットの最上級ラインであり、アルフォンソ・シリカであり、ディ・マエストロであり、レ・スパーデといったブランドたちだと思うのです。

いわば、取扱ブランドは、「思想」や「パッション」、そして「行動力」を持った上で、それらを表現するための、一つの手段にすぎない、と言ったら言い過ぎで、皆さまに怒られてしまうでしょうか。

しかし、個人的にはそんな捉え方の方がしっくり来ているのです。
その、”根っこの部分”に共感できておりますので、取扱ブランドが変わろうが、安心して受け入れることができるわけです。

やはり、そういった本質的な思想やコダワリが、セレクトに表れているセレクトShopというのは、個人的には魅力的に感じます。例えば友人Blogerである伊達男さん御用達の富山の名店アルバーノさんや、神戸三宮に複数店舗を構えるCINQUE CLASSICO さんの系列店舗などは、個人的にはセレクトにおける思想を感じるShopです。

とは言え、どんなに綺麗事、理想を語っても、ビジネスとして成立しなければ元も子もありません。理想やコダワリと、ビジネスの側面を両立させること、これが最も難しいのかなと思います。ただ、表層的な取扱ブランドではなく、もっと奥にある、なぜそれをセレクトしたのか、という本質的な根っこが見えるセレクトShopが増えるといいな、などと服好きの素人からすると思うのでした。

と言うことで、素人の考える、かなり薄い、理想のセレクトShop論でした。
お読み苦しい点等が多々あったかと思いますが、お読み頂きありがとうございました。

次回は、二子玉川に訪問した際のスタイルを中心に、2015年秋の、これまでのスタイリングをご紹介したいと思います。







細部にこだわる!:こだわりのガーメントバック

こんにちは!
本日は、「細部にこだわる!」と言うことで、とあるブランドのガーメントバックを取り上げます。

■ガーメントバック
さて、ガーメントバックってなんぞや!?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、スーツやジャケットを購入した際に貰うことのできる、バック型のカバーまたはケース、と言えば、「ああ、あれね!」とお分かり頂けるかと思います。

出張の多い方ですと、防水性があったり、ネクタイなどの小物が収容できる、下記のような専用のガーメントバックをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、そうでない方にとりましては、スーツやジャケットを購入した際に、家まで運ぶまでの”間”に使うだけのものかもしれません。



私は、現在出張が多い仕事ではないがために、専用のガーメントバックは所有しておりません。従いまして、スーツやジャケット購入時に付属するガーメントバックの利用シーンというのも、Shopから自宅に持ち帰る際及び、オフの期間に防虫剤を一緒に入れて、クローゼットに保管する際に使う程度である、と言うのが実際のところです。

もちろん保管時には用いず、Shopから自宅に持ち帰る際のみにしか使わない、と言う方も多いと思います。

ただ、人によってはそんな利用頻度の低いガーメントバックであっても、コダワッテいたりすると、そんなところにもブランドやShopの美学を感じてしまうのは、きっと私だけではないと思います。

ということで、本日はそんなガーメントバックにこだわっているブランドをご紹介致します。(笑)

■シャマットの美学はガーメントバックにまで及ぶ
サブタイトルでもお分かり頂けるかと思いますが、本日ご紹介するのはシャマットです。
前回の記事でも触れましたが、シャロンさんではお客様の要望の強かったシャマットを追加発注し、そちらが先日入荷致しました。入荷早々にスーツやジャケット、コートなどがサイズによっては完売しだしているわけですが、初回入荷時には入らなかった、シャマットの専用ガーメントバックが今回入ったそうなんです。

もちろん、初回入荷時に購入されたお客様にもお渡しできる!、と言うことで、私もホップサックJKTとコートの分のガーメントバックを受け取ってまいりました。そのガーメントバックを見た瞬間、こだわるブランドと言うのは、徹底的に細部わたってそのこだわりが反映されるものなのだな、と感じたわけです。

それでは、ご覧頂きましょう。
ガーメントバックと言えば、黒が多いと思うのですが、シャマットのガーメントバックはなんとグリーン。かなり渋くいて良い色です。
シャマット_ガーメントバック①

しかも、折り畳んでバッグにした際に外側になる部分の素材は、若干起毛しており、高級感さえ感じます。
シャマット_ガーメントバック②

自分たちがつくり上げるものは、全てに”パッション”を持って対峙する。
そんな作り手の想いを感じ取ることができますね。
シャマット_ガーメントバック③

こちらは内側です。
下の両サイドに見える金具もまたポイントであったり致します。
シャマット_ガーメントバック④

それは、このようにバック型にした際に、サイドをしっかりとめるように使われる金具だったのです。
シャマット_ガーメントバック⑥

もう少しアップにしますと、こんな感じ。
シャマット_ガーメントバック⑤

物づくりにおける、本質的な部分ではないよね、とご指摘を受ければ、確かにそうなのかもしれません。ただ、逆にこう言った点こそ、物づくりにおける精神が本質的に合われれる箇所である、とも言えるかもしれません。

なお、せっかくですので、もう一つだけお気に入りのガーメントバックをご紹介して本記事を締めたいと思います。

■シャロンの美学はガーメントバックにまで及ぶ
と言うことで、もう一つのお気に入りのガーメントバックは、そうです。マイサルトである、シャロンさんのものです。(笑)

シャロンさんのブランドカラーでもあるアズーロ(青)には、知性や品性を感じておりますが、Shopの袋だけではなく、ガーメントバックにも同じカラーが採用されております。
シャロン_ガーメントバック①

ちなみに、シャロンさんのロゴも個人的には大好きですっ!(笑)
シャロン_ガーメントバック②

こちらは内側部分。窓がついているので、中のアイテムが一目で分かるのは日本ならではの嬉しい配慮でしょうか。ちなみに、シャロンさんもシャマットと同じく、端には金具がついておりますね。
シャロン_ガーメントバック③

日本のセレクトShopの多くは、被せるスタイルのガーメントバックを採用しております。そちらの方が効率的で、コストも安く作れるのだと思いますが、金具を留めるという、そんな一手間に、オトコはたまらない悦びを感じたりするものです!?(笑)
シャロン_ガーメントバック④

恐らく、後にも先にもファッションブロガーさんで、ガーメントバックを取り上げる方など、皆無かと思われますが(汗)、シャマット、シャロンさんともに素晴らしいガーメントバックをつくっておられましたので、あえてテーマとして扱わせて頂きました。

もちろん、細部にこだわれば、良いモノづくりやビジネスが出来ると言うわけではないと思いますが、そういう細部にこそ、精神性が合われるようにも思いますし、細部の積み上げが、全体に繋がり、雰囲気となって表れたりするものかなと思います。

そんな細部にも注意を払いながら、今後も物事を捉えていきたいと思うのでした。









Sharon(シャロン)さんに、Sciamat(シャマット)が再入荷っ!

こんにちはっ!
本日は、タイトルにもあります通り、シャロンさんに、Sciamat(シャマット)が再入荷したとの連絡を先日頂戴致しました。つきましては、本Blogをお読み頂いている皆さまにも是非、その詳細をお伝えしたいと思いますっ!
sharon_scimat_2015awadd
シャロンさんのHPより拝借致しました。

なお、最初に申し上げておきますが、安心してください。買って(買えて)ませんよ!(泣)

■再入荷の詳細
さて、既にシャロンさんの公式HPをご覧になられていた方は把握されていらっしゃる方もおられると思うのですが、今回追加入荷しましたのは、下記の3型です。
sharon_scimat_2015awadd2
①ネイビーフランネル3Bスーツ
②ホップサックネイビー3Bジャケット
③カシミア100%ネイビーコート
※画像は、シャロンさんのHPより拝借致しました。

初回入荷時には他にも型はございましたが、今回は特に人気の高かった3型の追加入荷を行ったそうです。しかも、そのうち2型を僭越ながら、私も購入させて頂いておりました。(現在支払い中・・・。)

まず、①ネイビーフランネル3Bスーツですが、私が最初に購入を検討したモデルでした。
sharon_scimat_2015awadd3

商品ページにも記載がございますが、「ホーランド&シェリー」社製のスーパー120'Sの生地を使用したフランネルを使用しています。フランネルと言いますと、ウーステッドに比べると若干カジュアルな印象が出がちですが、上品な光沢感としなやかな生地質にとてもドレッシーな印象を覚えました。

「シャマットスリーブ」という、シャマットならではの独特の雰囲気を持った袖山はもちろん健在ですが、私が購入したホップサックに比べますと、その生地厚も影響してか、若干肩のボリュームは抑え目な印象。(手縫いのため個体差はあると思います。)

しかも、ジャケットと並んで非常にカッコいいのが、パンツです。アウトタックのワンプリーツで、非常に細身ながら、驚くほどの穿き心地の良さ。正直、私が穿いたこれまでのパンツの中では圧倒的なカッコ良さと心地良さを兼ね備えておりました!

ヴィジュアル的なカッコ良さだけではなく、歩きやすさといった実用面における穿き心地が極上なのは、さすがシャマットと言わざるを得ません。実は今回の追加入荷にあわせて、入荷連絡の翌日に移動時間を使って1時間だけ訪問し、試着させて頂きましたが、ある意味ジャケット以上に驚いたのがパンツだったかもしれません。

そして、私も購入させて頂いた②ホップサックネイビー3Bジャケット。
Le Spade(レ・スパーデ)  ウィンドペン柄のウール・パンツ_着用イメージ②
※シャロンさんのHPの商品ページは、コチラ

これは、既に下記の記事にて、その詳細をご紹介させて頂いておりますので、今回説明は割愛致しますが、スタイルが気に入れば、最高のジャケットの一つだと思います。

・「Sciamat(シャマット) ホップサック3Bシングルジャケットを購入っ!!!(前編)
・「Sciamat(シャマット) ホップサック3Bシングルジャケットを購入っ!!!(後編)
・「人服一体!:Sciamat(シャマット) ホップサック3Bシングルジャケット

もちろん、私も大変気に入っており、天気が良い日のみを選びまして、週1程度で着用しております。なお、最近は体に馴染んで来た感じもあり、より極上の心地良さを堪能させて頂いております。

最後の③カシミア100%ネイビーコート。こちらも、身分不相応ながら清水の舞台から飛び降りる形で購入致しましたが、最初に着るその日が来るのを、今か今かと待っている、私のファッション人生最大の大物です。
Sciamat(シャマット) カシミア チェスターコート
※シャロンさんのHPの商品ページはコチラ

・「Sciamat(シャマット) のカシミア チェスター/ポロコートを購入っ!!(前編)
・「Sciamat(シャマット) のカシミア チェスター/ポロコートを購入っ!!(後編)

ドラッパーズのカシミア100%のファブリックもさることながら、コートながら、その重さを感じないような軽さと、プリーツの入った色気あるバックスタイルは、それこそ唯一無二。ラペルの返りだけではなく、後ろ姿で語ることのできる、大人のチェスター/ポロコートです。

■ピン!と着た時が買い時です!?
と言うことで、今回追加入荷したアイテムは、どちらもトレンドに流されることのない、唯一無二のスタイルを築きあげているシャマットであることに加えて、ファブリックも一流のものをセレクトしているため、長く着用することのできるアイテムであることは間違いありません。

値段は決して安くないと言いますか、高いのですが、それでも着用できる期間、そして何しろそのスタイルやクオリティを考えれば、目をつぶって飛び込むことのできる金額だと思っております。(汗)

ちなみに、シャマットに関する記事をお読み頂いた方であればご存知のことと思いますが、代理店が間に入りますと、現状のプライスに20万~30万円程度の価格が上乗せされてきます。もちろん代理店が暴利をむさぼっているわけではなく、間に入って調整等を行いますと、様々な経費がかかりますので致し方のないことだとは思っています。

ただ、一服好きから致しますと、そこまで値段が上がってしまうと、もはや高根の花。今回はファーストシーズンとうこともありますし、オーナーK氏を始め、シャロン関係者様による熱い想いが込められた価格となっています。来期以降は、シャロンさんと言えども利益がないと企業としての継続が難しくなりますので、当然ながら!?値上げ予定と伺っております。

来年の購入を検討されている方は、欲しい!と思った”今”のタイミングを是非お見逃しくっ!(笑)

と言うことで、気になっている方は是非、週末にシャロンさんに訪問頂き、ご試着されることをおススメ致します。きっと、カードを片手に、レジに並んでいるご自身と出会うことができると思いますよ。(笑)








レ・スパーデ meets シャマット!:Le Spade(レ・スパーデ)  ウィンドペン柄のウール・パンツ

こんにちはっ!

本日は、「レ・スパーデ meets シャマット!」と言うことで、ス・ミズーラ(ビスポーク)と同じ工程を経て縫い上げられたジャケットであるシャマットのホップサックジャケットと、前回ご紹介をさせて頂きました、レ・スパーデのウィンドペン柄ウール・パンツを合わせた着用イメージをご紹介したいと思います。

それでは、早速行きましょう。

■レ・スパーデ meets シャマット!
「●● meets ■■」シリーズ、若干定番化してまいりました。(笑)個人的には、これぞ”ベストな組み合わせ!”と感じる際に、特に登場することの多いシリーズなのですが、今回は「手縫い」つながり。”ナポリつながり”ではないのは、シャマットはナポリではなく、プーリア州のバーリが創業地だからです。同じ南イタリアですが、若干異なりますね。

あまり余談を挟むといけませんので、まずはご覧頂きましょう。
ジャケットは当然シャマットのホップサックJKT(42)、シャツはアヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ(38)、ジレはグランサッソのニットジレ(44)、タイはジュスト・ビスポークのペイズリー柄タイ、チーフはRODAで、靴はエンツォ・ボナフェのローファーです。
Le Spade(レ・スパーデ)  ウィンドペン柄のウール・パンツ_着用イメージ②
※172cm 59kg ウエスト76cm

レ・スパーデのシルエットは、ワタリも細過ぎず、私の中ではベストバランス。更に、手縫いならはの柔らかい雰囲気をヴィジュアル面からも感じます。穿き心地はもちろん柔らかく、ナポリ・スタイルが好きな私にとりましては、今季AWでベストな組み合わせの一つです。なお、初のウィンドペンパンツですが、柄パンには無地のジャケットを合わせるという王道スタイル。
Le Spade(レ・スパーデ)  ウィンドペン柄のウール・パンツ_着用イメージ⑤

ジャケットを脱いでみました。サイズは44が最小でしたので、44をセレクト。若干ウエスト詰め、裾幅を0.5cm詰めましたが、こうして見てみますと、絶妙なシルエット。股上の深さ、ワタリの幅、そしてひざ下にかけてのドレープ感には私事ながら、納得の出来でございます。裾幅詰めはシャロンのオーナーK氏からのアドバイスでしたが、0.5mmながら、詰めて(コダワッテ)良かったです!
Le Spade(レ・スパーデ)  ウィンドペン柄のウール・パンツ_着用イメージ③

初めて購入したレ・スパーデのトロピカル・ウーつパンツほどではないかもしれませんが、ヒップ・アップ効果もありますね。穿いてよし、歩いて良し、そして”手縫い”の雰囲気良しと言う、ここまでの出来映えのパンツ(既成)は、他にはないかもしれません。
Le Spade(レ・スパーデ)  ウィンドペン柄のウール・パンツ_着用イメージ④

ちなみに、購入時の画像でもお分かり頂けるかと思いますが、ペーンも擦れたような風合いになっておりますので、このあたりもウィンドペンといった柄物ながら、抵抗なく穿くことのできるポイントだと感じております。
Le Spade(レ・スパーデ)  ウィンドペン柄のウール・パンツ_着用イメージ①

と言うことで、購入しましたレ・スパーデのウィンドペン柄ウールパンツと、シャマットのホップサックJKTの着用イメージをお届け致しました。

柄on柄も、自らのコーディネートの幅を広げる意味におきましてはチャレンジしたりもしておりますが、最近はジャケットに柄を持ってきたら、パンツは無地、逆にパンツが柄であれば、ジャケットは無地と言うことで、王道スタイルを楽しんでおります。

私は着こなしの”基本”が備わっていないので、当分はそういったベーシックな、王道スタイルを意識しながら、そしてたまには遊びを入れながら、ファッション・コーディネートを楽しんでまいりたいと思います。

ちなみに、2015年AWは残念ながら、レ・スパーデの価格が3万円代後半から4万円代後半へとかなり増額してしまいました・・・。今年のSSまでが神がかった価格でしたので、ほぼ手縫いであることを考えますと、現状価格でもまだ納得感のある価格だと思います。ただ、来期のSSはこの価格以上にならないことを祈っております・・・。









Le Spade(レ・スパーデ)  ウィンドペン柄のウール・パンツを購入!

こんにちはっ!
いよいよセール前に購入する2015年AWアイテムも佳境に入ってまいりました。

本日は、2015年に私がご紹介させて頂いたアイテムの中でも、トップレベルの反響を皆さまから頂きました、手縫いのパンツ・ブランドである、Le Spade(レ・スパーデ) から、ウィンドペン柄のウールパンツのご紹介です。

■あまりの反響により在庫が・・・
2015年と言う年は、私のファッション人生にとりましては”革命”の年であった、と恐らく数年後に振り返っても評価できる年であったように思います。それまで持っていたファッション観が根底からひっくり返っていった、と言うのがその理由なのですが、そのような中で、私のパンツに対する捉え方が一変したが、本日ご紹介する、Le Spade(レ・スパーデ) というブランドです。

これまでも以下の記事で、、Le Spade(レ・スパーデ) については取り上げて参りましたが、ブレンド・ヒストリーにつきましては、トロピカルウールパンツの購入記事で、そして穿き心地などは、アイテムとしてのパンツを再評価した記事において記述致しました。
・「Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツを購入!
・「アイテムとしてのパンツを再評価する!:Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ
・「Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツを購入!
・「Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツを”おかわり”購入!

もちろんレ・スパーデを購入させて頂いたのは、お世話になっている南青山にあるセレクトShopのシャロンさんなのですが、その大きな反響は私のBlog上のみならず、シャロンさんにおきましても明確に分かるほどだったそうです。

それは記事の掲載後に、問い合わせやレ・スパーデ目的のお客様が急増し、それまであった在庫が忽然と姿を消すと言う状況。そのお話をオーナーであるK氏やマネージャのD氏から伺った際には、私も大変嬉しかったのですが、それと同時に、既存の顧客様には大変申し訳ないことをしたなという思いもございました。

私は、先輩ブロガーの皆さまがそうであったように、私自身がこれは良い!と思うブランドやアイテムを取り上げて、ファッション好きな皆さまにご紹介させて頂くということを本Blog開始の大きな目的に添えて執筆してまいりました。

ただ、正直1日に1000人、2000人というレベルまでお読み頂ける方が増えることなどは”全く”想定しておらず、自分の気の赴くままに記事を書いて来たわけですが、レ・スパーデへの反響は私の想像を遥かに超えておりました。

当然ながら!?シャロンさんもそんな事態になるとは考えておられなかったため、2015年AWのパンツ発注本数もこれまでの流れを汲んでの発注本数になっていたそうです。従いまして、2015年AWのレ・スパーデは争奪戦の様相を呈してしまいました。。ご迷惑をおかけしてしまった顧客様、大変申しございませんでした。。

しかし、このような状況を踏まえまして、2016年SSからは状況の改善が出来るような体制をシャロンさんでも整えて頂けるようですので、ご興味のある方は、一緒に楽しみに待ちましょう!?

と言うことで、それでは2015年の年間MVP候補でもあるLe Spade(レ・スパーデ) のウィンドペン柄のウール・パンツを早速ご紹介したいと思います。

■Le Spade(レ・スパーデ)  ウィンドペン柄 ウール・パンツの実物をご紹介
シャロンさんにおきましては開業以来、手縫いパンツの絶対的エース存在であったというレ・スパーデ。今年になり、大手セレクトShop(特定店舗のみ)での取り扱いが始まったり、過去は新宿伊勢丹などでも取扱があったと言います。

ただ、通常モーラ家のパンツはクラシックがベースとなっていることから、裾幅が太かったりとシャロンさん扱いのパンツとはシルエットが異なります。それは、シャロンさんではパンツのパターンを独自に持ちこんでおり、今の気分にそった、ややタイト目のエクスクルーシブなモデルになっている、と言うのがその理由。
Le Spade(レ・スパーデ) ウィンドペン柄ウール・パンツ①

今回購入しましたのは、こんなミディアムグレイとチャコールグレイの中間のようなカラーがベースになっており、その上に、オフホワイトのウィンドペンが載っているウール・パンツです。若干ネイビーの糸が入っているのが、ブルーグレイのような見え方になることもあったり致します。
Le Spade(レ・スパーデ) ウィンドペン柄ウール・パンツ②

既に何度かとりあげておりますので、ディティールの詳細をご紹介することは割愛致しますが、相変わらずのハンド・ステッチは健在です。このあたりは、ナポリ・スタイルの特徴である、いわゆる手縫い感を感じるディティールの一つですが、パンツの善し悪しに影響する、と言うよりは、好きか嫌いか、と言った好みやスタイルの問題だと思います。
Le Spade(レ・スパーデ) ウィンドペン柄ウール・パンツ③

圧力がかかるとそれにあわせて縫い目が動くという、股部のシンバルン・ステッチも健在です。
Le Spade(レ・スパーデ) ウィンドペン柄ウール・パンツ④

ウエスト部分のホールド感を向上させる、パンチェリーナ仕様。
Le Spade(レ・スパーデ) ウィンドペン柄ウール・パンツ⑤

こちらはヒップ側のウエスト直下部分です。ひっぱると隙間ができるようになっており、これも身体の動きに合わせて、生地がついていくように、予め施されているディティールの一つです。
Le Spade(レ・スパーデ) ウィンドペン柄ウール・パンツ⑥

閂止めはもちろんハンド仕上げ。レ・スパーデの手縫いは、先日ご紹介したシャツ・ブランドであるアヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノの”精緻”な手縫いとは異なる、ナポリならではの”隙のある”!?手縫いです。それがなんとも言えない味の一つだと思うのですが、ポケット部をご覧頂いたらお分かり頂けるように、柄あわせなど基本的な処理はしっかりしていますね。
Le Spade(レ・スパーデ) ウィンドペン柄ウール・パンツ⑦

ざっくり感のある釦ホール。(笑)
レ・スパーデの魅力は、極上の穿き心地を実現するために受け継がれた伝統的な職人の技術のみならず、ナポリならではの手縫い感をヴィジュアル面からも感じ取ることができる、独特の風合いかなと思います。
Le Spade(レ・スパーデ) ウィンドペン柄ウール・パンツ⑧

2015年のAWはシャマットのホップサックジャケットにあわせるレ・スパーデのパンツがどうしても欲しかったのですが、念願叶って手に入れることができましたっ!

チェック柄のパンツは何本が所有しておりますが、ウィンドペンは初めてのチャレンジです。どんな風合いになるのか、また着用感などは改めてご紹介したいと思います。






なお、リングヂャケット・ナポリのトラウザーズも、モーラ家による手縫いのパンツですょ。