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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

SharonさんにSciamat(シャマット)の2016年SS新作アイテムが入荷っ!

こんにちは!
本日は、タイトルにもございます通り、Sharonさんに待望の!?Sciamat(シャマット)の2016年SS新作アイテムが入荷致しましたので、皆さまにもご紹介したいと思います。

既に、SharonさんのBlogをお読みになり、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、2016年SSの新作も超絶的でした・・・。私も大きな負債を抱える中、当然ながら!?訪問してまいりましたので、早速ご紹介させて下さい。

■ベーシック+α
さて、シャマットと言えば、昨年秋にSharonさんによって日本に本格上陸した、イタリア本国でもトップレベルに位置づけられているサルトリア系のブランドです。本国でス・ミズーラをしても、シャマットを上回るような価格帯のものは数えるほどしかないと言います。

そもそもシャマットって何!?と言う方は、私が昨年執筆致しました下記の記事をご覧頂ければ、大方ご理解頂けるかと思います。
・「Sciamat(シャマット)日本、本格上陸!!:前編
・「Sciamat(シャマット)日本、本格上陸!!:後編

また、私が購入したホップサックジャケットの購入記事と着用レポートは下記の記事。
・「Sciamat(シャマット) ホップサック3Bシングルジャケットを購入っ!!!(前編)
・「Sciamat(シャマット) ホップサック3Bシングルジャケットを購入っ!!!(後編)
・「人服一体!:Sciamat(シャマット) ホップサック3Bシングルジャケット

更に、ドラッパーズのカシミアを使ったチェスター/ポロコートの購入記事と着用レポートは下記の記事をご参照ください。
・「Sciamat(シャマット) のカシミア チェスター/ポロコートを購入っ!!(前編)
・「Sciamat(シャマット) のカシミア チェスター/ポロコートを購入っ!!(後編)
・「鳥肌が立つほどのコート!?:Sciamat(シャマット) のカシミア チェスター/ポロコート

上記の記事内でも書いておりますが、ブランド名の「Sciamat(シャマット)」は、ペルシャ語で「チェックメイト」を意味していると言います。ありとあらゆるスーツ/ジャケットを着てきた中で、最後に辿りつくのがシャマット。つまり、時計界で言う所の「パテック・フィリップ」のような、「上がり」のブランドと言うことになりますでしょうか。

私は、そこまで多くのサルトリア系ブランドを着てきたわけでもないですし、ス・ミズーラ(ビスポーク)を経験してきたわけでもございませんが、実際、その着心地には驚くばかり。パッドや芯材がほとんど入っていないにもかかわらず、人体に沿って構築的なフォルムを描き出す技術力はもちろんのこと、着れば着るほど体になじみ、皮膚のような感覚にさえなってきております。
sciamat_2016ss_コーデ①

私が昨年購入しましたホップサックジャケットは、スキャバルのウール・カシミアを使っております。ただ、生地厚がそこまでないので、盛夏を除く3シーズンは使えるかな(使いたいっ!)と言うことで、この春も絶賛活躍中。唯一無二のスタイルはもちろんですが、その着心地の良さに酔いしれております。
sciamat_2016ss_コーデ②

そんなシャマットですが、昨年Sharonさんに入荷したのはネイビー、そしてグレーのスーツやジャケットと言うことで、非常にベーシックなラインのものでした。もちろんSharonさんのスタイルとして、派手なものは扱わず、「シンプルでベーシックなもの」を信条にセレクトされていらっしゃいますので、それも当然なのですが、この2016年SSにはちょっと遊び心の効いた「+α」のアイテムも入荷しております。

それでは、簡単ですがご紹介させて頂きたいと思います。

■ため息が出る美しさ:Sciamat(シャマット)の2016年SS新作アイテム
今回は入荷第1弾と言うことで、スーツが4型、ジャケットが2型入荷しております。それにしても圧倒的な存在感は健在で、その美しさ、オーラにはため息が出るとともに、見とれてしまうほどでした。
Sciamat(シャマット)の2016年SS新作アイテム①
※SharonさんのBlogより拝借しております。

実は入荷前から私が一番気になっており、願わくば手に入れたいと思っていたのが、Blogでもご紹介されていたブラウンのヘリンボーンのジャケット。こちらはマネージャのD氏が着用している画像ですが、ただものならぬオーラがあります。
Sciamat(シャマット)の2016年SS新作アイテム②
※SharonさんのBlogより拝借しております。

私はブラウンが好きなのですが、ここまでエレガントなブラウンカラーのジャケットを今まで見たことがありません。ほど良い光沢感に、手縫い感が溢れる柔らかい表情。それでいて、シャマットショルダーをはじめとした、圧倒的な存在感。
Sciamat(シャマット)の2016年SS新作アイテム③
※SharonさんのBlogより拝借しております。

背中の吸いつき具合も半端ではありません。「ふわっ」とついている袖と袖山が注目されがちですが、シャマットの神髄はその圧倒的な着心地の良さにあるのではないでしょうか。吊るし(既製服)ながら、ス・ミズーラ(ビスポーク)と同じ工程を経て仕立てられたジャケットだと言いますが、それでもこの着心地の良さは驚くレベルだと思います。
Sciamat(シャマット)の2016年SS新作アイテム④
※SharonさんのBlogより拝借しております。

ジャケットは、上記のブラウンカラーのヘリンボーン以外に、ベージュのホップサック生地のジャケットが入荷しておりました。そして第2弾の入荷では、ネイビーカラーのホップサックジャケットも入荷すると伺っております。

そしてスーツは4型が入荷しておりますが、うち3型はベーシックなネイビーのスーツ。ただ、これがヤバいほど凄いのです・・・。なんと、そのうち1型は「Super160'sの素材」を使った無地のネイビーカラーのスーツ!正直、この圧倒的な存在感は今まで見たことのないレベル。一目見た瞬間に、その独特のぬめり感のある表情は、上質な生地で仕立てられていることが素人の私にも瞬時に判断できるほどでした。当然生地の触り心地も、うっとりする程心地良かったです。
Sciamat(シャマット)の2016年SS新作アイテム⑤
※Sharonさんに許可を頂いて撮影しております。

もちろん価格も最高級ですので、恐れ多く、私は試着することは出来ませんでしたが本当に「度肝を抜かれる」とはこのようなことを言うのだな、と言う印象でしたよ。ちなみみにSharonさんは直で仕入れておりますので、クオリティを考えばかなり良心的な値段設定ですが、代理店が間に入った場合は余裕で100万円は超えていくシロモノです。

他にはモヘア混の無地のネイビーカラーのスーツ、そしてシルク混のヘリンボーン(ブラウンのジャケットのネイビースーツ版)がありました。シルク混のヘリンボーン柄のスーツは試着したのですが、その端正な顔立ちがとても気になりました。春らしい生地の表情と光沢感でしたね。

そして、個人的に相当に悩んだのが、スーツ4型の内、最後の1型であるコットンスーツ。ベージュですが落ち着いたトーンの色合いで非常に使い勝手が良さそうなんです。生地はドラッパーズのコットン100%で、コットンながらエレガント。今季から肩幅なども若干の修正が加えられているようで、よりフィット感が高まっておりました。完全ノーマークでしたが、相当にカッコ良かったです!
Sciamat(シャマット)の2016年SS新作アイテム⑥
※Sharonさんに許可を頂いて撮影しております。

これまでも何度か書いておりますが、シャマットで驚くのはそのパンツの履き心地の良さ。比較的細めのシルエットながら、気持ち良く、自然と脚が前にでます。引っかかりが一切ない、不思議なほどの心地良さ。それはコットンスーツも同様でした。

ちなみに、世界初!?と言うシャマット製のホワイトデニムも数本ながら入荷しておりました。これは相当に良さそうでしたが、今頃はもうないでしょうか・・・。

同じくシャマットを展開する、お隣韓国や米国に比べれば、かなり買いやすい価格帯に設定されているようですが、それでも買うぞ!と決めて貯金をしていないと、私なんぞは買うことが難しいレベルであることは間違いございません。

しかし、そんな財政コントロールと言う「理性」もふっ飛ばしてしまうほどの魅力があるのも、またシャマットの「魔力」いや、「魅力」の一つです。気になる方は、是非種類が豊富な内にSharonさんに訪問されてみてはいかがでしょうか。
※記事が公開される頃には、だいぶサイズ欠けが発生している可能性がございますが、予めご了承ください。

もしかしたら、シャマットと言う名の「魔法」にかかってしまうかもしれませんよ。(笑)








ロングホーズを買うなら、今でしょっ!?

こんにちは!
本日は急きょ、ちょっとお得な情報をシェア致します。

■高コストパフォーマンスなROSSI(ロッシ)のロングホーズ
ロングホーズと言えば、大人の男の嗜みとして、多くのウェルドレッサーの方に愛されているアイテムだと思います。オンスタイルの際に、座ってもすね毛を見せないというエチケットとしての側面もございますが、良いホーズを履くと靴の履き心地さえ良くなる気がすると言う、実は優れもののアイテムです。

ただ、イタリア製をはじめとしたインポートブランドのロングホーズは3000円前後と、消耗品である事を考えると躊躇する価格。個人的にはサイズ展開が豊富な日本のメーカーであるハリソンのロングホーズが価格、品質の面では一番気に入っているのですが、本日ご紹介するのは、、ROSSI(ロッシ)と言うイタリア製のロングホーズです。
ROSSI(ロッシ)のロングホーズ⑥

以前、「ROSSI(ロッシ)のロングホーズを購入っ!」と言う記事で、非常にお手ごろだったが為に試しに購入したことをお伝えしておりました。購入後は週に1~2回程度の頻度で使っていたのですが、格安(送料・税込1000円)であったにもかかわらず、意外にもヘタらずに、現在でも主力として登板してくれております。

ちなみに現在の状況はこんな感じです。洗濯直後の為、かなりシワシワですが大きく全体のプロポーションが崩れているような感じではないことはお分かり頂けるかと思います。
ROSSI(ロッシ)のロングホーズ_その後①

重要な履き口。ここがびろびろに伸びてしまいますと、ロングホーズとしては使うことができません。ヘタをすると、以前女子高生が履いておりましたがルーズソックスばりに足首に溜まってしまいます・・・。(笑)ホールド感は強くはありませんが、今でも通常利用するにあたってずり落ちてくるようなことは、私自身は感じておりません。
ROSSI(ロッシ)のロングホーズ_その後②

ヒール部分もご覧の通り。靴と最も擦れる部分の1つだと思われますが、毛羽立ちや擦れなどはみられないようです。
ROSSI(ロッシ)のロングホーズ_その後③

ちなみに、購入時の記事にも記載しましたが、使われているのはマコ・コットン(超長綿)という、シーアイランド・コットンに次いでグレードが高いと言われているファブリック。もちろんマコ・コットンの中でも色々とグレードはあるのだと思いますが、必要十分な心地良さを感じることは出来ると思っております。

■買うなら今でしょ!?
私は税込、送料込みで1000円と言う驚異的な価格で購入し、今も愛用しているわけですが、その高コストパフォーマンスぶりは、上述しました通りです。

そんなロッシのロングホーズが楽天スーパーセールに合わせて、なんと830円!(税抜)と言う価格になっております。税込、また送料(メール便のみ)を入れても896円(税込・送料込)と言う価格には、ただただ驚くばかりです。ちなみに、この価格は2016年03月31日01時59分だそうですので、気になる方はお早めに。今ならブラック、チャコールグレー、ネイビーともに在庫ありです。


※今なら本商品で使える100円Offクーポンも配布中でしたので、購入をお考えの方は是非クーポンも使って下さいね!!!
※クーポンは1500円(税込)以上で利用可能ですので、本商品であれば2足以上の購入で利用可能です。

もちろん私もこの機会を逃さず、ネイビーとブラックを買い足しましたので3色コンプリートです!(笑)

ノーソックス・スタイル、もしくはシューズイン・ソックスで踝を出すスタイルもございますが、日本のビジネスシーンを考えますと、なかなかハードルが高い、と言う方の方が多いように思います。

そのような方は是非、この機会にロングホーズを買い足してみてはいかがでしょうか!?「買うなら絶対今」です!慣れてしまうと、ビジネススタイルにおいて、ロングホーズ以外ははけない体になってしまうと思いますよ!(笑)








ARIANNA(アリアンナ)のコットンストールをおかわり購入!

こんにちは!
本日は、またまたまたまた春のストールを購入してしまいましたので、ご紹介したいと思います。

■買い物の趣向に変化が!?
さて、ここ最近の自らの買い物において、自らの趣向!?に若干ながらの「変化」を感じております。

その「変化」とは何かと申しますと、気に入ったブランドやアイテムは継続して買い続けたり、色違いで購入するようになってきているのです。これまでは、ある特定の気に入ったブランドがあったとしても、今ほど特定のブランドを買い続けたり、色違いで購入する、と言うことは少なかったように思うのですが、明らかに「特定のブランド」や「色違いアイテム」を買い続ける傾向が強くなっております。

これにはいくつか要因はあるかと思うですが、大きくは下記2つかなと。

・目指すべきスタイルが明確になったこと
・好みのテイストが確立しつつあること

目指すべきスタイルが明確になりますと、購入するブランドやアイテムも自ずと決まってきます。例えば先日購入をご紹介した、スプリングコート。実は今季はヘルノをはじめ、シーラップやバブアーなど、いくつか良いなと思うブランドのアウターがございました。そのような中でムーレーをセレクトしたのは、やはり目指すべき「大人のエレガンス」と言うスタイルに一番近いと感じたからです。

もちろん様々なスタイルで装ってみたい、と言う欲望は服好きの1人としてはございますが、まずは自らの「核」となるべくスタイルをしっかりと確立してから、様々なスタイルによる装いを楽しみたい、と今は思っております。

また、私は「ナポリ・スタイルをベースとした、大人のエレガンス」と言うスタイルを目指しているわけですが(笑)、そんなこともあって、好みもかなり明確になってきました。そんな私の好みをあえて言語化するのであれば、「シンプルでいてベーシック、そして手縫い感溢れる、柔らかいもの」と言ったことになるでしょうか。

このように「スタイルが決まり」、そして「好みが決まる」と、実際に購入するものも、一定の範囲内に自然と納まってくる傾向がございます。そんなことから、最近は同じブランドのリピート買いや、同じアイテムの色違いを購入する、と言ったことが「頻発」しているわけですね。

ちなみに本日ご紹介するARIANNA(アリアンナ)のストールは、2月末にカジュアル使いのコットンストールを購入をご紹介し、
ARIANNA(アリアンナ)のコットンストール⑥
※購入記事:「ARIANNA(アリアンナ)のコットンストールを購入!

3月の中旬に、リネンのストールを購入したことをお伝えしておりました。
ARIANNA(アリアンナ)のリネンストール_⑦
※購入記事:「ARIANNA(アリアンナ)のリネンストールを購入!

共にカジュアル使いがメインの柄やファブリックでしたが、今回はドレススタイルと言いますか、仕事におけるスーツやジャケパンでの利用を想定したものを購入致しました。

それでは、ご覧頂きましょう。

■ARIANNA(アリアンナ)のおかわりしたコットンストールをご紹介
購入しましたのは、こんなネイビーとグレーのシンプルなコットンストールです。2カラーありますので、着用しているスーツやジャケットの色に合わせて色をコントロールできるわけですが、ネイビーとグレーと言うのはドレスに合わせると言う観点では最強のカラーコンビネーションかもしれません。
ARIANNA(アリアンナ)のコットンストール2_①

コットンなのに、コットンらしくない「柔らかく」、「肌に吸いつく」ような心地良さは、アリアンナならではだと思います。
ARIANNA(アリアンナ)のコットンストール2_②

ネイビー、グレイーともに色のトーンが異なる2つの配色で成り立っております。
ARIANNA(アリアンナ)のコットンストール2_③

もちろん旧式の織り機で編み込まれておりますので、甘い織りの具合は健在です。
ARIANNA(アリアンナ)のコットンストール2_④

その織りの甘さが、このクタっとした、空気を含んだような柔らかく、軽やかな雰囲気に繋がっているわけです。
ARIANNA(アリアンナ)のコットンストール2_⑤

「悩めるトルソー君」もシャツを着て、ちょっとドレスアップ!?こちらに購入したコットンストールを肩がけしますと、この表情です。ドレススタイルにも違和感なく溶け込めそうですね。
ARIANNA(アリアンナ)のコットンストール2_⑥

シンプルでいてベーシック、そして柔らかい表情を持つと言う、好みのど真ん中のストールです。
ARIANNA(アリアンナ)のコットンストール2_⑦

実は仕事では既にデビューさせておりますが、スーツスタイルであっても全く違和感はございません。この時期には特に活躍してくれておりますよ。ただ、防寒性はあまり期待せず、「暖かい気がする」と言う気持ちの問題でしょうか。(笑)
ARIANNA(アリアンナ)のコットンストール2_⑧

当分ストールに関しましてはアリアンナ熱が冷めそうにありませんが、引き続き良いタイミングに気になるストールと出会えれば、ワードローブに向かい入れていきたいと思います。
ARIANNA(アリアンナ)のコットンストール2_⑨

アリアンナは大手のセレクトShopなんかでも扱っておりますので、気になる方は是非店頭でお手にとられてみてください。コットンやリネンのストールなんかですと1万円ちょっとと言う、比較的手の届きやすい価格です。個人的にはクオリティを考えますと、おススメのメーカーだと思っております。

もちろん私がお世話になっているSharonさんでもリネンや、サマーカシミアと言った超絶的に心地良いファブリックのストールもありますので、気になる方は要チェックです。サマーカシミアのストールは光沢感もさることながら、心地良さも絶品でしたよ♪









ハーフラバーソールをレザーソールの靴に貼って、雨仕様にするのは間違い!?

こんにちは!
本日は、「ハーフラバーソールをレザーソールの靴に貼って、雨仕様にするのは間違い!?」と言うテーマでお送り致します。

それでは、早速まいりましょう。

■ハーフラバーソールの効能
さて、2014年の9月の記事となりますが、「ハーフラバーソールとトップリフトで雨仕様へ!?」と言う記事を執筆しておりました。当時は仕事もカジュアル目のジャケパンスタイルが多かった為に、足元もローファーを多用していたのです。

そのような中、当時主力であったFERRANTE(フェランテ)のエレガンテと言うモデルのローファーが、不幸にも!?カジュアル・レストランにてオレンジジュースをひっかけられてしまい、超音波洗浄をすることに。ついでに、多用していたことからソールやヒールが摩耗していたため、その補強のためにハーフラバーソールとトップリフトを行いました、と言う記事でした。

ラバーのハーフソールをレザーソールに貼ることのメリットは、やっぱり革底の摩耗を抑えることが出来ると言う点にあるかと思います。

私が普段靴のメンテナンスでお世話になっている「ampersand(アンパサンド)」の店主の方も、摩耗を抑えると言う意味では、ヴィンテージ・スチールとハーフラバーソールは最強の組み合わせの1つだと思います、と言うような趣旨の事を仰っておられました。

ヴィンテージ・スチールは、歩く際に音もしますし、好みもあります。更に多少の出費もかさみますので、摩耗を抑止すると言うことであれば、ハーフラバーソールでも十分威力を発揮してくれるのだと思っております。

ちなみに、ハーフラバーソールは履いた後の汗がソール側から抜けないのでやらない方が良い、と言う話もどこかで聞き、色々と調べてみました。ところが、有名な某靴のメンテナンスShopの方のBlogにおいて「ハーフラバーソールだから汗の湿気が抜けにくいと感じたことはこれまでない」と言う趣旨の記述がありましたのでこれを信じて、今でもローファーにはヴィンテージスチールとハーフラバーソールを貼ると言う対応をしております。
※科学的に正しいのはどちらか、と言うことを検証した記事は、これまで私は見たことがございません・・・。

ちなみに、シューレースタイプのシューズは、ヴィンテージ・スチールのみで対応しております。

■ハーフラバーソールをレザーソールの靴に貼って雨仕様にするのは間違い!?
このような中、上記の記事において記述しました通り、摩耗したレザーソールにラバーのハーフソールを貼り、更にラバーのトップリフトを行いましたので、ソールの耐摩耗性の向上に加えて、個人的にはすっかり”雨仕様のローファー”が出来た!と言う感覚でおりました。
ハーフラバー_トップリフト後③

実際、ハーフラバーソールとトップリフトを施して頂いてからは、すっかり雨の日専用ローファーとして使っていたのです。ところがこの度、靴の修理業を行っているという方、つまりプロの方から下記のご指摘を頂戴致しました。

「ラバーのハーフソールをレザーソールの靴に貼って雨仕様にするのは間違った方法です。」

「!」

と言うことで、頂いたコメントを更に読み進めてみますと、非常に合理的で納得感のあるご指摘でした。経験のあるプロの方のご指摘でもあり、個人的にも納得致しましたので、誤った情報を訂正すべく、この度記事化した次第です。

具体的に頂いたご指摘は、下記の通りです。

・ハーフラバーは、とっさの雨を凌ぐ位であれば、効果を発揮する

・ただ、雨仕様として利用すると、ラバーで覆っていない土踏まず部分やサイド、アッパーから雨が染み込む。そして、その水分がハーフソールを貼ったことによってソール側から抜けなくなる。

・結果として、レザーのソールが腐りやすくなる。

と言うことでした。
思わず、「確かに!」と納得してしまう、合理的なご指摘だと思いましたし、ご教授頂いた方ご自身が、靴の修理業を営む中で、ハーフラバーソールを雨仕様として使ったことで、ダメになってしまった靴を多々見て来た、と言うご経験がおありだったようです。

では、レザーソールを雨仕様するにはどのような方法があるのか!?と言いますと、ソールをラバーでオールソールするしか方法は無い、と言うことでした。

つまり、雨仕様として使うのであれば、最初からラバーソールの靴を購入したのが、費用的には合理的と言うことですね。

もちろんレザーソールのものをガンガン雨でも使うこともアリ、だとは思うのですが、利用後はしっかりと乾燥させて、革に栄養分を与えないと、カビが生えてしまったり、革の劣化が早く進んでしまいますね。

と言うことで、レザーソールにハーフラバーソールとラバーのトップリフトで雨仕様にする、と言うのは「正しくない処置」ですので、ここに訂正してお詫び申し上げます。

ハーフラバーソールとラバーのトップリフトは耐摩耗性の向上を目的としてすべきですし、レザーソールの靴を雨仕様にしたいのであれば、ラバーソールにオールソールする方法が適切な方法とのことですので、今後そのようなことをご検討されていらっしゃる方がおりましたら、是非ともご注意くださいませ!

最後になりましたが、適切なアドバイスをご教授頂いた読者様にこの場を借りて感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。

今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

2016/3/27
rm55








2016年SSの買い物後半戦は!?

こんにちは!
つい先日の3月21日に、東京では桜の開花宣言がされました。平年よりも5日程度早いと言うことですが、今月末から4月にかけては桜が満開になるものと思われます。お花見をされる予定の方は、準備が必要ですね!

と言うことで、もうすぐ4月。2016年の春物は早くも後半戦に突入した感じがございますが、皆さまのお買いもの状況はいかがでしょうか!?

私は年初にSharonさんにて自身初のス・ミズーラ(ビスポーク)のスーツを発注したこともあり、スロー・スタートな2016年SSの立ち上がりとなりましたが、ジュスト・ビスポークやフランチェスコ・マリーノネクタイ、モンテサーロのシャツのオーダー会に参加する予定であるなど、着実に!?ドレス系アイテムの充実を図ってきております。

先日はムーレーのスプリングコートと言う大物もご紹介させて頂きましたが、後半戦ではいよいよスーツやジャケットと言った大型のアイテムの追加も考えており、日々資金繰り表とにらめっこする日々です。(笑)

さて、本日は、「2016年SSの買い物後半戦は!?」と言うことで後半戦での購入検討アイテムを踏まえながら、これはお得!?と言うアイテムを少しご紹介しつつ、最後にお得情報を記載したいと思います。それでは、まいりましょう。

■2016年SSの買い物後半戦、これを買いたいっ!?
まずは、ジャケット。気になるのはグレー・・・、と言いたいところですが、ネイビー/ブルー系のジャケットを買い足したいと思っています。考えているのは無地ですが、生地感で動きがあり、やわらかいナポリ仕立てのジャケットを希望しております。

そのような中で見つけたのはサルトリオのジャケット。下記はリネン・ウールのジャケットで、素材的には魅力的なのですが、昨年購入したアルフォンソ・シリカのネイビーカラーのリネン100%ジャケットと色合いが近いのです・・・。従って、もうワントーンほど明るいと個人的にはベストです。ちなみにキャリー品のためか、既にセールプライスでお買い得に。



カラートーンとしては、太陽の下でブルーの色が出るくらいが希望です。イメージに近いですね。ネップチェックと言う生地感が、トレンドに近い雰囲気かもしれません。もちろんセールプライス!


こちらはラティーノのアズーロカラーのジャケット。ラティーノのここ数年での急激な値上がり具合にはただただ驚くばかりです。ハンドも使っているとはいえ、ファクトリーのマシンメイドでジャケットが25万円前後と言うのは、相当に高いと言う印象です。やっぱり20万円を切るくらいの価格ですと、ラティーノ・ファンとしては嬉しいですね。


そしてスーツも1着買い足したいと思っています。色はグレーで、無地やストライプなど、トレンドとはほど多い、長く着用できるベーシックなものが良いですね。リングヂャケットならマイスターラインが良いですが、スタンダードなラインで6万円代というのはお買い得。汗をかく夏場でも躊躇なく使えそうです。


無地やストライプでなかったら、個人的に好きなグレンチェックでしょうか。ただ、あまり派手なものではなく、スタンダードなグレンチェックが良いかなと思っています。


また、今季買い足したいパンツは2本。1本はドレス用のミディアムグレーのウールパンツ。第1候補はやっぱりサルトリアブランドのレ・スパーデ。ただ、インコテックスも2万円代なら候補に入れています。プロパーですと3万円台後半と、ちょっと高過ぎる気がしており、買うならセールプライスでないと厳しいかなと。


そしてもう1本はドレスよりのホワイトパンツ。昨年はホワイトパンツを自宅で洗濯した結果、革パッチの色がシミ出てしまい、数か所ほどシミを作ってしまいました・・・。従って、ドレスよりに着用できるホワイトパンツを探しています。第1候補はインコテックスのキャリー品。下記はヴィンテージ加工と言うことで、カジュアル色が若干強めですが、1万円台ならと言う考えも・・・。


他にも気になっているものがありますので、絶対に欲しい!と言うアイテムは上記のようなアイテムたちでしょうか。もちろんタイミング次第では、新たにワードローブに向かい入れるアイテムもあるかもしれません。

■楽天スーパーセール連動イベントで、SSアイテムをお得に買う
最後に、楽天スーパーセールにあわせて早々にセールを開始しているShopなど、SSアイテムがお得に購入できるShopを少しだけご紹介して、本記事を締めたいと思います。

粋な着こなし
2016年SSの対象アイテムがポイント10倍!(10%Off相当)更に、キャリー品が更に値下げされているのに加えて、タイムセールを開催するなど、お得なイベントを開催中です!

Giotto
2016年SSの対象アイテムがポイント10倍!(10%Off相当)

AMALFI
2016年SSの対象アイテムがポイント10倍!(10%Off相当)更に、キャリー品が更に値下げされているのに加えて、タイムセールを開催するなど、お得なイベントを開催中です!

importセレクトshopピエディ
対象アイテムが30%Off!更に、2016年SSが10%Off!(トップページより、クーポンの取得が必要)

A&SHOP
リングヂャケット・マイスターモデルが続々入荷中!ただし、足も速いのでマイサイズがあったら即確保!?

他にもお得なイベントやプレ・セールを開催しているShopもあるかと思いますので、この機会を上手く使って春のワードローブを充実させてみてはいかがでしょうかっ!?









小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法!

こんにちは!
本日は、「小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法!」と言うテーマでコラム的にお送り致します。

■ノットとディンプルにコダワル!
さて、仕事にてネクタイをされていらっしゃる方の中で、ノットの大きさやカタチ、ディンプル(えくぼ)などにこだわっている!と言う方はどれ位いらっしゃるでしょうか!?

そもそもノットやディンプル以前に、ネクタイそのものにあまりご興味がない!と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、日々の日常生活におけるルーティーンの中に、ちょっとしたコダワリ・ポイントを設けることで、小さな幸せを感じることが出来たり致しますので、仕事でネクタイをされる方には、是非、コダワッテみることをおススメ致します。(笑)

皆さまご存知の通り、ネクタイも実は様々な「締め方」があったり致しますが、個人的には一番シンプルな「プレーンノット」がお気に入り。そして、ディンプルはお世話になっているセレクトShopであるSharonさんのオーナーであるK氏よりご教示頂きました、ダブルディンプルにハマっております。

そもそも”えくぼ”を二つつくるダブルディンプルにつきましては、昨年の4月に執筆した記事「ダブルディンプルで華やかさをっ!?」にて取り上げさせて頂きましたが、社会人になってK氏に教えて頂くまで、ネットでも、リアルでも見たことがありませんでした。

もちろんネクタイそのものに興味を持ったのがここ数年ですから、それより以前はノットやディンプルなど、目にも入らなかったのかもしれませんが、ここ最近IGなどでも拝見することも増えてまいりました。

個人的にはネクタイもノットやディンプルにコダワルことで、「エレガンス」を醸し出せると思っておりますし、男のVゾーンは雑誌などでも取り上げられることが多い、男の装いの中でもお洒落が楽しめる貴重なポイントであったりすると思いますので、是非ご自分の好みのノットやディンプルを探してみてください。

ちなみに、本日のテーマは完全に「好み」の世界ですので、善し悪しでは全くございません。従いまして、私の好みとは異なる方もいらっしゃると思いますが、そのような方は、軽く受け流して頂ければ幸いです。

■小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法
実はインスタグラム(ID:NFLD_rm55)を始めてから、ありがたいことにノットやディンプルをお褒め頂く機会が増えております。海外の方からもどんな種類の締め方をしているのか!?とか、ネクタイはどこで買えるのか!?と言うお問い合わせを頂くことなどもあったりします。

ただ、個人的には「ノット」の大きさや形に関しましては、これまで満足のゆくものではございませんでした。そこで、この度改めて個人的にとても”エレガント”だと感じている、「小さく、縦長のノット」をしており、美しい「ダブルディンプル」を日々していらっしゃるSharonのオーナーK氏にその方法を伺ってまいりました。

そしてK氏の熱心なご指導により!?今回は私もコツを掴むことができまして、今後のIGにおけるノットやディンプルも改善されていくのではないか!?と期待しておりますっ。

と言うことで、そんな私が最も美しいと思う「小さく、縦長のノット」と「ダブルディンプル」の作り方をご紹介したいと思います。それでは、順番にそのステップをご説明申し上げます。

まずは、ご覧の通り首にネクタイを回します。
小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法①

次に、大剣と小剣を交差させるわけですが、よくこの大剣と小剣の「つなぎ目」を目安にして交差させると良い、と言うネクタイの締め方を説いていることがあります。
小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法②

このような形ですね。ただ、実際にこの「つなぎ目」に合わせて締めますと、大剣の方が長くなり、ベルトよりだいぶ下に大剣が来るようなバランスになってしまいます。(人によってもちろん誤差はあり。)従いまして、あまり「つなぎ目」で交差させると言うことを意識し過ぎなくて良いと思います。
小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法③

実際私は、このように「つなぎ目」よりも大分下で交差させておりましたし、K氏に聞いた際も、K氏も「つなぎ目」を目安に交差させるようなことなない、と仰っておりました。
小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法④

ちょっと話がずれましたが、進みましょう。続いて、プレーンノットの手順に従い、大剣を小剣の裏に回して交差させます。
小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法⑤

その大剣を私の場合は、人差し指と中指の2本に巻きつけながら、後ろに回します。つまり指2本分で、大剣の入るループを作る、と言うことですね。
小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法⑥

大剣をこのように前に持ってきて、
小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法⑦

ループの中に通します。ここまでは、なんら普通のプロセスと変わりません。
小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法⑧

ポイントはここからです。大剣を小剣のループに通したら、この状態でダブルディンプルを形成し、形を整えてしまいます。要は首元に引き上げる前に、ノットとディンプルを作ってしまう!と言うことですね。これ重要です。
小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法⑨

大剣を引っ張りながら、ディンプルを整えていくと、この時すでに「小さく、縦長のノット」が形成され、更には、「ダブルディンプル」の形状もほぼ出来上がっている状態なのが、お分かり頂けるかと思います。
小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法⑩

ノットとディンプルの形成が終わったら、次のポイントですが、このようにノットの両サイドを抑えて首元まで引き上げます。この時、ノットを両サイドから軽く揉み込んで、「小さく、縦長」のノットになるように微調整するわけです。
小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法⑫

すると、このように「小さく、縦長」でありながら、「美しいダブルディンプル」を持ったネクタイの表情にしあがるわけです。もちろん自然な感じで小剣をずらすのもありですね。
小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法⑬

ちなみにこれ見よがしに小剣をずらしてしまいますと、一般の方からは「あの人ネクタイがずれてる・・・」と言う印象を持たれてしまいますので、注意が必要です。

なお、私は娘の七五三の写真撮影において、小剣をずらして撮影に臨みましたが、「お父さん、ちょっとネクタイがずれているので直しますね。」と、撮影アシスタントの方から修正が入りました。(泣・笑)ウソのような、ホントの話です。

K氏に改めて教えて頂いた方法でプレーンノット&ダブルディンプルを作ってみますと、ドディチ・ピエゲ(12折り)の仕様であるジュスト・ビスポークであったとしても、ご覧のようにコンパクトなノットと、美しいダブルディンプルを形成することが可能です。
小さなノットと、美しいダブルディンプルを作る方法⑪

個人的には、このキュッと絞られた「小さく、縦長のノット」から、「美しいダブルディンプル」を経て、大剣がふわっと柔らかく広がっていくスタイルにこの上ない「エレガンス」を感じております。まだ「ダブルディンプル」自体も市民権を得ていない気がしておりますが、もしこのスタイルにご共感頂ける方がいらっしゃいましたら、是非ともチャレンジしてみてください!

なお、スフォデラータ(裏地なし)の仕様でない場合や芯地が厚過ぎますと、縦長のノットではなく、横長のノットになってしまう傾向がございます。更に、ふわっとした柔らかさが表現出来ない場合がございますので、是非、スフォデラータ仕様のネクタイ、そして出来ればクワトロ・ピエゲ(4つ折り)やセッテ・ピエゲ(7つ折り)以上の折りのものをご準備されると良いかと思います。

最後になりましたが、お忙しい中リクエストにお答え頂き、即興でネクタイ教室を開催頂きましたSharonオーナーのK氏には、この場を借りて御礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございましたっ!



MONTESARO(モンテサーロ)のSHIRTS TRUNK SHOWに行ってみる!?

こんにちは!
既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私が日頃お世話になっている青山にあるセレクトShopであるSharonさんにおいて、4/1(金)・2(土)・3(日)の3日間、NAPOLIのシャツブランドであるMONTESARO(モンテサーロ)のオーダー会が開催されます。
MONTESARO(モンテサーロ) SHIRTS TRUNK SHOW 2016②
※Sharonさんの公式HPより拝借致しました。

と言うことで、本日はMONTESARO(モンテサーロ)のTRUNK SHOWをテーマにお送りしたいと思います。

■お気に入りのシャツメーカー、MONTESARO(モンテサーロ)
さて、私が昨年SharonさんにてVincenzo di Ruggiero(ヴィンツェンツォ・ディ・ルジエッロ)と言う本格的なナポリの手縫いシャツと初めて出会い、瞬く間にその柔らかい着心地と、手縫い感溢れる表情を持つ、本格ナポリ・シャツの魅力にハマってしまったことは、長らく本Blogをお読み頂いている方であれば、ご存知の事と思います。

私はルジェッロのシャツをあまりに気に入ってしまい、セールなども活用してドレス、カジュアル合わせて4枚(リングヂャケットナポリのブランドも合わせると5枚)ほどワードローブに向かい入れておりました。結果手に、私のワードローブにおけるシャツブランドとしてはルジェッロが最多となっております。

アットリーニなどの有名ブランドのOEMも手掛けるルジェッロは、フラシ芯(※)の柔らかい襟型もさることながら、ハンドステッチを随所にあしらい、更にはバックヨークやカフにはギャザーが施されていることから、どこかクラシックでナポリならではのふんわりとした手縫い感溢れる表情と着心地が特徴のシャツメーカーです。
※モデルによります。

非常に気に入っていたのですが、Sharonさんでは他にも魅力的なシャツメーカーを扱っていることから、今年は他のメーカーもチャレンジしてみようということで購入したのが、本日ご紹介するMONTESARO(モンテサーロ)と言うシャツメーカーでした。

詳細は購入記事である、「MONTESARO(モンテサーロ)のワイドカラー ストライプシャツを購入!」をご参考にして頂きたいのですが、これが思った以上に良いのです!
MONTESARO(モンテサーロ)のワイドカラー ストライプシャツ⑮

購入記事にも記載しました通り、KitonのシャツのOEMを担当していただけあって襟から溢れだす色気はもちろんですが、ギャザーの入り方やカフの形状など、ナポリのエレガンスをこれでもか!と言う位に感じます。特に、台形の形をした長めのカフには個人的には、誰にも気付かれることはありませんが、とても惚れております。(笑)
MONTESARO(モンテサーロ)のストライプ柄のドレスシャツ_着用イメージ⑥

そして着心地も抜群。私がこれまで購入したのは既成シャツなので、どこまで行ってもパターンと自らの体型とのフィッティングによって、着心地が左右されることは否めません。ルジェッロは、肩周りは大きな問題はないのですが、前腕筋群と言うのでしょうか、肘から手首にかけてのフィッティングに、若干引っかかりを感じてしまうことがありますが、モンテサーロはそれがないのです。
MONTESARO(モンテサーロ)のストライプ柄のドレスシャツ_着用イメージ⑧

デザイン、着心地ともに大変気に入っておりましたので、機会があれば買い足したいと思っていたところにオーダー会開催のお話を伺っておりました。そして、その日を楽しみにしていたのですが、この度オーダー会の詳細情報を頂きましたので、下記の通り皆様にも共有させて頂ければと思います。

■MONTESARO(モンテサーロ) SHIRTS TRUNK SHOW 2016
<MONTESARO>SHIRTS TRUNK SHOW
・開催日程:4月1日(金)~4月3日(日)
・開催場所:Sharon
※予約制

<シャツオーダー詳細>
・サイズゲージ:37~43
・価格:¥44,000(税抜き)~
・納期:2016年8月予定
・デザイン変更箇所
襟型・カフス・釦・ポケット有無・前立て有無・ギャザー有無・クレリック仕様

<問い合わせ先等>
お問い合わせ:Sharon(シャロン)
Tell:03-6418-5131(受付時間:12:00〜20:00)
Mail:info@sharon-shop.jp

※SharonさんのHPにおける、TRUNK SHOWに関する公式案内は、コチラ

ちなみに、もちろんですが私も予約を入れさせて頂きました!ドレスシャツのみならず、デニムシャツやカプリシャツなどのカジュアルシャツもオーダー可能と言うことで、かなり目移りしてしまいそうですが、個人的にはドレスシャツを候補として、 TRUNK SHOWに臨むつもりでおります。
MONTESARO(モンテサーロ) SHIRTS TRUNK SHOW 2016

既に予約が埋まってきている時間帯もあるそうですので、土日など週末希望の方は早めの予約がおススメです!気になる方は、是非一度店頭でモンテサーロのシャツを手にとってみられることをおススメ致します。襟の雰囲気やギャザーの入り方、カフの形状などは要チェックですよ♪(笑)








ニットのゲージと、クルチアーニ

こんにちは!
本日は、「ニットのゲージと、クルチアーニ」と言うテーマでコラム的にお送り致します。

さて、だいぶ気温も春らしい日が増えて参りまして、そろそろ冬物のニットもクリーニングに出そうかな、と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ニット、と言えばセットのように語られる!?のが、ゲージの話です。ローゲージやミドルゲージ、ハイゲージと言った言葉が飛び交うわけですが、一般的には5G以下は「ローゲージ」と呼ばれ、7〜10Gは「ミドルゲージ」、12G以上は「ハイゲージ」と呼ばれているようです。

いや、そもそも「ゲージ」って何よ!?と言うお声も聞こえてきそうですので、まずは「ゲージ」についてご説明申し上げたいと思います。

■ゲージとは何か
ゲージとは一言で言ってしまうと、「ニットが薄手か、または厚手かを数字で表わす際の単位」です。数字が小さければ厚手、つまり糸が太くなり、数字が大きければ薄手で糸が細い事を意味するわけです。

では、どのようなルールに基づいてゲージ数が決まるのか、と言いますと極めてシンプルです。

「1インチ(2.54cm)の中に何本針があるのか」

のみです。

そもそもニットとは、編み機の一本一本の針に糸を引っ掛け、ループ状の編み目を作っていく事で出来上がるわけですが、この針が1インチの中に何本あるのかによって、ゲージ数が決まりますよと。

例えば、2.54cm(1インチ)の中に針が3本しかなければ3ゲージです。当然糸は太くなりますのでローゲージの部類となり、針が10本あれば10ゲージとなり、ミドルゲージの部類。針が12本以上あれば糸は細くなりますので薄手となり、
ハイゲージ、と呼ぶわけです。
ニットのゲージと、クルチアーニ③

テストには出ませんが(笑)、シンプルですので覚えやすいですよね!?

という事で、ゲージがなんなのか!?が、分かった所でタイトルの後半にある「クルチアーニ」に話題を変えていきたいと思います。
※本記事において参考にしたのは、コチラ

■2015-2016AWの影のMVP!?
さて、私のインスタグラム(ID:NFLD_rm55)をご覧頂いている方ですとお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、この2015-2016AWのコーディネートにかなりの頻度で登場し、私のコーディネートにおいて防寒とレイヤードの観点で大きく貢献してくれたのが、クルチアーニのハイゲージ・カーディガンでした。
ニットのゲージと、クルチアーニ①

その活躍っぷりと言ったら凄いもので、週に複数回も登板し、常に安定したチカラを発揮してくれたのです。ジャケットやシャツ、ネクタイに比べると派手さはありませんが、縁の下の力持ち的な存在で、この秋冬の影のMVPと評しても良いのではないか、と思っているほどです。

そんな影のMVPであるクルチアーニのカーディガンですが、ゲージ数は27ゲージ(※)と、超ハイゲージ。なんとなく素人的にはローゲージやミドルゲージのザックリ感に高級感を感じてしまったり致しますが、技術的には目が細いハイゲージの方が難しく、『細かく揃った編地に技術の良し悪しや、糸の均一さなどが顕著に出る』と言います。
※実際に数えてみると、25~26ゲージ位でした。製品後には若干伸びたりするそうですので、多少のズレは発生するようです。

実際編み目をあらためて見てみますと、非常に美しい編み目が精緻に並びます。
Cruciani(クルチアーニ)のハイゲージ・ニットカーディガン(ブルー)_④

またストレッチ性も非常に高く、シッカリとしたカーディガンの形状を維持する程の編み方をされているにもかかわらず、着用時や脱ぐ際にも全く違和感なく、気持ち良い程のスムーズな着脱が可能です。ちなみに、ストレッチ性能は高いですが、伸びてしまうようなこともありません。例えば、リブ周りはしっかりとした形状を維持しております。
ニットのゲージと、クルチアーニ④

更に、1シーズンをかなりの頻度で使ったわけですが、毛羽立ちや、毛玉もなく、おまけに型崩れやヤレた感じさえなかった事には大変驚きました。摩擦の多い、脇の下もご覧の通り。
ニットのゲージと、クルチアーニ②

内側も確認しましたが、毛玉や毛羽立ちなどは見られません。
ニットのゲージと、クルチアーニ⑤

ちなみに、「安いニットは毛玉が出来やすく、高いニットは出来にくい」とはよく聞いたり致しますが実は誤解で、科学的には高いニットは毛玉が出来ない、と言う科学的根拠はないようです。

もちろん毛玉が出来にくい加工は存在するようですので、これを施せば原価があがり、結果として小売価格が高くなると言う事はあるのかもしれませんが、実は毛玉ができる原理はこれだけ科学が進歩した現代においても完全には解明さてはいない、そうです。

その事実自体かなり驚きではございますが、「摩擦」や「湿気」など、毛玉になりやすい着方を出来るだけ避ける、と言うのが、実際に毛玉対策として出来る事のようですよ。

とは言え、科学的にどうかは置いておいて、感覚的、経験的には良質なニットの方が毛羽立ちがでにくく、型崩れもしにくいと言う認識でおりますので、そこには使われている素材や製法における「違い」が理由として存在するのかもしれません。

もしニットに詳しく、上述したような差異につきまして合理的にご教授頂ける方がいらっしゃいましたら、簡単にでも結構ですのでご教授頂ければ嬉しいです!

■クルチアーニは使えます!
なんだか脈絡の無い文章になってしまいましたが、本記事を「エイジング」にカテゴライズしております通り、最もお伝えしたい事は、サブタイトルにもございますように「クルチアーニは使えます!」と言う事でした。

個人的にはこれまで高級ニットとは無縁に近いファッション生活を送ってまいりましたが、「良いものはやっぱり良い!」という事を、実体験を持って理解した次第です。

この秋冬に酷使したクルチアーニは近いうちにクリーニングに出して、また今年の秋冬までゆっくりと休ませたいと思います。そしてまたタイミングがあえば、是非とも買い足したいと思っています。

そして、春夏のコットンニットもチャレンジするか、検討中です。(笑)



サイズがあえば、2万円と言うのは相当にお得ですね!



FUMOZA(フモーザ)の後染めシルクネクタイ(セッテ・ピエゲ仕様)を購入!

こんにちは!
本日は、新しいブランドのアイテムを購入しましたので、ご紹介したいと思います。

この度購入しましたのは、あまり聞き慣れないブランドであろうFUMOZA(フモーザ)と言うブランドのネクタイです。私にとりましても初めてのブランドですので、まずはどんなブランドなのか、そのご紹介から入りたいと思います。

■FUMOZA(フモーザ)とは
イタリアにおけるシルクの一大生産地、と言えばスイスとの国境に位置し、コモ湖のほとりに広がる都市であるコモが有名です。そのコモにおいて、創業30年を迎えるネクタイの専業ブランドが、FUMOZA(フモーザ)です。

イタリアも近代化の流れには逆らえず、4つ折り(クワトロ・ピエゲ)以上のネクタイはプレス機を使って折り畳んだ後に縫い上げていく生産手法がほとんどだと言います。その中で、ベテランのたった5名の職人さんによって、全て”手折り”でネクタイを仕立てると言う昔ながらの製法を今現在も維持する、数少ないネクタイ・メーカーの一つがフモーザです。

ネクタイの説明書きに「ハンドロール」と記載されることがありますが、これこそが「手折り」の証。手で折り畳むことによって、ふんわりとした、柔らかい表情のネクタイができあがります。製造工程がジャケットやシャツに比べるとシンプルなネクタイは、その製造工程の差異が、大きく製品の表情に表れてくるわけです。

ちなみに某有名ブランドのOEMも手掛けていると言いますから、こだわりだけではなく、そのクオリティの高さも折り紙つき。しかも、使う生地は厳選したヴィンテージ生地を使用しており、更に、セッテ・ピエゲ(7つ折り)のネクタイにこだわったコレクションを展開しているので、ネクタイ好きとしたらチェックせずにはいられないブランドなわけです。

では、そんなネクタイ専業ブランドのどんなネクタイを今回購入したのか、実物をご覧頂きたいと思います。

■FUMOZA(フモーザ)の後染めシルクネクタイをご紹介
今回購入しましたのは、ブラウンカラーのシルクのソリッド(無地)タイ。ブラウンのシルク・ソリッドタイは、以前日本のブランドであるCOCON(ココン)のものを購入しておりますが、今回は同じブラウンソリッドでも、だいぶ色のトーンや風合いが異なります。
FUMOZA(フモーザ)の後染めシルクネクタイ(セッテ・ピエゲ仕様)①

それもそのはず!?実はこちらシルクの「後染め」生地を使っているのです。シルクの後染め、と言いますと着物を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、着物の世界においては「先染めの着物より後染めの着物のほうが格が上」とされていると言います。やはり、後染め技法による柔らかい、風合い豊かな表情と言うのは、それだけ貴重なものなのかもしれませんね。
FUMOZA(フモーザ)の後染めシルクネクタイ(セッテ・ピエゲ仕様)②

ただ、「後染め」と聞きますと、汗や擦れなどによる色落ち、を気にされる方もいらっしゃるかもしれません。「安心してください!」、しっかり、そのあたりもケアしておりますよ!(笑)

どんなケアかと申しますと、しっかりと生地自体に色落ち止めの加工をしております。更に堅牢度検査も行い、その検査クリアをしておりますので、暖かくなって汗かく季節であっても、またホワイトカラーのお気に入りのシャツであっても気にせず使うことができるわけです。
※もちろん、私もまだ未経験ですので、そのあたりの実証は行っていく予定です。

ご覧の通り、購入時には仕付け糸もしっかりと残っております。仕付け糸は実際に使う際は取ってしまうので見えなくなりますが、生産工程においては重要な役割を担っておりますね。案外大事なものは、表からは見えなかったりするのです。
FUMOZA(フモーザ)の後染めシルクネクタイ(セッテ・ピエゲ仕様)③

仕付け糸を外して、開いてみます。ご覧の通り、ベテランの職人さんが手で折っているというセッテ・ピエゲは非常にやわらかい表情です。
FUMOZA(フモーザ)の後染めシルクネクタイ(セッテ・ピエゲ仕様)④

スフォデラータ(裏地無し)の仕様ですが、芯材はしっかりと入れてあります。このあたりは、ジュスト・ビスポークや、フランチェスコ・マリーノと一緒です。ネクタイですから当然締めたり、緩めたりするわけですが、芯材の無いタイユアタイのセッテ・ピエゲなどですと、生地その物がひっぱられてしまうので、伸びたり、耐久性の面でのリスクが高くなります。そのあたりは、風合いとの天秤かもしれませんね。
FUMOZA(フモーザ)の後染めシルクネクタイ(セッテ・ピエゲ仕様)⑤

ロゴにもネクタイをあしらっている辺りに、専業ブランドとしてのプライドを感じます。
FUMOZA(フモーザ)の後染めシルクネクタイ(セッテ・ピエゲ仕様)⑥

せっかくなので、「悩めるトルソー君」に登場してもらい、しめた感じもご覧頂きましょう。芯地は比較的柔らかく、私がこれまで経験したネクタイですと、ルイジ・ボレッリのシルクタイに近いかもしれません。ジュスト・ビスポークのような凹凸がしっかりしたディンプルが出来る、と言うよりは、ふんわりと柔らかい表情を見せるディンプルとなりますね。
FUMOZA(フモーザ)の後染めシルクネクタイ(セッテ・ピエゲ仕様)⑦

もちろん、芯地が柔らかいので、ノットもかなり絞り込むことができます。ノットを小さく絞り込むことが出来る、と言う意味に置きましては、個人的には好みのネクタイです。
FUMOZA(フモーザ)の後染めシルクネクタイ(セッテ・ピエゲ仕様)⑧

画質を落としてしまっているので、若干「シルクの後染め」と言う今回のネクタイの良さが伝わりにくいのですが、先染めのシルクを使ったソリッド系のパリッとした表情とは異なり、かなり柔らかく、味のある風合いのネクタイとなっております。
FUMOZA(フモーザ)の後染めシルクネクタイ(セッテ・ピエゲ仕様)⑨

ノット、ディンプルの表情のアップです。
この表情にグッと来られた方は、1度お試し頂く価値は十二分になるのではないでしょうか!?
FUMOZA(フモーザ)の後染めシルクネクタイ(セッテ・ピエゲ仕様)⑩

と言うことで、久しぶりに新しいネクタイブランドのご紹介でした。

最近は良いと感じるとリピートする傾向が一段と強くなってきておりますので、たまにはこういった新規ブランドの開拓も新鮮ですね。実際自分でも1度締めてみましたがが、とても良い感じです。

今後早々にデビューさせ、色落ちの有無や緩みが起きないか、ディンプルの表情がくずれにくいかなどのチェックを行ってみたいと思っております。

個人的に短時間ながら試した中では、今後のコレクションが楽しみなネクタイ・ブランドだと感じております。ちなみに東京ですと新宿伊勢丹などで取り扱いがあり、上述したようなクオリティとセッテ・ピエゲと言う仕様ながら2万円前後と言う価格ですので、そのコストパフォーマンスは相当に高いと感じました。

ネクタイが好きで気になる方は、是非チェックされてみてくださいね!











MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM を購入!

こんにちは!
本日は、2016年SSアイテムの第3弾、という事でちょっとした大物のご紹介です。

購入しましたのは、この2015-2016年AWのセールにおいて購入し、非常に満足度の高かったMOORER(ムーレー)のスプリングコートです。モデルは、秋冬に購入したモデルであるダブルブレストのMORRIS(モリス)の春夏バージョン!?と言えば良いのでしょうか、MORANDI(モランディ)と言います。

■長く使える良いモノを
さて、これまで毎年この時期になるとスプリングコートを買うかどうかで悩みながら、ある程度の予算感で購入できるもの、と言う条件を踏まえて買い足してまいりました。

しかし、これまでその投資したアイテムを振り返ってみますと、多少妥協のようなものがあったことは否めませんでした。そうなると、自分が100%満足したものではないですから、自然と着用する回数も限られてしまい、結果的に投資対効果、と言う意味においては高くついてしまった、と言う経験があったわけです。

そんなことから、今年は満足できる良いものを購入し、その分長く使おう!と言う心持で、この時期を迎えました。

当初は、本命でもあったHERNOのトレンチコートタイプのモデルの購入を考えておりました。が、意外にペラペラで薄いのが気になったのと、確かにデザインは洗練されているものの、ミリタリー発のモデルと言うこともあって、私の目指したいスタイルである「エレガンス」とは若干ながら距離感があるかなと。(笑)



そこで、基本に帰り!?ベーシックなスタイルであるステン(スタンド)カラータイプのものを候補としました。中でも、やっぱり一番「エレガンス」を感じたのは、ムーレーのモデルでした。シルエットや素材感、シンプルで余計なデザインがないあたりも方向性にもぴったりです。と言うことで、買い物かごの中に入れて、少し冷静な判断が出来るまで”寝かせて”いたわけです。(笑)


正直二桁にも達するスプリングコートは投資効率の観点から敬遠していたことはこれまでの記事に書いてきたのですが、出来るだけシンプルで、良いモノを購入すれば、年単位で使えることは間違いありません。

シンプルでベーシック、かつ質が高いモノ、と言うのは一見すると派手さはないですし、トレンド感もございません。ある人からみたら、「普通」なもののように見えることもあるでしょう。

でも、トレンドに流されない分長く使えますし、良いものであればあるほど、着ている本人の満足度も高いわけで、長く活用できると言うことは、ここ数年で学んできております。

そんな考えをベースに持ちながら、更にリサーチを進めた結果見つけたのが、今回ご紹介するトレンチコートタイプ以外では珍しいダブルブレストのモデルであるMORANDI-KM(モランディ)だったのです。

それでは、ご紹介致しましょう。

■MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM (モランディ)をご紹介
今回購入したのは、ベージュカラーのスプリングコート。正直ネイビーにするかギリギリまで悩んだのですが、春らしさと言う観点で、今回はベージュにしました。ただ、ネイビーもかなり捨てがたかったです。(汗)
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM①

素材はポリエステルながら、しっかりとコシがある襟で、長さもほど良いため立たせやすいのも特徴です。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM②

釦は秋冬のダウンと変わらず、光沢感のあるオリジナル釦です。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM③

もちろんファスナー関係もメイドインイタリーなオリジナル仕様。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑰

フロントの仕様は、私がもっとも好きな仕様であるジップと釦のダブル仕立て。防寒性を保持しつつ、釦のクラシカルな表情がたまりません。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM④

スプリングコートと言うと、どうしてもポリエステルの1枚仕立てで”防寒性”と言うよりは、”雨よけ”だったり、”防風対策”と言った意味合いのものが多いのですが、ムーレーのこのモデルはしっかりとライニングもついており、寒がりな私にもぴったりです。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑤

もちろん最高級である、と言うこともあって、ライニングの吸いつくような気持ち良さもそのままです。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑥

インナーのポケットもこの作り込み。
とってつけたような簡易なものではなく、しっかりと”デザイン”されております。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑦

なお、ウエストのベルトはついておりませんが、内側のウエストより少し高い位置に、絞り調節が可能な紐がついていておりますので、多少のシルエット調整は可能です。あえてこのドローコードを中に隠す、と言うのがムーレーらしい「エレガントさ」を引き出しているデザイン上の1つのポイントかもしれません。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑧

実際、「悩めるトルソー君」に着せてみますと、こんな雰囲気です。
タイト過ぎず、かといって緩すぎない、絶妙なシルエットだと思います。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑨

襟もご覧の通り、しっかりと立ちます。
これ、着こなしを考える上では意外に重要です。(笑)
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑩

フロントの釦は左右で10個。なかなか見ない、珍しいデザインかもしれませんが、ベースはクラシックなので長く使えるかなと判断致しました。ただ、さすがに全部留めることないと思います。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑪

ショルダーまわりのアップです。かなり美しい表情ですね。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑫

内側の紐は絞らない状態でこのシルエット。172cm 59kg ウエスト76cmの私がスーツの上から着てサイズ「44」でジャストフィットでした。冬物のスーツやジャケパンであれば、「46」でも良いかもしれませんが、袖丈や着丈のバランスは「44」でぴったりだと思いました。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑬

こういった作り込みも丁寧、かつとても美しいです。さすが「高い」だけはありますね。(汗・笑)
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑭

バックサイドのスリットはマグネットで脱着するタイプです。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑮

個人的には求めるエレガンスが備わっている「スプリングコート」として大満足の1着となりました。早速活用しておりますが、かなり良い感じだと思います。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑯

唯一不満があるとすると、このロゴの位置。
ダウンもそうでしたが、ここにあるとフロント釦を留めずに開いた状態ですと見えてしまうので、是非再考頂きたいです。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑱

と言うことで、自身最高額のスプリングアウター。春先、秋口には使えそうな雰囲気ですので、5年、10年としっかりと使いこんで、自分色に染めていければと思っております。

こちらは近いうちに着用イメージもお届け致します。

なお、ダブルのムーレーのスプリングコートは、ブルゾン仕様であればいくつかのShopで見かけましたが、丈の長いコートタイプはほとんどみつかりませんでしたので、気になる方は早めにチェックした方が良さそうです。