fc2ブログ
<?php include_once("analyticstracking.php") ?>

Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツを”色違い”購入!

こんにちは!
もう、”お腹いっぱい”と言うお声も聞こえてきそうなのですが、結局我慢できずに今年も買ってしまいました。イタリアはナポリにおいて、1世紀(100年)以上にわたってパンツを作り続けてきたと言う、伝説の職人家であるモーラ家のパスクワーレ・モーラ氏によって手縫いされた吊るし(既成品)のパンツブランド、レ・スパーデのカジュアルパンツ。

今年は予算の関係からドレスパンツのみ、と心に決めていたのですが・・・。(汗)

■穿けば分かるさ、その良さが!?
さて、本Blogでは、昨年の5月に最初にレ・スパーデを取り上げて以降、その手縫い感溢れる表情や、代々受け継がれてきた職人技による穿き心地の良さなどを度々記事としてご紹介してまいりました。

また、ご紹介するだけではなく、これでもかっ!と言う位に私自身がリピート買いをしておりますので、私が大変気に入っているパンツメーカーであると言うことは、読者様におかれましては既にお分かり頂いていることと思います。

そのような中で、先日”とある方”とSharonさんにおいてお会いする機会がございました。

”その方”との出会いなどにつきましては、また次回の記事としてでも取り上げさせて頂きたいと思うのですが、”その方”がSharonさんにて今期2016年SSのレ・スパーデを初めてご試着された際に、

「これはイイ。これはイイなぁ~。」

と唸るように!?仰っていたのが、非常に印象的だったのです。

私はモーラ家のパンツについては書籍で読んで知っていたのですが、まさかそのモーラ家が手掛けた吊るしパンツが、Sharonさんで扱っているレ・スパーデだとは思いもせず、当初は完全スルーしておりました。つまりそれ位、一見すると何の変哲もない!?普通のウールパンツの様に見えていたわけです。

しかし、オーナーであるK氏やマネージャであるD氏から、レ・スパーデがモーラ家の手掛けたパンツであると言うことを伺い、改めて手にとって見てみますと、溢れだすほどの手縫い感に、まずシビれたわけです。

そして、穿いてみたさらに驚いたのが、その心地良さと柔らかさ、いや”優しさ”と表現した方が正確かもしれません。そんな優しく包まれているような感覚と、脚が自然と前にでるような履き心地の良さは、1度穿いたら病みつきに。

そんな私自身が経験したような”感動”体験を、私の目の前で”その方”がまさにご経験をされている様を見て、懐かしく思うとともに、自分が好きなモノを「イイね!」とご共感頂けることに、大変な喜びを感じた次第です。

穿けば分かるさ、その良さが。

よく見ると、ヴィジュアル面でも特徴的な手縫いのステッチが、職人が手掛けたことを伺わせる良いアクセントになっているのですが、穿いてみると、改めてイタリア服の奥深さと言うか、魅力を感じざるを得ないのです。

もちろん”その方”も、しっかりとご購入されていらっしゃったのですが、穿いた人を虜にしてしまう魅力あふれる手縫いのパンツ、レ・スパーデ。私が今期はドレスパンツのみ!と決めていたにも関わらず、我慢できずにカジュアルパンツも買い足してしまったことは、きっと1度レ・スパーデを穿いたことがある方であれば、ご共感頂けるのではないでしょうか。

それでは、そんな予定外にも買い足してしまいました、レ・スパーデのカジュアルパンツをご覧ください。

■カジュアルパンツの最高峰!?レ・スパーデのストレッチ・コットンパンツ
今回購入してしまいましたのは、こんなライトブラウンのレ・スパーデ。実は、カジュアルパンツとして入荷するのは、ネイビー、ベージュ、ホワイトデニムと伺っておりましたので、昨年ネイビーとベージュを買い足している私としましては、今季は見送る予定であったのです・・・。

ただ、実物を見てみると、ベージュと言うよりは濃いベージュ、ブラウンよりのカラーだったのです。今季はセールでブラウンのパンツを買い足そうと思っていたこともあって、他のメーカーのパンツをを買い足すよりは自分が最も気に入っているレ・スパーデを買っておいた方が満足度が高いだろうと言うことで、ご購入とあいなりました。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツ_ライトブラウン①

マシンのステッチ(AMFステッチ)では出すことのできない、この不均衡に並んだ柔らかい表情のハンドステッチ。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツ_ライトブラウン②

仕様はドレスパンツと変わりません。パンチェリーナ仕様に、釦ホールもハンドソーン。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツ_ライトブラウン⑤

”圧”がかかるとヒップの縫い目が開くと言う技術もカジュアルパンツながら、盛り込まれております。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツ_ライトブラウン⑩

太すぎず、細過ぎず、私の”今の気分”を見事に捉えた絶妙なシルエット。今回は丈詰めだけでしたが、裾幅は17.5cmでした。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツ_ライトブラウン④

ちなみにドレスパンツ同様、ヒップには2つのポケットが。(昨年モデルは1つポケット)
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツ_ライトブラウン⑨

画像を圧縮している関係でちょっと見にくいですが、コットンストレッチのクリアな表情がいかにも春夏を想起させます。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツ_ライトブラウン⑥

やめられない、止まらない、手縫いのパンツ、レ・スパーデ。ちなみにサイズは「42」も穿けたのですが、今回も「44」がベストバランスという印象でした。手縫いのため、入荷モデルの中でも若干のサイズのばらつきはあるようです。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツ_ライトブラウン③

ちなみに昨年購入したベージュのチノが右側。2016年SSモデルとして購入したライトブラウンよりのカラーが左側です。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツ_ライトブラウン⑦

ご紹介している画像ですと、ちょっとカーキっぽくも見えますが、パンチェリーナの画像が実際の色見に近いかもしれません。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツ_ライトブラウン⑧

レ・スパーデは沢山着用イメージをご紹介しておりますので、わざわざ別記事とはせずに、最後に着用画像も1枚だけご紹介しておきます。先日デビューさせた時のコーディネートに使いました。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツ_ライトブラウン_着用イメージ①
※172cm 59kg ウエスト76cm

アルフォンソシリカのウール×シルク×リネンのジャケット(46)に、フィナモレのコットン×リネンのシャツ、そしてアリアンナのリネン×シルクのポケットスクウェアに、パンツは本日ご紹介したレ・スパーデ(44)で、靴はオールデンのタッセルローファーです。
※眼鏡はDITA

ちなみに以下が、昨年購入したベージュの同モデルのレ・スパーデ。光の加減やシャツの色合いの違いもありますが、大分印象が異なりますね。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ ストレッチ・コットンパンツ_ベージュ_着用イメージ①

さて、ベージュとブルーにブラウンという組み合わせ。インスタグラム(ID:NFLD_rm55)にも異なるアングルの画像をポストしましたが、皆さまより色合いに関するご評価を頂けて嬉しい限りです。個人的にもこのカラーコーディネートは気に入りましたので、似たようなカラーコーディネートはまたしたいと思います。

と言うことで、物欲に勝てない30代のパパの懺悔の記録をお届け致しました・・・。(汗)








手縫い文化の伝道師!?:Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン):後編

こんにちは!
本日は、手縫いのアイテムを中心に扱うSharonさんの新レーベルである「Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)」の後編と言うことで、その第1弾として登場した【セ・ミズーラ】について深堀をしていきたいと思います。
サルトリアシャロン_HP001
※公式HPより拝借致しました。

もちろん本記事も前編同様、SharonのオーナーであるK氏、及びSharonさんのサルト部門を手掛けており、サルトリア・シャロンの監修を行っている直井茂明氏に直撃インタビューをさせて頂いた内容(※)です。インタビューの内容につきましては、公開前にSharonさんにて内容の大きな齟齬がないかをご確認頂いておりますので、ご安心ください。
※私rm55の質問へのご回答内容を私の方でメモをとり、その内容をできるだけ忠実に私rm55が編集したもの。

なお、前編のおさらいですが、前編ではサルトリア・シャロンとは何者なのか!?、【セ・ミズーラ】とは一体なんなのか!?につきまして、その概要や開発することになった想いや背景などについて伺ってまいりました。後編では、注目されていらっしゃる方も多いであろう【セ・ミズーラ】について、その詳細を伺いましたので、ご紹介したいと思います。

それでは参りましょう。

■SharonオーナーK氏・直井茂明氏への直撃インタビュー
1: セ・ミズーラについて少し突っ込んで伺っていきたいのですが、今回パターンを引かれたのはSharonさんのサルト部門を手掛ける直井茂明氏ですよね?

そうですね。既に少しお話しましたが、ス・ミズーラを担当している職人である直井がSharonの持つハウス・スタイルを踏まえたうえで、パターンをひきました。


2: Sharonさんでは、直井氏が手縫いで仕上げる最高峰のラインであるス・ミズーラの他、同じく直井氏がパターンを監修しているマシンメイド主体のイル・マーレ(パターン・オーダー)も展開されていらっしゃいます。【セ・ミズーラ】を含めたそれぞれの位置づけや主たる違いを教えて頂けますか。

細かい事は置いておいて、大きな点のみを申し上げると、イセ込の量が異なります。適切な箇所に、適切な量を、適切な方法でイセ込むことで着心地は大きく変わりますので、非常に重要なポイントです。

まず、現在Sharonで展開している既存のパターン・オーダーはマシンメイドと言うことで、どうしてもイセ込める量に限界があります。Sharonのパターン・オーダーのパターンも直井が引いており、マシンで出来る限界値までイセ込の量をとっていますので、マシンとしてはかなりの着心地の良さがあるかと思っています。ただ、どうしても限界はあるわけです。

一方の【セ・ミズーラ】ですが、職人が手縫いで仕立てていますので、マシンでは対応のできない量のイセ込みをとることができます。また【セ・ミズーラ】とス・ミズーラの違いも、イセ込みの量にあります。

今回展開する【セ・ミズーラ】は、ファクトリー仕立ての手縫いのスーツです。ただ、国内トップクラスのファクトリーとは言え、職人直井が持っている技術や感覚の全て再現するのは難しいと思っています。

とは言え、パターン、縫製の方法などはかなりこだわっていますので、サンプルを着て頂ければ、その着心地の良さは感じ取っていただけるかと思います。

また、デザイン的に分かりやすい違いと言うと、フロントダーツの入り方でしょうか。

イル・マーレ(パターン・オーダー)は、前抜けしており、いわゆるナポリ・スタイルと言われる仕様となっています。一方直井の仕立てるス・ミズーラ(ビスポーク)は、フロントダーツが入っておらず、脇から斜めに入っているフィレンツェのスタイルです。そして【セ・ミズーラ】は、その両者の中間。フロントのポケットの下まではダーツが抜けないデザインとなっています。


3: 今回【セ・ミズーラ】を展開する上で、特にこだわったポイントと言うのはあるのでしょうか。

やはり直井の仕立てたス・ミズーラに少しでも近づけたいと言う想いや、軽く、柔らかい着心地には相当にこだわりました。実際、それを実現するために直井が直接ファクトリーに訪問し、ファクトリーの職人に対して技術指導を行い、それを基にSharonの【セ・ミズーラ】は縫い上げてもらっています。

更に、軽さや着心地に最も大きく影響を与える要素の1つが使われている芯材ですが、Sharonの考える着心地の良さを追求する為、芯材はイタリアのナポリから直接輸入しています。そして芯材を輸入し、Sharonの仕様に加工した上で、それをファクトリーに納めて使ってもらっています。これにはコストがかかりますが、自分達の良いと思うものを作り上げるためには、必要なことでした。


4: 芯材・副資材と言うのは着心地において、そんなに重要なのでしょうか?

はい、着心地に影響を与える最も重要な要素の1つです。表地となる生地と芯材はくっついていますから、生地の動きに対してしっかりと副資材がついていかないと、まったく意味がないのです。つまり、いくら柔らかい生地を使って仕立てたとしても、副資材が固かったら、生地の動きに副資材がついていきませんので、着心地は当然ながら固くなります。

また、表地の変化について行くように、しっかりと副資材を加工することや、表地の生地にあわせて副資材の“地の目”を通すことが大切です。

5: “地の目”を通すと言うはどういうことでしょうか?

生地と言うのは、縦糸と横糸で織られている訳ですが、この縦糸や横糸の方向を地の目と呼んでいます。地の目を通すと言うのは、誤解を恐れず分かりやすく言えば、糸の方向を意識して、つまり生地の伸び縮みを意識して、カッティング(生地を裁断)していくと言うことですね。これをしっかりやることで、出来上がった後の着心地やシルエットなどに影響してくるわけです。


6: 今回、なぜわざわざイタリアから副資材を輸入するという、コストのかかる方法を採用したのでしょうか。

それはどうせやるのであれば、圧倒的に軽くて、着心地の良い”最高のスーツやジャケットを提供したい”、と言う思いがあるからです。これは【セ・ミズーラ】だけではなく、Sharonで扱う商品全般に言えることですが、常にお客様には”最高の物をご提案したい”と言うのが、Sharonのベースにある考え方です。


7: 【セ・ミズーラ】は、簡単に言うと手縫いのパターン・オーダーと言うことでしたが、実際だいたい何割くらいが手縫いでなされているのでしょうか。

9割5分程度は手縫いと言っても良いのではいでしょうか。やはり人が着るものですから、一定の強度は必要になります。よって、手縫いよりもあえてミシンを使って縫い上げた方が良い箇所と言うのは当然ながらあるのです。従って、着心地や雰囲気に影響を与えず、強度が必要な個所にはミシンを使って仕立てています。


8: 【セ・ミズーラ】はパンツも手縫いに拘ったと言うことですが、パンツまで手縫いに拘った理由はなんでしょうか?

やはり、手縫いのジャケットには手縫いのパンツが良く合います。Sharonでも吊るし(既製品)で手縫いのジャケットやパンツを扱っていますが、手縫いのジャケットをご購入頂いた方は必ずと言って良いほど手縫いのパンツをお買い求め頂きますし、手縫いのパンツから入られた方は、手縫いのジャケットをお買い求め頂く方がほとんどです。

着心地と言う観点もありますが、やはり手縫いならではの独特の柔らかい雰囲気はミシンを使うと出せませんので、手縫いのスーツを着て頂きたいと考えるSharonとしては、パンツまで手縫いに拘るのは当然のことでした。


9: それでは今回手縫いを担当されているファクトリーについて、可能な範囲で教えて頂けますか?

私の知りうる限りでは、日本においてトップクラスの手縫いの技術を誇るファクトリーです。Sharonの【セ・ミズーラ】はお話しましたように、パターンや副資材、更には縫い方などの技術も指定しておりますので、独自の仕様となっておりますが、そのファクトリーは、国内では一般的にス・ミズーラ(ビスポーク)として提供されているものを担当しています。恐らく他のファクトリーではそのレベルで手縫いの仕事を仕上げるのは困難ではないでしょうか。


10: 日本でもトップクオリティの手縫いスーツで、かつ自分の体形に合ったものが25万円から、と言うのは非常に驚きです。同じような仕様でイタリアのブランドとなると、だいたい35~40万円前後はしてしまうと思うのですが、今回なぜその価格を実現出来たのでしょうか?

冒頭(前編)で申し上げました通り、日本で手縫いのスーツを着ている方を増やしたい、手縫い文化を広めたいという想いから、利益を抑えていると言うことはあります。

また、経費を可能な限りコントロールすることで、かかるコストを抑えていると言う点も大きいと思います。もちろん芯材などは輸入していますので、そちらのコストが上がってしまうと、提供価格にも影響はしてしまうと思いますが、まずは25万円(税別)からと言うことでスタートしたいと思っています。

やはりス・ミズーラ(ビスポーク)ですと、どうしても40万円前後からと言う価格になってしまいますし、時間もかかります。しかし、25万円であれば、インポートとして展開されているマシンメイドのスーツ2着分程度ですし、中にはほとんどマシンで仕上げてあっても30万円以上と言う価格を設定しているメーカーも存在します。そのように考えますと、25万円と言うのは、クオリティを考えるととても現実的な価格であると思っています。


11: スーツですと、実際はどの程度が中心の価格帯になるイメージでしょうか。

だいたい25万円から30万円位になるのではないでしょうか。このクラスのスーツを仕立てられる方は、皆様ドラッパーズやアリストン、カチョッポリと言った有名マーチャントやミルの生地をお選び頂くことが多いです。よって、そのような生地を選んだ頂いた際の中心価格としてその位を想定しています。


12: 生地代も込みでしょうか?

もちろん込です。基本的にはゲージサンプルを基に補正を加えて、完成、納品までの価格が、ご提示させて頂いている価格です。仮縫い、中縫い等は行いませんが、ご希望の方には別途有料オプション(納期の延長必須)として準備しています。

■憧れだけでは終わらせない!手縫いスーツへの架け橋:サルトリア・シャロン
さて、いかがだったでしょうか!?前編、後編と2回に渡って、その正体!?に迫ってきた「Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)」と、その第1弾と言うことで登場した【セ・ミズーラ】。

私(を含めて既存の顧客さま)はSharonさんのHPにて公開される前に、その内容を伺っていたと言うことはお伝えした通りですが、あがってきたサンプルを見て、正直大変驚きました。

まず、その雰囲気が、かなりのレベルで直井氏の手掛けるス・ミズーラ(ビスポーク)を再現しているように思えたからです。ラペルまわりの雰囲気、フラワーホール、バルカポケットやパッチポケットの仕様など。パターンを直井氏が引いているから当然だと言われそうですが、実際フラワーホールなんかは直井氏がファクトリーの職人さんにかがり方をお伝えしたそうなんです。

芯材もス・ミズーラと同じもの(正確に言うと、ス・ミズーラでは3種類を使い分けているとのこと)を使って、柔らかさを再現していると言うことで、ビジュアル的な雰囲気だけではなく、着心地も非常に良いのです!ここまでのレベルになるのか!?と大変驚きましたが、実際他店ではス・ミズーラとして展開されているクオリティですので、当然と言えば当然なのかもしれませんね。
サルトリアシャロン_HP002
※公式HPより拝借致しました。

ただ、試着だけではその良さを測るには不十分!?と言うことで、実は私、少し前に早速ジャケットを1着オーダーさせて頂いております!もちろん!?オーダー第1号と言うSharonファンには嬉しい【称号】も頂きまして(笑)、まだかまだかとドキドキしております。
サルトリアシャロン_HP003
※公式HPより拝借致しました。

今年の頭に直井氏の手掛けるス・ミズーラもお願いしておりますが、やはり価格の面なども含めて、ス・ミズーラは気合が必要なことは否めません。その点、【セ・ミズーラ】であれば、手縫いのスーツやジャケットを憧れだけではなく、「実現可能な自らの選択肢」として取り入れられるのかなと感じております。

そういう意味では、”手縫いスーツへの架け橋”となるのが、サルトリア・シャロンの【セ・ミズーラ】なのかもしれません。(笑)

なお、私がオーダーしたジャケットは、最初のオーダーであると言うことや、ファクトリーもそこまで混みあっていないとのことで、通常の納期の目安である2か月はかからないそう。もう少ししたら実物をご紹介できると思いますので、楽しみに!?お待ちくださいませ。

ちなみに、本日はオーナーであるK氏や直井氏へのインタビューをメインにお伝えしましたが、近いうちに私独自の視点でみた【セ・ミズーラ】についても記事化してご紹介できたらと思います。

最後になりましたが、お忙しい中、快くインタビューに応じて頂きましたK氏、直井氏にはこの場を借りて深く御礼申し上げます。どうもありがとうございましたっ!








手縫い文化の伝道師!?:Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン):前編

こんにちは!
本日のテーマは、「Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)」。

既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私が普段お世話になっている南青山にあるセレクトShopであるSharonさんから満を持して登場した新レーベル(ブランド)が、「Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)」です。
サルトリアシャロン_HP001
※公式HPより拝借致しました。

本日から全2回に渡って、この「Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)」を取り上げたいと思います。そして、今回その全貌を解明すべく!?私rm55が、SharonのオーナーであるK氏、及びSharonさんのサルト部門を手掛けており、サルトリア・シャロンの監修を行っている直井茂明氏に直撃インタビューを行ってまいりました!

そのインタビューの内容をご紹介しつつ、サルトリア・シャロンとは何者なのか!?について迫ってまいりたいと思います。なお、前編では、サルトリア・シャロンやSharonさんのHPにも公開されていた【セ・ミズーラ】なるものの概要について伺い、後編ではよりその詳細についてご紹介していきたいと思います。

■SharonオーナーK氏・直井茂明氏への直撃インタビュー
さて、以下はオーナーであるK氏及び職人の直井茂明氏に対して、私が直接「サルトリア・シャロン」についてインタビューをさせて頂いた内容となります。ただし、会話を録音し、それを文字起こしするとなると大変な手間がかかってしまうので、ご回答内容を私の方でメモをとり、その内容をできるだけ忠実に私rm55が編集致しました。

なお、Sharonさんのご回答内容につきましては間違いがあっては困りますので、公開前にSharonさんにおいて内容の大きな齟齬がないかどうかのご確認は頂いております。

それでは、早速まいりましょう。

1: まず最初に、Sharonさんで新しく展開すると言うサルトリア・シャロンについて、簡単に教えてください。

サルトリア・シャロンと言うのは、他のShopがやっていない、Sharon独自の提案をしたいという考えのもと生み出された、新しいレーベルの名前です。

Sharonでは、日本では当店しか扱っていないブランドや、他店と同じブランドでも手縫いの工程数やパターン、生地が異なるものを多数展開しています。しかし、こう言ったものはいずれ他のセレクトShopでも展開することは出来ると思いますし、実際扱いを開始しているShopもあります。それゆえ、今後はSharonオリジナルの手縫いのスーツやジャケットの展開も視野に入れて準備を進めており、その第1弾として、既にSharonのHPにて公開させて頂いている【セ・ミズーラ】が生まれました。


2: サルトリア・シャロンとは、Sharonさんが手掛ける手縫いを中心としたオリジナルアイテムのレーベルと言うことですか?

その通りです。Sharonではイタリアのサルトリアに仕立ててもらった手縫いの吊るし(既成品)を数多く扱っており、それらの多くは直接輸入をすることで中間コストを省き、極力現地(イタリア)に近い価格で提供しようと努力をしています。しかし、為替や輸送費など、どうしても不確定な要素と言うのは排除しきれない面があります。

イタリアの歴史あるサルトリアが仕立てたアイテムの魅力は当然ながらありますので今後も扱いますが、サルトリア・シャロンでは、サルトリアが仕立てた吊るしアイテムの取扱経験やノウハウを活かしながら、国産を中心とした手縫いのアイテムを展開することで、より手縫いのアイテムを魅力的なプライスでお客様にご提案出来るのではないかと考えています。

3: サルトリア・シャロンのレーベルとして登場した【セ・ミズーラ】について、簡単に教えてください。
はい。ス・ミズーラ(ビスポーク)で言うところの仮縫いや中縫いを省略しながらも、ス・ミズーラと同じ工程を経て、お客様の体型に合わせて縫い上げられた手縫いのスーツやジャケット、パンツをご提案するのが【セ・ミズーラ】です。

簡単に言うと、手縫いで仕立てられたパターン・オーダーと言うと分かりやすいかもしれません。Sharonの専属職人である直井のパターンを基に、ジャケットやパンツを国内トップの手縫い技術を誇るファクトリーで職人が縫い上げたものが、Sharonが今回展開する事になった【セ・ミズーラ】となります。


4: 【セ・ミズーラ】と言うのは、イタリア語ですか?

いいえ、Sharonによる造語です。Sharonでス・ミズーラと呼んでいるのは、職人である直井が手縫いで仕上げたもの、一般的にビスポークと言われるものを指しているのですが、そのス・ミズーラに次ぐものと言う意味合いを意識してネーミングしました。ちなみに、スタッフと談笑する中で偶然生まれた言葉だったりします。(笑)


5: なぜ、Sharonさんとして手縫いのパターン・オーダーである【セ・ミズーラ】の展開を考えたのでしょうか。

理由はいくつかあるのですが、まず手縫いの文化をしっかりと日本に定着させたいと言う想いがあります。ピッティのスナップなどではあまり取り上げられないのですが、実はお隣韓国や香港など、アジアのファッション関係者の多くは、手縫いのスーツを着ています。

一方日本のファッション関係者で手縫いのスーツを着ている方は、実はそう多くはありません。私たちは職人が手で縫い上げたシンプルでベーシックなスーツこそ最もエレガントである、と言う美意識をもっておりますので、そういった手縫いのスーツを着た方を日本にももっと増やしたいと思っています。

また、職人の直井が展開しているス・ミズーラですが、お陰様で大変ご好評を頂いております。今は一人で全ての工程を手掛けていることもありますが、現在1年半待ちと言う状態です。アシスタントも募集しており、お待たせする期間をもっと縮めたいと思っていますが、直近では正直(納期の短縮は)難しい状況です。従って、直井が縫い上げたものではないですが、彼のパターンと技術を注入し、出来るだけ直井の手掛けるス・ミズーラの雰囲気に近い手縫いのスーツをお楽しみ頂けばと考えました。


6: 今回どれくらいの開発期間を経て、【セ・ミズーラ】は登場したのでしょうか。

およそ8か月から9か月くらいだったと思います。最初は手縫いのファクトリーを探すところから始まって、Sharonオリジナルのパターンを持ちこんだり、仕様を決めたり、サンプルをあげて、より直井の手掛けるス・ミズーラの雰囲気に近づけたりなど試行錯誤しているうちに、結構時間がかかってしまいました。


7: 開発するにあたって、特に苦労した点などがあれば教えてください。

日本のスーツは英国のスーツがベースになっており、今回協業するファクトリーも英国よりの仕立て方がベースでした。そうすると、どうしても自分達の求めるイタリアはナポリに代表される柔らかい着心地や雰囲気を表現するのが難しいのです。

よって何年間も培われてきた英国ベースの仕立てに慣れている職人さんにとっては、ナポリ特有のやわらかい雰囲気を出すことは相当大変だったと思います。ただ、もともと技術力を持っているファクトリーですし、今回は職人の協力もあって、自分たちの求めるとても良い物が出来たと思っています。


■手縫い文化の伝道師!?:Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)
と言うことで、オーナーK氏ならびに直井氏に直撃インタビューをさせて頂いた前編は、以上です。

正直、手縫いのパターン・オーダーである【セ・ミズーラ】につきましては、少し前から今後新しく展開される旨のお話をざっくりとは伺っていたのですが、今回インタビューをさせて頂くことで、改めてその位置づけを理解することが出来ました。

まず、【手縫いの文化を日本に定着させたい】と言う、Sharonさんの想い。これは、職人さんが手で縫い上げた、シンプルでベーシックなスーツこそ最もエレガントである、と言うSharonさんの美意識が根底にあるのだと理解しておりますが、手縫いのアイテムが好きな私のような消費者の方だけではなく、生産者、つまりは職人さんにとっても歓迎すべきことではないか、と勝手ながら思っております。

現在日本で販売されるファッション・アイテムの大部分が、マシンで大量生産されたアイテムであることは、想像に難くありません。これはこれで時代の要請として必然だったのだと思いますし、私自身も活用することはありますので、当然否定するものではありません。

しかしながら、ファッション業界のみならず、過渡に!?進んだテクノロジー中心の社会において、職人(人間)の手でつくり上げるものの良さ、価値が改めて見直されてきている側面と言うのも少なからずあると思いますし、【次の世代へ人間でしかなしえない技術を伝承】すべく、奮闘されている方々も多数いらっしゃると思います。

そういう観点で見ていくと、手縫いのスーツやジャケットのマーケットが広がる可能性を秘めているSartoria Sharon(サルトリア・シャロン)は、技術の伝承を考える職人さんの視点からみても、良い機会となるかもしれませんね。

そして、そのような中で国産かつ、Sharonさんオリジナルの手縫いのアイテムを中心に提案されていくと言う、サルトリア・シャロンはまさに、

手縫い文化の伝道師

的な存在になりうる、非常に価値のあるレーベルであると言うように感じました。個人的には、「文化、と言うのは一つのスタイルである」と言う側面もあると思っています。

しかし、文化と呼べるようになるには、一定の市場があり、そこに従事する多数の人がおり、そして時間がかかるものだるというように思っています。Sharonさんによって手縫いアイテムの魅力に開眼させられてしまった私としましては、是非、そんな手縫いアイテムの魅力をお伝えするサポートが出来ればと思いますし、本Blogがそこに少しでも寄与できれば、こんなに嬉しいことはありません。

そんな【手縫い文化の伝道師】的存在である、Sharonさんによるオリジナルの手縫いアイテムを扱うサルトリア・シャロンからこの度、第1弾として展開されたのが、手縫いで仕立てられたパターン・オーダーである【セ・ミズーラ】。

後編では、この【セ・ミズーラ】にフォーカスし、お話を伺いたいと思います!








2016年SSセールで何を狙いますか!?

こんにちは!
気が付けばあっという間に5月が終わり、あと数日で6月ですね。

6月と言えば、早いShopですと早々にSSアイテムのプレセールを開始するわけですが、皆さんはもうこのSSのセールで狙うアイテムは決めていらっしゃるのでしょうか!?

だいたいG.Wに入る前あたりにはSSアイテムが各Shopに出そろいますので、G.Wを超えるとプレセールを睨みつつ、狙っているアイテムの在庫状況を確認しつつ、と言った心理戦が展開されるのかなと思います。(笑)

私も来月早々にセールが控えておりますので、現在どんなアイテムをワードローブに追加するのか、自分のワードローブを眺めながら、考えているとことです。

さて、そんなプレセールが視界に入ってくる今日この頃ですので、本日は久しぶりにネットパトロールを行った中で、これはお得だと感じたアイテムや個人的にこのSSセールで補充したいアイテムなんかを意識してご紹介したいと思います。それでは、まいりましょう。

■2016年SSセールで何を狙いますか!?
まずご紹介するのは私も今期購入しましたホワイト/ベージュ系のジャケット。特にホワイトカラーはトレンドカラーの一つと言うこともあって、様々なブランドから様々なアイテムが展開されておりましたね。私がインスタグラムでフォローさせて頂いているウェルドレッサーな方々は、ホワイト系のパイルジャケットを購入されていらっしゃる方が多かった印象です。

シャツジャケットやパイルジャケとなどのリラックス系のジャケットが苦手な方も、同じ位の価格で購入できるテーラードジャケットなら、選択肢に入るかもしれません!?




個人的にはオフホワイトや淡いベージュなんかですと、より使いやすいと思っております。合わせるパンツもミディアムグレーやネイビー、そしてベージュやブラウン系など、結構手持ちのアイテムでありそうな色と合わせやすいので、この時期は1着ワードローブにあると爽やかさが演出できると思います。



更に、リングヂャケットのシアサッカーファブリックなんかはまさにこれからの時期に活躍しそうな1着。上下であわせるのは勇気が必要そうですが、普通にデニムなんかにあわせてもカッコ良さそうです。



そのような中で個人的に気になっているアイテムの1つがサファリジャケット。サファリも今期のトレンドテーマには入っていましたが、実際はあまり見なかったアイテムの一つです。ただ、インスタグラムでサファリジャケットをカッコ良く着こなされている方がおり、オフスタイル中心となりますが、1着あると着こなしの幅が広がりそうで気になっております。



また、ここ数年気になっているもワードローブに向かい入れることが出来ていないのがシャツジャケットです。パイルジャケットなど、リラックス系のジャケットは欲しいと思いつつも、実際試着をしてみると、どうしても似合っていない気がして見送っております。そのような中で、マリオ ムスカリエッロのシャツジャケットはテーラードジャケットに近いラペルの雰囲気があり、気になってます。



ジャケット系で最後にご紹介するのはこちら。北イタリアを代表するファクトリーブランドであるベルヴェスト。1度は着てみたいと言う方も多いブランドだと思いますが、リネン混のダブルが新品6万円代と言う驚きのプライスに。かなり破格ですよね!?



ジャケット系以外では、カジュアルシャツが気になります。プロパーではどうしても利用頻度の高いドレスシャツを購入してしまう傾向が強いので、セールを使って補充したいのはカジュアルシャツ。ただ、チェックなどではなく、デザインはシンプルなもので、素材がリネンなどのカジュアル色の強いものが良いですね。



また、昨年購入したヴィガーノのジョガーパンツっぽい雰囲気のパンツに合わせてリラックスなオフスタイルを過ごしたいと言うことで、プルオーバータイプのカジュアルシャツも気になります。カプリシャツなども検討していますが、袖丈は7分などではなく、フルである方が好みです。



そしてセールで是非とも狙いたいのは、コットンニット。今年は3月末迄はウールのニットを使っていましたが、4月に入ったらやっぱりコットンのニットを合わせたいです。ただ、着用期間を考えて優先度を落としていましたので、良いモノがあれば・・・。Sharonさんでも扱いのあるヘリテージは、質と価格のバランスが良いように感じておりますので、狙いたいブランドの候補の1つです。



また、SharonさんのスタッフM氏がホワイトのニットをドレススタイルにインして使っておりましたが、雰囲気が良かったのですよね。1着あったら変化をつけるのに良いかもしれない、と思っています。



また、オフスタイルのアイテムとしてヘンリーネックは買い足しても良いなと考えているアイテムです。釦の開け方で首元の雰囲気を変えられるのはかなり便利!昨年はグランサッソを購入しておりますが、今年もグッドプライスで良いモノと出会えれば、是非欲しいと思っています。



さて、お次は夏の定番ショートパンツ。先日子供と公園に行ったのですが、その際は無印のフルレングスのジャージを穿いて行きました。周りのパパさんは皆さんショートパンツだったのですが、一人フルレングスのパンツで汗だくだったのはちょっと恥ずかしかったですね。季節に合った装いってやっぱり大切です。



定番のホワイト、ネイビー、ベージュは持っておりますのでサックスや、これまたインスタグラムでかなりカッコよくグリーンのショートパンツを穿きこなしていた方を見つけたので、グリーンなんかも良いかなと思っております。フルレングスのカラーパンツはあまり穿かないと言うことが分かったので所有していたものは今では手放しておりますが、ショートパンツはありかなと。



ちなみに下記は、昨年私もセールで購入した レミレリーフのボタニカル柄のショーツ。膝上丈なので抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、BBQやプール、近場のお出かけに大活躍でした。サイズがあれば色違いも欲しかったのですが、残念ながらマイサイズは完売。。シンプルなTシャツにあわせて着たり、デニムシャツを合わせるとイイ感じですよ。



最後は唯一小物系でエントリーしたクラッチバック。オフの日を中心にかなり活躍するので、現在所有するクラッチのバリエーションを増やしても良いかなと想い、現在物色中です。今所有するシンプルな系統のモノにするのか、クロコの型押しのような、異なる雰囲気にするのかは迷い中。良いモノが、魅力的な価格であれば是非とも欲しいですね。



と言うことで、2016年SSのセールで私が狙いたいアイテムを織り交ぜながら、現時点で見つけたお得なアイテムをご紹介致しました。他にもネクタイやチーフなんかも良いモノがあればセールを機に買い足したいと思います!

皆さんは、2016年SSセールで何を狙いますか!?







安定の着用感:Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ

こんにちは!
本日は、「Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツをおかわり購入!」と言う記事にてお届けしておりました、レ・スパーデのトロピカル・ウールパンツの着用イメージをお届したいと思います。

それでは、早速まいりましょう。

■安定の着用感
まずご覧頂くのはこちらです。下記は、昨年5月に私が初めてレ・スパーデを購入した際のトロピカル・ウールのパンツ。色はライトグレーですね。今回購入しましたのはミディアムグレーなので、下記とパンツ以外同じコーディネートをして、色の違いをご覧頂こうと思います。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)の3者混 シングル3Bジャケット_着用イメージ⑮

実は撮影時に部屋の照明(ダウンライト)が一つ切れる・・・と言うハプニングがございまして、若干暗いのですが・・・。ジャケットはアルフォンソ・シリカ(46)、シャツはヴィンツェンツォ・ディ・ルジェッロ(37)、タイはフランチェスコ・マリーノで、ポケットスクウェアはフランコ・バッシ、足元はエドワード・グリーンのピカデリーです。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ(MG)_①
※172cm 59kg ウエスト76cm

もともとシリカのジャケットに合わせることを考えて購入致しました。特にベージュのジャケットにライトグレーを合わせますと、全体のカラーバランスに浮つき感が出てしまいそうで気になっておりました。そこで今回はワントーン暗いミディアムグレーを買い足したわけですが、これがイメージ通りでちょうど良いバランスになったと自画自賛!?
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ(MG)_②

そして何より安定感が抜群の穿き心地。とても柔らかい上、膝に生地がつっかかることなく、脚がナチュラルに前に出る心地良さ。ほど良いワタリの幅に加えて随所に感じることのできる手縫いの温もりは、唯一無二の世界観だと思っております。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ(MG)_③

同じくアルフォンソ・シリカのリネンジャケット(44)に変えてみました。天気の良い日であれば、初夏であっても全体の色見が重くならないように感じましたので、アリかなと思っています。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ(MG)_④

若干照明が暗く、色見が分かりにくかったでしょうか。そんなこともあろうかと!?撮影アングル等は異なりますが、Sharonさんに訪問した際にスタッフM氏に撮影頂いた外部での全身画像がございますので、合わせてご覧頂こうと思います。

いかがでしょうか。外部ですと全体の色のトーンも若干高くなりますので、ミディアムグレーのパンツの方がしっくりくると思います。ちなみにいつもは裾幅を5mm~1cm程詰めて17.5cmに直すのですが、今回は18.5mm弱と言うデフォルトのままの裾幅に。それでも当初思っていたほどの違和感ないですね。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ(MG)_⑤

ベージュのジャケットはいつものサイズより1サイズほど上げているのですが、このサイズ感と、パンツの裾幅、全体のシルエットの雰囲気のバランスが良いのかもしれません。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ(MG)_⑥

■好みの変化
さて、最近はパンツと言えば”レ・スパーデ”しか購入していないように思いますが、1世紀にも渡って受け継がれてきた縫製(生産)技術による穿き心地の良さや、手縫い感満載の雰囲気だけが、私の購買動機ではございません。

それは、”今の気分”を反映させた、絶絶妙なパターンやシルエットも、私がSharonさんでレ・スパーデを買い続けている理由なのです。

ここ最近穿くパンツ(レ・スパーデ)のサイズ感は、これまでジャストサイズで穿いていたパンツよりも、ウエスト2cmほど余裕がありますし、同じくワタリ幅も2~3cmほどの余裕があるシルエットになっています。

それまではジャケットも釦をしめると”Xシワ”が寄るようなタイトなサイズ感を好んでおりましたし、パンツもどちらかと言うと、タイトフィットなシルエットを好んで着用しておりました。

しかし、今は同じ体のラインが出るにしても、よりナチュラルな出かたを好んでおりますので、着心地も”ほど良くタイト”位の方が気分なのです。

正直これまでは、どれが自分にとって本来あるべき正しいサイズ感なのか、と言うことが良く分かっていなかったように思うのですが、Sharonさんにて正しいサイズ感を教えて頂いたことや、サルト系のブランドを着るようになったことで、好みの着心地やシルエットが変化したように思います。

そんな”好みの変化”にドンピシャでハマっているのが、レ・スパーデのパターンとシルエット。若干深めの股上に加えてヒップが小さく、そして上がっているように見えるバックシルエット。更には、ほど良く余裕のあるワタリ幅からテーパードさせて、やり過ぎ感のない程度に絞り込まれた裾に向かうモダンなパターン。

Sharonさんでは、レ・スパーデの取扱を開始した3年前から独自に開発したパターンで生産を依頼していると言うことですが、当時少ないながらもレ・スパーデを扱っていたShopは、全てモーラ家のパンツづくりがベースだったと言います。モーラ家はもともとクラシックなス・ミズーラ(ビスポーク)専門のパンツメーカーであったが故に、シルエットも全体的に太め。結果として、タイトフィットが主流であった当時の日本のマーケットにはなかなか受け入れなれなかったようです。

やはり時の洗礼を経た、良質なクラシックなモノであったとしても、その時の時代の風を自らのモノづくりを壊さない程度に取り入れて、展開して行くと言うことは大切なのですね。

最近はアンブロージの吊るしのパンツも、以前お送りした記事である「注目のShop 「Bryceland's Co」に行ってみた!」でご紹介したBryceland'sにて取り扱いがあるのですが、レ・スパーデの2倍強と言うお値段だと聞いておりますので、さすがに躊躇してしまっております。

当分、「吊るしのパンツ=レ・スパーデ」と言う自分の中での公式が崩れることはなさそうですので、今後も少しずつ!?(汗)私のワードローブのパンツ部門の主役として、数を増やしていきたいと思います。










G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアをおかわり購入!

こんにちは!
大分暑くなってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

本日は、「G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアを購入!」と言う記事でご紹介していたポケットスクウェアを、今季何度目かかの!?色違い購入をしてしまいましたので、ご紹介させて頂きたいと思います。

■購入を後押しする、伝家の宝刀!?
さて、「(インポート)ファッションあるある」とは、ファッション愛好家の中で共有する「あるある話」のことですが、これまでも当Blogにおきましては、何回か取り上げたことがありました。

モノを購入する時には、様々な感情や状況が入り混じるわけですが、

「こちらが最後の1点となります。」

と言うスタッフさんのお言葉は、購入の意思決定を後押しする、伝家の宝刀ですよね!?(笑)それでも慣れてくると!?他店にもあるから”まぁいいか”と言う思いにもなり、購入を見送ることがこれまでは多々あったわけです。

ところが、そのShopでしか扱っていないものとなると話は別です。まさに”今”意思決定を行わないと、今後出会うことが困難になる可能性が”大”なわけです。

私が日頃お世話になっている東京は南青山に店を構えるSharonさんには、日本においてSharonさんしか取扱のないブランドやアイテムが多々あることは、本Blogを長らくお読み頂いている方であればご理解頂けるかと思います。

「そこにしかない出会い」と言うのは、何よりも購買意欲を刺激致しますし、購入を決定するにあたっての強力な動機にもなるわけですが、これが魅力的なアイテムともなれば、尚更買わない理由はないわけです。

そのような中で、「こちらが最後の1点となります。」と言われた日には、「では買います。」と言う言葉以外、返す言葉が見つからないのは、きっと私だけではないかと思います

実は、前回G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアを購入した時点で、後で違うカラーも買い足そうと密かに決めておりました。それは、リネンと言う素材感で季節感を見せる(魅せる)ことができる上、デザインでも清涼感を出せると言うことで、私にとりましては非常に魅力的なアイテムだったからです。
G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェア④

少なくとも、私が夜な夜なネットをパトロールしている中では、ここまでデザインで清涼感を出せるポケットスクウェアは見つけることができませんでした。更に、それが私が最近好んで購入している職人仕事によるものであるともなれば、尚更ワードローブに加えておきたいと言う欲求が強くなるわけですね。

少し前に確認した時は、数枚の在庫があったのですが、気温が高くなってきますと皆さん考えることは一緒です。クールビズが開始され、ネクタイをされないことが増える方にとりましては、ちょっとしたアクセントにもなるポケットスクウェアは重要なお洒落アイテム。あっという間に在庫がなくなり、気がついた時には残り1枚となっておりました・・・。

と言うことで、そんなタイミングを逃さずにしっかりとものに致しましたので、簡単ですが実物をご紹介しておきたいと思います。

■G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアをご紹介
今回買い足しましたのでは、リネン素材のホワイトのポケットスクウェアです。最近はどんどんシンプル、ベーシックなものを購入する傾向が強まってきておりますが、ポケットスクウェアも、ベーシックなホワイトとサックスがあれば良いかも!?などと思い始めている次第です。
G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアをおかわり①

これまではネクタイの色や素材を拾う形でポケットスクウェアの素材や色も合わせる着こなしが多かったのですが、それはそれで良いとしても、ドレス(ビジネス)スタイルであれば、ホワイトのみ、あってもサックスを用いる位でも十分かもしれない!と言う感覚が芽生え始めております。
G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアをおかわり②

ベーシックなホワイトであったとしても、ご覧の通りリネンと言う素材感で季節を感じることができたり、刺繍と言ったちょっとしたデザイン上のアクセントで、十分な名わき役を演じることが出来るアイテムになるわけです。
G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアをおかわり③

もちろんカラフルなポケットスクウェアを用いることを今すぐ辞めるつもりはないのですが、そんなことを思い始めた30代の夏。
G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアをおかわり④

いかがでしょうか!?こうやって、少しずらすだけでも何とも言えない清涼感と夏らしい表情を感じることが出来る、と思ってしまうのは私だけでしょうか!?
G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアをおかわり⑤

最近は、基本的には自然素材のものを中心に購入しておりますが、自然素材は肌ざわりや、心地良さがやっぱり良いなぁと思っております。ま、ポケットスクウェアは肌に触れるものではないのですけれどね。気持ちの問題です。(笑)
G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアをおかわり⑥

恒例の、「悩めるトルソー君」にも使ってもらいました。ダルクォーレのスーツにアヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノのシャツ、フランチェスコマリーノのシルクタイに合わせました。
G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアをおかわり⑦

シンプルなホワイトのリネンも良いですが、刺繍がちょっとしたアクセントになって、これまたちょっとした遊び心が伺えます。
G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアをおかわり⑧

この写真の中に、”夏”が詰まっておりますね。世間的にはクールビズの期間に入っておりますが、今年も出来るだけタイドアップな日々は続けたいと思っておりますので、見た目が暑苦しくならないようにだけ、配慮したいと思っています。
G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアをおかわり⑨

そんな時に、このイングレーゼのポケットスクウェアが大活躍の予感・・・。
G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のリネン 刺繍ポケットスクウェアをおかわり⑩

ちなみに、私が先日Sharonさんに伺った際には、同じリネンですとサックスカラーが残っていました。他にもコットン素材であれば同じデザインのものが、ホワイトやサックスでもありましたので、ちょっとした清涼感を胸元で演出されたい方は是非、Sharonさんにてチェックされてみてはいかがでしょうか!?

<問い合わせ先等>
お問い合わせ:Sharon(シャロン)
Tell:03-6418-5131(受付時間:12:00〜20:00)
Mail:info@sharon-shop.jp








生乾きのシャツをプレスする際の注意点!

こんにちは!
本日は、先日お送り致しました「シャツのシワを劇的に伸ばす、アイロンがけの方法!?」と言う記事に対する補足的な内容と言うことで、「生乾きのシャツをプレスする際の注意点!」と言うテーマでお届けしたいと思います。
シャツのシワを劇的に伸ばす、アイロンがけの方法①

■プロたる所以
さて、私の執筆した過去のアイロンがけ(プレス)に関する記事をご覧頂いた方は既にご存知だと思いますが、私は本Blogを通じて出会うことができ、アイロンのプレスのいろはや、着こなしに関するアドバイスを頂いている師匠がおります。
※過去のアイロンがけ(プレス)に関する記事
・「アイロンがけは紳士の嗜み!?:アイロン技術講習会に参加する
・「正しいアイロンがけの順序はこれだ!?
・「リネン(麻)の洗濯とアイロンがけにチャレンジ!
・「リネン(麻)の洗濯とアイロンがけの注意点!
・「パンツ(スラックス)のプレス(アイロン掛け)をやってみた!
・「見えない所も手を抜かない!:プロの仕事術~パンツのプレス編~

私は勝手にアイロン師匠と呼ばせて頂いておりますが、その御方は某エリアでクリーニング店を経営されていらっしゃる、プロ中のプロ。アイロンのプレス方法は調べて行くと色々あるようですが、私はアイロン師匠直伝の方法、手順でこれまでプレスをしてきております。そして、その出来上がりの綺麗さに大変満足し、その技をご教授頂けたことに感謝しているわけです。

もちろん上記記事にてご紹介致しました生乾きのシャツをプレスする手順についても、アイロン師匠から教えて頂いた手順にのっとってプレスをしていたわけですが、記事の公開後、師匠から「生乾きのシャツをプレスすることはあまり推奨は出来ない」旨のメッセージを頂いておりました。

プロの手掛けたシャツのプレスが恐ろしいほど綺麗に(シワが取れている)仕上がっていることは、クリーニングにシャツを出したご経験をお持ちである方であれば、容易にお分かり頂けるかと思います。

ところで、私は上記のようなプレスに関する記事を執筆するのに時を同じくして、自分のシャツは全て自宅で洗濯し、自らプレスをするようになっております。よって、最近はシャツをクリーニングに出すと言うことはなくなりましたが、自分でプレスする以前は殆ど全てのシャツをクリーングに出しておりました。

私はノリでパリッとさせるのがあまり好みではなかったので、ノリなし仕様で仕上げて頂いていたのですが、いつも綺麗に、ふっくらと仕上がってくる様を見て、さすがプロの技だなぁなどと思っていたものです。

そこまで綺麗に仕上げられる理由は、熟年の技もさることながら、高温のアイロンやアイロン台など、機材の関係もあるのだろうと想像はしていたのですが、実は「生乾きのシャツをプレスする技術」と言うのは、プロであるクリーニング店においては普通に行われていることだそうなのです。

ただ、素人である私が行うのと異なるのは、技術力の高さはさることながら、使う機材も大きく違いますと。

実は、プロが大きなリスクなく生乾きのシャツをプレス出来るのは、技術以外にも”バキューム機能”を有したアイロン台を使っている、と言うこともあるのだそうです。

バキューム機能とは何ぞや!?と言うことだと思うのですが、聞くところによりますと、『高温プレスで発生する水蒸気を強制的に吸引してアイロン台から排出する機能』のことだそうです。

生乾きのシャツをプレスする際には、当然ながら”生乾き状態”のシャツに、高温のアイロンを当てるわけですから、水蒸気が発生致しますよね。この時発生する水蒸気を強制的にアイロン台から排出する機能を持つアイロン台をプロは使っているそうです。

そして、そのような機能を持つアイロン台を使わずに生乾きのシャツをプレスすると、『アイロン台に水蒸気が灰汁として残ったり、その灰汁が次のプレス時にシャツに移り黄ばみとして、出たりすると思われます』と言うことなんです。

他にも、生地の縮みにも注意が必要とのことでした。

やはり、生乾きのシャツをプレスすることでシワを劇的にとることができるのは、プロも使っている技術であると言う点からすると、事実であるようです。ただ、プロがそれを出来るのは、上記にご説明したような十分な機材と、長年培ってきた技術があってこそなのですね。

私のような素人が手を出すと、お気に入りのシャツにシミをつけてしまうことになりそうです・・・。特に白シャツほどシワが目立ちますし、シワをとりたいと思っておりましたので、このまま素人の私が十分な技術や機材をもたないまま、生乾きのシャツをプレスし続けると、シミなどをつけてしまう可能性は否定できません。

せっかく素人でも劇的にシワをとる方法である!と思っていたので、ちょっと残念です。(笑)なお、師匠曰く、乾燥した後に、霧吹きと高温アイロン(ノンスチーム、)仕上げる方法が、一般家庭(※)で行うシャツのプレスの方法としては推奨できるとのことでした。
※十分な機材等が整っていない環境

それでも、家で生乾きのシャツをプレスして、シワをとりたい!と言うチャレンジャーな方もいらっしゃるかもしれませんので、自己責任でお願いします!と言う前提で、前回の記事にも記載した注意点と、師匠から頂いた注意点をあらためて再掲しておきたいと思います。

■生乾きのシャツをプレスする際の注意点まとめ!
・アイロン台が濡れてしまうことに配慮する。
生乾きの状態のシャツをプレスするにあたっては、当然ながらアイロン台が若干濡れてしまうので、やるにしても他の乾いた洗濯ものをプレスし終わった最後に行う。

・生地の縮みに注意する。
洗濯後にパンパンとたたいて、破れない程度の力でシワを伸ばすようにひっぱる。更に、襟などはプレスをする際も引っ張りながらプレスをする。

・皮脂がシミになって残るリスクに注意する。
洗濯直後であっても残っている皮脂などの汚れなどがシミとなって取れなくなってしまうリスクがある。洗濯機に入れるまえに、気になる個所を中性洗剤(台所用洗剤を代用:塩素入りの洗剤は不可!)を使ってブラシで軽く擦り、事前に汚れを可能な限り取っておく。

・アイロンの汚れが移る、シャツが焦げることに注意する。
アイロンの(かけ面の)汚れがついてしまったり、場合によってはシャツが焦げてしまうこともあるようです。これはあて布をしっかりしてからプレスをすることで、汚れの移転やシャツの焦げを可能な限り防ぐ。

と言った感じでしょうか。ただ、上記のようなリスク軽減策をしっかりととったとしても、アイロン台に水蒸気を強制的に吸引してアイロン台から排出するバキューム機能がついていない以上、アイロン台に水蒸気が灰汁として残り、それがシャツに黄ばみとして移ってしまるリスクは排除できません。

何事にも「100%」はありませんので、生乾きのシャツをプレスするにあたってノーリスクはないと言う前提で、チャレンジしたい方はトライしてみてくださいね。

ちなみに、私はアイロン師匠から頂いたアドバイスを踏まえて、古いシャツを使ってもう少し、「生乾きのシャツをプレスする」ことについて自分なりの研究!?を行ってみたいと思っております。










AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)を購入!

こんにちは!
本日は、おかわり購入となりました、AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツをご紹介したいと思います。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)①

それでは、早速まいりましょう。

■アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノのヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)をご紹介
さて、今回購入しましたのは、ベーシックなヘリンボーン織のサックスカラーのシャツです。実は初めてゴルフォ・ディ・ナポリさんに訪問した際に、サックスを探しているとオーナーのT氏にお話していたのですが、その時はサックスが完売しておりましたのでホワイトを購入しておりました。その時の会話を覚えて頂いていたようで、わざわざサックスのシャツの入荷連絡を、この度頂いた次第です。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)②

やっぱり美しいシャツと言うのは襟型はもちろんのこと、広げて平置きにしただけでも、全体のプロポーションの良さが伝わってくるような気が致します。なんと言いますか、バランスが良いように思うのです。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)③

ワイドスプレッドな襟型は、アヴィーノのシャツの中でもスタンダードな襟型です。恐らく最初に購入させて頂いたものと同じ襟型だと思いますが、ネクタイの納まりも良いですし、ジャケットを選ばず使える汎用性の高いモデルだと思います。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)④

個人的にはこの剣ボロの造りにアヴィーノらしさが出ているような気がしております。細かい運針による精緻なマシンのステッチに、丁寧に造りこまれた手縫いの釦ホールや閂止め。この精緻さと手縫いとのバランス感がいかにもアヴィーノらしい雰囲気だと思うのですよね。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)⑤

釦ホールと言うのは、それぞれのカミチェリア(サルト)で最も表情の変化のあるパーツの1つだと思います。アヴィーノは非常に丁寧で細かく、美しい釦ホールを持っているのが特徴でしょうか。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)⑦

こちらは肩周りの雰囲気。イングレーゼの手縫い感溢れるハンドステッチなどは見られません。しかし、造りの良さを感じることのできる美しい表情が、これまたアヴィーノらしいと思います。モンテサーロの方がナポリっぽい手縫い感を感じますが、持っている雰囲気としては、私が所有する中ではモンテサーロに一番近いかもしれません。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)⑧

バックヨークのギャザーです。一見ランダムに入っているように見えますが、なんとなくですが、計算されている気がしなくもない入り方。このあたりは腕の稼働に影響する箇所なので、重要ですね。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)⑨

「悩めるトルソー」君に着せてみましたが、美しい襟は健在です。襟に対するボディバランスや、腕の太さなど、とても良いバランス感です。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)⑩

しっかりとボディにフィットする襟。シャツの顔である襟が硬いと全体としての雰囲気がやっぱり硬くなってしまいますし、柔らか過ぎるとネクタイをした際に襟にシワがよってしまって気になるのです。その点、アヴィーノのシャツの襟の芯材は硬すぎず、柔らか過ぎず、ちょうど良い塩梅です。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)⑪

コバステッチは際から5mm程度。ステッチ幅は0.5mmと言ったところでしょうか。襟に入るステッチはシャツの顔を造る上で大きな影響を与える要素の一つだと思います。ステッチ幅は細かいほどドレッシーだと言いますが、そういう観点で見てもアヴィーノはかなり細かく、ドレッシーな雰囲気が漂いますね。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)⑮

肩は前方仕様、つまり肩のイセ込みがしっかりと入っているのですが、それにしては精緻な表情かなと思います。なお、腕のイセ込みもたっぷりと入っていることは、袖の雨の降り方からも伺い知ることが出来ますね。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)⑫

先程は平面で見てみましたが、こちらは立体的に見たバックヨークのギャザーです。センターと、センターを中心にした両脇サイドに多めにギャザーが入っていようにも見えますね。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)⑬

前回購入のモデルと唯一異なるのが、このカフの表情。前回はカフもギャザー仕様でしたが、今回はプリーツが数本入る仕様に変わっていました。個人的にはギャザーの方が好みですが、アヴィーノのシャツであればカフはプリーツでも良いかもしれません。ちなみにオーナーのT氏は前回と同仕様で発注した意識があったようで、このあたりはナポリのシャツならではですね。(笑)
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)⑭

こうして改めて見てみますと、アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ、やっぱり良いシャツだなぁと感じます。ナポリにして珍しいほど精緻かつ丁寧に造りこまれながらも、着心地はとても柔らかく快適であると言う個性は、他にはないように思いますね。

■番手だけでは分からない!?生地の質を考える
さて、ちょっと話題は異なりますが、「番手」とは以前も簡単に記載しました通り、「糸の太さ」を表す単位のことです。数が大きくなればなるほど、糸の太さが細くなり、その結果として一般的には生地が柔らかく、触り心地の良い生地になります。つまり、高番手の生地ほど、良質で高価、と言う評価になるわけです。

ただ、色々調べて行くと、「番手だけでは生地の善し悪しは評価できない」と言った趣旨の言葉をお見受けすることが多々ございます。

色々ご意見が有ることは承知しながらも、現時点で私が思うのは、私のような素人の方は、まず「番手」を頼りに生地の質を確認することが第一歩である、と考えております。

記述しました通り、一般的には世界共通で使っている単位が「番手(※)」となるわけです。そして、「番手」によって価格が異なると言う事実も存在致します。
※厳密に言うと、コットンやウール、麻など、素材によっても若干異なります。

何事も物事を評価する際には、評価軸と言うのが必要ですよね?私のような素人は、その評価軸を持っていないわけです。それではどうするのか、と言いますと、世界共通で使われている指標をまずは自分の評価軸として設定せざるをえません。従って、例えば120番手がどの程度の光沢感を持ち、肌触りを持ち、ハリ感を持つのかと言ったことを感覚として体に覚えさせて行く必要があるわけです。

「番手」を確認してから生地を確認することを繰り返していくと、生地を見たり、触ったりするだけで、なんとなくこれは何番手位の生地かな、と予想がつくようになります。そうなったら、今度は自分なりの予想(仮説)を持ってから実際の「番手」を確認(検証)することで、生地の「番手(質)」を見る基準の精度を上げることが出来ますね。

もちろん生地も織り方などによって光沢感、触り心地などは異なりますから、一概には言えませんが、なんとなくの「基準」は自分の中につくり上げることが出来ると思っております。

後は、それぞれの番手のシャツを実際に着てみて、その感覚を確かめていくことで、自分の中での感覚を養い、また好みを見つけて行くことが出来るのではないでしょうか。

そう言う経験を重ねていき、自分の中での”独自の評価基準”を身につけることが出来た暁には、生地を見たときには自然と「番手」だけに頼らず、自分の中の「基準」を持って、自分なりの評価を下すことが出来るようになるのだと、”今は”信じております。(笑)

そのような中で、これまでの話の流れと矛盾するようですが、、「番手だけでは生地の善し悪しは評価できない」と言った冒頭にあげた言葉を身を持って体験することになったのが、今回購入したアヴィーノのシャツなんです。

今回シャツを購入させて頂いたゴルフォ・ディ・ナポリさんのオーナーであるT氏からは、120番手の生地(※)を使っているとしてご紹介頂いたのが、購入したヘリンボーン織のシャツでした。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)⑥
※多少の誤差はあるかもしれないとのことでした。

ただ、正直見た瞬間には140番手前後はありそうな、生地の輝き方をしていたわけです。正直、T氏の勘違いではないか!?と大変生意気ながら思ったほどです。更に、触ってみてまた驚きました。非常にに水分量が多いように感じる、つまり”もっちり感”があるのです。その感覚は明らかに、私の中にある「120番手の基準」とは異なる質感を持っておりました。

そのことをオーナーであるT氏に話すと、T氏としても「120番手」とは思えないほど柔らかく、非常に良い生地であると言う感覚を持っていらっしゃったそうです。確かに一緒に入荷していた150番手の生地と触り比べると、キメの細かさみたいな感覚は異なるのですが、それでももっちりとした柔らかい質感は決して劣ることはないと感じ、自分の中では求めていたサックスと言うこともあって即決でした。
AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のヘリンボーン柄のドレスシャツ(120番手)⑯

もちろん私の持っている感覚、基準自体がまだまだ甘く、たいした能力を有しているわけではないと言う事は自覚しつつも、今回の出来事は大変貴重な経験であったと思っております。

と言うことで、納得のいくクオリティのシャツを、満足のゆく価格で購入出来ただけではなく、生地の質を考える良いきっかけも貰った、アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノのシャツの購入記でした!








ゴルフォ・ディ・ナポリに、アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノのシャツが大量入荷!

こんにちは!
本日は、シャツ好きの方にとりましては見逃せない!?情報をお送り致します。

タイトルにて既にお分かりだと思いますが、日本で初めてアヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノのシャツの取扱を開始した、東京の世田谷区赤堤に店舗を構えていらっしゃるゴルフォ・ディ・ナポリさんにアヴィーノのシャツが大量に入荷致しました!
Golfo di Napoli (ゴルフォ・ディ・ナポリ)さんに、アヴィーノのシャツが大量入荷①
※ゴルフォ・ディ・ナポリさんに許可を頂いて撮影致しました。

先日、オーナーであるT氏より入荷のご連絡を頂いた際に、ちょうど打合せ帰りに近くを通る所でしたので、奇跡的に一番乗りでお店に立ち寄らせて頂きました。本日はその日のことをメインのテーマとして取り上げたいと思います。

■日本で購入できる、最も質と価格のバランスが良いシャツ!?
さて、ゴルフォ・ディ・ナポリさんをご存知ない方は、以前店舗を取り上げさせて頂いた記事である「ナポリのシャツとタイで勝負する!:Golfo di Napoli (ゴルフォ・ディ・ナポリ)に行ってみた!」をご覧頂きたいのですが、一言で言うのであれば、「イタリアはナポリメイドの限られたメーカーのシャツとタイのみで勝負(商売)をする!」と言う、非常にシンプル、ある意味ではとんがったお店が、ゴルフォ・ディ・ナポリさんです。
Golfo di Napoli (ゴルフォ・ディ・ナポリ)②

そんなゴルフォ・ディ・ナポリさんの扱うシャツの中でも絶対的エースとして君臨しているのが、近年そのクオリティの高さから急成長をしている!?カミチェリア(シャツの工房)であるAVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) 。

私も昨年初めてゴルフォ・ディ・ナポリさんに訪問し、そこでアヴィーノのシャツの実物を目に致しました。その時の購入記事「AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のドレスシャツ(150番手)を購入!」や、着用イメージをご紹介した記事「AVINO LABORATORIO NAPOLETANO(アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ) のドレスシャツ(150番手)を着てみた!」でも記載しておりますが、メーカーとしての歴史は比較的浅いながら、そのクオリティは相当なものだと感じております。

以前も記載したかもしれませんが、私個人の感想としましては、腕や肩の稼働域の広さと言う観点での着心地であれば、私が最高峰の吊るしのシャツであると感じているSharonさんで購入したイングレーゼと同等です。前肩仕様かつ、後ろ身頃や肩に入ったイセ込みによって腕の稼働が恐ろしいほどスムーズ。更に、どんなに動かしても、また両手を同時に動かしても”つっかかる感覚”がありません。

イングレーゼとのヴィジュアル面での違いと言えば、イングレーゼが職人による手縫い感溢れる”不均衡の美”を持つシャツであるとすると、アヴィーノのシャツは適度にマシンを使い(ハンドは8~10工程)、しかもステッチの細かさが半端ではないことから、"精緻の美"を感じるシャツであると個人的には現時点では捉えております。

そんなアヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノですが、ゴルフォ・ディ・ナポリさんは代理店が入る前から取り扱っていたと言うことで、当然ながらイタリアから直接輸入をしております。従って中間コストが一切かかっておりません。これが何に影響するのかと言いますと、我々消費者からすると最も気になる要素の1つである、価格です。

ゴルフォ・ディ・ナポリさんでは、120番手クラスの生地で35000円(税込)、150番手クラスの生地で38000円(税込)、180番手クラスの生地で47000円(税込)と言うプライスで展開されておりますが、これは恐らくアヴィーノの仕立てのレベルと使われている生地の質を考えた場合、日本で購入できるシャツとしては最高峰のバランスの良さだと個人的には感じております。
※生地の番手は、モノによっては若干変わることもあるようです。

最近は代理店さんが入っているので、セレクトShopや百貨店などでもアヴィーノのシャツの取り扱いはありますが、直輸入かつ、運営コストを極限まで省いているゴルフォ・ディ・ナポリさんで扱うアヴィーノのシャツの質と価格のバランスを超えることは、正直物理的に不可能だと思われます。

既存の顧客様もそのあたりは十分ご理解されているようで、西日本からわざわざ出張に合わせてアヴィーノのシャツを買いにゴルフォ・ディ・ナポリさんまで訪れる方が複数名いらっしゃると伺いましたが、納得ですね。

■Golfo di Napoli (ゴルフォ・ディ・ナポリ)さんに、アヴィーノのシャツが大量入荷!
さて、それではほんの数枚ですが、入荷していたアイテムをご紹介したいと思います。オーナーのT氏からは、今回はドレス回帰の流れもあって比較的ベーシックな柄が多いと伺いました。こちらは幅が狭いストライプ柄のシャツ。
Golfo di Napoli (ゴルフォ・ディ・ナポリ)さんに、アヴィーノのシャツが大量入荷②

ネイビーのストライプが使いやすそうです。幅広のストライプは持っておりますが、狭いものは所有しておりませんので、1枚はあっても良いかもしれませんね。
Golfo di Napoli (ゴルフォ・ディ・ナポリ)さんに、アヴィーノのシャツが大量入荷③

また同じストライプでも少し表情が異なるのがこちら。
Golfo di Napoli (ゴルフォ・ディ・ナポリ)さんに、アヴィーノのシャツが大量入荷④

ちょっと見えにくいですが、ネイビーのストライプの間に、グレーのストライプが入っております。生地のセレクトは全てオーナーであるT氏が出がけているそうですが、生地の質も柔らかく、非常に肌さわりが良かったです。
Golfo di Napoli (ゴルフォ・ディ・ナポリ)さんに、アヴィーノのシャツが大量入荷⑤

訪問した際には届いたばかりと言うことで、検品作業中でした。全ての箱を開けて頂くのも申し訳ないですし、私も時間的に余裕があったわけではないので、ドレスで撮影したのは以上です。。他にもサックスのヘリンボーン織のシャツやライトグレー、ベージュなど、普段のコーディネートに合わせやすそうなシャツが多かった印象です。

既に予約が入っているシャツもあるようでしたが、1サイズ各1枚~2枚だそうですので気になる方は早めにゴルフォ・ディ・ナポリさんに訪問されることをおススメ致します。

なお、カジュアルのシャツで最も気になり、欲しいと思ったのがこちらです。素材はリネンで、グリーンをベースにベージュとホワイトの格子柄が入っております。
Golfo di Napoli (ゴルフォ・ディ・ナポリ)さんに、アヴィーノのシャツが大量入荷⑥

襟型はドレスシャツのワイドスプレッドとは異なり、カッタウェイ。リネンながら、非常にもっちりとした触り心地で、相当に良いリネンであることが、素人ながらに分かりました。
Golfo di Napoli (ゴルフォ・ディ・ナポリ)さんに、アヴィーノのシャツが大量入荷⑦

更に驚いたのが、1枚仕立てと言うことで襟と前身頃が一体となっている特別仕様だったこと!リネン素材のカジュアルシャツなのでタイドアップはしないと思います。よって、ノータイで釦を開けた際にとても美しい開き方をしてくれそうですね。
Golfo di Napoli (ゴルフォ・ディ・ナポリ)さんに、アヴィーノのシャツが大量入荷⑧

本気で悩んだのですが、47000円(税込)と言うお値段に今回は断念・・・。次回訪問時にまだあれば、再度とも検討したい一品です。ちなみに、オーナーであるT氏も今回入荷分の中では特におススメのシャツだそうですので、訪問された方は是非1枚仕立てのシャツをチェックされてみてください!
Golfo di Napoli (ゴルフォ・ディ・ナポリ)さんに、アヴィーノのシャツが大量入荷⑨

と言うことで、「日本で購入できる、最も質と価格のバランスが良いシャツの一つである」と私が考える、ゴルフォ・ディ・ナポリさんで扱うアヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノのシャツの入荷情報をお届け致しました。

もちろん!?私も購入しておりますので、そちらは次回お届けしたいと思います。

■Shop Data
・Golfo di Napoli (ゴルフォ・ディ・ナポリ)
住所:東京都世田谷区赤堤3-3-16
営業:12:00~20:00(定休日 水曜日 第三木曜日)
電話:03‐5300‐6130
Mail:j-napoli@nifty.com









出会いはいつも突然に

こんにちは!
本日は、未分類のカテゴリでコラム的な内容でお送り致します。

■出会いはいつも突然に
さて、人生における「出会い」と言うのは大変興味深いものがあると思っております。

それは対象が「人」であっても、「モノ」であっても変わりません。たった1人の「人」との出会いが人生を大きく変えることもありますし、「モノ」との出会いが同じように人生に影響を与えることも多々ございます。

そして、そんな「人」や「モノ」との出会いは、こちらの想いを知ってか、知らずか、いつも突然にやってくるわけです。

思えば私がいつも世話になっている南青山のセレクトShopであるSharonさんとの出会いも”突然”であったように思います。自ら訪問しておいて”突然の出会い”と評するのもなんだかおかしいのですが、まさかその後の自分のファッション人生を変える程の出会いとなる、とは正直微塵も思っていなかったからです。

それまで存在自体は知っていたものの、ふと「行ってみよう。」と思い立ってSharonさんに訪問したのが、2014年の末。それから、あれよ、あれよと言う間にどっぷりとSharonさんの展開する手縫いのアイテム、極上のアイテムに魅せられて、今に至っております。

時間は全ての人間に与えられた唯一平等なものだと言います。どんなに権力があっても、お金があっても1日は24時間。逆に、どんなに貧しくても、どんな身分であって、どこに住んでいようと1日は24時間。

そんな私にも平等に与えられた24時間のうち、私が過ごしている場所と言えば家と職場、そしてSharonさんと言っても良いくらい、自分の時間があれば、足しげく通わせて頂いております。

私の場合、土日は家族と過ごすことが多いので、基本的にSharonさんに訪問することが出来る日は圧倒的に”平日”が多くなってしまいます。たまに休日でも嫁さんと子供が外出する日があれば、嫁さんから「行って良し」との許可がおりますので訪問するこもありますが、あっても数か月に1回程度なものなんです。

よって、その日も仕事を早く終え、Sharonさんに向かった先で、その”出会い”はありました。いつものように突然に。

■読者の方との対面
その日も普段と同じように表参道駅からSharonさんに向かって歩いていくと、スタッフのM氏がドアを開けて待っていてくれました。どうやら私が歩いてくるのが、2階から見えたそうです。

私は多少恐縮しながらも、いつもの「アレ」やりますかとのM氏からのお声掛けで全身撮影。(笑)撮って頂いたのが、こちらです。
出会いはいつも突然に②

Sharonさんのイル・マーレ(パターン・オーダー)で仕立てて頂いたカチョッポリのモヘア混のスーツに、シャツはヴィンツェンツォ・ディ・ルジェッロ(37)、タイはジュスト・ビスポークのウールタイに、チーフはFiorio、靴はエドワード・グリーンのドーヴァーです。
※172cm 59kg ウエスト76cm

そして、撮影後にM氏から、衝撃の一言が。

「今rm55さんのBlogの読者さんが2名ほどいらっしゃってますよ。本日(私が)いらっしゃると言うことで、是非お会いしたいと。」

これには正直焦りました。(笑)

実はその日は、Sharonさんの顧客様であるU氏とY氏にお食事に誘って頂いた日で、Sharonさんが集合場所だったのです。集合時間までは時間がありましたが、せっかくであればと少し早めに訪問したら、なんと私のBlogの読者様がいらっしゃると言うではありませんかっ。

上述しました通り、普段は平日の昼間の時間帯にお伺いすることが多いので、お客様とお会いすることと言うのはそんなに多くはないのです。よって、その日も無防備のままSharonさんに訪問したわけですが、まさか自分のBlogの読者様がいらっしゃるとは驚きで、店に入ったは良いものの、なかなか2階にあがれず、1階をうろうろしていたことをここに告白しておきます。(汗)

それでも4、50分は粘ったでしょうか。(笑)スタッフM氏にお付き合い頂いて、1階にあるSharonさんのカジュアル・アイテムを十二分に堪能したのち、意を決して2階へとむかったのでありました。

2階に上がると、ソファーにお2人は座りながら、オーナーであるK氏と談笑をしておりました。K氏からの「いついらっしゃったのですか?」と言うお問いかけに、

「大分前から居たのですけれど、M氏からお2人のことを伺っておりましたので、ちょっと気まずくて。」

と精一杯お答えし、私はバーカウンターに腰をかけて、気まずい空気を打ち消すかのごとく、M氏と談笑を始めたのでした。そうです、意外に!?シャイだったりするのです。(笑)

ただ、その後ほどなくして、K氏の取り計らいによって読者様であると言うお2人とご挨拶をさせて頂き、自然と話題は服や私のBlogのことになったのでした。

■読者さまの生の声に思う
いつかはSharonさんで読者様とお会いすることもあるだろう、なんて言う思いもありましたが、まさかこうも突然にその日がやってくるとは思いもしませんでした。

ただ、せっかくの貴重な機会ですので、読者の方から見て私のBlogがどのように映っているのか、率直にお伺いしてみました。

・どんな人が書いているんだろう?一体何者?
・きっと普通のサラリーマンではないと思った。
・けっこう突っ込んで色々書いているので、毎日楽しく読んでいる。
・毎日更新を辞めた後も、結構な頻度で更新しており凄いなと思う。
・背丈や体型が似ているので、サイジングなど参考にしている。

などなど、ざっくばらんに読者さまの視点による生の声を頂くことができました。

本Blogは読者様に支えられ、執筆を始めてから約2年半となりました。それだけの期間が経過すれば、当然ながら手厳しいご意見を頂くこともありますし、誤りを正して頂くこともございます。考え方や感性、センスなど、正解は1つではありませんし、私もプロでないので誤った内容は訂正致します。よって、私とは異なるご意見も当然のこととして受け止めているつもりです。

そのような中で今回は、本人を目の前にしているということもあり!?、幸いながら楽しくお読み頂いていると言う評価をありがたくも頂くことができまして、素直に嬉しく思った次第です。(笑)

以前も記載したことですが、私がBlogを始めたのは、先輩ブロガーさんのブログによって私自身がインポートファッションに関する情報を得ることが出来、そしてそこから学び、楽しむことが出来たからこそ、自分も同じようなことが出来たら良いな、と言うのがきっかけでもありました。

特に最近私が凝っているサルトリア系の手縫いのブランドやアイテムと言うのは、あまりメジャーな分野ではないように思いますし、インターネットにある情報も限られていたりすると思います。

それでも、手縫いアイテムの素晴らしさ、職人仕事の素晴らしさを、稚拙な表現ながら、少しでもその魅力をお伝えすることができ、1人でも多くの方にご共感頂けたら、こんなに嬉しいことはありません。

素人が趣味で書いているBlogではありますが、最近は読んで頂ける方も増えてまいりました。10人いたら10人にご満足頂くことは難しくとも、せめて半分の5名位には参考になった、面白かった、勉強になったなど、ポジティブなご評価を頂けるような記事をお届けできるように努力したい、と読者さまの生の声を伺いながら、あらためて思った次第です。

最後に、楽しく、有意義な時間を頂いたK氏とT氏に許可を頂き、SNAP撮影をさせて頂きました。シャマットの魅力にどっぷりハマってしまったと言うK氏はシャマットのコットンスーツにタッセルローファーと言うスタイルで、私の憧れのスタイルを実践されていらっしゃいました。

また、サルトに関する膨大な知識を有しているという服飾○態の!?T氏は、ネイビーのジャケットにグレーのパンツと言う私の大好きなベーシックな王道スタイルにセミブローグシューズ。お二人ともそれぞれ雰囲気を持っており、独自のスタイルをしっかりと着こなしていらしゃって、とてもカッコ良かったです。
出会いはいつも突然に

改めましてK氏、T氏、楽しい時間をありがとうございました。また機会がございましたら、是非お会いしましょう!