20年先も着ているスーツ:Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のSUPER160'S シングル3Bスーツ From Solito house exclusive per Sharon
こんにちは!
本日は、先日購入をご紹介致しました、Sartoria Solito(サルトリア・ソリート) From Solito house exclusive per Sharonのスーツ着用イメージをご紹介出来たらと思います。
ちなみに、以下のソリートの記事ですが、セールなどのお得な情報記事並みに大きな反響を頂きまして、少々驚いてしまいました。一般的にはあまりメジャーなサルトリアではなく、玄人好みなサルトリアであると言う認識でしたが、本Blogの読者様には服好きの方が相当に多いようです。(笑)
・「Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のSUPER160'S シングル3Bスーツを購入!(前編)」
・「Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のSUPER160'S シングル3Bスーツを購入!(後編)」
そんな皆さまからの反響を目の当たりにするに、服を心から愛する管理人と致しましては、本当に嬉しい限りです。稚拙な内容のBlogではございますが、引き続きお付き合い頂ければと思います。
それでは、早速まいりましょう。
■普遍性と言うスタイル:Sartoria Solito(サルトリア・ソリート) From Solito house exclusive per Sharon
光の取り込み方が上手くいかずにちょっと暗いのですが、まずは全体のシルエットからご紹介致します。一見すると、何の変哲もないような普通のダークネイビーのスーツなのですが、私の所有する中では最も端正な顔立ちのスーツだと思います。
このラペルからフロントカットまでの表情に、サルトリア・ソリートのスタイルが詰まっている気も致します。フロントカットは大きくないのですが、着用すると前身頃が自然と後ろに流れるような仕立てになっており、この絶妙な開き具合がたまりません。
個人的には仕事においてもほとんどフロント釦をしめることはないのですが、このソリートのスーツについては釦をしめても非常に美しい佇まいを見せてくれるので、唯一釦をしめたい!?と思えるスーツであったり致します。
パンツの太さも絶妙です。シャマットのスリムなパンツとは大分印象が異なりますね。柔らかいながらも、構築的な造りであるジャケットをしっかりと下支えするのに最適なボリューム感です。
こちらはバックスタイルです。着丈の長さもしっかりとヒップが隠れる長さですが、野暮ったさを全く感じないのはさすがです!?やっぱりスーツにおいては最も重要なのは、全体の”バランス感”なのかもしれません。
ちなみに、こちらは引き取り時に試着をし、マネージャのD氏に撮影頂いたもの。かなり綺麗に背中、肩にジャケットが”乗って”ますよね!?
もう少しアップで見てみましょう。
見れば見るほど普遍性を感じる佇まいです。ラペルからフロントカットに流れていくラインには、スッキリとした美しさを感じております。シャマットに感じる艶感やアルフォンソ・シリカに感じる手縫い感とは異なり、なんと説明したら良いのか分かりませんが、透明感のある美しさであるような気が致します。
初めてソリートを見た際、試着した際には感じ取れなかった”良さ”が、時間の経過ととともにジワジワと私を襲います。この”普通感”、SharonバイヤーのK氏のお言葉で言えば、「究極のベーシック」であることの”難しさ”と”カッコ良さ”にハマりそうです。もしかしたら、今まで購入したサルトの中でも最も好きなスタイルかもしれません。それくらい、”良い”のです。
釦をしめた時の超絶的な美しさは、間違いなく計算されているように思います。しかし、そんな計算さえ感じさせないナチュラルな普遍性を持ったスタイルこそ、サルトリア・ソリートの真骨頂なのかもしれません。
ソリートの特徴の1つに、チェストのボリュームがありますね。チェストの脇にうっすらとシワが寄るのですが、これが男性らしいボリュームあるチェストをナチュラルに演出し、ウエストのくびれへとつながっていきます。こう言ったシルエットの描き方一つに、そのサルトリアの思想や美意識を垣間見ることが出来るのです。
実は梅雨の谷間を狙って、早速デビューさせました。デビュー時はブラウンのネクタイに変えましたが、ほぼ同じよようなスタイルでの出勤です。ベーシックなスタイルなのに、えらく気分が良い。見れば見るほど、着れば着るほど、不思議とソリートの魅力に取りつかれていく気が致します。
■20年先も着ているスーツ
さて、実際にSartoria Solito(サルトリア・ソリート) From Solito house exclusive per Sharonを着用してみましたが、いかがでしたでしょうか!?
購入時のレポートにも記載しましたが、個人的には試着時にはシャマットのジャケットに袖を通した時のような衝撃や高揚感には襲われなかったものの、ソリートのスーツを見るたびに、そして着るたびにそのスタイルに強く惚れ込んでおります。
試着をした際に、「服ではなく、自分自身が主役になれるスーツ」と言った趣旨の感想を持ったことは既に記事として記載致しましたが、実はもう1つ強く思ったことがありました。それは、
「20年経っても確実に着ているであろうスーツである。」
と言うことです。
実際には今回購入したスーツは繊細なSUPER160'Sのウールを使っておりますので、どんなに丁寧に扱ったとしても、耐久性の問題から擦れなどは出てしまうと思います。ただ、「スタイルとしての普遍性」を感じ取ったのが、このサルトリア・ソリートのスーツでした。
トレンドに大きく寄りかかっているわけでもなく、かと言って目を引くような特徴あるスタイルを持っているわけでもなく、あくまで英国発のメンズスーツの正統な流れを汲みとりながら、その時代の気分を絶妙に反映させているのがサルトリア・ソリートのスーツです。従って、特別な新しさを感じることはないのですが、同時に古臭さを感じることもない。
だからこそ、「飽きることが無い」と言うことが自分でも分かりますし、「20年経っても確実に着ている」と言うことを思ったのだと思います。もちろん、こんなことを感じたスーツはこれまでで”初めて”です。
きっと、これからの人生における大切な節目には、このSolito house exclusive per Sharonのスーツを着ることになると思います。そして、Solito house のスーツを身にまとった自分自身の姿を鏡で見るたびに、自身の”成長”や”変化”を感じ取ることができるのだと思っています。
このスーツと 『共に歩み、共に進んで』 いきたい。
心から、そのように思っております。