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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

残るものが優れている、とは限らない!?(前編):進化論×ファッション論

こんにちは!
本日は、「残るものが優れている、とは限らない!?」と言うテーマでコラム的にお送りしたいと思います。

それでは、参りましょう。

■置き換えて、考えてみる
さて、私が仕事でもプライベートの趣味であるファッションにおいてもよくやるのが、物事を置き換えて考える、と言うことです。例えば、仕事では他業界で起きた事象を自らが属する業界に置き換えて考えてみたり、趣味では経営の理論をあえてファッションに置き換えて考えてみたりと、本Blogを長らくお読み頂いている方であれば、なんとなくお分かり頂けるかと思います。

以前、生物学者の方とふれあう機会があり、また生物の進化論に関する本を読んだことをきっかけとして、「進化論×ファッション論」と言う切り口でいくつか記事をお送りしておりました。もちろん、私は生物学者でもなければ、ファッション業界に従事する者でもございませんので、表面上のうすーぃ議論ではあるのですが、好奇心にかられて執筆してみたわけです。

・「身も心も紅葉狩り!?:国営昭和記念公園
・「進化するサヴィル・ロウ!?
・「THE RAKE JAPANは進化したか!?:THE RAKE JAPAN EDITION 創刊5号(前編)

上記記事に共通するのは、進化論の中でも「環境に最もよく適応した種が生き残る」と言う、「適者生存」の考え方。これを、未だ完全には解明されていない紅葉のメカニズムに適用して考えてみたり、紳士服の聖地とも言われるサヴィル・ロウの現在に適用して捉えてみたり、ビジネスである雑誌メディアの変化に適用して分析してみたり致しました。

なぜ置き換えて考えるのか!?と問われれば、物事を多面的に捉えることによって新たな気付きが得られたり、今後の展開のヒントが得られたり、また純粋に興味深いから、と言うのが回答になるように思います。

そこで今回は、「進化論」の中でも”適者生存”と言う切り口ではない、新しい切り口をファッション業界に”適用し”、考えてみたいと思います。

ちなみに、本記事のきっかけとなりましたのは、前回お送りした「別注アイテムについて、考える」と言う記事です。この記事を執筆している最中に、ふと思い立ちましたので書いてみることと致しました。

■「残る」と言うこと
前回の記事では、昨今セレクトShopの商品構成において重要な柱!?となり、急増している”別注アイテム”の裏側について取り上げました。

簡単に言えば、元は自らが着たい服、お客さんに着て貰いたい服を作ってもらう(※)と言う、その本来の存在意義を離れ、販売戦略のツールとして”別注アイテム”が位置付けられた結果、ブランドの持つ本来の魅力(クリエイティビティ)が失われ、中には消えていくブランドが存在するのだと言うことでした。
※読者様から本来の意味のShop別注をご教授頂きましたので、ご教授頂いた意味で記述させて頂きます。

日本における商流を考えた場合、メーカーにとっての直接的なお客さんは殆どの場合、販売代理店だったりするわけです。韓国のようにマーケットサイズが限られている場合は、代理店などを通さずに直接一般消費者に届ける方が効率的だと思うのですが、日本のようにマーケットサイズがそれなりに大きい場合、代理店を入れずに直接消費者に販売しようとするとメーカー側が負担する販売コストが大きくなりますね。

よって、間に代理店が入ることで色々なことを調整するわけですが、代理店はメーカーと販売代理店契約を締結するにあたり、様々な条件を飲むことになるわけです。特に人気ブランドともなれば尚更で、年間における販売数(販売額)のコミットをさせられることも多いのだと想像します。

結果にコミットする。

某企業のコピーではありませんが、高い販売数(販売額)をコミットした代理店は様々な手をうって、出来るだけ多くの商材を、出来るだけ多くの小売企業に卸すことを目指します。そして、その際どうしたらもっと売れる(買ってもらえる)のかを小売企業と相談するわけです。

その中で、小売企業が売りやすいからという理由によって、上述したような販売戦略の一環として”別注アイテム”の要望を受け、メーカー側にこうすれば受注が増えるから、と言うことで別注アイテムが増えて行くことになるわけです。

また、「代理店がブランドを潰す」と言うことを聞いたことがある方もいらっしゃると思いますし、インターネットなどでもそう言った記述がされていることがございますね。

分かりやすい例としては、セカンドラインを作ると言うことです。高品質なブランドであっても、より多くの小売店に少しでも多くの商品を卸すためには「販売価格を下げる」必要がでるわけです。そこで、素材の質や仕様を下げることで価格の低下を実現させ、セカンドラインをつくって売りだすと。もちろん出来上がったものは、ブランド本来の魅力であった高品質なアイテムではなく、凡庸なアイテムになってしまう。

ただ、セカンドラインを作ればまだ良い方で、中にはブランドタグやラインは同じまま、販売価格を買えずにコストのアップ分を吸収するために、仕様を低下させたり、より低コストで生産出来るファクトリーに(顧客が)知らないうちに変えているブランドも存在します。

こうなると、まず物の質が分かる顧客がそのブランドから離れますね。そして今や私のような素人であっても情報が気軽に発信できる時代です。そんな時代であれば、そう言った質の低下したブランドの情報はあっという間に顧客間に知れ渡ることとなり、マーケットからの退場を求められることとなるわけです。

もちろん、詳細は分かりかねますが、当たらずも遠からずと言ったところだと思います。

ただここで重要なことは!?決して小売店舗も代理店も、顧客を騙そうと思ってやっているわけではない(と信じたい。)ことです。それぞれの立場での事情を踏まえて、生き残りをかけて、より販売しやすいものをと考えた結果「残ったもの」が、”別注アイテム”であり、”セカンドライン”であり、価格の安くなったインポートアイテムであったりするわけですね。

当然、全ての”別注アイテム”や”セカンドライン”などが上述したような結果生まれたものではない、ことはお分かり頂いているかと思いますが、今一度誤解のないように記載しておきます。

ここまで書けば、本テーマにおける記事のオチはご想像頂けるかな、と思いますが、続きは後編に譲りたいと思います。









別注アイテムについて、考える

こんにちは!
本日は、「別注アイテムについて、考える」と言うテーマでコラム的にお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■別注アイテム急増の裏側!?
さて、最近シーズンの立ち上がりを中心に、様々なセレクトShopにてよく目にするのが「別注アイテム」。今では商品構成上欠かせない存在となっている別注アイテムですが、8月27日からファイナルセールを開始されたTOKYOlifeさんのメルマガにて、興味深いコラムが発信されておりました。
tokyolife_2016_flsssale
※公式サイトより拝借致しました。

そのタイトルは、

「別注について色々考える今日この頃。。」

末尾の「。。」に、既に筆者の気持ちが表れているようなコラムですが、概ね主な主張としては下記のような内容でした。

・他店リサーチでよく目にするのが、別注アイテム。
・別注アイテムには、数量限定等、むやみに(消費者の)競争心を煽るアイテムがある。
・大手セレクトShopや百貨店は小手先の別注合戦を繰り広げているが、本意的な別注は少ないように見える。
・Shop側は売りやすい別注を最初にプッシュするので、ブランドオリジナルのコレクションが売れ残り、セールになる。
・セールに残るブランドは結果としてブランド力を落とし、消えていくブランドが多い。
・差別化、希少化、販売戦略としての別注はブランド本来の魅力が伝わらないし、自分たちはそういうことはしない。

TOKYOlifeさんの中で主にクラシコ系のアイテムを取り扱うのはJedia(ジェディア)と言うチャネルですが、以前も同じような趣旨のコラムが発信されていたように記憶しておりますし、ブランドが本来持っている良さをしっかり顧客に伝えたい、と言う想いがもともとあるShopですので、上述したような主張に繋がっていくのかなと思います。

もともと別注アイテムと言うものは、ブランドの発表するオリジナルのコレクションに本来は無いが、そのShop(またはバイヤー)の提案したいスタイルに欲しいので別注でメーカーに作って貰う、と言うのがあるべき姿ですねと。

しかし、「限定」が好きだと言われる我々日本人。そのShopでしか買えない、更には数量が限定ともなれば、顧客は競争心を煽られて、結果的に販売が好調であったことが続いたのでしょう。いつしか本来の物づくりの精神からは離れて、ジェディアさんの仰るように販売戦略としての「ツール」として”別注アイテム”が位置づけられ、乱立するようになりましたと。

これが、昨今見られる”別注アイテム急増の裏側”なわけです。

ただ、我々消費者の財布は1つなわけですから、別注を買うと必然的にブランドオリジナルのコレクションは買えません。結果としてセールに残り、セールに残っているのを目にしますと、我々消費者も次シーズンからはプロパーで買うようなことはしませんから、結果的に在庫が積み上がると言う悪循環に。

そうなると、Shopは買い付け対象ブランドからそのブランドを外したり、買い付け数量を減らしますので、次第にそう言ったブランドがマーケットから消えていく、と言うのが現実としてあるのだそうです。

まぁこれだけ同じブランド、同じアイテムが横並びで販売される状況になれば、その企業間競争を優位に進めるべく、差別化としての「別注アイテム」が登場するのは経営理論的には理にかなっているように思われますが、その裏では消えていくブランドもあると言う悲しき現実があるわけですね。

なんとなくうっすらと気付いてはいたものの、裏側を知る方からの発信となりますと、リアリティがあって勉強になります。

■別注アイテムについて、考える
さて、メーカーや代理店、また小売り側から見ると上述したように見える「別注アイテム」ですが、私のようにそう言った裏側の詳細を知らない一消費者から致しますと、また見え方が異なってくるように思います。

上記を読めば、ジェディアの担当者さんのお考えも理解できるかと思いますが、「別注アイテムは悪だ!」とは言っていないですよね。ブランドが本来持つ良さ、魅力が表れたオリジナルのコレクションを大切に顧客に届けることを第1とし、提案をする上で必要であれば、別注と言うと言う形で考えたい!と言うご主張かと思われます。

ただ、物を買う側の私(達)から致しますと、そう言った諸事象は全く見えません。そうしますと、個人的には別注かどうか、数量限定かどうかと言うことよりも、純粋に「物として魅力的かどうか」、つまり、欲しいかどうかと言う基準でしか基本的には考えていないように思います。

よって、それが販売戦略上のツールとしての別注アイテムであったとしても魅力的なら買いますし、逆にShopまたはバイヤーさんの想いの詰まった別注アイテムであったとしても、欲しいと言う琴線に触れなければ、購入を見送ると言う、非常にシンプルな購買行動で動いているように思います。

そういう意味では、マーケティングにおける格言として名高い、

「ドリルを買いに来た人が欲しいのはドリルではなく、”穴”である」

と言う言葉は、今現代においても本質をついているように思います。そのアイテムが別注がどうかではなく、そのアイテムが魅力的かどうか、満足できるかどうかが重要です。と言うことでしょうか。

さて、皆さんは「別注アイテム」をどんなふうに捉えていらっしゃいますでしょうか!?そんな裏側があることを踏まえて眺めてみる別注アイテムは、また違った見え方がするかもしれませんね。








SharonさんにGiusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)の2016年AW新作が入荷!

こんにちは!
先日、世界初!のトランクショーがシャロンさんにて開催されておりましたGiusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)ですが、この度2016年AWの新作がシャロンさんに入荷しましたので、皆さまにも少しだけご紹介したいと思います。

それでは、まいりましょう。

■世界初のトランクショーでの一番人気はカシミアネクタイ!
さて、先行して開催され、世界初となりましたGiusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)のトランクショー。私も遅ればせながら後半にバンチ生地を見るべく訪問致しましたが、もともとのバンチ生地の発注可能数が限られるうえ、かなりの人気だったようで既に売切れとなっている生地も多々ございました。

今回のトランクショーでは、S(142)・M(145)・L(148)・LL(151)と言うネクタイの長さが選べる上に、オプションでイニシャルが入れられると言う点も人気だったようです。

通常インポート物のネクタイですと145cmと言う長さが標準のようにも思いますが、ご自身の体型に合わせて長さを選べるのが魅力的な方は多いと思いますし、イニシャルが入れられるというのは、まさに世界に1本のネクタイになると言う意味でも嬉しいですよね。

ちなみに一番人気はカシミア素材の生地だったようで、既成品2本以上の価格ながら多くのオーダーが入った模様です。私ももちろんサンプルを触らせて頂きましたが、見た目の高級感はもちろん、フワトロな感触には思わず絶句してしまいました・・・。

ただ、私はこのSSでの暴走もあって、今回のオーダー会での発注は泣く泣く見送ってしまいましたが、予算的な都合が許せば是非とも手に入れたい、世界に1本のネクタイですね。

それでは余談はこれくらいにして、Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)の2016年AW新作をご紹介したいと思います。

■Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)の2016年AW新作
さて、シーズン毎に入荷の本数が増えているジュスト・ビスポークの新作ネクタイ。ドディチ・ピエゲ(12折り)のジュスト・ビスポークが購入出来るのは日本ではシャロンさんだけ、と言うこともあり、ジュスト・ビスポーク目当てでご来店されるお客さまも多いのだとか。

このAWも魅力的な柄や生地のものが多数入荷しております。私がペイズリー柄のネクタイにハマるきっかけにもなったペイズリータイはもちろん、小紋柄やストライプ、もちろんソリッド系も入荷しております。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)の2016年AW新作①
※Sharonさんの公式ブログから拝借致しました。

素材もウールのみならず、シルクなどもありましたし、オーダー会で1番の人気だったと言うカシミアのネクタイも1本ながら入荷しておりました!
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)の2016年AW新作②
※Sharonさんの公式ブログから拝借致しました。

今回も全てドディチ・ピエゲ(12折り)と言うことで、他にはない極上のボリューム感を楽しめますし、剣先には裏地をつけないスフォデラータ仕様ですので、フワッとした表情も健在です。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)の2016年AW新作③
※Sharonさんの公式ブログから拝借致しました。

私も入荷のご連絡を頂いて直ぐに訪問しましたが、あまりに魅力的な柄と生地が多くて、相当悩みました。実物を見る前はSSでの散在や、今後のAWの本格的な立ち上がりを見据えて1本に絞ろうと考えていたのですが、やっぱり見てしまうと駄目ですね。。

本当は全部持って帰りたいくらいでしたが、厳選に厳選を重ねて、なんとか予算的に許容な範囲まで絞り込みましたよ。(笑)

今回も1つの柄につき2~3本は入荷しているようですが、中には1本のみ入荷と言うものもございましたので、ご紹介画像にあっても既に売切れとなっているネクタイもあると思いますが、その点はご了承くださいませ。

私は以前記載しました買い物計画に基づき、現在所有しているスーツやジャケットのインスタ上の画像とにらめっこしながら、”着こなしの幅”を広げるべく、私のワードローブには無いものを新たに向かい入れることが出来ました。やっぱり今期も立ち上がりのアイテムはネクタイでしたね。購入しました新作は、追ってご紹介したいと思います。

さて、期を重ねるごとにファンが増えている、ジュスト・ビスポークのネクタイ。既にファンの方も、またまだジュスト・ビスポークを未経験な方も、この機会に新作をご覧になってはいかがでしょうか!?きっと、新しいネクタイの歴史がスタートする記念日になるかもしれませんよ!?

・Sharon Shop info
107-0062
東京都港区南青山6-6-21 グロービル青山1、2F
Tell:03-6418-5131(受付時間:12:00〜20:00)
Mail:info@sharon-shop.jp








Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツを購入!

こんにちは!
本日は1か月以上前に購入していたものの、ご紹介をしていなかったアイテムを取り上げたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■とても頼れる存在です!?:アルフォンソ・シリカ
この度購入しましたのは、お気に入りのサルトリア・ブランドであるAlfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツです。このSSで2着目と言うことで、現在の私のワードローブ締めるスーツ・ジャケット部門の中におきまして数量的な存在感を放っておりますのが、このアルフォンソ・シリカかもしれません。

昨年、「Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のリネン ヘリンボーン3Bシングルジャケットを購入!」と言う記事にてご紹介しておりましたように、昨シーズンのSSに初めて購入し、その空気を纏うような軽さに惚れてしまったことは、着用記事である「空気をまとう!?」でも記述しました通りです。

そして、昨年AWにはネイビーとチャコールグレーのフランネル生地のスーツをそれぞれ追加で購入し、今年のSSにおきましても、ウール×シルク×リネンの3者混ジャケットを購入し、貴重な戦力として活躍してくれております。
※「Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール・ツイル・フランネル 3Bスーツを購入!
※「Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール・フランネル3Bスーツを購入!
※「Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール×シルク×リネンのシングル3Bジャケットを購入!

アルフォンソ・シリカはナポリの土着的な雰囲気を残しながらも、現代的なシルエットでモダンに見せてくれるヴィジュアル面の魅力のみならず、その大部分を熟練した職人が手で縫い上げることによって生まれる縫い目の強弱が独特の雰囲気を醸し出し、かつ薄い芯地使うことによって実現される、軽く、柔らかな着心地はまさにナポリ仕立てを彷彿とさせます。

手間暇がかかっている分ジャケットでは20万円前後、スーツでは30万円前後と言う価格帯となってきてしまいますが、今ではマシンメイド主体のブランドであっても、その位の価格帯、もしくはそれ以上と言うブランドも存在しますので、単純に仕様を比較するのであれば、かなりのコストパフォーマンスを発揮するサルトリアだと思います。

そんなアルフォンソ・シリカですが、今では余程の悪天候でなければ特段気にすることなく着用することが出来る、私にとりましては嬉しい存在まで成長!?致しました。やっぱりソリートやシャマットですとどうしても雨は避けてしまう自分がいるのですよね。。(汗)

仕事における装いとしましては、所属企業の服装規定を前提とするならば、それに加えてTPO、すなわち時と、場所、場合によってしっかりと着分けることが求められるわけですが、個人的にはTPOの更に上位に位置する条件こそ天候であったり致します。

中には好きな服や靴を、好きな時に、好きなように着ていらっしゃる方もいらっしゃると思いますが、なかなかそこまで肝が座っていない私としましては、そんな天候に大きく左右されずに着用できるアイテムには大きな安心感、そして信頼感を寄せてしまいます。(笑)

と言うことで、今年のSSも、そんなとても頼れる存在であるアルフォンソ・シリカのスーツを買い足した次第です。それでは、実物をご覧頂きたいと思います。

■アルフォンソ・シリカのウール ストライプ3Bシングルスーツ
今回購入しましたのは、こんなグレー地にホワイトのストライプが入っているウールのスーツです。年初に挙げた個人的なテーマカラーである”グレー”のアイテムですが、SSの買い物の後半でようやく”テーマカラー”らしいアイテムを買い足した感じでしょうか。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツ②

もちろん購入しましたのは私がいつもお世話になっている南青山にあるセレクトShopであるSharonさんですが、私がSharonさんにおいて購入した初めての柄物スーツこそ、今回購入したストライプ柄のアルフォンソ・シリカのスーツとなります。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツ③

同じストライプ柄であっても秋冬のチョークストライプですと”貫禄ある”雰囲気になると思うのですが、春夏のピンストライプ柄は、より若々しいと言いますか、”スタイリッシュ”な雰囲気を感じます。柄物のスーツの購入自体がかなり久しぶりですので、個人的にも新鮮な感覚がございました。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツ⑤

手縫いならではの柔らかいラペルの表情、フラワーホールの雰囲気は、好きな人にはたまらないディティールの1つだと思います。ラペルやフラワーホールはスーツの表情の決める重要な要素の1つでもあると思いますので、是非注目して頂きたいポイントです。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツ⑥

薄手のウール100%の生地はクリアな表情で、サラッとした風合いに清涼感を感じます。濃すぎず、薄過ぎないグレーの色見も個人的にはとても気に入った点ですね。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツ⑦

背中側もしっかりと体にフィットするような、グラマラスな曲線を描きます。そして、シワの入り方には良くも悪くもナポリらしい香りを感じとることが出来ますね。ちなみに今期より若干サイジングの改良があったようで、ジャケットはややコンパクトな感じになり、パンツのウエスト幅は若干広がったようです。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツ⑧

今回はスーツと言うこともあり、4つボタンの2mm重ねの本切羽で処理頂きました。最近はスーツでもスタイルを尊重して3つ釦で仕上げることもありますが、今回は着用シーンや生地の雰囲気で4つにしました。個人的には気に入っておりますよ。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツ⑨

無地のスーツですと気にすることの無い柄合わせ。ストライプ柄はチェックなどに比べれば合わせやすい柄なのだと思いますが、そのあたりはしっかりと合わせてありました。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツ⑩

フロントは両玉縁ポケット仕様。スーツは両玉縁ポケット、ジャケットならパッチポケットと言うのが私の中でのスタンダードな仕様です。ただ、スーツでもカジュアルよりのコットンスーツなどであればパッチポケットも良いですね。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツ⑪

グレーに映える釦の色、そして表情。釦好きにはたまらない合わせ方です。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツ⑫

もちろんパターン、仕立てともにしっかりとしておりますので、腕を上げてもシルエットが崩れることはありません。このあたりは腕の運動領域の幅とも密接に関係しますので、試着時には確認しておきたいポイントです。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツ⑬

今回は春夏用と言うことで、生地もご覧の通りかなり薄手です。個人的には9月からデビューさせて秋冬物へのバトンタッチまで、しっかりと活用したいと思っております。
Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のウール ストライプ3Bシングルスーツ⑭

と言うことで、2016年SSアイテム最後の隠し玉!?は、私自身久しぶりの購入となりました、ストライプ柄のアルフォンソ・シリカのウールスーツでした。これからもガシガシ使っていきたいと思います!









秋冬のお買いもの前に、チェックすべきこと!?

こんにちは!
本日は、「秋冬のお買いもの前に、チェックすべきこと!?」と言うテーマでお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■キャリー品をチェックする!
さて、先日「2016年AWの買い物計画を、考える:前編」「2016年AWの買い物計画を、考える:後編」と言う記事をお送り致しました。この記事におきまして、私の今期AWの買い物計画の概要については触れておりましたが、私はシーズン立ち上がりの前後に際しまして、必ずやっておくことがございます。それは、

キャリー品をチェックする!

と言うことです。自分のワードローブを眺めたり、今後の着こなしを考えた上で、次のシーズンに買い足したいものがある程度決まってまいりますと、インターネットShopを中心にキャリー品やセール品を事前にチェックするのです。

メンズクロージングの世界はレディースに比べて、そのトレンドの変化が少ない、と言うことはこれまでもお伝えさせて頂きました。従って、柄や素材がトレンドものであっても、余程トレンド色が強くなければ長く着用することが出来ますし、仮にトレンドど真ん中のアイテムであったとしても、2~3年は違和感なく着用出来ることが多いと思っております。

よって、購入を検討しているアイテムのいくつかをキャリー品などで少しでも安く手に入れることが出来れば、その浮いた予算は他のアイテムに投入出来ますし、場合によっては使わずに済むことも多々あるわけです。

そんな思惑を持ってマーケットをチェックしてみますと、結構魅力的なアイテムがあったり致します。

と言うことで、本日はAWアイテム中心に、これはお買い得!と言うものや個人的に気になっているアイテムなんかをキャリー品を中心に、ご紹介したいと思います。

■これはお得!?AWアイテムを購入する前にチェックしたい!
まずは、最初はスティレ・ラティーノのスーツです。

生地的には秋冬よりも、春夏、秋口あたりがメインとなりそうなネイビーストライプのスーツですが、新品ながら8万円代という驚異の価格。この2016年AWの新作は、春夏よりも若干価格が下がっているとは言え、スーツですとプロパーで30万円を超えるほどの価格になってしまっておりますが、このプライスならチャレンジしたい!と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。




こちらは起毛感のあるウール素材。チャコールグレーにホワイトでうっすらとストライプが入ります。今は取扱店舗が大分少なくなり、存在感が薄くなっているボリオリですが、一世を風靡したDOVERには普遍的なスタイルを感じます。こちらはラペル幅がややワイドな気もしますので、NEW DOVERかもしれませんね。それが新品で税込7万円を切るのですから驚きです。



ちなみにスーツで個人的に気になっているのは、アランのダブルブレステッドのスーツ。厚手で起毛感のあるウール×コットン素材に加えて、無地のライトグレーと言う使いやすそうな色合いです。更に、新品ながら3万2400円(税込)!と言う驚きのプライス。新品のフィナモレのシャツよりも安いかもしれませんね。



そして、ここ1、2年ほど注目度が高くなっている柄の1つであるハウンドトゥース。柄の大きさによっては若干トレンド色が強い感じも致しますが、遠目にはチェックに見える位の柄サイズであれば長く着用できるかもしれません。このブラウンカラーのハウンドトゥースには惹かれますね。



個人的にも無地のスーツやジャケットは充実してきておりますので、チェック柄などの柄物ジャケットは気になるところ。そのような中でキャリー品ではなく、2016年AW物ながら4万円を切るプライスで販売されているジャケットもあったり致します。



上記にご紹介したラティーノやボリオリ、アラン、L.B.M.1911はどれもマシンメイド主体、もしくはマシンメイドのブランドですが、かなり魅力的なプライスかと思います。価格と仕様、出来映えのバランスは良いと思いますので、ピンと来たらワードローブに加えるのもアリかなと思います。

続きましては、シャツ。このSSにセールプライスで購入し、今更ながらその出来映えの良さに驚いたルイジ・ボレッリのシャツ。購入したのはカジュアルシャツでしたが、1度ドレスシャツも試したいと思っております。

このAWの買い物計画におきましては、シャツは”着こなしの深さを追求”する、つまり私の考えるドレスシャツのメインであるサックスカラーながら所有する番手とは異なる生地のものや、ビスポークにチャレンジしたいと思っていることは既にお伝えした通りです。ただ、現在持っていない色のシャツを買い足すことで、”着こなしの幅を広げる”アプローチも多少ながら考えておりますよ。



なお、サイズがあれば買い足したかったボレリのカジュアルシャツ。2万円と言う価格を考えたらかなりコストパフォーマンスの高いシャツだと思いますので、ボレッリのシャツを未経験の方には特におススメしたいです。



こちらは春夏ものですが、私が今期購入したカプリシャツが破格。しかもギローバーのものなので、一定のクオリティは担保できそうです。マイサイズのカラーは殆ど残っているので、7分袖さえアリであれば購入候補に入れても良いかもしれません。



ベーシックなグレーのパンツは予備も含めて2本はあっても良いかなと思っておりますが、セールですとベーシックなアイテムは直ぐに完売しがちです。こちらのPT01のフランネルパンツは、ミディアムグレーが最後の1本ながら残っておりました。サイズが合えば大変お買い得かなとと思います。



今期は英国調やプリーツと言うキーワードが並ぶパンツのトレンドですが、キャリー品でもそんな今期のトレンドだと言われているものもございます。グレンチェックにプリーツが入ったパンツはまさに今期のトレンドど真ん中。ま、それだ変化があるようでないのが良くも悪くもメンズファッションの特徴ですね。



と言うことで、探せば他にもキャリー品ながら全然”使える”アイテムが結構あったり致します。私もこのAWにワードローブに加えたいと考えていたアイテムを見つけておりますので、現在新作の購入タイミングを踏まえて考えたいですね。

皆さまも、新作の前に今一度キャリー品、セール品をチェックされてみてはいかがでしょうか!?意外にも!?こんなアイテムや、あんなアイテムをお得に購入できることがあるかもしれませんよ!?







着こなしの成長戦略!?を、考える:後編

こんにちは!
本日は前回の前編に続きまして、「着こなしの成長戦略!?を、考える:後編」をお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■「アンゾフの成長マトリックス」の考え方を着こなしに転用する!?
さて、前編では経営戦略の父と呼ばれているイゴール・アンゾフ氏による「アンゾフの成長マトリックス」の考え方について触れてみましたが、後編ではその「アンゾフの成長マトリックス」の考え方を、”着こなしを成長させるためのアプローチに転用”して考えてみたいと思います。

「アンゾフの成長マトリックス」では縦軸に「製品」、横軸に「市場」をとっておりましたが、今回は縦軸に「アイテム」、横軸に「着こなし」と言う切り口を設定してみました。
着こなしの成長マトリックス
※着こなしの成長マトリックス by rm55

まず、①の象限ですが、ここで目指すべきは”着まわしのバリエーション開発”としました。既存のアイテム、着こなしを踏まえてより上!?を目指すのであれば、着回しのバリエーションを増やす努力をするのが良いのかなと。具体的に言うのであれば、”今まで合わせたことのない”色や柄、素材なんかを組み合わせると言うことになりますでしょうか。

続きまして②の象限です。ここではアイテムの新規追加はするものの、着こなしは既存のまま。そういう意味では、新しいアイテムを使うことで”着まわしの種類を増やす”と言うことに主眼が置かれるような気がします。今年のSSに私は新しいカテゴリのアイテムとしてカプリシャツを追加し、既存のアイテムと合わせることで新しい着こなしを手に入れましたが、そんなイメージだと思います。

そして③の象限は、既存のアイテムのままに”新しい着こなしを模索する”と言う方法です。例えば、ジャケットとタートルネックをこれまでは別々に着ていたものの、ジャケットの下にタートルネックを着てみたり、タートルネックとシャツ別々に着ていたものを、タートルネックの下にシャツをインするなど、アイテム自体は既存のままで新しい着こなしにチャレンジすると言うイメージです。

最後の④は、アイテム、着こなしともに新規と言うことで、”新しいスタイルの開発”としました。まさに数年前にSharonさんに出会ってからの私がこの状態だったように思います。新しく手縫いのアイテムをワードローブに加えて、色や柄もよりシンプルでベーシックな着こなしへと変化してまいりました。それまでの私のスタイルからは大きな路線変更だったように思います。

もちろん軸の設定方法は上記以外にも存在しますし、例え同じ軸であったとしても、そこで目指すべき着こなしを成長させるための戦略としては、他のアプローチもあるのだと思います。

しかし、企業の成長戦略を考えるために開発された「アンゾフの成長マトリックス」を”着こなしを成長させるための考え方”として転用することで、自分自身の今後の着こなしを考える上でのヒントがそこにあるような気がします。皆さんはどのように感じましたでしょうか!?

■論理的に整理してみる
さて、ファッションにおける着こなしと言うは、一般的にセンス、つまるところ”感性の世界”だと捉えられておりますし、実際そう言った側面が多分にあることは事実だと思います。

しかし、メンズファッションおいては、過去から受け継がれてきた一定のルールが存在したり、女性のファッションほど新しいアイテムが生まれることはあまりないと思っております。よって、ある程度論理的に整理することで、誰でも自身の着こなしのレベルを容易にアップすることが出来るのではないか、と思っていたりするわけです。

私自身、これまで常にファッションや着こなしを論理的に捉えて、戦略を立案し、実践してきたわけではございませんが、自分自身の歩んできた着こなしを振り返ってみるに、本日ご紹介したような枠組みで整理された着こなしの成長の戦略!?を、実践して来たようにも思います。

もちろんあまり難しく考えるものではないのだと思いますが、本日ご紹介しましたように、少し論理的に捉えて着こなしの方向性を整理してみますと、新たな着こなしにおけるヒントがあったりするのかもしれませんね。

今後もより自分自身の着こなしを成長させるべく、他の方法も模索してみたいと思います。皆さんはご自身の着こなしの成長をどのように捉えて、どんなアプローチを実践されますかっ!?








着こなしの成長戦略!?を、考える:前編

こんにちは!
本日は、「着こなしの成長戦略!?を、考える」と題しまして、コラム的にお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■着こなしの成長戦略は人それぞれ!?
さて、服が好きな方であれば、もっとお洒落になりたいと考えたことが1度や2度はあるのではないでしょうか。

私も服好きを自称しております。最近はお洒落かどうかと言うことよりも、自らのスタイルをしっかりとつくり上げたいと言う想いの方が強いのですが、これまでのファッション人生を振り返ってみますと、お洒落になりたいと言う想いを持ったことは1度や2度ではなかったようにも思います。

私自身の事を振り返ってみますと、これまでも自分の着こなしは色々と変化してまいりました。そして、その変化のきっかけも決して1つではありませんでした。

それは、仲の良い友人だったり、ファッション雑誌だったり、Blogだったり、セレクトShopとの出会いだったりと、着こなしにおける変化の影響を私に与えて来たものは沢山ございます。

そして、その影響の受け方にも色々ありまして、あれと同じアイテムが着てみたいと言うこともあれば、こういう色合わせをやってみたい、ああいう着こなしをしてみたい、こんなスタイルを目指してみたい等、例を挙げればきりがないかもしれません。

もちろん、皆さんそれぞれスタートの立ち位置が異なりますから、その着こなしにおける成長のアプローチと言うものには正解はないのだと思っておりますが、本日は、こんな着こなしの成長戦略があったら面白いかもしれない!?と言う方法をご紹介したいと思います。

■アンゾフの成長マトリックス
さて、皆さんは「アンゾフの成長マトリックス」と言うものをご存知でしょうか!?近代における経営戦略の父と言われているイゴール・アンゾフ氏によって提唱されました、企業における事業の成長・拡大を図る際に用いられるフレームワークの1つです。

経営戦略だ何だと言うと、非常に難解なイメージがございますが、「アンゾフの成長マトリックス」の考え方は、非常にシンプルです。

まず、縦軸に「製品」、横軸に「市場」をおき、その2つの軸を”既存”と”新規”に分けて、4つの象限を作成します。下記が、そのイメージ図になります。
アンゾフの成長マトリックス

つまり、企業においては成長戦略の方向性として4つのアプローチがあることが明示されております。

まずは、現在提供している既存の製品(サービス)を、既存の市場(顧客)に対してより浸透させていく、言うなればマーケットシェアを高めていく、と言う成長戦略ですね。これが、①の既存の製品と既存の市場の象限になります。

続きましては、新しく製品を開発して投入する方法です。しかし、市場(顧客)は既存のままです。例えば、今まではジャケットしか提案していなかったメーカーが、シャツも始めました、パンツも作り始めました、と言う成長戦略は、この②の象限にあてはまります。

そして、今度は③の象限です。製品は既存のままですが、新たな市場(顧客)に対して販売していきますよと。例えばリアル店舗しかなかった小売店がインターネットShopを開設して、物理的に離れた新たな顧客にアプローチするのもこの例に当てはまりますし、イタリアでしか販売していなかったメーカーが、日本に進出してくるのもこの③の象限に該当する成長戦略です。

最後は、リスクが最も高い、④多角化と言う成長戦略。製品も市場(顧客)も新規、つまり新製品を開発し、新たな市場(顧客)に対して提供すると言う、当たればデカイが、失敗すると損失も大きいと言うアプローチですね。

もちろん大企業には大企業としての成長戦略があり、中小企業には中小企業なりの成長戦略がありますから、全ての企業の成長戦略を、この「アンゾフの成長マトリックス」で語ることが出来るわけではないのですが、新たな企業の成長戦略を考える上では、ベーシックでシンプルであるがゆえに有益なフレームワークの1つだと思っています。

カンの良い方は既にお気づきだと思うのですが、ファッションBlogであるにもかかわらず、なぜこんな経営戦略におけるフレームワークを取り上げたのかと申しますと、着こなしの成長戦略にこれを転用してみたらどうだろう!?と言うのが今回のテーマだからです。(笑)

と言うことで、後編ではこの「アンゾフの成長マトリックス」の考え方を着こなしの成長戦略に強引に!?転用して、考えてみたいと思います。








(JOHN LOBB)ジョン・ロブのスニーカーLEVAH(レヴァー)を購入!

こんにちは!
本日は、前フリ記事を受けまして!?、久しぶりに購入したスニーカーをご紹介致します。

この度購入しましたのは、皆さまご存知のジョン・ロブが2015年AWに発表したノンウェルテッドのカジュアルシューズである「LEVAH(レヴァー)」です。ジョン・ロブのアーティスティック・ディレクターにパウラ・ジェルバーゼ氏が就任したのはファンであれば有名なお話ですが、これまでのクラシックな佇まいからちょっと雰囲気が変わってきており、これには賛否両論があるようです。

本日ご紹介致しますレヴァーも、そのパウラ・ジェルバーゼ氏が手掛けたもの。氏が、

『レヴァーは、ジョンロブのアーカイブのなかから見つけた、おそらく1923年に製造されたテニスシューズがオリジナルです。』と語っておりますように、そのデザインソースは過去のアーカイブからリデザインされたもののようで、『週末や飛行機の中で履けるシューズがほしい”という声に応じて誕生したスポーツシューズ』だそうです。
※引用元の参考URLは、コチラ

それでは、そんなジョン・ロブの”スポーツ”シューズであるレヴァーをご覧頂きましょう。

■ジョン・ロブのスニーカーであるLEVAH(レヴァー)の実物をご紹介
今回購入しましたのは、こんなサンドベージュカラーのスニーカー。デザインソースは上述しましたようにテニスシューズが起源と言うことで、アディダスの定番であり、人気のスタンスミスのように非常にシンプルな表情です。
(JOHN LOBB)ジョン・ロブのスニーカーLEVAH(レヴァー)①

しかしそこは世界最高峰のクラシックな紳士靴を世に送り出しているジョンロブ。テニスシューズと言うスポーツシューズにデザイン的な起源をもちながらも、スポーティすぎないほど良いエレガントな佇まいをしっかりとまとっておりますね。
(JOHN LOBB)ジョン・ロブのスニーカーLEVAH(レヴァー)②

長きに渡って存在し続けるブランドであればあるほど、そこから生み出されるプロダクトにはしっかりとブランドとしてのアイデンティティを宿しているように感じますが、ジョンロブもまた、スポーツシューズとは言え、しっかりとジョンロブとしてのアイデンティティをプロダクトに宿しているように思います。
(JOHN LOBB)ジョン・ロブのスニーカーLEVAH(レヴァー)③

英国で生まれ、フランスの資本によって運営されているジョンロブ(パリ)のスニーカーであるレヴァーは、イタリアで生産されているようです。レザーの表情もジョンロブの革靴に恥じることない表情。ベルベットのような表情の「ベルベティーンカーフ」と呼ばれるオリジナルの素材だそうで、マットな質感がたまりません。
(JOHN LOBB)ジョン・ロブのスニーカーLEVAH(レヴァー)④

ところどころにレザーのパイピングがなされておりますが、ベロにはネイビーのパイピングが入り、デザイン上のアクセントになっております。
(JOHN LOBB)ジョン・ロブのスニーカーLEVAH(レヴァー)⑥

パウラ・ジェルバーゼ氏は、『スーツやデニムとも合わせられるものをデザインしました』とコメントしております。シンプルかつベーシックであるがゆえに、スタイルを受け止める懐の深さがあるのだと思いますが、クラシコイタリアに合わせたいと考えている私にとりましては、勇気がでるコメントです。(笑)
(JOHN LOBB)ジョン・ロブのスニーカーLEVAH(レヴァー)⑦

■クラシックファッションにスニーカーを合わせる
さて、前フリ記事として「クラシックファッションとスニーカー:前編」「クラシックファッションとスニーカー:後編」と言うテーマで記事をお送りしておりました。後編では、着こなしと言うセンスでクラシコイタリアとスニーカーのミックススタイルをつくり上げるのが難しいのであれば、新たなアプローチでその問題を解決すべしっ!と息巻いていたわけです。

なんとなく、その新たなアプローチが何であるのかをお分かりになった方もいらっしゃるかもしれませんが、私が考えたのは(と言うほど大したものではありませんが)、クラシコファッションに合わせやすいデザイン、雰囲気のスニーカーを買う!と言うことでした。(笑)

これまでのアプローチは、スポーティな”スニーカーありき”。そして、そこにスポーティさやカジュアルさを持つアイテムを合わせることで、全体のバランスを取ろうと言う方法です。しかし、クラシコイタリアのアイテムを使ったカジュアルな着こなしにあまり慣れていないせいか、失敗の連続であったことは既に述べた通りです。

そこで今回は、普段しているクラシコファッションな着こなしに合うであろう雰囲気を持つスニーカーを持って来たわけです。つまり、”普段のスタイルありき”。そこに、ジャケットやシャツに合わせる前提でつくり上げられたスニーカーを持ってくれば、より合わせやすいかなと言う単純な理論ですね。

そして、それらを踏まえて今回セレクトしたのが、長きに渡ってクラシックなメンズファッションの足元をリードしてきたジョンロブが満を持して送り出した、スポーツシューズながらもスーツなどに合わせることが出来る、ほど良いエレガンスを宿したレヴァーだったのです。

自らのセンスを磨くのではなく、物を買い足すことで課題を解決しようする姿勢にはお叱りも頂いてしまいそうですが、まずはここから始めたいなと。(笑)

実際、カプリシャツに白パン、足元はジョンロブのレヴァーを合わせてみましたが、これまでクラシコイタリアな装いにスニーカーを合わせることで感じていた違和感がなくなり、スッキリと心地良くスニーカーを楽しむことが出来ました。
(JOHN LOBB)ジョン・ロブのスニーカーLEVAH(レヴァー)⑧

ちなみにジョンロブのレヴァー、定価ですと税抜きでも10万円を超える大物です。いくらジョンロブとは言え、チャレンジ・スタイルにそんな大金を投資するのはリスキーですね。と言うことで、今回はたまたま見つけたセカンドハンドで状態の良いモノを運よくゲットした次第です。

引き続きこの手に入れた新たな武器で!?クラシックファッションとスニーカーと言うミックススタイルを、子供とのオフの時間に楽しんでまいりたいと思います!






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同じ考え方で!?ブリオーニのスニーカーなんかもありでしょうか。(笑)



クラシックファッションとスニーカー:後編

こんにちは!
本日は、「クラシックファッションとスニーカー:後編」と言うことでお送りしたいと思います。

それでは、ささっとまいりましょう。

■前編のおさらい
まず前編のおさらいですが、本来オン(仕事)の装いに比べて自由度が高いはずのオフ・スタイルにおける私個人の装いには、個人的な諸事情ゆえに、3つの高い壁があると言うお話を致しました。

それは、

①オン・スタイルに優先して資金を投入しているので、オフにまわせる予算が少ない上に、
②小さい子供と遊ぶ際にも、気兼ねなく着用出来ることが望ましく、
③オフの際に一緒に過ごす嫁さんから、新しい服ばかり買って!と詰められないようにする

ことが求められますねと。(笑)

そうしますと、オフの際に着用するクラシコイタリアな装いとしましては、必然的に過去にオンで使っていたけれど、最近は着用頻度が落ちたアイテムが中心になります。それに加えて、たまに破格のセールプライスで購入(嫁さんに購入を報告出来る・笑)したアイテムを組み合わせるなどして過ごすことになるわけです。

また、靴は装いにおける雰囲気に影響を与える重要なアイテムで、靴の色ひとつとっても履いている人の気分に影響を与えることだってあるわけです。よって、小さい子供もおりますので、オン・スタイルには用いることのないスニーカーを是非ともクラシコイタリアなファッションにミックスして新鮮な気分を味わいたい!、けれども下手なので出来ないと言う”悩み”を赤裸々に!?告白しておりました。(笑)

本日はここからスタートです。

■スニーカーの起源
さて、これまでもクラシコイタリアにスニーカーをミックスさせるスタイルにはチャレンジしてまいりました。例えばトップスにシャツではなく、ヘンリーネックと言ったスポーティな雰囲気を持つアイテムを合わせたり、デニムやヘリンボーン織りのアイテムなど、素材や表情にカジュアル感のあるアイテムを用いてバランスをとるなどして、”着こなし”でスニーカーを上手く取り入れられるようにしたいなと。

今回はこれまでとは異なる!?アプローチをすべく、まずは基本に返ってスニーカーとはなんぞや!?から調べてみました。と申しましても、得意のウィキペディア先生の登場です。

ウィキペディア先生によりますと、『スニーカー (Sneaker) とは、布製でゴム底の運動靴の一種』だそうです。その起源を遡りますとかなり古く、『1893年に、すでにキャンバス地にラバーソールの運動靴はボート競技のために発明されていた』そうです。つまり、皆さまご想像の通り、”運動靴”として開発されたようです。

ただ、『現代の「スニーカー」と呼ばれる形になるのは100年近く後の話である。』との記述がありますように、『アメリカでNBAが1976年にABAから4チームを迎え入れ、それを機に各靴メーカーが大々的にマーケットを広げた』そうで、ここから若者の中でスニーカーが流行り出したのだと。

スニーカーと言うと無条件に!?個人的にはアメリカをイメージしてしまうのですが、そんな直観は間違ってはいなかったようですね。

ちなみにスニーカーの語源としては、『靴底の堅い革靴と違い、柔らかい素材でできたスニーカーを履けば、後ろから音をたてず静かに忍び寄ることができるということから』、『英語の"Sneak"(忍び寄る)から派生している』のだとか。具体的には、『1916年、Keds社が販売の段階で「静かなクツ」ということをセールスポイントにし、そのキャッチフレーズの一部から産まれたものである。』そうですょ。
※『』内は全てウィキペディアからの引用です。

色々と書きましたが、やっぱりスニーカーは”運動靴”生まれ。当たり前ですが、もともとスポーツ/カジュアルよりのアイテムなわけです。

それこそ私がクラシコイタリアな装いにミックスさせるべく購入したディアドラは、1948年に登山靴メーカーとして創業し、その後スポーツ分野に進出して行ったというブランドの歴史がございますし、




1966年にアメリカのカルフォルニアにて生まれたバンズは、横乗り系スポーツの代表格でもあるスケーター達の間で話題となり、広まったカジュアルスニーカーのブランドです。
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更に、ニューバランスは1906年に偏平足などを治す矯正靴の製造メーカーとしてアメリカのボストンで生まれたシューズメーカーですが、抜群の履き心地を誇る同社のスニーカーがヒットしたのは、ランナーに提供したランニングシューズがきっかけだったと言います。つまり、起源こそ違えど、やっぱりそこには”運動靴”としての存在が見え隠れ致します。



結局、どのスニーカーもその起源を辿ると”スポーツ”と言う要素に行きつくわけですね。このスポーツを起源に持つスニーカーと、クラシックなファッションを上手くミックスさせるにはどうしたら良いのか!?

そのアプローチの1つが上述しましたように、スポーティまたはカジュアルな雰囲気を持つアイテムを合わせることで、スニーカーとのバランスをとると言う、”着こなし”によるミックス・コーディネートだったわけです。ただ、理論上は上手くまとまるはずなのですが、残念ながら私はうまくスタイリングすることが出来ませんでしたと。

■小さかったら、高く跳べ!
さて、私が子供の頃に、とあるCMで見た動画とキャッチコピーが今でも鮮明に頭の中に残っています。それは、

「小さかったら、高く跳べ!」

と言うコピーで、身長168cmの人がダンクを決めると言うものです。

当時、これを見た私は大きな衝撃を受けまして、決して高くない身長ながら、自分もダンクを決めたいとの思いで必死に高く跳べるように練習したものです。ちなみに、全盛期には野球のボールであれば調子が良い時はダンクが出来ましたが、バスケットボールはそもそも手に収まらず、結局出来ませんでした。。(笑)

さて、そんなカッコいいCMを持ちだしておいてなんですが、クラシコイタリアなファッションにスニーカーをミックスするにあたり、着こなしと言うアプローチでそれを克服しようと過去にチャレンジし、失敗してきたわけです。(笑)上手い人は本当に上手いのですが、何度試してもダメなんですよね。きっと私にセンスがないのでしょう。

ただ、小さかったら高く跳べばダンクが出来るように、スニーカーのミックススタイルを着こなしと言うセンスで克服出来ないのであれば、別のアプローチでそれを乗り越えれば良いわけです。解決策は決して1つではありません。

と言うことで、この度アプローチを変えてこの苦手分野を乗り越える方法を思いついたのです!それは・・・、

次回、お伝えしたいと思います!?(笑)









クラシックファッションとスニーカー:前編

こんにちは!
本日は、「クラシックファッションとスニーカー」と言うテーマでお送りしたいと思います。

本題の前に、お得な情報を1つだけ。昨日より粋な着こなしさんにてファイナルセール価格から、更に10%Offセールが期間限定で始まっております。さっとチェックしましたが、かなりお買い得だと思います。特に狙い目はルイジ・ボレッリでしょうか。秋冬物に行きたいところですが、これだけお特に購入出来る機会もあまりないと思いますので、是非チェックされてみてください!!

それでは、まいりましょう。

■オフ・スタイルにおけつ3つの壁
さて、正統なクラシック・メンズファッションと言えば、当然合わせる靴は革靴ですよね。私もオン(仕事)の際にスーツやジャケパンに合わせる靴は、当然ながら革靴です。職場の服装規定上は問題ありませんが、洒落者を目指してスニーカーを合わせるようなことはございません。(笑)

Sharonさんと出会ってからは”back to basics”ではないですが、まずはオンにおける基本となる着こなしをしっかりと身につけるべく、奇をてらうよりも基本的な着こなしを意識してきたつもりですし、スタイルの違いはあれど購入しているアイテムはシンプルでベーシックなモノが非常に多くなっております。
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これまで実践してきたオンにおけるシンプルでベーシックなスタイルは、今後も自身のスタイルとしてより洗練すべく、引き続きSharonさんや本Blog、インスタグラム(ID:NFLD_rm55)などで交流させて頂いている方々に学びながら、精進して行きたいと考えております。
basic_style_2016ss02

しかし、オンがあれば当然ながらオフもあるわけです。そして、このオフのスタイルと言うのがまたクセものでして!?、ある意味におきましてはオン以上に制約が多い状況となっております。

例えば特に大きい制約を挙げてみますと・・・、
・オフ・スタイルに充てる十分な資金が不足していること
・子供と一緒に過ごしても、”問題のない”スタイルである必要があること
・嫁さんに、新しい服買ったの!?と言われないスタイルであること(笑)

などがございます。少し詳しく説明しましょう。

もちろんオフの際にも”大人のエレガンス”を感じるようなエレガントなスタイルを目指したいと思ってはおりますが、上述しましたように第1の壁として資金面における問題がございます。私はオンに自分の軍資金の9割以上をつぎ込んでおりますので、オフのスタイルまで同じような上質さを求めることは困難なわけです。

仮に、奇跡的に軍資金があったとしても、小さい子供と遊んだり、一緒に過ごす際にはなかなか勇気がいりますね。遊べば汚れますし、抱っこなどのスキンシップをはかれば思いっきり服を引っ張られることも多々ございます。湧き上がるオイルマネーのような資金に支えられていればまだしも、汗水たらして働いて、必死の想いで購入した高額なアイテムを子供との時間に投入するほどの心の余裕は、残念ながら私にはございません・・・。(泣)これが第2の壁。

更に、第3の壁としましては嫁さんが立ちはだかります。オンであれば嫁さんと顔を合わせるのも朝晩のみ、しかも服を見られるのは一瞬ですので、あまり洋服に興味のない嫁さんから新しい服を買ったのか!?とつっこまれることもございません。しかし、オフのように一緒に過ごす時間が長い場合は、新しい服が増えますと、さすがに

「ナニソレ?」
「何にお金使ったの?」
「いくらだったの?」

と言う、某元知事が議会から追求を受けたような、厳しい質問が飛び交ってしまいます。私としましては、これはどうしても避けねばなりませぬ。。

よって、一緒に過ごすオフのスタイルとしましては、「嫁さん報告用」としてセールで格安で買ったカジュアルなアイテムや、過去にはオンで着ていたものの、最近は着用頻度が落ちたクラシコイタリアなアイテムをひっぱりだして着ているのが現状です。

私にとりまして、オフ・スタイルにおける3つの壁は結構高いのです・・・。

■オフ・スタイルにおけるクラシコイタリアなファッションの、悩み
本来オンよりも色々な意味で自由度が高いはずのオフ・スタイルですが、私の場合は上述しましたように、何かと制約が多いのですよと言うことを述べたわけです。

そのような中で、家族と一緒に過ごす際にも好きな服(クラシコイタリア)を着て、かつ子供と一緒に動いたり、遊んだりしやすいようにとディアドラやバンズ、ニューバランス等の”スニーカー”をこれまでも購入してきたわけですが、私自身がクラシコイタリアなアイテムにスニーカーをミックスさせるのがド下手と言う悲しき現実が・・・。(泣)

これまで購入したスニーカーであるディアドラはご近所散策用、バンズはカジュアルなスタイル用、ニューバランスは家の周りをランニングする用として絶賛活躍中でして、お洒落な皆さまのようにクラシコイタリアな服とミックスさせて活用できていないと言うのが現状です。

つまり、家族皆で出かける際にクラシコイタリアなアイテムで着飾ったとしても!?、結局足元はいつもの歩き慣れたローファーと言った具合に、毎度同じスタイルになってしまうのです。
ローファーサークル

以前も記載したかもしれませんが、靴はスタイルにおける雰囲気をつくるのに大きな影響を与える重要なアイテムですよね!?

先日インスタグラムで交流をさせて頂いている方がポストされた画像に『服装に制約がないとついつい茶系の靴を履いてしまいますが、久しぶりに黒靴を履くと気持ちが締まります。』と言った趣旨のキャプションをつけていらっしゃいました。

たかが靴、されど靴と言うことで、靴の色ひとつとってみても、着用される方ご本人の気分にまで靴の色が影響を与えることがある、と言う非常に分かりやすい例だと感じましたし、ファッションあるあるの1つだなぁと共感しておりました。

つまるところ、靴の色ひとつで気分が変わってしまうのであれば、革靴をスニーカーに変えた際には、ヴィジュアル面はもちろんのこと、気分的にも大きな変化があることは想像に難くありませんよね、と言うことが申し上げたいわけなのです。(笑)

と言うことで、オンでは十分に革靴を楽しんでおりますので、オフにおいてスニーカーを着用する”機会”があるのであれば、是非ともうまくスニーカーを好きなクラシコイタリアなスタイルに取り入れて楽しみたい、でも上手く取り入れることのできるセンスがない、と言うのが現在の”悩み”です。

ちょっと長くなってしまいましたので、残りは後編に譲りたいと思います。