スーツやジャケットの匂いとシワはこれでとる!?
こんにちは!
本日はこれからのシーズンにちょっと役立つ!?話題をテーマとして扱いたいと思います。
それでは、参りましょう。
■忘年会は「美味しさ」よりも「業態」が気になる!?
さて、いよいよ11月も本日が最終日と言うことで明日からは12月、今年最後の1か月に突入致しますね。12月と言う月を聞いた際に、ビジネスマンであれば真っ先に思い浮かぶ言葉の1つが!?、「忘年会」ではないでしょうか。
恐らく人気の高い飲食店であれば金曜日は既に予約で埋まっているような状態かと思われますが、服が好きな皆さんであれば、忘年会の開催場所で「どんな美味しい料理が食べられるのか!?」と言うことよりも、「匂いが出る業態なのか否か」と言う点の方が気になる方が多いのではないか、と想像致します。(笑)
私は以前、嫁さんがすき焼きを食べたいと言うので仕事帰りに家族で食べに行ったのですが、店を出た後に強烈な甘い匂いがジャケットを中心に付いていることに気付き、気分が落ちた経験がございます。(笑)
その強烈な匂いは、空気清浄機の真上に吊るし、数日ほど放置してやっと匂いが取れたように記憶しております。
やっぱりプロの方に聞いても、服好きの方に聞いてもスーツやジャケットは洗わない、クリーニングに出さないで済めば済む方が良いと、どの方も仰います。特に人体のフォルムに沿うようにしっかりとアイロンワークを行っているサルト物であれば余計に、洗わない方がベターであると。
洗ってしまいますと、素材(触り心地)や風合いの変化はもちろんですが、芯材への影響、また乾いた後のプレス一つで着心地が大きく変わってしまうことになるから、と言います。
と言うことで、そんな苦い!?経験もありまして、仕事などで会食が入っている場合には、どんな業態なのかをまず確認する。もし確認が難しければ、匂いがついても許容できるスーツやジャケットを着て行くようにしております。
そのような中で、先日「匂い」や「シワ」をとるのにとても良い方法を伺いましたので、本日は皆さまにご紹介したいと思います。
■歩く日本のファッション史!?
先日Sharonさんに伺ったのですが、その際、ファッション歴50年と言う大先輩であるSharonさんの顧客様とお話をさせて頂く機会がございました。
全くの偶然の出会いだったのですが、実はその方は大変な御方でして、それこそVANに始まるアイビー時代を過ごし、セレクトShopの元祖でもあるBEAMSのオープンもリアルタイムでご経験され、その後アローズを創業することになる重松氏が店長をされていた時代からBEAMSに出入りをしております。更に、今でも某百貨店をはじめ、各大手セレクトShopではVIPな扱いを受けていらっしゃるほどの御方なのです。
更に、日本のファッションの歴史はもちろんですが、アパレル企業の裏事情も含めてかなり業界に精通されていらっしゃいまして、驚くようなお話や、ちょっとBlogでは書けないような!?裏事情まで、大変興味深いお話を色々と聞かせて頂きました。
もちろんそう言った業界等に関する知識だけではなく、これまで着てこられた服、ご経験も私がお話をさせて頂いた方の中では群を抜いていらっしゃいます。その上財力も私などが足元にも及ばないほどに凄いので、買えないものはなく、買わない理由があるとしたら、「好みではない。」と言う一言に尽きるようです。。
そんな、私からしますと「歩く日本のファッション史」と言っても過言ではないようなご経歴を持った御方なのですが、実は買い物だけではなく、服や靴のメンテナンスも大好きだと言うことでした。
そこで、本日のテーマでもある、「スーツやジャケットについた匂いををとる方法」について、勇気を出して伺ってみたのです。そうしますと、素人であっても簡単に出来る方法をお聞きすることが出来ましたので、下記にてご紹介致します。
■これは簡単!3STEPでスーツやジャケットの匂いをとる方法
では、ご紹介したいと思うのですが、特殊な機材や技術が必要なわけではなく、恐らく日本のご家庭であれば誰でも簡単に出来る方法だと思います。
それでは、まいりましょう。
・STEP1
浴槽(風呂)に熱湯を注ぎ、風呂場内に蒸気を充満させます。
※浴室内の喚起等が切れる場合は、切った方が良いです。
・STEP2
熱湯を注いでいる最中からで良いので、匂いをとりたいスーツ、ジャケットを浴槽内に吊るして一晩放置します。
・STEP3
浴槽から取り出し、数日ほど陰干しをして、完全に乾かします。
以上です。
とっても簡単な3ステップ。皆さんのご自宅にある物で、誰でも簡単に出来ますよね!?
今ではスチームアイロンなんか人気ですが、言われてみれば基本的な仕組みはアレと一緒です。私も夏場で脇などに汗をかいた際には、当該個所にスチームをあて、その後空気清浄機の上に吊しておりました。
蒸気によって生地に入り込んだ匂いが取れるだけではなく、同時にシワも伸びるようで、リネン素材などですと肘あたりに出やすいシワも大分綺麗になるそうです。
事実、SharonオーナーのK氏も実践されていらっしゃるようです。例えば、イタリア出張などでスーツケースにスーツを入れて行くわけですが、イタリアに着く頃にはシワが入っていることも多々あるとのこと。そんな時は、同じようにバスタブに熱湯を注いで蒸気を発生させ、吊るしてシワをとると言うことでした。
ちなみに、プレスが強く入ってしまっている生地のスーツやジャケットなんかですと、潰されていた毛が根元から立ち上がるので、肌触りも向上するのだとか。
なお、注意点としましては、蒸気にあてて吊るした後には、生地が水分を結構含んでいたりするそうですので、陰干しで数日ほど放置し、水分をしっかりととることが大切なようですょ。
と言うことで、誰でもお手軽、簡単に出来る、スーツやジャケットの「匂い」と「シワ」の取り方のご紹介でした。
せっかくの忘年会、1年の労を労うと言うことで、どうせならお気に入りのスーツやジャケットを気兼ねなく着て行きたいものですね。その際、例え「匂い」が気になる業態での開催であったとしても、本日ご紹介した方法がきっと威力を発揮する!?と思われますので、是非服好きの皆さまも、お気に入りのスーツやジャケットを着て忘年会に参戦してみてはいかがでしょうか!?
私もお気に入りのスーツやジャケットに「匂い」がついてしまった際には、教えて頂いた方法を実践してみたいと思います♪