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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

最高の靴ずれ対策!?:バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用

こんにちは!
本日は、私が今年の夏に苦しんだ靴擦れ対策として最高の!?アイテムをご紹介させて頂きます。

もちろん今回は私自身でその効果を検証しておりますので、靴擦れ対策としての有効性は高い!?と個人的には思っておりますし、自信を持って皆さまにもおススメ出来るケアアイテムです。

それでは、まいりましょう!

■オシャレは我慢と言うけれど・・・
さて、「オシャレは我慢」とは言いますが、我慢出来ることと出来ないことってやっぱりあると思います。

例えば、盛夏時期におけるネクタイ。日本では暑い夏を乗り切るべく、クールビズを合言葉にノーネクタイであったり、ポロシャツであったり、時にはくるぶしを出してみたり。それぞれの属する企業やTPOを踏まえた上で、装いに対して暑さ対策を施しながら仕事を行っていらっしゃる方が多いと思います。

そのような中で、個人的にはネクタイが好きと言うこともありますし、仕事においては車移動が多いと言うこともあって、盛夏であったとしてもネクタイをして仕事をする日が比較的多いライフスタイルを送っております。もちろん暑いは暑いのですが、1日中外を歩かなければならないと言う日はありませんので、この程度であれば「我慢出来る」範囲です。

ところが、オシャレな靴を履いた際に出来てしまった「靴擦れ」は、私にとっては「我慢し難い」方のオシャレです。

基本的には既成靴を新しく購入し、自分の足に馴染むようになるまで我慢して履き続ける、通称「修行」と言われる期間も好きではないですし、「修行」をしなくては履けないような靴は、どうしても着用頻度が落ちてしまう傾向がございます。

今年の夏は、数年間欲していたグルカサンダルをようやく手に入れたのですが、とある夏の暑い日に、Sharonさんを通じて仲良くして頂いているお客さんに食事に誘って頂き、こんな格好で参加させて頂きました。
靴ずれ時コーデ①

マリオムスカリエッロのカプリシャツにインコテックスのコードレーンのホワイトパンツ。首にはネッカチーフを巻いて、足元にはジャコメッティのグルカサンダルと言うカジュアルなスタイル。もちろん事前にカジュアルなスタイルで参加させて頂きたい旨はご連絡済みでした。(笑)
靴ずれ時コーデ②

意気揚々と家を出たのは良かったのですが、地元の駅に着くころには、なんだが足に違和感を感じていたわけです。

指の付け根やかかとがちょっと痛いな・・・と。

それでも”気づかないフリ”をしていたのですが、待ち合わせ場所の最寄り駅に到着する頃には「激痛」に変わっており、思わず駅員さんにバンドエイドを数枚頂き、擦れて赤くなった箇所に貼っている私がいたのでした。。

実際、一緒に食事をさせて頂いたお客様からも「rm55さん、歩き方がぎこちない。」と指摘を受けてしまうほど、歩行にも影響が出てしまう位の「激痛」で、お恥ずかしい姿をさらしてしまいました。(泣)

ただ、一緒に食事をさせて頂いた方のうち1名がデキルお医者様でして、その方から教えて頂いたケアアイテムが本日ご紹介させて頂く、ジョンソン&ジョンソンの「バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用」なのです!

■ジョンソン&ジョンソン バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用
嫌な思いをした靴と言いますのは次回履くまでの期間をあけてしまいますと、どうしても手が伸びにくくなってしまいます。。よって、今回は早々に教えて頂いた対策アイテムを購入し、トライすることと致しました。

ドラッグストアに行きますと、夏期は素足などでサンダルやローファーを履かれる方も多くて需要があるのでしょうね。結構目立つ位置に、大きな面積をとって販売をしておりました。
ジョンソン&ジョンソン バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用_①

このキズパワーバッド。大きく下記3つの特徴があるようです。
①キズを早く治す
②傷跡を残さず、綺麗に治す
③痛みを和らげる

個人的には靴擦れ対策としてバンドエイドに求めるのは③なのですが、女性であれば②は魅力的ですし、薬と併用することで更に①キズが早く治るのであれば嬉しいですよね。

このキズパワーパッド、公式HPを見てみますと「モイストヒーリング」と言う治療アプローチを採用しているようです。
ジョンソン&ジョンソン バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用_②

もともと、『キズは消毒して、乾かして、かさぶたを作って治すという考え方(=ドライヒーリング)』が主流であったのに対して、『近年、自然治癒力に着目した、「キズをしっかり覆い、潤い(体液)を保ってきれいに治す」』と言う、モイストヒーリングの考え方に注目が集まっているのだとか。

この、『キズをしっかり覆い、潤い(体液)を保ってきれいに治す』と言うモイストヒーリングの考え方を取り入れているのが、キズパワーパッドだと言うわけです。

試しに1枚取り出してみますと、幼い頃からお世話になり、見慣れたロゴである「BAND-AID」の文字が。
ジョンソン&ジョンソン バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用_③

中身はこんな感じです。肌に貼っても目立ちにくい肌色であることはバンドエイドの特徴ですが、こちらも例にもれず目立ちにくい色合いです。キズパワーパッドを貼ってグルカサンダルを履くと当該箇所は完全に隠れてしまいますが、ローファーを素足で履かれる方やヒールなどを履く女性には目立たないのは嬉しいポイントですね。
ジョンソン&ジョンソン バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用_④

また、外側は普通のバンドエイドよりも粘着力が高そうなポリウレタンフィルムになっており、キズ口にあてる個所は『皮膚にぴったりくっつくための粘着剤(疎水性ポリマー)と、水分を吸収・保護するハイドロコロイド粒子(親水性ポリマー)』で出来ているそう。ちなみに、キズ口に当たる部分はキズ口から出る体液を吸収し、貼った後には少し膨らみます。
※『』内は公式HPより引用
ジョンソン&ジョンソン バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用_⑤

患部に貼るとこんな感じです。ピタッと貼りついて、何かを貼っていると言う感覚さえありません。
バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用_装着後①

このキズパワーパッドを貼った状態で、こんな格好や、
バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用_装着スタイル①

バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用_装着スタイル②

あんな格好。
バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用_装着スタイル③

バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用_装着スタイル④

そんな格好など
バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用_装着スタイル⑤

バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用_装着スタイル⑥

キズパワーパッドの効果を確認すべく、短時間利用を前提として何度か貼ったままグルカサンダルを履いてみました。

すると、かなりしっかりと吸着しておりますので履き終わった後もご覧の通り。多少周辺の皮膚が赤くなっておりますが、こんな状態でズレていません。しかも、履いている際も痛みなどが一切出ませんでした♪
バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用_装着後②

もちろん新たに靴擦れになる事も無く、安心してグルカサンダルを堪能することが出来たわけですね。

ただ、上述しましたように患部に当てる個所にも粘着剤(疎水性ポリマー)がついておりますので、傷口が開いている状態で無理に剥がそうとするとちょっと痛いです。その場合は、無理に剥がさずに付けたままの方が良いですね。

なお、貼る際に空気などが入ってしまったり、皮膚にしっかりとバンドエイドが吸着していない状態で靴を履いてしまいますと、履いている際にズレが発生してしまって痛みが多少出る場合がありますので貼り方には注意が必要です。

とは言え、キズパワーパッドの原型は、もともとマメや靴ずれで苦しんでいたスウェーデンの軍隊の兵士たちのために開発されたと言う経緯を持っています。つまり、軍用アイテムだったわけですね。よって、適切に使えば上述の通り高い効果を発揮しますので、夏に軽装で遊び過ぎて靴擦れに苦しんでいる方にはおススメです。

私もこれからは夏の必須アイテムとなりそうですので買い貯めし、グルカサンダルを履く際はもちろんですが、出かける際には2、3枚ほど携帯して出かけるようにしたいと思っています。教えて頂きましたU医師、ありがとうございましたっ!!







壁面を収納化!:上下カーテン付き突っ張り頑丈ハンガーラック

こんにちは!
この度、収納力を大幅に強化すると言う、禁断の秘儀にとうとう手を出してしまいました。。本日はこの収納力を強化するに至った背景やそれに投じたアイテムをご紹介したいと思います。

それでは、まいりましょう。

■禁断の秘儀を使うのは何回目!?
さて、私の服の購入の歴史は、「服の収納をいかに行うのか」と言う課題と常に共にあったと言っても過言ではありません。

と言うのは冗談にしても、これまで私が購入してきた服を一体どうやって収納しているのか!?について不思議に思われた方は少なくないと思います。

当然ですが、新たに購入した服を収納する方法は限られております。

・既存の収納スペースを空ける(既存の服を処分する)
・新規に収納スペースを増やす

この2つ以外は考えることが出来ません。そして、これまでは既存の服を処分することはしても、「処分すること」と「新規で購入すること」とのスピードがアンバランスであったがために、どうしても収納を増やさざるを得なかったわけです。それでも私自身、どこかに後ろめたい思いがあるからか、その収納を増やす方法もどちらかと言うと中途半端なアプローチであったと反省しております。

それは、例えば「おススメの洋服ハンガーラック(2段)はコレ!」と言う記事でご紹介差し上げたハンガーラックの購入であったり、「収納を増やす!?禁断の秘儀:ドアハンガー(折りたたみ式)」で取り上げましたドアハンガーであったりと、本質的な対応策と言うよりは、小手先の応急処置的対処に他ならないわけです。

もちろんそんな応急処置的な対処が物事を大きく改善するに導くことなはく、やはり私の服はクローゼットから溢れたままであることが常態化していたわけです。。そして、この混沌とした状況をどうにかしなければ!と言う思いが奥歯に物が挟まったかのように、常に課題として頭をもたげておりました。

このような中で、現在私が服を収納する部屋として”使わせて頂いている”のは、将来の子供の部屋。。既に子供部屋は1つあるのですが、成長したら2人の子供に別々の部屋を設けてあげたいと考えるのが親心。

とは言え、小学生位までは同じ部屋でも問題ないかなと言う甘い考えもあり、それまでは服の収納を考える!?猶予期間として私に与えられていると勝手に思っておりました。そして念のため、そう言った認識に相違がないかを嫁さんに確認したところ、特段異論がありません!でしたので、それではっ!と言うことで一気に溢れ出した服を収納すべく、課題解決を試みたわけです。

■壁面を収納化
そこで今回抜本的な!?収納力の不足を補うべく選んだ方法が、”壁面を収納化する”と言う、夢のようなお話。具体的には、現在服の収納に使っている部屋を子供部屋として明け渡すこれから数年の間、”仮設的な”ウォークインクローゼットを作って衣裳部屋にしてしまおう!と言うもの。
上下カーテン付き突っ張り頑丈ハンガーラック_①

あくまで子供部屋として利用を開始する数年間だけの”仮設”ですので、かける”コストは出来るだけ低く”。それでも、数年間は使うわけですから一定の”耐久性”は必要ですし、愛する服を収納しますので、ある程度の”堅牢性”を備えていることが望ましい。

そんな「コスト」と「耐久性」「堅牢性」と言う要件を踏まえて今回が私が選びましたのは、これまでも多々お世話になってきたDinosの「上下カーテン付き突っ張り頑丈ハンガーラック」です。
上下カーテン付き突っ張り頑丈ハンガーラック01
※Dinosさんの公式サイトより拝借致しました。

まず、上述しましたように仮設ですから出来るだけコストを低く抑えたいわけです。コストを抑えつつ、一定以上の収納力を求めようとしますと、恐らく「ハンガーラック」が最も適切な手法の1つのように思います。

既存のクローゼットを購入したり、常設のウォークインクローゼットを新たに造ろうとすると、やっぱりそれなりのコストがかかってしまうことは否めません。しかしながら、この「ハンガーラック」タイプであれば、1~3万円前後で大きな収納力を手に入れることが出来てしまうわけです。

ただ、この「ハンガーラック」を選んだ場合に懸念されるのが、「耐久性」や「堅牢性(頑丈さ)」と言った点ですよね。スーツやジャケット、コートなんかをかけていきますと結構な重さになりますし、日本に住んでいる以上地震などのことも頭の片隅に入れて選定する必要がございます。

そして色々と私なりに調べた結果、今回の私の要件を満たした上で”ベスト”だと判断したのが、Dinosの「上下カーテン付き突っ張り頑丈ハンガーラック」だったわけです。

総耐荷重はロータイプ・超ワイドのもので約231.5kgと、200㎏を超える耐荷重を実現しており、更に第三者機関による耐荷重試験もしっかりと行い、クリアしていると言う安心感。
上下カーテン付き突っ張り頑丈ハンガーラック02
※Dinosさんの公式サイトより拝借致しました。

子供などの人が常にいる部屋ではありませんが、どうせ買うなら仮設とは言え、「耐久性」や「堅牢性」はしっかりと確認し、安心して導入したいところです。

と言うことで、ご覧のような何もなかった壁面を”収納化”すべく、「上下カーテン付き突っ張り頑丈ハンガーラック」を購入し、先日設置して頂きました(※)。
上下カーテン付き突っ張り頑丈ハンガーラック_②
※組み立てサービスは別途費用がかかりますが、結構な大物なのでお願いしたほうが楽ですね。

■DINOS 上下カーテン付き突っ張り頑丈ハンガーラック
導入後はこんな感じ。決して広い部屋ではないので後ろに引けずに若干見にくいのですが、ジャケット、またはパンツなど丈の短いものはもちろん、スーツやコートと言った丈の長いものも大量に収容可能です。
上下カーテン付き突っ張り頑丈ハンガーラック_③

今回は奥行が53㎝のもの(※)を選びましたのでそこそこの身幅がある紳士のドレスウェアでも十分に余裕をもって掛けられますし、更にカーテンが付属していますので、ホコリや日焼け対策にも便利です。
※他にも奥行サイズ違いなどアリ
上下カーテン付き突っ張り頑丈ハンガーラック_④

上段の棚にはシーズン中に利用頻度の低い靴や服などを置き、衣替え時に入れ替えるように考えております。
上下カーテン付き突っ張り頑丈ハンガーラック03
※Dinosさんの公式サイトより拝借致しました。

これで長年悩んでいた!?服の収納問題がいっきに片付き、かつ収納スペースにも余裕が出来ました!

よって、スーツやジャケット同士がクローゼット内でくっつくきすぎてラペルが潰れてしまう心配もなくなりましたし、今後購入する(かもしれない)新しい服の居場所も確保でき、大満足です!(笑)

最近は服の保管サービスなども充実してきておりますが、とりあえず子供に部屋を明け渡すその日まで、この状態でしっかりと服を収められるように”努力”をしつつ、「Xデー」後のことも考えていきたいと思います。。

収納が足らずに困っている方は、是非チェックされてみてはいかがでしょうか!?低コストながら、大幅な収納力の強化が手軽に実現出来ますのでおススメですよ!







自分と異なる意見から学ぶ

こんにちは!
本日は「自分と異なる意見から学ぶ」と言うテーマで、コラム的にお送りしたいと思います。

と、その前に少しだけお得な情報を。

現在ファイナルセールを開催している粋な着こなしさんでは、2017年AWの新作がポイント10倍(10%Off相当)になっていることは以前お伝えした通りです。

そのような中で、これからAW新作の本番!?と言う時期に、なんとImport select Piediさんでは、新作が20%Offになるクーポンを期間限定(8月31日迄)で発券中です!しかも全品対象の2000円オフクーポンと併用可能!?と言う太っ腹具合。

いよいよこれから2017年AWの新作を買っていこう!と言うタイミングで”20%Off+2000円オフ!”と言うのは衝撃でしたが、お安く買えることにこしたことはございませんので、気になる方は是非チェックされてみてください。ちなみに、最近人気のデ・ペトリロなども対象でした!

と言うことで、それでは本題にまいりましょう。

■言論の自由
さて、突然ですが、私たちが住んでいる日本においては憲法にも規定されております通り、「言論の自由」が認められております。その「言論の自由」とは、Wikipediaによれば

『検閲を受けることなく自身の思想・良心を表明する自由を指す。自由権の一種である。』

とされております。つまり、基本的には自分の考えや思ったこと、感じたことなどを誰から制限を受けるでもなく、自由に表現できると言うことですね。もちろん本Blogもその「言論の自由」に基づいて、趣味とは言え、素人である私個人の考えや感じたことを自由に表現、発信しているわけです。

もちろん、なんでも自由!と言うわけにはいきません。「言論の自由」が保障されていても、『濫用すると、名誉毀損罪・侮辱罪に抵触する恐れがあり』とありますように、一定の制限と言いますか、条件も存在します。

少し前に、事実ではないことをあたかも事実かのようにインターネットに書き込んだと言うことで逮捕されたと言うニュースがありましたが、「言論の自由」はあれど、最低限のルールは存在するわけですね。

我々日本人からしたら当たり前過ぎて考えもしないことですが、お隣の国である中国では、インターネット上の閲覧、書き込み等にたいして検閲が行われていることはご存じの通り。今年の10月1日からは、『インターネット上のコメント書き込みについて、利用者の実名登録などを義務づける規定』となったことを先日Yahoo!のニュース記事で拝見しました。
※『』内は記事元より引用

このような国も存在する中で、Blogの執筆に限らず、例えば仕事であっても、友人との会話であっても、我々日本人は憲法上保障をされている「言論の自由」をベースにして様々なコミュニケーションを日々行っているわけなのですが、個人的にとても大切にしていることの1つが、「自分とは異なる意見を持つ人」の存在です。

もちろん自分と同じ考え方や価値観を持っている方とコミュニケーションを行う方が”心地良い”ですし、ある意味においては”楽”なのですが、自分とは異なる視点、視野、視座を持って建設的な話をされる方と言うのは、自身の考え方の幅を広げてくれるきっかけともなりうる、重要な存在だと思うわけです。

■プロによるファッション指南
ところで先日、「オシャレなダディに早変わり! 服の買い方、選び方」と言う記事を拝見しました。

これは、働くママ&パパに役立つノウハウ情報サイトである日経DUALさんの記事として配信されており、今回は「パパの休日ファッション」をテーマに、『日本で最も支持されているメンズファッションアドバイザー、MB(エムビー)さんを講師に迎え』て、御洒落の指南を行うと言うシリーズものの第3回目。
日経DUALトップページ
※日経DUALさんのトップページより拝借しました。

私は1週間7日のうち5日間はビジネスファッション(ドレススタイル)をしておりますので、そちらはだいぶ慣れてきましたが、残り2日間である休日のスタイルについては今だ苦手意識が抜けきりません。と言うことで、そんな「パパの休日ファッション」をテーマに服の買い方、選び方を指南したこの記事に興味を持ち、拝読したわけです。

その詳細は記事本文をご覧頂きたいのですが、ポイントとしては下記の3点。

目指すべきゴール:オシャレで渋い、大人の男性
ポイント①:コーディネートは2カ所をドレス、1カ所をカジュアルに
ポイント②:アクセサリーはやり過ぎに注意
ポイント③:バーゲンなどのセール品に惑わされないこと

記事本文のサブタイトルをそのまま持ってきましたが、「オシャレで渋い、大人の男性」を目指すのであれば、着こなしにおいては①ドレスよりのアイテムを多めに用いて、②アクセサリーはじゃらじゃらさせずに、③セール品に惑わされず服を買うのが良いとしております。

そもそも記事の対象がファッション初心者と言うことのようですが、この記事の中では「確かに!」と共感する部分もあり、また一方で「本当にそうなのか!?」と感じることも多々ございました。

もちろん文章と言うのは伝えたいこと、主張したいことがが2、3個あって、それ以外はその主張を支える枝葉のようなものですから、その枝葉についてどうこう言うのはナンセンスだと思うわけですが、個人的にはMBさんの最も重要な主張!?である、『コーディネートは2カ所をドレス、1カ所をカジュアルに 』と言う部分に異論を持ったわけです。

■自分と異なる意見から学ぶ
では、rm55はどう思っているのか!?と言いますと、MBさんとは真逆である!?「スタイル、トーンを揃える」ことが、”オシャレで渋い、大人の男性”になるためには重要ではないかと今は感じているのです。

もちろん思考面であったり、人間としての魅力であったり、目指すべきゴール設定を異にすれば、他にもっと重要なことがあるように思うわけですが、仮に「オシャレで渋い、大人の男性」を目指すべきゴールとした場合には、「スタイル、トーンを揃える」方が近道ではないかと。

MBさんの『コーディネートは2カ所をドレス、1カ所をカジュアルに 』と言う指南は、ある意味においてミックススタイルを目指すべきだとも取れますし、それが御洒落であると言うようにも聞こえます。

ただ、個人的にドレス、カジュアルともに色々と迷走してきた中で今感じていることは、基本に忠実であることがまずは「カッコいい」のファーストステップではないかと思っているわけです。つまり、「様々な要素をミックスする」のではなく、「1つの要素でスタイルをつくる」と言うことですね。

私もミックスは下手なりに好きですし、カッコ良いと思っています。ただ、個人的にはミックスをするスタイルと言うのは応用であり、基本の後でも良いのでは!?と言う考えを持っております。

特に、対象を初心者としているのであれば尚更で、ドレスとカジュアルをミックスさせるよりも、”ドレスならドレスでまとめ”、”カジュアルならカジュアルで揃える”方が簡単ですし、違和感が出にくいと思うのです。

ところで、こういった表で出てくる意見、主義・主張の根本には必ず「思想」や「価値観」があると思うのですが、MBさんのファッション理論の根底を探っていくに、私と根本的に異なる思想を持っていると感じさせる文章がありました。それが、
MB氏.
※MB氏。記事元より拝借致しました。

『そもそもファッションって、差別化できることが価値なんです。他人と違うから評価される』
※『』内は元記事より引用

と言うもの。確かに差別化にファッションにおける価値を見出すのであれば、皆と同じであったり、基本のスタイルである、”ドレスならドレスでまとめ”、”カジュアルならカジュアルで揃える”と言う発想は出てくるはずもないなと、個人的には一人で納得したわけです。

ちなみに私は「自分なりのスタイルを持つことがファッションの価値」だと言う考えです。それがたとえ普通であったり、他人と同じであったとしても、これが自分のスタイルだと言えることが大切かなと。

とは言え、私も物心ついたころからファッションが好きであった人間です。よって、ファッション初心者と言うには時間と金を使い過ぎて来たように思います。よって、自身のカッコ良いと今感じている「スタイル、トーンを揃える」と言うベーシックなスタイリングから1歩枠を広げ、MBさんお仰る『コーディネートは2カ所をドレス、1カ所をカジュアルに』と言う指南を取り入れた休日スタイルにも是非トライしてみよう!と思うでした。

なお、「ユニクロだけでカッコよく! オシャレの基本を知る」と言う、MBさんのファッション指南の第1回目の記事など、改めて自身の知識を整理出来たり、学びとなる内容も豊富にありましたので、気になる方は是非記事をチェックされてみてはいかがでしょうか!?

例えご自身と異なる意見であったとしても、何か得るものがあるかもしれませんよ!?






MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツを購入!

こんにちは!
本日は、先日ご紹介差し上げましたレ・スパーデに続き、シーズンの後半で購入したアイテムをご紹介したいと思います。

最近はシーズン当初に買うジャケットやスーツによる財務的ダメージが大きいため!?どうしてもシャツやパンツなどのアイテムはシーズン前半には購入品を絞ったり、断念をせざるを得ない状況です。それでも今シーズンは後半にも拘わらずマイサイズが残っているアイテムがありましたので、思い切ってワードローブに加えておきました。
MONTESARO(モンテサーロ)のワイドカラー ストライプシャツ②

それでは、最初に実物をご覧頂き、最後に着用イメージをお伝え出来たらと思います。

■MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツをご紹介
この度ワードローブに追加しましたのは、自身初のモンテサーロのコットン×リネンシャツです。モンテサーロは私が吊るし(既製品)の中で今一番気に入っているカミチェリアなのですが、これまではコットン素材のドレスシャツしか購入しておりませんでした。
MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツ_①

ただ、リネンやウール×シルク×リネン等のジャケットに合わせるならコットン×リネンの素材感の方がフィットすると言う私自身の感覚により、今年のセールではルイジ・ボレッリのコットン×リネンのシャツを3枚も購入しておりました。それが、実際にかなり使える!と言うことを身を持って実感したのです。
LUIGI BORRELLI (ルイジボレッリ)のコットン×リネン ストライプシャツ_ブラウン⑤
※今年のセールで購入した、ルイジボレッリのコットン×リネンのストライプシャツ

実際自身のインスタグラム(ID:NFLD_rm55)では、かなりの頻度でセールで仕入れたボレッリのコットン×リネンのシャツを夏場の装いに用いているのですが、清涼感溢れる表情に加えて、上記素材のジャケットとの親和性の高さや、サラッとした肌触りがお気に入り。ここまで良いのであれば、お気に入りであるモンテサーロのコットン×リネンのシャツを買わない理由はないなと。
ルイジボレッリのコットンリネンシャツ_着用イメージ①
※上記はルイジボレッリのコットン×リネンシャツ

ルイジボレッリのコットンリネンシャツ_着用イメージ②
※上記はルイジボレッリのコットン×リネンシャツ

このような中で、モンテサーロのコットン×リネンのシャツはことごとくマイサイズが完売。その中で唯一!?残っていたのが、今回購入したマイクロストライプのシャツだったわけです。ストライプの色合いが強くないので、遠目にはサックスの無地にも見えるかもしれません。
MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツ_②

Sharonさんではモンテサーロのパターンに改良を施しており、フィット感や運動性能がより向上している点も気に入っている大きな理由の1つです。以前MTM(パターン・オーダー)にもチャレンジしましたが、着心地だけとれば、吊るしであってもかなりMTMに近い感覚がある(※)ように思います。
MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツ_③
※私の体型の場合

この表情。コットン×リネンならではの清涼感に溢れております。ボレッリのコットン×リネンに比べると5%ほどリネンが多く、35%がリネン。それでもボレッリよりも柔らかい表情があり、実際に肌さわりがとても柔らかくてサラッとしているので、気温が高い日や湿度が高い日であっても心地よく過ごすことが出来ます。
MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツ_④

先がすぼまった台形カフ。私が所有する中ではジ・イングレーゼとモンテサーロのみに見られるデザインです。あまりに気に入っているので、シブミでス・ミズーラ(ビスポーク)しているシャツにも取り入れて貰ったことは、既にお伝えした通りですね。
MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツ_⑤

白蝶貝の釦にザンパテグリアート(鳥脚付け)。生地との相性も抜群です。
MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツ_⑥

前立ての一番下の釦ホール(※)は横になっています。正直、あまり実感したことはないのですが、こうすることでシャツをパンツにタックインした際にも、左右の身頃のよじれが無いようになるのだとか。多くのシャツメーカーでも採用されているディティールの1つですね。
※一番上の釦ホールが横になっているのは、上下の動きを封じてネクタイのノットが崩れることを防ぐため
MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツ_⑦

襟はフラシ芯で柔らかい風合いながら、ビシッとした雰囲気を出したい方のためにカラーキーパーもついてます。もちろん私は外してしまいますけれど・・・。フラシ芯は柔らかい風合いだけではなく、首周りの心地良さにも影響するのですが、アイロンがけが若干難しい・・・。私はどちらかと言うと、フラシ芯の襟のアイロンがけは苦手な方です。(泣)
MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツ_⑧

■着用イメージのご紹介
それでは最後に実際の着用イメージをご紹介しておきます。まずはこちら。ソリートのウール×モヘアのベージュのジャケットに、e.g.カペッリのリネンタイを合わせました。シャツがコットン100%ですと、もう少し主張するのですが、リネン混ですと程よい柔らかさが生まれてジャケットとの馴染みも良いように感じます。
MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツ_着用イメージ①

ちなみに合わせているパンツは、少し前にご紹介したレ・スパーデのネイビーのウールパンツ。ベージュのジャケットにも合わせやすいですね。
MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツ_着用イメージ②

もう1つは、同じくソリートのブラウンベースのチェック柄ジャケットに、こちらもe.g.カペッリのシルクのプリントタイを合わせて。ちょっと襟もとが白飛びしちゃっていますが、フラシ芯の襟にはアイロン掛けによるシワがよってしまうことが(私の場合)多々ありますので逆に良いかもしれません。(汗)
MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツ_着用イメージ④

こちらも同じレ・スパーデのネイビーのウールパンツを合わせました。全体的にちょっと色味が濃い分、シャツとタイの柄で爽やかさを意識した感じでしょうか。
MONTESARO(モンテサーロ)のコットン×リネン マイクロストライプシャツ_着用イメージ③

と言うことで、念願であった!?モンテサーロのコットン×リネンシャツのご紹介でした。

シャツもだいぶバリエーションが増えてきましたので、その日の装いに合わせてある程度”選ぶ”ことが出来るようになってきたように思います。着用回数が減れば長持ちもしますので、これからも大切に着ていきたいと思います。
※まだシャツのサイズはありましたので、気になる方はSharonさんのオンラインShopをチェックされてみてください。






お酒を飲むように香りを楽しむ!?:Fragrance Cocktail by Bar KEIZ & LAYERED FRAGRANCE

こんにちは!
最近「香り」と言うものに妙にこだわりを持ちはじめたrm55です。

本日は、そんな香り初心者である私が気に入っているLAYERED FRAGRANCE(レイヤードフレグランス)から最近登場した、ちょっと新しい!?切り口のディフューザーをご紹介出来ればと思います。

それでは、まいりましょう。

■FRAGRANCE meets Cocktail
さて、レイヤードフレグランスと言えば、香りを軸として香水やディフューザーなどのフレグランスアイテムはもちろんこと、柔軟剤などのアイテムも展開している人気のフレグランスメーカーです。

私もこれまで「香りで柔軟剤を選んでいませんかっ!?」と言う記事や「香りでおもてなしっ!?」と言う記事にてレイヤードフレグランスのアイテムを度々ご紹介差し上げてきており、今でも個人的に愛用している大変お気に入りのブランドです。

このような中で、この度リキュールやスピリット、そしてワインなどのお酒にインスピレーションを得て、レイヤードフレグランスから新しく発売されたフレグランスがあることを知り、トライしてみることにしました。

なお、その商品を手掛けたのはTVなどへのご出演もされていらっしゃると言う、フレグランス・プロデューサーの石坂将氏。2年前にご自身で白金にオープンさせたと言うBarの運営をする中で、

『お酒は舌で感じるものではなく、鼻で楽しむもの。バーのお客様が楽しんでいるお酒をインスピレーション元にした空間の香りを作ったら面白いのでは?』

と考え、そんな遊び心溢れるプロジェクトから生まれたのが、本日ご紹介差し上げます「Fragrance Cocktail by Bar KEIZ & LAYERED FRAGRANCE」なのです。

私は大酒飲みではないのですが、お酒は大好きですし、人並み程度には飲むことが出来ますので興味を持ったわけですね。ただ、個人的にはお酒はビールや焼酎、ウイスキーと言った甘くないお酒が今は好みで、どちらかと言うと香りのアイテムも甘さよりは爽やかさ、フレッシュ感の強い方が好きなのです。

よって今回は”カクテルにインスピレーションを得ている”と言うことでその点が心配だったのですが、これまでのレイヤードフレグランスの香りのつくり方が個人的にはツボだったので、まずは試してみることにしたわけです。

■Fragrance Cocktail by Bar KEIZ & LAYERED FRAGRANCE
今回はパッケージづくりから非常に凝っておりました。まさかこの中にディフューザーが入っているとは思えないような、カクテルを想起させるデザイン。
Fragrance Cocktail by Bar KEIZ & LAYERED FRAGRANCE_①

石坂氏の運営する白金のBarとのコラボレーションとのことで、Barの名前である「Bar Keiz」の文字がパッケージにも入ります。
Fragrance Cocktail by Bar KEIZ & LAYERED FRAGRANCE_②

今回選んだ香りは大学生の頃に好きだったライチリキュールなのですが、そんなライチリキュールそのものをモチーフにしたような、遊び心あふれるデザインのボトルが入っていて驚きました。あの頃の甘酸っぱい!?記憶が蘇ります。(笑)
Fragrance Cocktail by Bar KEIZ & LAYERED FRAGRANCE_③

お酒をあまり飲まれない方ですと、お酒かと勘違い!?してしまうほどの完成度の高さです。
※前面にはディフューザーとの文字がしっかりと入ります。
Fragrance Cocktail by Bar KEIZ & LAYERED FRAGRANCE_④

バーがあるご家庭であれば、思わずそこに置きたくなってしまう雰囲気がありますね。
Fragrance Cocktail by Bar KEIZ & LAYERED FRAGRANCE_⑤

実際に設置してしますと、ライチの甘くフレッシュなジューシーさを感じる香りがふわっと広がります。これまでのナチュラルでフレッシュな香りに比べますと、甘みが強めの香りです。
Fragrance Cocktail by Bar KEIZ & LAYERED FRAGRANCE_⑥

室温が高いと甘さがやや気になるのですが、冷房などがしっかりと効いた部屋の中ではまさにBarでライチリキュールを楽しんでいるかのような雰囲気となり、香りと室温との関係性に新たな気づきも。ボトルデザインも秀逸ですが、ほんのりピンクかがったディフューザー本体が香りだけではなく、ビジュアル的にも大人な空間演出を提供してくれそうですね。
Fragrance Cocktail by Bar KEIZ & LAYERED FRAGRANCE_⑦

甘い香りが好みの方には特におススメですし、そうでない方も、気温が下がる秋から冬にかけては爽やかなフレッシュさとは異なる魅力を持つスウィートな香りにチャレンジするのは良いかもしれません。

ちなみに、現在は”新発売記念”と言うことで今だけ30%OFF価格(4860円→3402円(税込))になっておりました!また、スーパーセールやお買い物マラソン等の楽天のイベント時には値下げやポイントアップがあったり、割引クーポンなどを配布していることがありますので、気になる方はそういった機会を逃さずに活用されるとお得に購入できますよ。

と言うことで、お酒(カクテル)が好きな方、また香りで異性を口説きたい方は、是非トライされてみてはいかがでしょうか!?!(笑)思わず見せたくなるようなボトルデザインですので、インテリアの1つとして会話のきっかけにも使えそうですね。






Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ ネイビーウールパンツ(2017SS)を購入!

こんにちは!
本日はシーズンの後半に購入し、まだご紹介差し上げていなかったアイテムを取り上げたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■Le Spade(レ・スパーデ)の唯一無二!?
さて、この度購入しましたのは、私にとっての吊るし(既成服)パンツ部門のエースであるレ・スパーデのドレスパンツ。ナポリで1世紀以上に渡ってパンツを作り続けてきたと言う職人家であるモーラ家が送り出す既成品のレーベルです。その最大の特徴の1つが、モーラ家の職人であるパスクワーレ・モーラ氏自らが1針1針、手縫いにて仕立てていること。

このレ・スパーデですが、他の吊るしのパンツブランドはもちろん、ス・ミズーラ(ビスポーク)やMTM(パターン・オーダー)のパンツを多少なりとも経験させて頂いて来た中で私が感じている魅力、それも”唯一無二”のものだと考えている点が2つあります。

1つ目は、手縫い感溢れるビジュアルに宿る独特の風合い。

2つ目は、座った時に感じる、優しい心地良さ。

・手縫い感溢れるビジュアルに宿る独特の風合い
まず、レ・スパーデをお持ちの方はもちろん、当Blogにてこれまで私の購入品をご覧になってこられた方はお分かり頂けるかと思いますが、レ・スパーデにはこれでもかっ!と言うほどの手縫いのステッチが随所に施されております。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ_2016SS③

見方によっては”雑”に見えるのですが、このステッチには一定の独特のリズム感を感じており、妙に”アジ”があるのです。実際にパスクワーレ・モーラ氏が手縫いをしている動画を拝見したのですが、机の上に腰を掛けて談笑しながら、(私からしたら)高速かつリズムよく針を走らせる姿がとても印象的でした。
Le Spade(レ・スパーデ) ノープリーツ トロピカル・ウールパンツ_2016SS②

正直、ステッチや処理の美しさ、と言う観点だけで言えば、日本人の職人さんの方が断然に綺麗だと感じております。

ただ、この独特の風合いと言いますか、表情は日本人の職人さんのそれにはない、唯一無二の魅力がありますし、他のナポリのハンドメイドを謳うパンツブランドはどれも比較的端正なビジュアルを有しているように感じていますので、レ・スパーデと同じような雰囲気のものはありません。

談笑しながら(無意識下に!?)針を走らせるあたりにイタリア人と言いますか、ナポリの職人の気質を感じなくもないですが、そんなナポリの空気をふんだんに含んでいるのが、このレ・スパーデのステッチの持つ独特の魅力なのかもしれません。

・座った時に感じる、優しい心地良さ
また、このレ・スパーデのパンツは座ったときの心地良さが特に抜群だと思っています。足がスムーズにでる心地良さやフィット感、またシワのない美しさはス・ミズーラ(ビスポーク)やMTMに一歩譲ることもあるのですが、それでも座ったときの圧がかからない、とても自然な優しい心地良さ、と言うのは、これまたレ・スパーデの唯一無二の武器かなと。

正直技術的な観点から素人である私が何か言えるわけではないのですが、100年以上に渡ってパンツの職人さんが受け継ぎ、そして時には付加してきた伝統の技術が生きているのでしょうか。

レ・スパーデの股部はシンバルン・ステッチと言う、負荷がかかると圧を逃がすように伸縮する造りになっております。また、パンツの尻ぐりまで手縫いで施しているのはハンドメイド(手縫い)を謳うパンツの中でもレ・スパーデ(モーラ家)くらいなもの、とは聞いたお話ですが、そんな受け継がれた伝統的な縫製の中に秘密があるように感じています。
Le Spade(レ・スパーデ)のノープリーツ・ウール ピンチェック柄パンツ④

もちろん圧がかかる箇所を手縫いで施すかマシン(ミシン)で仕上げるかは強度とのトレードオフと言う側面もありますので、一概にどちらが良い!とは言えないのかもしれません。ただ、それでも個人的にはこのレ・スパーデのパンツを穿いてデスクワークをする際の心地良さは気に入っておりますよ。
Le Spade(レ・スパーデ)のノープリーツ・ウールパンツ⑤

と言うことで、そんな手縫いならではの唯一無二の風合いを持ち、座った時に抜群の心地良さがあると私が感じるレ・スパーデですが、今回はこれまで持っていない色のドレスパンツを買い足すことに致しました。

■Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ ドレスパンツをご紹介
今回選んだのは、こんなネイビーカラーのパンツです。やはりジャケパンスタイルと言いますと、ジャケットにネイビーを持って来て、パンツにはグレーを合わせると言うのが定番と言うこともありますし、グレーのパンツは比較的汎用性も高いので、どうしても最初に購入する方が多いように思います。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ ネイビーウールパンツ(2017SS)_①

その反面!?ネイビーのパンツと言うのは若干合わせるジャケットの色を選ぶためか!?、他の色が完売する中、シーズンの後半でも幸いにしてマイサイズが残っておりました。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ ネイビーウールパンツ(2017SS)_②

仕様はワンプリーツ(アウトプリーツ)と言う、今の空気感を捉えた1品。ネイビーにも色々とありますが、落ち着いた色合いのベーシックな1本。これまで春夏のドレスではネイビーカラーのパンツは持っていなかったのですが、今期はソリートのブラウンベースのチェックジャケットを購入しておりますし、ベージュやエクリュのジャケットにも合わせられるのでは!?と言うことでトライしてみました。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ ネイビーウールパンツ(2017SS)_③

タグはシャロンさんのエクスクルーシブなパンツであることを示す、「Per Sharon」のタグです。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ ネイビーウールパンツ(2017SS)_④

私は持っていませんが、本当に暑い夏の日であればホワイトやグレーのニットポロなんかを合わせてもカッコ良いかもしれませんね。と言うと、欲しくなってしまうので注意が必要ですが・・・。(汗)
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ ネイビーウールパンツ(2017SS)_⑤

ちなみに尻ぐりもご覧の通り、手縫いです。手で力を入れるだけで伸縮しますので、このあたりが座った際に感じる優しい心地良さの秘密の1つかもしれませんね。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ ネイビーウールパンツ(2017SS)_⑥

と言うことで、自身初のネイビーカラーのドレスパンツは、お気に入りの吊るしのパンツブランドであるレ・スパーデにて購入致しました。早速使っておりますが、思った以上の使い勝手の良さで気にっております。レ・スパーデは年々値段が上がってきてしまっているのがちょっと残念ですが、この価格帯では代替品がない状態ですので、引き続きエースとして頑張ってもらいたいと思いますっ!






Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でパンツを仕立ててみた!:採寸編

こんにちは!
本日は、「Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でパンツを仕立ててみた!」と言うことで、前回ご紹介差し上げましたSharonさんの手縫いのパターン・オーダーこと、サルトリア・シャロンでパンツを仕立てて頂くことにしましたので、その採寸編と言うことでお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■サルトリア・シャロンのパンツはいかがですか!?
さて、実はサルトリア・シャロンでパンツを仕立てて頂くのは今回が初めてです。以前、Sharon専属の職人であり、サルトリア・シャロンの監修を行っている直井氏のブログにてサルトリア・シャロンでパンツを仕立てている方が取り上げられており、少し気になっておりました。

その後、前回ご紹介差し上げましたように、サルトリア・シャロンにてブラック・スーツ(略礼服)を仕立てて頂き、私自身としてサルトリア・シャロンのパンツの穿き心地、作りの良さを実感することが出来たわけです。

このような中で、現在吊るし(既成品)のパンツメーカーとして個人的に最も気に入っているのが、ナポリで1世紀以上にわたってパンツを作り続けてきたと言う職人家であるモーラ家のパスクワーレ・モーラ氏が手縫いにて仕立てているレ・スパーデ。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ 千鳥格子柄のウールパンツ(2017SS)_③

毎シーズン恒例のように買い続けてきましたので、現在では私のワードローブ内のパンツ部門では最も”幅を利かせている”ブランドでもあります。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ (チャコールグレー)ウールパンツ(2017SS)_⑥

このレ・スパーデですが、Sharonさんが毎期セレクトされるものの多くはシンプルでベーシックなソリッドのものが多く、色もドレスパンツですとグレーやネイビー、ベージュと言ったカラーリングである傾向がございます。

そんな時に、昨年購入したサルトリア・ソリートのベージュのジャケットやアルフォンソ・シリカのキャメルカラーのジャケットに合わせるパンツを欲しており、出来ればチェック柄が良いなぁと考えておりました。そこで、レ・スパーデだとシンプルな物が多いので、自身で仕立ての良さを実感することが出来たサルトリア・シャロンでジャケットに合う色、柄のパンツを仕立ててみようかなと思い始めたのが、今回お願いするに至ったきっかけでした。
サルトリアソリートのトランクショー201702_①
※サルトリア・ソリートのジャケット

Alfonso Sirica(アルフォンソ・シリカ)のカシミア 3Bシングルジャケット_着用イメージ③
※アルフォンソ・シリカのジャケット

■世界のカノニコは足が早い!
そこでこの2017年AWには、サルトリア・シャロンでパンツを仕立ててみたいので、秋冬の生地バンチが入荷したら連絡が欲しい旨を直井氏にお伝えしていたわけです。

今回想定した生地は、世界のカノニコ!世界で最もその生地の輸入量が多い国の1つであると言う日本は、その調達コストも低いがために、生地のクオリティに対して比較的リーズナブルな価格で購入できるのがカノニコである、とは以前も記載しておりました。
サルトリア・シャロン_パンツ生地①

サルトリア・シャロンのパンツの価格は55000円(税別)~です。よって、税込みでも1ケタ台に抑えることが出来れば手縫いのパンツとしてはリーズナブルかなと言う想いもあり、今回はカノニコを選びました。

現在ではナポリの手縫い仕立ての吊るし(既製品)のパンツも増え、Sharonさんで扱うレ・スパーデ以外にもちらほら見かけるようになりましたが、だいたい8万円前後から中には二ケタ近いものまでございます。正直そこまで出せばス・ミズーラ(ビスポーク)が出来てしまうと感じておりましたので、自分の中での現在の価値観に基づいての判断と言うことですね。

ただこのカノニコ。比較的リーズナブルながら品質が良いと言うことは服好きの方であれば知れ渡っていることですので、生地バンチが入荷する8月中であっても売り切れる生地が出るなど、人気の生地ブランドなわけです。

そこで一番選択肢が多いうちに選んでおこう!と言うことで、先日2017年AWのカノニコの生地バンチが入荷したと言うご連絡を頂いてから早々に伺ってまいりました。

今回直井氏と相談の上で私が選んだのは、グレーベージュのような色合いが特徴的な、ハウンドトゥース柄のこの生地です。合わせたいジャケットであるソリートとシリカはともにカシミア。よってあまり起毛感の強い生地ですと全体的にモコモコしてしまうと言うこともあって、程良い起毛具合のものをセレクト。
サルトリア・シャロン_パンツ生地②

他にも、チャコールグレーカラーやブラウンよりの同じ柄、生地感のものがあったのですが、ドレス過ぎず、かと言ってカジュアル過ぎない絶妙なラインとしてこのグレーがかったベージュにすることにしました。
サルトリア・シャロン_パンツ生地③

生地はSuper 120'sのウールフランネル。目付は270gmsと、秋冬生地としては使い勝手の良い生地ではないかと思っています。
サルトリア・シャロン_パンツ生地④

ちなみに私が伺った時点(8月前半)でも既に売り切れの生地がありましたので、この秋冬にカノニコで仕立てたい!とお考えの方は、お早めに行動される方がいかもしれませんね。

■サルトリア・シャロンの採寸
今回は手縫いのパターン・オーダーになりますので、サンプルのゲージがあります。よって、ウエストサイズの採寸をもとに、ベースとなるサンプルゲージのサイズを選びます。私の場合はウエスト75㎝で、サイズ「44」でした。
※ウエストサイズだけではなく、体型によっては同じウエストでもゲージのサイズは変わる場合があります。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でパンツを仕立ててみた!:採寸編①

実際に履いてみますと、全体的なサイズ感と言う意味でもぴったりでしたし、大きな補正は必要ないと直感で感じるほどでした。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でパンツを仕立ててみた!:採寸編②

歩いてみたり、座ってみたりすることで、その穿き心地や気になる箇所などを確認し、直井氏に伝えます。また、直井氏は独自の経験値と職人としての視点から私のフィッティング状態をチェックして、補正個所を提案してくださいましたよ。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でパンツを仕立ててみた!:採寸編③

サルトリア・シャロンは私が初めてジャケットを仕立てて頂いた際やブラック・スーツを仕立てて頂いた去年と比べますと、パターンなど様々な点においてアップデートが施されております。

パンツもブラックスーツを仕立てて頂いた際に比べて股上が気持ち深くなったように感じたり、多少改良が加えられているようでした。それでも大幅な変更があるわけではないので、私の場合はワタリの太さを若干削ったり、サイドポケットまわりのシワをとったりと言った微補正程度で済みそうです。

と言う事で、自身初となる、サルトリア・シャロンによるパンツのス・ミズーラ。この秋冬には柄物も積極的に取り入れたいと考えておりますので、ハウンドトゥース柄のパンツの仕上がりを楽しみに待ちたいと思います!






Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)を着てみた!

こんにちは!

本日は以前ご紹介差し上げました(※)、私が普段お世話になっているセレクトShopであるSharonさんによる手縫いのパターン・オーダーのレーベル、Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)の着用イメージをご紹介出来ればと思います。
※ご紹介記事
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)を仕立てる!:前編
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)でブラックスーツ(略礼服)を仕立てる!:後編

それでは、まいりましょう。

■サルトリア・シャロンのブラックスーツを着てみた!
さて、実はこの着用写真、まだ”暑い夏”であった今年の7月に撮影しておりました。ご紹介しようと思いつつ、結局このタイミングになってしまったわけですが、冷房を効かせていても暑い日の撮影であったことから(早く終わらせるために)焦って撮影した為か、改めて撮影した写真を見返してみるに着用イメージが鮮明に分かる写真が少ないことに気づきました・・・。(汗)

といきなり”言い訳”から入っておりますが、それでもサルトリア・シャロンの持っているスタイルはお伝えできるレベルにはあると個人的には判断しましたので、ご覧頂こうと思います。

まずはこちらの全身写真から。ブラック・スーツであると言うこともありますし、光の調整がイマイチなのでちょっと分かりにくい点もあるかと思いますが、太過ぎず、細すぎず、全体としてはベーシックなシルエット。私の体型ですとパターン・オーダーとは言え大きな補正は加えておりませんので、サルトリア・シャロンの持つベーススタイルが見て取れるかと思います。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ①

以下はフロントのボタンを外した際の全身写真。全体としてはベーシックですが、例えばラペルの美しいロール具合は”手縫い仕立て”であることを想起させますし、フロントカットのカーブはやや角度のある、軽快感のあるナポリのスタイルを感じさせます。ブラックスーツの使われる場を考えますと、特徴的なディティールが強く前面に出すぎていない、これ位の方がちょうど良いと感じています。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ②

少し上半身を拡大してみます。こちらも光の調整が上手くいかずに白飛びしちゃっておりますが、その中でも一番マシな写真が下記の画像。パターンはSharon専属の職人である直井氏が引いておりますので、ナポリのディティールを有していることが分かりますね。ハイゴージにやや幅広なラペル。高いのぼりからナチュラルに落ちていくショルダーライン。胸もバルカポケットです。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ③

今度は逆にちょっと暗すぎるのですが(汗)、フロントボタンを外した場合の上半身のアップ画像です。今回は略礼服のために3つボタンの段返りではなく、フロントは2つボタン仕上げ。それでもボタンの位置などがバランス良く配置されておりますので、3つボタンのスーツの場合とVゾーンの大きさはほとんど変わらず、普段の感覚で着ることが出来ますね。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ④

着心地はとても快適ですが、ス・ミズーラ(ビスポークの意)とは異なり、あくまでベースのパターンからの補正を加えて仕上げておりますので、ス・ミズーラのように完璧に体にフィットさせるまでは至りません。よって若干のシワはどうしても出てしまいます(生地の影響もあります)が、ツキじわのように出てはいけないシワではないので、この程度であれば許容範囲かなと。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ⑤

ベースパターンの秀逸さに加えて背中(後ろ身頃)にもしっかりとイセを入れつつ、袖も前に振って付けてありますので、静止している状態でも、動きを入れた状態でも心地良いフィット感を得ることが出来ます。また、袖(肩)も略礼服と言うことでイセ込の跡を散らしていますので、マニカカミーチャのように雨が降るような”特徴的なビジュアル”も最小限に抑えられてあります。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ⑥

腕を組んでも、背中や袖が必要以上に引っ張られるような不快な感覚はありません。このように、体の動きに気持ち良くジャケットがついてくる感覚は一度体験するとやめられない心地良さだと思います。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ⑨

なお、ラペルのステッチはもちろんシングル。ダブルステッチはカジュアルなディティールですので、より本格的な!?略礼服を求めるのであれば、シングルステッチにする方が正解だと思います。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ⑦

パンツは股上が深めのクラシックなスタイル。お腹からお尻周りにかけてをしっかりとホールドしてくれている、包まれているような安心感に加えて、歩く際にも違和感なくスムーズに足が出る感覚は、直井氏のス・ミズーラ(ビスポーク)を思わせるパターンの出来栄えの良さだと感じました。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ⑧

基本はサスペンダーで吊って着用することを考えておりますのでサスペンダー用の釦を内側につけて頂いておりますが、ベルトでの着用も出来るようにベルトループもつけてもらいました。アウトプリーツを1本入れておりますが、プリーツの開き加減も良いですし、腰回りのフィット感も上々です。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のブラックスーツ(略礼服)_着用イメージ⑩

■マシーンメイドのパターン・オーダー(IL mare(イルマーレ))との雰囲気の違い
そんなサルトリア・シャロンのスーツですが、同じSharonさんによるパターン・オーダーでもマシンメイドのIL mare(イルマーレ)とは、どんな差異があるのか、ビジュアル面を中心に少しだけご紹介しておきたいと思います。

以下は私が初めてSharonさんで仕立てて頂いた、イルマーレのスーツです。パターンは違いますが、監修は同じく直井茂明氏が行っておりますので、スタイル上での大きな違いと言うのはありません。しかし、やはりマシンメイドだけあってショルダー周りを中心に、サルトリア・シャロンと比べると硬めの雰囲気が漂います。
イルマーレのスーツ_着用イメージ①

こちらはウールに加えてモヘアが入っている生地のために、生地の見え方にハリ感があります。よって、生地による雰囲気の違いと言うのも間違いなくあるのですが、より柔らかな雰囲気が出ているのはやっぱり手縫いのサルトリア・シャロンの方かなと個人的には思っています。
イルマーレのスーツ_着用イメージ②

イルマーレもマシンメイドで出来る限界のイセ込量を確保していると言いますが、それでも手縫い仕立てのパターンを用いて縫製が手縫いで施されるサルトリア・シャロンと比べてしまいますと、どうしても着心地面における差異は明確に出てしまうように感じます。
イルマーレのスーツ_着用イメージ③

ただ、個人的にはイルマーレで仕立てて頂いたスーツの持つスタイル、雰囲気も気に入っていることから、今でもバリバリの現役として活用させて頂いております。

どちらを選ぶのかはスタイルや雰囲気の好みの問題、予算の都合などを踏まえて総合的に判断すべきかと思いますので、今後サルトリア・シャロン、イルマーレをご検討の方は、是非ご参考にされてくださいませ。

次回はもう1度サルトリア・シャロンを取り上げたいと思います。その理由は・・・・、次回までお待ちくださいませ!(笑)






「Think elegant!」更新しましたっ。

こんにちは。
本日は、ちょっとしたお知らせを1つだけ。

■「Think elegant!」を更新しましたっ!
シャロンさんとのコラボBlogである「Think elegant!」ですが、この度だいぶ久しぶりに(汗)なってしまいましたが、更新致しましたっ!

今回のテーマは、先日私自身がとある方におススメ頂いた映画を見たことによって感じた、「美しいということ」と言うものです。

お恥ずかしいくらいに熱く語って!?おりますが、それでも私自身としましてはこれまでの考え方を改める必要があると思うくらい学びの多い経験となりましたので、お時間ある方は是非ご覧になって頂ければ嬉しいです。

それでは、宜しくお願い致します!






目的軸で物事を捉える。

こんにちは!
本日は、「目的軸で物事を捉える。」と言うテーマで、コラム的にお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■『ファッション=モノだけではなく「自分の価値を高めてくれるもの」』
さて、本Blogでは兼ねてから私自身がファッションアイテムを購入することを「消費」ではなく、「投資」と言う言葉で表現してまいりました。その理由は以前も書いたことがあると思いますが、

服を買うこと=自身のやる気を高めて、結果(収入を上げる)を出す行為

と私自身が位置付けているからです。服を買うことが目的なのではなく、好きな服を着ることによって自身の仕事上のパフォーマンスを上げることが出来、結果として収入の増加(リターンを得る)に繋げることが最大の目的なわけです。決して強がりで「投資」と表現しているわけではないのです。(笑)

なお、仕事は自身の”収入の為だけ”に行うものではありませんが、仕事から得ることの出来る収入でもって私は日々生活をし、家族、家庭を支えているという現実がありますので、自身の働きに対する対価である収入は非常に重要です。

良い仕事をしてお客さまに喜んで頂き、会社の売上・利益の獲得に貢献をし、結果として自身の収入を上げる。

その目的達成へのアプローチの1つとして自分の好きな服を購入し、それらの服を着ることによってやる気を向上させたり、パフォーマンスを引き出すための”手段”として「服」を活用しているわけですね。

このような中で、最近何かと話題の!?あの企業の社長インタビューを先日拝読した際、「ファッション=投資」と言う私自身の考え方に非常に近い(と言うとなんだか大変おこがましいですが。汗)捉え方をされて、事業を拡大されていらっしゃる方がいることを知りました。

それは、インパクトのあるCMと「結果にコミットする」と言うフレーズで世間を席巻しているライザップの瀬戸健社長のインタビューです。ジムの運営を行っているライザップが今年、ジーンズメイトや堀田丸正と言ったアパレル関連企業を買収したことで話題になったことは見聞きした方もいらっしゃるかもしれません。
ライザップ社長インタビュー
※画像は記事元のfashionsnapさんから拝借致しました。

決して先が明るいようには見えないアパレル業界の企業をなぜ今買収するのか!?

その理由やライザップの事業に対する捉え方などにご興味がおありの方はインタビュー記事をお読み頂きたいのですが、この中で瀬戸社長は冒頭のサブタイトルに記載しております、『ファッション=モノだけではなく「自分の価値を高めてくれるもの」』と考えている旨を述べていらっしゃいます。

お客さんはライザップにトレーニングを求めているのではなく、健康的に痩せて、カッコイイ体型になると言う結果を求めているのだと言います。

これと同じで、お客さんはファッションに対して服や靴(モノ)を求めているのではなく、その先にある「モテたり」、「自分に自信が持てたり」、「憧れられるようになりたい」と言った、その服(モノ)を買うことによって得ることの出来る”効能”を求めている。換言すると、お客さんは自分の価値を高める(と言う目的)ための手段としてファッションアイテムを買っていると捉えていると。

まさに、私自身が服を買うと言う行為に見出していることは、そう言うことですよね!?

■目的軸で物事を捉える
マーケティングの世界では、古くから語り継がれている格言があります。

「顧客が求めているのはドリル(手段)ではなく、穴が開けたい(目的・結果)のだ。」

と言ったような趣旨の格言です。

まさに瀬戸社長の考え方にも、この格言がベースにあるように思います。ともすると目の前で起きている事象に意識が行きがちですが、その裏にあるもの、今回で言えば、顧客の行動の”目的”にしっかりと目を向けてアクションを行うことが重要だと言うことです。

この考え方、物事の捉え方には、アパレル業界(だけではないですが)が再度大きな輝きを取り戻すためのヒントがあるようにも個人的には感じます。

アパレル業界が提供しているのは本質的には服や靴と言った”モノ”ではなく、”自信”だったり、”勇気”だったり、それらを身に付ける人が活き活きとすることが出来る、それこそ瀬戸社長をお言葉を借りれば、”自分の価値を高める”ための「武器」なのかもしれません。

そんな服を買う人の”目的に意識を向けてみる”と、どんな商品が良いのか、どんな素材が良いのか、どんなデザインが良いのか、どんな売り場が良いのか、どんな売り方が良いのか。色々なことをブラッシュアップ出来るヒントになるかもしれない、などと素人的には思ってしまいます。

私も自分の仕事における顧客の購買目的を少し掘り下げてみて、そこに着目しながら改めて自身の仕事について振り返ってみたいと思っていますし、仕事だけではなく、日常の出来事をを改めて「目的軸」で整理したり、捉えなおしたりしてみると、また面白いことに気づいたりするかもしれませんね。