Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加!:セカンドフィッティング編(前編)
こんにちは!
先日、イタリアはフィレンツェ発のネクタイを中心としたクラシックメンズウェアのブランドである、Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のトランクショーに参加してまいりました。よって本日は、シブミのトランクショーをテーマでお送りしたいと思います。
それでは、まいりましょう。
■イタリアンスタイルっ!?
さて、この度シブミのトランクショーが開催されましたのは新宿にある東京ハイアットリージェンシーホテル。前回参加させて頂いたのは8月と言う、日本においては真夏の季節だったわけですが、今回は既に秋模様と言うことで眼下には綺麗に紅葉した木々と高層ビル群。そして、遠くには富士山を眺めることが出来ると言う天気の良い日でした。
本Blogをお読み頂いている皆さまであればご存知の通り!?、私はシブミ・オーナーのベネディクト氏からおススメ頂いた生地であるSMITH WOOLLENS(スミス・ウーレンズ)から4PLY(ウエイト:350gms)と言う、かなり打ち込みのしっかりとしたホップサックジャケットとドレスシャツのスミズーラ(ビスポーク)をお願いしております。
どちらも前回8月にファーストフィッティングを行い、本日はセカンドフィッティングと言う理解で訪問致しました。ところが、なんとシャツは既に完成しており!?自分の認識と異なっておりましたので「あれれ!?」と言う感じで戸惑いながらスタート致しました。(笑)
シブミのトランクショーではシャツのオーダーは2パターンあります。1つは、既存のパターンから修正を行っていく、いわゆるメイドトゥメジャー(MTM)のものと、ゼロから体型に合わせて型紙を起こしていく、スミズーラ(ビスポーク)のもの。
確かMTMはファーストフィッティング後に納品と伺っており、スミズーラの場合は2回の仮縫い後に納品を頂けるものだと私自身は理解しておりました。が、なぜか双方に認識違いがあったようで、シャツについては今回のタイミングが納品だったようです・・・。
メールでやりとりをしていたので調べればどこで差異が発生してしまったのかは分かるのですが、あまり細かいことを言ってもアレですし、まぁこんなこともあるのが”イタリアンスタイル”だよなぁと言うことで(笑)、とりあえずは試着をしてみることに。で、実際に着用してみた画像がこちらです。
自撮をしておりますのでちょっと分かりにくいのですが、襟の雰囲気も良いですし、肩幅や胸幅、肩周り、袖丈などは、ファーストフィッティングからだいぶピントが合っている感じです。
カフも私がオーダーした通りの台形カフ(その後、シブミのシャツのスタンダードなカフとして設定)に仕上がっておりましたし、袖付けはシブミのハウススタイルだと言う雨降りが強くないナチュラルな仕上げ。それでもイセ込の量はしっかりとってありますので、腕の稼働に大きな違和感はありません。
アームホールは攻めようと思えばもう少し攻めることは出来るのですが、初めてシブミでスミズーラをしたモデルであることを考えれば、こんなものでしょうか。
ただ、私が今年の夏前よりも体を絞り込んだことは長らくBlogをお読み頂いている方であれば、ご存知の通りかと思います。実際、ベネディクト氏に(私が着用した)シャツのフィッティングの感想を求めますと、
「少し胴、ウエスト周りのサイズが大きいかな。」
とのこと。確かに上記写真を見ても、プレタ(既製品)であればこんな感じだとは思いますが、スミズーラであることを考えますと、もう少し絞り込んだ方がシルエットが綺麗に出ます。もちろんこれも好みですので、あまり体の線が細く見えるのは嫌だと言う方はゆとりを持たせた形で仕上げるのが良いと思いますが、私としては今回お直しをお願いすることに致しました。
結局セカンドフィッティング、的な位置づけになってしまいましたが、ベネディクト氏も快く修正を引き受けてくださいましたので、納品自体はお預けになってしまいましたが、また次回のトランクショーにて納品頂けることを楽しみに待ちたいと思います。
なお、もしShibumiでシャツのスミズーラをご検討の方がいらっしゃいましたら、フィッティングの回数はしっかりと、そして何度も!確認した方が良さそうです。アイテムの持つ雰囲気だけではなく、仕事の進め方もイタリアンスタイルですと驚いてしまうこともありますからね。(笑)ちなみに個人的には、スミズーラ(ビスポーク)の場合は仮縫いは2回行って頂いた方が安心だと思っています。
■ジャケットはセカンドフィッティングに相応しい出来栄え
シャツのスミズーラで若干面食らってしまった私ですが(笑)、続いてはジャケットのセカンドフィッティングです。
こちらも前回のファーストフィッティングに比べますと肩幅やアームホールの位置など、修正がしっかりと施された形で仕上がって来ました。
特に背中のフィッティンはかなり綺麗にまとまっており、つきジワ等も出ることなく良い感じです。
それでもカマの位置がまだ若干下気味かなと感じました。従いまして更にカマの位置を上げて貰い、アームホールをよりコンパクトにすることで肩、腕周りのスムーズな稼働を実現させるように修正を行います。
ちなみに今回はこんな感じです。
こちらは前回のファーストフィッティングの際の肩回りの雰囲気ですが、上記写真をみますと前回から修正が施されているのが分かりますよね。ここから更に最終的な修正を行い、納品を頂ける状態にまで仕上げて頂きます。
そして下記は今回正面から撮影頂いた写真です。大分雰囲気が分かる位に出来上がってきているのがお分かり頂けるかなと思います。ここからどのような形でフィニッシュを迎えるのか、今から愉しみです♪次回は来年の2月を予定しているそうですので、無事に納品頂けるように祈るばかりですね。(笑)
と言うことで、前編ではスミズーラを頂いているシャツやジャケットのセカンドフィッティングの様子をお伝え致しました。次回の後編では、今回のトランクショーで拝見したアイテムなどを少しご紹介したいと思います。