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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

JACKET REQUIRED(ジャケットリクワイヤード)さんが閉店・・・

こんにちは!
本日はちょっと気になるニュースを少しだけ・・・。

■ジャケットリクワイヤードさんが閉店・・・
既にご存じの方も多いかと思いますが、本Blogでもピッティの動向やセール情報などを中心に取り上げてまいりました、東京は表参道、大阪は梅田に実店舗を構えていらっしゃるジャケットリクワイヤードさんが、2018年2月28日をもちまして実店舗を閉店することとなったそうです。
ジャケットリクワイヤードHP
ライトアップショッピングクラブのニュースリリースより
※画像は公式ページより拝借致しました。

私は表参道ヒルズにBEYES(バイズ)と言うショップ名で展開をされていらっしゃった頃から存じ上げておりましたので、このニュースを拝見した際にはかなり驚きましたし、クラシコイタリアを扱うショップの閉店情報にとても残念な気持ちにもなりました。

ちょうど昨年末には、ここ数年トレンドと言うことで取り上げられていたイタリアを代表する老舗帽子メーカーである「Borsalino(ボルサリーノ)」が破産手続きを申請したこと(※)が明らかになったと言うことで、私はボルサリーノの愛用者ではありませんが、こちらも相当に驚いていたところでした。
※事業自体は継続の模様!?

ところが今回は自分が実際に訪れていたことがあり、かつ定期的にチェックしていたショップだっただけに、より驚いたと言いますか、ショックであったと言うのが正直なところでしょうか。

最近では、某国産メーカーが中国資本に買われた!?と言う話や、某セレクトショップが売りにでており、これまた某大手商社が支援を検討している(していた)と言った話をチラホラと耳にします。実際、私自身がその話の裏を取れておりませんので名前は差し控えさせて頂きますが、厳しいと言われているアパレル業界を象徴するようなお話ばかり目につきます。

■「所有」から「利用」の時代だからこそ出来ること!?
事実、”顧客の価値観が変わった”とはアパレルに限らずよく聞くお話で、今は「所有する」のではなく、「利用する」時代なのだと言います。

これまでは新品を購入し、自ら「所有をする」と言うのがある意味ではステータスであり、それが良しとされてきた時代であったと。ところが今は、一定期間所有して楽しんだら手放して、更に他のアイテムを楽しむ。もしくは、所有さえせずに、カーシェアリングのように借りて使うだけ。つまり、「所有」と言うよりは、一定期間だけ「利用する」と言う感覚の方がより実態に合っているのではないかと言うことですね。

実際、私が大学生の頃にはブランドの中古を買うなら「RAGTAG(ラグタグ)」、と言うくらいしか品数が充実しているショップの選択肢はなかったと記憶しておりますが、今や相当数のブランド中古品を扱うショップが存在致しますし、フリマアプリやオークションと言った個人間における売買マーケットも急速に拡大している状況です。
※スタイリストが選んだ服のレンタルサービスであるleeapのようなものもある

価値観の変化に加えて、中古を手軽に、気軽に購入することの出来るチャネルが増えたともなれば、欲しいアイテムが安価に手に入ると言う手段を利用しない理由はなくなりますねと言うことでしょうか。

そうなりますと、よほど欲しいアイテムであったり、中古市場では見つけられないようなアイテムを除いては、中古市場で安く購入し、一定期間”利用”したら、それを手放して新たなアイテムを購入(利用)すると言う合理的な行動をとる消費者が増えるのも非常に納得出来るわけです。

ただ、その結果として新品の物が売れなくなったり、価格競争によってアパレル企業の体力が消耗しているのだとしたら、短期的には我々服好きにとってはありがたい!?状況であったとしても、中長期的には決して明るい未来ではないような気も致します。

とは言え、例えそうだとしても、私のような小さなBlogで素人が騒いでも何か出来るわけではないのが歯がゆいところです。

それでも常々思っていることは、是非お気に入りのショップの見つけて、そこを支援すると言ったらおこがましいのかもしれませんが、自身のファッションライフを共に歩みたいと思えるショップを応援すると言う意識を持つことは大切かなと。

「所有」から「利用」へ、そして実店舗からネットへと、人(販売側)と人(購入側)との関係性が希薄化しそうな時代だからこそ、人と人との関係性をしっかりと感じることの出来るような「マイ・ショップ」を大切にして、そう言うショップ(人)と末永く、良いお付き合いが出来るようになりますと良いのかもしれません。

ちなみに、現在ジャケットリクワイヤードさんが行っている最大80%Offのファイナルセールは、明日1月31日(水)までです。2月の間は実店舗では閉店セールを行うようですが、オンラインショップでの実施有無は現時点では不明です。

いずれにせよ、もし気になるアイテムがありましたら花道を飾る意味でも是非購入されてみてはいかがでしょうか!?私も時間がありましたら、是非、実店舗に伺ってみたいと思います。






素材とネクタイの表情の関係を、考える:Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のウール×コットン×シルク ストライプネクタイ(2017AW)

こんにちは!
本日は「素材とネクタイの表情の関係を、考える」と言うテーマにてお送りしたいと思うのですが、取り上げる題材は粋な着こなしさんにて先日開催されていたLAST ONE SALEにおける戦利品です。

先日「LUIGI BORRELLI(ルイジ・ボレッリ)のFINAL SALE(ファイナルセール)に注目したい!?」と言う記事にてボレッリのアイテムの購入を検討していることをお伝えしておりました。これと時を同じくしてLAST ONE SALEが始まったのですが、その中で見つけたのが本日取り上げますフランチェスコマリーノのネクタイでした。

昨年末に予定外のスーツを購入していたことから両方購入するのは”厳しい”と言うことで、散々悩んだ末に利用頻度が高く、また数あるネクタイの中でも比較的層の薄いストライプ柄のネクタイを充実させたい(※)と言うワードローブの事情もありまして、結局マリーノのストライプ柄のネクタイを選んだ次第です。
※ストライプ柄を充実させます宣言!?について記載した記事
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のシルクジャカードストライプネクタイ(2017AW)を購入!

と言うことで、そんなセールで購入致しましたマリーノのネクタイを取り上げながら、「素材とネクタイの表情の関係を、考える」と言うテーマでお送りしたいと思います。それでは、まいりましょう。

■素材とネクタイの表情の関係を、考える
さて、ネクタイと言いますと、どちらかと言うと「色」であったり「柄」が注目されがちだと思いますし、装いの中に取り入れる際にまず気にするのも「色」や「柄」であることが多いように思います。

それでも個人的に是非注目したいと考えておりますのが、ネクタイの「素材」です。

メンズドレスファッションにおいては体の中心に位置しており、かつ人の視線が最も集まるであろう顔の付近にあるアイテムとして、見た目(印象)に与える影響が比較的大きいのがネクタイかなと思っています。

このような中で、ネクタイの素材としてはシルクやウール、コットン、リネンと言った素材が一般的なように思うわけですが、素材そのものの持つ”特徴”や”雰囲気”と言うのそれぞれあると感じております。特に個人的に興味を持っており、またとても楽しい!?と感じているのが複数の素材が混紡されたネクタイです。

例えば、ウール×シルクであったり、ウール×シルク×リネンであったりと、いくつかの素材が混ざっているものは、配合率にもよりますが、それぞれの素材の持つ特徴を全て有しており、様々な表情を見せてくれると言う点で興味深く思っております。

もちろん「素材」そのものだけではなく、「仕立て(プリントなのかジャカードなのか等」や「仕様(折の回数や芯材、裏地の有無等)」によっても、「色の出方」や「素材の風合いの見え方」が変わりますので、素材単体で全てを語るとことは難しいと思います。それでも「仕立て」や「仕様」は素材のどの側面を引き出すのか、と言うことだと思っておりますので、素材こそ表情を作る上では最も大きい要素であると言ってしまっても良いのかなと。

例えばシルクですと「ドレス感」や「艶感」等が出てきますし、ウールですと「温かみ」を感じます。更にリネンであれば「清涼感」、コットンであれば「柔らかさ」「優しさ」なんかを感じると言ったら、素材の持つ雰囲気の意味についてご理解頂けますでしょうか。

今回私が購入したのは、「ウール×コットン×シルク」と言う混紡素材のもの。配合率は、「ウール:45%」・「コットン:28%」・「シルク:27%」と言う感じです。あまりにも割合が少ないとその素材の魅力と言いますか、特徴を感じにくくなる場合もあるのですが、今回はウールをベースととしてコットンとシルクが半分ずつ位の割合で入っておりますので、全ての素材の特徴を感じることが個人的には出来ました。

つまり、秋冬のネクタイならではの「温かみ」をウールで感じることが出来、コットンの持つ「柔らかさ」「優しさ」と言う角が取れたような風合いを有しながら、それでいて「シルク」の持つ光沢感が「艶感」や「ドレッシー」な風合いもプラスすると。

今回はストライプ柄に加えてヘリンボーン柄が乗ったネクタイなのですが、一般的にヘリンボーン柄はカジュアルに属する柄ですよね。よってウール100%かつ、多少起毛感があるようなネクタイですと下記のように一気にカジュアルな雰囲気に振れていきます。
F.マリーノ_2015awウール・レップタイ
※フランチェスコマリーノのウール100%のストライプ柄ネクタイ(セッテピエゲ)

それでも今回は起毛感が抑えられていることに加えて、混紡されているシルクによる「ドレス感」がカジュアル感を相殺する役割として存在しておりますので、全体としてはカジュアル感よりもドレス感の方が強く出ているように思うわけですね。更に、コットンによる「柔らかい」表情がプラスされており、これがシルクの持つパキっとした硬い表情を和らげていると。

それぞれの素材の持つ良さがしっかりと引き出される一方で、素材の持つデメリットではないですが、今回のネクタイの雰囲気であれば抑えておきたいポイントがしっかりと抑えられていると言う、ある意味絶妙のコンビネーションを持ったネクタイではないかと感じているのが、今回購入をさせて頂いたフランチェスコマリーノのウール×コットン×シルク ストライプ柄ネクタイであると思っています。

と言うことで、散々語った!?あとに、今回のフランチェスコマリーノのネクタイをご覧頂こうと思います。

■モダンな色気の中に、温かみと柔らかさを兼ね備えたフランチェスコマリーノ
今回購入しましたのは、ブルーに近いネイビーベースに、ブラウンとホワイトのストライプが入るネクタイです。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のウール×コットン×シルク ストライプネクタイ(2017AW)_①

シルクが入っておりますのでほんのりした光沢感があります。これがドレス感、艶感に繋がっているのですが、ベースがウールであることが艶感が出すぎない要因になっているのかなと。これに加えて、コットンのマットな質感が柔らかい質感をだしているように感じます。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のウール×コットン×シルク ストライプネクタイ(2017AW)_②

仕様は剣先のみ芯無しの、トレピエゲ(3つ折り)。マリーノのネクタイは柔らかなイタリアの素材を使うことが多いので、個人的にはクワトロピエゲ(4つ折り)と言った仕様の方がノットのボリュームや好みのディンプルの表情をつくる上ではベストだと感じております。ただ、ジャカード折など、生地の織り方によってはトレピエゲでも良いかなと感じています。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のウール×コットン×シルク ストライプネクタイ(2017AW)_③

個人的には絶妙だと感じた、この混紡率。想像以上に良い風合いでした。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のウール×コットン×シルク ストライプネクタイ(2017AW)_④

実際に悩めるトルソー君にしめてもらうと、この表情です。ちなみに合わせているジャケットはサルトリアナオイ(直井茂明氏)による、エスコリアルウールのスーツのジャケットです。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のウール×コットン×シルク ストライプネクタイ(2017AW)_⑤

直井氏の柔らかい仕立てにほど良く起毛したエスコリアルウールの生地にぴったりと合うのは、ウールベースにコットンが混紡されているからでしょうか。シルク100%ですともっとパキッとした、ドレッシーな表情になりますね。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のウール×コットン×シルク ストライプネクタイ(2017AW)_⑥

もともとマリーノのスタイルの特徴は、色気あるモダンさを有する点だと思っています。そんなマリーノの持つスタイルが存分に発揮されているネクタイの1本が、今回購入をさせて頂いたネクタイかなと。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のウール×コットン×シルク ストライプネクタイ(2017AW)_⑦

今回はLAST ONE SALEと言うことで、相当にお買い得なプライスで購入することが出来ました。粋な着こなしさん、ありがとうございます!これからも大切に使っていこうと思います。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のウール×コットン×シルク ストライプネクタイ(2017AW)_⑧

と言うことで、「色」や「柄」、またセッテピエゲと言った「仕様」「仕立て」に目がいきがちなネクタイですが、装う際には是非ネクタイの素材の持つ表情を意識しながら、コーディネートを楽しまれてみてはいかがでしょうか!?恐らく誰も気づくことはないと思いますが、「自分の、自分による、自分のためのネクタイコーディネート」が楽しめると思いますよ!(笑)






rm55的スタイリング:2017年AW ②:レザーブルゾン×タイドアップ

こんにちは!
本日は第2回目となります、私rm55のスタイリング(装いや着こなし)についてご紹介しようと言うコンテンツである「rm55的スタイリング」をお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■TPOとスタイリング
さて、本日ご紹介致しますのは、私にしてはちょっと珍しいスタイルです。

この日は金曜日。かつ社内に1人籠ってPCとにらめっこをしながら、ひたすら資料を作成すると言う1日でした。つまり、外出はもちろんですが、人と会うことが一切ないと言う一日。しかも、カジュアルフライデーと言うことでしたので、ちょっと着崩した、リラックス感のあるスタイルで出勤しました。

そんな日のスタイリングがこちら。ヴァルスターのスエードブルゾン(46:ブラウン)に、モンテサーロのコットンギンガムチェックシャツ(37:ブラウン)。ニットはアンナプルナのカシミアクルーネック(44:オフホワイト)で、ネクタイはルイジ・ボレッリのウールニットタイ(ブラウン)、パンツはレスパーデのコットンワンプリーツパンツ(44:ダークベージュ)です。
rm55style_2017_レザーブルゾン×タイドアップ①
※着用者:172㎝ 60㎏

更に足元は、エンツォ・ボナフェのスエードローファー(ブラウン)と言うスタイリングでした。
rm55style_2017_レザーブルゾン×タイドアップ④

色はブラウンベースのグラデーションで、ネクタイにニットタイや、オフホワイトのクルーネックニット取り入れることで温かみ(季節感)が出るように意識しました(誰も見ませんが・・・笑)。
rm55style_2017_レザーブルゾン×タイドアップ②

これまでも休日出勤の際にはデニムジャケットやブルゾンにタイドアップで出かけたことはあったのですが、金曜日かつ、人と会うことのない作業であったとしても、オンの日にこのようなカジュアルスタイリングで出勤したことは私の記憶にはありません。
rm55style_2017_レザーブルゾン×タイドアップ③

それでもブルゾンは車で移動をする際にも脱ぐ必要はないですし、保温性はさほど高くないまでも防風性はありますので、この時期であっても天気の良い日であれば寒さを感じることはありませんでした。事実、ランチで外出をした際にも思った以上に”快適過ぎてクセになりそう・・・”と感じたほどです。

正直会社勤めの方ですと、なかなか難しいスタイリングかなと想像致します。それでも、ブルゾンを会社に置いておいて、ランチの際にジャケットではなくブルゾンを羽織って出かけると言うのも(周りの目が厳しくなければ)アリかなと。イメージ的には、企業がイベントやノベルティ等で作成したコーチジャケットやブルゾンのようなものを羽織って出かけるイメージでしょうか。(笑)
rm55style_2017_レザーブルゾン×タイドアップ⑤

もちろんオフの際には全く問題のないスタイリングだと思いますので、ネクタイの代わりにネッカチーフなんかを巻いてみるのも昨今のトレンドを見ていると良いのかもしれません。

■あとがき
私は昨年マルジェラ及びVISVIMのライダースジャケットを購入しておりましたが、先日開催されましたピッティ来場者のスタイリングを拝見しておりますと、ライダースなどのレザーアウターを合わせていた方がちらほらと目につきました。

メンズファッションにおけるシルエットのトレンドと言うのは、パンツの太さに如実に表れると思っております。このような中で、いきつくところまでいったタイトフィットなシルエットがここ数年ワイドなシルエットに戻してきており、今季はそれがより顕著であると感じております。

パンツが細いと女性的、太くなると男性的、なイメージになるのかどうかは人それぞれですが、個人的にはそんな感覚を持っています。よって、パンツがワイドになるしたがって、合わせるアウター、トップスも男性的なレザーアイテムが注目され始めている、と言ったら言い過ぎなのかもしれません。

それでも、ここ1、2年でライダースをはじめとしたレザーアウターの取り扱いを始めているセレクトShopはかなり多いように思いますので、レザーアウターにタイドアップをすると言うスタイルにチャレンジするかどうかは別としても、レザーのトップスがワードローブに1着ありますと、今季のトレンドや空気感を取り入れたスタイリングが楽しめるかもしれませんね。

ご興味のある方は、是非チェックされてみてください!






※本記事の内容は素人であるrm55独自のセンス、感性、見解に基づいております。プロのスタイリストのような正しい知識に基づいた装いに関する記述でありませんので、あくまで個人の趣味のブログとして捉えて頂ければ幸いです。











LUIGI BORRELLI(ルイジ・ボレッリ)のFINAL SALE(ファイナルセール)に注目したい!?

こんにちは!
いよいよ2017-2018AWのセールも終盤に突入してまいりました。

既にファイナルセールやクリアランスセールを始めているShopや、これから開始するShopなどもあるかと思います。このような中で、26日(金)の13:59まで開催しているのが、粋な着こなしさんによるLUIGI BORRELLI(ルイジ・ボレッリ)のFINAL SALE(ファイナルセール)。

最大60%オフと言うことで、商品のクオリティと値引き後の販売価格を考えますと、そのコストパフォーマンスの高さは数あるセールの中でもトップレベル!?と言った認識でおります。

これまでもセールに乗じて、今やトータルブランドとしての展開を行っているルイジボレッリの原点であるシャツを少しずつ買い足して来た私ですが、この2017-2018AWのファイナルセールでも密かに狙っているシャツがありました。がっ、ファイナルセールが始まってみますと、狙っていたシャツがセール対象にないっ!!

焦って各ページを舐めるようにチェックしたのですが、ベーシックなアイテム故か、残念ながら今回のファイナルセールの対象から漏れてしまったようです・・・。(泣)

それでも気を取り直して気になるアイテムなどをチェックしていたのですが、さすがに値引き率が高いこともあって、足が速い。良いなと思ったアイテムはことごとく売れてしまい、残るは1アイテムのみと言った状況。。

今年は年初に「絞る」と言ったテーマを自ら掲げてしまい、また他に気になるアイテムもあって購入を若干悩んでいるところですが、もしかしたら記事の公開時点ではワードローブに向かい入れるべく「ポチっ」といってしまっているかもしれません。(笑)

と言うことで、日数的にも、在庫的にも!?残り僅かとなりましたLUIGI BORRELLI(ルイジ・ボレッリ)のファイナルセールをチェックしてみようと言うのが本日のテーマです。

それでは、まいりましょう。

■ルイジ・ボレッリの2017-2018AWファイナルセール
2017-2018AWのラインナップの中でもこれまでになく新鮮に映ったのが、テーラードコートの充実っぷり。クラシック回帰と言う流れを受けて、化繊ベースのカジュアルなコートではなく、自然素材を使ったチェスターコートやポロコートが数多く販売されておりました。そして、これらのコートはファイナルセール開始とともに一気になくなってしまいました。

それでもブラックとグレーを使った英国の伝統柄であるハウンドトゥース(千鳥格子)柄のステンカラーコートは、サイズ「44」が記事の執筆時点で残っています。税込6.4万円と言うことですが、ベーシックな柄であることや、今後も英国調の流れが続きそうなことを考えますと、お買い得です。



また、同じステンカラーコートでもウールフランネル素材でポリエステル中綿が身頃にパテッドされているダウンコートは、ラスト1点で税込4.4万円。こちらもサイズ「44」が残っておりますので、あからさまなダウンウェアをスーツに合わせるのは嫌と言う方には、保温性とテーラードコートの両立を図った嬉しいモデルであるかもしれません。



スーツ系もほぼ完売状態ですが、カノニコのSuper120’sウーステッドフランネルを使ったダークブラウンのスーツはサイズ「44」が残っています。私と同じような体型の方(172cm 60kg)向けのサイズですね。もしかしたら同じくらいの体型でも「46」を選ぶ方もいらっしゃると思いますので、気になる手持ちのスーツのサイズと照らし合わせてみて下さい。



ちなみに私が所有するルイジボレッリのホップサックジャケットはサイズ「46」。ただ、私が購入をした時とは各サイズの数値がちょっと異なるようにも感じます。事実、私は若干身幅を詰めてます。

ブラウンはともするとかなりカジュアル感が出てしまいますので難しい色だと思っておりますが、カノニコの生地は色、風合いも良く、ブラウンカラーのスーツを検討されている方でサイズが合うのであればおススメです。このクオリティで税込アンダー9万円と言うのはあまりないかと思います。

同素材で襟付きのジレもありました。英国調な着こなしを意識するのであれば、3ピースもアリですね!



今期は個人的に魅力を感じるアイテムが多かったボレッリですが、そのうちの1つがこちらのカノニコのウールフランネル地のグレンチェック柄ジャケット。ただ、いくらチェック柄ではグレンチェックが一番好きだとは言え、グレンチェック柄のスーツはダブル、シングルともにソリートが仲間に加わっておりますので流石に見送りましたが、カッコ良いと思います。税込7.56万はお買い得ですね。



そしてもう一つグレンチェック柄ジャケット。ブラウンベースにボルドーのペーンが入ると言う、私の好みのど真ん中。実はこちらの方が先に気になったのですが、全く同じような柄のジャケットをサルトリオで所有しているので見送りました。好みなんで、どうしても欲しくなるものが似てしまいます・・・。(笑)こちらは税込7.3万円です。



残念ながら私が欲しかったシャツは対象外でしたが、清涼感を感じるコットンスラブボイルのストライプシャツはかなり良いと思います。これからの季節にメインで使えますし、税込1.6万円は驚異的。襟型はセミワイドカラーであるLUCIANO(ルチアーノ)。私からするとちょっと硬さのある表情ですが、それでもベーシックかつ綺麗な形なので使い勝手は良いかと思います。



こちらも同じストライプ柄ですが、製品洗いの施してあるカジュアルよりのシャツ。襟型はホリゾンタルカラーであるNA35。私も昨年同じ襟型のコットン×リネンのシャツを2枚ほど買い足しておりますが、夏場のクールビズ期間にもかなり使える襟型でしたので、税込1.5万円であればサイズが合う方はお買い得です。



更に、個人的に気になったアイテムがカシミア100%のクルーネックセーターでした。私がチェックした際にはブラウンカラーのマイサイズがあったのですが、次にチェックした際には完売・・・。オフホワイトカラーも魅力的ですが、既にマイサイズはありませんのでサイズが合う方はお買い得だと思います。



最後はパンツ。今季はパンツにも結構力が入っていたルイジボレッリ。カノニコのウールフランネルを使ったピンヘッドのチャコールグレーのドレスパンツは何にでも合わせやすく、かなり重宝するかと思います。ネイビーのジャケットはもちろんですが、同じグレー系やベージュのジャケットにも良いですね。ワンプリーツなので今の空気感を持っておりますし、税込1.8万円ならアリかと。


※ミディアムグレーやブラウンもありましたので、気になる方はチェックしてみてください。

こちらはコットンストレッチのワンプリーツパンツ。うっすらと起毛しており、温かみのあるライトグレーは万能選手の1人。サイズ「44」で裾幅18cmですから、これまでに比べると気持ちワイドになっておりますね。今期であれば18.5cmでも良いですし、カジュアルであれば19cmと言う裾幅でもありかもしれません。ちなみに、こちらは税込1.7万円でした。



と言うことで、商品のクオリティに対して価格が非常に魅力的なルイジ・ボレッリの2017-2018AWファイナルセールから、気になるものなどをいくつかピックアップしてご紹介致しました。

なお、昨日19時からはファイナルセールに加えて、期間限定のLastOneSALEがスタートしています。ボレッリのアイテムもファイナルセール価格からラスト1点セールプライスに値下げされておりましたので、ワードローブの充実化を図るチャンスかもしれません。是非、チェックされてみてください!






快適な歩行を実現するために、ロングホーズにこだわる!:HALISON(ハリソン )エジプト綿 ロングホーズ

こんにちは!
本日は、「快適な歩行を実現するために、ロングホーズにこだわる!」と言うテーマでお届けしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■一番大切なのは、サイジング!?
さて、これまでも様々なロングホーズを試してきた私ですが、ロングホーズを評価する際には、以下の4つの切り口をもって判断をしておりました。

①ホールド感
②耐久性
③価格
④心地良さ

事実、これまで購入してきたロングホーズの購入レポートにおきましては上記4つの評価軸を用いて自分なりの評価を行っております。そして全体的なバランスの良さではハリソンが最もお気に入りで、コストパフォーマンスを追求するならイタリア製のロングホーズでありながら税込1000円のROSSIを選んできたと言う経緯がございます。
・「ADRIAN(アドリアン)のホーズを購入!
・「HALISON(ハリソン)スーピマ ハイゲージ 平編 ロングホーズを購入!
・「NASSOW(ナッソー)定番リブ編みロングホーズを購入!
・「ROSSI(ロッシ)のロングホーズを購入っ!
・「評価変えが必要です!?約1000円で買えるイタリア製 BRAGAのロングホーズ
・「Sozzi(ソッツィ)のコットン ロングホーズを購入!

このような中で、ロングホーズ(単体)の良さを評価する際には上記4つの観点で行う、と言うことに変わりはないのですが、アイテム単体の評価だけではなく、自分に最も適した!?ロングホーズはどれかと言う視点で再度評価を行いますと、実は上記4つの観点に加えてより大切なのは”サイジング”なのではないかと考えるようになりました。

と申しますのも、昨年は自身初のビスポークシューズを納品(※)頂き、これまで以上に「靴を履いた際の足の感覚」に自らの意識がいくようになりました。そしてビスポークシューズと相性の良いロングホーズはどれか!?と言う観点で、自ら”調査”を行ってきたのです。
※「il Quadrifoglio(イル クアドリフォリオ)のホールカットを履いてみたっ!

すると、私の中ではやっぱりこれまでも高評価であったHALISON(ハリソン)を穿いた際が最も心地良くビスポークシューズを履くことが出来るような気がしており、その要因を自分なりに考えてみました。

例えば生地の心地良さなんかはアドリアンやソッツィなんかも良いですし、ふくらはぎを中心としたホールド感としてはソッツィもハリソンに負けず劣らず快適なのです。それでもそう言ったメーカーと心地良さを最も感じるハリソンとで一番異なる点はどこか!?と言うことを考えてみますと、それは「サイズ感」であると言う結論に至りました。

以前も書いたかもしれませんが、イタリアや海外から輸入しているロングホーズは、だいたいワンサイズでの展開であることがほとんどです。実際には中心のサイズとなると考えられる「25cm~26cm」が多い印象です。

私も実寸での足の大きさは25.5cm程度ですから、そのサイジング展開でも一見問題はありません。それでもハリソンは日本製と言うこともありまして、S、M、Lの3サイズで展開しています。ハリソンは「M」サイズがだいたい「25cm~26cm」に当てはまるのですが、私はあえてワンワイズ小さい「S」を購入しています。

その理由は、これまでの経験上、洗濯などを繰り返しますと若干伸縮がおこる場合があるからと言うもの。無理のない範囲で、出来るだけフィットしたサイズから入っていき、使う中での伸縮などを見ながらベストなサイズを見つけて行こうと考えていたわけです。

すると、ハリソンの場合は「23cm~24cm」に値する「S」でも私の足ですと問題なく着用することが出来、かつ洗濯を繰り返しても大きなサイズ感の変化がなく、これまでも快適に用いることが出来たのです。しかも他のどのロングホーズよりも、つま先からかかとにかけてのフィッティングが良いのです。

中には「BRAGAのロングホーズ」のように、洗濯をすることで全体が縮み、つま先のたわみが消えたこともありました。それでもフィッティングがより良いのは、やっぱり適正サイズであると考えられるハリソンのロングホーズなのです。

足に綺麗に、そして無理なくフィットしたサイジングのロングホーズを穿きますと、これまで以上にビスポークシューズが自らの足に快適にフィットしていることを実感出来ますし、それは歩けば歩くほど強く確信するに至りました。

そう言う意味では、「生地の心地良さ」よりも、そして「(ふくらはぎの)ホールド感の良さ」よりも、自らの足の大きさとロングホーズとの最適なフィッティング(サイジング)に意識を向けてロングホーズを選ぶことが、ロングホーズはもとより、革靴を快適に履くことの出来る秘訣ではないか、と今では考えております。

恐らくビスポークシューズか既成靴かに関係なく、自らの足にフィットしたラストを持つ靴であれば、きっとロングホーズを自らの足に適切なサイジングに変えるだけで心地良さが大分変るのではないかと想像致します。

もしつま先やかかとに生地のたわみがあったり、革靴の中でロングホーズの生地がよれて不快な思いを感じることがある方は、いつもよりワンサイズ小さいロングホーズを試されてみてはいかがでしょうか!?もしかしたら、これまで以上に”快適な歩行”が実現出来るかもしれませんよ!?

■HALISON(ハリソン )のエジプト綿 ロングホーズ
と言うことで、今年はこれまでの”コストパフォーマンス重視”の選択から、”サイジング(快適性)重視”に変更してロングホーズの補充を行うように致しました。

そのような中で今回購入しましたのは、ロングホーズとしては細番手である65番双糸の高級エジプト綿を使い、なおかつシルケット加工糸を採用しているハリソンのリブ編みのロングホーズです。
HALISON(ハリソン )エジプト綿 ロングホーズ_③

スネから甲にかけてはリブ仕上げとなっておりますので、無理なく、心地良くフィットします。今回はネイビーとチャコール(グレー)を購入。ドレススタイルにおけるホーズの色はパンツまたは靴に合わせることが多いのですが、どちらかと言いますと私はパンツに合わせることが多いのです。よって、グレースラックスを頻度高く用いることもあり、最近はグレーを買うことが多いです。
HALISON(ハリソン )エジプト綿 ロングホーズ_①

なお、上述しましたようにシルケット加工を施しておりますので、いやらしくない程度に程良い光沢感があります。これにより、高番手のスーツであっても違和感なくフィットします。
HALISON(ハリソン )エジプト綿 ロングホーズ_②

実際に穿いてみますと、ご覧の通り。つま先から甲にかけても綺麗にフィットしておりますよね。また、かかと部分のズレを防ぐために、ハリソンではとかかとをゆっくりと時間をかけて編みあげていると言います。画像をご覧頂きますと、そんなかかとのフィット感の良さもお分かり頂けるのではないでしょうか。
HALISON(ハリソン )エジプト綿 ロングホーズ_④

と言うことで、「快適な歩行は適切なサイジングのロングホーズから!」と言うのが、本記事でのメインメッセージでした。

ちなみに、ハリソンではスーピマコットンを使ったハイゲージの平編みロングホーズも以前購入しております。”素材”なのか”編み方”の違いなのかは分かりませんが、スーピマコットンの平編みの方が肌感覚としては”しっとりした感じ”で、エジプト綿のリブ編みの方が”さっぱりとした、ドライなタッチ”を持っている印象でした。

もし購入をご検討の方は、参考にされてみてくださいっ。









Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツを購入!(後編):Solito house exclusive per Sharon

こんにちは!
本日は年末に購入しておりました、サルトリア・ソリート(Solito house exclusive per Sharon)のシングル3B グレンチェック柄のスーツの購入レポートの後編と言うことでお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■Solito house exclusive per Sharonの魅力
さて、この度購入を致しましたのはSharonさんがプロデュースを行っている、サルトリア・ソリートによる世界に唯一のプレタポルテのレーベルである「Solito house exclusive per Sharon」のグレンチェック柄のスーツです。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_⑩

生地はサルトリアソリートにてスミズーラ(ビスポーク)をしたダブルのスーツと同じロロピアーナのもので、グレーベースのグレンチェックにブラウンのペーンが入ります。スミズーラをした生地もグレンチェックでしたが、そちらに比べますとブラウンのペーンが入ることで、ややカジュアル感が増す感じでしょうか。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_⑪

ところで、「Sharonさんが”プロデュース”をした」と言うとちょっと大袈裟に感じられる方も多いかと思いますが、個人的にはこの表現が適切である、と確信しております。

と申しますのも、「Solito house exclusive per Sharon」のスーツは、型紙レベルからかなり細かい指示がソリート側に出されており、実は仕立ての仕様も標準的なサルトリアソリートのスミズーラ(ビスポーク)とは一部異なります。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_⑫

一般的に言われる「別注仕様(exclusive)」とは大分印象が異なっておりまして、素材や色が違う、一部のディティールが異なると言ったレベルではなく、完全に「ゼロ」の状態からSharonさんとサルトリアソリートが共同作り上げたと言っても過言ではありません。正直お話を聞くまでは、こんな細かいレベルでモノ作りが行われているとは想像が出来ませんでした。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_⑯

その根底にあるののは、「本当に良い(と自分が感じる)ものをお客さんに届けたい。」と言う、SharonオーナーK氏の情熱。

K氏は職人さんではありませんが、パターンのどこを、どのようにいじると、どのような効果が生まれるのかと言うことを熟知しており、自らかなり細かなパターン修正の指示を出していると言いますから驚きです。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_⑮

なんで職人でもないのにそんなことが出来るのですか!?と言う私の質問に対してK氏は笑顔で答えてくれました。

「それは服が好きだからです。」と。

同じ服好きとしてはかなり痺れたお言葉でした。「好きこそ物の上手なれ」とは言いますが、服好きとして、そして”プロ”として本当に良いと感じるものを顧客に届けると言う強い使命感と言いますか、想いを改めて感じた次第です。

日本人ならではの勤勉さ、繊細さに加えて、ナポリ仕立ての生みの親であるチェザレアットリーニ氏から脈々と受け継がれた正統なナポリの注文服を仕立てるサルトが出会う事によって生まれた「Solito house exclusive per Sharon」。恐らくナポリ仕立てがお好きな方であれば強く惹かれること間違いなし!だと思っております。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_⑭

事実、ソリートのスミズーラはもちろん、名の知れた他のサルトや雑誌等でも取り上げられている日本人の職人さんにてスミズーラをされている方々も、プレタのレーベルである「Solito house exclusive per Sharon」を購入されていらっしゃるそうです。よって、そう言ったレベルのクオリティに慣れた方々にとっても十分に満足が出来るレベルに仕上がっているのだろうと想像できますね。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_⑬

と言うことで、素晴らしいと感じるアイテムの裏側には、素材の良さや仕立て技術の高さと言ったものだけではなく、人の情熱や熱意、隠れた努力があるものなんだと言うことを学びました。

■プレタポルテの魅力
このような中で、一般的に言われるプレタポルテ(既製品)の魅力にはどのようなものあるのか、ちょっと考えてみたいと思います。ぱっと思いつく内容を羅列してみますと、

・価格
・納期
・安心感

なんかはすぐに思いつきますよね。

当然ながら、1人の顧客のためだけのものではないですし、仮縫い、中縫いと言った手間もないわけですから、スミズーラに比べますとプレタポルテの「価格」は安くなります。つまり、スミズーラに比べてプレタは価格優位性が有ると。

また、「納期」。スミズーラの場合、一般的には1年から1年半と言うのが標準的な納期かなと思います。中には1人で全てを処理している職人さんなんかですと2年前後かかる場合もあると聞きますが、そう言った例は稀だと思います。これに比べて、プレタの場合は”お直し”がは発生したとしても1~2週間程度が良いところでしょうか。つまり、プレタは圧倒的に納期が早い。

更に、「安心感」と言うのもあるのかなと。具体的には、プレタであれば購入しようとするアイテムの試着をしてみて、ヴィジュアルや着心地を自分なりにしっかりと確認した上で購入の意思決定が出来ると言う意味です。

これに対してスミズーラは小さな生地の切れ端から全体像を”イメージ”し、その”完成イメージと自らを重ね合わせて”みて、頭の中でこれを確認をして購入の意思決定を行う必要がありますね。ソリートのようにプレタポルテのラインを持つサルトリアと言うのは稀ですから、そのサルトのスタイルや仕立てが自分にフィットするのかどうかを事前に見極めるのは難しいですし、それは選んだ生地についても同様です。

私の少ない経験ですと、「中縫い」になりますと大分イメージが出来るのですが、それでもスーツやジャケットの印象を大きく左右するラペルの雰囲気やショルダーラインなどは納品を頂いてみないと分からないと言うのが本音です。回数を重ねればもっと早い段階で判断が出来るようになるのかもしれませんが、私のレベルですとそれはまだ困難かなと。

つまり、プレタは自分の目で見て、体で感じて購入の意思決定を出来ると言う「安心感」がある、と言えるのかなと思います。

そして、これらの「価格」や「納期」、「安心感」に加えて個人的に感じているプレタポルテの大きな魅力は、プレタならではの「完成された美」を内包していると言う点でしょうか。

プレタポルテは想定される着用者の標準的な体型をベースに、理想的なバランス感で全てが構築されていきます。従って、個々人の体型に依存することなく、バランス感のある美しいスタイルが構築されることになりますね。

よって、もしプレタポルテを着用してみてシルエットが大きく崩れることなく、袖丈程度の修正で済むようでれば、それはある意味で”完成された美をまとう”ことが出来ると言う点でとてもラッキーなことだと思っています。更にその上で体を動かしてみて違和感がないのであれば、そのプレタポルテは間違いなく買いだと思うわけです。

と言うことで、もし自分自身の体型とフィットするプレタポルテに出会う事が出来たのであれば、その関係性は大切に、末永くお付き合いされるのが良いのかなと思っています。

手縫いか、マシンメイドかにかかわらず、色々と着比べてみますとスタイルであったり、着心地に関する自分の好みが徐々に明確化されていきます。試着も含めて色々と比較してみて、自分なりのお気に入りのプレタポルテを持っておきますと、様々な「美」を感じることが出来る、より豊かなファッションライフを送る事が出来るのではないでしょうか。






Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)を購入!(前編):Solito house exclusive per Sharon

こんにちは!
本日は全く予定になかったものの、半ばアクシデント的に昨年末に購入してしまったアイテムをご紹介したいと思います。

それでは、まいりましょう。

■自分の決断を覆す
さて、タイトルからもお分かり頂けるかと思いますが、昨年末に予定外にも拘わらず購入してしまったのはSartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツです。しかも、レーベルは「Solito house exclusive per Sharon」と言うことで、Sharonさんがプロデュースを行った、サルトリアソリートによる世界に唯一のプレタポルテ(既製品)。

以前も記載したことがあったかもしれませんが、私の中では着用期間を長くとることの出来る秋冬のスーツやジャケットなどは基本的にスミズーラ(ビスポーク)に移行していき、プレタポルテ(既製品)は春夏をメインに購入をして行くと言う、自分なりの買い物の指針を設定しておりました。

それでも、「4周年の御礼!」の中でも記載しましたように、スミズーラの経験を少しずつ重ねる中でプレタポルテならではの魅力や付き合い方があると気付かされたのが昨年。

恐らく、知らず知らずのうちに、「スミズーラが上で、プレタポルテが下」と言う根拠のない序列を自らの中で作っていたことが、上述したような買い物指針の設定に繋がってしまったのかもしれません。それでも、スミズーラとプレタポルテの両方を経験することで、それぞれが独自に持つ魅力等を感じ取ることが出来ました。

よって、本記事執筆中の現時点におきましては、「スミズーラ」と「プレタポルテ」の関係性において上下はなく、それぞれが異なる魅力を持った選択肢として私の中に存在している状況です。

このような中で、今回はプレタポルテである「Solito house exclusive per Sharon」の持つパーフェクトな美しさやSharonさんが選ばれた生地に強く共感を覚えたと言うことになります。分かりやすく言うと、あまりのカッコ良さに欲しくなってしまったと。(笑・汗)

私だけではないのかもしれませんが、誰しも一度自分で決めたことを覆すような判断をするのは躊躇するのではないでしょうか!?しかも、一度判断をしてからの時間が短ければ短いほど、後ろめたい気持ちは大きくなります。

それでも、唯一絶対的に”常に”正しい解と言うのは存在しないように思っています。

判断をする時点で置かれている状況や、自身として見えているものを元に判断をするわけですから、状況が変わり、また自身の見える範囲が変われば、自ずと判断が変わることも決して悪くはないと。そのように自分自身を納得させて、「秋冬物はスミズーラで」と言った以前設定した指針を覆してしまうような買い物をしたことを正当化しております。(笑)

それでは、そんな自身の決断を覆すほどに魅力を感じてしまったサルトリアソリートのシングル3B グレンチェック柄のスーツをご覧頂こうと思います。

■サルトリア・ソリートのシングル3B グレンチェック柄のスーツ

Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_①

Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_②

Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_③

Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_④

Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_⑤

Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_⑥

Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_⑦

Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_⑧

Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)のシングル3B グレンチェック柄のスーツ(2017AW)_⑨

と言うことで、「秋冬物はスミズーラで」と言う、自ら設定した指針を覆してまでも欲しくなってしまったサルトリア・ソリートのシングル3B グレンチェック柄のスーツのご紹介でした。後半では「Solito house exclusive per Sharon」の魅力に触れつつ、プレタポルテならではの魅力についても考えてみたいと思います。







rm55的スタイリング:2017年AW ①:仕事始めスタイル

こんにちは!
本日は、先日お伝え致しました(※)新コンテンツの2つ目である「rm55的スタイリング」をお送りしたいと思います。
※「新コンテンツの追加を検討する!?

なお、おさらい的にご説明申し上げますと、「rm55的スタイリング」とは私rm55のスタイリング(装いや着こなし)についてご紹介しようと言うコンテンツです。

基本的にはインスタグラム(ID:NFLD_rm55)にポストしたスタイルの中から、自分なりにこれは!?と思ったものや反響を頂いたものを適宜ピックアップさせて頂き、スタイリングに用いたアイテムの情報であったり、その日の着こなしの意図、ポイントなんかを自分なりに解説してみよう!と言った内容となります。

第1回目となる本日取り上げますのは、2018年の”仕事始め”のスタイルです。それでは、まいりましょう。

■TPOとスタイリング
さて、今年は日の並び方の関係もあって、1月の第2週からが仕事始めだった方も多かったようですが、私はカレンダー通りの1月4日から仕事をスタートさせました。

ただ、4日は日頃からお付き合いのある方々はお休みでしたので、メールも電話もない、静かな1日になるであろうことが事前に予想出来ました。もちろん、ご挨拶や打ち合わせと言った外部の方とお会いする予定もありませんでした。

このような中で私が”仕事始めのスタイル”として選んだのが、こちらの「ザ・ベーシック」なネイビーワントーンのコーディネート。
rm55style_2017_仕事始め①

サルトリアソリートのネイビーのウーステッドスーツ(44)に、アヴィーノラボラトリオナポレターノのホワイトシャツ(38)。インナーにはクルチアーニのネイビーカラーのウールカーディガン(44)を合わせ、ネクタイはE.G.カペッリのカシミアネクタイ(ネイビー/ブルー)。ポケットスクエアは、アリアンナのカシミア×シルク(ホワイト)です。
rm55style_2017_仕事始め②
※着用者:172㎝ 60㎏

また、足元はジョンロブのストレートチップであるフィリップ2(ブラック)を合わせておりましたので、全体としてはフォーマルとまではいかないまでも、かなりビシッとした、ドレッシー感のあるスタイリングになっておりました。
rm55style_2017_仕事始め⑤

ただ、上述しましたように外部の方とお会いする機会はなく、社内的なイベント等もあるわけではございませんでしたので、正直もっと力の抜けた装いでも全く問題はなかったのです。

それでも先日、新コンテンツである「装いを考える」シリーズの中でも記述しましたように、「装い」とは相手や時と所、場合を考慮するのみならず、”自らの心や思考、思想”が現れる個所でもあるわけです。

と言うことで、今回は”2018年の仕事始め”と言うことを念頭に、”自分自身を律する”ためにもドレス度の高いスタイリングを心がけたわけですね。実際私がホワイトカラーのシャツを装いに取入れることは稀なのですが、今回はヘリンボーン柄と言うこと言うことで多少のカジュアル感はありながらも、それでも”ちゃんとした感”は出せているかなと。
rm55style_2017_仕事始め③

このような中で、季節感をあえて演出!?したのが、柔らかく、ふわっとした風合いを感じることの出来るカシミア素材のネクタイと、カシミア×シルク素材のポケットスクエアを取り入れた点です。本来のど真ん中のドレススタイルであれば起毛感を感じるカシミアではなくシルクのネクタイにすべきでしょうし、スクエアもリネンになるかと思います。
rm55style_2017_仕事始め④

とは言ってもTPOを踏まえた上で許されるのであれば、こんな小さな箇所で季節感や遊び心を取り入れるのも、それはそれで粋かなと思って1人で楽しんでおりましたょ。(笑)

ちなみに、この日はアウターの撮影もしておりましたので一応ご紹介しておきます。コートはシャマットのカシミア素材のチェスターコート(ネイビー)に、ロロピアーナのベビーカシミアのマフラー(グレー)、デンツのディアスキンのグローブ(キャメル/ライトブラウン)をアクセサリー的に取り入れておりました。
rm55style_2017_仕事始め⑥

欲を言えば、クラシックなスタイルを有するサルトリアソリートのスーツにはシャマットのようにモード感を感じるものではなく、もっとベーシックなスタイルのコートを合わせた方がフィットすると思っています。
rm55style_2017_仕事始め⑦

ただ、現時点では残念ながらそう言ったコートは所有しておりませんし、シャマットのコートも袖付けは「シャマットショルダー」ではなく、お兄さん(※)であるバレンティノ・リッチ氏のスタイルに近い雰囲気に仕上がっておりますので、ソリートにシャマットのコートを合わせるのも「無し」ではないかなと言うことでセレクト致しました。
※シャマットを創業したリッチ兄弟の兄。弟は、メディアへの露出も多い二コラ・リッチ氏。

■あとがき
上述しましたように、今回は対外的な要素よりも対内的、むしろ”自分自身を律する”と言うことに主眼を置いて、凛とした雰囲気になるネイビーのワントーンコーデにホワイトシャツ、黒靴(ストレートチップ)を合わせたわけです。

実際、ホワイトカラーのシャツを着てネイビーのワントーンでまとめた装いをすることで、改めて自身の背筋が伸びるような感覚と言いますか、シャキッとした気持ちで2018年の仕事始めを過ごすことが出来たように感じています。

そう言う意味では、我ながら状況に応じた、適切な装いが出来た!と言う自画自賛の評価をしておきたいと思います。(笑)

ちなみに今回用いたサルトリアソリートのスーツは、盛夏や真冬を除いて通年使うことの出来る素材です。今年は幸運にも東京は年明けから晴天に恵まれて穏やかな気候であったがために、上記装いでも難なく過ごすことが出来ました。ただ、本来1月であれば、もう少し生地のウエイトのあるウーステッドの方が適切かもしれませんね。

ま、様々なシーンにより適した装いをしようと思えば思うほど「モノが増える」、と言う状況に陥ってしまいますので、そのあたりは予算やワードローブなどと相談しながら判断していきたいと思います。






※本記事の内容は素人であるrm55独自のセンス、感性、見解に基づいております。プロのスタイリストのような正しい知識に基づいた装いに関する記述でありませんので、あくまで個人の趣味のブログとして捉えて頂ければ幸いです。

オフのドレッシー度を上げる!?:Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ コットンパンツ(2017AW)

こんにちは!
ここ数日の間に2017-2018AWのモアセールが続々と始まっておりますが、皆さまチェックされておりますでしょうか!?昨日は本Blogの読者様であればお馴染みであろうginlet(ジンレット)さん、ring(リング)さんがモアセールを開始されましたが、エントリーと5000円以上の買い物でセール品を含めてポイント10倍!と言うのはかなり驚きました。

中には50%オフ、40%オフと言うセールアイテムもありましたので、気になるアイテムやサイズが合うアイテムがあればかなりお買い得。欲しいものがある方は、このタイミングを逃さず!?ゲットされてはいかがでしょうか!?

また、他にも以下のようなショップが本日の9時59分までエントリーと買い物(5000円以上)でポイント10倍と言うイベントに参加しておりますので、セールプライスに加えて更にお得に購入をされたい方は要チェックです。
VIAJERO 本店
モダンブルー
インポートアウトレット musee
サントノーレ
CRISPIN(クリスピン)
キャンペーンエントリーページ

なお、以下はここ数日でモアーセールやファイナルセールを開始したショップとなりますので、チェックがまだの方は是非チェックされてみてください。
ジャケットリクワイヤード
Le acca
GLOBER
camisimo 楽天市場店
giotto(ジオット)
※「2017年AWインポートファッションのセール情報まとめ!」:絶賛更新中!

それでは、本題にまいりましょう。

■子供と一緒に過ごすオフスタイルのドレッシー度を上げる方法!?
さて、皆さまも御存じのとおり、私は現在2児のパパ。しかも、第二子はまだまだ手のかかるお年頃と言うこともございますので、オフの際にはカジュアルと言いますか、ラフと言いますか。とりあえず、汚れても良い(ガンガン洗濯が出来る)アイテムで出かけることが多い状況です。
2017AWカジュアル①

従いまして、週末などのオフの際にはアメカジアイテムを中心としたアイテムでコーディネートすることも多いのですが、やっぱりオフであっても大好きなクラシコイタリアなアイテムが着用したくなることもございます。
2017AWドレスカジュアル②

他にも家族と過ごしたクリスマスディナーであったり、
2017AWドレスカジュアル①

長女が習っているピアノの発表会への参加と言った、ちょっと特別な日にはあえてアメカジと言ったカジュアルなスタイルではなく、ドレス感のあるジャケットなどを用いた装いで過ごすようにしていたりします。
2017AWドレスカジュアル③

このような中で、一緒に出かける際に以下のポイントをしっかりと抑えておけば、ドレスよりであったとしても服を汚されるリスクを軽減出来ることに最近気づきました!?

①食事をしなくても済む時間帯に出かける
②食事が必要な場合は、極力食べさせてあげる

まず、これまでの経験上、”一番服が汚れるリスクが高くなるのは食事をするタイミング”です。よって、ちょっと早めに自宅でランチを食べてから外出し、夕食前には帰宅すると言う、”出かける時間帯をコントロール”をすることで、”かなり”服のコトを気にしない状況で子供と一緒に過ごすことが出来ますね。

ちなみに我が家では、子供と一緒に出かける際には子供が外で気軽に手で食べることが出来るスナック類を持参しています。よって、子供が何か食べたそうな時には手が汚れることの少ないスナック類をあげることで空腹には対応しています。(笑)

それでもオフの際には外食をしない!と言うのは非現実的。やっぱり家族で外食をすることで嫁さんの負担も軽減致しますし、それはそれで楽しい家族団らんの時間となりますので、もちろん外食することもございます。

そんな時にはキッズ用の椅子(固定出来るベルトがあると理想的)が完備されている飲食店をセレクトし、更には、自らが横に座って食べさせてあげる!と言う方法がおススメです。(笑)

もちろん子供自ら食べる練習をするのが理想ですが、それは普段から家でやっておりますので、ドレッシーなスタイルをして外食を愉しむ際には、極力子供の手や口の周りが汚れないように自ら率先して食べさせてあげるようにしています。

自分も食べながら子供にも食べさせるので大忙しですが、それでも床などに子供の食べかすが落ちることもないので、飲食店の方にご迷惑をおかけすることもないですし、子供の手や口のまわりが汚れることも最小限に抑えることが出来ますね。これにより、結果的に自らの服が油等によって汚れるリスクも抑えることが出来るわけです。(笑)

まだ小さくて子供が動かないうちは楽ですが、歩けるようになってきますと外食ではかなり大変!?な状況になりますね。もし私と同じような小さなお子さんを持つパパさんは、是非この方法!?を試されてみてください。きっと、そうすることで自らのお気に入りの服を着て、気兼ねなく!?お子さんと外出、外食が出来るかと思いますょ。(笑)

■Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ コットンパンツ(2017AW)
と言うことで、最近は子供と一緒に外出をしても服を汚さないコツを覚えた私がオフのドレスカジュアル用にと昨年購入していたのが、私がお気に入りのパンツブランドであるLe Spade(レ・スパーデ)のコットンパンツです。

今季(2017AW)は既にウールパンツを2本ほど購入しておりましたが、2017AWシーズンの形がかなり好みであったことから、カジュアル用のパンツも追加で購入しておりました。色は”私のワードローブにはない”、ダークベージュカラー。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ コットンパンツ(2017AW)_①

仕様はワンプリーツであること以外、基本的にはこれまでのモデルと変わりません。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ コットンパンツ(2017AW)_②

腰周りのホールド感を向上させるパンチェリーナ仕様や、
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ コットンパンツ(2017AW)_③

手縫い感あふれるステッチングは健在で、レスパーデならではの雰囲気をしっかりと感じることが出来ます。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ コットンパンツ(2017AW)_⑦

このような中でここ数シーズンのカジュアルパンツと異なる点があるとしたら、それは使われている素材。これまではシルエットがやや細かったことからストレッチ素材が入っておりましたが、今季は腰周りにはプリーツが入ってゆとりがあることに加えて、全体のシルエットにも大人の余裕が生まれました。従いまして、素材はコットン100%と自然素材のみに変更。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ コットンパンツ(2017AW)_⑤

織はダイアゴナル。斜め45度に比較的太めの畝が出ていて厚めの生地が多く、秋冬物に多く見られる織り方です。今季はダイアゴナルの一種でもあるキャバリーツイルのスーツなども多くのメーカーが提案しておりましたので、もしかしたらお持ちの方も多いかもしれません。

ではなぜドレッシーな装いで子供と一緒に出かけることが増えた私がこちらのパンツを選んだのか、と申しますと、それはコットン100%だからです。やっぱりストレッチ素材が1%でも2%でも入っておりますと楽ちんではあるのですが、頻繁にしゃがんだり、足を曲げることによって膝が出やすくなるのですよね。。

もちろん穿いた後には裾口を上にして吊るし、自重でシワを伸ばすようにしておりますが、植物性繊維にストレッチ素材が入っておりますと動物性繊維のウールのようには綺麗にシワが伸びません。

しかし、シルエットにゆとりがあり、コットン100%であればストレッチ混のコットンよりは膝が出にくいですし、気兼ねなくプレスもしやすいので、週末にはしゃがんだりするシーンの多いライフスタイルを送っている私にはぴったりの素材なわけです。なお、今回はカチョッポリ社のコットンが使われており、珍しく生地のタグもついておりました。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ コットンパンツ(2017AW)_④

ちなみに手前がストレッチ混のレスパーデのノープリーツのダイアゴナルコットンパンツのブラウンカラー。奥が、今回購入しました100%コットンのワンプリーツ仕様のダイアゴナルコットンパンツのダークベージュカラーです。
Le Spade(レ・スパーデ)の1プリーツ コットンパンツ(2017AW)_⑥

まだまだ寒い日も続きそうですので、ちょっと厚手のダイアゴナルのコットンパンツを穿いて、オフの日であってもドレッシー度を上げたドレスカジュアルスタイルで子供と一緒に外出し、思い出作りに励みたいと思っています!?(笑)

なお、サイズ「44」は全色完売しておりますが、「46」であればホワイトやベージュ、ブラウンと言った他の色を選ぶことも(記事の執筆時点では)出来ます。最近の空気感を取り込んだシルエット、ディティールを有しながらも、コットン100%と言う膝の出にくい手縫いのパンツをお探しの方は、是非チェックされてみてはいかがでしょうか!?
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新コンテンツの追加を検討する!?

こんにちは!
本日は「新コンテンツの追加を検討する」と言うテーマで、今後本Blogに追加していこうと考えているコンテンツについて、ご紹介させて頂こうと思います。

それでは、まいりましょう。

■5年間のまとめ!?
さて、お陰様で本Blogは昨年2017年12月15日を持ちまして、開設5年目に突入しております。

諸先輩方に刺激され、後先考えずに”思い付き”と”勢い”で始めてしまった本Blogですが、いざ文章を書き始めると思った以上に!?記事が書けてしまったと言うことがございました。
※私がBlogを開設するきっかけになった御方とは、現在もインスタグラムを通じて交流をさせて頂いております♪

また、当然文章を書くためには「考える」ことが必要になるわけですが、考えるために必要な材料を収集するために、自分なりに書籍や人の話、更にはインターネット等を通して自然と、そして楽しく学んで来ることも出来たように思います。そして、そんなことを繰り返していくうちに段々と見える景色が異なってきたり、興味の対象が変わってきたりしたわけです。

これまでも述べて来たことですが、本Blogを開設してからの4年間とちょっとと言う時間は、物心ついた頃から好きだったファッションに対して私自身が最も真摯に向き合い、学び、そして時間を費やしてきた期間であったと断言することが出来ますし、改めて自分自身としてファッションが大好きなんだ!と言うことを再確認した時間であったようにも思います。

このような中で、私自身のファッションにおける感性やセンスなども大きく変化してきました。それは、本Blogを開設当初からお読み頂いている方がいらっしゃれば強く感じて頂けることと思いますし、最初の頃の記事比べますと装い自体が変わっていることは明らかだと思います。

「努力はセンスを超える」

と言ったのは、今年の箱根駅伝で4連覇を飾った青山学院大学の陸上競技部長距離ブロック監督を務めていらっしゃる原晋監督です。

私は自分自身にファッションセンスがあると思ったことはありませんし、現在も自分自身に対する評価は変わりません。センスが本当にある方の装いと言うのはオン、オフ、また男性、女性限らず華がある(華やかと言う意味ではないです。)と言いますか、ちょっと表現が難しいのですが、独特のオーラのようなものを私個人は感じます。

それでも仕事における装いであるドレスファッションに限って言えば、この数年間は自分なりにメンズファッションの歴史であったり、素材であったり、上質でエレガントな装いや着こなし術、アイテム等を”熱意”を持って大量にインプットし、自分なりに一生懸命に消化してきたつもりです。

そして、そこで得たものを”自分の装い”と言う形でアウトプットし続けて来たわけですが、Blogを書き始めた時点に比べれば、自分自身としてセンスが良くなったとは言えないまでも、仕事では”ちゃんとした装いが出来る”ようになってきたと言う自信が少しついて来た感覚が正直あります。

つまり、熱意を持って取り組めば、「努力はセンスを超える」と。(笑)


実は本日ご紹介致します新コンテンツは昨年1月から開始するつもりで検討しておりました。ところが、私事ながら第二子の誕生によって思った以上に自分の時間の使い方が変わってしまい、実現出来ていなかったのです。。(ハイ、言い訳です・・・。汗。)

更に言えば、未だにしっかりとした準備が整っているわけではございませんので、紆余曲折や内容のクオリティに良し悪し、波はあるかと思っています。それでも本Blogを開設した時がそうであったように、始めてしまえばどうにかなるさ!?の精神で、見切り発車してみようと思っています。

と言うことで、Blogを開始して5年目となる一つのまとめとしても良いタイミングだと思いますので、この度、新コンテンツを追加してみる決心を致しました。

■2つの新コンテンツ
前置きがだいぶ長くなりましたが、新しく追加しようと考えているのは下記の2つのコンテンツです。

①装いを考える
②rm55的スタイリング

相変わらずのネーミングセンスのなさは置いておいて、先行してPCビューのサイドバーにある「カテゴリ」に今回のコンテンツを追加しておりましたので、コレはなんだろう!?と気になった方もいらっしゃったかもしれません。

まず、「①装いを考える」ですが、センスのかけらもなかった私が、ようやくドレスファッションにおいて”ちゃんとした装いが出来る”ようになって来たと言う感覚を得るに至ったプロセスを自分なりに再構築しなおして、コラム的にそのエッセンスを語ってみようと言うものです。

「着こなし術」と言うと上から目線な気がするのですが、内容としては近いのかもしれません。

普段私がドレススタイルを装う上で気を付けていることや、自分なりのルールなどをコラム的にご紹介していこう!と言うことですね。とは言え、私はファッションのプロでもないですし、服飾評論家やエディター、スタイリスト等ではございません。あくまで服好きの素人ですので、正しい、正しくないと言うよりも、素人であるrm55が考える視点を大切にしていきたいと思っています。

そして「②rm55的スタイリング」ですが、名前の通り、自身のスタイリング(装いや着こなし)についてご紹介しようと言うもの。大分前に自身のスタイリング(着こなし)をご紹介する兄弟ブログを立ち上げたものの、運用しきれずに閉鎖したと言う苦い経験がございました。

現在はその代りとしてインスタグラム(ID:NFLD_rm55)を活用しているわけですが、基本その日のスタイリングをアップするだけで、どのサルトやブランド、メーカーのアイテムを着ているのかや、サイズ情報、着こなしの意図などにはほとんど触れておりません。

従いまして、この「②rm55的スタイリング」の中では、そう言ったスタイリングに用いたアイテムの情報であったり、その日の着こなしの意図、ポイントなんかを自分なりに解説してみよう!と言った内容で考えております。もちろんインスタグラムにポストした全ての装いを取り上げることは難しいと思いますので、自分なりにこれは!?と思ったものや反響を頂いたものに限り、ピックアップする予定です。

と、ここまで文書を書き上げた時点では、本当に出来るの!?と自分自身に対して疑心暗鬼な部分もありますが、一区切りとなる5年目を自分で盛り上げるべく!?やれるだけやってみようと思います。

それでは、改めまして新コンテンツ(※)ともども、本年もどうぞ宜しくお願い致します!
※更新頻度は現時点では考えておらず、不定期を予定しています。ちょっと弱気ですが、ご勘弁ください。(汗)