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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

スーツの持つチカラ:WORK WEAR SUIT

こんにちは!
本日は、「スーツの持つチカラ」と題しまして、前回同様スーツネタのコラムをお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■洋装文化が浅いからこそ生まれた!?:WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)
さて、皆さんは「WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)」なるものをご存知でしょうか!?

水道工事やそのメンテナンスを行っているオアシスソリューションのグループ会社であるオアシススタイルウェアが開発した製品で、「スーツのように見える作業着」が「ワークウェアスーツ」です。
WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)_001

近年は若者の減少からどの業界も人材を獲得するのに苦労していると聞きますが、作業で汚れたり、仕事が辛そうなどのイメージが先行してしまいがちな清掃や設備、建設業界のイメージを向上させて人手不足を解消し、顧客からのイメージアップをも視野にいれて開発されたのが「ワークウェアスーツ」(※)だったそうです。
WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)_002
※参照記事はコチラ

実は私、少し前に朝の情報番組が何かでワークウェアスーツが取り上げられていたのをチラッと見ていたこともあって頭の片隅には入っていたでのすが、実際にワークウェアスーツが発売され、ネットを中心にちょっと話題になっている!?と言うことで本日取り上げてみました。
WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)_003

ところで、日本人と洋服とが出会ってから、実はまだそんなに時間が経っていないのを皆さんはご存知でしょうか!?それこそ日本人が初めて洋服を目にしたのは、ポルトガルやスペインなどからキリスト教の宣教師が渡来した時期だと思うのですが、本格的に日本人の多くが日常着として洋服を着用するようになったのは、戦後だと言います。

つまり、まだ日本人と洋服との歴史はそれこそ60~70年程度しかないと言うことですね。

伝統と言うのは脈々と長い時間をかけて変化をしながら固まってきたものですから、それらを壊したり、大きく変化させるのは難しかったりすると思います。しかし、そうではない物と言うのは壊すのも、変化させるのも容易。

そういう意味では、洋装文化やその歴史が欧米に比べると圧倒的に浅い日本であるからこそ生まれたアイテム(※)が、本日取り上げているワークウェアスーツなのかなと思っていたりします。
※オアシススタイルウェア調べによると、スーツのデザインを擁した作業着は世界初

もちろん他にも、様々な物事の境界線を曖昧にしてきた日本人特有の文化?の影響もあると思いますし、大戦によって色々なことがリセットされたと言う背景も多分にあるのだとは思いますが、軍服に起源をなし、階級を象徴する手段として用いられて来たと言う歴史的背景(伝統)を持つスーツのデザインを作業着に乗せると言う発想は、欧米では決して生まれなかったのではないかなと想像します。

■ワークウェアスーツとは
ワークウェアスーツが生まれた背景は冒頭に簡単に記載致しましたが、ワークウェアスーツはあくまで作業着ですから作業がしやすいように「ストレッチ性」があり、「汚れにくく」、「撥水性」もある。その上、「洗濯機で丸洗い」出来、かつ「形状記憶機能」により、ノーアイロンでも大丈夫と言う、デザインは一見スーツ風ですが、本質的には作業着なのがワークウェアスーツなわけです。

実際上述したような機能を有しながらも、一見するとテーラードジャケットのようなデザインとなっています。
WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)_004

ただディティールを見てみますと、例えば胸のポケットは作業によってしゃがんだ際にポケットに入れているものが落ちないようにジップ仕様になっていたり、
WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)_005

フロントのパッチポケット風のポケットの横には収納を増やすためのサイドポケットがついていたり、
WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)_006

更には通気性向上のために内側はメッシュ素材になっている上、
WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)_007

パンツの裾は防寒やひっかかり防止?の為にリブデザインになっていたりと、随所にワークウェアであることを感じる配慮がなさていることが分かります。
WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)_008
※上記画像は全て、ワークウェアスーツの公式HPより拝借致しました。

ちなみに、当初はつなぎやストリートファッションをベースに”男性目線によるカッコ良いワークウェア”の開発を進めていたと言いますが、開発の打ち合わせに参加していた人事担当の女性による『若者ウケするスーツみたいなスタイルで作業ってできないんですかね?』と言う言葉をきっかけに、デザインがスーツへと決まったそうです。
※『』は、コチラの記事より引用

この女性社員の発した言葉。男性かつ、普段当たり前のようにスーツを着て仕事をしている私からしますと、正直新鮮な感覚であり、仕事でスーツを着る人が少なくなったと言われるこの世の中において、改めて「スーツの持つチカラ」を感じることが出来た言葉でした。

■スーツの持つチカラ
ワークウェアスーツを開発したオアシススタイルウェアが完成したものを社内にて試験導入したところ、当初は批判的な声が圧倒的に多く、8割もの社員から元の制服に戻してくれ!と言った声が届いたそうです。例えば、

・毎日洗わなくてはならない(から面倒)
・髪形に気を遣わなければいけない(から面倒)
※()内はrm55にて補足追記

ただ、導入から1~2カ月もするとポジティブな評価が増えてきたと。具体的には、

・動きやすい
・着替えずに帰れる
(作業着だと恥ずかしいので着替えてから帰宅する必要がある)

と言ったもの。更には、以下のような嬉しい効果も見られたそうです。

・社員の髪形が変わって身だしなみを気にするようになった
・作業車の中が綺麗になった
・自社のサービス利用者からの評判も上がった

つまり、スーツに対する「堅苦しさ」「綺麗に着ないといけない」「ちゃんとした身なりで着ないといけない」と言ったイメージから当初は拒絶反応があったものの、ワークウェアスーツを着ることによってマインドが変わり、その結果行動(身だしなみが整い・作業環境が綺麗になり)が変わり、仕事に対する顧客からの評価も向上したと言うことですよね。
※上記内容はコチラの記事を根拠に執筆しています。

NYヤンキースで活躍した松井秀樹選手が座右の銘としていたことで知られる、以下の言葉があります。

「心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。」

ワークウェアスーツを着ることで人格や運命までもが変わったのかどうかは分かりませんが、少なくとも心が変わり、行動が変わり、習慣が変わったと言う事実はあったのかなと想像致します。そして、その心を変えるきっかけとなったものこそ、紳士服における正統な装いとして脈々と受け継がれてきた、「スーツ」と言うデザインであったのだと。

もちろんこれまでの作業着であっても良い仕事は出来ると思いますし、Tシャツやデニムでも仕事で結果を出すことは出来ますよね。それでも「スーツの持っているチカラ」をうまく活用することが出来れば、仕事だけではなく、人に対しても良い影響を与えることが出来ると言う1つの事例ではないかと感じた次第です。

そんな「スーツの持つチカラ」に気付いた方、魅力を感じた方が1人でも増え、もう1歩進んでメンズドレスファッションの世界に足を踏み入れて来られることを個人的には願っています。

ちなみに本日ご紹介したワークウェアスーツですが、東京23区内でごみの回収を手がけている会社に導入が予定されている他、大手商業施設等からも引き合いがあるそうですので、今後我々が実物を目にする日も近そうですね!






スーツも”所有”から”利用”する時代へ!?:suitsbox

こんにちは!
本日は、「スーツも”所有”から”利用”する時代へ!?」と言うテーマでコラム的にお送り出来ればと思います。

それでは、まいりましょう。

■自分のアタリマエは、世間のアタリマエにアラズ・・・
先日、「服に愛着を持つために大切なこと」と言うテーマで記事をお送りしておりました。

ファストファッションを中心に大量廃棄される服の存在が明るみになったことを契機として、「服に愛着を持つ」と言う感覚を自己分析してみた結果、大切なことは「手がかかること・手をかけること」であると。

日々スーツを着用した後のブラッシングやシワ伸ばし、そして陰干しなど、面倒だし手間なんですが、服と一緒に過ごす時間が増えれば増えるほど愛着を持って、大切に使う意識が自然と芽生えるのではないかと言う主張をしておりました。

そんなことを記載していたわけですが、もしかしたら自分のこの感覚は世間一般の感覚とはズレているのかもしれない。自分が大切に感じていること、アタリマエだと思っていることは、実は世間的にはアタリマエではないのかもしれないと、そんなことを感じたニュースを拝見したのです。

それは、紳士服(スーツ)の販売を主たる事業としている大手企業であるAOKIが、この2018年4月30日から『スーツとシャツ、ネクタイをセットにした定額のレンタルサービス「suitsbox」を開始する。』と言うものでした。
suitbox
※画像はWWDの記事より拝借しております。
※スーツ3着とシャツ5枚、ネクタイ3本のアドバンスドコースは(月額2万4800円)

紳士服、とりわけ紳士スーツのマーケットが全体としては厳しいものであることは容易に想像が出来ますよね。仕事における服装の多様化によりスーツで仕事をされない方も増えておりますし、街中を歩いていても、クールビズ等によってネクタイをしない方も相当数いらっしゃると言う実感を持っていたりします。

そう言った事業環境を踏まえて紳士服を販売する大手企業は事業の多角化を行っており、AOKIホールディングスもこの例に漏れないわけですが、そのような中で社内の若手社員を中心に新規事業のプロジェクトを立ち上げ、マーケットリサーチ等を行った結果、事業化にこぎつけたのが冒頭に記載したスーツとシャツ、ネクタイをセットにした定額のレンタルサービスである「suitsbox」だったのだとか。

35歳と言う若さで事業を統括されていらっしゃる永沼大輔AOKI suitsbox事業部 事業責任者は言います。

『今の若者はモノの所有ではなく使用に価値を見出しているんだと感じたんです。~~~じゃあ、買う以外のスーツの選択肢というのを考えた時の1つがレンタルでした。しかも1回借りてやめるのではなく、サブスクリプション(定額サービス)がいいのではないかと。』

昨今よく聞くキーワードの1つが、「所有から利用(使用)へ」と言うもの。

モノを所有すると言うことに価値を見出さず、利用、使用することに価値を見出すと言う価値観が若者を中心に広がっていると。シェアリングエコノミーなんて言う言葉もありますが、自動車や自転車も所有することはせずにレンタルで済ます。フリマアプリに代表されるCtoCプラットフォームの普及も、実質的には一定期間利用したら売ると言う意味で広義のシェアリングに位置づけられたりしております。

要は、消費者にスーツを販売すると言う「スーツを(購入して)所有してもらう」と言うことを事業の生業にてしていた企業が、販売するのではなく「スーツを(レンタルで)利用してもらう」と言うことに取り組み始めたと。

これまでもleeapなどのメンズのファッションレンタルサービスはありましたが、スーツと言うドレスファッションの分野かつ、これまでスーツを販売していた企業がレンタルサービスを開始すると言う流れは、なんだか非常に大きな意味を持つような気がしてなりません。。

スーツもとうとう”所有”から”利用”する時代へなるのかなと。

■密かな期待と希望
このような中で、自身の収入の中で自分自身の為に使うことの出来る金額のほぼ全てを服につぎ込んでいる私rm55にとりましては、大手企業であるAOKIがスタートさせる「suitsbox」に対して密かに期待と希望を持っていたりするのです。それは、

スーツと言うメンズドレスファッションに興味を持つ方が増えるかも!

と言うものです。もちろん、興味を持った方が皆手縫いのスーツに行きつくことはないと思うのですが、それでもこのメンズドレスファッションに興味を持つ方が増え、少しでも業界が盛り上がったら個人的には嬉しい限りです。

「suitsbox」の事業責任者である永沼氏はターゲットユーザーについて、ある程度の収入はあるけれど、『ファッション非エリート』で、『大都市圏にいる25〜35歳』と言う表現をされております。

つまりスーツを着る機会があり、平均以上の収入のある大企業に働いている若手かつ、服、とりわけスーツの着こなしに対して苦手意識があったり、あまり興味を持っていない方と言うイメージでしょうか。

それでもマーケティングの一環として行ったクラウドファウンディングでは服が好きな方であったり、年齢層が高い方も多かったそうですから、実際に事業がスタートしてから顧客層を見極めたいともお話されていらっしゃいました。よって事業をいざスタートしてみたら、事前の想定ターゲットと現実的に利用する顧客層ではズレが発生することも大いに考えられますよね。

ところで、個人的には「所有から利用(使用)への価値観の変化」が本質的に起きているとは、実は思っていません。可処分所得の減少や将来に対する不透明感と言った背景が指摘されることもありますし、お金を使う先の多様化なども、その要因としてあると思うのですが、実際は自分の本当に興味のあるモノは買っているのでは!?と思っています。

つまり、限りある所得を何に使うかと言うことを合理的に考えた結果、自分の中で興味のある、優先度の高い分野にはお金を使うけれども、そうではない分野については出来るだけ配分するお金を減らすと。その結果、優先度の低いものはシェアを中心とした、所有よりも低コストで済むサービスを利用しているのではないかと言うことですね。

よって「suitsbox」のようなスタイリストが選ぶ旬なスーツ、シャツ、ネクタイのセットのレンタルサービスを利用することで、ドレスファッションが好きになったり、興味が湧き、自分の中での優先度が上がった方は、それこそ選んで貰ったスーツの”利用”から自ら選んだものを”所有”する方に移行していくのではないかと思うわけです。

もちろん中にはサービスとして利用し続ける方もいらっしゃると思いますが、「suitsbox」をきっかけとしてメンズドレスファッションにハマる方が1人でも多くなることを”密かに期待”し、そしてメンズドレスファッションの業界が少しでも盛り上がることに”希望”を持って、「suitsbox」のその後をウォッチしていければと思います!
※上記記事中の『』は、全てWWDの「AOKI初、異色のレンタルサービスはどうやって生まれたのか」より引用しております。






家で焼肉なら、これで決まり!?:イワタニ 焼肉プレート CB-P-Y3

こんにちは!
本日は先日購入し、これはすごい!?とちょっと感動したアイテムをご紹介したいと思います。小さなお子さんをお持ちのご家族の方は、今週末から始まるG.Wにも使えると思いますので是非チェックされてみてください。

それでは、まいりましょう。

■小さな子供がいる家庭における、外食の壁
さて、皆さまご存知の通り、私はこれでも!?2児のパパです。上の子は5歳、下の子は1歳と言うことで、上の子は自分で自分のことがだいぶ出来るようになってきましたので、そう言う意味では手が離れて来たと言う状況です。

その一方で下の子は1歳ですから、まだまだ手がかかる。しかも自ら歩くことが出来、行動範囲が広がった分、ハイハイをしていた頃に比べますと親の負担は一気に増します。しかも、長女に比べますとかなり”やんちゃ”でして、保育園でも頭をぶつけてタンコブをつくって病院に連れていかれるわ、洋服は毎日汚して着替えさせられるわで、我が家では「Monster」と呼ばれております。。

そんな状況ですので、家族で外食をするのも一苦労。上の子は同じ月齢の頃でも落ち着いておりましたし、食べる際にもスプーンやフォークを器用に使って綺麗に食べていたのですが、下の子は・・・。(汗)

更には、そんな状況であるにも拘わらず食べるモノや食べる順序を指定してくる上、落ち着きがないので椅子から降りて、歩き回ろうとするのです。

こうなりますと外食の際にはベビービョルンのソフトスタイは必須になりますし、出来れば子供用のチェアがあるお店や、(掘りごたつではない)座敷があるお店の方が親としては安心ですし、負担が減ります。

このような中で、子供が小さい時になかなか外へ食べに出掛けることが出来ないのが焼肉ではないでしょうか!?

そこそこ美味しいお店に行こうとすると、なかなか子供対応をしているお店が少ないのが現状ですし、焼肉ですと火を使いますので歩き回られることのない、固定可能な子供用のチェアがないと・・・、なんてことを考えていると結局なかなか行けない。

個人的には1歳前後のお子さんがいらっしゃるご家庭における外食、特に焼肉のような業態を楽しむのは一つの壁ではないか!?と感じているのですが、同じような境遇の方々はどうしていらっしゃるのでしょうか!?

それであれば仕事帰りに行けば良い!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ドレススタイルで焼肉はちょっと・・・と言う、また別の問題が出てきてしまうわけです。(笑)

このような中で、外で食べる事が出来ない、または難しいのであれば家で焼肉を食べよう!と言うことになりました。そこで少しリサーチをして購入をしたのが、家庭で使われるカセットコンロを初めて発売した岩谷産業の焼肉用プレートであるCB-P-Y3(CBPY3)なんです。

■3拍子揃った!?イワタニの焼肉プレート(CB-P-Y3)
さて、上述したような経緯があるわけですから、当然「火力の強い炭火焼のような美味しさ」までは求めませんが、自宅であっても美味しい焼肉が食べたいと言うのが達成したい目的です。よって、【美味しさ】は重要な指標ですよね。

また、自宅で焼肉をする際に気になるのが、その【手軽さ】。この 【手軽さ】には、色々な意味があるのですが、まずは機器の準備が【簡単=手軽】であったり、利用方法が【手軽】であったり、更には使い終わった後のメンテナンスが【簡単=手軽】であったりと言う意味がございます。

ただ、美味しく肉が焼けて、手軽だけど値段が高い!となってしまいますと二の足を踏んでしまいそうです。なぜなら子供はあっという間に成長しますから、下の子がある程度落ち着いてきたら外食をすれば良いわけです。よって、ある程度の利用頻度を見込むことが出来るのは下の子が成長する(落ち着く)迄ですから、【お手頃価格】であることも重要です。

このような希望を持って少しリサーチした中では、利用者による圧倒的な支持!?があり、上述した【美味い】【手軽】【お手頃価格】と言う、3拍子揃った焼肉プレートこそ、ご紹介させて頂くイワタニの焼肉プレート(CB-P-Y3)だと判断致しました。

と言うことで、早速購入をしてみました。もちろん、カセットコンロ用のプレートですので別途カセットコンロとボンベが必要です。今ではご自宅のキッチンがIHと言う方も多いと思うのですが、カセットコンロは災害時にも使える防災グッズにもなりますので、ご自宅がIHキッチンであったとしても揃えておいた方が良いと個人的には考えていたりします。
Iwatani焼き肉プレート_CBPY3_①

開封すると、中身はとてもシンプルです。肉を焼くプレートとその受け皿、そして写真には写っていませんが取ってが付いています。プレートの直径は約305mm位ですので、家族3~4人程度が適正でしょうか。
Iwatani焼き肉プレート_CBPY3_②

特に評判が良かったのが、【味が良い】と言うこと。カセットコンロ用のプレートなので立ち上がりが早く、直ぐに焼けるので肉の旨みを逃さない上、ご覧のようにプレートには溝が入っているので余分な脂が受け皿に落ちるようになっています。
Iwatani焼き肉プレート_CBPY3_③

そして使うのもとても【簡単】。カセットコンロにガスをセットし、焼き肉プレート(CBPY3)の受け皿に約260ccの水を注いで、火をかけるだけ。するとあっという間に立ち上がり、肉(写真はタン)が簡単に焼けます。しかも想像よりも焼けるのがかなり早く、ゆっくり写真を取ることが出来ずに焼いている写真がこれだけ・・・。(笑)
Iwatani焼き肉プレート_CBPY3_④

それでも確かに評判通り!?肉のほど良い脂がとじ込まれている感じで美味しい!!これには思わず嫁さんと顔を見合わせるくらいでした。しかも、煙がほとんど出ない!これもご自宅で焼き肉をする際には嬉しいポイントですよね。

ただ私は火力が強すぎたようで途中からプレートに焦げが発生してしまい、煙が出てしまいました。説明書をよく読みますと中火程度で十分なようですので、もしご購入された方は、この点に注意してご利用ください。

なお、内容物がシンプルなだけに、【後片付けもとても簡単】。プレートと受け皿の表面にはフッ素コーティング加工がされておりますので、食器用洗剤で泡だててさっと流せば、油も汚れも綺麗に落とすことが出来てしまいます。しかも、これらは重量約800gと1kg未満なので女性でも簡単に後片付けが出来ますね。

自宅で簡単に準備が出来て、使い方もシンプル。その上、肉が美味しく焼けて、煙も少ない!更には後片付けも簡単なのに、そのお値段はなんと【約1000円(税込)(※)】!ですから、心の底から言うこと無しです♪
※店舗により異なります。
Amazonではイワタニ 焼肉プレート CB-P-Y3 が税込・送料込みで1600円

もちろん焼き肉ですから周辺に油は飛びますので、使い捨てのテーブルクロスなんかを予めダイニングテーブルに敷いておくと、後片付けもより簡単に行うことが出来ますょ。

大人数でのBBQにはちょっと容量が小さいですが、単身者や4名程度までのご家族であれば十分なサイズだと思いますので、このG.Wにご自宅で焼き肉パーティや庭でちょっとしたBBQを楽しみたい方には本当におススメです!安価にプレートを購入出来た分、食材に費用を回せる!?と思いますので、気になる方は是非チェックされてみてください。






rm55的スタイリング:2018年SS_10:ジャケット×デニムスタイル

こんにちは!
本日は第10回目となりました、私rm55のスタイリング(装いや着こなし)についてご紹介しようと言うコンテンツである「rm55的スタイリング」をお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■TPOとスタイリング
さて、本日ご紹介致しますのは休日出勤の際のスタイリングです。私は担当業務やプロジェクトによっては休日出勤が発生するのですが、頻度としては決して高くはありません。

この日も久しぶりの休日出勤。しかも1人作業かつ、ある程度の短時間で処理出来ると考えておりました。よって、せっかくの休日出勤なのであれば、平日や週末ではなかなか出来ないような!?スタイルも楽しんでしまおう!と言う、休日出勤に対しても前向き!?な動機を持って装いを選んでみました。

そんな経緯で選んだスタイルがこちらです。

前回の「rm55的スタイリング」にも登場しました、Shibumiでビスポークを頂いたホップサックジャケットに、フィナモレのホワイトシャツ(37)。これにAD56のリネンのニットタイと、ラルディーニのサマーツイードのジレ(44:コットン×リネンベース)を合わせ、パンツにはFEDELIのデニムと言うスタイル。
rm55的スタイリング:2018年SS_10:ジャケット×デニムスタイル_①
※着用者 172cm 60kg

そして足元はグッチのスエード素材のビットローファー(ブラウン)を”踝だしで軽快に!?”合わせてみました。
rm55的スタイリング:2018年SS_10:ジャケット×デニムスタイル_③

平日でも金曜日であればミックススタイル的な装いをすることはあるのですが、デニムを用いることはほぼありません。正直、何も予定がなければ平日でもデニムを着用すること自体は可能な環境にいるのですが、そこは私の中における価値観と言いますか、マイルールで自制をしていたりします。(笑)

また休日であればデニムを着用することはありますが、これにジャケットを合わせると言う着こなしは稀ですね。それは単純に小さな子供がおりますので、より動きやすいスタイルを好むからと言う理由。

そのような意味では、今回のスタイルは自分の中で「ザ・休日出勤」的な合わせ方だったと考えており、これはこれで楽しむことが出来たかなと思っております。
rm55的スタイリング:2018年SS_10:ジャケット×デニムスタイル_②

■あとがき
ドレスなアイテムとカジュアルなアイテムをミックスさせる際に気を付けるべきことは、”両者を繋ぐアイテム”をどのように持ってくるかに尽きると私は感じています。

もちろんラルフローレン氏が行ったように、上半身にはタキシードにホワイトシャツとボウタイ、パンツにはデニムと言う、繋ぎアイテムを用いないスタイリングも可能ではあるのですが、私の現在のセンスだと着こなせる自信がございません。。

よってドレスとカジュアルとの中間に位置するようなアイテムを用いることで、これらを「繋ぎ」として使いながら全体のバランスを取っていくと言うアプローチを今現在は採用しています。

今回で言えば、シャツもコットンメッシュのような表情を持つドレスのど真ん中である生地感ではないですし、ネクタイもカジュアル感のあるニットタイを用いています。更に、レイヤードをさせるために選んだのは、生地にカジュアル感が漂うサマーツイードのジレ。これもカジュアルよりですよね。
rm55的スタイリング:2018年SS_10:ジャケット×デニムスタイル_⑤

これらのアイテムをトップスに用いながら足元にはデニムを合わせたわけですが、こちらもアメリカンカジュアルのデニムではなく、細身でテーパードがかかった、ドレス風に着こなすことの出来るイタリアンデニムを合わせています。
rm55的スタイリング:2018年SS_10:ジャケット×デニムスタイル_④

このようにドレスアイテムはカジュアルよりに、カジュアルアイテムはドレスよりのものを用いることで、ドレスとカジュアルとの間を繋いでで、ミックススタイルを楽しんでみました。

前回の「rm55的スタイリング」のようにドレッシーにまとめるShibumiのホップサックジャケットも良いですが、こんなカジュアルアイテムとミックスさせて使うのもまたアリだなと感じております。そういう意味ではホップ生地は懐が深いので良いですね!
rm55的スタイリング:2018年SS ⑨:Shibumi style_①

と言うことで、rm55的休日出勤スタイリングのご紹介でした。なお、ミックススタイルの考え方は上記に挙げた1つだけではないと思いますので、もしこんな方法もあるよ!と言うオリジナリティのある方法論をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ご教示頂ければと思います。






※本記事の内容は素人であるrm55独自のセンス、感性、見解に基づいております。プロのスタイリストのような正しい知識に基づいた装いに関する記述でありませんので、あくまで個人の趣味のブログとして捉えて頂ければ幸いです。

ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)を購入!

こんにちは!
この度、ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツをおかわり購入致しましたので、本日はこれをご紹介差し上げたいと思います。なお、先日購入したモデルである”ADRIAN”ではなく、今回は”ISIS”にしてみました。

それでは、早速まいりましょう。

■ジョンスメドレーのニットポロシャツ(ISIS)
さて、先月「JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー )のニットポロシャツ(ADRIAN)を購入!」と言う記事にて取り上げておりました、ニットポロの代名詞的な存在であるジョンスメドレー。

上質なシーアイランドコットンを用いた30ゲージニットの心地良さはもちろんですが、”まるでシルクのよう”と評される光沢感を持つその表情は、コットンとは思えないような上品さを有します。
ジョンスメドレーのニットポロシャツ(ADRIAN)_2018SS_BLK⑩

ADRIANを購入し、家で試着をしただけですっかり気に入ってしまったジョンスメドレーのニットポロ。先日の記事にも「色ち買い」をしたいと言う希望を記載しておりましたが、早速の別の色も入手致しました。ただ、今回はせっかくなので!?前回とは異なるモデルであるISISを選んでみたのです。

この度私が選んだ色は、DARK LEATHERと言われるブラウンカラーです。実はグレー系とギリギリまで悩んだのですが、ブラウン系の方が私が所有しているウールパンツ、コットンパンツともに合わせ易そうだと言う点が最後は決め手となりました。
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_①

ADRIANと比べて大きく異なる点は、この襟の形状。ロングポイントかつ、襟先の角度がADRIANよりも鋭角的。シャツで言うところのレギュラーカラーに近いので、ヴィジュアル的にはややクラシックな表情になりますね。
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_②

素材は英国貴族に愛されたと言う、シーアイランドコットン。しかも30ゲージとキメが細かく、しなやかな肌触りに加えて、上品な光沢感が印象的。肌に直接触れるアイテムであるからこそ、この素材感の良さは効いてきます。
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_③

もちろんニッティング技術も高いので、各パーツのつなぎ目も凹凸などが少なく、とてもスムーズ。着心地面でも素材の良さを損なわない技術は流石です。
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_④

袖は半袖ですが、若干長めのクラシックなデザインです。
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_⑤

ボディ部分は程良いゆとりがありつつも、リブでしっかりと抑え込むのでシルエットも綺麗ですし、上品さも損ないません。
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_⑥

前回購入をしたADRIANと重ねてみますと、ご覧の通り。袖丈はISISが長め、着丈はISISが短めと言う感じですが、ボディのシルエットなどは大きく変わらないように感じます。
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_⑦

ADRIANも半袖のポロにしては袖丈が長めだと言う印象があったのですが、ISISはそれ以上に長いです。
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_⑧

一方、着丈の長さを感じたADRIANに比べますと、ISISは個人的には理想の着丈。襟の表情はADRIANにモダンさがある一方で、ISISはクラシックな感じなので、着丈の長さを変えることでちょうど良いバランスが取れているのかもしれません。クラシックなイメージの強い襟を持つISISの着丈が長いと、ちょっと野暮ったいですかね!?
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_⑨

気になる方もいらっしゃるかもしれませんので、両者の襟を比べてみました。右のブラックカラーのポロがADRIAN、左のブラウンカラーのポロが今回購入をしたISISです。
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_⑩

■ISISの着用イメージのご紹介
それでは最後に、今回購入をしたジョンスメドレーのニットポロであるISISの着用イメージをご紹介しておきます。まずは正面から。ロングポイントである襟の雰囲気や肘までかかりそうな袖丈の長さはクラシック。それでいて、着丈はやや短めと言うスポーティさ、モダンさがあるのが特徴でしょうか。
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_⑪

ジョンスメドレーのニットポロは襟の釦を全部とめて着てもカッコ良いので、そのあたりは自らの着こなしにおけるスタイルや好みに合わせて調整しても良いのかもしれません。
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_⑫

袖は細身かつ丈が長めです。襟の形状や編み物であると言うこともありますが、この袖のデザインも上品な印象を醸成するのに一役買っていそうですね。
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_⑬

ADRIANに続いて購入したISIS。こちらも思った通り、とても満足度の高い良いアイテムでした。夏場はカジュアルに思いっきり振ってしまうスタイルが多かったのですが、前回、そして今回購入をしたジョンスメドレーのニットポロのおかげで、今年は少し大人かつ、ドレッシーな雰囲気のサマースタイルを楽しむことが出来そうですょ。
ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のニットポロシャツ(ISIS)_⑭

なお、現在開催中の楽天お買い物マラソンに合わせて、値下げクーポンやポイントアップなどを行っているショップが多いので、この機会を使って、少しでもお得にジョンスメドレーのニットポロをワードローブに迎い入れてみてはいかがでしょうか!?






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服に愛着を持つために大切なこと

こんにちは!
本日は、「服に愛着を持つために大切なこと」と言うテーマで、コラム的にお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■不良在庫が4550億円分!?
さて、先日ネットでちょっとショッキングなニュースを拝見致しました。

それは、ファストファッションを代表するブランドとして知られているH&Mが、『自社商品35億ユーロ(4550億円)分を在庫として抱え苦しんでいる』と言うもの。
※『』内及びニュースの内容はHARBOR BUSINESS Onlineの記事より引用

H&Mは1947年にスウェーデンにて設立され、今やZARAに次ぐファストブランドとして世界アパレル業界の第2位に位置している一大企業です。

そんな大企業であるH&Mがオンライン対応への遅れに起因して、売り上げの不振、そして結果として在庫を大量に抱えることになって苦しんでいると言う内容でした。

また、H&Mは昨年『2013年から毎年12トンほどの衣類を焼却処分している』とデンマークのテレビ局に報道され大きな波紋を呼び、更にはスウェーデンの国営放送局SVTによって、『2016年だけでおよそ19トンの衣類が処分された。この量は5万枚ほどのジーンズにあたるとされる。』と言った報道もなされることで大きな批判が巻き起こったと言います。
※『』は「H&Mがスウェーデンで年19トンの衣類を焼却処分 環境大臣が苦言」より引用

H&Mの服を私が着ることはないのですが、それでも子供たちの服を買うことはこれまであったわけです。ただ、デザインや柄の観点では可愛いものがあるのですが、お世辞にも作りが良いとは言えないですし、使われている生地もイマイチ。。よって、1度洗濯をすると服がヨレてしまったり、数回の洗濯で生地が硬くなってしまうことが多く、ここ最近は購入しなくなってしまいました。
VANS SK8-HI_kids⑦
※上記はH&Mのものではなく、イメージです。

ファストファッションとは、まさにファッションを消費することですから、数回着たら捨てると言う前提なのかもしれません。また、ファストファッションに限らずとも、今はセールやアウトレットモール・サイト等でも売れず、廃棄する前提。つまり廃棄率をコストとして見込んだ上で価格設定をしているメーカーがほとんどだと思いますので、特定の企業がどうこうと言うことでもないのだと思います。

更に言ってしまえば、ファストファッションを購入している消費者である私自身も、服が大量廃棄されていると言う現実には無関係ではいられないのだと感じております。

■服に愛着を持つために大切なこと
このような中で、先日とあるアパレルメーカーの社長のお話を伺う機会がありました。

色々とお話の内容はあったのですが、その方は服が消費され、大量に廃棄されている現状に大きな課題意識を持っておられました。従って、自分たちは出来るだけ長く、愛着を持って使ってもらえるように上質な素材と優れた仕立て(つくり)を徹底しており、更には販売した自社製品であれば、リペア出来る環境まで整えて事業を行っていると言うことをお話されていらっしゃいました。

そんなお話を伺う中で「服に愛着を持つ」と言うことを少し考えてみたのです。

私は職人さんによって、手縫いで仕立てられた服を好んで着ております。と申しましても、そう言った類の服を着るようになったのはここ数年のことで、まだまだ偉そうに何かを語るには色々な経験、知識が不足しています。
SartoriaNaoi(直井茂明氏)のアルスターコート_中縫い①

それでも、これまで自分が購入してきた服は、手縫いか否かにはかかわらず愛着を持っているのですが、「服に愛着を持つ」と言う感覚は、はたして何に起因しているのだろう?と思ったわけです。

・カッコ良い(と自分が感じている)から?
・値段が高いから?
・好きなブランド、メーカーだから?
・職人さんがハンドメイドで仕立てたものだから?
・世界に1つの自分だけのものだから?(ビスポークの場合)
・素材が良いから?

上記に挙げた理由のどれもが当てはまるようにも思いますし、どれも正解だと思っています。ただ、個人的にこれが一番効いているのではないかと確信していること。それは、

「手がかかること・手をかけること」

だと思っています。

どう言うことか、と申しますと、例えば手縫いのスーツやジャケット。シーズン終了後にはクリーニングに出す!と簡単に判断することが出来ません。。生地の風合いや芯材、更にはシルエットの変化等を恐れて、なかなかクリーニングに出せないわけですね。

ではどうしているのか!?それは以前にも記事中に記載したかと思いますが、帰宅後には”必ず”、入念なブラッシングを行います。例え飲み会で酔って帰ってきても、ブラッシングはかかしません。(笑)

更に、パンツの股部のシワを取るために、以前ご紹介差し上げた衣類スチーマー(※)を使ってシワを伸ばします。高温のスチームを正しく活用しますと脱臭や除菌効果も得ることが出来ますので、色々な意味で良いのです。
※「衣類スチーマーは本当におススメなのか!?:Panasonic(パナソニック)衣類スチーマー NIFS530

そしてその上で、「空気清浄機の上に吊るして陰干しし、翌日帰宅したら収納する」と言うことを日々やっているのです。

正直に申し上げて、「手間」ですし、「めんどくさい」です。。

ただ、「手がかかる子ほどかわいい」と言う言葉もありますように、そのように手間暇をかけて、”一緒の時間を過ごす機会が増えれば増える”ほど、”愛着って自然と生まれてくる”ものだと思うのです。

これは値段の高低や、手縫いか否かはほぼ無関係。

事実、以前メンテナンスの記事としてお送りした「釦付けに挑戦!」と言う記事のサブタイトルは、「手をかけるほど愛着が増す」でしたし、とれてしまった釦を自分で付けたのは、5、6年前?に購入したBEAMS Fレーベルのマシンメイドのシャツでした。
釦付けに挑戦!_⑬

私はその昔、シャツは全てクリーニングにお任せしておりました。しかしBlogを書き始めてから、好きであった服がもっと好きになり、更には上質な生地や手縫いのシャツを手に入れる中で、シャツの洗濯、プレスはクリーニング任せではなく、全て自分でやるようになりました。

その頃からシャツに対する愛情の入り方が、これまでとは大きく異なって来たように感じています。恐らくクリーニングに出したままであれば、上記のBEAMS Fのシャツも大分古くなって来たので廃棄していたに違いありません。

それでも自分で洗濯を行い、1着1着プレスをし続けることで、シャツのメーカー/ブランドや生地、仕立てなどとは無関係に、全てのシャツに対して愛着が湧いてきたのです。

もちろん、全て自分で行うことを強いるわけでもないですし、私よりお忙しい方は沢山いらっしゃるのでクリーニングを使うこともあるでしょう。また、機能性素材と言うことで化繊が混紡され、シワになりにくい、形状が崩れにくいアイテムの利用等を批判する意図も全くございません。

ただ、自分自身が経験した結果としましては、手間暇をかけざるおえないアイテムと言うのは愛着が自然と湧いてくるものですから、その分大切に使おうと努力を致しますし、結果として着用期間も長くなると言う事実があったわけです。

正直私1人が購入したアイテムに愛着を持って長く着ようが、地球環境と言う大きなテーマの前では無力です。

それでも、今のメンズドレスファッションにおけるサルトブーム、手縫いブームと言うのは、価格が高価である分、しっかりと手間暇をかけて、服と向き合う時間を長く取ると言う意味では、服に対してこれまで以上に愛着を持つ為の良いきっかけになるのではと言う気も致します。

例えそれが一過性のトレンドやブームであったとしても、そこから服との付き合い方が変わり、少しでも愛着を持って、長く服を使う方が増えて行ったら、自分達の子供、そしてもっと先の後世に対して明るい未来を提供出来るかもしれませんね。






SartoriaNaoi(直井茂明氏)による関西発のトランクショー開催!そして、スミズーラを・・・

こんにちは!
本日はお知らせと、SartoriaNaoi(直井茂明氏)による自身3着目となるスミズーラの採寸の様子をご紹介したいと思います。

それでは、まいりましょう。

■SartoriaNaoi TRUNK SHOW in KOBE
さて、私が普段お世話になっているSharon専属のビスポーク職人である直井茂明氏。まだお若いながら、その経験年数は15年をゆうに超えており、日本人の若手の職人さんの中でもトップクラスの熟練度だと思っています。

そんな直井茂明氏による「SartoriaNaoi」が、この度関西方面では初となるTRUNK SHOWを神戸にて開催するそうです。
SartoriaNaoi TRUNK SHOW in KOBE2018SS
※Sharonさんの公式HP内より拝借致しました。

しかもTRUNK SHOWの開催場所は、これまた私が同じく靴のビスポークでお世話になっている、久内淳史氏によるIL Quadrifoglio (イルクアドリフォリオ)のアトリエ内。前々からお話はあったそうですが、この度色々なタイミングあったと言うことで、開催するに至ったと言うことを伺いました。

ところで、神戸は「近代洋服発祥の地」として有名ですよね。もともと神戸は港町と言うことで諸外国との貿易の地であったわけですが、貿易が活発化する中で神戸港は当時の幕府によって正式な諸外国に対する窓口として開港され、さらに外国人居留地が整備されることになります。

これによってイギリス人やドイツ人、アメリカ人、そして中国人と言った外国人が神戸に拠点を設け、日本との貿易を更に活発化させていったわけです。

そして、その流れにのってイギリスの洋服商が1869年に神戸にテーラーを開業し、これに中国人など他の諸外国の人が続いたのだとか。もちろん、日本人初のテーラーも神戸に開業したと言われています。

私個人もインスタグラムで交流をさせて頂いており、気になっているテーラーであるCOL(コルウ)さんは神戸にありますし、仕立て文化の歴史が東京以上に受け継がれているのが、神戸と言う土地なのだと思います。
※「関西方面に行ったら、是非訪れてみたいサルト3選!?

神戸と言うと関東で言う港町であった横浜のようなイメージがありますが、横浜はどちらかと言いますと中華街のイメージが強いですよね。神戸はもう少し「洋」の雰囲気が強く、洗練されたイメージを個人的には持っています。

仕事、プライベートともになかなか訪問する機会がないのですが、どこかのタイミングでは是非行ってみたい街ですね。

なお、下記にSharonさんの公式HP内記載のトランクショーの詳細の一部を転載致しますので、気になっている方は是非ご予約の上、ご訪問されてみてはいかがでしょうか。

▼SartoriaNaoi TRUNK SHOW in KOBE概要
・開催日程:4/20(金)・21(土)・22(日)
12:00~20:00(最終受付19:00まで)

・開催場所:IL Quadrifoglio (神戸)
兵庫県神戸市中央区加納町2-13-16 北野ダイヤハイツ1F
07-8587-2050(トランクショー当日はこちらにお問い合わせ下さい。)

・所要時間:約1時間

・価格
SUIT:¥400,000(税別)〜
JACKET:¥300,000(税別)〜
PANTS:¥100,000(税別)〜
COAT:¥450,000(税別)〜

・納期:約1年

・仮縫い、中縫い付き

・事前予約制

■SartoriaNaoiによる3着目のスーツはNew モデルで
そんなSartoriaNaoiのTRUNK SHOW in KOBE のお話を伺いながら、私はこの度スーツ、コートに続きまして3着目のオーダーをさせて頂くことにしました。

実は生地自体は昨年既に購入をしていたのですが、なかなか先立つものもなく、のびのびになっていたのです。それが、ようやくタイミングが整ってまいりましたので、意を決してお願いすることに。なお、今回は最初に納品を頂いたモデルではなく、新しく登場したNew モデルによる仕立てでスーツをお願いすることに致しました。
Sartoria Naoi(サルトリア ナオイ) di Sharon By 直井茂明_着用イメージ④
※上記はファーストモデル

Sartoria Naoiの特徴と言えば、ハイゴージにやや内側に入ったコンパクトな肩周りとイセが十分に取られた背中と腕。そのスタイルはサルトリアソリートをクラシックに分類するとしたら、モードよりに位置づけることが出来るかなと思っています。
Sartoria Naoi(サルトリア ナオイ) di Sharon By 直井茂明_④
※上記はファーストモデル

ただ、今回はSharonオーナーであるK氏ディレクションのもと、肌と一体化したかのような心地良さはそのままに、デザインをよりクラシックに振った新たなモデルが登場しました。それが、こちらです。
Sartoria Naoi(サルトリア ナオイ)_newmodel
※画像はSharonさんの公式HP内より拝借しています。

ゴージの角度を下げつつ、肩幅を広げ、肩周りのシルエットがよりナチュラルになっております。もともとはナポリの持つハイゴージなスタイルに、フロントダーツが前から見えないフィレンツェのスタイルを融合させ、そこに直井氏独自の感性や着心地の良さを追求して出来あがったのがファーストモデルだったと思っています。

そのファーストモデルに比べますと、よりフィレンツェの伝統的な、クラシックなスタイルに近づいたのが今回のNew モデルの特徴かなと私は理解しております。それでも、まだまだ微修正を加えている最中とのことでしたので、今回私がお願いしたスーツが出来あがる頃には、諸々の改良が反映されたモデルになって出来上がってくるのかなとワクワクしておりますよ。

なお、今回はファーストモデルの採寸から時間も経過しており、若干の体型変化を感じておりましたので、念のため採寸から頂くことに致しました。もちろん部分的な採寸ではなく、初めてスミズーラをする際に採寸頂くように、全身の数字を取って頂きました。
SartoriaNaoi(直井茂明氏)による3着目のスミズーラ_採寸⑤

SartoriaNaoi(直井茂明氏)による3着目のスミズーラ_採寸③

SartoriaNaoi(直井茂明氏)による3着目のスミズーラ_採寸②

SartoriaNaoi(直井茂明氏)による3着目のスミズーラ_採寸①

SartoriaNaoi(直井茂明氏)による3着目のスミズーラ_採寸④

すると、大きな体重変化はないものの、チェスト周りが少し大きくなっていたようですので、今回は新たに取って頂いた数字にて仕立てて頂くことに致しました。

今回もベーシックな生地なのですが、それらの詳細はまた仮縫いのご報告と合わせてご紹介させて頂ければと思います。

と言うことで、SartoriaNaoiによる神戸でのTRUNK SHOWの話題と、Newモデルによる自身3着目のSartoriaNaoiの採寸の様子をお届けいたしました。なお、ファーストモデルでのオーダーも可能とのことでしたので、ご自身の好みやオーダーされる生地の雰囲気に合わせて仕立て分けてみるのも良いかもしれませんね。






ベージュのネクタイでリベンジ!?:Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)のシルクジャカード 花小紋柄ネクタイ(ドディチ・ピエゲ仕様・2018SS)

こんにちは!
本日は「ベージュのネクタイでリベンジ!?」と言うテーマで、今期3本目の購入と相成りましたGiusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)のシルク 花小紋柄ネクタイをご紹介させて頂こうと思います。

その前に、ちょっとだけお得な情報を。

本日4月14日の20時から、恒例の楽天お買い物マラソンが始まります。これに合わせて、セールやポイントアップ、目玉商品の提供などを下記のショップが行っておりますので、お得にアイテムをゲットされたい方は是非チェックされてみてください。

モダンブルー
メルマガ会員向けに全品利用可能な5%オフクーポンを発券していますが、これに加えてブルネロクチネリ BRUNELLO CUCINELLI ポケットチーフが税込み3000円であったり、アントレアミ entre amis ジップフライパンツが税込み9980円であったり、先日本Blogでもご紹介差し上げましたジョンスメドレー JOHN SMEDLEY ニットポロが税込み15800等、お得な商品が多数登場します。

粋な着こなし
店内全品ポイント10倍キャンペーンを実施中ですが、ジョンスメドレーのニットポロシャツ等が正規価格より20%ちょっと安い価格で販売されています。これにポイントが10倍ですから、お買い得♪先日私はADRIANを購入しましたが、とても気に入っています。更にISISも気になり始めておりますので、この機会に!?(笑)

VIAJERO 本店
20日の23時59分まで、ムーレーやヘルノ、タトラス、シーラップ等の人気ブランドのスプリングコートが15%オフになるクーポンを発券中です。買い回りによるポイントアップによりって25%オフ相当までお得度を高められますので、私のようにスプリングコートが気になっている方は要チェックのShopです。

リタリオリブロ
もともとお買い得なお値段が魅力的ですが、16日の9時59分まで、スーツやジャケット、パンツなどのビジネスアイテムが更に5%オフとなるクーポンを発券中です。買い回りでポイントアップを狙っている方は要チェックかもしれません。

M&M(エムアンドエム)
オーナーさん独自のエレガントなセレクトが魅力。本日19時より全商品ポイント5倍!

それでは、本題へはいりましょう。

■ベージュのネクタイでリベンジ!?
さて、今期はE.G.カペッリで1本、F.マリーノで1本のネクタイを購入しておりましたが、今回はこれに加えてGiusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)のネクタイを1本追加致しました。

今期のジュスト・ビスポークは、これまでのSharonさんの中では色、柄、素材のバリエーションが最も多く展開されているシーズンであると思っています。よって目移りしてしまう物が多く、絞り込むのに相当苦労を致しました。(笑)

気になるモノが多すぎましたので、結局服の管理アプリで自ら所有するネクタイを確認をしながら、これまでにない色や柄のものを絞り込んでいきました。

そのようなプロセスを経て今回選びましたのは、ベージュカラーに花?小紋柄が配置されたシルクのネクタイです。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)のシルクジャカード 花小紋柄ネクタイ(ドディチ・ピエゲ仕様・2018SS) _①

ベージュに、ホワイトとネイビーの花小紋柄?スクエア小紋柄!?がシンメトリーに配置されており、ジャカード織による凹凸がサラッとした質感を醸し出しておりますので、ベーシックなプリントタイと比べますと初夏らしい季節感を感じることが出来ますね。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)のシルクジャカード 花小紋柄ネクタイ(ドディチ・ピエゲ仕様・2018SS) _②

仕様はもちろんSharonさんにおけるジュスト・ビスポークの標準仕様である、ドディチ・ピエゲ(12折り)にスフォデラータ(裏地無し)、剣先のみ芯無しです。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)のシルクジャカード 花小紋柄ネクタイ(ドディチ・ピエゲ仕様・2018SS) _③

実は私、こう言った明るい色合いのネクタイの使い方が”相当に下手”でして、ついつい選ぶネクタイと言えばブラウンやネイビーと言ったダークトーンの物が多くなってしまうのです。そんな自らのセンスの無さを理解はしつつも、見て見ぬふりをしてきた自分がおりました。

それもスタイルと言ってしまえばカッコ良く聞こえるのかもしれませんが、出来るだけ広げてみて、そこから自分の好みを選び出し、最終的に自らのスタイルとして構築する方が色々な意味でカッコ良いと思っておりますので、この2018年SSでは、あえて苦手である明るい色合いのネクタイを購入してみました。

是非、このジュストビスポークのベージュのネクタイを用いて過去の自分にリベンジしたいなと。(笑)

そんな想いを持って先日デビューをさせた際のコーディネートがこちらです。サルトリアソリートのウール×シルク×リネンのブラウンベースのチェック柄ジャケットに、モンテサーロのストライプ柄シャツ。これにダークネイビーのレスパーデを合わせ、本日の主役であるジュストビスポークのベージュのネクタイを持ってきました。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)のシルクジャカード 花小紋柄ネクタイ(ドディチ・ピエゲ仕様・2018SS) _④

基本的な考え方としてはダークトーン系のアイテムで周りを固めて、Vゾーンのみ明るくすると言うものです。明るいベージュのシルクのネクタイとは言え、発色自体は落ち着いておりましたので、個人的には違和感なく取入れることが出来たのかなと思っています。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)のシルクジャカード 花小紋柄ネクタイ(ドディチ・ピエゲ仕様・2018SS) _⑤
※ポケットスクエアは、AD56

ただ、いきなり柄×柄×柄と言うスタイルから入ってしまいましたが、今思えばシャツは無地のサックスでも良かったかも・・・、などと振り返っていたりします。
Giusto Bespoke(ジュスト・ビスポーク)のシルクジャカード 花小紋柄ネクタイ(ドディチ・ピエゲ仕様・2018SS) _⑥

ベージュのネクタイはうまく使えば今回のようにブラウンベースはもちろんのこと、ネイビーやグレーのスーツ、ジャケットなんかにも合わせやすい、比較的懐の深いアイテムだったり致します。よって、これをもって苦手意識を克服し、少しずつではありますが明るい色のネクタイを取り入れたスタイルにもチャレンジしていきたいと思っておりますよ。

もし皆さんの中で、こういう方法だと明るいネクタイは合わせやすいよ!と言う方法論をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ご教授頂ければ幸いです。
※Sharonさんに入荷したジュストビスポークの新作ネクタイはコチラ









スプリングコートを今更検討する!?

こんにちは!
本日は、「スプリングコートを今更検討する!?」と言うテーマでお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■生地の表情が個人の季節感に影響する!?
さて、皆さんは3月に入った後のアウターは何を着ていらっしゃるでしょうか!?3月は暦上「春」に分類されますが、まだまだ寒い日が多いのも事実。実際、東京であればまだしも、お住まいのエリアによっては雪が残っていると言う方もいらっしゃると思います。

ただ、本日は私の主な活動エリアである「東京」での状況をイメージしながら考えてみたいと思うのですが、私の場合、3月に入りますとアウターとして用いるのは基本的にはスプリングコートにしています。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM⑯

これは「季節と装い」における個人的な捉え方によるのですが、私個人の感覚としましては2月中はその気温の低さもあり、ウールやカシミア素材を使ったコートを用いることが当然のように感じております。

が、3月に入りますと相変わらず気温が低い日は多いものの、ウールやカシミア素材のコートを用いることに、なんだか気持ちの面で抵抗が出てきてしまうのです。

もちろん気温だけ見れば、それらの素材を用いることに違和感は全くありません。例えば今年(2018年)の東京の3月の気温を振り返ってみますと、最低気温は2度(3月21日)と言う日もありましたし、最高気温が10度を下回るような日(3月7日:8度/3月8日:8度等)もありました。

一般的にはダウンコートなんかも10度を下回っている日であれば防寒的な観点でも、ヴィジュアル的にも違和感なく着用することが出来ると言われている!?ようですので、それを考えれば同じように10度前後の気温であればウールやカシミア素材のコートを着用することに本来違和感はないはずです。

が、暦と言いますか、感覚として持っている季節感と言うのは不思議なもので、私個人の感覚的なことを言えば、上述しましたように「3月」と言う季節になりますとウールやカシミアのアウターに違和感を覚えてしまう自分がいます。

この原因はなんだろう!?と自分自身との対話をしてみると、恐らくは”生地の表情”と言うのが気になっているのかなと思っています。

と言いますのも、同じ3月であっても週末はダウンウェアを用いた日も多々ありましたので、ダウンには違和感を覚えない。すると、同じ冬物のアウターウェアである両者の違いは何かと考えてみますと、その素材感、ビジュアルに差異を見つけることが出来るわけです。

起毛感があり、明らかに冬の素材であることが感じられるウールやカシミアに対して、ダウンウェアの表地に使われている素材の多くは、ナイロンやポリエステルと言った化学繊維。これはツルッとした素材感のため、素材におけるビジュアル的な観点では、そこまで(秋)冬と言った季節感を感じないのです。

もちろん「ダウンウェア」と言うアイテムで考えますと、そのボリュームのあるシルエットで季節感を感じる方もいらっしゃると思います。ただ、ナイロンやポリエステルは秋冬のアイテムのみならず、春夏のアイテムでも多用される素材であることから、素材そのものに季節感は無いように思うのです。

すると寒い3月の日であっても、ウールやカシミア素材のコートに違和感を覚える大きな要因は、私自身が持っている季節感(3月=春)と、素材の持っているビジュアル的な季節感(ウール・カシミア=冬)とのギャップにあるのではないか、と自分なりには解釈しております。

ではどうしているのか!?と言いますと、寒い3月の日には秋冬素材ながらも起毛感が強くない(ように私が感じる)スーツやジャケット、パンツを中心に重ね着をし、アウターにはムーレーのスプリングコートを用いると言う方法で過ごしております。
MOORER(ムーレー)のダブルブレスト スプリングコート MORANDI-KM _着用イメージ①

いやいやrm55は車移動が多いからでしょう!と言う突っ込みも頂きそうですが、電車で移動する日であっても、こんなスタイルで出勤しておりますょ。

■スプリングコートを今更検討する!?
このような中で、私のワードローブ内で現在ドレス用のスプリングコートとして活躍してくれるのは2年前に購入をした、ムーレーのMORANDI(モランディ)のみ。


※現在「15%offクーポン」発券中です!

花粉症の私にとりましては、花粉がつきにくく、落としやすいポリエステル素材であることに加えて、デザイン、つくりの面でナイロン素材のアイテムとは思えないようなエレガントさがある。更に、ナイロンとは言ってもペラペラではなく、ムーレーのモランディは総裏地故に表地との間に空気の層を作ってくれるので、防寒性もそこそこある、と言う3つの嬉しいがあることからおススメです!と言うことを以前記事(※)としてお送りしておりました。
※「今年スプリングコートは、MOORER(ムーレー)のMORANDI(モランディ)で決まり!?

私は上述しましたように3月からはアウターとしてスプリングコートを用いておりますので、もう少しバリエーションがあった方が良いと感じたことに加えて、ナイロンやポリエステルは撥水性もありますので、レインウェアとしても”使える”と言うことを実感したがために、追加でワードローブに迎い入れても良いのではないかと考えたわけです。

ただ加えるなら同じダブルではなく、シングルモデルが良いかなと感じており、気になるブランドやモデルをリサーチ致しました。

そこで第1候補として挙がったのは、既にその良さを体感しているムーレーのステンカラーのスプリングコートであるVITTOR-WM。コットン×ポリエステルですが、ベーシックなデザインなので使いやすい上、探せば税込み68000円と言う価格で見つけることが出来ました。



そして2つ目は、同じくムーレーからスタンドカラータイプのスプリングコートであるHEKTOR-KN。こちらは税込みでも62500円と更にお求めやすいことに加えてフロントが比翼仕立てではない点が気になっています。防寒性や防風性、水の入り込みなどを考えれば比翼仕立ての方が良いのですが、個人的には実はデザインがあまり好みではなかったりするのです・・・。



ムーレー以外では秋冬のダウンコートを所有しているヘルノのステンカラーコートも気になりました。比翼仕立てではないですし、ゴアテックスを使っているのでレインウェアとしても強い。それでいてアンダー10万円は魅力的。



今年のトレンドを踏まえて選ぶのであれば、同じヘルノでもベルテッドのバルカラーコートタイプも若干値段ははりますが気になります。ただ、自分のスタイル上ベルテッドがアリかどうかは悩みどころですね。



また、コットン×ポリアミド素材ですが、シーラップのスプリングコートも気になっています。15%オフのクーポン利用で約9万円。着用イメージを拝見しますとシルエットもタイト過ぎず、緩すぎずイメージに近いですし、雰囲気も武骨過ぎず、自分のスタイルにも合いそう。こちらは店頭で1度確認してみたいと思っています。



なお、トレンチコートをカッコ良く着こなされている方を拝見し、気になって探してみると、ムーレーから新モデル!?でしょうか、コットン×ポリエステル素材のトレンチコートタイプのコートであるPREZ-WMがありました。こちらも税込み72500円とお買い得価格。雰囲気はエレガントと言うよりも、もう少し男臭い感じになるのだと思いますが、ちょっと気になっています。



と言うことで、今更ながら気になりだしたスプリングコート。シングルで持っていないネイビーカラーを中心に探しておりますので、これおススメだよ!と言うメーカーやモデル等がありましたら是非ご教授くださいませ!






rm55的スタイリング:2018年SS ⑨:Shibumi style

こんにちは!
本日は第9回目となります、私rm55のスタイリング(装いや着こなし)についてご紹介しようと言うコンテンツである「rm55的スタイリング」をお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■TPOとスタイリング
さて、これまではAWの装いを中心にご紹介してきたのですが、本日の回からはSSに切り替えてまいりたいと思います。

そんな2018年SSの最初の装いとしてご紹介するのは、今年の2月に納品を頂きましたイタリアはフィレンツェ発のネクタイを中心としたクラシックメンズウェアのブランドである、Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のアイテムです。

いつもであれば3月中はまだ肌寒い日が多いのですが、今年は幸いにして暖かな日が結構ありましたね。実際桜も3月中に開花しましたし、寒いのが苦手な私としましては、嬉しい誤算!?のあった3月の気候でした。

そんな春らしい陽気に誘われて着用したのが、Shibumiにて仕立てて頂いた、英国のマーチャントであるSMITH WOOLLENS(スミス・ウーレンズ)のホップサック生地(4PLY・ウエイト350gms)を用いたジャケットです。

ホップサックジャケットはカジュアルよりの生地であることに加えて、仕立てて頂いたジャケットもやや明るめのネイビー。よって、初めての方とお会いするような日には適さないように思いますが、社外の方であってもお付き合いの長い、カジュアルなコミュニケーションが取れる方であったり、社内で作業をする際には気軽に用いることの出来る便利な1着です。

そんな日のコーディネートがこちらです。上述したShibumiのジャケットに加えて、シャツ(サックス)、ネクタイ(花小紋柄:グリーン)もShibumiで合わせ、インナーにはクルチアーニのカーディガン(44:ネイビー)、パンツはインコテックスのトロピカルウールパンツ(44:ライトグレー)と言うスタイル。
rm55的スタイリング:2018年SS ⑨:Shibumi style_①
※着用者 172cm 60kg

そして足元はエドワード・グリーンのドーヴァー(ブラック)を合わせました。
rm55的スタイリング:2018年SS ⑨:Shibumi style_⑥

■あとがき
この日の装いのポイントは、自分の中では「Shibumi style」です。(笑)
rm55的スタイリング:2018年SS ⑨:Shibumi style_③

Shibumiのアイテムを多用しているから、と言うよりは、その合わせ方がポイント。私はネイビーのジャケットにグリーンのネクタイを合わせると言うことを、記憶にある中ではやったことがない、もしくはほぼやることがないのですが、Shibumiのオーナーであるベネディクト氏がそのように合わせていらっしゃるのをよく拝見するので、真似てみたからです。
Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のスタイル_⑦
※画像はベネディクト氏のインスタグラムアカウントより拝借しています。

これまではネクタイの色で言うグリーンは、私の中ではカジュアルが強めの色合いと言う認識でした。よって、カジュアルカラーであるブラウンやベージュなんかに合わせることが多く、ドレスカラーであるネイビーに合わせたことはない(ハズ)。
rm55的スタイリング:2018年SS ⑨:Shibumi style_②

それでも、せっかくShibumiのジャケットをはじめ、Shibumiのアイテムを沢山用いるわけですし、自分の感性にはない装いを取り入れてみるのも自身の勉強にためには必要かなと。更に、今回はホップサック生地と言うことでネイビーでもカジュアルよりの生地を用いておりましたので、リスペクトを込めてベネディクト氏の装いをコピーしてみました。

実際にやってみますと思ったより違和感なく、すんなりと受け入れることが出来ましたょ。
rm55的スタイリング:2018年SS ⑨:Shibumi style_④

と言うことで、今後はTPOを踏まえながら、ネイビー×グリーンと言うスタイルをしてみるのもアリだなと思った次第です。(笑)
rm55的スタイリング:2018年SS ⑨:Shibumi style_⑤

自分の感性や価値観は大切にし、それはそれで育てていきたいと思っておりますし、自分のスタイルを持ちたいと言う想いも変わりません。それでも、どこかに新しい感性、価値観を受け入れる柔軟性は持っておきたいと言う考えもございますので、今後もこう言った機会がありましたら色や柄、アイテムなど、自分の持っていない装いのスタイルにもチャレンジしていきたいと思います!






※本記事の内容は素人であるrm55独自のセンス、感性、見解に基づいております。プロのスタイリストのような正しい知識に基づいた装いに関する記述でありませんので、あくまで個人の趣味のブログとして捉えて頂ければ幸いです。