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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

大人のショートパンツは丈感が重要!?:FEDELI(フェデーリ) バミューダショーツ

こんにちは!
いやいや、驚きました。なんと昨日6月29日、関東甲信地方の梅雨が明けたとみられると、気象庁が発表。先日梅雨入りしたばかりだったのに、もう明けちゃったの!?と言う感覚をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
紫陽花

それもそのはず、過去6月中に梅雨が明けた例はなく、観測史上初の出来事だそうですよ。

雨が好きではない私はそもそも梅雨が好きではありません。しかし、夏のあのジリジリとした暑さを迎える前の、ちょっとした気温の低下は体に優しいこともありますよね。また植物なんかはこの梅雨の雨を使って一気に成長し、青々とした美しい色合いを見せてくれるので悪いことばかりではないかな、なんて思っていた矢先の出来事でした。

ただ個人的には雨が少なくなるのは嬉しいものの、平日は今だにネクタイを締め、ジャケットを着用して出勤をしておりますので、気温が20度後半から30度を超えてくるとダメージも大きい・・・。

そんな平日に負ったダメージを回復させるべく!?夏の週末はラフなスタイルになりがちです。

そのような中で、本日は週末であっても大人っぽい雰囲気を醸し出すことの出来そうなショートパンツを購入しましたので取り上げてみたいと思います。それでは、まいりましょう。

■カジュアルながらも上品さやモダンさを兼ね備えたフェデーリ
さて、今回大人っぽい雰囲気を醸し出しながらも体に負荷をかけないショート丈のパンツを購入したわけですが、選んだブランドはカジュアルアイテムであってもエレガントさを有する雰囲気が気に入っているFEDELI(フェデーリ)です。

フェデーリはイタリアの中でも北に位置するMonza(モンツァ)にて創業をしておりますが、早くから欧州とのビジネスに伴って工業化を進めたエリア故に、南に位置するナポリとは様々な点において違いがあると言います。

そのような違いはモノづくり、服作りにも反映されており、南のどこか温かみや手縫い感のあるモノ作りとは大きく異なり、北は最新鋭の工業機械を導入し、これにモダンなデザインを組み合わせたスタイリッシュなイメージがあります。一般的にイタリアのデザインと言えば、南よりも北よりの雰囲気をイメージされる方の方が日本では多いように感じます。

クラシックなメンズドレスウェアと言うカテゴリで言えば南の持っている雰囲気が好きな私ですが、カジュアルとなりますと一転、北よりの持つモダンさ、スタイリッシュさがここ最近は気になります。

それは年齢を重ねて来たと言うこともあるのでしょう。カジュアルのど真ん中(嫌いではないです。)ですと、シーンによっては気恥ずかしく感じることもありますので、カジュアルさの中にもどこか上品さであったり、モダンさ、大人らしさを欲することが以前にもまして増えてまいりました。

それ故、カジュアルながらも上品さやモダンさを兼ね備えたフェデリのアイテムは、個人的には今最も気になるカジュアルウェアのブランドの1つなのです。

■大人のショートパンツは丈感が重要!?
その中から今回私がセレクトしたのは、コットン素材のベーシックなバミューダショーツです。悩みに悩んだ末に選んだ色は、グレー。イタリアンブランドのショートパンツとしてはインコテックスでネイビーやベージュ、ホワイトなどを所有していたことや、他の色と合わせやすいと言う汎用性の高さがポイントでした。
FEDELI(フェデーリ) バミューダショーツ_①

服の素材の多くは、その生産工程において「整理」と言うフェーズがあります。いわゆる「加工」のことですね。撥水加工、防シワ加工などもいわゆる「整理」の工程で行われることが多いのでイメージがつきやすいと思うのですが、フェデリは用いている素材の良さがあるのは前提としても、素材の整理(加工)とデザイン、雰囲気とのバランスがとても良いように感じます。
FEDELI(フェデーリ) バミューダショーツ_②

それでも洗いがかかっているのか、決して生地そのものはドレッシーな風合いではありません。
FEDELI(フェデーリ) バミューダショーツ_③

釦も生地の風合いに合わせてダメージ加工が施されているのですが、アイテム(全体)としてみると、どこかエレガントな雰囲気がある。これは素人ながら非常に興味深い点だと思っています。
FEDELI(フェデーリ) バミューダショーツ_④

また、試着をした際に感じた点が、ピタピタすぎず、かと言ってふと過ぎない絶妙なシルエット。これに加えて、30代以上の大人が穿くにあたってとても良いのが丈の長さです。172㎝ 60㎏の私がはきますと膝より少し上の丈感です。
FEDELI(フェデーリ) バミューダショーツ_⑤
※股下24㎝ほど

短すぎるとスポーティさやカジュアル感が強くなりますので、リゾートなどであればまだしも、街中ですと気恥ずかしさを感じてしまうお年頃。(笑)かと言って、膝より長くなると重たさ、野暮ったさが出てきます。それが、今回購入をしたフェデーリのバミューダショーツは膝より少し上と言うバランス感。これが絶妙なんです。

20代であれば若さがありますからあまり細かいことは気にせずにショートパンツも穿けますが、30代ともなりますと例えカジュアルなショートパンツであったとしても大人らしい雰囲気は残しておきたいですよね。そんな方には最適な1着かなと感じました。
FEDELI(フェデーリ) バミューダショーツ_⑥

もしショートパンツを穿くことに対して抵抗があったり、気恥ずかしさを覚えるようになった方は、丈の長さに注目してみてはいかがでしょうか!?自分の膝前後に収まるような丈感ですと、案外すんなりと受け入れることが出来るかもしれませんよ!

梅雨が明けますと気温はどんどん上がるのみ。是非、大人のショートパンツを穿いてリラックスした週末をお過ごしください。






白パンは安価に買うのが正解!?:PT01(ピーティーゼロウーノ)Flair ワンプリーツ コットンストレッチパンツ

こんにちは!
今週は真夏かっ!?と思うほどの暑さであったり、湿度が高い梅雨特有のムシムシ感があったりと、「日本の夏」を強く意識せざるを得ないような天候が続いていますね。

そんな「夏」を感じる日々が多くなると履きたくなるのが!?みんな大好き”白パン”です。私は以前ほど白パンを着用する頻度は高くは無いのですが、それでも白パンほど清涼感、爽やかさを演出できるアイテムは他には無いですし、着ている本人もどこか涼しげな気持ちになりますから!?夏が近づくにつれて穿きたくなるのが白パンなのかなと思います。

と言うことで、本日のテーマは白パン!それでは、まいりましょう。

■白パンは消耗品
さて、白パンの”取り扱いの難しさ”は本Blogでも過去に取り上げておりますし、穿いたことのある方であれば実感されていることと思います。

白パンは例えどんなに気を付けていても汚れてしまうものですし、白だけに他の色のパンツに比べても汚れが目立つ。その上、自宅で洗濯をする際にも特に気をつけなければいけないのが革パッチを用いた白パン・・・。

3年程前の記事にはなりますが、「革パッチには気をつけろ!?」と言うタイトルで、自宅で洗濯をしたインコテックスのコードレーン・ホワイトパンツの生地に革パッチの色が移り、大失敗をしたと言う失敗談をご紹介しておりました。
白パン色移り

このような中で、小さなお子さんをお持ちのパパさんにとって白パンをコーディネートに取り入れることもまた大きなリスク!?を伴うものとして、これまでお送りした記事の中では触れておりました。特に私が白パンが汚れる”3大リスク”として認識しているのが、下記の3つです。

・食事
・レジャー
・抱っこ

我が家の下の子は1歳ですが、まだまだ食事には手を使ってしまうことも多々ございます。よって、食べ物で汚れた手で白パンを触られると、当然汚れますね。。これまでもパスタやピザのトマトソースやら、なんやらを沢山つけられてしまいました。

更にレジャー。なんだかレジャーと言うと大げさですが、外出先でちょっと寄る公園であったり、商業施設等にある遊具で遊ぶこともまたリスクになります。それは食事と同じで子供の手や服が汚れ、それが白パンに移るからと言う理由。もちろん子供と一緒に遊具等で遊べば、それも汚れる原因となります。

そして最近悩んで!?いるのが、下の子を抱っこした際に子供の靴がパンツの前身ごろにあたって黒く汚れる件・・・。1歳にもなって歩きはじめると当然靴を履くわけですが、抱っこした際の子供の足が私の腰よりやや下あたりにくるのです。よって、抱っこをすると靴を履いた子供の足が白パンと擦れて汚れてしまうと言うもの。

子供と一緒に出かけることを前提として”汚れても問題ない装い”と言うのは当然準備はしてはあるのですが、せっかく子供と遊びに出かけるのですから毎回同じようなコーディネートでもつまらないですし、出かける先によってはアメカジではなく、イタリアンな装いをしたい日もあるわけで。

そんな状況を考えますと、ただでさえ汚れやすい白パンは、どんなに大切にしても、どんなに気をつけていてもパパさんにとっては「消耗品である」と言う強い思いを抱くのも自然な流れかなと思っています。

■白パンは安価に買うのが正解!?
そんな私もこれまで愛用していた春夏の白パンであるインコテックスやPT01、シヴィリアは上述したような経緯からクリーニングなどでも取りきれない汚れが出てきてしまっておりましたので、この度ドレスよりにも使える白パンを1本追加することを検討し、リサーチを続けておりました。

もちろん、そんな「消耗品」としての性質が強くなるのが白パンですから、どうせ買うなら安く購入したいと思うのが人情です。と言うことで、先日キャリー品ながら新品未使用で納得価格!?になっていたPT01(ピーティーゼロウーノ)のFlairと言うモデルのパンツを購入してみました。ちなみにお値段は1.3万円(税込・送料込)ほど。
PT01(ピーティーゼロウーノ)Flair ワンプリーツ コットンストレッチパンツ_①

かなり久しぶりに購入をしたPT01。長らくINCOTEXとともにクラシコイタリアなパンツ業界の双璧をなしており、新しいパンツブランドが日本に紹介されては消えていく中で、その安定感は注目に値するかもしれません。

正直に言えば、個人的には愚直なパンツづくりをしているように感じるINCOTEXの方が好みなのですが、せっかく買い足すのであれば白パンでは保有していないワンプリーツにしたいと言うことで、価格と仕様とのバランスが自分の中でとれたのが、今回購入したPT01のFlairだったのです。
PT01(ピーティーゼロウーノ)Flair ワンプリーツ コットンストレッチパンツ_③

生地はコットン98%にポリウレタン2%と言う配合率のツイル織ストレッチコットン素材です。なんとなくですが、イタリアブランドの使うホワイトは色のトーンが高い気がしており、その辺りはあえてイタリアンブランドを選ぶ理由の1つになるのかなと感じています。
PT01(ピーティーゼロウーノ)Flair ワンプリーツ コットンストレッチパンツ_②

PT01は見えないところにも遊び心を取り入れると言う特徴がありますが、今回もマーベルトには小紋柄が配置されたシルク!?素材があしらわれていました。
PT01(ピーティーゼロウーノ)Flair ワンプリーツ コットンストレッチパンツ_④

PT01(ピーティーゼロウーノ)Flair ワンプリーツ コットンストレッチパンツ_⑤

ちなみにバックポケットの内部にも。サルトリアが仕立てる服ですと、こう言った遊び方はしないのでなんだか新鮮です。
PT01(ピーティーゼロウーノ)Flair ワンプリーツ コットンストレッチパンツ_⑥

PT01(ピーティーゼロウーノ)Flair ワンプリーツ コットンストレッチパンツ_⑦

なお、採用されているモデルは「EVO FIT」モデル。腰回りはやや余裕のある「スリムフィット」モデルのパターンを採用し、膝下からは「スーパースリム」のテーパード具合を取り入れたハイブリッドなモデルですね。
PT01(ピーティーゼロウーノ)Flair ワンプリーツ コットンストレッチパンツ_⑧

実際に穿いてみましたが、タックの影響もあるのか腰回りには余裕がありながらも、
PT01(ピーティーゼロウーノ)Flair ワンプリーツ コットンストレッチパンツ_⑨

確かに膝下からはスタイリッシュなシルエットに様変わり。
PT01(ピーティーゼロウーノ)Flair ワンプリーツ コットンストレッチパンツ_⑩

最近のトレンドですとパンツもワイド化しておりますが、ホワイトは膨張色ですからあまりワイドだと実寸以上に太く見えてしまいます。また、ドレスよりの着こなしを意識するのであれば、あまりワイドなシルエットですとフィットしないかなと思うので、個人的には自分の使途を考えるに良い選択であったように思っています。

と言うことで、お安く購入出来た分、子供と一緒であったとしても必要以上に気兼ねすることなく用いることが出来ますし、汗をかくこれからの季節にもめげることなく、使い倒していければと思っています!

先日公開したセールのまとめ記事である「2018年SSのプレセール情報まとめ!」も随時更新を行っておりますが、今月頭からスタートした2018年SSセールも中盤戦。今後プレセールから本セールに続々と移行する中で、値引き率のアップや対象アイテムの拡大が期待されます。

もし白パンの入替、追加をご検討の方は是非、そんな機会をうまく使って、リーズナブルな価格でワードローブに追加されてみてはいかがでしょうか!?汚れなどを気にすることなく、思いっきり白パンライフを楽しむ事が出来るかもしれませんよ。






ややドレスよりのPT01の白パン。




ややカジュアルよりのPT05の白パン。



PT01>GTA>PT05!?



伝統か革新か

こんにちは!
本日は、「伝統か革新か」と言うテーマで、コラム的にお送りしてみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■製法は手段に過ぎない
さて、皆さんは「獺祭」と言う日本酒をご存知でしょうか。山口県岩国市の山間部にある小さな酒蔵である旭酒造株式会社が生産をしている、華やかな香りと日本酒らしからぬ!?甘みがあって若い方にも人気のあるお酒です。

私も何か祝い事がありますと贈り物や手土産に持参するのですが、とても喜んで頂ける品物です。


少し前のお話になりますが、そんな獺祭を生産する旭酒造株式会社の会長である桜井博志氏の講演を聞く機会があったのですが、非常に苦労をされて今の地位を作り上げたこともあって、ビジネスマンとして示唆に富むお話がとても多かったのです。そして、その中でもとても印象に残ったお言葉がありました。

『製法は手段に過ぎない』

獺祭は、その誕生の経緯から酒造りに必須とされている杜氏(酒造りの職人)を置いていなかったり、従来の日本酒の伝統的な生産手法を踏襲せず、ある意味では常識破りな製法にて生産を行っていた為に業界内からは批判の声が多かったと言います。

それでも、桜井博志氏は言います。

『日本酒の製法が確立したのは室町時代であったと言われている。実際にその頃のレシピが残っているので、そのレシピの通り、伝統的手法に従って日本酒を作ってみたが、決して美味しいものでは無かった。』
※内容を逸脱しない範囲でrm55にて表現等は編集済み

つまり、桜井博志氏曰く、

『こだわるべきは製法ではなく、味(美味しさ)である。製法は手段に過ぎず、結果である味にこそこだわるべきだ』

と言うのです。

ただ、人気があって消費者に支持されているとは言え、旭酒造の酒の造り方や獺祭に今だに批判がないわけではありません。あれは日本酒ではないと言う方も実際にはいらっしゃいますし、NYなどでワイングラスに獺祭を注いで楽しむと言う方法(現地では人気)についても、疑問視する声もあるのです。

それでも個人的には桜井氏の

「手段ではなく、結果にこだわるべき」

と言うお言葉は、とても印象深く、また学ぶべき点があるような気がして頭にしっかりと残っているのです。

■伝統か革新か
そんな桜井氏のお言葉を頭の片隅に入れながら、私が大好きな服。とりわけ、職人さんによって手縫いと言う”製法”を用いて仕立てられたクラシックメンズウェアについて考えてみたいと思います。

仮に、従来の”伝統的な手法を用いて、手縫いにて仕立てられた服”をこれまでの”日本酒”に。”着心地を左右する箇所や目に見える部分には手縫いを用いて、それ以外には効率的な生産を行う為にマシンを用いた服”を”獺祭”に例えてみたらどうでしょうか。

本格的なもの、伝統的なものを好む方々は、得てして新しいもの、革新的なものを否定しがちです。

実際にこの分野の服に関する経験が少ない”私”であったとしても、どちらかと言えば「手縫いこそ本物」と言う固定概念に捕らわれておりますし、2万円あればスーツが購入出来る時代の中で、あえてスーツに数十万円と言ったお金をかけるのであれば「手縫い」にこだわりたいと言う想いがあるのもまた事実です。

それでも、手縫いのみによるスーツを仕立てる職場環境はかなり厳しいと言います。それは、「職人がいない」と言う現実。

例えば私が好んで着ているサルトリアソリートはイタリアはナポリのサルトリアですが、イタリアの経済事情って皆さんご存知でしょうか!?正直私もこれまでたった1度しか行ったことはないのですが、少し前のデータであるISTAT(国立統計研究所)が出している2013年度の報告書によれば、イタリア全体の労働者の手取りの平均月給は「€1,304」、外国人労働者に至っては「€968」だったそうです。

2018年6月末のレートでは「130円/€1」前後ですのでこれで換算してみますと、1カ月の手取り額は日本円で「16万9520円」、外国人は「12万5840円」と言うことになりますね。
※「民間給与の実態調査結果」平成27年7月更新版から概算する日本人の平均手取り月収は35万円(賞与込み)

ちなみにこの数字は平均ですので、北に比べると経済的発展が遅れていると言われるナポリのある南の方は、更に手取り収入が少なくなることが推測されます。

そうなりますと、若い方は収入の安い状態でスタートする職人にはなりたくない!と言う方が多いようで、結果として職人が高齢化、もちろん後を継ぐ職人も少ないと言う現実があることは、3年ほど前にご紹介していた書籍「ナポリ仕立て Sartoria Napoletana -奇跡のスーツ」にも記載があり、今も状況は大きく改善してはいない(むしろ悪化!?)と言います。

手縫いとマシンとのハイブリッドな仕立てが「革新」にあたるかどうかは議論すべき点かもしれませんが、仮にマシンを適度に取り入れることで生産効率が向上し、結果として職人さんの収入も上がり、働き手が集まるきっかけになるのだとしたら、それを一概に否定することは難しいのかなとも思うわけです。

もちろん、ハイブリッドな仕立てであったとしても、仕事の”結果”である服が”良いもの”であることが前提にはなるのですけれど。

事実、獺祭はその原材料に酒造好適米として有名な「山田錦」を採用しておりますが、獺祭が登場し、消費者の支持を得ることで生産量が増加するにつれて「山田錦」も同様に生産量が増加し、農家の収入の増加に寄与していると言います。

服に限らず、世の中に現存する物事は必ずと言って良いほど時代時代の影響を受け、それらを取り込みながら変化、進化してきていると言う事実があります。

そんなことを考えますと、「手縫い」と「手縫いとマシンとのハイブリッド」を同列に置いて優劣を語るのではなく、それぞれを並列させて、各々の良さ、存在意義などをしっかりと見定め、双方に価値を見出しながら服を楽しむと言うこともまた、手縫いの服を次の世代に残していくと言う観点は必要なことなのかもしれない。

まだまだ服に関する経験値が少ない私ではありますが、そんなことを感じた桜井博志氏の講演でした。さて、皆様はどう感じ、どのように考えられますか!?






トートバック内を整理する!:吉田カバン PORTER SNACK PACK(スナックパック)

こんにちは!
本日は最近購入をした「ポーチ」を取り上げてみたいと思います。

えっ!?ポーチ!?と思われる方が多数いらっしゃると思うのですが、先日「上品さと堅牢さと、実用性のバランス。」と言う記事におきまして、愛用していたビジネスバックの劣化に伴い、それに代わるバックをファミリーセールサイト(※)にて購入したことをご紹介しておりました。
GILTGLADDなど

その際購入したのはSELLIER(シャンボールセリエ)のトートバックだったのですが、トートバック故に!?内外ともにポケットが少なく、容量的には私にピッタリなものの、小物が多いと中で混ざってしまい、目的のモノを取りだすのも一苦労!?と言うことがありました。よってこの度、バック内を整理することを目的としてポーチを購入してみたのです。
CHAMBORD SELLIER(シャンボールセリエ)のトートバック(Cinon/シノン)_⑪

と言うことで、ポーチとは言えバックインバック的な扱いのポーチとなりますね。それでは、まいりましょう。

■抜群の安定感と安心感を買う
さて、この度私がバックインバックとして購入をしましたのは、学生時代の頃からお世話になっている吉田カバンのPORTERシリーズから、『パッキングをテーマに様々な展開のポーチをメインに構成したトラベルアイテムシリーズ』であるSNACK PACK(スナックパック)のポーチです。
吉田カバン PORTER SNACK PACK(スナックパック)_①

様々な用途や利用シーンに合わせて、サイズやデザイン、機能性の異なる様々なポーチを展開しているのがスナックパックシリーズ。
吉田カバン PORTER SNACK PACK(スナックパック)_②

今回はせっかくバックに堅牢さと、実用性のみならず、上品さを有するシャンボールセリエを選んだわけですから、バックインバックもこだわろうかな!?と一瞬考えました。

が、持ち歩く荷物が多い私にとりましては、下手に!?上質な革などのポーチを求めてしまいますと重量の増加が気になりますし、基本的には「バック内を整理したい」と言う目的がかなり明確でしたので、黒子に徹してくれる機能性、実用性のみを重視することと致しました。すると、選択肢は自ずと!?吉田カバンのPORTERシリーズに。

このような中で私が選んだのが、重量わずか65gと言う超軽量のナイロンツイルを使ったポーチです。
吉田カバン PORTER SNACK PACK(スナックパック)_③

サイズは約W250×H160×D50(mm)。文庫本と同じような高さなので実際のサイズは小さめなのですが、スナックパックシリーズのポーチの中ではやや大きめになるようで「L」サイズと言うことになっています。
吉田カバン PORTER SNACK PACK(スナックパック)_④

本体内部は外部から見えないようになっている一方で、前面ポケットはメッシュ素材で逆に中身の確認がしやすいような仕様になっています。
吉田カバン PORTER SNACK PACK(スナックパック)_⑤

しかも上部にはスナップ式のループが取り付けられています。旅行等で使用し、持ち歩いたり、引っかけたりすることを想定しているのだと思いますが、実はバックの中には芯材が入っており、ループを手に持ったり、どこかに吊り下げた状態でも型崩れしにくいような設計になっているのです!この辺りは、流石!?日本製。流石、吉田カバンと言った感じでしょうか。
吉田カバン PORTER SNACK PACK(スナックパック)_⑥

それではトートバックの中に入れておきますと散乱して困ってしまうモノの一部をスナックパックの中に入れて、実際に整理をしてみたいと思います。
吉田カバン PORTER SNACK PACK(スナックパック)_⑦

上記のモノを全て収納しますと、スッキリ納まった上で、まだ少し余裕がある状態です。
吉田カバン PORTER SNACK PACK(スナックパック)_⑧

シャンボールセリエのトートバックにもすんなりと納まってくれました。サイズ感もちょうど良く、これより大きいと出し入れが大変ですし、小さいと逆にモノが入らない感じで、私にとりましては絶妙なサイズ感でした♪
吉田カバン PORTER SNACK PACK(スナックパック)_⑨

と言うことで、恐らく10年以上ぶり!?位に購入した吉田カバンのPORTERでしたが、愛用していた頃の安定感、安心感は今もなお健在!今回は直接実物を見ないで購入したのですが、全く違和感なく日々使うことが出来ております。

正直お世辞にもエレガントさがあるとは言えませんが、安定感に安心感。そして必要十分な機能性を有していることは間違い上に、価格もこなれておりますのでビジネスにトートバック等をお使いの方でバック内のモノの散乱に困っている方は、是非検討をされてみてはいかがでしょうか!?

悩みも散乱するモノも、スッキリと整理し、納めてくれると思いますよ!






MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロを購入!

こんにちは!
本日は、マイサイズがラスト1着と言うタイミングで購入を致しました、MONTESARO(モンテサーロ)による手縫いのシャツと同じ工程を経て縫われたと言うロングスリーブポロシャツを取り上げたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■結局、チャレンジしてみる
さて、以前「スーツにポロシャツはアリなのか!?を考える」と言う記事におきまして、今年のクールビズスタイルの1つとしてスニーカーと共に推されている!?「スーツ×ポロシャツ」と言うスタイルについて言及しておりました。

その際私は、以下の3つの理由を根拠としてスーツにポロシャツ合わせると言うスタイル自体には個人としては否定的な見解を持ちつつも、『”ジャケパンスタイル”に合わせてみたり、スーツでもコットンスーツのように”カジュアルな生地”のものにポロシャツを合わせてみる』と言うことにつきましては肯定的に捉えておりました。

① スタイリングの難易度が高い
② スーツのメンテナンスが大変
③ 着用シーンがイメージ出来ない

また、その後は「「ジャケット×ポロシャツスタイル」を考える」と言う記事においてジャケットにポロシャツを合わせるスタイルを行う為にはどんな点に注意をすれば良いのか!?につきまして、個人的に考えていました。

「言うは易く行うは難し」

とは言いますが、御託を並べるよりも、実際に自分でトライしてみてどう感じるのか!?と言う実体験を持って記事をお送りした方がリアリティがあるなと言うことで、この度”ジャケットにインして使うと言う明確な目的”を持ってポロシャツを購入してみることに致しました。

■モンテサーロの鹿の子ロングスリーブポロ
そのような流れの中で今回私がセレクトしましたのは、個人的に大変気に入っているカミチェリアであるモンテサーロの鹿の子素材のロングスリーブポロでした。
MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_①

「スーツにポロシャツはアリなのか!?を考える」と言う記事に書きましたように、スーツに合わせるにしろ、ジャケットに合わせるにしろ、袖口と皮膚が直接接触してしまうのはメンテナンスの観点からあまり望ましくはありません。よって、中にインするポロシャツはロングスリーブであることが自分の中では絶対条件でした。
MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_②

更に、クラシックなジャケットには正統なシャツを合わせた着こなしが望ましいと考えていた私にとりまして、手縫いのシャツと同じような工程を経て仕立てられたと言うモンテサーロのポロシャツは魅力的に映りました。
MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_⑤

MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_④

MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_⑥

MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_⑦

実際スポーティなアイテムなのですが、シャツと同じように襟やカフには芯材が入っていたり、手縫いと言う縫製の影響があるからなのか、どこかエレガントささえ感じてしまう佇まいにはカジュアルなジャケパンスタイルのみならず、素材や雰囲気によってはスーツにさえ合わせることが出来るかも!と言う期待感さえ抱かせます。
MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_⑨

MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_⑧

MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_⑩

素材は鹿の子素材のため適度な伸縮性があり、鹿の子独特の白いまだら模様が清涼感を演出します。これに、表面組織の凹凸によって肌への接地面が少なくなりますのでサラリとした着心地を有している点もこれからの時期には最適です。
MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_③

モンテサーロのシャツはフワッとした軽やかな袖付けや、手縫い感を感じる柔らかい表情が魅力的ですが、そんな雰囲気はポロシャツにもしっかりと踏襲されておりました。

■モンテサーロの鹿の子ロングスリーブポロを着てみた!
それではせっかくですので、着用イメージもお届けしたいと思います。

今回合わせたパンツはレスパーデのコットンストレッチチノ。172㎝、60㎏の私で選んだサイズは「S」。肩幅や胸周りは程良いリラックス感を感じるサイジング。なお、袖丈や着丈はやや長めに感じましたので、何回か洗濯を行っ後、気になるようであればお直しをすることもあるかもしれません。
MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_⑪

ニットの編地の1つである鹿の子素材ですから、腕の稼働などにストレスを与えることは通常ありません。それでもモンテサーロらしい上付き、コンパクトなアームホールによってカマもしっかりと入っておりますので、上質なシャツのような心地良さがある点は見逃せません。
MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_⑬

そう言う意味では、日常生活において必要十分な運動性は有していると言えると思います。
MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_⑫

芯材による襟立ちの良さや、その表情、袖付けの雰囲気なんかはまさしくモンテサーロのドレスシャツの風合いそのもの。
MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_⑭

上述しましたようにジャケットの中に入れて使うことを当初より想定しておりましたので、ジャケットの襟に負けない襟の強度と、合わせても違和感のない雰囲気はとても大切です。
MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_⑮

試しにアルフォンソ・シリカのウール×シルク×リネンのジャケットを合わせてみますと、この表情。襟のロール具合も大変に美しく、ポロシャツだと言われなければ分からない絶妙なコンビネーション具合ではないでしょうか!?
MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_⑯

パンツにインして着用してみますと、こんな感じです。ジャケットの袖口からはしっかりとポロシャツの袖が顔を出しておりますし、ジャケットのラペルに負けない襟と、ドレス感漂う雰囲気。事前に想像していたよりも相性は良いように感じましたので、是非今年のノータイスタイル時には活用してみたい着こなしだと感じましたよ。
MONTESARO(モンテサーロ)の鹿の子ロングスリーブポロ_⑰

と言うことで、ジャケットに合わせることを前提とした、モンテサーロのロングスリーブポロのご紹介でした。

ポロシャツとしてはお値段も高いですし、検討する時間は十分あるだろうなどと悠長に構えていたら、あっと言う間に私のサイズはグレー1色のみに・・・。やはりジャケットに合わせやすい襟を有していたり、ロングスリーブであったり、手縫いのポロシャツと言う他にはない点が好評のようですね。

鹿の子ポロはほとんど残っていませんが、記事の執筆時点ではスムース素材であれば「S」が残っておりましたし、色によってはまだサイズがありましたので、気になる方は是非チェックされてみてはいかがでしょうか!?
sharon_hp_montesaropolo
※画像はSharonさんの公式ページより拝借致しました。






rm55的スタイリング:2018年SS_16:シックなコーディネート

こんにちは!
本日は第16回目となりました、私rm55のスタイリング(装いや着こなし)についてご紹介しようと言うコンテンツである「rm55的スタイリング」をお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■TPOとスタイリング
本日取り上げますのは、5月後半のとある平日のドレススタイルです。あえて取り上げる理由は、私rm55が個人的にもの凄く!?好きな色遣い、素材使いであるからと言う理由(だけ)。そんな私の好みのスタイルがこちらです。

サルトリアソリートのウール×モヘアのベージュカラーのジャケット(44)に、ルカアヴィタービレのホワイトベースにストライプ柄が入ったコットンドレスシャツ(37)。これにE.G.カペッリの小紋柄プリントシルクタイ(ブラウン)、G.イングレーゼのリネンポケットスクエア(ホワイト)、レスパーデのハウンドトゥース柄のワンプリーツ・ウールパンツ(44:チャコールグレー)を合わせています。
rm55的スタイリング:2018年SS_16:シックカラーコーディネート_①

そして合わせた靴は、イルクアドリフォリオのホールカットシューズ(ダークブラウン)です。
rm55的スタイリング:2018年SS_16:シックカラーコーディネート_②

■あとがき
さて、いかがでしょうか!?一見すると、なんてことはない普通のスタイリング。それでも、モヘアの光沢感やハリ感がカジュアルよりのベージュカラーのジャケットにドレッシーさ、上品さを加えておりますし、少しグレーがかったベージュと言う色合いも凄く好みです。これに落ち着いたチャコールカラーのパンツと言うコンビネーションは、個人的に大好きな合わせ方。
rm55的スタイリング:2018年SS_16:シックカラーコーディネート_③

また、普段はサックスカラーをシャツのベースカラーとして選ぶことの多い私ですが、今回あえてホワイトを用いている点が自分の中ではポイント!?です。ホワイトのシャツはフォーマル感、転じて硬さが出るような気がしていることから普段はサックスを用いるのですが、今回はストライプ柄が入っていると言うことで程良いカジュアルダウンがなされているように感じます。
rm55的スタイリング:2018年SS_16:シックカラーコーディネート_④

そして、これに合わせたブラウンカラーのプリントシルクの小紋柄タイの柄も褪せたようなブルーとレッドのビンテージ感漂う風合いで、ベージュ×グレーと言うベーススタイルに絶妙な塩梅でアクセントになっているかなと(あまり見えませんが・・・)。
rm55的スタイリング:2018年SS_16:シックカラーコーディネート_⑤

正直目立つような色、柄、素材感は何1つないシックなコーディネートなのですが、個人的にはジャケパンスタイルと言う、スーツに比べるとカジュアルよりに位置づけられるスタイルの中では今一番好きな雰囲気を持っているスタイリングかなと思います。

私もBlogを開設した当初から比べますとだいぶ年齢を重ねました。それこそ昔は難しそうな柄や色のアイテムを如何に組み合わせて行くのか!?と言うことを楽しんでおりましたが、今ではシンプル、そしてベーシックな中において”いかに自分なりにのスタイルを出していくのか、楽しんで行くのか”と言うことに興味がございます。

これからもその時持ちうる感性を大切にしながら、装うことを楽しんで行きたいと思っています。






※本記事の内容は素人であるrm55独自のセンス、感性、見解に基づいております。プロのスタイリストのような正しい知識に基づいた装いに関する記述でありませんので、あくまで個人の趣味のブログとして捉えて頂ければ幸いです。

組織の美しさに魅了される!:Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のシルクリネンジャカードペイズリー柄ネクタイ(2018SS)

こんにちは!
本日は昨日に引き続き、現在開催中の楽天スーパーセールにて購入したアイテムをご紹介したいと思います。

それでは、早速まいりましょう。

■ノットとディンプルにこだわる!
さて、私がネクタイを愛してやまないことは本Blogをお読みの皆さまであればご存知のことと思います。

特段何の機能もない!?ネクタイをなぜ好きなのか、自分自身でも分からないままでおりますが、好きなことに理由はいらない!と言うことで、クールビズ期間の日本であっても順調にタイドアップをして出勤する日々。
rm55的スタイリング:2018年SS ⑨:Shibumi style_②
※上記はShibumiの小紋柄プリントネクタイ

そんなネクタイ好きの私ですが、ネクタイのノットとディンプルには少なからずこだわりがございます。それは、

①コンパクトなノットになるように結ぶこと(結べること)
②美しいディンプルになるように結ぶこと(結べること)

と言う2点。私は基本的にはプレーンノットでネクタイを結んでおり、長さが気になる場合のみダブルノットで結んでいます。この時、出来るだけノットが縦長、かつコンパクトになるように結べることが(自分の中では)大切で、更にディンプルの造形が美しいほど、気分良く1日のスタートを切ることが出来るのです。

そんなコダワリを持って日々ネクタイをしており、また新しいネクタイを購入する際にもその点には注意を払っているのですが、本日ご紹介するネクタイは、私が愛してやまないネクタイメーカーの1つであるイタリアはナポリ発のFrancesco Marino(フランチェスコマリーノ)のネクタイです。

今回は粋な着こなしさんのセールで購入をさせて頂いたのですが、実は全く同じ色、柄、組織の物が、普段お世話になっているSharonさんでも扱っており、スタッフのM氏からもおススメされていたのです。

このような中で今回は楽天の粋な着こなしさんから購入をしたわけですが、それには理由がありました。

それは、自分の好みのノットとディンプルであれば、粋な着こなしさんで扱っている”ネクタイの仕様”の方がベストだと判断したからです。決してセール価格だから、と言う理由ではありません。

少し具体的に見ていきますと、Sharonさんで扱うフランチェスコマリーノのネクタイはクアトロピエゲと言う4つ折りの仕様になっています。3つ折りに比べると使う生地の量が増えますので価格的には標準的なトレピエゲ(3つ折り)よりも若干高くなるのですが、マリーノが扱う生地はイタリアらしい軽やかな薄い生地が多いので、凹凸あるディンプルを綺麗に造ろうとすると4つ折り仕様の方が好ましいのです。

ただ、今回はジャカード織かつ、かなり複雑な組織構成になっておりますので生地に厚みがありました。そうなりますと、普段なら4つ折りがベスト(だと感じる)なのですが、今回は逆にノットが(若干ですが)大きくなりがちな気が致しました。

よって同じ柄、素材、組織であったとしてもトレピエゲ(3つ折り)仕様のネクタイを扱う粋な着こなしさんの方が、私の好みのノットサイズ、ディンプルに近くなるのでは!?と言う見立てにより、粋な着こなしさんで購入をしましたよと。もちろんセール価格であったことが背中を押したのも事実なのですが、決してそれがメインの理由ではないのです。

ま、普通の感覚の方からしますとちょっと理解し難いコダワリだとは思うのですが、好きだからこそ自分なりにコダワッテ、納得のゆく買い物をしたいですよね。

■組織の美しさに魅了される!
そんな背景をもって我が家にやって来たフランチェスコマリーノのシルクリネンジャカードペイズリー柄ネクタイがこちらです。ブラウンベースにシルバーにも見えるペイズリー柄が入る、マリーノらしい艶感のある1本です。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のシルクリネンジャカードペイズリー柄ネクタイ(2018SS)_①

今回最も注目したいのは、このジャカード織の組織!シルクの上品さとリネンの清涼感をうまく引き出しながら、立体感のある表情豊かなペイズリー柄には思わず魅了されてしまいました。ちなみに経糸にはグラデーション糸を打ち込んでいるそうで、ベースのざっくりとしたバスケット織の表情には絶妙な季節感を感じます。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のシルクリネンジャカードペイズリー柄ネクタイ(2018SS)_②

仕様は上述しましたようにトレピエゲ(3つ折り)で、スフォデラータ(裏地無し)、かつ剣先のみ芯無しです。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のシルクリネンジャカードペイズリー柄ネクタイ(2018SS)_③

しかも、マリーノのネクタイはウールとコットンの2枚芯が使われることが多いのですが、今回は薄手のウール芯1枚のみでした。これは、やや地厚な織の生地を考えますと私好みのノットとディンプルをつくる上では良いセレクトなような気がします。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のシルクリネンジャカードペイズリー柄ネクタイ(2018SS)_④

実際に悩めるトルソー君に締めて貰いますと、イメージ通りの雰囲気が出来上がりに思わずガッツポーズ!をしたかどうかは定かではありませんが、絶妙な塩梅です。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のシルクリネンジャカードペイズリー柄ネクタイ(2018SS)_⑤

縦長のコンパクトなノットから、しっかりとした凹凸のあるディンプル。そしてノットからふわっと広がる大剣の雰囲気など、まさしく私好みの表情です。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のシルクリネンジャカードペイズリー柄ネクタイ(2018SS)_⑦

ネクタイには柄を出すための方法として「織り」と「プリント」の大きく2種類がございます。細かく言えば、織であってもどんな織機を使うのかや、プリントでもインクジェットなのかシルクスクリーンなのかによって雰囲気が変わりますが、この立体感ある豊かな表情は決してプリントのそれでは出すことの出来ないものですね。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のシルクリネンジャカードペイズリー柄ネクタイ(2018SS)_⑧

正直、ネクタイをしていても織りの組織にまで意識が行く方は皆無だと思われますが、日本はもともと着物、織物の国ですし、近代国家に成長するに際しての基幹産業としてこの国を支えたのは繊維産業です。それこそ、今や日本発の世界的なグローバル企業となったトヨタ自動車も、その原点には自動織機があったわけです。

そういう意味では日本人と織物と言うのは元来近い関係性にあったと思っていますので、わざわざ特段の機能を有しないネクタイを首に巻くのであれば、そんな織物の美しさ、表情を楽しんでみるのもアリではないでしょうか。
Francesco Marino(フランチェスコマリーノ)のシルクリネンジャカードペイズリー柄ネクタイ(2018SS)_⑥

ネクタイを選ぶ際には色や柄、素材、メーカー(スタイル)などで選びがちですが、是非どんな組織になっているのか!?と言う観点で選んでみますと、自分のワードローブに新たな広がりをもたらしてくれるかもしれませんょ。










LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)を購入!

こんにちは!
本日は、現在開催中の楽天スーパーセールにて購入したアイテムをご紹介したいと思います。
LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)

それでは、まいりましょう。

■トップクラスのハイコストパフォーマンス!
さて、この度購入しましたのは毎年のようにセールを上手く活用させて頂き、買い足しを行っているイタリアはナポリの老舗カミチェリアであるLUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のドレスシャツ。ボレッリのシャツはここ数年、カジュアルシャツをメインに買い足しを行っておりましたのでドレスシャツを買い足したのは久しぶりな気が致します。

実際、先日お送りした「底値でワードローブを充実化!」と言う、セールにおけるお得なアイテムをいくつかご紹介した記事の中でもおススメのシャツとして取り挙げておりましたし、自身でも購入を検討している旨の記載もさせて頂いておりました。

楽天スーパーセールの期間中はボレッリの対象の定番シャツが40%オフ!である事に加えて、私が購入した際にはファッションクーポンなる期間限定(現在は残念ながら終了)の割引クーポンの利用も出来ました。これにより1枚あたり税込約18000円と言う、ボレッリのクオリティを考えると非常にお買い得なお値段で購入することが出来たのです。

私はクラシックなメンズドレスウェアとしては”手縫い”で仕立てられたアイテムを好んで着ておりますが、少なくとも「シャツ」と言うアイテムを取り上げて考えた場合、手縫いか否かがアイテムとしてのシャツの良し悪しに直結するとは今現在考えておりません。

正直過去にはそのような理解をしていたこともあるのですが、今は手縫いか否かはあくまでスタイル、雰囲気、風合いと言ったヴィジュアル的な要素(好み)を語る上での手法の1つであると理解しています。

よって、精緻でクセのない端正な表情を好まれる方はマシンメイドのシャツの方がカッコ良く感じることは全然あると思いますし、着心地と言う観点で言えば、手縫いかマシンかと言うのは縫製を行う上での選択肢にすぎず、どちらの縫製手法を採用したかによって着心地が大きく左右されることは無い思っています。

そう言う意味では、着心地に直接的に影響を与える最も大きな要素はパターンだと思っています。

ボレッリはそのベースパターンのクオリティが高いので、手縫いを多用しているわけではありませんが着心地はとても良く、1万円後半から2万円と言う価格(セール価格)で購入出来るシャツの中ではトップクラスの着心地の良さを有していると感じます。これに加えて一定レベル以上の生地を用いておりますので、まさにトップクラスのコストパフォーマンスを持っていると言っても過言ではありません!?

それでは、そんなトップクラスのハイコストパフォーマンスを発揮するルイジボレッリのシャツから今回私が選んだシャツをご紹介したいと思います。

■結局悩んだ挙句選んだのは、コットンポプリンのホリゾンタルカラードレスシャツ
この度私が選びましたのは、私が好きなホリゾンタルカラーのドレスシャツ。しかもサックスカラーの無地シャツですので、私のドレススタイルの中では中心に添えているベーシックな1着です。
LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_①

襟型はドレスシャツとしては衿腰が若干低いと言われていた従来の「NA35」ではなく、新たにコレクションに加わった「FELICE(フェリーチェ)」と言うモデル。確かに衿腰が0.5mmほど高くなり、襟の表情が少し変わっています。また、フラシ芯のためふっくらとした表情を持っていますが、モンテサーロやルカアヴィタービレと比べると芯材が少し固めなのでシャープさを残していますね。
LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_②

ボディはお馴染みの!?「EVボディ」と言うSLIM FITタイプ。それでもほど良い”余裕”を残していますのでピタピタすぎず、大人の男性らしいシルエットを楽しむことが出来ます。
LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_③

あまり手縫いの工程数を取り上げるスペック競争になってもしょうがないとは思いますが、襟付けや袖付け、釦付け、剣ボロの閂など、随所に手縫いを用いており、ミシンとのハイブリッドな仕立てになっています。
LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_④

LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_⑦

LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_⑧

LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_⑨

LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_⑩

LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_⑥

なお、これまで購入してきたボレッリのシャツとは若干雰囲気が異なる?ようにも感じますので、もしかしたらファクトリーが変わっている可能性があるかもしれません(未確認)。

ちなみに、記事中にはピンポイントオックスのシャツを検討中だと記載したのですが、ワードローブを見てみますとルカアヴィタービレでもピンポイントオックスを購入しておりましたので、今回はドレスシャツの定番でもある細番手のポプリンをセレクト。上品な光沢感に適度なハリ感があり、ドレスシャツの「ど・真ん中」と言ったところでしょうか。
LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_⑤

年中使える定番のドレスシャツと言うことで、もしかしたらご検討中の方もいらっしゃるかしれませんので、最後に着用イメージを掲載しておきます。

■ルイジボレッリのコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツを着てみた!
172cm、60kgの私はいつものようにサイズ「37」をセレクト。正面から見ると、こんな着用感になります。
LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_⑪

肩周りにもクセがなく、プレーンな表情。襟の開き方も美しいです。
LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_⑫

最近私が着用することの多いサルトリアソリートの特徴の1つとして、「のぼり」の高さを挙げることができますが、FELICEは衿腰が0.5mm高くなったぶん「NA35」よりもソリートとの相性は良いかもしれませんね。
LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_⑬

SLIM FITなボディタイプなので肩や胸周りはコンパクトに設計され、ダブつきも最小限に抑えられている一方、チェストからウエストに掛けては程良いゆとりがあるのが良い感じです。
LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_⑯

もちろんアームも上付き、かつカマも浅いので肩や腕の運動性を損ないません。
LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_⑭

袖丈は「MANICA GIAPPONESE(日本仕様)」のため、丈の長さも許容範囲。個人的にはもう少し袖口が絞られるとベストなのですが、この辺りは釦の移動で対応出来ますので問題ないですね。
LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のコットンポプリンホリゾンタルカラードレスシャツ(FELICE)_⑮

と言うことで、久しぶりに購入したボレッリのドレスシャツ。今回も価格、クオリティともに大満足の1着となりました。いつも購入するのがセールで申し訳ないですが、良いお買い物をありがとうございましたっ!

ビジネスにおいてシーンに関係なく使うことの出来る定番シャツは何枚あっても困りませんし、枚数があれば1枚あたりのシャツの利用頻度が低くなり、結果として1枚1枚のシャツを長持ちさせることにも繋がりますね。

私が購入した時にはサイズも豊富でしたので、気になる方は是非、この楽天スーパーセール期間中にお得にゲットされてください!








極上のその先へ:il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のストレートチップ

こんにちは!
本日は前回に引き続き、先日Sharonさんにおいて開催されておりました久内 淳史(きゅうない あつし)氏が手掛けるil Quadrifoglio(イルクアドリフォーリオ)のトランクショーにて納品を頂きました、内羽根のストレートチップを取り上げたいと思います。

なお、本日は1足目に納品を頂いたホールカットシューズからの変化、進化について私自身が感じることや、1足目との比較なんかを行ってみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■自分の中での最高のフィッティング超える靴
さて、今回私が最も驚いたことは、2足目として納品を頂いた靴(ストレートチップ)の履き心地やヴィジュアル的な魅力が、1足目のそれを大きく上回っていたことです。
イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_③

前回の記事にも少し記載しましたが、既成靴しか経験のなかった私にとって初めてビスポークを仕立てて頂いたイルクアドリフォーリオの1足目のホールカットシューズは履き心地のみならず、デザイン面でも”自分にとって最高の靴”だと感じておりました。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォリオ)のトランクショーに参加っ!:納品編②

がしかし、今回納品を頂いた2足目のストレートチップは1足目よりも更にフィット感が向上し、足に吸いつくと言いますか、”足と靴とか一体化した”かのような驚くべき感覚を得ることが出来たのです。

これに加えて、イタリアンエレガンスが好みな私のために!?トゥ周りのデザインを調整して柔らかさをより表現頂いたり、1足目よりも更に足にフィットしたと言うこともあって、これまで以上にグラマラスな曲線を描くこととなり、思わず靴に惚れてしまいそう(笑)なほどの強い魅力を感じました。

まさか自分が”最高だと思っていた”(1足目の)靴が、こんなにもあっさりと抜かれるとは正直想像だにしておりませんでした。。

素人であり、たった2足しかビスポークシューズの経験を有していない私がその違いを分かるくらいですから、その変化、進化と言うのは相当なものであったのだと思っていたりします。

■フィッティングの進化
1足目を納品頂き、その履き心地をレポートとしてお送りした記事である「il Quadrifoglio(イル クアドリフォリオ)のホールカットを履いてみたっ!」の中では、既成靴では足の前方で意識していたフィッティングが、ビスポークシューズでは後方に意識が行くようになったと申しておりました。

これは、自らの足に合わせてビスポークしていることから土ふまずのホールド感やヒールの掴みがしっかりとしているので、足に変なチカラを入れずとも自然に靴が足についてくる感覚を表現していた言葉であったと記憶しております。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォリオ)のトランクショーに参加っ!:納品編③

それでも2足目の靴を履いてみますと、足の前方、後方関係なく、足と靴とが一体化しているかのような感覚があるのです。イルクアドリフォリオの職人である久内氏は、私の1足目の靴のシワのより方や、私が足入れした際のフィッティングを触って確認した際に、まだ”隙間”が気になると言うようなことを仰っていたのです。

個人的にはあまりしっくりとこないお言葉だったのですが、今であればその言葉の意味を理解することが出来ます。

確かに、ボールジョイントや土ふまずの上あたりにあった靴と足との”隙間”が今回は綺麗に埋められており、革が足に寄り添う感が半端じゃない。これは足入れをした”瞬間に”フィッティングが向上していることが分かったくらいです。

これによって歩いた時の足と靴との一体感がより向上し、1足目以上にナチュラルに歩くことが出来るのです。正直この進化の具合には、思わず「凄い!」と言葉が出ると同時に鳥肌が立つくらいでした。

ちなみに上記にあげた”隙間”の存在は、2足目に足入れをしてみて初めて、1足目に若干の隙間があったことを私自身が理解を致しました。つまり、より完璧な、最高のフィッティングを体験してみないと気付くことの出来ない”隙間”であったと言うことですね。

■ヴィジュアルの進化
そんな圧倒的なフィッティングの進化に加えて、ヴィジュアル的な進化にも感激し、そして魅了されてしまいました。

私は服についてはイタリアンエレガンスなスタイルを好んでおりますが、靴に関してはこれまでイングリッシュスタイルが好みであったことは、以前も記載したかと思います。
EDWARD GREEN(エドワード・グリーン)のMALVERN(マルヴァーン)②

あまり強い主張をせず、オーナーの足元に静かに寄り添うその姿は、まさにジェントルマンの国、イギリスの靴のスタイル。
John Lobb(ジョン・ロブ)のPhilip(フィリップ)Ⅱ_②

もちろん今でも華美な装飾の無いエドワードグリーンであったり、イギリス靴にフランスならではのエレガンスを加えたジョンロブなどの靴の美意識も好んでおりますが、今はそこにほんのりとオトナの色気を加えたイルクアドリフォリオのやりすぎ感、艶感の強すぎないイタリアンスタイルに強く惹かれています。
イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_②

今回納品を頂いた2足目で特徴的なデザインの進化の1つが、このトゥ周りの表情。1足目のホールカットはややスクエアな顔立ちであったのですが、2足目のストレートチップでは角をとって丸みを付け、より柔らかな表情になっています。
イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_⑨

比較をしてみますと、向かって右側が1足目のホールカット。左側が今回納品を頂いたストレートチップ。左側のトゥ周りの方がよりラウンドしているのがお分かり頂けるかと思います。
イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_⑩

また、シルエットの進化としましてはボールジョイントまわりがグラマラスな表情になっていると言う点を挙げることが出来ます。私は甲回りが結構しっかりとしていると言う日本人には比較的多いタイプの足型のようですが、1足目で久内氏が気になっていた隙間を埋めることでよりウエスト周りがシェイプがされ、結果的にグラマラスなラインを描くことに繋がりました。
イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_⑪

こちらも比較をしてみますと、ご覧の通りです。、向かって右側が1足目のホールカット。左側が今回納品を頂いたストレートチップですが、左側の方がボールジョイントからウエストにかけての絞り込みがきつくなっており、グラマラスなシルエットになっていることがお分かり頂けるのではないでしょうか。
イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_⑫

こちらは別の角度から。
イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_⑬

最後の進化がこちら。ちょっと分かりにくいのですが、履き口のトップラインの角度!?を少し変えて頂きました。
イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_⑭

こちらの比較画像の方が分かりやすいかもしれませんね。上が今回納品を頂いたストレートチップで、下が1足目のホールカットです。トップラインの形状が若干変わっているのがお分かりになりますでしょうか。
イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_⑮

細かいことを除けば、ヴィジュアル上の大きな進化は上記3点かなと思っています。

■靴のビスポークのススメ
既成靴でも自分の足に合っている。

これが私が持っていたこれまでの認識でした。しかし、ビスポークと言うものを経験した今、その認識は間違っていたと思っています。本当に自分の足にぴったりと合った靴を履いてみると、既成靴のどこが合っているのか、いないのかが分かるのです。逆に言えば、靴のビスポークをしてなければ合っていないポイントに気付くことは無かったかもしれません。

私は服が好きです。もっと言えば、今でも靴よりも服の方が好きです。

それでも”あえて”申し上げるとすれば「服よりも靴を最初にビスポークすべき」かもしれません。特にヴィジュアル的なカッコ良さよりも、履きやすさや歩きやすさ、疲れにくさと言う点に靴の価値を見出すような感覚、価値観を持っている方であれば尚更です。

ビジネスマンとしての生活が始まってから十数年。革靴は痛いものだと言う認識を根底からひっくり返してくれた、イルクアドリフォーリオのビスポークシューズのお陰で、ビスポーク頂いた靴を履いた日の足の疲れ方が大分違うように感じています。

全体重がかかるからこそ、その心地良さを実感する感覚も、服以上に大きいと思っています。

ビジネスウェアにおける物理的、精神的な負担は軽ければ軽いほど望ましい。確かに初期投資はかかりますが、丁寧に扱えば10年、20年は使えますし、実際に使っている人を見ています。使える期間と得ることの出来る効用を考えば、靴のビスポークはとても価値が高いのではないでしょうか。

また、ビジネスに使うドレスシューズはトレンドの変化を最も受けにくいアイテムの1つだと思いますので、そう言う意味でも、投資のしがいはありますね。

と言うことで、是非ご自分の好みのスタイルを持った職人さんを見つけて、最初の1歩を踏み出してみてはいかがでしょうか!?きっと新しい世界の扉が開くことになると思いますよ!
イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_⑯

最後になりましたが、素晴らしい靴を仕立てて頂き、新たな世界を見せて頂いた久内淳史氏、Sharonスタッフの皆さま、本当にありがとうございました!次の3足目も、是非宜しくお願い致します!(笑)






il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)にて2足目をビスポークしてみた!:納品編

こんにちは!
先日、Sharonさんにおいて開催されておりました久内 淳史(きゅうない あつし)氏が手掛けるil Quadrifoglio(イル・クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加させて頂き、2足目(※)となるスミズーラ(ビスポーク)の靴を納品頂きました。
イルクアドリフォリオのトランクショー2018年6月
※1足目のスミズーラに関する記事
・「il Quadrifoglioのトランクショーに参加っ!:採寸編
・「il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!(前編):仮縫い編
・「il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!(後編):仮縫い編
・「il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)のトランクショーに参加っ!:中縫い編
・「il Quadrifoglio(イル クアドリフォリオ)のトランクショーに参加っ!:納品編

と言うことで、本日は今回納品を頂いた靴を取り上げてみたいと思います。それでは、まいりましょう。

■極上のその先へ
さて、先日中縫いを行って頂いた際にお送りした今年の4月の記事(※)におきまして、こんな言葉を残しておりました。
※中縫い時の記事
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)にて2足目をビスポークしてみた!:中縫い編

『中縫いにてチェック頂いた内容がどのような形で反映され、今の時点でも極上だと感じる履き心地がどのように変化、進化するのか、今から楽しみでなりません。』

これまで既成靴しか履いた経験の無かった私が、ひょんなことをきっかけとしてイルクアドリフォーリオのビスポークにチャレンジすることになり、最初の1足目で自分のこれまでの価値観を大きく揺さぶられ、従来有していた価値観、方針を大きく転換せざるおえなくなったことは長らく本Blogをお読みの方であればご存知のことと思います。

具体的には、これまではビスポークの対象として見ていなかった靴に対して「靴にこそビスポークを」と言う強い思いを抱くようになったのです。

そんな感動するほどのカッコ良さと履き心地を実現してくれたイルクアドリフォーリオの1足目。2足目となる中縫いを経た靴が、い一体どんな状態で仕上がってくるのか。本当に、1足目からの変化、進化はあるのか!?これは個人的に大変に興味のあるポイントだったのです。
イルクアドリフォリオのホールカット_①
※上記は1足目に納品を頂いた、ホールカット

結論から申し上げますと、今回納品を頂いた2足目のビスポークシューズですが、”極上のその先へ”私を誘ってくださいました。2足目であるにもかかわらず、納品を頂く靴を見た瞬間に、そのカッコ良さ、色気、圧倒的な存在感に鳥肌が立ったことに対しても個人的には驚きましたが、本当に驚いたのは足を入れた瞬間でした。

自分がこれまで最高だと思っていた感覚の、更に上を行くフィット感。プロであるのならいざ知らず。素人であり、靴に対する経験も知識も少ない私がその「差」を実感することが出来るほどですから、大変な進化があったのだと思います。正直、1足目に味わった極上のその先があるとは想像すら出来ませんでしたが、久内 淳史氏には今回”新しい世界”を見せて頂くことになりました。

本日は細かい内容はさておき、今回納品を頂きましたイル クアドリフォーリオによるストレートチップの実物をご覧頂こうと思います。

■イル クアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ
イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_①

イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_②

イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_③

イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_④

イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_⑤

イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_⑥

イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_⑦

イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_⑧

と言うことで、今回納品を頂きましたイルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップをご覧頂きました。次回は2足目の変化、進化について私自身が感じることや、初めて納品を頂いたホールカットとの比較なんかを行ってみたいと思います。