ブラックパンツ:PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05
こんにちは!
本日は、トレンドを意識してワードローブに加えたアイテムを取り上げてみたいと思います。
それでは、まいりましょう。
■ブラックは素材で和らげる
さて、少し前のrm55的スタイリングにおきまして「墨色が気になる。」と言うテーマを添えてお送りした記事(※)がございました。
※「rm55的スタイリング:2019年AW_51:墨色が気になる。」
この中で、下記のような記述をしておりました。
『今期は、引き続きヴィンテージ調であったり、シックな雰囲気が気になっている私ですが、色で言えば「墨色」が気になります。普段はあまり黒(ブラック)と言う色をオン・オフともに用いることはないのですが、モードやモノトーン系のトレンドが来ていることもあるのでしょう、いつも以上に黒が気になります。』
ファッションには様々な色が存在しますが、白や黒と言うのは、中でも特別な色。やはりフォーマルシーンに使われると言うこともあるのだと思いますが、白や黒を用いるアイテムの面積を多くしますと、色々な意味で”パンチが効いてくる”ように思います。
だからこそ、『黒に微妙に白が混ざったようにも見える、グレーがかった黒である墨色』であれば扱いやすいと言うことで気になっていたわけですが、狙って墨色のアイテムを世の中に送り出すメーカー(ブランド)はなかなかありません。
と言うことで、分かりやすくブラック(黒)カラーのアイテムを取り入れることになるのですが、上述しましたようにフォーマルシーンで用いられる黒は、『どうしても硬さやパキッとした雰囲気が出てきます』。もちろんそう言った硬さ、ビシッとした雰囲気でしめる必要があるシーンであれば良いのですが、少なくとも私の日常生活において、そういったシーンは稀です。
よって、黒色であっても、素材によって黒の持つ硬さを緩和しよう!と言うのが本日のテーマなわけです。(笑)
もちろんエナメルであったり、牛革のような素材であれば黒の持つ本来のチカラ!?を増幅させることも出来ますが、今回は日常におけるドレスカジュアルシーンで用いると言うテーマがありますので、硬さやハードさを緩和することが目的です。
そんなことを踏まえますと、この時期であれば起毛したフランネルやスエードのような素材であれば、素材の持つビジュアル的な柔らかさと黒の持つ硬さ、ハードさがぶつかり合い、日常使いをすることが出来る「黒」になると個人的には考えています。
と言うことで、トレンドを意識した装いをすることを目的に、フランネル調のブラックカラーのパンツをNew Inさせてみました。
■PT01(ピーティーゼロウーノ) FORWARD Style:05
今回私が選んだのは、トレンドを反映させたアイテムづくりをしたらトップレベルだと勝手に思っている説明不要のブランド、PT01のFORWARDラインのワンプリーツパンツです。
私は細かいことには疎いのですが、これは「Style:05」と言うモデルだそうで、『股上を深く、わたりを太めに設定する事で、さらにボリューム感のあるカジュアルな雰囲気』のモデルだそう。ブラックカラーのパンツは細いとモード感が強くなりますので、気持ち太目の方が、私には使いやすい。
素材はウールにポリウレタンが混紡された、お得意の!?ストレッチウール。フランネル調なので表面が起毛しており、これが黒と言う色が持つ特有の硬さ、ハードさを和らげてくれます。
スタイル重視ではなく、ファッション重視のアイテムの場合は、基本的に価格重視です。出来るだけ安くワードローブに迎い入れ、短い!?トレンドの期間にファッションを楽しむ!ことを大切にしておりますので、雰囲気やフィット感などは正直二の次・・・。
このような中でブラックカラーのフランネル素材、かつワンプリーツ仕様と言う点を意識しながら見つけたのが、このPT01のFORWARDラインのパンツでした。
ちなみに既にデビューをさせ、トレンドのど真ん中を楽しんでいたりします。同じジャケットとの組み合わせなのですが、オン、オフともに試してみましたので、最後にご紹介をしておきたいと思います。
■ブラックパンツを着る!
まずはオンのスタイルからご紹介します。ウール×シルク×カシミア素材のグレンチェック柄ジャケットはサリトリオなのですが、ポイントはチェック柄にブラックカラーが織り込まれている点。大分前に購入した際も、ちょっとモードな感じが気に入っていたのですが、トレンドは繰り返す!?と言うことで、またそんな気分を楽しめる日がやってきました。
シャツはシンプルにホワイトカラーの無地シャツ(ヴィンツェンツォ・ディ・ルジェッロ)をセレクトし、ネクタイはフランチェスコマリーノの小紋柄ウールタイ(ベージュ:化繊混)、ウールのブラウンカラーのカーディガンはジョンスメドレー。
これにPT01のパンツを合わせ、足元には雨用のタッセルローファー(ブラウン/スエード)であるフェランテを。
また、先日の冷え込んだ週末に休日出勤をしたオフのスタイルがこちら。インナーはジョンスメドレーのタートルネックニット(ホワイト)。
※ストールはフランコバッシ
靴は同じスエード素材でも、シンプルなローファー(エンツォ・ボナフェ)を合わせていました。
どちらもブラック×ホワイトと言うモノトーンコーデをベースにしながら、ブラウンを足すと言うカラーアプローチですが、やっぱりブラックが入るだけで、トレンドファッションを楽しんでいるな!と言う気分にもなれますので、個人的には買って正解だったかなと思っています。
使い込んでもクリーニングに気にせず出せますし、スタイル重視のクラシックな装いの谷間に、こんなトレンドファッションを楽しむ時間があっても良いのではないか!?と思っていたりします。
気になる方は是非、ブラックパンツをチェックされてみてはいかがでしょうか!?
フランネルウールクロス仕立てですと、起毛感が抑えられて、より扱いやすい!?