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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

好きなスタイルの話:Sartoria Sharon Model 01(サルトリア・シャロン モデル・ゼロワン):後編

こんにちは!
本日は前回に引き続き「好きなスタイルの話」の後編と言うことで、スタイル、着心地、プライスと言う点で非常にバランスが良いと感じているサルトリア・シャロンを取り上げながら、お送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■体型とスタイル
さて、スーツには様々な”機能”があると思っているのですが、その中でも私が重要視しているポイントの1つが、”体型補正”の機能の有無です。

一般的に、イギリスなどのアングロサクソン系の人種は、日本人に比べると”なで肩”の人が多いように思います。このような体型を持つ方々が、肩がビルドアップされた、構築的な表情を持つスーツやジャケットを着ると、とても”美しく”、また”映える”ように感じます。

ただ、もしかしたら本来の話は”逆”なのかもしれません。

現代スーツ発祥の地である英国では、スーツは地位や権力、威厳を表すためのツールとして生まれたと言う歴史的事実があります。

もし”なで肩”の人が、ナポリに代表されるような柔らかい、優しい表情を持つ袖付けのスーツを着たら、威厳を表すことは難しいように思うのです。そこで肩幅を広く、そして力強く見せる為に、肩をビルドアップするように仕立てたのが英国のスタイルのはじまりだとしたら、個人的にはとても納得のゆく流れになります。

つまり、”映える”ようにビルドアップされた構築的な肩回りが与えられたのが、ブリティッシュスタイルであると言う考え方です。スタイルが設計された根底には、地位、権力、威厳を表現すると言う思想、目的があると。
※ナポリのスタイルは、地位、権力、威厳のある方々が、ひと夏の休暇を楽しむために仕立てられた服が起源。つまり、リラックスしながら休む際には地位や権力、威厳の表現は不要。だから、柔らかい仕立てと優しいシルエットになった。

一方で、いかり肩、もしくは首から肩のラインに傾斜がついていない体型を持つ日本人がビルドアップした英国的なスーツを着るとどうなるでしょうか。

様々な意見はあると思いますが、私個人の感覚で言えば、必要以上に肩幅が強調され、また欧米人に比べる背が低く、顔が大きい日本人は、その顔の大きさまでもが強調されてしまうように感じるのです。

つまり、私の感性で言えば、それはカッコ良いとは思えません。

そして私の体型は「なで肩」と「いかり肩」のどちらに近いか!?と問われれば、間違いなく「いかり肩」の方に近い体型です。

よって、出来ればショルダーラインに傾斜を持たせ、必要以上に肩を強調しないような”体型補正を行ってくれる”スタイルを持つスーツ/ジャケットが、私にとってまさに理想の1着になるわけです。

ちなみに、この理想のスタイルを、自分が着用した上で実現してくれると言う点が重要です。

他の人が着ているとカッコ良く感じるのだけれど、自分が着ると、想いの他カッコ良いとは感じない・・・、と言うスーツがあるとしたら、それはカッコ良く見える要因が、スーツ自体が持つ体型補正機能にあるのではなく、着用している方の体型に大きく依存している可能性が高いと思われます。

従って自らの体型を踏まえた上で、それをカッコ良く見せることが出来るスタイルを持っていると言うのがポイントになるのです。

■Sartoria Sharon Model 01(サルトリア・シャロン モデル・ゼロワン)のスタイル
では、前編で掲げた、私がスタイル上重要視している以下の3点に加えて、サルトリア・シャロンのゼロワンモデルによる体型補正がどのように効いているかを見ていきたい思います。

1:ショルダーライン
2:袖付けの雰囲気
3:ラペルの表情

まず下記が静止した状態です。
sartoria_sharon001

分かりやすいようにラインを入れます。首から肩にかけて滑らかにショルダーラインが傾斜をしながら、硬すぎず、柔らか過ぎない袖付けによって、綺麗にラインが落ちていきます。これにより、肩幅が変に強調されることがありません。

その一方、体型よりも、やや肩幅を広めにとってあるので袖付けのラインが内側に入りこみ、男性らしい逆三角形の上半身のシルエットを描きます。これに、肩の傾斜に平行して高い位置からゴージラインが降りてきて、ワイドなラペルは美しい孤を描いてフロントカットに落ちていきます。
sartoria_sharon002

必要以上に肩幅や肩回りを強調せず、それでも男性的なシルエットをモダンに表現(体型補正)している点が、魅力的です。

なお、以下はイタリアのナポリを代表するサルトの1つである、サルトリア・ソリートのプレタポルテ(Solito house exclusive per Sharon)のスーツです。サルトリア・シャロンと同様に、肩の傾斜はついているのですが、首から肩、そして袖先に至るラインはもっと柔らかく、丸っこいカーブを描いているのがお分かり頂けると思います。これがソリートの持つ、柔らかいナチュラルなシルエットです。
シャドーストライプ柄シャツ。:LUCA AVITABILE(ルカ・アヴィタービレ)のコットン シャドーストライプ柄ドレスシャツ_➉

では、ゴージラインやラペルをアップで見てみたいと思います。緩やかにカーブしたゴージラインは、手縫いならではの表情。ワイドなラペルは、欧米人よりも顔の比率の大きい日本人の顔を小さく見せる効果もありますので、モデル体型ではない方には特におススメのディティール。
sartoria_sharon005

こちらにもラインを引きます。ゴージのスタート位置は特に重要で、低くなればなるほどクラシックな感じが強くなるように思うのですが、サルトリア・シャロンはスタート位置が高いのが特長。その一方で、ゴージラインの傾斜角度がついているので、これがモダンかつ大人っぽいクラシカルな表情を与えているポイントの1つだと考えています。
sartoria_sharon006

ゴージラインの確度によって、その印象が大きく変わります。こちらがサルトリア・シャロンのゴージライン。
sartoria_sharon004

そして以下は、サルトリア・ソリートのプレタポルテ(Solito house exclusive per Sharon)の持つゴージライン。クラシックな表情を強めるのか、スポーティさやスタイリッシュさを強めるのか。その辺りは職人/サルトの持つ美意識によるのです。
至高の1着。:ロロピアーナのカシミア・グレー ジャケット Solito house exclusive per Sharon_⑤

正直スーツやジャケットに興味がない方が見たら、その違いを理解するのは難しいほどの差異なのかもしれませんが、服好きにとっては上記に掲載したサルトリア・シャロンとソリートの持つ”ショルダーライン”や”袖付け”、”ラペルの表情(ゴージライン等)”には”大きな”違いがあるのです!?(笑)

なお、肩の傾斜や袖付けの表情が理想とは異なるスーツと比べてみます。左側の写真は肩の傾斜が弱く、また袖付けも構築的なラインになりますので、肩から袖口にかけてのラインが直角的に落ちていきます。スーツ/ジャケットの持つスタイルによって、同じ体型でも見え方は全く異なってくるのです。
sartoria_sharon003

もちろん本日のテーマは「好きなスタイルの話」ですから、良し悪しの問題ではなく、好き嫌い、好みの話です。

どちらが好みのスタイルかと問われれば、右側のサルトリア・シャロンのスタイルの方が私は好みです、と言う話になります。

サルトリア・シャロンは手縫いのパターン・オーダーとなりますので、ショップであるSharonさんに訪問すれば、ゲージサンプルが置いてあります。本日ご紹介した私rm55が好きなスタイルにご共感頂けるのであれば、後はサンプルを試着して、自分が着てもそのカッコ良さが表現出来そうなのか否かを確認するのみ。

しかも手縫いを主体としたスーツが25万円(税別)スタート(ジャケットは19.5万円:税別)と言うのは、様々なショップの手縫いのプライスを踏まえても、かなり良心的な価格(※)だと感じています。
※東京周辺では尚更

特に、細かな改良が施された最近の「01」及び「02」モデルの完成度はかなり高いので、手縫いのビスポークスーツに興味のある方がチャレンジするには最適な選択肢の1つだと思いますし、私以上にビスポークの経験を有する方々が立て続けにリピートしているのを拝見するに、手縫いの服の経験が豊富な方にとっても魅力的な選択肢になり得るのだろうと感じています。

私に直接メール等で「初めてのビスポークはどこがおススメか?」「サルトリア・シャロンは実際どうなのか?」と言ったお問い合わせ頂く方にもおススメしておりますので、スタイルがお好きであれば、是非チャレンジされてみてはいかがでしょうか!?





好きなスタイルの話:Sartoria Sharon Model 01(サルトリア・シャロン モデル・ゼロワン):前編

こんにちは!
本日は「好きなスタイルの話」と言うテーマを掲げて、私rm55が好きなスタイルについてお話したいと思います。

なお、私が「好きなスタイル」として本日取り上げますのは、恐らく現在日本において手に入る手縫いの服の選択肢の中では最もコストパフォーマンに優れている中の1つだと私が考えている、Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)になります。

それでは、まいりましょう。

■国内における手縫いスーツ/ジャケットの選択肢とサルトリア・シャロン
さて、ご存知のように現在多くのショップが独自のパターンオーダーのスーツ/ジャケット/パンツを展開しておりますが、スーツで~10万円台(※)のプライスがついているものは、そのほとんどがマシンメイドの服となります。しかもショップ独自のパターンを持ち込んで、それを元にパターン・オーダーで対応することが出来、一定のクオリティ以上のものとなると、ほぼ「ファイブワン」さんにて仕立てられたものだと想像致します。
※中にはマシンメイドのスーツであっても更に高額な価格を設定しているショップもあるようです・・・。

持ち込まれたオリジナルのパターンに対応することの出来る生産体制を持ち、更に一定以上のクオリティを誇るファクトリーと言うのは実は案外少ないのです。

では、手縫いのパターンオーダーはどうか!?と言いますと、選択肢はほぼナシ。よって現実的には国内の職人さん、またはショップが独自に展開しているビスポーク(※)が主な選択肢となります。ちなみに、価格としては30万円~から、上はイタリアのナポリをはじめとした海外サルト/テーラーと同価格(国内の約2倍~)のものまで存在します。
※ビスポークと言う表記でも、マシンメイド仕立ての場合は多数あり

そして価格と言う面では東京及びその近辺がもっとも高く、大阪や神戸と言った、他のエリアの方が若干リーズナブルな印象。

これらの中から、自らが住んでいるエリアを踏まえて、自分で最も好みのスタイルを持つ1着かつ、価格面において納得出来るものを選ぶと言うが、現時点で手縫いの服を国内で仕立てる際の現実的な選択肢だと思われます。

このような中で私が好んでいるスタイルを持ち、非常に高い満足度を覚えているのが、私が普段お世話になっている南青山にあるセレクトショップであるSharonさんから2016年に登場(※)した『手縫いを中心としたオリジナルアイテムのレーベル』であるサルトリア・シャロンです。
※2016年にサルトリア・シャロンについてご紹介した記事
手縫い文化の伝道師!?:Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン):前編
手縫い文化の伝道師!?:Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン):後編

もっと端的に表現すると「手縫いで仕立てられたパターン・オーダー」と表現するのが分かりやすいかもしれません。

2016年以前は、今のように手縫いのスーツ/ジャケットの選択肢が選べる状態ではありませんでした。いや、正確には世の中に知られている選択肢が少なかったように思います。

その後、サルトアイテムが”トレンド化”され、雑誌等のメディアでも多く取り上げらるようになった結果、手縫いの服好きにとっては大変喜ばしい環境である、自らの好みに基づいて選ぶことの出来る状況になってまいりました。

その中で実際に気になる職人さんの手縫いの服はいくつかあったのですが、実際に仕立てられた方の感想を聞いてみたり、試しに羽織らせて頂いてみたりする中で、今の時点でスタイル、着心地、プライスと言う点で非常にバランスが良いと個人的に感じているのが、上述したサルトリア・シャロンであったと言うことになります。

■サルトリア・シャロンの進化
私はサルトリア・シャロンが2016年に登場した際に、最初の1着をオーダーさせて頂いて以来、スーツ、ジャケット、パンツを定期的に仕立てて頂いております。

サルトリア・シャロンはSharon専属の職人であり、自身のビスポークのレーベルである「サルトリア・ナオイ」を手掛ける直井茂明氏がクリエイティブ・ディレクターを担い、開発が行われてきました。

2016年の登場時はナポリのスタイル(現在のモデル:02)がベースとなっており、その後、パターンをはじめとした細かな改良が重ねられて、2019年にはフィレンツェのスタイルに近い「01」と言うモデルが登場しました。

ちなみに、直井氏からは「01」がフィレンツェで「02」がナポリのスタイルであると言う説明は一切受けておらず、あくまで私個人が感じた表現方法です。実際には、やや構築的なモデルが「01」であり、柔らかいモデルが「02」と言うお話でした。

このような中で、私が気に入っているのが「01」と言われる、やや構築的なモデル。スタイルとしてはフィレンツェのスタイルに近いと私が感じているモデルです。ちなみに、柔らかい、ナポリのスタイルを持つ「02」も好きなのですが、そちらのスタイルはイタリアのナポリのサルトリアであるサルトリア・ソリートにて仕立てて頂いている状態です。

と言うことで、今回は「01(通称:ゼロワン)」モデルを取り上げてみたいと思います。

まずは以前掲載をした着用画像を再掲します。スーツやジャケットの”スタイル”と言う観点でもっとも重要だと私が考えているのが、以下の3点です。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のゼロワンモデルを着てみた!_⑤

1:ショルダーライン
2:袖付けの雰囲気
3:ラペルの表情

上記の3点のどれもがシルエットに関わる箇所だと思うのですが、そのシルエットこそ、印象を形成するのに最も影響の与える個所ではないかと個人的には思っていたりするのです。

まず、サルトリア・シャロンにおいて、その美意識を表現するにあたって最も意識していることの1つが、この傾斜した①ショルダーライン。高いノボリを設定することで、”なで肩”のように見えるシルエットを描きます。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のゼロワンモデルを着てみた!_②

これは2016年に登場した最初のモデルではあまり意識されていなかったポイントのように感じるのですが、そこからSharonさんが考えるカッコ良く、美しいスタイルを表現するために進化させたポイントの1つだと認識しています。

そして②袖付けの雰囲気ですが、やや幅広にとった肩幅により、袖のラインが内側に入り込むようなラインを描いています。その上で、ナポリの袖付けほど丸くはなく、英国や北イタリアほど構築的ではない、程良いカッチリ感のある袖付けになっています。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のゼロワンモデルを着てみた!_③

ナポリの柔らかい袖付けは個人的に大好きなのですが、所属する業界や職種、また個人の感性によってはスポーティすぎると感じる方もいらっしゃいます。よって、そのような方に対する1つの回答として進化させたのが、このクリーンかつ程良くカッチリした袖付けの表情。肩、腕の稼働に必要十分なイセ込は取りつつも、マニカカミーチャを設定しないことで都会的な洗練さを感じます。

最後の③ラペルの表情ですが、この点もSharonさんの美意識が詰め込まれている重要な箇所。ショルダーラインと平行に走るゴージラインは高めの位置から出発し、ナポリのそれに比べますと角度をつけて孤を描きながら落ちていきます。フィレンツェのサルトはゴージの出発位置が低いので独特のクラシックさが表現されるのですが、このあたりはモダンさを伴った都会的な雰囲気を出すために、フィレンツェとはあえて異なる表現をしているのだと思います。シャロンさん独自の進化が見えるポイントです。
Sartoria Sharon(サルトリア・シャロン)のゼロワンモデルを着てみた!_④

なお、もちろんラペルのロールは最初の写真のように、立体的にふっくらとした美しいロールを描きます。ハ刺しなどの仕立て技術と、つくり手が理想とするロールを表現するのに適した芯材が使われている証ですね。

ところで、私が運営する別サイト「The Classic Style with Modern Elegance」でも述べておりますし、サイト名からも感じられるように、私はモダンさを伴ったクラシックなスタイルを好んでいます。

そんな私の感性からしますと、ベースはクラシックに身を置きながらも、都会的で洗練されたスタイルを有するサルトリア・シャロンの01(ゼロワン)モデルには、私好みの美しさを強く感じるのです。

と言うことで、後編では上記に記載したスタイル上重要だと私が考える3点について、もう少しつっこんだ話をしてみたいと思います。





至高の1着。:ロロピアーナのカシミア・グレー ジャケット Solito house exclusive per Sharon

こんにちは!
本日は、昨年末に購入しておりましたアイテムを今更ながら取り上げてみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■美しい着こなしは、美しいアイテムから!?
今年の頭に本格オープン致しました、私の装いに関する考えやノウハウを中心に記述しているサイトである「The Classic Style with Modern Elegance」ですが、ようやく装いに関する理論の基礎的な内容の記事が充実してまいりました。その影響もあるのだと思いますが、徐々にお読み頂ける方が増えており、とても感謝しております。ありがとうございます!

上記サイトでは私が目指している「美しい着こなし」を実践するにあたって必要な知識やノウハウを記事としてお送りしつつ、本Blogでも提供しておりました「rm55的スタイリング」を少しアップデートした内容なども掲載しております。

そして、「美しく着こなす」にあたってはブランドやスタイルなどは関係なく、少しのルールと知識さえあれば美しい着こなしを実現することは出来るはず!と言う考えを持って執筆を進めています。

美しく着こなすためにはTPOに適しており、それを正しいサイズで、正しく着こなし、更にはドレスとカジュアルとのバランスをとると言った具体的な方法論を記述しているわけですが、自分が「美しい着こなし」だと感じるための大前提は、やはり自分が美しいと感じるアイテムでワードローブをつくることだと思っています。

「これで良い」ではなく、「これが良い」と自信を持って迎い入れることの出来たアイテムは、多少背伸びをして購入をしたとしても、中長期的には価格以上の価値をもたらしてくれます。

そう言う意味では、(お金をかけて!?)適切かつ、多くの経験を積み、自分なりの感性を磨き上げると言うプロセスも決して無駄ではなく、しっかりと自分の血となり肉となっていたのだなと感じています。(笑)

と言うことで、本日ご紹介するアイテムも、出会った瞬間に心を揺さぶるような美しさに魅了されたアイテムでした。

■至高の1着
既に本Blogでは度々公言しておりますように、私個人の持っている感性で感じる美しさを最も体現しているプレタポルテ(既製服)と言えば、ビスポークと同じ職人さんが、同じ工程にて仕上げている世界で唯一のサルトリア・ソリートのプレタポルテである「Solito house exclusive per Sharon」です。

ノボリから緩やかな傾斜を描きながら、柔らかいショルダーラインを描き、袖口へと落ちて行くラインは、ソリートのビスポークと変わらず、私個人が考える理想のライン。
至高の1着。:ロロピアーナのカシミア・グレー ジャケット Solito house exclusive per Sharon_①

そして高いゴージラインに、ややワイドなラペルからふっくらとした優しいラインを形作るラペルロールやスポーティなフロントカット。また、男性らしい豊かなバストから、ウエストをシェイプさせた造形は、英国のスタイルをイタリアはナポリの地において独自にアップデートしたことを静かに物がります。
至高の1着。:ロロピアーナのカシミア・グレー ジャケット Solito house exclusive per Sharon_⑦

もちろん最初から理想のスタイルを掲げてソリートに行きついたわけではありません。様々なスタイルを見て、着て、経験を重ねる中で、自分自身の理想像とソリートのスタイルが重なり、今があると言うのが正直なところです。
至高の1着。:ロロピアーナのカシミア・グレー ジャケット Solito house exclusive per Sharon_⑤

この度購入したのは、ロロピアーナのカシミア生地を贅沢にも使ったグレーのシングル3Bジャケット。グレーも明るすぎず、暗すぎず、とても使いやすい色合いで、ソリートの滑らかなラインと、優しく起毛した、上品な生地との相性が抜群。
至高の1着。:ロロピアーナのカシミア・グレー ジャケット Solito house exclusive per Sharon_②

率直に言えば、ロロピアーナのカシミアは高い上に、メンテナンスも大変で気を遣う。更に、利用シーンも限られてくる(ビジネスにおいては)ため、決して使い勝手の良い1着ではありません。それでも、上品さにおいて右に出るものは中々ないですし、着用するだけで贅沢な気持ちにさせてくれる、まさに至高の1着。

最高のモノとは、全てにおいてパーフェクトなものを言うのではなく、ある点において他の追従を許さないほど、突き抜けているものを言うのかもしれない。そんなことを感じさせてくれる1着です。

正直入荷当初は恐れ多くて試着さえもしなかったのですが、おススメされて(泣)、「じゃあ羽織るだけ」と言って袖を通してしまったのが運の尽き。着ていることを感じさせない肩の軽さや、優しくフィットする背中からウエストにかけての心地良さに酔いしれている自分がおりました。。
至高の1着。:ロロピアーナのカシミア・グレー ジャケット Solito house exclusive per Sharon_⑧

汎用性の高さで言えば、ネイビージャケットには敵いませんし、カジュアル向けのジャケットであれば、ベージュやブラウンがベースカラーのジャケットの方がカジュアルダウンには使いやすい。そういう意味では、グレーの無地の単ジャケットと言うのは、アイテムとして見た場合にも贅沢なジャケットなのかもしれません。
至高の1着。:ロロピアーナのカシミア・グレー ジャケット Solito house exclusive per Sharon_⑥


ワードローブの大きさは限られておりますし、購入する際にはどうしても使い勝手や汎用性の高さと言う、合理的視点からの精査を行ってしまいがちだと思います。それでも、感性が揺さぶられるほどの出会いがあれば、それはきっと皆さんにとっての至高の1着になり得るアイテムだと思います。
至高の1着。:ロロピアーナのカシミア・グレー ジャケット Solito house exclusive per Sharon_④

是非、そんな使い勝手や汎用性と言う視点さえも忘れてしまうような1着を、探されてみてはいかがでしょうか!?






セールで追加♪:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) のウール ハウンドトゥース柄ネクタイ

こんにちは!
本日は先日セールにて追加したアイテムを取りあげたいと思います。
セールで追加♪:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) のウール ハウンドトゥース柄ネクタイ_①

それでは、まいりましょう。

■2019-20AW セール戦線異常あり!?
さて、皆様はこの2019-20AW セールで何かお買い物はされていらっしゃいますでしょうか!?私は年末年始にビスポークしたアイテムの納品が予定されていたり、昨年も自身の中では結構な大物を買ってしまったりしておりましたので、今期は例年に比べますとセールにおけるワードローブの充実化は控え目と言いますか、そうせざるを得ない経済状況に追い込まれています。

それでも、セール時期にはウィンドウショッピング、ネットサーフィをしたり、友人とのセール情報の交換などをしながら妄想だけでも楽しんでいるのですが、本Blogの執筆を開始して以来、最も盛り上がっていない!?のが、もしかしたら今シーズンのセールなのかもしれない、と言うほどの異常?を感じております。

その異常を一言で言うならば

「モノが動いていない」

と言うことです。

これまではなんだかんだ言っても、セールになればモノが動きますし、モアセール、ファイナルセールに行くにしたがって、サイズもなくなり、完売するアイテムが多数ありました。ところが、今期はこのファイナルセールが終わる時期にさしかかっても、まだまだアイテムが多数残っているのです!

特にネットショップでは色やサイズの在庫有無が表示されていますので、この時期になんでこのブランドの、このアイテムが残っているの!?と言う衝撃を今期は何度も感じましたし、他の服好きの知人に聞いてみても、店頭では選びたい放題で、中には入荷したレザーアイテムの全種類、全サイズが残っていたと言うショップまであったそうです・・・。

他にも大阪の知人からは、いつも行っているショップのセールに行ったら人がいなさ過ぎてびっくりしたという話しまで聞きました。

景気が良くない状況下において増税を行えば、いくらキャッシュレス決済における還元があるとはいえ、財布の紐が硬くなることは誰でも容易に想像出来ますよね。

もちろん昨年の増税のみならず、一時盛り上がってトレンド化した!?メンズドレスファッション・メンズクラシックファッションからラグジュアリー/スポーツと言ったスタイルに人気(トレンド)が移行していると言う背景も多分にあるのだと思いますが、Blogの執筆を開始して以来、セール時期のネット巡回が習慣化していた私からしますと、今期の状況はちょっと異常・・・。それでも一消費者としての視点に立てば、かなり嬉しい状況なのではないかと感じています。

もしかしたら欲しかったあのブランド、あのアイテムのマイサイズが残っていることもあるかもしれませんので、そういったアイテムがある方は是非、1年の中でも最もアイテムの価格が下がるこの時期に、行きつけのショップやネットショップの在庫を丹念にチェックされることをおススメします!

■トーン差をつけないスタイルが気になる
このような中で、先日週末に珍しく1人の時間を長く取ることが出来ましたので、いつもお世話になっているSharonさんに、休日としては久しぶりに遊びに行くことにしました。

ちなみに、下記はその際のスタイル。いつもは自撮りですが、この日はSharonショップマネージャのM氏に撮影を頂きました。サルトリア・ソリートでビスポークしたヴィンテージのカシミア・ジャケットにクルチアーニのタートルネック。ヤコブコーエンのデニムにパラブーツのブーツと言うカジュアルなスタイリング。デニムは久しぶりだったので新鮮でしたよ。
セールで追加♪:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) のウール ハウンドトゥース柄ネクタイ

なお、休日に訪問することにしたのは、最近はトランクショーなどで平日にお邪魔することはあっても中々ゆっくりと過ごし、スタッフの方とのコミュニケーションを楽しむ時間がありませんでしたので、そんな久しぶりの服飾談義をじっくりと楽しみたい!と言う思いが当然あったわけですが、もう1つの目的としては、2月16日まで開催していると言うSharonさんのセールで気になるアイテムを購入したい!と言う動機もあったことを告白致します。(笑)

そう言った目的と動機を持って訪問し、今回購入したセールアイテムがE&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) のウール ハウンドトゥース柄ネクタイ。色はブラックのような、ブラウンのような、全体の色身としてはグレージュに見えるようなカラーリング。最近はジャケットとネクタイとのカラートーンに差をつけすぎない、かと言ってワントーンでもない微妙な色合わせに惹かれる自分がいるのですが、そんな気分にぴったりハマりそうな1本でした。
セールで追加♪:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) のウール ハウンドトゥース柄ネクタイ_②
※ショップバックの色がブルーからベージュ系に!今後順次変更予定だそうです。

ブラック?とオフホワイトのハウンドトゥース柄なのですが、微起毛しているからか、ブラックの色合いがチャコールブラウンっぽくも見えなくもない。グレーのジャケットに合わせても良いですし、ベージュのジャケットなんかだと気分にピッタリ。もちろん、ブラウンに合わせてもいけそうですね。
セールで追加♪:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) のウール ハウンドトゥース柄ネクタイ_③

実はこのネクタイ、先日のサルトリア・ソリートのトランクショーに参加した際にたまたま見つけまして、セール期間の内に買っておきたいと密かに思っていたのです。
セールで追加♪:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) のウール ハウンドトゥース柄ネクタイ_④

実は他のネットショップでも気になるアイテムはあったのですが、気分のスタイルをつくるのにぴったりなカペッリのネクタイを、結局は迎い入れることに致しました。正直来月(3月)くらいからは起毛感が強いアイテムは使いにくい感覚があるのですが、あと半月程度、しっかりと冬物アイテムを楽しんで次のSSアイテムへとつなげられればと思います。
セールで追加♪:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) のウール ハウンドトゥース柄ネクタイ_⑤

皆さまも是非、例年に比べて選択肢豊富なこの時期に、秋冬アイテムの充実化をはかってみてはいかがでしょうか!?





「The Classic Style with Modern Elegance」を更新しました。

こんにちは!

今年の1月8日に本格オープンしたことをお知らせ致しました、私自身の装いにおけるノウハウやテクニックなどのコンテンツを中心に構成するサイトである「The Classic Style with Modern Elegance」を連日更新しております。

csme-toppage

今回更新した記事はBlogやインスタグラムなどでもお問い合わせ多い、ネクタイの結び方についてです。これまでもダブルディンプルのつくり方やポケットチーフ(ポケットスクエア)の折り方、さし方に関する記事は公開してきましたが、本日扱うのは「アシンメトリーディンプル」のつくり方です。

比較的カジュアルな位置付けのディンプルですが、ジャケパンスタイルやカジュアルなスーツスタイルにちょっとした洒落感をプラスするにはピッタリかなと思っていますので、ご興味のある方は是非ご覧頂ければと思います!






Sartoria Solito(サルトリア・ソリート) & LUCA AVITABILE(ルカ・アヴィタービレ) のトランクショーに行って来た!

こんにちは!
昨日、南青山にあるセレクトショップであるSharonさんにおいて現在開催されている、Sartoria Solito(サルトリア・ソリート) とLUCA AVITABILE(ルカ・アヴィタービレ) のトランクショーに参加してきました。ルカ・アヴィタービレにつきましては日本初開催と言うことですので、本日はルカ・アヴィタービレをメインに昨日の様子などをご紹介したいと思います。
trunkshow_20200130
画像はSharonさんの公式HPより引用

それでは、まいりましょう。

■Sartoria Solito(サルトリア・ソリート) & LUCA AVITABILE(ルカ・アヴィタービレ) のトランクショーに行って来た!
さて、前回の記事でも触れていましたが、 東京では1/30(木)、1/31(金)、2/1(土)、2/2(日)の4日間、神戸では 2/2(日)、2/3(月)の2日間、ナポリのサルトリアであるサルトリア・ソリートと、カミチェリアであるルカ・アヴィタービレのトランクショーが同時開催(※)されております。
※東京会場:Sharon / 神戸会場:il Quadrifoglioアトリエ

私はソリートにおいて仕立てて頂いているものの納品や中縫いがありましたので元々参加予定だったのですが、ルカのシャツにつきましてはプレタポルテ(既成品)を普段から愛用しており、プレタでも十分に満足度が高かったので当初は見送り予定でした。ところが、SharonオーナーであるK氏の話を聞いて、急きょ参戦することになったのは前回の記事通りです。(笑)

ソリートの方は写真を撮り忘れてしまったのですが、相変わらず抜群の安定感を誇ります。お陰様でだいぶ着数も重ねてまいりましたので、ルイージ・ソリート氏には私の体型や好みも把握頂いておりますし、信頼関係も出来ております。数カ月に1度しかお会いする機会はありませんが、毎度、この時間をとても楽しみにしている自分がいたりします。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート) & LUCA AVITABILE(ルカ・アヴィタービレ) のトランクショーに行って来た!_①

今回はスーツを1着納品を頂きましたので、こちらは改めてご紹介をさせて頂こうと考えております。

他にもジャケットを2着ほど中縫いを頂きましたが、どちらも私のワードローブにはないような色、柄のものですので、こちらも納品を楽しみにしつつ、せっせとお金を貯めたいと思っています。

ちなみに、現在仕立てて頂いているものを納品頂くまでは追加でのオーダーはしない!と言う強い意思を持って今回のトランクショーに臨んだのですが、生地との出会いは一期一会・・・。ビスポークならではの仕立てがいのある生地と一瞬にして恋に落ちてしまいましたので、こちらもまた追って取り上げてみたいと思います。。。

と言うことで、前半はソリートのトランクショーにて納品確認や中縫い、追加オーダーをしつつ、後半はルカ・アヴィタービレのトランクショーを初体験。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート) & LUCA AVITABILE(ルカ・アヴィタービレ) のトランクショーに行って来た!_②

まずは採寸。前回ご紹介差し上げましたように、今回はMTMとなります。よって、既に日本人向けにモディファイされているSharon専用のパターンをベースに、補正を行っていきます。既にモディファイされているシャツを着用し、肩幅や袖丈、バスト、ウエストの絞り込みなど、より私の身体に合わせるための補正場所、数値の確認を行います。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート) & LUCA AVITABILE(ルカ・アヴィタービレ) のトランクショーに行って来た!_④

正直プレタポルテでも着心地と言う観点ではかなり良いのですが、やはり多少のシワやたるみは避けられません。そう言う意味では、そのあたりの改善が大きく期待できるのかなと想像しています。

襟型も豊富に揃っていましたが、普段着ているスーツやジャケットに合わせやすい、Sharonのプレタポルテに使われているホリゾンタルカラーをセレクト。その他の仕様もイニシャルを入れた以外には、基本的にはプレタと同じディティールで仕立てて頂くことにしています。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート) & LUCA AVITABILE(ルカ・アヴィタービレ) のトランクショーに行って来た!_③

なお、襟の羽根がカスタマイズされていることは前回の記事でも触れていますが、個人的には気に入っています。
IMG_8842l.jpg

また、選ぶことの出来る生地も豊富。バンチブックもありますし、ルカさんの持ち生地も多数。今回はソリートのトランクショーと合わせて1時間と言う制約がありましたので、事前にどんな生地で仕立てたいのかを明確にして、ルカのトランクショーには参加しました。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート) & LUCA AVITABILE(ルカ・アヴィタービレ) のトランクショーに行って来た!_⑤

私が選んだのは、こちらの生地。ALMOの120双、ホワイトベースにネイビーカラーのペンシルストライプに近い柄が入ります。無地やロンドンストライプ柄などはプレタでもよく見るのですが、細いストライプ柄は少ないのです。細いストライプ柄は無地に比べるとカジュアルさがありますが、ロンドンストライプ柄ほど目立たないので意外に使い勝手が良いのです。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート) & LUCA AVITABILE(ルカ・アヴィタービレ) のトランクショーに行って来た!_⑥

ちなみにルイージ氏とルカ氏、誠実そうなお人柄は共通しているのですが、トランクショー時のスタイルは真逆。ルイージ氏は声も大きく、トランクショーのアシスタント兼通訳を務めていらっしゃるMさんとやりとりしながら、何かあれば私にも感想を求めたり、まさにビスポークと言ったコミュニケーションが頻繁に行われます。

これに対してルカ氏は、今回はMTMと言うこともあるのでしょうか。とても穏やか表情で黙々と採寸をしたり、メモをとったり、粛々と作業を進めます。もちろん必要があればお声がけを頂くのですが、寡黙な職人さんと言う印象を持ちました。

■今後はいつでもオーダー可能に!?
ところで、前回の記事では今回のルカ・アヴィタービレのトランクショーに参加すべき理由として、ルカ氏ご本人による採寸をあげておりましたが、実際に話を伺うと、それだけではない参加すべき理由がありました。

前回の記事では、インプットされる値(採寸データ)が間違っていれば、どんなに優秀なコンピュータ(職人)であっても誤ったデータ(製品)がアウトプットしてしまうと言う例を挙げ、採寸を行う方(フィッター)の重要性を挙げておりました。

実際、ご経験豊富なルカ氏ご本人に採寸を行って頂いたのですが、ビスポークの工程において最も重要だと言われることの多い、パターンメイキングを行うカッターも、実はルカ氏ご本人が行っているいると言うことでした。特にビスポーク及び、今回のMTMは全てルカ氏が手掛けており、プレタポルテ(既製品)の場合は他にもカッティングが出来る職人さんがいると仰っていました。

サルトリア・ソリートもそうですが、フィッターであるルイージ氏はカッティングも行います。このフィッターとカッターのシームレスな連携は、出来上がる商品そのもののフィッティングの品質を、ある種担保することにもなりますので個人的には安心感が高いのです。ちなみに、ビスポークになりますとフィッターの能力による製品クオリティの差がMTM以上に大きく出てきますので、注意が必要です。

なお、”今後ルカ氏の定期的な来日は予定されていない”とのことですので、今回は本当に良い機会だったと思います。

また、ルカ氏ご本人に採寸頂くと言うこと以外に大きかったのが、今回採寸頂いたデータをもとに、Sharonにて開催されたトランクショー参加者全員の型紙を作成するそうです。そして、型紙が完成した後は、生地さえ選べばいつでもオーダーが可能になると言う話も伺いました。

これはかなり大きな特典!?ではないでしょうか。

スーツやジャケットに比べますと、シャツはどうしても消耗品としての側面が出てきてしまいます。よって、お気に入りのシャツが古くなってきてしまった場合には、同じような生地でいつでもオーダーすることが可能になりますし、プレタポルテではない、または見つけにくいような色、柄、素材のものも、生地さえ見つけられば好きなタイミングでオーダー出来ますね。

私は今回ALMOの生地を選んだと言うこともありますが、シャツとしては正直、結構パンチの効いた値段になっています。よって、予算との兼ね合いから1着のみをまずはオーダーしましたが、今後はトランクショーの開催有無を問わず、好きなタイミング(予算が許すタイミング・笑)で、ルカ氏に採寸頂いた型紙をベースに仕立てて頂けるのはかなり嬉しいですね。

今は生産と消費との距離がかなり離れておりますので、どんな製品であれ、なかなか生産者の顔を直接見る機会と言うのは少ないと思います。プロダクトとしてのシャツのクオリティには十分満足していたのですが、今回実際に仕立てて頂いているルカ氏ご本人とお会いすることで、これまで以上に愛着を持ってシャツを着ることが出来るように感じました。
Sartoria Solito(サルトリア・ソリート) & LUCA AVITABILE(ルカ・アヴィタービレ) のトランクショーに行って来た!_⑦

とても楽しい時間をご提供頂いたルイージ氏、ルカ氏、Mさん、そしてSharon関係者の皆さまに、この場をお借りして改めてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました!

なお、予約に空きがあるかどうかは分からないのですが、気になる方は是非、今回のタイミングでトランクショーに参加されることをおススメ致します。

・問い合わせ先
Sharon
電話番号:03-6418-5131
メールアドレス:info@sharon-shop.jp