19
2021
こんにちは! 本日は先日ご紹介をしたセールアイテムと同時に購入をしていた、2020-2021/AWアイテムを取り上げてみたいと思います。 それでは、まいりましょう。 ■少しの違いが、深みをうむ? 突然ですが、日本には伝統色として400種類以上が存在すると言われています。例えば青系のみをとってみても、「青藍」「白藍」「深藍」「藍鉄色」「鉄紺」「紺碧」など、挙げられないほど多くの色が存在します。 これらは多大なインスピレーションを与えてくれる大自然に囲まれた日本において生活を送る中で増えていったのだと考えていますが、個人的に注目すべきは色数の多さではなく、微妙な違いを「差」として認識し、それを意図をもって使い分けてきたと言う事実だと思っています。 そんな些細な違いを認識し、使い分けてきたことは日本の深みと幅のある文化を醸成するのに多分に寄与したのではないかと。 これと同列に語って良いのかどうかは置いておいて、装いにおいても「些細な差」に違いをみとめ、それを着こなしにおいて活用してくことが、装いとしての深みを増すためには大切なポイントなのではないか!?と考えています。 例えば、個人的には「エレガンス」を感じるスタイリングを好んでいるのですが、「エレガント」とは言っても、いわゆる一般的に想起される正当な「エレガント」さもあれば、前回カーキのネクタイをご紹介した際に取り上げた「カントリーテイストのエレガント」さがあっても良いと思いますし、「モードなエレガント」さがあっても良いと思っています。 このような中で、この度ワードローブに新たに迎い入れたアイテムは相も変わらずネクタイで、E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) グレージュ×ブラウンのウールチェックタイになります。 ベースにはグレージュカラーが使われており、太目のブラウンとベージュのライン、そして細いホワイトの線で構成された大柄のチェック柄がはいります。 仕様はトレピエゲ(3つ折り)の剣先のみ芯無しのスフォデラータ。いつもと同じ。 なめらかな肌触りが特徴的なウール生地はホール&シェリーのもの。生地の程良い光沢感にはドレッシーさを感じますが、ブラウンと言う色とチェック柄はカジュアル(スポーティ)より。それでも全体の雰囲気としてエレガンスを感じるこのネクタイは、ドレスカジュアルエレガンス!?と表現したら良いのでしょうか。今まで所有したことないような雰囲気を感じます。 ■ドレスカジュアルエレガンス!? そんなドレススタイルなんだけれどカジュアルさとエレガントさが同居しているようなスタイルを意識して、先日このネクタイをデビューさせたのが、こちらのスタイリングです。 ベージュのカシミアジャケットはサルトリアソリートの吊るしライン、シャドーストライプ柄のホワイトシャツとポケットチーフ(シャツと同じ生地)はルカ・アヴィタービレ、そして艶感のあるベージュのカシミアカーディガンはオッタビアーニ。 そしてパンツはレスパーデのミディアムグレーのチェック柄ウールパンツで、ややカジュアルよりに。ダークブラウンのセミブローグシューズはイルクアドリフォリオのビスポークシューズです。 ベージュ×グレーの組み合わせは個人的に最も気に入っているカラーコーディネートの1つです。ベージュはカジュアルカラーですが、艶感あるカシミア素材を多用することでドレッシーさをだしつつ、全体としての色のトーンをはっきりさせ過ぎないことで!?エレガントな雰囲気を醸し出す。そして、やや大柄なチェック柄をネクタイとパンツに持ってくることでカジュアルさも意識しました。 先日お話させて頂いた某メーカーの社長さんはコーディネートを考えるのがめんどくさいと仰っていましたが、タートルネックとウールのスーツ、そして足元にはビスポークシューズを履きこなされ、シンプルながらとてもエレガントなスタイリングをされていらっしゃいました。 正直ビジネスのことだけを考えるのであれば、清潔感と礼節を踏まえたうえで状況に応じた適切なスタイリングをするだけで十分。ドレッシーやらカジュアルやらエレガントやらと言う形容詞は一切不要だと考えています。 それでも、やっぱり私はネクタイや服が大好きなのでしょう。 些細な変化、違いに楽しみと喜びを見出しながら、これからも自分なりの装い論を磨いていきたいと思うのでした。 ※本日取り上げた商品は、コチラ 。
▲PageTop
09
2021
こんにちは! 本日は先日購入をしたセールアイテムを取り上げてみたいと思います。 それでは、まいりましょう。 ■珍しい、カーキカラーのウールタイ(イージー・カペッリ)を買ってみた! 最近はプロパー期間にシーズンアイテムの購入を完了してしまい、以前に比べるとセールでモノを買う傾向がかなり弱まっているワタクシrm55ですが、皆さまはいかがでしょうか? その背景には自宅のワードローブが充実してきており、セールで新たに買い足す必要性が減っていることや、自らのスタイルが決ってきたために、余計な物を買わなくなったこと。そしてプロパー期間で購入する物が増えたため、セール予算が減少していることなど様々な要因があると思っています。 このような中で、先日お世話になっている南青山に店舗を構えるSharon さんに訪問した際に2020-2021/AWセール が行われていたので、とあるセールアイテム(先シーズン以前のもの)を購入してみました。 それが、こちら。本Blogではお馴染みの、イージー・カペッリのカーキカラー ウールタイになります。 遠目には一瞬ベージュに見えるのですが、よく見ると緑がかったカーキカラー。これまでのスタイルであればあまり気に留めることがなかった色合いだと思うのですが、昨年末に購入したサルトリアソリート(Solito house exclusive per Sharon)のFOX BROTHERS ツイード ヘリンボーン柄スーツに”抜群にあう”のではないか!?と思い、セール価格であることも手伝って購入をしてみました。 仕様はトレピエゲ(3つ折り)の剣先のみ芯無しのスフォデラータ。初めて手に取った瞬間、私の好みからすると芯材が若干薄いかな?と言う感覚があったのですが、実際には生地がしっかりとしていて、ちょうど良い塩梅で美しいディンプルが表現出来そうだなと。 ところで、ファッションの面白いところと言うか、お金がかかることの1つには、これまでにないテイストやスタイルのアイテムを購入すると、これに引きずられて!?コーディネートするアイテムが欲しくなると言うことがあると思います。 でも、こういったことを重ねていくことで自らのスタイルが変化したり、幅が広がっって表現力がついてくると思っていますので、消費ではなく、投資なのだと自分を納得させて購入をしています。(笑) ■カントリー&エレガンス! と言うことで、私が好んでいるエレガントなスタイルに、一見相反するカントリーテイストを内包する新たなスタイリングが可能になりました!そんなカントリー&エレガンス!なスタイリングを楽しんだコーディネートが、こちらになります。 もちろん合わせたのは、サルトリアソリート(Solito house exclusive per Sharon)のFOX BROTHERS ツイード ヘリンボーン柄スーツ。ややトーンの暗いミディアムグレーベースのヘリンボーン柄生地とカーキカラーのコントラストが絶妙です。ちなみにシャツは無地よりもスタイリッシュさが強くなるルカ・アヴィタービレの艶感あるシャドーストライプ柄の白シャツを合わせています。 そして一瞬スリーピースだったの!?と見間違うほどの馴染んでいるジレ(ベスト)は、思い出せないくらい前に購入をしていたスリードッツのもの。ヘリンボーン柄のジレがあったよな!?と思い出して合わせてみたら、ボタンの質感には若干の違和感がありますが、それでもコーディネートとしてはアリかなと。 靴にはやや赤みを帯びたブラウンカラーである、イルクアドリフォリオのストレートチップを。エドワードグリーンのフルブローグ(マルヴァーン)もありましたが、カントリーテイストが強くなるかなと思い、あえてエレガンス要素の高い靴にしてみました。 ※上記はエドワードグリーンのマルヴァーン カントリーとエレガンスの共存。 自分のスタイルに、新たな仲間が加わりました♪
▲PageTop
02
2021
こんにちは! 本日は前回に引き続き、昨年末に購入していたネクタイを取り上げたいと思います。 それでは、まいりましょう。 ■ドレスとカジュアルの間のベージュカラーネクタイに惹かれる さて、シーズンによって惹かれる「色」や「柄」は様々であることが多いのですが、この2020-2021AWシーズンの最後に買い足したのはベージュカラーの上品な雰囲気のネクタイになります。 2019-2020年シーズンは「無地」のネクタイを中心に買い足して来たのに対して、この直近では「柄物」を多く取入れる傾向があります。 その理由は恐らく、クラシックの中でもドレッシーな雰囲気を感じるスタイルから、カジュアルさを感じる、スポーティな装いが自分の中で増えているからだと自己分析をしています。世の中のビジネスウェアのトレンドはカジュアル。スーツにネクタイを締めて仕事をする人は金融系など、一部を除いて減少傾向にあり、スーツやジャケパンを着ていてもネクタイを締めていなかったり、一般的にはカジュアルウェアに位置付けられる服を着て仕事をする人が増えています。 このような中でビジネスにおける服装の自由度が高い私は、その日の予定に合わせて好きなものを着ている状態。スーツを着ることもあるし、ジャケパンを着ることもある。また、社内に籠る日であればブルゾン×ネクタイと言うスポーティなスタイルをも楽しんでいたりします。 ただ一部の方との打ち合わせを除くと、以前よりもカチッとしたスーツスタイルを着用する頻度が減っていることも事実。 これは恐らく、世間におけるビジネスウェアのカジュアル化ほどではないにせよ、ドレススタイル好きのワタクシの中でもカジュアルな気持ちが高まっている所以ではないだろうかと考えています。 そんな気持ちを背景にしてこの度購入をしたのが、私のスタイルをつくる上では欠かすことの出来ないブランドである、E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) のグレンチェック柄 ベージュ(※)ウールタイになります。 ※公式サイト上はライトブラウンの表記 ビジネス(ドレス)ウェアの中ではベージュはカジュアルカラー。それでもホール&シェリーのウールを使った生地はやや光沢感を帯びていることからエレガントさを感じることが出来ます。そしてこれが、気持ちはカジュアルに傾きつつあるのだけれど、エレガントさをスタイルの中に含んでいたいと考える今の私にはピッタリでした。 お馴染みのトレピエゲ(3つ折り)の剣先のみ芯無しのスフォデラータ仕様は変わりません。 ■エレガントさの香るベージュタイを締めてみた そんなカジュアルカラーの中にもエレガントさを感じるカペッリのタイを早速締めてみました。下記はソリートのカシミア ヘリンボーン柄ジャケット(ネイビーブルー)に合わせた際の1枚。合わせたシャツにドレス度が足りない気もしていますが、それでもネクタイはカシミアジャケットの光沢感にも負けることなく、エレガントな雰囲気を醸し出していると思います。 また、こちらは先日合わせたスタイリング。同じくソリートのウィンドウペーン柄のライトグレーウール(※)スーツに、光沢感と清潔感のあるシャドーストライプ柄のホワイトシャツ、オッタビアーニのカシミアカーディガンとともに使ってみました。 ※生地はフォックスブラザーズ グレー×ベージュと言うのは私が最も好んで使うカラーリングの1つですが、グレーの中ではカジュアルよりの色合いである明るいライトグレーのスーツであるにもかかわらず、スポーティすぎずに落ち着いたエレガントな雰囲気さえ感じるスタイリングになったのではないか!?と感じています。 ちなみに、この日の朝方にみぞれがふっていたので、足元にはボナフェのブラウンスエードのセミブローグを合わせています。 早くも1カ月が過ぎてしまった2021年ですが、今年もエレガントさを感じる美しいスタイリングを目指して、さらなる高みを目指して自分の感性、感覚を磨いて行ければと思っています。 ちなみに購入をしたのは、普段お世話になっているSharon さん。上述の通り、公式HP上ではベージュではなくライトブラウンと表示されていますが気になる方は是非チェックされてみてください! ※Sharon公式オンラインショップはコチラ 。
▲PageTop