こんにちは!
本日は「服好きは買うべし!?デザイン良し、価格良し、使い勝手良しの洗濯ブラシ!」と言うテーマで、メンテナンスカテゴリの記事をお届けしたいと思います。
それでは、まいりましょう。
■シャツを長持ちさせるためのコツ
シャツを長持ちさせるためのコツはいくつかありますが、まず大前提となるのは、着用頻度を減らすこと。着用回数が増えれば増えるほど汚れは溜まっていくものですし、洗濯回数を増やせば増やすほど、生地や縫製への負担がかかります。
よってビジネスデイにシャツを着る方であれば最低5枚のシャツを準備し、同じシャツを着るのは1週間に1回に抑えると言う工夫が、シャツを長持ちさせるために重要な最初のポイントになります。
その上で、シャツを少しでも長持ちさせるためのメンテナンス方法が、以前「シャツを極力長持ちさせるメンテナンス方法!?」でご紹介した方法。
具体的には、以下の3点でした。
1:着用した、その日に汚れを落とす(洗濯する)
2:洗濯機に入れる前に、ピンポイントで汚れを落とす(ブラシ等で襟、袖の汚れを落とす)
3:洗濯機の使い方を一工夫する(ネットに入れて、中で動かないようにネットを縛る)
上記の記事内の「2」においては、襟や袖口の汚れを歯ブラシで落としていましたが、その後「シャツの襟汚れを手軽に落とす!?:アタック プロEX石けん ケース付き」でご紹介したブラシをご提案していました。
では現状はどうか!?と言いますと、基本は変わらないのですが若干の”アップデート”を行っています。
まず、「1:着用した、その日に汚れを落とす(洗濯する)」ですが、仕事をしているとどうしても帰宅が遅くなることもあり、その日の内に洗濯機を回すと言うことが非現実的な場合が出て来ます。
よって、そう言った場合には「2」において挙げている、洗濯機まではまわさないまでも、着用したその日の内に肌と特に接する箇所である襟と袖回りの汚れのみを落としておくと言うアプローチを採用しています。ピンポイントで汚れを落としたら、「3」に記述しているネットに入れて絞り、洗濯機の中へ。実際に洗濯機をまわすのは翌日となります。
また、本日のメイントピックである洗濯ブラシを使う「2」もアップデート。最初は歯ブラシを使っていましたが、そもそも歯ブラシは歯を磨くためのブラシなので、毛のハリ、コシが弱い。そこで、上述したアタックプロEXに付属するブラシを使っていたのですが、ケースの先端についていたブラシが逆に生地を傷めるのではないか!?と気になり始めました。
具体的にこれを使うことで生地が傷んだと実感したことは無かったのですが、あくまで個人的に懸念を抱いたと。
そこで生地に優しそうなブラシを探している中で見つけたのが、本日ご紹介をするFREDDY LECK(フレディレック)洗濯ブラシになります。

■服好きは買うべし!?デザイン良し、価格良し、使い勝手良しの洗濯ブラシ!
私がフレディレックの洗濯ブラシを選んだ理由は、「デザイン良し!価格良し!使い勝手良し!」と言う、三拍子が揃った洗濯ブラシであったからです。
FREDDY LECK(フレディレック)はドイツ発のブランドですが、日本では2010年に展開を開始しています。生活を彩るランドリーブランドと言うことで、コインランドリーや洗濯代行、クリーニング、そしてカフェラウンジと言うサービスから、洗濯に関わる洗剤やバック、アイロン台やハンガー、ブラシなど、オリジナルプロダクトは多岐に渡ります。
その中から私が選んだのが、洗濯ブラシ。とてもシンプルなデザインですが、北欧のような温かみを感じるデザインです。

持ち手の部分はオイル加工をしたビーチウッドで出来ており、ナチュラルな風合い。

ブラシ部分にはハリとコシのある天然の豚毛が使用されており、天然素材のコットン等を傷めにくく、少量の洗剤でもよく泡立つようになっています。もちろん、適度な硬さのブラシは襟や袖口の生地に入り込んだ汚れもかきだします。

サイズはやや小ぶりで、幅約8㎝、奥行約4.3cm、高さ約4.3cmほど。男性だと小さく感じるのですが、手の中にしっかりと納まりますし、握るのに小さすぎると言うことはない。また女性だとちょうど良いサイズ感かもしれません。

デザイン性が高く、機能性、使い勝手も良い。その上価格も1000円ちょっとと手頃なので、定期的に買換える必要が出そうな洗濯ブラシとしては最適!全ての服好きの方におススメしたいメンテナンスアイテムです。

豚毛は靴磨きのブラシとしても使われており、クリーム等を馴染ませるのに最適。また、ヘアブラシも存在しますので、自然に優しいのも嬉しいですね。実際に使っていますが泡立ち(※)もよく、洗い上がったあとに襟や袖口の綺麗さを見ると、本当に気持ち良く、嬉しくなります。

※使った石鹸は、アタックプロEX。
ファッションアイテムを長く使い続けるために一番重要なことは、愛情を持つこと。手間暇をかければ愛着は自然とわくものですし、綺麗な状態のシャツと言うのはやっぱり着ていて心地の良いもの。
その日の内に洗濯をするのは大変ですが、上述したように、帰宅後に脱いだシャツの襟と袖口をさっと洗うだけなら5分もかかりません。お気に入りのシャツであれば尚更、日々のちょっとしたケアをしてあげることが長く愛用するためには重要だと思います。
洗濯機で洗うだけとはまったく仕上がり(綺麗さ)具合が異なってきますので、まだ洗濯ブラシをお持ちでない方は是非、検討されてみてはいかがでしょうか。
こんにちは!
本日は「COL(コルウ)神戸のトランクショーに行ってみた!」と言うテーマでお送りしたいと思います。
それでは、まいりましょう。
■今から約6年前に取り上げていた関西テーラーの雄 COL(コルウ)神戸
今から約6年ほど前の2015年、本Blogにて「関西方面に行ったら、是非訪れてみたいサルト3選!?」と言う記事において取り上げていたのが、神戸の元町に拠点を構えていらっしゃる老舗テーラーであるCOL(コルウ)神戸さんでした。
当時は自分の好みのスタイルも固まっていない中でしたが、純粋に綺麗なスーツ/ジャケットを仕立てられているテーラーだと言う印象を持ち、記事の中で取り上げておりました。
その後、仕事で大阪や名古屋までは出張をすることはあったものの、神戸までは足をのばす機会はなく、お店にお邪魔することもありませんでした。
ところが正確な時期こそ失念してしまいましたが、コルウに所属する職人である齋藤力さんとインスタグラム上で偶然に繋がることができ、細々とながら!?交流を続けさせて頂いておりました。
このような中で、コルウさんが東京においてトランクショーを開始。職人であり、営業業務もこなす齋藤さんからトランクショーへのお誘いをこれまでも頂いていたのですが、スケジュールの問題。そしてもう1つ、スタイル上の懸念があり、参加が出来ていませんでした。
と言いますのも、コルウさんを創業された加納勝氏のご子息であり、COL神戸の裁断士であった加納康弘氏は、明治23年に創業した高橋洋服店の裁断士(カッター)であった御方です。高橋洋服店は今でこそ裁断士を務める高橋翔氏がイタリアのカラチェニに学んでいらっしゃるようですが、イタリアの中でもカラチェニはかなり構築的なスタイルで、南イタリアのナポリとはだいぶ異なるスタイルですし、高橋洋服店のスタイルのルーツは英国。
当たり前ですが、テーラー(サルト)または職人は、その方(カッター)がどこで一番長く修行をされたのか、在籍していたのかによってスタイルがほぼ決ります。
よって高橋洋服店において裁断士をされていた加納康弘氏がカッターを務められているコルウさんは、必然的にその流れを汲み、英国的な、構築的なスタイルがそのベースになるわけです。実際、高橋洋服店とコルウさんのホームページ上の画像を見比べてみると、ゴージラインや襟型などに共通項を見出すことが出来ると思います。
ただ、全く同じと言うわけではなく、コルウさんは神戸の元町と言う地において進化、独自のスタイルを生み出しており、その端正でクリーンなスタイルに惹かれて、上述のように私も過去のブログにて取り上げていたわけです。
イタリアはナポリの柔らかい、ナチュラルなラインがスタイルの中心にある今の私としましては、端正でクリーンな表情を持っているコルウさんのスタイルであったとしても、自分にとってはやや構築的な印象がありました。それを正直に齋藤さんにお伝えしたのですが、オーダーの有無はおいておいて、インスタグラムで交流を続けさせて頂いた”仲”と言うこともありますし、一度お会いしましょうと言うことになり、この度、The Okura Tokyoにて日本の中ではトップレベルに美しいシャツを仕立てられていると私が感じるレスレストンさんと共同で開催されたトランクショーに参加させて頂くことになったのです。
■ジャケットをビスポーク!
結論から言うと、今回はジャケットをビスポークして頂くことになりました。(笑)
実はこの日は直前にSharonさんにおいてイルクアドリフォリオのトランクショーに参加しており、Sharonの店舗前からタクシーに飛び乗り、直接トランクショーの開場であるThe Okura Tokyに向かいました。
いつも仕事で近くをウロウロしているものの、The Okura Tokyoに入るのは初めて。さすがに時期も時期なので、ホテルのエントランスロビーは人が少ない。

レストランはそれなりに人がいるようでしたが、とりあえずフロントにて受付を済ませて、トランクショーの会場となっている部屋に向かいました。ここ最近はソリートとイルクアドリフォリオ、ルカ・アヴィタービレのトランクショーをループしていましたので、それ以外のテーラー(サルト)のトランクショーは久しぶり。ちょっとドキドキしながら部屋をノックして、入室しました。

コルウの齋藤さん、レスレストンの久木元さんとご挨拶をさせて頂いた後、まずはサンプルのゲージを早々に試着させて頂きました。

と言うのも、今回のコルウさんのトランクショーでは以下の3つのメニューがありました。
1:パターンオーダー(マシンメイド)
2:パターンオーダー(コルウの職人さんによる手縫い)
3:ビスポーク(コルウの職人さんによる手縫い:丸縫い)
上記「1」及び「2」にサンプルのゲージがありましたので、実際に着てみて、自分が納得する着心地かどうか。またスタイルとして今の自分にフィットするのか否かを確認しないと、オーダーをするのか、しないのかと言う判断がつきません。よって真っ先にゲージを試着させて頂くことにしたのです。

※話に夢中で、ゲージ着用時の写真を撮影するのをすっかり失念してしまいました・・・。
まず試着をした「1:パターンオーダー(マシンメイド)」ですが、私が普段着ているのはイタリアサイズで「44」がベースなのですが、ゲージは「46」でした。着てみた印象は、事前にインスタグラム等で拝見し、持っていた印象の通り、端正でクリーンな表情。クセがないので、どんなシーンにもマッチするスタイルと言う感想を持ちました。また、マシンメイド(外注)とは言えパターンはコルウさんが独自で作成していますので、肩回りのつっかかりも少ない、良質なパターン。
ただ、やはりマシンメイドと言うこともありますが、ショルダーラインなどは自分の好みと比較するとやや構築的であり、身体の稼働域も、手縫いに比べると制限が出てしまいます。
そこで、次に「2:パターンオーダー(コルウの職人さんによる手縫い)」のゲージを着てみました。すると、肩の納まりと言った着心地面もかなりフィットしており、スタイルもよりナチュラルで柔らかいラインを描いているように感じました。
コルウさんは神戸における老舗のテーラーだけあって、著名人を含む、多くの服好きが集う場所として存在してきたようです。よって英国のスタイルにルーツをもちながらも、顧客の持つイタリア仕立ての服も相当みて、研究をされてきたようですし、カッティングと仮縫いを行う齋藤さんご自身も、イタリアで勉強をしてきたと言います。
日本のクラシックメンズドレスウェアの「英国からイタリアへ」と言う流れはだいぶ前から存在していますので、自らのルーツである英国に加えて、イタリアのエッセンスも取り入れながら、コルウさんでは独自のスタイルを日々追及されているそう。
そのような流れもあって、スタイル、着心地ともに好印象であり、仕立てるのであれば「2:パターンオーダー(コルウの職人さんによる手縫い)」かな?と言う、訪問前に持っていたイメージ通りになりそうな流れではありました。
しかしゲージを着用する中で、着心地面、そしてスタイル上でどうしても気になるポイントがあり、それを齊藤さんにご相談させて頂いた結果、それではCOLさんのスタイルをベースにしながら、私が気になるポイントの変更を行い、型紙から起こすビスポークにしましょうとなったわけです。
正直、自分の好きなサルトリア・ソリートやサルトリアシャロンで仕立て続けることに大変満足しているので、新たなテーラーでビスポークをする必要性はないのが実際のところ。ただ、ずっとお声がけを頂いた齊藤さんの熱意や実際にお会いしてお話をさせて頂き、斎藤さんにカッティング、仮縫いをして頂きたいなと言う感覚を持ちましたので、自分の経験と勉強も兼ねて、この度オーダーをさせて頂いた次第です。
なお、今回選んだ生地はカチョッポリ(※)のウール×シルク×リネンの春夏生地。ブルーグレーがベースで、ベージュとブラウンのチェックが入ります。

※カチョッポリはマーチャントなので、実際にはロロピアーナの生地ではないかと齊藤さんは推測。
実は自分としてはかなりチャレンジングな生地で、初めはFOX Brothsersのネイビーのハウンドトゥース(ウール100%)に惹かれていました。よって、もしこれがソリートやサルトリアシャロンのトランクショーであれば、このFOXの生地を選んでいたと思います。

ただ私の普段のスタイリングを踏まえて、持っていない生地として齊藤さんからおススメを頂いたのが上述したカチョッポリの生地だったので、今回はあえてご提案に乗っかる形でお願いすることにしました。
ちなみに私が選んだ生地で、税込み30万円位(※1)です。イタリアのサルトを日本で仕立てる(ビス―ポーク)場合の、約半分くらい(※2)のお値段になります。
※1:今回はキャンペーン価格で生地代から20%OFF
※2:店舗等のエージェントが間に入る場合は除く
支払はオーダー時に100%支払(※)。オーダー時と納品時で50%ずつではないので、今後コルウさんの東京トランクショーでのオーダーを検討される方は、ご参考にされてみてください。
※オーダー回数を重ねると、また異なる可能性があります。
■コルウのトランクショーにおける、よもやま話
私がビスポークの経験があるのは、シャロンの専属職人である直井茂明氏とイタリアのサルトであるサルトリア・ソリート、そして1度だけですが、シブミフィレンツェにてジャケットをビスポークしています。サルトリアシャロンは手縫いかつ、パターンの修正が可能なのですが、ビスポークではなく一応パターンオーダーと言うことになっていますので除きます。
そこで、2度以上ビスポークの経験のある直井氏とソリートの採寸と比較してみると、コルウの齊藤さんによる採寸の箇所は、やや少ないように感じました。これは今回のビスポークが、存在するゲージ(コルウさんのパターン)をベースとして、そこからの私の希望を反映させるためのパターン変更になるからだと推測しています。
イタリアのサルトと言うと”仕事がけっこう適当だ”と言う話も巷には流れているのですが、サルトリア・ソリートのジェンナーロ・ソリート氏も、ルイージ・ソリート氏もそうですが、実際にはかなり細かなところまで採寸を行っています。どこを、どのように測るのかは、テーラーやサルトによって大きく異なるのかもしれませんね。
また、私がこの日に着ていたのは、サルトリア・ソリートの既成ラインのスーツ。

これは、サルトリア・ソリートのスタイルに対して、シャロンさんが日本人の体型に合うように独自の修正を施しつつ、スタイル上も若干の修正を入れているモデルです。

よってソリートによるビスポークのパターンとはスタイル、フィッティングを含めて微妙に異なるのですが、コルウさんの職人であり、カッターも務められている斎藤さんは、やはり独自の審美眼とフィッティングに対するこだわりを持っているのだろうと感じたことがありました。
それは、私が着ているソリートの既成ラインの長さを参考までに測った際に「私の身長と体型であれば、着丈はもう少し長くても良いかもしれない。」と言うご指摘であったり、「ウエストはもう少し絞っても良いですね。」と言うお話があったことによります。
着丈と言う点で言えば、ソリートはナポリの中でもスポーティなスタイルに分類されていますので、前身頃の前下がりをだしつつ、背中側向かって切れ上がって行くようなスポーティなフロントカットのラインを持っています。この結果、着丈がやや短くなるのです。
また既成のラインなので、当然ながら最大公約数とまでは言いませんが、攻め過ぎないウエストラインになりますし、あまりピタピタに着るのではなく、やや余裕を持った着こなしが良いと言った美的価値観をシャロンさんが反映させていることもあるのだと理解しています。
この辺りは齊藤さんも仰っていましたが「正しい」「正しくない」の世界ではなく、「好み」であったり、「美的価値観」が表れてくる場所です。しかし、そう言った数値的な感覚を営業のみを担当している方は持ちえないと考えています。つまり、カッティングを行っており、ご自分なりの審美眼、黄金比率を持っているからこそ、感じ取ることが出来ると言うこともあると思いますので、私はお話伺いながら職人ならではの視点を楽しんでおりました。
コルウさんでは3~4カ月に1度の頻度で東京でのトランクショーを行っており、次回は7月前後を予定しているそう。私は仮縫いを経て、年末あたりに納品となるスケジュール感ですので、来年の春には着用することが出来そうです。
インスタグラムで仲良くさせて頂いている方の中にも今回のコルウさんのトランクショーに参加予定の方がいらっしゃいましたので、関東在住で気になっている方は是非、次回のトランクショーに参加されてみてはいかがでしょうか!?
こんにちは!
本日は、先日ふらっと立ち寄ったSharonさん(※)において購入してしまったアイテムを取り上げてみたいと思います。
※コロナ禍により、入店する際には事前にアポイントを取る必要があります。
それでは、まいりましょう。
■ベースはシンプルでベーシック、そしてエレガント
さて、最近ではカジュアル×エレガンスやら、

カントリー×エレガンスやらと騒いでいた私ですが、

やっぱり自分のベースのスタイルとしておいてきたいのは、シンプルでベーシック、そしてエレガントと言うスタイリング。ベースがあるからこそ、派生した、チャレンジングなスタイリングを楽しむことが出来ると考えています。
このような中でまたまた購入してしまったのが、秋冬ネクタイ。年々カジュアルウェア化するビジネス界の流れに逆らうかのように、ネクタイのコレクションが充実化しています。
今回選んだのはお気に入りのイージー・カペッリから、フランネルウールのシンプルでベーシックなソリッドタイ。色はライトグレーになります。

フランネルならではの起毛したソフトな風合いに肉厚感のある生地が更に丸みを加え、とてもエレガント。

仕様はトレピエゲ(3つ折り)の、剣先のみ芯無のスフォデラータ。この厚みのある生地だとトレピエゲがちょうど良い。

生地が肉厚なので、芯材は薄めです。

そんなシンプルでベーシック、そしてエレガントなカペッリのフランネルウールタイを先日さっそく使ってみました。
■シンプルでベーシック、そしてエレガントなスタイリング
合わせたのは吊るしのサルトリア・ソリートのミリオネア(カシミア)のチェック柄スーツ、シャツはルカ・アヴィタービレのシャドーストライプ柄サックスカラーのものを選びました。チャコールグレーにライトグレーのネクタイが映えますね。

肉厚な生地ですが、ノットのサイズと表情、ディンプルはこんな感じになります。

足元にはイルクアドリフォリオのビスポーク・セミブローグシューズ。色はブラックで、落ち着いた雰囲気に仕上げています。

ミリオネアのスーツはとても繊細でソフトな生地のため、それだけでも柔和な雰囲気は出せるのですが、シャツの色をホワイトではなくサックスにしたことで、硬さがより抑えられているようにも感じます。

これからもシンプルでベーシック、そしてエレガントなスタイリングを自分の主軸に起きながら、様々なエレガントの在り方を追及していきたいと思うのでした。
※本日取り上げたネクタイは、コチラ。
こんにちは!
少しご無沙汰しておりましたが、気付いたらもう3月。早いですね・・・。
今日は「ドレス感のあるスニーカー」と言うテーマで、久しぶりに購入をしたラグジュアリーブランドのアイテムを取り上げてみたいと思います。
それでは、まいりましょう。
■やっぱり装いは全体のバランス
この度私が購入をしたのは、SAINT LAURENT PARIS(サンローランパリ)のクラシックなデザインのスニーカーである、ANDY/アンディと言うモデルになります。

ラグジュアリーブランドにはあまり興味がないので、購入したのは本当に久しぶり。

今回購入したモデルであるアンディの特徴は、クラシックなデザインのローカットスニーカーであると言う点。アディダスのスタンスミスのような、シンプルでミニマルなデザインが特徴的です。

サイドにゴールドで箔推しされたサンローランのロゴは正直不要だと思いますが、ホワイトベースであることから目立たないので良いのかなと。あと、バックステイにもエンボス加工されたロゴが入りますが、こちらも控えめ。大人がラグジュアリーブランドを用いる際には、ブランドの主張を出来るだけ抑えてサラリと使うのが、いやらしくならないためのコツかなと思っています。

底面もシンプル。

ヒール部分はやや肉厚で、しっかりとホールドしてくれそう。

ワイズはやや狭め。幅広なワイズを持つ(と言っても、ビスポークシューズを制作頂いているイルクアドリフォリオの久内氏曰く、私の足は一般的か、やや狭いくらいと言う評価。甲高はある方だそうです。)と思っている私からすると幅は少しタイトなのですが、使っているうちに馴染む程度の狭さかなと思っています。

今回購入に至った最大のポイントは、ドレッシーさを感じる佇まい。革の表情や余計なものをそぎ落としたシンプルでミニマルな雰囲気は、同じようなデザインのスタンスミスであっても表現することの出来ないドレス感を感じました。

私はオフの際にもドレッシーさを感じる装いをすることが結構あるのですが、それでもオフ故にどこかで緊張感を抜いておきたい。そこで活躍するのが、スニーカーと言うわけです。

革靴の中ではカジュアルに分類されるローファーであっても、どうしてもキチンと感が強くなります。またシャツを着ないようなスタイルであればスニーカーの方が全体のバランスをまとめやすい。と言うことで、ドレス感があって、シンプルなホワイトスニーカーを探している中で見つけたのが、サンローランパリのアンディでした。よって、サンローランと言うブランドにこだわりは全くありません。
■ドレス感のあるスニーカーを履いてみた!
そんなドレス感のあるスニーカーを用いたオフの日のカジュアルスタイリングがこちらになります。
まずは、春のような温かい日にしたスタイリング。以前ご紹介したルイジ・ソリートのアンコンジャケットにネッカチーフとコットンのロングスリーブニットを合わせ、

パンツにはライトグレーのジャージーパンツで軽快に。これにスニーカーを合わせました。

この日は風もなく、本当に暖かかったので、久しぶりに踝だしで靴を履いています。

お次は、冬季らしいスタイリング。ニットブルゾンにタートルネック、そしてニットのマフラーと言うニットづくしのトップスですが、オフホワイト、ホワイト、グレージュと言う優しい色合いを用いてちょっとリッチな雰囲気にしています。

パンツにはカシミアタッチのジャージーパンツで柔らかく、そしてスニーカーを合わせました。

用いているカジュアルアイテムはイタリアンブランドが多いのですが、どこかエレガントで、ドレス感のある雰囲気を感じます。だからこそ、足元にもカジュアルなんだけれど、ドレス感のあるスニーカーを合わせることで、装い全体のバランスを取りたいと思うわけです。
今回購入したサンローランパリのスニーカーであるアンディ。雰囲気的にはイメージ通りで大変気に入っていますし、履く回数を重ねることでワイズの狭さもさほど気にならなくなりました。ただヒールが肉厚すぎて!?靴擦れが・・・。上記の踝出しの画像をよく見ると、かかとにキズパワーパッド(※)を貼っているのが分かるのは内緒です。(笑)
※「最高の靴ずれ対策!?:バンドエイド キズパワーパッド 靴ずれ用 」
オンの際に用いてるビスポークシューズの快適さゆえに、靴擦れの痛さをすっかりと忘れてしまっておりましたが、まさかスニーカーで靴擦れを起こすことになるとは思いませんでした・・・。オシャレは我慢!?とはまさにこのこと!?
それでも私の手持ちのホワイトスニーカーの中ではこれよりドレス感のあるものはないので、キズパワーパッドを上手く活用しながら、大切に履いていきたいと思います。(笑)

モード感溢れるパンチングレザー×ゴールドカラー
