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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)による7足目のビスポークシューズ(後編):フルサドル ローファー

こんにちは!
本日は前回に引き続き、これで7足目となりました il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)によるビスポークシューズであるフルサドル ローファーを取り上げてみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■フルサドル ローファー
この度私がオーダーしたのは、ビスポークシューズでは自身初となるローファーです。そのローファーの中でも、サドル(甲部)がサイド、そしてソールまで伸びているデザインのものを、フルサドルローファー(英:Full Strapped Loafer)と言います。ハーフサドルであるコインローファーに比べるとクラシックかつ、ドレッシーな表情となる点が特徴的。私のスタイルにはぴったりの1足です。
7足目_フルサドルローファー_3

下記はハーフサドルのコインローファー。
ローファー_短靴

今回選んだ革は、オールデンのシェルコードヴァンで有名なホーウィン社のホースレザー。牛と馬の体型を思い浮かべて頂ければ分かると思いますが、馬は運動量が多く、筋肉質なので革の厚みや強度では牛革に劣るようですが、薄くて軽い、そして脂質が少ないために伸びにくいと言った特徴があるようです。
7足目_フルサドルローファー_4
※シームレスなヒールまわりがまた美しい

インスタグラムで仲良くさせて頂ている方からは、ロシアンカーフの復刻ですか!?と言うご質問を頂くほど、特徴的な菱目模様のシボが風格を醸し出します。
7足目_フルサドルローファー_7

私は歩く際のクセなのか、トゥが減りやすいので予めスチールを装着頂いているのと、滑り止め(※)も兼ねてゴムソールを貼って頂いています。実用性の高い仕様なので、個人的にはおススメです。
7足目_フルサドルローファー_5
※都内の整地されたアスファルト道路などにおいて、革底は結構滑りやすいです。

紐で調節が可能なレースタイプの靴に比べると、甲とヒールまわりでフィットさせる必要のあるローファーは一般的にフィッティングの難易度が高いと言われています。よって、オーダーはレースタイプの靴で始め、徐々にラストを固めてからローファーをオーダーするのがおススメだと言うことでしたので、平日用のドレスシューズを一通りそろえた上でのオーダーとなりました。

実際に納品を頂くと、想像以上にカッコ良く仕上げて頂いたので大満足!クラシックでいてエレガント。ホースレザーの我の強さ!?を上手くドレッシーさで包み落とし込んでまとめあげているあたりがたまりません♪
7足目_フルサドルローファー_2

と言うことで、先日満を持して晴れの日にデビューをさせてみました。

■デビュー時のスタイリングと、履いてみた率直な感想
今回合わせたのは、こんなカジュアルよりのスタイリングです。サルトリアソリートのウール×シルク×リネンの3パッチ チェック柄ジャケットに、アヴィーノラボラトリオのホワイトシャツと先日購入したE.G.カペッリのウール×シルクネップタイ。
フルサドルローファー_スタイリング3
※ポケットスクエアはG.イングレーゼのリネンチーフ

これにルイジボレッリのベージュカラーのチノパンとローファーをコンビネーション。
フルサドルローファー_スタイリング2

スポーティなスタイルなんだけれど、エレガントさの香るスタイリングを意識してみました。
フルサドルローファー_スタイリング1

実際に履いてみた感想ですが、足入れをするとビスポークシューズらしく「シュポッ」と言う、中の空気が押し出されるような感覚があり、ピッタリフィット。既成のローファーだとはき口の周りに隙間が出来てしまい、”笑っている”と言う現象がおきがちですが、そこは流石ビスポークシューズ。ピタッとフィットします。
フルサドルローファー_スタイリング4

これまで6足をオーダーし、ラストが固まってきたこともあるのでしょう。この日は初日ながら、快適に歩きだすことが出来ました。

ただ好みもあるのかもしれませんし、当日履いていたシューズインソックスの厚さの関係もあるのかもしれませんが、ヒールをもう1mm程度詰めても良いかも!?と感じていたりします。この辺りは次回のトランクショー時に、職人である久内氏と相談してみたいと思っています。

なお、唯一想定外だったことが、はき口がフィットしすぎて、踝の下あたりがすれてしまったこと。コンビニに飛び込んでバンドエイドで手当てをしましたが、はき口がちょっとだけ汚れてしまいました。。
7足目_フルサドルローファー_8

これまでは素足(シューズインソックス)でビスポークシューズを履くと言うことがなく、どれもホーズを履いていたので気付かなかったのですが、既成靴に比べてフィットするビスポークシューズは足にピタリと寄り添います。よって、ホーズを履いていれば気にならないどころか快適なフィッティングも、シューズインソックスだと素足部分に革があたることで擦れて、血が出てしまいます。

これを回避するには足が直接革に当たらないように”ホーズを履く”か、予め”危なそうな箇所にバンドエイドを貼って”おく。もしくは、”革が馴染むまで履き込んでからトライ”すると言う方法がありそうです。

他にもはき口にパイピングをするアプローチもありそうですが、デザインとも関わってきてしまうので、好みのデザインに仕上がるのであれば、それも良い解決方法かもしれません。

いずれにせよローファーはレースタイプの靴のように紐で調整することが出来ませんので、甲とヒールに加えて、はき口回りもフィットさせる必要があります。従って、これからローファーをビスポークし、素足(シューズインソックス)でデビューされる方は、その対策をしっかりと施すことをおススメします。

個人的には相当に気に入りましたので、はき口との接点をバンドエイドで対策したうえで、次回のトランクショーまでにしっかりと履き込み、2足目のローファーのビスポークに向けてフィードバック出来る内容を見つけておきたいと思います♪





il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)による7足目のビスポークシューズ(前編):フルサドル ローファー

こんにちは!
本日は、南青山にあるセレクトショップであるSharonさんにおいて年初に開催されておりました久内淳史氏が率いるイルクアドリフォーリオのトランクショーに参加し、微修正を経て納品を頂きました靴をご紹介したいと思います。
7足目_フルサドルローファー_1

それでは、まいりましょう。

■これまで納品頂いたビスポークシューズを一挙見せ!
今回で7足目と言うことで、気づいたら結構たくさん作って頂いたなぁと改めて感じています。まずはこれまで仕立てて頂いた靴を振り返るところから始めたいと思います。

最初は、記念すべき第1足目であるダークブラウンのホールカットシューズ。既成シューズの履き心地とのあまりの違いに驚き、これは平日用として早めに5足をそろえねば!と考えるきっかけになった靴でもあります。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォリオ)のホールカット①

そして2足目にオーダーしたのが、ブラウンカラーのパンチドキャップトゥ。やや明るめのブラウンと言うこともあり、ブローギングを入れて頂き、デザインをややカジュアルに振っています。カジュアルなブラウンカラーとフォーマルよりのパンチドキャップトゥと言うモデルの組み合わせが、私のスタイルには使いやすい。履き心地の良さだけではなく、自分のスタイルに合わせて色、デザイン(モデル)を選ぶことが出来る点も、ビスポークの魅力です。
イルクアドリフォーリオによる内羽根のストレートチップ_②

3足目はブラックカラーのセミブローグ。爪先にメダリオンが付くことで、華やかな印象になりますね。ストレートチップほどフォーマルではなく、フルブローグほどカジュアルではない、このちょうど良い塩梅が、日々のビジネスシーンでは最も扱いやすいと個人的は考えています。
納品3足目となった、il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)によるビスポークシューズの進化とは!?_①

よって4足目も色を変えて、ダークブラウンカラーのセミブローグをオーダー。ブラックカラーのセミブローグとはデザインは少し変えて頂いています。スーツ、ジャケパンともに合わせやすく、ブラックとともに大変重宝しているモデルです。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)による4足目のビスポークシューズ:内羽根式セミブローグ_①

5足目は秋冬や雨天時を想定したスエードを選びました。ベースモデルはストレートチップですが、縫い目を隠すレベルソ仕立てを採用することで、分かる人には分かる、ビスポークシューズらしい1足に仕上がっています。一般的にストレートチップは固い雰囲気になりますが、優しい表情を持つスエード素材とブラウンカラー、そして縫い目を隠したレベルソ仕立てが絶妙にマッチして、秋冬には特に活躍してくれるモデルです。
il Quadrifoglio(イル クアドリフォーリオ)による5足目のビスポークシューズ:レベルソ仕立て ブラウンスエード ストレートチップ_④

そして6足目は3足目と同じ、ブラックカラーのセミブローグ。この頃は装いに黒靴を用いたいという気分が強く、週に2回ほど黒靴を履けるよう、3足目とは異なるデザインでオーダーをしていました。
6足目_セミブローグシューズ

なお、少ないながらもジョンロブやエドワードグリーンなどの既成の紐靴も所有しているのですが、ビスポークシューズに慣れてしまうと足入れをした際の靴へのアタリが気になってしまう状態です。既成靴のみを履いていた際には気にならなかったことが、ビスポークを経験すると気になるという、人間の感覚の変化、進化?には自分事ながら驚いています。よって現在所有する既成の紐靴は、基本的には雨天等の悪天候時に活用するようにしています。

と言うことで、セミブローグをスタイルの中心に添えながら、色気ある装い用にホールカット。ブラウンを用いながらもカジュアル過ぎない、ドレッシーなスタイリングをするためにパンチドキャップトゥやレベルソ仕立てを仕立てて頂くなど、自分のスタイルに合わせて平日のスーツスタイル、ジャケパン用の靴を仕立てて頂きました。

よって7足目はオフの日や、オンであっても、よりカジュアルなスタイルにも対応する、私の大好きなローファーにチャレンジすることに致しました。

■7足目は、フルサドル ローファー
7足目としてオーダーをしたのは、フルサドルローファーになります。コインローファーでも良いのですが、クラシックな表情を持つフルサドルの方がビスポークシューズらしい雰囲気!?が出ることや久内氏オススメのモデルであったこと。また、現在所有している既成のローファーではないデザインであったことなどが決め手となりました。

本日は、まずはそのデザイン、雰囲気を感じて頂ければと思います。


7足目_フルサドルローファー_2


7足目_フルサドルローファー_3


7足目_フルサドルローファー_4


7足目_フルサドルローファー_5




話題のカシオークを衝動買い!?:CASIO GA-2100-1A1JF

こんにちは!
本日は「話題のカシオークを衝動買い!?」と言うテーマを掲げ、久しぶりに購入をした時計をご紹介したいと思います。

それでは、まいりましょう。

■久しぶりの衝動買い
「大人になると」と言いますか、「年を重ねて」きますと物欲が減衰したり、もしくは物欲があっても行きつけの店が固定化してくる関係で、若いころに比べると大きく減るのが!?「衝動買い」だと思っています。

若いころは「トレンド」なるものにアンテナを張り巡らせ、雑誌や各種メディアを常々チェックしていた私ですが、年を重ね、興味が「ファッション」から「スタイル」へ移行していくことで雑誌を買うこともなくなりましたし、インターネット上の各種メディアにおいて、ファッション情報をリサーチすることもなくなりました。

よって得ることのできるファッション情報!?と言えば、行きつけの店の入荷情報が大部分。入荷情報からめぼしいアイテムを選定して購入計画を立て、欲しいアイテムの値段も若いころに比べると上がっていますので、出会い頭にドカン!と言う、購入予定ではなかったモノをその場の勢いで買ってしまうという”衝動買い”をすることは、ほとんどありません。

ちなみに、その他の情報入手経路としましてはインスタグラムでフォローさせて頂いている皆様からの情報と、検索エンジンのトップページに出てくるファッション情報程度。私はインスタグラムをはじめとしたSNSでも検索を行うことがないたため、そういう意味では、得ることのできる情報がかなり限定的になってきているように思います。

これには一長一短がありますが、様々な情報に振り回されることなく、自分の人生を、自分のペースで生きるにあたっては、とても快適な状態であると感じています。

このような中で久しぶりに衝動買いをしてしまったのが、CASIOの”GA-2100-1A1JF”。世界三大高級時計メーカーの一つであるオーデマ・ピゲのロイヤルオークに似ていることから、通称”カシオーク”と呼ばれているアレです。


※上記画像は、オーデマピゲのロイヤルオーク ブティック限定モデル

実は先日、仕事で久しぶりに渋谷界隈を回ったのですが、移動途中に一時話題!?となっていたミヤシタパークに訪問してみたのです。
ミヤシタパーク

渋谷の宮下公園と言えば、チーマー(死語?)がいたり、ホームレスがいたりと、昔はお世辞にも治安が良い場所とは言えない場所だったと思うのですが、渋谷の再開発にともなって、昨年2020年7月末より順次オープンした、話題の商業施設がミヤシタパークになります。

と言っても、3度目の緊急事態宣言により、なぜか百貨店や大型商業施設が休業依頼の対象となった関係で、私が訪問した日が、久しぶりに営業再開をした、その初日だったようです。

実際、内部は休業中の店舗もまだ多く、かなり閑散とした状況でした。そのような中でオープンしていたG-Shock Store。特に入る店が他になかったので立ち寄ってみたら、あの話題のカシオークが全色勢ぞろい。
カシオーク_1

スタッフの方いわく、私が訪問をした日の朝に入荷したとのことで、まさに入荷ホヤホヤの状態でした。

話を聞くと、もともとはスピードモデル(※)と言われている DW-5600をアナログ化しようというが、当初の商品企画だったとか。ただ、アナログ化するにあたってスクエアの形状を拡大するとバランスが悪いので、結果的にケースをオクタゴン(8角形)形状にしたというのが、リアルなストーリーのようです。

※1994年公開の映画「スピード」で主演のキアヌ・リーブスが装着したことで話題となったモデル

よって発売された当初は当然”カシオーク”と言った呼ばれ方はされていなかったようですが、インドネシア?あたりで「オーデマピゲのロイヤルオークに似ている!」と話題となり、これがきかっけで人気に火が付いた模様。

よって現時点においても正規販売店の在庫は品薄で、正規オンラインストアも完売状態。久しぶりに入荷したのが、たまたま私が訪問した日だったようです。


もちろん”カシオーク”と言われ、話題となっているモデルがあることは知っていたのですが、実はカジュアル用の時計としてDW5600モデルをすでに愛用していることもありましたので、買いたい!欲しい!と言う気持ちはこれまで全くありませんでした。

が、そんな開発のストーリーを聞かされたうえ、私が訪問した日の朝に入荷するという偶然性。さらに、普段は渋谷に来ることはなく、今日はたまたま来たという話をしたら「それはもう運命ですね!」と言う店長さんからの推しの一言に、気づいたら購入をしておりました。(苦笑)
カシオーク_2

税込みで14,850円とお手頃価格であることもあって、予定にはない、不要不急のものを勢いで買ってしまうという、まさに久しぶりの衝動買いとなりました。実際にしてみると、衝動買いはやっぱり気持ちが良いですね。(笑)

■ DW-5600モデルの系統を感じる表情
服以外のものを購入したのは久しぶり(ではないですがっ・・・)のような気がして、箱を開ける際のドキドキした感じがまたたまりません。
カシオーク_3

箱を開けると、こんなケースが出てきます。
カシオーク_4

この辺りのくぼんだ形状。わかる人には分かる、嬉しい演出。
カシオーク_5

私が選んだのは、文字盤もブラックのモデルです。
カシオーク_6

視認性はホワイトの方が圧倒的に良いのですが、ファッションウォッチと言うことで、今回はブラック×ブラックを選んでみました。
カシオーク_8

ケース脇に入った溝やG-Shock だけれどゴツすぎない薄型のデザインなど、DW-5600モデルの系統を感じさせるデザインもあって使いかっては良さそう。実際、インスタグラムのストーリーズにアップしたところ、多数の先輩オーナーさまから、公園でめっちゃ活躍するとのお話を頂きました♪
カシオーク_7

実際、先日アウトドアで過ごした日に装着しましたが、軽くてタフ、そして水泳やシャワー、素潜り程度であれば対応可能な20気圧防水と言うスペックは、カジュアルスタイルの時計としては最強クラス。ロイヤルオークをはじめとした高級機械式腕時計ではなせない魅力がありますね。
カシオーク_9

ちなみに5600シリーズに比べると、選んだ色合いもあってシックな表情。
カシオーク_10

ぱっと見の視認性の良さが求められるシーンや、よりカジュアルなスタイルの際には5600、カジュアルの中でも大人っぽさやシックな気分の際には”カシオーク”と言った使い分けが出来そうです。
カシオーク_11

子供と遊ぶにあたって、服や靴、時計が汚れたり、壊れたりすることを気にして遊ぶことほどかっこ悪いことはないと(経験上)感じていますので、子供と気兼ねなく、思いっきり遊びたいパパさんにはお勧めです。もし街中で見つけたら、ぜひ衝動買いをしてみてはいかがでしょうか!?





視認性とファッション性を両立するなら、ホワイトの方がお勧めです。






セールで購入した3本目のネクタイはチャレンジネクタイ!:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) シルクツイード ネクタイ

こんにちは!
本日は「セールで購入した3本目のネクタイはチャレンジネクタイ!」と言うテーマを掲げ、先日まとめ買いをしたネクタイをご紹介したいと思います。

それでは、まいりましょう。

■セールでこそチャレンジを。
さて、本日ご紹介するのはいつもお世話になっている南青山に店舗を構えるセレクトショップであるSharonさんのGWセールでまとめ買いをした3本のネクタイのうちの最後の1本。

これまでの記事にてご紹介をしましたように、1本目はドレススタイルを意識したウーステッドウールのネクタイを選び、
イージーカペッリ_ウーステッドウール_ハウンドトゥース柄タイ6

2本目のネクタイはジャケットスタイル(カジュアルよりのスーツスタイル)を意識して、ウール×シルクの2者混のネクタイをセレクト。
EGカペッリ_ウールシルクタイ4

そして3本目はチャレンジネクタイと言う位置付けで、エメラルドグリーンのシルクツイードのネクタイを選びました。
EGカペッリ_シルクツイードタイ1

自分の好きなスタイルが確立すると言うは非常に喜ばしいことではあるものの、その弊害としては本Blogにおいて何度か記載させて頂いているように、同じような色、柄のアイテムにどうしても偏ってしまう傾向が強まります。もちろん同じようなスタイルであったとしても、些細な変化に違いを見出し、スタイルを昇華していくのも服好きの在り方としては全然ありだと思うのですが、個人的にはスタイルを昇華させる、その前に、もっと幅を広げておきたいと考えていたりします。

よって普段よりもお得に購入できるセールのタイミングでは、ネクタイにかぎらず、出来るだけ自分にとってのチャレンジアイテムを意識して購入するようにしています。

なお、「チャレンジ」を具体的に表現すると大きく下記2点になります。

①自分のスタイルではないが、それを広げるようなアイテム
②自分のスタイルの中にはあるが、色、柄、素材の観点で取り扱いが難しいと思うアイテム

今回は上記で言うところの②が該当しそうです。シルクのツイードネクタイは過去にもセールで購入、所有をしているのですが、利用頻度は高くはありません。ただ、その理由は素材や風合いが扱いにくいからと言うよりは、ネクタイとしての仕立て自体が好みから若干外れているが故でした。
EGカペッリ_シルクツイードタイ2

このような中で、カペッリの仕立てやネクタイとしてのパターンの良さは理解していましたので、その問題はクリア。よってエメラルドグリーンと言う色とカジュアル感のあるシルクツイード素材と言う両要素の組合せをどう自分のスタイルで扱うのかが、今回のネクタイ購入にあたっての自分なりのチャレンジになりました。
EGカペッリ_シルクツイードタイ3

ちなみに冬のネクタイの話になりますが、以前、自分の頭には全くなかったサックスカラーのネクタイをシャロンオーナーのK氏にご提案頂き、取り入れてみたところとても良かったと言う経験がありました。従って今回も同じような系統!?の色合いだけに、何とか扱えるのではないかと言う期待もあったことを、正直に述べておきたいと思います。
冬の寒色はいかがですか!?:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) のサキソニー ウール ソリッドネクタイ_④

■チャレンジネクタイを用いた、チャレンジスタイル
と言うことで、先日の大型連休谷間の金曜日。普通のビジネスマンではありえない、サファリジャケットを用いたカジュアルタイドアップスタイルに取り入れてみました。それが、こちらです。

この日は曇りで気温が落ち着いていましたので、ここぞとばかりにエンリコ・マンデッリのスエードのサファリジャケット(タバコブラウン)を着用し、これにアヴィーノ・ラボラトリオナポレターノのドレスシャツ(ホワイト)、カペッリのツイードタイを合わせます。
EGカペッリ_シルクツイードタイ5

連休の谷間と言うのはビジネス街における人出はコロナ禍にかかわらず減るものなので、特殊なスタイルであっても目立ちにくいだろうと言う意識が働いたのと、この日は金曜日だったので、カジュアルフライデーだと言う自分への言い訳をしやすかったと言う背景が、このスタイルを選んだ背景にはあったりします。

私の場合は職場のドレスコードがほぼないので、比較的自由なスタイリングが可能です。でも、自由には必ず責任が伴うもの。自由に選んだ自分のスタイルに対する他企業のビジネスマンからの視線は、それがどのようなものであろうとも、自らの責任で受け止める必要があります。(笑)

ちなみにパンツにはインコテックスのコットン×リネン(ベージュ)を選び、夕方から雨模様だと言う天気予報を踏まえて、足元にはエンツォボナフェのスエードローファー(ブラウン)を合わせました。
EGカペッリ_シルクツイードタイ6

このネクタイの色と素材感を考えると、いわゆる一般的なスーツスタイルに用いるのは難しい。よって当初からカジュアルなジャケットスタイルをイメージしていたのですが、上述したようにその日の天候と人手の少なさを予想して、あえてスエードのサファリジャケットを合わせると言う、トリッキーなスタイルにチャレンジした次第です。
EGカペッリ_シルクツイードタイ4

自分の好きなシンプルでベーシック、そしてエレガントなスタイリングとは異なりますが、自分の好きなスタイルをベースに置きつつ、チャレンジングなスタイルを楽しむのもファッション。次回は、このネクタイをもう少しベーシックにスタイリングすることにもチャレンジしてみたいなと思っています。
※本日ご紹介したネクタイは、コチラ







セールで購入した2本目のネクタイは春ネクタイ!:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) ウール×シルク 2者混ネップ柄タイ

こんにちは!
本日は「セールで購入した2本目のネクタイは春ネクタイ!」と言うテーマを掲げ、先日セールにおいてまとめ買いをしたことをご報告したネクタイのうち2本目をご紹介したいと思います。

それでは、まいりましょう。

■エレガントさの香る春ネクタイ。そのポイントは!?
先日ご紹介した(※)のは、スーツなどのドレススタイルに合わせることを意識して購入したウーステッドウールのハウンドトゥース柄ネクタイでした。
イージーカペッリ_ウーステッドウール_ハウンドトゥース柄タイ6
※「お得にネクタイを充実化!:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) ウーステッドウール ハウンドトゥース柄タイ

これに対して本日取り上げるのは、ジャケットスタイルに合わせることをイメージしたネクタイになります。それが、E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) のウール×シルク 2者混ネップ柄ネクタイ(ベージュ)になります。
EGカペッリ_ウールシルクタイ1

ネップと言えば一般的には秋冬ものに多くみられ、カジュアル感、カントリーテイスト感が強まる傾向があります。一方、今回購入したネクタイは2者混で、ウールにシルクが入っている点がポイント。これにより、程良い光沢感としなやかさがプラスされ、カジュアルの中にもエレガントさを失うことなく、また軽快感がある風合いに仕上がっています。
EGカペッリ_ウールシルクタイ2

仕様はいつものように、トレピエゲ(3折)の剣先のみ芯無しのスフォデラータ。ウーステッドウールで無地、またはストライプと言ったドレスの中でもど真ん中のスーツに合わせるにはカジュアルさが強いのですが、チェック柄であったり、コットンやリネン生地のスーツにはぴったりですし、ジャケパンスタイルであれば春夏にはぴったりの風合いかなと思い、購入致しました。
EGカペッリ_ウールシルクタイ3

と言うことで、先日の休みの合間に出勤した日に早速使ってみました。

■季節を追う
自分の好みのスタイルの方向性がある程度決まり、トレンドを追わなくなった今、何を追っているのか?と言われれば、それは「季節」にほかなりません。もちろん装うにあたっては、そのTPOを最も重要視する姿勢は変わりませんが、このコロナ禍の中において対面で打合せや会食をする機会が減っていますので、装いにおける制限と言うのは限りなく少ない。

そう言った状況下においてあえて追っているものと言えば、やっぱり季節です。自然を感じ、季節感を装いに表現することが、装うことの楽しみに大きな要素の1つになっているわけです。

最近では冬から春を飛ばして初夏を感じるような気温になる感覚もありますが、梅雨を過ぎるまでは気温は高くとも湿度が低く、ネクタイを心地良く締めるには持って来いの季節です。そんな心地良く晴れた日に選んだスタイルがこちらです。

直井茂明氏が監修するサルトリアシャロンで初めて仕立てて貰った綺麗なブルーのジャケット(ウール×シルク×リネン)にモンテサーロのコットン×リネンのストライプ柄シャツを選び、これにカペッリのウール×シルクのネップ柄ネクタイを合わせました。ジャケットの色と素材感とシャツの色と質感。そしてネクタイの色と風合いに統一感があり、春らしい表情を感じることが出来るように思います。
EGカペッリ_ウールシルクタイ4

これにパンツにはベージュカラーのドレスチノ、靴はブラウンのローファー(エドワードグリーン)を合わせています。
EGカペッリ_ウールシルクタイ6

全体としてあまり濃い色を使わず、またカジュアル色の強いリネンであってもシルク混を選ぶことでエレガントさも失くことなく、季節感をうまく取り込むことが出来たのではないかと考えています。
EGカペッリ_ウールシルクタイ5

このネクタイは他にもブラウンカラーがあり(チャコールは完売)、ブラウンも良い色が出ていたので正直迷いました。今回は自分のワードローブとネクタイのバリエーションを踏まえてベージュを選んだのですが、正解だったように思います。

ジャケパンスタイルが多い方は是非、チェックされてみてください♪
※今回ご紹介したネクタイは、コチラ







Mauro Ottaviani(マウロ・オッタヴィアーニ) のモダンラグジュアリーなコットンロングスリーブ クルーネックニット(2021SS)を買ってみた!

こんにちは!
本日は「Mauro Ottaviani(マウロ・オッタヴィアーニ) のモダンラグジュアリーなコットンロングスリーブ クルーネックニット(2021SS)を買ってみた!」と言うテーマで、2021SSアイテムの購入レポートをお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■ダイヤモンドのチカラ
この度2021年SSアイテムを購入しました。これまでであればネクタイから購入するのが例年のパターンだったように思うのですが、コロナ禍による生産体制の狂いもあり、今年もSharonさんでは入荷が遅れがち、かつ不規則のようです。

それでも2021年SSアイテムが入荷したと言うご連絡を頂くことでウキウキするのは服好きならでは。今期はどんなアイテムを提案してくれるのだろうと言うワクワク感をもってSharonさんに訪問し、まっさきに目が留まったのが、カリアッジやロロ・ピアーナなどの最高級の糸を駆使し、厳選されたコレクションとして展開されているMauro Ottaviani(マウロ・オッタヴィアーニ) のコットンロングスリーブ クルーネックニットでした。
マウロ・オッタヴィアーニのコットンロングスリーブニット1

色は最近のマイブームでもある淡い色合いのベージュ。余計なもたつきを取り除き、日本人の体型にフィットするように仕立てられらシルエットにモダンさを感じます。
マウロ・オッタヴィアーニのコットンロングスリーブニット2

もちろんネック周り、
マウロ・オッタヴィアーニのコットンロングスリーブニット3

そしてスリーブ、ウエストもしっかりと編み込まれており、身体に美しく寄り添います。
マウロ・オッタヴィアーニのコットンロングスリーブニット5

今回個人的に一番気に入ったのが、このダイヤモンドの柄。某ラグジュアリーブランドと同じニット生地を用いていると言いますが、ダイヤモンド柄があしらわれていることで、ぐっとモダンな印象が強くなる気がしています。これぞまさにダイヤモンドのチカラ。休日はスウェットにチノパンとスニーカー、ベースボールキャップと言ったカジュアルなスタイリングも楽しみますが、こういったモダンな洋服を着ると、とても贅沢な気持ちになり、大人になったなぁ(年をとった)と言う感覚になります。(笑)
マウロ・オッタヴィアーニのコットンロングスリーブニット4

■マウロ・オッタヴィアーニのモダンラグジュアリーなコットンロングスリーブ クルーネックニットを着てみた!
そんなモダンラグジュアリーなマウロ・オッタヴィアーニのロングスリーブニットを取り入れた休日のスタイリングがこちら。同じくオッタヴィアーニのスタンドカラーケーブルカーディガン(コットン)と合わせ、パンツにはインコテックスのコットン×リネンを用いて、ベージュのワントーンでまとめてみました。
マウロ・オッタヴィアーニのコットンロングスリーブニット6

足元にはサンローランのホワイトスニーカーを合わせ、モダンなカジュアルスタイルを意識しています。
マウロ・オッタヴィアーニのコットンロングスリーブニット8

ケーブル編みのコットンカーディガンはややカントリーなテイストもありますが、そこにモダンなダイヤモンド柄のニットをインすると言う合わせ方。
マウロ・オッタヴィアーニのコットンロングスリーブニット7

172cm 59kgでサイズは44をセレクト。もたつきのない、かと言ってタイト過ぎないフィット感が絶妙に心地良き。1枚出来ると、とても心地良く、病みつきになるかもしれません。
マウロ・オッタヴィアーニのコットンロングスリーブニット10

今回はスニーカーを合わせましたが、革靴でも合いますし、ロングスリーブなので肩掛けと言うアクセサリー的な使い方も可能です。気になる方は、是非チェックされてみてください。
マウロ・オッタヴィアーニのコットンロングスリーブニット9





お得にネクタイを充実化!:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) ウーステッドウール ハウンドトゥース柄タイ

こんにちは!
大分ご無沙汰しておりましたが、本日は「お得にネクタイを充実化!」と言うテーマを掲げ、先日まとめ買いをしたネクタイのうち1本をご紹介したいと思います。

それでは、まいりましょう。

■SharonのG.W.セールをフル活用!?
本ブログをお読み頂いている方であれば既にチェックされていらっしゃる方も多いと思うのが、私が普段お世話になっている南青山に店舗を構えるSharonさんが現在開催しているG.Wのセールイベント。

4月26日から5月6日と言う短い期間ではありますが、春夏ものを中心に最大50%Offと言う割引率でセールを行っています。オンラインショップでも対象アイテムの確認は出来ますが、私も事前に目星をつけつつ、先日ショップまで足を運んで来ました。

今回の対象アイテムは2021年SSの新作を除く、SSアイテムが中心です。新作アイテムは対象外ですが、Sharonさんが扱うアイテムはトレンドに大きく流されることの無い、シンプルでベーシックなアイテムが中心。それ故スタイルさえ合えば、長く使うアイテムばかりなので、こういったお得に購入できるイベントをフル活用し、ワードローブの充実化をはかりたいと思っています。

セールではドレス、カジュアルともに対象となっていましたが、マウロ・オッタビアーニの新作アイテム(カジュアル)を1カ月ほど前に購入していましたので、今回はドレス系をメインに考えていました。

と言っても、シャツは大よそ揃っていますし、スーツは着用が必須となる機会が減っています。またジャケットなどは遅れている2021年SSアイテムがそろそろ入荷予定と言うお話もありましたので、ネクタイをメインに揃えることに致しました。

ところでネクタイと言っても厳密に言うと、スーツ等のドレスに合わせるべきものと、ジャケパンに合わせると良いもの。更にはカジュアルジャケットに合わせやすいものなど種類があるのはご存知でしょうか?

それらは色、柄、素材等を踏まえて判断がなされるのですが、本日ご紹介するのはドレスよりのネクタイ。私は今回のG.Wセールの機会を使って3本のネクタイを購入したのですが、1本がドレス、1本がジャケパン、1本がカジュアルよりのチャレンジネクタイと言う感覚で購入をしました。

ちなみに昔はネクタイそのものの色や柄を中心に選んでいましたが、最近は明確に合わせるスーツやジャケットを念頭に置きながら、所有する他のネクタイとの違いなどを意識してネクタイワードローブの充実化をはかっています。

■E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) ウーステッドウール ハウンドトゥース柄タイ
この度私が購入したドレス用のネクタイは、お馴染みのイージー・カペッリから、ウーステッドウールを用いたハウンドトゥース柄のネクタイです。色は(チャコール)グレー。実は色違いのブラウンも所有しているのですが、使い勝手が良いので今回別カラーで追加致しました。
イージーカペッリ_ウーステッドウール_ハウンドトゥース柄タイ1

サラッとして軽やかな生地感はHOLLAND&SHERRYのウール生地を使用しており、今の時期には最適な1本。スーツ用を意識していますが、ジャケパンでも綺麗に着こなす場合には用いることが出来る、持っていると便利な1本です。
イージーカペッリ_ウーステッドウール_ハウンドトゥース柄タイ2

仕様はトレピエゲ(3折)の剣先のみ芯無しのスフォデラータで、適度にハリのある生地と芯材とのバランスも良く、コンパクトなノットと表情豊かなディンプルをつくりやすいです。
イージーカペッリ_ウーステッドウール_ハウンドトゥース柄タイ3

と言うことで、G.Wの谷間となった昨日。本来はスーツを着ていく必要性はなかったのですが、このネクタイを使いたいばかりに、わざわざスーツを着用して仕事に行きました。合わせたのは、サルトリア・ソリート(RTW)のグレーの無地スーツに、ジ・イングレーゼのグレーストライプシャツとリネンのポケットスクエア(ホワイト)。
イージーカペッリ_ウーステッドウール_ハウンドトゥース柄タイ4

足元にはイルクアドリフォリオのビスポークシューズ(セミブローグ:ブラック)をセレクト。休みの谷間とは思えないほど、ビシッと決めていきました。(笑)
イージーカペッリ_ウーステッドウール_ハウンドトゥース柄タイ5

このスーツ生地はロロピアーナのSUPER150'Sだけあった、かなり光沢感ある生地なのですが、これにあえてシルクタイではなく、落ち着いた風合いのウーステッドウールタイを合わせるのが今の気分。ディンプルも綺麗に出ていますし、とても満足度の高いお買い物になりました。
イージーカペッリ_ウーステッドウール_ハウンドトゥース柄タイ6

SharonさんのGWセール。ざっと見たところシャツやカジュアルアイテムは完売しているサイズがかなり多い印象ですが、ネクタイは色、柄ともにまだ選ぶことが出来る状態でしたので、気になる方は是非チェックされてみてはいかがでしょうか。
※今回ご紹介した商品は、コチラ