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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

クラシックなストライプ柄タイを追加!:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) ストライプ柄シルクタイ

こんにちは!
本日は「クラシックなストライプ柄タイを追加!」と言うテーマを掲げて、少し前に購入をしていたネクタイを取り上げてみたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■やや幅広な、クラシックなストライプ柄のネクタイ
この度購入したのは、2021年SSの新作である、イージー・カペッリのストライプ柄シルクタイになります。カペッリのストライプ柄シルクタイと言えば、昨年AWにも購入をしておりました。昨年購入したのは、ネイビー×ブラウン×グリーンと言うカラーリングのストライプ柄タイ(※)。
カペッリ_ストライプシルクタイ_4
※ご紹介記事:「全集中 お金の呼吸 弍ノ型 信用札2枚打:E&G CAPPELLI(イージー・カペッリ) ストライプ柄シルクタイ

やや幅広なストライプ柄がクラシックで、ヴィンテージ感も感じるあたりが新鮮。シルクもイタリアのような軽やかな風合いではなく、目の詰まった、肉厚で重厚感さえ感じる風合いが英国を思わせ、とても気に入っていました。
カペッリ_ストライプシルクタイ_1

今期のカペッリの新作は千鳥格子柄やグレンチェック柄のウールタイ、他にもモヘアや無地のタイなど、ややドレッシーな雰囲気の生地や柄が多かったのですが、私が選んだやや幅広のストライプ柄タイはスーツはもちろん、ジャケパンスタイルでもスムーズにハマりそうなカジュアルさを有しているように感じました。ちなみに今回私が選んだ柄は、ネイビー×ブラウンです。
イージーカペッリ)_ストライプ柄シルクタイ2021SS_1

ストライプ柄でも幅が細いとフレッシュさや爽やかさが強くなりますが(色合いにもよる)、今回はやや幅広と言う点がポイントです。これにより、ゆったりとしたクラッシックさやどこか懐かしい雰囲気が出るように感じています。
イージーカペッリ)_ストライプ柄シルクタイ2021SS_2

仕様はトレピエゲ(3つ折り)のスフォデラータ(剣先のみ芯・裏地無し)。
イージーカペッリ)_ストライプ柄シルクタイ2021SS_3

肉厚なシルクの生地と、これにあった適切な厚さの芯材が入っています。よってノットもご覧の通り、細すぎず、太過ぎず、ちょうど良い感じのサイズに収まります。
イージーカペッリ)_ストライプ柄シルクタイ2021SS_4

■クラシックなストライプ柄タイを使ったコーディネート
そんな2021年SSの新作ネクタイですが、購入したのがちょっと前と言うこともあって既にデビュー済み。その際はピンストライプ柄のネイビースーツに合わせてみました。
イージーカペッリ)_ストライプ柄シルクタイ2021SS_5

何の変哲もないネイビーカラーのピンストライプ柄スーツに、定番のストライプ柄ネクタイを合わせる。ベーシックなスタイルですが、随所にこだわっており、着ている本人は妙にテンションが高いです。(笑)
イージーカペッリ)_ストライプ柄シルクタイ2021SS_6

靴は悩みましたが、ダークブラウンカラーのセミブローグをセレクト。ブラックカラーだとややネクタイに対してはやや硬いかな?と言うのがダークブラウンを選んだ理由です。
イージーカペッリ)_ストライプ柄シルクタイ2021SS_7

ちなみに、AWに購入したストライプ柄ネクタイも秋冬素材と言うわけではないので、SSでも使ってみました。カラーコーディネートとしてはやや秋冬感が強い印象ですが、スーツの生地感、色のトーンでそこはカバー。
イージーカペッリ)_ストライプ柄シルクタイ2020AW_1

個人的には(かなり暑かったですが・・・)結構気に入っています。
イージーカペッリ)_ストライプ柄シルクタイ2020AW_2

ご参考までに、合わせて靴はダークブラウンカラーのホールカットでした。
イージーカペッリ)_ストライプ柄シルクタイ2020AW_3

流石にこの時期にもなると弁護士や会計士(税理士)と言った士業の方や、ビジネス上必要のある方しかネクタイを締めていませんし、ビジネスウェアのカジュアル化の波によって、平日のオフィス街でもカジュアルなスタイルの方が多い印象です。それでも、だからこそちゃんとしたドレスウェアを着こなすと良い意味で目立ちますし、レストランなどでもしっかりと対応して頂けると思いますので、機会がある方は是非、タイドアップスタイルを楽しまれてみてください。

ちなみに、今回ご紹介したアイテムはコチラ。私が選んだネイビー×ブラウンは既に完売しているようですが、私がAWに購入した色と同じ柄のものをまだ在庫があるようです。





COL(コルウ)神戸のトランクショーに行ってみた!:仮縫い編

こんにちは!
本日は「COL(コルウ)神戸のトランクショーに行ってみた!:仮縫い編」と言うテーマでお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■第三者視点で眺めたCOL神戸のトランクショーでの気づき
今年の3月にお送りした記事である「COL(コルウ)神戸のトランクショーに行ってみた!」。

その際はCOL神戸のスタイルの確認のためにサンプルのゲージを試着させて頂き、フィッターでありカッターでもある斎藤さん(※)とお話する中で、これは是非1度仕立てて頂きたい!と言う想いから生地選びと採寸を行ったことをご紹介しておりました。
※昔は縫製もされていたそうですが、現在は多忙につきフィッティングとカッティング、セールスに注力されているとのこと

そこから3ヵ月ちょっと。今回は仮縫いと言うことでホテルオークラ東京にて開催された、COL神戸のトランクショーに参加させて頂きました。
col_kobe_ts_1

そして今回はなんとブログ仲間であり、現在はインスタにて仲良くさせて頂いているシロさんと同時間帯に予約を行い、2人で訪問させて頂きました♪
col_kobe_ts_3
※蔓延防止等重点措置に伴い、健康状態の事前確認はもちろんですが、マスク着用の上、室内でも可能な限りのソーシャルディスタンスを保持しながら参加させて頂きました。
※上記は職人による手縫いのシューズ。詳細はCOL神戸さんにお問い合わせください。

これまでも様々なトランクショーに参加させて頂きましたが、同じ時間帯に他の方と同時に入ると言う機会はありませんでした。このような中で、コロナ禍の影響もあり!?シロさんとは大変ご無沙汰しておりましたので、トランクショーの合間に少しお話出来たら良いなと言う軽い気持ちで同時間帯での予約とさせて頂きました。ただ、この参加方法が意外にも新鮮な視点と気づきを与えてくれましたので、皆さまにもシェアさせて頂こうと思います。


まず、シロさんと同時間帯にご一緒させて頂いて本当に良かった!と感じたことが、第三者視点、つまり職人(COL神戸:齊藤さん)でもなく、顧客(シロさん)でもない、第三者としての視点でトランクショーを体感することが出来たと言う点です。

具体的には、第三者としてその場に立ち会わせて頂くことで、職人さんが何を気にしているのか、どんな点をチェックしているのか、どんなことを聞いているのか。また顧客がどんな点に注目しているのか、気にしているのかと言ったことを、とても冷静に把握することが出来たのです。

実際自分がオーダーをした顧客本人としてトランクショーに参加していると、当然顧客視点で仮縫いの状態を確認したり、当事者として職人さんとコミュニケーションを取ることになります。よって、より良いもの、より満足のゆくものを職人さんと作り上げることに集中しますので、案外状況を冷静に見えていない場合もあるのですが、シロさんの仮縫いの様子を第三者として横で眺めさせて頂いたからこそ感じ得た感覚でした。

そして、そんな”第三者視点で眺めたCOL神戸のトランクショー”に対して感じたことは、実は齊藤さんの行うCOL神戸のトランクショーは、初めてオーダーされる方にとって最良の選択肢の1つになり得るのではないか?と言う点です。別に私が参加させて頂いたから”ヨイショ”をしたいのではなく、事実として以下のような点からそのように感じました。

1:日本人ならではの精度の高い、細かなチェック
2:顧客の好みを把握したうえでの各種のご提案
3:スタイルに対する柔軟な考え方


1:日本人ならではの精度の高い、細かなチェック
まず、これは齊藤さんのみならず、日本の職人さん全般に言えることだと思いますが、かなり精度の高い、細かなチェックが入ります。

現在私が自らのスタイルのメインに添え、愛用しているイタリアはナポリのサルトである、サルトリア・ソリート。直近はコロナ禍もあり進行が遅れていますが、初めの数回こそ細かなチェックが入っていましたが、現在では仮縫いや中縫いでも5分前後で終わってしまう場合もあるほど。

それでも仕上げはピタッと合わせてくるあたりは流石、イタリアのトップサルトと言う感覚ですが、この辺りの進行の仕方は良し悪し、優劣ではなく、民族性などを含めたスタイルであるように感じます。

よって、ビスポークスーツ自体が初めての方がサルトリア・ソリートのようなスタイルを持つトランクショーに参加すると、場合によってはびっくりしてしまったり、不安に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。(※)
※実際にはソリートの場合はSharonの担当者が間に入り、細かなチェック、フォローをするので心配はないですし、他の海外のトランクショーも同様に、間に日本のコーディネーターが入る場合は比較的安心です。

そう言う観点からすると、仮縫いの時点で数ミリ単位の修正や補正、細かなスタイルの確認を行って貰えるCOL神戸のトランクショーは、右も左も分からない状態の方であっても安心して参加できるのではないかと感じました。

2:顧客の好みを把握したうえでの各種のご提案
また、今回特に感じたのが、齊藤さんが顧客の普段のスタイリング、好みを把握したうえで、ディティールを決めていく際に各種のご提案をされていた点にとても感心(※)致しました。
※上から目線のように聞こえたらすいません!

具体的には、今回ご一緒させて頂いたシロさんは私に比べると英国よりのスタイルを好まれており、またイタリアテイストを取り入れる際にはナポリと言うよりフィレンツェよりのスタイルをされることが多いのですが、今回の仮縫いでは、そんなシロさんが普段されているスタイル、好みを把握された上で、ディティールのご提案がなされておりました。

これに対して、私の仮縫いの際にはナポリのスタイルであったり、普段好んで着ているサルトリア・ソリートのスタイルを踏まえたディティール提案がありました。

オーダー初心者の方はご自分のスタイルが決っていない場合もあると思いますが、普段着ている服であったり、カッコ良いと感じるスタイルの写真等があれば、それを踏まえて的確、適切なご提案をしてくれるのがCOL神戸 齊藤さんのトランクショーなのではないかと強く感じました。

3:スタイルに対する柔軟な考え方
そして最後は、独自のスタイルに対して固執していないと言う点です。

ご存知の通り、COL神戸さんは日本のテーラーの中でも歴史ある、老舗のテーラーです。一般的にそう言った歴史あるテーラー(実績ある職人)の場合は、独自のスタイルを作りあげているので、基本的にはそのスタイルに沿った仕立てになることが一般的です。

もちろんCOL神戸さんにも独自のスタイルが存在し、それは私の目からするととてもクリーンで、クセのない、プレーンなスタイルに映ります。それは誰が見ても、どんなシーンであったもしっかりと場に自然と溶け込むことの出来るスタイルであるように思うのです。

しかし、若干上記の「2」とも関わってくるのですが、その独自のスタイルに固執しないのが、COL神戸さん流。自分たちのスタイルをベースに置きながらも、顧客の体型や好みに合わせて、臨機応変にスタイル(提案)を変化させると言う、柔軟な考え方をお持ちです。それは、上述したようにシロさんには英国よりのディティールをご提案しながら、私に対してはナポリのディティールをご提案してくださったことからもお分かり頂けるかと思います。

これは異文化が流入する神戸と言う土地と、これまで英国、イタリア等、様々なスタイルを持つ顧客を抱えてきたCOL神戸さんならではのバックボーンがそうさせているのだと想像致しました。

良し悪しはおいておいて、中には自分のスタイルはこれだ!と言うことで、ディティールの決定権を顧客に与えない職人もいると言いますので、自分のスタイルをもちながらも、そこにこだわり過ぎることなく、柔軟に顧客の好みのスタイルに寄り添ってくれる姿勢は、初心者にとっては入りやすいテーラーなのではないかと感じた次第です。

私自身はまだ納品前ですが、今回COL神戸さんのトランクショーに参加させて頂き、シロさんの仮縫いの様子を横で拝見させて頂いて感じたことを正直にお伝え致しました。

それでは、最後に!?私自身の仮縫いの様子をご紹介出来たらと思います。

■コルウ神戸のトランクショーに行ってみた!:仮縫い編
まず結論から申し上げますと、仮縫いとしては完璧な状態で仕上がってまいりました。
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齊藤さんは仮縫いの際にはちゃんと顧客にフィットするのかドキドキすると仰っていましたが、個人的には”仮”縫いなので、この時点での精度等は全く気にしていません。なぜなら、最後の納品時にぴったり合わせて頂くための仮縫いだと考えているからです。

ただ、それでも職人さん視点で行くと、極力仮縫い時から合わせていきたいと言うお考えがあるようです。この辺りの真面目さに加えて、実際にしっかりと体型に合わせてくる精度の高さは、日本人の職人さん、テーラーならではという感覚ですね。

ちなみに今回私が一番心配!?していたのは、生地の雰囲気です。正直私の中ではチャレンジングな色と柄でのオーダーだったので、このあたりがどういった雰囲気で上がってくるのか。ジャケットになった際にはどんな見栄えになるのかが気になっていたのですが、思っていたよりも落ち着いた印象で一安心。(笑)今のワードローブにはない、スタイルの幅を広げてくれそうな1着になりそうな予感です♪
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フィッティングは大きく修正する箇所はなく、仮縫いの時点で微修正の範囲に収まっていました。具体的には、私の体型を踏まえた肩回りや背中の調整、カマの位置の調整と言った感じです。
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そしてディティールについても、ゴージラインの高さや前下がりの角度に私の好みを”より”反映頂く程度でした。この辺りは上述しましたように、私のスタイル上の好みをしっかりと把握頂き、ゲージを試着し、採寸を行った前回の段階でしっかりと相談(Be Spoke)させて頂いた結果をパターンに確実に落とし込んで頂いた故だと思っています。
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ちなみに今回の私自身の写真は全てシロさんに撮影頂きました!前回がまさにそうだったのですが、1人だけですと服や齊藤さんと向き合うことに集中してしまい、撮影を忘れてしまいがちなのですが、今回は同時間帯にシロさんがいらっしゃったので、私のフィッティングの様子を撮影頂いておりまました。シロさん、ありがとうございました!この場をお借りして、御礼を申し上げたいと思います。

なお、今回もトランクショーに向けて齊藤さんが準備したと言う魅力的な生地が揃っていました。ド―メルのトニックなどの春夏生地はもちろん、秋冬生地も魅力的でしたし、ここには映っていませんが、私が大好きなエスコリアルもお手頃プライスのものもあり、かなり惹かれました。が、現在ソリートで仕掛中にものが多数あるのと、まずは1着をしっかりと仕立てて頂くために今回は我慢。(笑)
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次回の東京でのトランクショーは今年の11月頃を予定されているとのこと。今回のフィッティング状況だと納品も可能と言うことでしたが、初回と言うこともあるので「中縫い」を行うことで精度をより上げていくアプローチを採用し、納品自体は来年の春夏モノを着用し始める直前あたりはどうですか?と言うご提案を頂きました。

個人的には納品頂いても全く問題はなさそうな印象を持ちましたが、11月に納品を頂いても着用可能なタイミングではないことや、最初の1着と言うこともありますので、今回はご提案頂いたように「中縫い」と言うプロセスを経て納品を頂くことに致しました。

トランクショーの開催情報は、COL神戸の公式HPや、齊藤さんのインスタグラムアカウント等で告知されますので、気になった方はチェックされてみてください。