こんにちは!
本日は「1枚は欲しい!大人Tシャツ♪」と言うテーマで、先日のイルクアドリフォリオのトランクショーにて納品物を受け取るタイミングで購入していたアイテムをご紹介したいと思います。
■1枚は欲しい!大人Tシャツ♪:Mauro Ottaviani(マウロ・オッタヴィアーニ) GIZA45 コットン ニットTシャツ
この度購入をしたのは、マウロ・オッタヴィアーニの GIZA45 コットン ニットTシャツになります。

既に季節は秋へと移ろいでおりますが、やっぱり盛夏シーズンのカジュアルシーンで活躍してくれるアイテム第1位と言えば、Tシャツではないでしょうか!?
私は盛夏のカジュアルシーンでもシャツやポロシャツを着用することが多いのですが、それでも自宅から出ない日を中心に、よく着用しているアイテムと言えば、Tシャツになります。
ただTシャツはカジュアルアイテムの代表格のような選手になりますので、Tシャツを用いた際のスタイリングは当然カジュアル色が強くなることが一般的。Tシャツに合わせるのは短パンだったり、キャップだったり、スニーカーだったり。もちろん定番のカジュアルなスタイリングも悪くはありませんが、Tシャツを着ていてもエレガントな、大人のスタイリングをしたくなることもある。
そんな日のために購入をしたのが、マウロ・オッタヴィアーニの GIZA45 コットン ニットTシャツでした。以前「Mauro Ottaviani(マウロ・オッタヴィアーニ) のGIZA45 ニットポロシャツが最高過ぎた!」と言う記事でも触れたのですが、素材や色、デザイン、そして自分の体型にフィットするパターンを現時点で最も高いレベルで満たしていると感じているニットメーカーが、マウロ・オッタヴィアーニです。
よって当初はポロシャツの色違いを追加しようと考えていたのですが、現在はセールプライスと言うこともあって狙っていた色が完売。これにより、急遽気になっていたニットTシャツを購入することに致しました。
オッタビアーニの2021SSシーズンのニットTシャツとしては、「GIZA45」と「シーアイラドコットン」の2種類での展開になっています。程良い光沢感と、サラりとしたドライな心地良さがあるのが私が選んだGIZA45。シーアイラドコットンは、もう少しシルキーで艶感が強くなり、しっとり、滑らかな心地良さになります。この辺りはニットの表情が異なってきますので、ご自身の着こなしイメージに近い方を選ぶのがお勧め。

ネック周りや袖回りのデザイン、そして締まり具合、フィット感も完璧。


ニッティングの表情も美しさを感じます。

実際に着てみましたが、やはり普通のTシャツとは異なる、大人な雰囲気が強くなります。よってTシャツを用いつつも、大人な雰囲気でスタイリングをまとめたいという方にはピッタリ!ぜひ、1枚はワードローブにおさめておきたいアイテムかなと思っています。
■マウロ・オッタヴィアーニのニットTシャツを用いたスタイリング
この度私がニットTシャツを用いたのは、少し秋の気配を感じるようになった9月の下旬。ざっくりとした風合いのコットンカーディガン(ブラウン)のインナーとしてオッタヴィアーニのニットTシャツを合わせて、アクセントとしてグリーンのネッカチーフを。パンツにはブラックデニムをセレクトし、少し大人っぽくスタイリングしました。

シーアイラドコットンの場合は発色が良いのでもう少し艶感が強く、ドレッシーな雰囲気が増します。よってジャケットのインナーに合わるといったドレッシーなカジュアルスタイリング、またモードな雰囲気がお好きな方はシーアイラドコットン。私のようなカジュアルアイテムに合わせながらも大人っぽさを出したい方は、GIZA45コットンと言う選び方も良いのかもしれません。

172㎝、60㎏程度の普通体型で、選んだサイズは「44」。袖丈や着丈の長さも完璧で、とてもバランスの良いパターンになっています。

ちなみに足元にはジョンロブのレヴァー(ベージュスエード)をセレクト。ローファーなどの革靴にすると、Tシャツを着ていてもより大人っぽい雰囲気に仕上げることが出来ると思います。

盛夏シーズンは1枚で着ることも出来ますが、これからの季節はカーディガンやシャツ、ジャケットのインナーとしても活躍して貰おうと思っています。気になる方は、是非チェックされてみてはいかがでしょうか?
※本日取り上げたアイテムは、コチラ。:セールは9月30日迄!
こんにちは!
本日は「化繊は悪?は過去の価値観!?」と言うテーマを掲げて、Sharonさんのセールにて追加購入をしていたネクタイを取り上げてみたいと思います。
それでは、まいりましょう。
■化学繊維は悪!は過去の価値観!?
現在Sharonさんにて行われているセールにて追加購入をしたのは、当ブログでは定番となっているイージー・カペッリのハウンドトゥース柄のネクタイです。
ただし、これまで私が購入をしてきたネクタイとは、1つ大きな違いがあります。それが素材にTeciana(テクラナ)と言う、『その1本の糸が髪の毛の100分の1程という極細のウルトラ・マイクロファイバーという化学繊維』が30%ほど混紡されている点です。
ここ数年は特に、ドレス系アイテムの素材は天然素材にこだわってセレクトをしており、化学繊維を用いたアイテムは”あえて”避けてきたという経緯があります。
化学繊維は皺になりにくかったり、ストレッチ性や撥水性を加えたりと言った機能性をアイテムに付加する観点で用いられていることもありますが、その一方で”コスト削減”と言う観点で用いられることも多いのが実情です。
近年はアパレル系の素材にかかわらず、発展途上国等の経済力の強化により、世界中で需要が急増、供給が不足していることから様々な素材、部品等の価格が上昇しているという背景があります。もちろん上記以外の要因もありますが、いずれにしてもモノの価格が高くなっている。
これに伴い、メーカーや卸は小売価格を抑えるために様々な施策を行っており、その1つとして天然繊維に比べて安価になることが多い、化学繊維を素材や芯材に用いて、価格の上昇を抑えています。
例えば機能性の観点から化学繊維を取り入れたアイテムは、それそのものがアイテムとしての魅力を形成するのですんなりと受け入れることが出来るのですが、クラシックなメンズドレスウェアに限っていえば、やはり天然素材が基本です。これまで化学繊維を用いたアイテムを購入したこともありますが、個人的な価値観でいえば、風合いや質感、色合いなど、どれをとっても天然繊維と同等、もしくはそれを上回る魅力を持っているものはありませんでした。
しかし、「時代性にあったロロピアーナのPecora Nera®(ペコラ・ネラ®)! 」と言う記事でも触れていたように、ファッション業界が環境に負荷を与えていたり、動物虐待とも捉えかねない行為が問題として取り上げられ、これを少しでも回避、低減する方法が意識される時代となってきています。
そういう点を踏まえると、今後はドレスウェアアイテムであったとしても、どこかで化学繊維を意識せざるを得なくなるのかなと思っていた矢先に出会ったのが、上述したテクラナを用いたイージー・カペッリのネクタイでした。

まずは見た目と風合い。一般的に化学繊維が用いられているネクタイはシルクや極細のウールとは違う、ちょっと違和感のある光沢を感じるのですが、今回はHOLLAND&SHERRYのsuper120sWorstedが70%を占めているからか、かなり自然な風合いに近い感覚を覚えました。

仕様はいつものようにトレピエゲ(3つ折り)の、スフォデラータ(剣先のみ芯・裏地無し)。

オーナーさんからテクラナが入ることで適度なハリ感と、皺になりにくいという説明を頂いたのですが、触り心地も化繊特有のゴワゴワ感がなく、しなやか。また、一般的にHOLLAND&SHERRYのsuper120sWorstedでれば、もっとソフトな触り心地になると思うのですが、適度なハリ感を感じるのは、テクラナの効果でしょうか。

いずれにせよ、化繊の有無を差し引いても、単純にアイテムとして魅力的に感じましたので、セール価格と言うこともあってワードローブに向かい入れてみました。
■Super120sWorsted70%×Teciana30%:イージー・カペッリ ハウンドトゥース柄ネクタイを締めてみた!
と言うことで、先日さっそく使ってみた際のスタイリングが、こちらになります。
サルトリア・ソリートのストライプ柄グレースーツに、サックスカラーのシャツはルカ・アビターヴィレ、ポケットスクエアはジ・イングレーゼ。

靴はイルクアドリフォリオのセミブローグ(ブラック)です。

やはり生地の持つハリ感、そして芯材とのバランスも良いのだと思いますが、ご覧の通り、自分でも惚れ惚れするような!?美しいディンプルを作ることが出来ました。言われれば化繊混のような光り方や風合いかもしれませんが、この程度であれば個人的には全然許容範囲です。

今後は化繊だからと言うことで理由もなく敬遠することはせず、しっかりとアイテム自身の魅力を確かめながら、ファッションを楽しむものの1人として、少しでも環境負荷等を軽減するものも選んでいきたいと思うのでした。
※本日ご紹介したアイテムは、コチラ。