LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のセミワイドカラー・ドレスシャツ(LUCIANO) を購入!
こんにちは!
本日は、少し前に購入したアイテムをご紹介したいと思います。それは、2016年SSのセールで購入し、その着心地に高い満足度を覚えましたLUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)のシャツです。
SSのセールでは格安になっていた秋冬物のカジュアルシャツを購入したのですが、購入したセール価格を考えますと、その品質とのバランスが良かったので、是非ドレスシャツも試したいと思っておりました。そんな矢先、粋な着こなしさんでボレッリのドレスシャツが格安になっているのを見つけ、この度捕獲した次第です。
※以前の記事:「LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)の製品洗いホリゾンタルカラーシャツを購入!」
それでは、早速ご覧頂きましょう。
■着こなしの幅を広げる!?白ぬきのストライプシャツを始めて購入!
さて、この度購入しましたのは、ネイビーベースに白抜きのストライプと言う自身初!?のドレスシャツ。これまでのドレスシャツと言えばサックスをベースカラーとして愛用しており、フォーマル及び少しカッチリした着こなしや、色・柄物とのバランスを取ったりする際にホワイトを活用すると言うのが定番でした。よって、濃い色のドレスシャツは初めての購入となります。
襟型は『世界で最も美しいセミワイドカラーシャツ』と謳われたこともあり、またルイジボレッリの顔でもあるLUCIANO(ルチアーノ)のアップデート版です。昨今の細身のシルエットに合わせて、『衿羽根、衿腰、前台衿の三箇所が、従来のものよりも短く(低く)モディファイ』されていると言います。
また、使用されている生地は、『目が細かくハリのある細番手ブロード』。感覚的には120番手前後位でしょうか。タグの種類もカジュアルラインとは異なりますね。
程良いシルクのような光沢感と、ハリ感。これは、イタリアにおける三大シャツ生地メーカーの一つであるALBINI(アルビニ社)傘下のThomas Mason(トーマスメイソン)のものなんだとか。トーマスメイソンは英国王室御用達としても有名ですが、シャツの生地としてトライするのは初めてかもしれません。
現在展開しているルイジボレッリのシャツのほとんどはマシンで仕上げられており、さほどハンド工程が多いわけではございません。よって、今回購入したシャツも手縫いの工程は5、6カ所位でしょうか。それでも着心地に影響を与えると言われる襟付けや、
丁寧に縫い付けられた袖付けは手縫いです。
もちろん、腕や肩周りの運動量に影響を及ぼすイセ込みも、手縫いならではのイセの量をしっかりとって、イセ込まれております。
そして、ザンパテグリアート(鳥足付け)なボタン付けも手縫いです。
ただ、ボタンホールはミシンでした。ボタンホールは数が多いがために手縫いで行うとコストが上がってしまいますし、着心地に影響を与える部分ではない上、ボタンを締めれば殆ど見えません。よって、そのあたりは合理性を優先しているのだと思われます。
それでも、剣ボロにはコイル状閂止めが施されておりますし、
ルイジボレッリの紋章ロゴをあしらった五角形のガゼットも、手縫いで縫い付けられておりました。
また、ヨーク部分にもハンドステッチが見受けられます。
もちろん手縫い工程が多いから良いシャツ、と言うわけではありませんね。縫製は良いシャツにおける大切な要素の1つでしか無いですし、縫製と言っても手縫いかマシンか、と言うだけでは無く、縫いしろをどのようなラインで縫い上げていくかなども重要です。
ただ、少なくとも言えることは、プロパーで3万円台中盤のシャツとしては高いパフォーマンスを有しているのが、このルイジボレッリだと言う事だと思います。ちなみに、私はセール価格(約2万円)で購入しておりますので、満足度はもっと高いです。(笑)
恒例と言うことで「悩めるトルソー君」にも着せてみましたが、日本人向けのパターンを採用しているという事もあってか、とてもバランス感が良いように感じます。
生地のハリ、コシに加えて、襟は接着芯(※)で仕上げられておりますので、私の所有するシャツの中では比較的シャープな表情を持っていると思います。
※まだ洗濯をしていないので不明ですが、もしかしたら半接着と言うこともあります。
ノータイで使う事はあまり想定しておりませんが、ボタンを開けた際の開き方も綺麗です。
縫製が手縫いかミシンかによって最も顕著に影響が出るのは、個人的には”雰囲気”だと思っています。そいう言う意味ではボレッリのカジュアルシャツは、どうしても工業製品的な香りが私には強いように感じたのですが、不思議とドレスシャツの方は、そこまで強くは感じませんでした。
背面にはダーツが入り、人体のラインに沿うように設計されております。
ボレッリはインターナショナルなブランドと言う事もあって、ナポリのブランドながら、あまりギャザーなどを全面に見せるようなモノづくりはしておりません。よって、バックヨークもスッキリした表情をしています。
肩周りもご覧の通り、イセ込みによる雨降りを上手く消しておりますね。
日本人仕様に短く設定された袖丈のお陰で、お直しはいらなそう。直すとしても、カフのボタン移動で十分です。
と言う事で、自身初のルイジボレッリのドレスシャツという事もあり、少し多めの画像でご紹介致しました。
今回はセール価格という事もあり、今まで着たことの無いようなネイビーベースのドレスシャツにチャレンジしてみたわけですが、これから着こなしの方法を考えてみたいと思っています。是非、皆さまからの着こなしに関するアドバイス等がございましたら、ご教授くださいませっ!