Sartoria Solito(サルトリアソリート)のカシミア ヘリンボーン柄シングル3Bジャケットを購入!:Solito house exclusive per Sharon
こんにちは!
2017年最初の購入レポートは、私が現在最も気に入っているサルトリアの1つである、Sartoria Solito(サルトリアソリート)からカシミア ヘリンボーン柄のシングル3Bジャケットをご紹介させて頂きます。
実は昨年購入し、まだご紹介していないアイテムがこのソリートのジャケットも含めて結構あったり致します。この年末年始ではセールにおける戦利品があまりございませんでしたので、年始はそんな買い貯めてあったアイテム!?をご紹介させて頂きながら、スタートしたいと思います。
それでは、まいりましょう。
■大人の、大人による、大人のためのジャケット!?
Sharonさんにて取扱うサルトリア・ソリートの吊るし(既製品)のアイテムは全て、『Solito house exclusive per Sharon』のレーベルで展開されていることは、以前も「ナポリ仕立ての最高峰!Sartoria Solito(サルトリア・ソリート)がSharonさんに降臨!」と言う記事でご紹介しておりました。
『Solito house exclusive per Sharon』は、Sharonさんがセレクトしたエクスクルーシブなファブリックをもとに、ナポリ仕立てのBIG4たるサルトリア・ソリートが仕立てると言うアプローチで生産されております。
しかも、その数年間わずか50着(春夏で25着、秋冬で25着)!その上、Sharonさんが2016年のSSより独占販売権を交わしておりますので、日本においてサルトリア・ソリートが手に入るのはSharonさんだけと言う状況となっておりますことは、既にお伝えした通りです。
とは言え、私がサルトリアソリート(Solito house exclusive per Sharon)が好きな1番の理由は、ナポリ仕立てのBIG4たるブランドであるからとか、年間50着と言う希少性ゆえではなく、やっぱり着た感じの印象がとてもカッコ良いと思うから、と言う至ってシンプルな理由です。
以前ソリートのことを「究極の普通」と表現致しましたが、ナポリ仕立ての源流であるロンドンハウスの直系のサルトリアであることから、ヴィジュアル上のスタイルは英国の正統なスタイルを汲み、シンプルでベーシックなスタイルであると言う印象を受けます。
それでも、柔らかい表情の肩まわりやヴァルカポケットなど、正統な英国のスタイルからナポリ仕立てに変化していった要素をしっかりと取り入れながら、特徴的なラペルの雰囲気や男性らしいチェストのボリューム感は、ソリートのそれであることを静かに主張すると言う絶妙さ。
一見するとごく普通のスーツやジャケットですので、仕事やプライベートに着用したとしても、例えば仕事よりも先に服が前に出てしまったり、一緒に歩いている嫁さんや子供よりも自分の服が目立ってしまうようなことがありません。
つまり、ヴィジュアル面においては至って普通のスーツであり、ジャケットなんだけれども、着ている人が心地良く、また好きな人だけが分かるような細かなディティールは、まさに「大人の、大人による、大人のためのスーツ/ジャケット」と評するに相応しい1着かなと思っております。
私はシャマットのような一目でそれと分かるアイコンを持つ、気分が高揚するような仕立てのサルトリアも好きですし、チェックや特徴ある素材で仕立てられたジャケットも好きなのですが、やっぱりどれが一番好きかと言われると、今はソリートのような”一見すると普通なのだけれど、”好きな人には分かる”と言う類のモノ、と答えられるような年齢になってきたようです。
もちろん好きなスタイル、ディティールは人それぞれですので、サルトリアソリートが全ての人にとって最高の1着になるとは全く思いませんが、上述したような価値感、感性にご共感頂けるような方であれば、私は自信を持っておススメしたい1着であります。
そんなサルトリアソリート(Solito house exclusive per Sharon)ですが、2016年のAWコレクションも、極上の生地を使ったスーツやジャケット、コートなどが少数ながら入荷しており、モノによっては一瞬で完売してしまったようです。
個人的には昨年オーダー会に参加させて頂き、スーツをス・ミズーラ(ビスポーク)させて頂きましたので、吊るしの方は見送る今回予定だったのですが、あまりの素敵さに高ぶる気持ちを抑えることが出来ず!?、1着ながらいかせて頂きました。
それでは、そんな我慢しきれなかった1着をご紹介したいと思います。
■Sartoria Solito(サルトリアソリート)のカシミア ヘリンボーン柄シングル3Bジャケットをご紹介
この度購入しましたのは、こんなベージュカラーのシンプルでベーシックなシングルジャケット。実は、入荷予定の生地を最初に拝見した際に、最初に気になったのが、この生地だったのです。
インスタグラム(ID:NFLD_rm55)をチェック頂いている方であればご存知かと思いますが、私は結構ベージュを多用致します。現在持っている秋冬用のベージュカラーのジャケットはボリオリのツイード素材のモノ。最近好みの感覚からしますとタイトな上、気に入っていたことからかなり着用しておりましたので、大分ヘタってきておりました。よって、この秋冬の間に出来れば”アップグレード”したいと密かに思っていたのです。
ただ、上述しましたようにオーダー会にて既に1着スーツを発注させて頂いたことや、年初の記事にも記載しましたように、今後秋冬のスーツやジャケットにつきましてはス・ミズーラ(ビスポーク)主体で考えて行こうと考え始めておりましたので、当初は見送る予定だったのです。
しかし、実際に着てみるとやっぱり物凄く魅力的。。アリストンのカシミア100%の生地を使ったジャケットは羽織ってみると想像以上に軽く、またSharonさんではファーストシーズンから修正を加えてカマの位置を変更するなど、着心地の良さを大きく高めていたことから、ちょっとした感動を覚えるほど良かったのです・・・。
ふわっふわのカシミア生地は思わず頬ずりをしたくなるほどの幸福感をもたらしてくれましたし、可動性をより向上させた肩周りに感動した私は、悩みに悩んだ末に購入する決意をしたのでした・・・。
ちなみに、他にも同じくカシミア100%のコートや日本ではなかなか入手できないような生地を使ったスーツなどもあり、そちらにも心が大きく揺れたのですが、初志貫徹、当初の想いを最後まで貫いた次第です。と、なんだか頑張った人かのように述べておりますが、ソリートの魅力に負けてしまった、ただのダメな人です。(笑)
しかしながら、私がこれまでSharonさんで購入させて頂いたモノは例外なく全て、「買って良かった!」と心から思えるほどの品々で、後悔したことがこれまで1度もないのが自慢だったり(誰に対するっ!?)致します。よって、こちらのジャケットも、きっとこれからの私の人生を一緒に過ごしてくれる大切な相棒になることは間違いございません。
ちなみに、サルトリアソリートの仕立てによるジャケットに対してはいつも感じるのですが、トルソーに着せて撮影した場合と、自分自身が着用して撮影した場合では、受ける印象が大きく異なります。
どちらがカッコ良いと思うのか、と言う質問は愚問以外の何物でもないのですが、人体が中に入るのと、そうでないのとでは、ラペルのロール具合や弧の描き方、ヴァルカポケットの表情やフロントカットの開き方が大きく違うように感じるのです。
私自身、本Blogを始めてからと言うもの、それなりに多くのスーツやジャケットと真剣に対峙してきたという経験があるからか、ラペルの太さやロール具合、ヴァルカポケットや釦、ポケットの形状や位置などに違和感があると、最近は直ぐに気付いてしまうようになりました。
それこそ昔はカッコ良いなぁと思っていた服であったとしても、今改めて見てみますとヴァルカポケットの位置や大きさに違和感を覚えたり、釦の位置やラペルの雰囲気が気になってしまったりすることが多々ございます。もちろん、それらはその服自体に問題があるから、と言うわけではなく、自分の好みや感性がよりハッキリとしたものになって来たからと解釈しておりますょ。
そのようなことから、例え同じサルトリアソリートのジャケットであったとしても、トルソーに着せるのと、生身の人間の体が中に入るのとでは、受ける印象が異なってくるわけですね。
そう言う自分の感覚の変化に気付きますと、これまで購入してきた数多くの服は、やっぱり”消費”ではなく、自分を成長させるための!?”投資”であったのだ!と言う私の考えが正統化出来るようで嬉しくなったり致します。(←結局、ここが言いたい・笑)
と言うことで、最後に年末にインスタグラムにポストさせて頂きました、本日ご紹介したジャケットの着用イメージをご紹介しておきたいと思います。
ちなみに、サルトリアソリート(Solito house exclusive per Sharon)の2016-2017AWコレクションですが、モノによってはサイズが分納になっているようで、まだ残っているものもあるかもしれません。気になる方は、是非店頭にてご自分の目と体でチェックされてみてください!
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